
総合評価
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powered by ブクログはやみねかおる先生の本を読んだのは実は初めてです。 入学した中学校で、憧れの文芸部がもう存在しないと知って新たに設立しようと奔走する女の子の話。 ものすごいパワフルでした。情熱と根性がすごい。 私も「小説を書くのが好き」な子供だったので、中学でも高校でも、小説書いていい文芸部があったら入っていたかもなぁ。 そういう人は探せば5人くらいすぐ集まっていたと思いますが(私以外にも小説書きの真似事をする子はたくさんいた)、時代の違いでしょうか。苦戦してます。 でも中学時代の私が書いたものはきっと「光って」なかっただろうし、作者のはやみねかおるさんが後書きに書いてたのと同じ、同級生にこんな子たちがいたら才能の違いに心も筆も折っていたかもしれない…。
0投稿日: 2024.04.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
青春、キラキラ✨眩しすぎる 私も小学生の時の将来の夢は作家だったけど、試しに書いてみて、自分に話を書く才能がないことがない事がわかって諦めたんだよなぁ。光る文書が書ける才能、うらやましい。素敵。あと、文章が光って見える才能も。 マインちゃんって、夢水清志郎に出てくる岩崎3姉妹の従姉妹なんだよね。マイン(mine)だし。(三つ子のお父さんの一太郎さんとマインのお父さんの三四郎さんが兄弟かな。なんとなく二郎さんもいそう?)文芸部の亜衣ちゃんがマインちゃんに影響与えてた、という繋がりに、はやみねファンとしてウフフとなってしまう。
0投稿日: 2021.09.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
■主人公のマリンは,おしゃまでハーフな女の子。彼女には,素晴らしい文章が「光って見える」という能力があった。中学校へ進学し,念願の文芸部に入部しようとした矢先,虹北学園の文芸部はとうに廃部になっていると判明。復活に向けて奔走するが,残された期間は一ヶ月だった。走れ!マリン!……という話。 ■うう,眩しい,話がなんだか眩しい……。 ■中盤で出てくる,露天の絵売りのお姉さんが好きでした。「お姉さんはどうしてこうして(細々と)絵売りをしているの?」の返事が「負けたくないから」なんですよね。学生時代のイラストサークルの同期達がまだ絵を描いている。その同期達に再会したときに「あれ?もう描くのやめちゃったの?」なんて言われたくない。だって同期達もまだがんばって描いているから。だから私も続けるんだ,って。ああ,やっぱりみんなそうなんだなあと思いました。あの「負けたくないから」は,同期と張り合ってるというより,本当は自分と戦ってるんですよね。 ■はやみねかおるが『作家の魂』を描こうとして書いたというこの作品。面白かったんだけど,割と書かれている精神論がマッチョな感じで,ちょっと「ううっ」となりました。でもこの小説の語り手は若人達で,想定読者も若人だから,そう考えるとこれくらいマッチョな方がいいのかもしれん。だって若いうちから守りに入れなんて言いたくないもの。少年よ,大志を抱け!
0投稿日: 2016.02.05
powered by ブクログ自分も文章を書くのが好きだったこともあり、はやみねさんの本の中ではこれが一番好きだった。 主人公のマインの粘り強さや明るさも魅力的だ。
0投稿日: 2015.03.22
