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未来のだるまちゃんへ
未来のだるまちゃんへ
かこさとし/文藝春秋
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総合評価

62件)
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    5、6年ほど前に読んだのかな 読了後、かこさとしさんの生き様や思いが、ひとつの指針となった。 読んで良かった。

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    投稿日: 2026.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「子どもっていうのは白紙なんだから、大人がきちんと教育してやれば、好きな色に染められる」みたいなことを言ったりするけれど、僕に言わせれば、冗談じゃない。 子どもには子どもの世界があって、ひとりひとり、自分でちゃんと考えているし、自分の好みや判断を持っているのです。 昨年富山にひとり旅行をした時、ガラス美術館に併設されている図書館で、ハードカバーのこの作品が表に飾られていた。冒頭を読んで泣きながら、いつか買うぞ、と思っていた。 そして先日の静岡旅行で文庫版を見つけ!即購入。買ってよかった読んでよかった。 かこさとしさんのことはもちろん存じていて、特に『からすのパンやさん』は大好き。小さい頃から何度も読んでいるし、パンが並ぶページは今もすぐに思い浮かぶ。読み直す時にもウキウキする。 絵本作家として、子どもに対する大人として(かこさとしさん自身は自分を確固たる大人とは思っていないと推察するが、子どもを慈しむ対象として最上であるかこさとしさんを称するものとして大人という文言を添えさせていただく)、こんなに素敵な方だったのだ、と感動。このような人が子どもに届くように絵本を書いてくださっているの本当に嬉しいなあ。 戦争の「死に残り」と表現されていたの、心に重いものが残った。でもこのように残って、表現してくださったから、『からすのパンやさん』や『だるまちゃんとてんぐちゃん』を楽しんでいた子どもだった私も、今ここでこの本に涙して救われている大人の私も存在できているのだ。 好きな文章を挙げると本1冊になってしまうので、抜粋していくつか。 「子どもは、生きるエネルギーを日々、空費したり、乱費したり、浪費したりしながら、成長していく。あまりにもとりとめなく、行き当たりばったりで、まったく非効率的に見えるかも知れない。 ですが、その野放図で、自由で、とりとめがないことこそが実は肝心で、自分で間違えたり、失敗したりして、行きつ戻りつしながら、ぐんぐん伸びていく時にしかわからないことがある」 「はじめは考えなしにやったっていい。しくじることも、あるだろう。 だけど、しまったと思ったら、次は考えろ。自分でよく考えて、自分をちょっとずつ変えていけばいい。そうして、失敗を乗り越えてゆけるのが人間で、君もその一員なんだよ。 僕はそう伝えたいのです」

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    投稿日: 2026.03.25
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    「だるまちゃんシリーズ」「どろぼうがっこう」から「ピラミッド」などのかがく絵本まで、幅広く描かれたかこさとしさんの生涯、そしてこどもたちへの思いががよく分かる。 セツルメントで出会った子達に、真摯に向き合いすぎて、我が子と遊ばなかったのは意外だったし 絵本を書きながら昭和電工に25年も勤めていたこともびっくりだった。 その中で、印象的だったのは、そこで原子力発電の重水を作っていて、そこに研究室もあったので、勉強もしていたとのことだった。 かこさんが、かがく絵本の1つとして、原子力発電所をずっと描きたかったと言っていた。でも描くことのなく終わってしまった。理由は……。 大人になってから改めて「ピラミッド」の絵本を娘と見た時、あまりにもよくできていて驚いた。マクロからミクロ至る面白さが本当に素晴らしかった。 かこさとしさんが亡くなった今、かこさんに顔向けできるような、おとなになれただろうか。こどもに、ちゃんと大事なことを伝えられるおとなになれているだろうか。 核の脅威、戦争の脅威から未だ逃れられず、恥ずかしくもある。 だるまちゃんを読んで育っていった大人なのに。

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    投稿日: 2026.03.17
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    カラスのパン屋さんやだるまちゃんとてんぐちゃんの絵本を描いた作家の自叙伝である。自分が戦時の軍国主義の子どものときからどのように育ち配線を迎え、さらにセツルメントで子どもとどのように関わり、45歳になって会社と絵本作家の二本の草鞋を脱いで絵本作家になったいきさつまで、丁寧にかいてある。さらに原発事故についての説明をしない大人についても戦時と同じである、という指摘は新鮮であった。教員養成大学の学生にもぜひ読んでもらいたい本である。

    0
    投稿日: 2026.02.16
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    こんなにひとつのことに邁進できるのか。こんなにも人間の可能性と意味を信じられるのか。ここまで長く情熱を持ち続けられるのか。そしてここまで利他に徹することができるのか。 ページを繰るほどに感動。 作者のメッセージが胸に迫るのは、こんな人生を歩まれてきた方だからなのだと腑に落ちた。

    0
    投稿日: 2025.11.14
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    「終戦から80年経った今だからこそ、読んでほしい1作だと感じた。 多種多様な生き物たちが互いに様々な問題を抱えながら生きているこの時代だからこそ、読んでほしい。 私たちは一体、何のために歴史を学ぶのか? もし、まだ何も知らない小さな子どもにそんな問いをかけられたら、私は間違いなくこの本の話をする。 "かこさとし"という有名な日本人絵本作家のことを話す。彼が生まれ落ちてから亡くなるまでに見てきたもの、感じてきたもの、伝えたかったことを私は、後世にも繋げたい。」

    0
    投稿日: 2025.08.20
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    2025/06/21読了 「子どもは一人の個人。だから大人と子どもは人間対人間」分かっているけど、わが子相手だとこれが本当に難しい。成人してしまったわが子を思い、反省。この本は子育て期に読みたかった。 子どもたちの明日はいつまでも自由で明るくて夢がいっぱい。大人は見守ることこそ大事、手助けはほんのちょこっとでいい。見守りながら子どもから教わることは多い。

    0
    投稿日: 2025.07.22
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    工学博士で昭和電工の技師も勤めた絵本作家による、「こども」をテーマに書かれた半生記のような絵本論のようなメッセージ ご自身の感覚に合わせながらこども達を物凄く観察していて、こどもに対する感覚を改めさせてくれる 終戦で価値観が変わったことやその後の日本の様子がうかがえて興味深い 私自身子供の頃この方の絵本が大好きであった。その後も色々書かれていることを知れた。是非読んでみようと思う

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    投稿日: 2025.03.17
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    絵本作家かこさとしさんの自伝のような本。軍人を目指したが叶わず、終戦とともに失望したかこさんは、同じ失敗を子供達が繰り返さないように、川崎のセツルメントで活動を始める。子供たちと触れ合う中で、多くのことを子供たちから教わる…。 会社員として仕事には全く手を抜かず、絵本作りにも本気で取り組むキャパシティの大きさ、決意の強さに感銘を受ける。

    5
    投稿日: 2025.02.15
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     かとさとし先生の絵本にはもちろんお世話になっていたし、だるまちゃんも大好きだったけど、こどもの頃は作者という概念もなかった。長じてから、あれもこれも同じ人が描いていたのかとやっと気づかれるのが絵本作家というものだろう。  大人になったあとも、絵本作家の大御所くらいにしか認識していなかったし、特別ファンというわけでもなかったが、表紙のだるまちゃんが懐かしくて手にとった。初めて訪れた駅でたまたま立ち寄った小さな本屋の品ぞろえが気に入って、応援したい気持ちもあって購入した。  かこさとしは、終戦を19歳で迎える。軍国主義から手のひらを返したように態度を変えた大人に絶望し、未来を子どもたちにみた。東大を出て、会社員として働きながら、セツルメント活動、絵本や劇の創作、研究や論文執筆(博士号取得)に取組んでいたという。こんな人だとは全く知らなかった、専業の絵本作家だと思っていたし、科学的な絵本も手掛けているのはなんとなく知っていたけど、依頼を受けて何でも描いていたのだろうくらいに思っていた。  本書ではどんな意志をもって、仕事に子どもに人生に向き合っていたかが本人の言葉で語られている。セツルメント活動への情熱、子どもの文化や人格に対する敬意が印象的だった。また、自身の家族のことはほぼ放っておいたらしく、家庭人としては落第だったと素直に吐露されている。ご家族以外は知る由もないが、昭和の男性の働き方や家庭との関わりを考えると、それを自伝に書けるのが正直なお人柄を語っていると思うが、そもそも「こどもは自分で遊ぶものだ」「自分にはやらねばならぬことがあるのだから、たとえ暇があっても遊ばない」という主義だったそう。  最近の子どもを見ると、学校や学童保育、習い事で常に大人に管理されると感じる。少子化や生活時間の違いのせいかもしれないけど、街をぶらぶら歩いている子どもとか自転車で群れをなしている子どもを全然見かけない。私が子どもの頃は学校が終わったら友だちと公園で遊んで、チャイムが鳴れば家に帰って親の帰宅を待っていた。かぎっ子だって珍しくなくて、寂しいと思ったことすらなかった。心細く感じることもあったけど、そういう子どもの心理をあらわした児童文学もたくさんあった気がする。大人なのに、子どものそういう気持ちを描ける作家さんたちは本当にすごいと思うし、時代が変わってもちゃんと子どもに支持されていて感慨深い。

    3
    投稿日: 2025.02.01
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    子どもと関わる大人として、背筋が伸びるような読後感。からすのぱんやさんしか知らなかったわたしが数年前かこさとし展に行ったときに、「なんてかわいい絵!」「科学絵本ってすごい…!」「なんて真剣に子どもと向き合って絵本を描く人なんだろう!」とひとしきり感動していたのだけど… かこさとしさんの生き様をもっともっと深く知れて、より憧れや尊敬の気持ちが強くなった。子どもをよく観察し、子どもから教わる。凄い人ですね。

    0
    投稿日: 2024.10.28
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    友人がSNSで紹介していたのを機に購入。お名前は知っていたが、なぜか絵本に触れることもなく過ごしてきた。しかし、一読して、素晴らしい表現者であることに唸らされた。覚悟もやり方も、表現も、とても簡単に真似できるようなシロモノではない。けれど、物語を書くものとしてハッとさせられる箇所、学びを得る箇所はたくさんあって、なにより「正直」に居たいと痛感した。 (24.7.30.奥さんのことを書かない作家はちょっとな、という自分流分類を思い出し星ひとつ減) 余談だが、戦中から戦後の「手のひら返し」は、皆川博子さんの幻想短編集「蝶」や、ドナルド・キーン氏の「日本人の戦争 作家の日記を読む」中の永井荷風らの著述にて、文人の目にはやはりそらぞらしかったことが述べられている。

    0
    投稿日: 2024.07.12
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    「だるまちゃんとてんぐちゃん」、「からすのパンやさん」は、本当に何度も何度も読んだ絵本。 優しく、温かくワクワクする絵本はどうして生まれたのか。 かこさとし先生の覚悟と生き方を少し覗かせてもらいました。 自分で考えて選択すること。大事にしていきたい。

    1
    投稿日: 2024.03.06
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    生い立ちや戦前戦後の中で生き抜くストーリーに惹きつけられる。こういう人から生み出されたんだ。だるまちゃんやからすちゃん

    1
    投稿日: 2024.02.10
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    すごく良かった。 絵本作家のかこさとしさんのエッセイなんだけど、ですます調で書かれていて堅苦しくなく、人柄もでてとても優しい文体。 一章と二章のかこさんの少年時代や青年時代の話が面白かった。 子供を語る大人って、子供を神聖視してるというか、純粋無垢な存在だと言う人が多くて私はいつも違和感を感じてたんだけど、かこさん曰く「『子どもっていうのは、純粋無垢の天使だ』なんて言い出す方がいると、だから、もうゾッとしちゃうんですね。」と。めちゃくちゃ頷いてしまった! 子供って結構残酷だし、嘘つきでずるい。 でもそう言う悪いことをして失敗して自分で考えて善悪を分かっていくんだと。 かこさんは本当に子どもが好きなんだな。 なのに自分の子どもとは全然遊んでやらなかったらしく、そこは残念だったな。笑 今度久しぶりにかこさんの絵本読んでみよう。からすのパン屋さん懐かしいな。 このエッセイはずっと手元に置いて置きたい本になった。

    2
    投稿日: 2024.01.25
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    子供の頃から大好きでお世話になっているかこさとしさん 御自身の子供の頃のお話から、子どもに対する接し方までどうして絵本作家になったのか、子どもとどう付き合うべきか、かこさんの思いや考えがたくさん詰まってた 子供の頃は何の気なしに読んでいたけどあそこまで深く考えて絵本を作られていたとは 私も子供心を忘れずに子育てしていきたい

    1
    投稿日: 2023.12.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    かこさとしさん、なんて大きな温かい視点で、絵本を書いていらしたのでしょう。 命をかけた人々の思いを胸に、戦後の全ての変化から、迷いながら大切なものを自分の視点で考え、子どもたちの未来に行きついたこと。仕事も、絵本作家としても、人生そのものに妥協せずに、誠実に生きていらしたこと。どの絵本も子どもたちから学んだことを隅々にまで気を配り、よく考え考え、作り上げてきたこと。 特に科学絵本を書く際に、子どもたちに向けて責任を持って「見取り図を描く」姿勢には頭が下がる。 戦争に深く後悔されたかこさんだからこそ、非戦の絵本を読んでみたかったとしみじみ思う。

    2
    投稿日: 2023.09.12
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    大好きな絵本作家のかこさとしさんの著書。 私は子どもの頃まさに「子どもは大人が考えている以上に物事を考え、感じ、理解している」のに、語彙力や表現力がないためにそれを理解してもらえず子どもながらに侮られてると感じたことがあった。 その思いが文章として綴られていて強く共感し、嬉しくなった。 この本を読んでこどもを1人の人間として尊重することを大切さが改めて身に染みた。

    0
    投稿日: 2023.06.13
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    かこさんが亡くなられて数年。かこさんは今頃、どこかで今の日本を見ておられるのだろうか?どんなことを危惧し、どんなことを思っておられるのだろう。 「子どもは子どもなりに持っているもの、考えていることが必ずあるはず」という一文。子どもを見る上忘れてはいけない。侮ってはいけない。子どもは「小さい人」だ。 最後の数ページは特に胸に響いた。 「生きるということは、本当は、喜びです。 生きていくというのは、本当はとても、うんと面白いこと、楽しいことです。」 それを多くの子どもに感じて、知ってもらいたい。 戦前に生まれ、敗戦ですべてのことがひっくり返り、戦後を生きてきたかこさんの言葉は重かった。

    0
    投稿日: 2023.05.29
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    子供がかこさとしの絵本が大好きなので読んでみた。すごくいい本だったので、夫にも読んでもらった。とにかく一読の価値あり。

    0
    投稿日: 2023.02.26
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    かこさとしさんを「文章が上手い」という視点で読んだことがなかった。こんなに上手いとは。実体験だからこそ重みのある、それでいて軽やかな文章。実の娘さんについての記述はガンジーや井上ひさしを思い出した。複雑。そして、かこさんの経済から体系立てられた「戦争」の絵本、読みたかった…。

    0
    投稿日: 2023.02.23
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    かこさんの絵本が大好きで、展覧会でこの本の一節が紹介されていたことがきっかけで本書を手に取りました。 かこさんの幼少時代から絵本作りに至るまでの経緯等、かこさんの人間性に触れられた気がして温かい気持ちになりました。

    1
    投稿日: 2022.11.20
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    かこさんのバックボーン、創作秘話などがわかる。 子どもと接する活動から多くを学び、創作にそれが活きていることがわかりました。 子どもを決して侮らずに接しています。

    1
    投稿日: 2022.10.29
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     かこさとしさんの絵本は子どもの頃というより、娘が生まれてからふれるようになった。昔からある絵本だが、今読んでもとても面白いなと思っていたが、かこさんが亡くなった後にでた「みずとはなんじゃ」という絵本で、かこさんの人となりを知った。今回この本を読んで、さらにかこさんの知り、さまざまなことを考えさせられた。まだ読んだことのない本も読んで、かこさんの思いを考えたいなと思った。

    0
    投稿日: 2022.09.03
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    本屋にてしばらく前に購入、昨日読み終えた。 「だるまちゃんとてんぐちゃん」の作者のかこさとしさんの自伝。自伝というかインタビューを起こしたものか。 「だるまちゃん〜」は子供の頃に大好きだった絵本。 かこさんの子供に対峙する時の真剣さがあの絵本の原点にはあるのだなぁ、と思い知らされる。 けっして思いつきだけでできた絵本ではないのだ。 表紙のだるまちゃんも可愛い。

    6
    投稿日: 2022.05.14
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    レコードのジャケ買いは聞いたことがありますが小説のジャケ買いは初めてしました。子供の頃大好きだっただるまちゃんとてんぐちゃん!好きだった人はジャケ買いすると思います(笑)大好きだったどろぼう学校もかこさとしさんが書かれてたとは知りませんでした。子供の目線とは子供の輪に実際にはいって遊んで仲間になることから創りだされるものなんだなぁと感服しました。だるまちゃんのお願いをかなえてくれるだるまどんと不肖の父の重ね合わせは心にしみます。

    4
    投稿日: 2022.04.09
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    沢山の人々の子供時代に色を添えてくれたかこさとしさんが伝える今を生きる私たちへのメッセージ、子供時代にかこさとしさんの絵本を読んだことがある大人になった私たちの人生に色を添えてくれる、、!!

    0
    投稿日: 2022.03.14
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    このお方が二足の草鞋で絵本作家をやっていたことを知りびっくり。世の中の酸いも甘いも知った上で子どもたちと誠心誠意ぶつかっていくかこさとしさんに感動を覚えました。私も子どもたちに対してそういう大人でありたい。

    0
    投稿日: 2022.03.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    絵本作家として有名なかこさとし氏の半生と、未来の子供たちへの想いが綴られた本作。 前半は朝ドラを楽しんでいる感覚で、後半は子どもを育てていく大人のための参考書として読ませてもらった。 著者は絵本作家だが、工学部出身で、50代半ばまで一般企業の研究員として働いていたということに驚かされた。 幼いころから絵が好きで、親の目を盗んで風呂沸かししながら絵の練習をしていたこと、学生時代には工学を学びながら、文学や演習の勉強をしていたこと、社会人になってからは仕事と子どもとの交流や作品作りを2足のわらじを履きながら続けてきたこと…常に生活とバランスをとりながら絵本作家としての自身を築き上げてこられてきた。 純粋にすごいバイタリティだと思うし、人間本当にやりたいことであれば置かれた環境を言い訳にせずに、どれだけでも打ち込めるものだと思い知らされた。 また、専攻してきた学問の知識や、社会人としての経験が、作品を作る上での基本的な哲学になっているのも感じた。子ども騙しの見かけのみの演出だけではなく物事の本質に迫ろうとする姿勢が、何世代にも渡って子どもの心を掴み続けてきたのだと思う。 自分も幼少期に愛読していたカラスのパン屋さんなどのあの好きなページに隠された作者の考えなども知れてよかった。自分の子どもにもぜひ読み聞かせしてあげたいと思う。

    5
    投稿日: 2022.02.01
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    まずは2足のわらじでここまでの作品を世に出していたということにびっくり。 とても生きる姿勢に共感する。

    0
    投稿日: 2021.11.28
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    かこさとしさんが、自分より若い人たちへ充てて書いた、本です。 いろんなことを、丁寧な語り口で。  この本を読んでほんとうによかったです。

    0
    投稿日: 2021.09.14
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    絵本作家かこさとしの自伝。 「だるまちゃんとてんぐちゃん」、「おたまじゃくしの101ちゃん」、「どろぼうがっこう」、「からすのパン屋さん」、「とこちゃんはどこ」…幼少期に夢中になった絵本はみんな、かこさとしさんの作品だった。 戦前、戦中に少年時代を過ごし、理系の技術者をしながら工場地帯の子どもたちのために紙芝居や絵本を描き続けた。 振り返れば、かこさんの作品には自然への愛、家族や友達、仲間への愛、子どもの無邪気さへの愛など、戦争や大人の嘘を嫌悪するヒューマニズムがあふれていた。 そんな人となりがよくわかる本。

    0
    投稿日: 2021.08.31
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    「興味の対象を追いかけるうち、世界の端っこに出てしまって、ぽつんとひとりでいる子ども(p239)」そんな風に、筆者の暖かいまなざしの絵本に自分もまた守られていた。かこさとしさんの絵本はいつも、迷子になった自分に帰る場所をちゃんと教えてくれた。

    1
    投稿日: 2021.07.21
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    戦後激動の日本を生き抜いた人生の大先輩のお言葉、胸に刺さるものがたくさん。私は常識の通じない子どもが苦手で小学校の仕事から手を引いたけれど、常識なんて大人の価値観にはまらないのが子どもなんだと気づいた

    0
    投稿日: 2021.04.13
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    数多くの絵本を描いたかこさんが、その半生を幼少時からつぶさに振り返る。里山を駆け回り、戦争に突き進む大人社会を映して遊び、しかし子供ながらにその暗さを感じてもいた。 19歳で敗戦を迎え、きびしい時代を生き抜いてセツルメントにたどり着くかこさんの、強い意思や色々なことについて"自分の頭で考える"気性が、文中にぎゅっと詰まっている。 "物尽くし"の手法について、「自分が世の中の中心だとはとても思えない」、でも「端っこも世界なんだ、そう言いたいんだと思います」と書いているのが、たくさんの子供たちと接してきたかこさんらしい答えだなと思う。 ペンネームの由来にもインク代の節約という戦時の影があるが、戦争そのものについての絵本を描いておられたら、どんなものになったのだろうか。

    2
    投稿日: 2021.03.28
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    かこさんの経験に基づいたいいフレーズがたくさんあった。子どもとは何たるか、教育とは何たるか。その一部を 「子どもというのは、そんなふうにふとしたきっかけで、自分の居場所やしたいことを見つけていくものです。」 「子どもという生き物は、それぞれに自分でも気づかない鉱脈を秘めているのです。それに気づかせてやれば、そこから一気に花開いていく力を持っているものです。」 「間違えない人間なんていないのだから、そこで腐らず、諦めずに、自分でどう考え、乗り越えたかが大切で、そこにこそ生きていく値打ちがあるというものです。」 「自分の人格や培ってきた経験や思考を精一杯さらけ出してこそ、子どもも応じてくれるわけです。」 「同じように見えても、少しずつ違うというのが肝心で「多様である」というのは、この社会の特徴でもあるからです。」

    4
    投稿日: 2021.01.10
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    子供たちは意外と大人のことを  しっかり見てるんだなー  子供に自分の考えを押しつけず 子供さんたちは、自由な心で好奇心をもって  生きる喜びをもって  のびのび楽しく育って欲しい

    0
    投稿日: 2020.12.25
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    からすのパンやさんが大好きで、子供もお気に入りの一冊。 かこさとしさんの子供達へのメッセージがとても素敵でした。 ご自身の子供時代のこと、戦争の経験を経てこれからを生きる子供達への思いと未来への希望と、親として何ができるかということ。 子育て中の私にとっては子供達への見方が変わりました(笑) 子供とは侮ることなかれ。するどい感性を持ち、時には周囲や自然の変化に敏感で、とても自分に素直な存在なのだと。

    0
    投稿日: 2020.12.17
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    加古さんが子どもに優しく語るように書いてくださってるので、とても読みやすい。戦争を経験してきた方のお話はなかなか直接聞けないので、貴重な経験になった。加古さんは子どもの成長する力を信じることをとても大切にされていて、心に刺さる言葉が沢山あった。 仕事や子育てに煮詰まったときに再読したい。

    0
    投稿日: 2020.08.20
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    今からお父さんお母さんになる人、子どもと普段接するお仕事の方にはおすすめできると思う。当たり前すぎることを書いてくれているのだけど、絵本作家としてかこさんがどのような経験をしてきたかという体験談に裏打ちされているので、その当たり前のことすら説得力を持って伝わる。 あとは副業始めたいなぁという人にもおすすめ。 ↓以下自分用メモ↓ 【みそっかすというルール】 子供には子供同士の世界があって、年長の子が年少の子の世話をするときに、うまくまとめるにはやっぱりそのための才能がいると思います。 自分より弱い者、幼さゆえに能力が劣っているものとどうやったら共存できるのかを、ちゃんと考え、配慮して、その上で自分たちも楽しもうとする。共存共栄、互恵共有の世界なんです。 そういう中で学んだ事はきっと社会に出てからも役に立つはずで、今の子供たちがそうした機会を持てないままでいるとしたら、非常にもったいないことだと思います。 子供と言うのは、自分たちと年齢が近い、大人と子供の中間位の年長の子から、1番何かをもらうことが多い。それは仲間でないと対応しない、見せない一面があるからで、家族でもできない何かをそこから得ているのです。 →子どもへのまなざし でも書いていた、子ども同士でしか学べない関係性がある。家族という関係から、外にあえて出すことは、子どもにとって有用であるといえそう。 ★自分には保育園に預けることを戸惑う日がきっと来る。そんな時はこの一文を読み返すことにしよう。 娘が安心して遊べるコミュニティを作ってあげるためには?保育園は勿論だけど、他は?親である自分自身が、良質なコミュニティを有していることは、お金に換え難い大きな資産といえる。 【かこさとしですらメモ魔だった】 「ぜひ記録を残しておきなさい。その子供会のことをよくメモすること」 なぜするのかと言うのは、何もおっしゃらなかったけれど、僕は、この啓示に従ってそれからできるだけ記録を残すようになりました。 子供たち一人ひとりの反応や、ありきたりの感情や行動を、箇条書きでどんどんメモしてきました。 ときには似顔絵を描き、そこに、例えば「けんちゃんは、黙っているけれど、よく年少の子供たちの世話をする」とか、とにかく細やかなことから、こちらへの願い事まで書き連ねました。これが、僕の人間観察のやり方を、非常に鍛えてくれたように思います。 書くことで人はよく見る。よく観察して、その理由や裏面を分析しようとする。かくして、僕はメモ魔になりました。 →書く ということは、よく見るということという記述にハッとした。メモの習慣があると、書くことを探すから、細やかなことを見落とさなくなる。 ★メモの習慣は続ける。こんなこと書いていいのかな〜というためらいは捨てる。頭の中に湧いたことはすべて言語化する癖をつける。 【何十年後にも揺るがない基盤事項…見取り図を、子どもに伝えるようにする】 「川」を刊行したのは昭和37年のことで、ちょうど公害問題がクローズアップされだした頃だったので「そのことを絵本に盛り込んではどうか」と言する人もいました。確かに、川の汚れは当時の時事的な問題であったけど、子供たちは、この先、何十年も生きていくのだから、今、見えている結論を押し付けるだけではすぐに役に立たなくなってしまうでしょう。 絵本と言うのは、その時点でのメッセージを伝えるための道具では無いのです。 僕が伝えたかったのは、川のもっと本質的な基盤事項でした。 未知のものを理解しようとしたときに、言葉や文字だけで理解させようとしても、しばしば無理が生じるけれど、図を書くと理解しやすくなる。 大切なのは、物事をどう理解していくか、そのプロセスを共有できることです。 そのために、人間というものを、難しい言葉ではなくわかりやすい図やグラフにして表現したい。「見取り図を描く」と言うのは、つまり、そういうことです。 →かこさんが、カラスのパン屋さんなど、ものづくしの絵本を描いてきたことと、この基盤事項を伝える姿勢は、無関係でないように思う。うまく言えないけれど。 あくまで、選び取る主体は、常に子どもの側にあるというスタンスなのだという点で共通しているのかもしれない。 ★基盤事項を伝える、見取り図を伝える というのは、ものすごく難易度の高いこと。自分自身がその物事をほんとうに理解していないと、それはできない。 かこさんは結局「経済と戦争はリンクする」ということを伝えるには時間切れでこの世を去ってしまった。 自分も何かを分かった気にならないこと。子どもと同じような目に立って、「は?なんでなん?」と疑問を持つ。

    1
    投稿日: 2020.04.20
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    生まれ育った武生の町で触れたゆったりとした自然と、子供の頃の想い出。 家族と一緒に東京に移り住んでからのこと。 大学生の頃に敗戦を体験し、今まで信じていた大人たちが信じられなくなる。 信じられるのは、これからの日本を担っていく子供たちだけだと思ったそうです。 「だるまちゃんとてんぐちゃん」や、数多くの科学絵本を世に送り出した加古さんが、どのようにして絵本作家への道をたどったのか、この本を読んで、加古さんの子供たちへの強い思いに胸を打たれました。 私たちが大人であるということ。子供たちに次の世代の橋渡しをしなければいけないということ。 私たち自身もこれから考え直さなければいけないことが沢山あるように思います。

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    投稿日: 2020.03.01
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    かこさんの考えに迫りたくて購読。2019年の、いやこれまでに読んだ本の、5本の指に入る名著だ。 閉店間際の本屋でよくぞ手に取った。私。 かこさんの生い立ち、なぜ子どもの絵本を描くようになったかが、よく分かった。 そこには、戦争を境に掌を返すように態度を変えた大人への不信があった。 以下、特に心に残った言葉 ・幼少期には、自然に触れて生活するのがいい。 それも大自然というより小自然、子どもの力で何とか処理できる程度の。 ・これまでの僕は昭和20年で死んだのだ。ここから先は余生である。自らの誤りを償わなければならない。 ・子どもは、世界の実体、成り立ちを知りたがっている。でもその糸口を見つけられずにいる。 ・君が持っている、ものすごい鉱脈はそれだよ。とその子の生態を見極め、先達としてうまく導いてあげられないか。 ・自分がどんな場所に生きているかを抜きにして、人間が描けるのだろうか。 ・子どもからは、無言でこう問われているのだ「これから自分はどうやって生きていったらいいのだろう。お前はそれを知っているのか。少しぐらいは伝えてくれ。」 ・見取り図を描くこと。子どもたちに、物事をどう理解していくかの手がかりとなるものを手渡す。

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    投稿日: 2019.12.08
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     職場が高齢者介護施設なせいか、大体の方が戦時中に青春を迎えた方が多くいらっしゃる。皆様、明るくお話をされているのだが、これもまた時間を経たからこそ明るく話せる内容になったのかと思えてきた。  本作でも、かこさとし氏の人生がずっしりと語られている。けれど、重苦しくはない。こどもたちが自分に教えてくれたのだと優しく伝えてくれている。私も、高齢者の方に教わっている最中なのだと、まったく違う方向ながらそう考えてしまった。

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    投稿日: 2019.11.14
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    かこさんの思いがダイレクトに伝わってくる。やっぱりこの人のことは信じていいんだな!子どもの時にはかこさんの本には出会えなかったが、子どもに勧めたい本として選んできてよかった。この本は自分の子どもにプレゼントする。

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    投稿日: 2019.09.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    絵本作家の かこさとしさん。 敗戦で、一度死んで、そしてもう一度生きた人。 子どもとの関わり方が今の理想と少しもズレない。 かこさんは、科学絵本も書くからなんでかなぁと思っていたけど、そうか、世界と子どもをつなげるためなんだな。見取り図か。 二足の草鞋を履くためには、どちらも120%。 お父さんとの関わりは、酸っぱい気持ちになる。きっと今でもそんな親子はいるよね。私もそうかも。子どもは何も分かってないフリをして、親を喜ばせようとしてる。 だるまちゃんはどんな話だったかな?もう一度読もう。 子どもを分かったつもりになったら、もう一度この本を読みたい。

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    投稿日: 2019.08.30
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    ちっちゃい時に大好きだった、からすのパンやさん。 大人になって、その絵本を描いた大人の生い立ちや、そこに込められた思いを、大人の目線で知ることができる。大人になるのも悪くないと思える体験のひとつ。 かこ先生の、子どもに対する敬意をひしひしと感じました。セツルメント活動をされていたのは知らなかった。

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    投稿日: 2019.07.15
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    かこさんの生い立ちが書かれたエッセイ。「死に残り」と表現されているが戦争に行き損ね、それまで疑わずに軍人になろうとしていた考えを恥じ、どう生きるか考えたすえにたどり着いたという絵本作家の道。お嬢さんにとってみれば良き父ではなかっただろうが、今尚子どもたちに愛される絵本を残したのは国の財産だ。「先に生まれ、失敗などしてきた先験者として」見取り図を後世に残そうと貪欲なまでに知ろう、伝えようとする姿がそこにある。

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    投稿日: 2019.05.05
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    子どもの生きる力 本質を追究する力 大人は子どもを馬鹿にしすぎていないか 大人の生き方が問われているのかも

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    投稿日: 2019.03.21
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    こうしてかこさんが出来ていったのだなぁ。 プークにもいたなんて知らなかった! 「子どもに弟子入りする」と言うだけあって、驚くほど細かく子どものことを捉えて尊重(というよりもはや尊敬)していて、だからこそああいう絵本たちが生まれるんだなぁと改めて思った。 震災の話するとき『こどもの行事 しぜんと生活』の9月の防災の日のページ読もう。

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    投稿日: 2019.03.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    かこさとしが語る、子どもへのメッセージ。 子どもという存在をどうとらえるのか。心理学、教育学、社会学、色々あるけれど、かこさとしは真っ向から子どもと向き合っている。彼ら彼女らの文化を大切にし、大人の上にも下にも置かない。 かこさとしのそういった態度は、戦前戦中から戦後を自分でつぶさに経験した責任から生まれているのだろう。これは戦後生まれには、理解できても実行できない態度のひとつ。大人の中に、裏切るものがいる。未来に生きる人のため、間違いに関して謝らなくてはいけない。かこさとしの戦争を描いた絵本は、結局間に合ったのだろうか。

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    投稿日: 2019.02.17
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    「単なる自伝」でもなく、「成功への道」でもない。 一気に読むべし。過去と未来が全て繋がる。 少しづつ読んで後悔した。

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    投稿日: 2019.02.03
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    かこさとしさんの自伝。 優しい語り口だけど,とても真摯で深い内容だった。 子どもたちにも読んでほしい。 ご冥福をお祈りします。

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    投稿日: 2018.11.15
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    『からすのパンやさん』は大好きな絵本でした。 かこさとしさんの自伝。 そっか、そんな想いで子どもたちと向き合い、絵本を描き続けていたのかと、本当に尊敬する。 子どもに携わる仕事をしている身として、忘れてはならない本。

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    投稿日: 2018.07.26
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    かこさとしさんの前半生をたどるとともに、子ども観、創作観などを綴っている。つい先日、「かこさとしのひみつ展」というのに行ったとき、かこさんがセツルメント運動から転じて絵本作家になっていったと知り、興味をもって読んでみた。 理系の科学者でもあるからか、子どもと向き合い見つめ、それが数々の名作絵本に反映されていったのがわかる。それとともに、目の前のことを懸命にやっているうちに人生が進んでいったという教訓でもある感じ。  セツルメントの子どもたちとはしっかり向き合っていたかこさんだけど、わが子とはあまり向き合わなかったと。えてしてそういうものかもしれないけど、昔の男って感じがした。そして子どもの視点をよく知っているといっても、男の子の視点かなって感じも。 かこさんもこの本のなかで述べているけど、戦争の時代を生きた人たちは多くが平和の尊さを叫ぶ。こういう経験者たちのたくさんの言質が当たり前に通じる日本社会だったのに、いまそれが揺らいでいるような気がしてならない。戦争を知らない者たちが、未来のだるまちゃんたちの居場所をなくしかねない時代。

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    投稿日: 2018.07.16
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    2017.10月。 加古さんの生い立ちや絵本を作る理由、絵本に込める想いなどが全て詰まっていた。重い一冊。こういう想いを背負って私たちは子どもたちと向き合い、伝えていかなければ。子どもたちの未来のために大人がしっかりしなければ。ひとりでも多くの大人に読んでほしい。

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    投稿日: 2017.12.09
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    ------------------------------------------------------------ 『だるまちゃんとてんぐちゃん』など数多の人気絵本を世に送り出してきた著者。19歳で敗戦を迎え、態度を変えた大人に失望した著者は「子供達のために役に立ちたい」と、セツルメント活動に励むようになる。そこでは、絵本創作の原点となる子供達との出会いがあった。全ての親子へ贈る、希望のメッセージ。 「BOOK」データベースより ------------------------------------------------------------ マンガ「黒子のバスケ」を読んだり、ずっとやめていゆたツムツム(スマホゲーム)を再開してしまったりで、すっかり読書時間が減少してしまってます(笑) 読みたい気持ちはいつもあるんだけど、なんだろね、この波は。。。 子育てモードが強まると読書熱が下がるのかな? この本の著者は「だるまちゃんとてんぐちゃん」「どろぼうがっこう」「からすのぱんやさん」などの人気絵本の生みの親、かこさとしさんです。 内容は自伝エッセイみたいな感じ。 前半はかこさんの幼少期~大学時代(敗戦)までの生い立ちの話、 後半はそれ以降の絵本作家になってくまでの話、 最後にかこさんの思いみたいなのが書かれてます。 かこさんは戦時中を生きのびた世代の人です。 中学校くらいのときに戦争がイケイケどんどんな感じだったので、「自分も飛行機乗りになる!」と思ってたんだけど、身体測定的なヤツでひっかかり軍人になれないことがわかります。 で、今度は技術者への道を目指し、東大に入りますがそこで終戦。 敗戦し、その後の大人たちの手のひらを返したような言動に落胆・失望し、同時に自分だけ生き残ってしまった無力感にさいなまれます。 そんな状態でしたが、セツルメント活動(ざっくりいうと昔のボランティア的な活動)を通して子供たちとふれあい、そこで生きる意味を見いだし、紙芝居、絵本などをつくり始めます。 社会人になり会社に勤めながらもセツルメント活動はずっと継続し、四十後半で専業の絵本作家になり現在に至る、と、まぁこんな感じの生い立ちらしいです。 かこさん、最近流行りの複業ライフを20年くらいやってたそうで、その二足のわらじライフが絵本にも仕事にもすごくよかったと書いてました。 ほんと、そう思うわ~。 ひとつの仕事だけより、別の何かを持ってる人は強いな、と私も思います。それは金になる複業でもいいし、ボランティアでもいいし、子育てでもいいし、趣味に没頭するでもいい。 会社だけだとどんなに視野を広げようと頑張っても限界があると思うし、できる経験も少ない気がする。 それでも本人がよければいいのかもしれないけど、会社なんてどんな会社でも、いつつぶれるかわからんし、そうなったときに他に拠り所がないってのはとても脆いよなぁと思うわけです。 かこさんは、会社に内緒で20年くらい複業(金にならないボランティアだけど。)してて、最後には絵本一本でくらせるようになったんだから、やっぱりやりたいことがあったら、勝手に「どうせ無理だ」とか思わず、やってかないといかんな~と思いました。 でもね。 もちろん犠牲にしているものもあって。 会社とボランティアでの絵本とか紙芝居作りの二足のわらじ生活が忙しくない訳はなく、その皺寄せは家庭にいってたそうです。 家のことや子育てはすべて妻にまかせ、土日になればボランティア活動で外出続き、家にいても絵本作り。 奥さんは承知したうえで結婚したらしいし、当時はそういう家庭が当たり前だったけど、かこさんちの子供からみれば、「自分の相手はちっともしないくせに土日によその子と遊んでるの?!」と面白くなかったらしい。。 生きるということは選択の連続で、すべての選択は何かを得て、何かを諦めるってことなんだなぁと最近よく思います。 全部を同じく得ることはできないから、どこかでバランスをとらないとつぶれてしまう。 何かを選んだら、何かを選ばなかったという自覚と覚悟が必要なのだろう。 選択をするときには、自分の中の優先度を自覚しつつ、周囲と話し合って調整していくスキルが必要な気がします。 優先度つけるって、大事なことと大事にしないことを決めてくってことで、 大事なことはたくさん決められても、大事にしないことを決めるってなかなか難しいのだろう。(私、多分これは得意。) 子供らには「大事なこと」を選ばせることと同時に「切り捨てること」を意識的に選ぶ視点も育ててく必要があると思うのです。 でないと、優先度つけられないから。 あと、決断したらそれを周囲と調整するスキルも必要で、それって優先度を決めること以上に難しい気がするんだけど、やっぱりメチャクチャ大事な事なんだよねぇ。 勉強ができるとか、スポーツができるとか、子供にこうなってほしいっていう思いはたくさんあるんだけど、この2つを押さえておけばそこそこなんとかなるんじゃなかろうか。 てか、優先度を自分で判断して決められるようになれば、そんなにバカには育たないんじゃなかろうか。。。楽観的かな。。。 ワタクシ的名文 ------------------------------------------------------------ そのお医者さんは緑内障の日本の権威なので、毎日、朝からお年寄りの長い行列ができます。「緑内障にかかる人が増えた」のではなくて「長生きする人が増えた」ので、緑内障が増えたように見える。その結果と論文を、お医者さんは示してくださいました。要するに長生き病というわけです。 なるほど、そういうものかもしれないなあと思いました。だったら嘆くより。これも個性だと思えばいい。そういうものはきっと誰にでもあるはずで、僕は欠点に見えるものとどう付き合うかで、人間の厚みが出るんだろうと思ったのです。 ------------------------------------------------------------ 最後の一文がいいなと。。 歳をとって緑内障になったけど、考え方を変えたとな。 欠点と向き合って、人間の厚みがでる。 いいな~。 ------------------------------------------------------------ 「諸君。よくぞ生き残ってきた。どうか体を丈夫にして、これからの世の中を生き延びてくれ。」 何が始まったのかといぶかしく思っていると、先生は構わずこう続けます。 「いいか。諸君。そのためには体操をよくしなさい。私は若い頃からデンマーク体操をやってきた。」 きっぱりとそういうと、やおらその「デンマーク体操」とやらを、ブンブン腕を振り回しながら、真剣な面持ちで黙々とやり始めたのです。 (中略) 非常時において、教科書通りの話をして何になる。 歴戦の現場を渡り歩いて来た人だからこそ、今、何を学生たちに語りかけるべきか、考え抜いたのに違いありません。 ------------------------------------------------------------ 敗戦後の、東大の授業で、「がんちゃん」という先生がいった言葉だそうです。 デンマーク体操、気になる。。。 この授業がきっかけで、いきる意味を失ってヤケになっていたかこさんが、再生できたそうです。 「非常時において、教科書通りの話をして何になる」ってのがいいな。 人が変わるきっかけって面白い。 ---------------------------------------------------------- 生きるということは、本当は、喜びです。 生きていくというのは、本当はとても、うんと面白いこと、楽しいことです。 もう何も信じられないと打ちひしがれていた時に、僕はそれを子供達から教わりました。 ------------------------------------------------------------ ほんと、そうだなぁと思うのです。 「働き方改革、楽しくないのはなんでだろう」って広告で話題になってるうちの会社ですが、みんな仕事も生活も真面目にしなきゃと思い込んでて、「楽しむ」ことの優先度を下げちゃってないかい?と思うのさ。 人生は短い。 死ぬときに後悔しないためにも、人生は面白がって、楽しくいきたいし、そのためにどうすればいいか考えていきたいなぁ。 有名な絵本を作った背景なんかも書いてるので、かこさんの絵本読んだことのある人は面白いと思います!

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    投稿日: 2017.11.20
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    二歳の子どもに、毎晩のように「だるまちゃんとてんぐちゃん」を読み聞かせしている身として、大変興味深く読みました。おおきなだるまどんは、僕でした。「・・・子どもたちは生きているし、これからを生きてゆくのだから、大人は密かに声援を送っていればいいんだ・・・」(p.255)との言葉を深く僕の胸に刻みたい。かこさとしさんの絵本は、単なる子ども向け絵本ではない。僕自身のことを内省しながら、人生が始まったばかりの我が子との付き合い方をはっきりと認識させてくれる、かこさとしさんの呼び掛けです。

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    投稿日: 2017.07.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    だるまちゃん誕生50周年、購入して読んだ。 幼少時代の話から現在までの自伝。(聞き書きのよう) 「生きるということは、本当は、喜びです。」 言い切ってくださるのが嬉しい。 子どもたちに「世界の地図」を、この考え方がすごく尊くて、読んでいてほうっとした。 関西出身の人に「へのへのもへの」きいてみようっと。

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    投稿日: 2017.04.07
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    150刷を超えるロングセラー 「だるまちゃんとてんぐちゃん」を描いてこられた かこさとしさん からの メッセージ かこさんが「大勢」を描くのは ー自分が世の中の中心だとはとても思えないから。  この世界は多様であり、自分はそのどこか端っこにいる。  でも 「端っこも世界なんだ」、と言いたい と書いておられる そんな かこさとしさんから これからを生きていく若い人たちへのメッセージ 一冊の絵本に 一枚の絵に 一つの言葉に 込められているかこさんの深い思いが 改めて伝わってくる

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    投稿日: 2017.02.21
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    「だるまちゃんとてんぐちゃん」私の場合は両親に読んでもらったのではなく、自分で本棚から引っ張り出してよく読んでいた。一番のお気に入りだったのは「からすのぱんやさん」で、こんなパンがある!うわあこっちにもヘンテコなパン!と指さし指さしページをめくった(これに続編があったとは)。女の子が好みそうな絵柄ではないし当時の私も「この絵本全然かわいくない...」と思っていたけど、何故だか惹きつけられてしまって不思議でたまらなかった。 物事を突き詰めるのって容易いことではなくて、それに一生懸命になれる人は総じてかっこいい。 加古さんは戦争というものをずっと抱えているからこんなにも強いのかもしれないけど、自分を突き動かす原動力が使命感というのは......。これからの私や未来のだるまちゃんたちは、そんなものは背負わずに生きていけたらいいと思う。

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    投稿日: 2017.01.21
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    一貫した人生思想と徹底的な謙虚な客観視点がどのように醸成されたのか,余すところ無く語られる.優しいということは最も厳しいことであることが納得できる.未来のだるまちゃんとは,別に子供達だけを指すのではなく,喜びを伴う未来を積極的に切り開こうという意思を持つ全ての人々のことでしょう.

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    投稿日: 2016.12.31
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    【すべての親子への応援歌!】『だるまちゃんとてんぐちゃん』で知られる著者の歩んできた道のりとは? 90歳の国民的絵本作家から、未来への希望のメッセージ。

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    投稿日: 2016.11.24