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神宿る手
神宿る手
宇神幸男/講談社
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総合評価

4件)
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    第二次大戦を境に、40年余りに渡って姿をくらましていた天才ピアニスト、バローが突然アルバムをリリース。その連絡を取りまとめているのが、これまた謎の女夕子。バローを日本のステージに立たせることは可能なのだろうか? 音楽雑誌の編集員蓮見と、島村夕子を絡めるために、あれやらコレやらスキャンダルを盛り込んでいるので、ストーリーとして飽きないようには作られている。 さらに音楽評論家だけあって、クラシックの作品に関する素晴らしい解説だけでなく、演奏手法などに関する蘊蓄を絡めたりするあたりは流石である。 ただ、デビュー作ということもあり、トリックやネタなどに出し惜しみがないところは好感が持てるところでもあるが、ラノヴィッツを失脚させる必要があったのかどうかは疑問だ。 また、主人公の名前でネタにするのかと思いきや、全く触らずに終わったのは、自作でまた出すんでしょうかね? 本人もあとがきでがいているが「ミステリではない」というのは本当であろう。最後でどんでん返し?と見せかけての大団円は、ちょっと蛇足であった。

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    投稿日: 2018.05.04
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    作者が頑張って書いたんだな、と思った。 ちょっと言葉の使い方が読みにくいけど、まあしょうがないか。

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    投稿日: 2013.05.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

     これが書かれたのは、元号が昭和の時代なのか。  携帯電話がなかったり世界への距離感(インターネットや国際電話で簡単に連絡がとれない)があったりと、確かにその通りなんだけれど「古い」という感じのない小説である。  そして小説では決して聞こえないはずの音(しかも普段縁のないクラシックである)が聞こえてくるような気がするんだから面白い。  面白かった。

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    投稿日: 2012.07.03
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    クラシック音楽が好きな人には楽しめるストーリーだと思います。 ミステリーと言っても殺人は一切なく、気楽な内容です。 著者の宇神幸男さんがどれだけ音楽に精通した方かは存じませんが ショパン・ノクターン遺作cis-mollについての表現には驚きました。 ......孤独が純粋結晶したような曲尾の音階の反復...... うおぉーーっ、言葉で表すとそうなるか…。 なんて清らかで美しいのでしょう。目からウロコでした♪ クララ・シューマンの小品は即チェックし、早速楽譜を購入しましたよ。 続編「消えたオーケストラ」もあるらしいので、 機会があれば読んでみたいです。 でもその前に、、 ピアニスト系恋愛小説「水のゆくえ」、、このタイトルは非常に魅惑的です♪ きっとこちらを先に読むと思います。

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    投稿日: 2010.10.26