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藍坂素敵な症候群
藍坂素敵な症候群
水瀬葉月、東条さかな/KADOKAWA
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総合評価

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    普通に見えてある特殊な疾患が頻発する街へと越してきた主人公、そしてそれをただひとり治療できるというヒロインを軸に、人の精神の暗部や心の機微を扱った物語。 テーマや登場人物など設定は興味深く、文体やストーリーに破綻もなく、全編通して読みやすくはあった。一方で、展開や伏線に突出した部分はなく、物語の進行をただ追っているような退屈感がある。読後の爽快感やカタルシスはあまり感じない。 全体的にライトノベルというジャンルはこういうものであるという例題作品といった印象を受けた。 さらりと読みきってしまうのによい作品という気がする。

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    投稿日: 2012.07.19
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    途中までは、男主人公のハーレム系高校生活だと思ってなめていた。藍坂素敵の隠れていた顔が見えてシリアスになってきてから、面白くなった。とは言うものの、やっぱり女の子とのコメディ部分は合わないです。続刊は出たのかな?

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    投稿日: 2012.02.25
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    巻数を重ねてきたからか、話の展開がうまいな。最近読んだラノベの中では一番かも。相変わらず少しグロいけど。

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    投稿日: 2011.03.13
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    自分の快楽(フェティシズム)に対して他人の迷惑(死)すら構うことが なくなってしまう耽溺症候群という病気と それに立ち向かっていく医術部部長である藍坂素敵やその仲間のお話 医術部のメンツはそれぞれキャラが立っていて、 耽溺症候群を治療することができる藍坂素敵 傘を溺愛し素敵に好意を抱く宵闇ヶ原陰子 言葉使いが乱暴な金髪ヘッドフォンの黒崎空 それぞれが耽溺症候群に対する複雑な過去と未来を持つ人達です それに対して主人公のキャラが若干弱い気がしました 1巻の内容は「おはなしやさん」という耽溺症候群を重症化させてしまう人との闘いを描いたもの 個人的にはもう少し引っ張っても良い話のような気がしました 1巻で終わらせてしまうのがもったいないような敵キャラでした 医学要素はまったくなく、コメディ要素もふんだんに含まれているので気楽に読めます 続きに期待したい話です

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    投稿日: 2010.03.18