大学の授業を含め、統計に関する教科書や書籍は10冊近く読んでいるが、中でも圧倒的に読みやすかった。 特に、本編の前にゴールシークやソルバーといったExcelの使い方が述べられていたり、本編の要所要所においてもExcelの使い方が記載されており、実務に落し込みやすい形であったのが良かった。 とはいえ厚紙の400頁超で持ち歩きには不向きで読むのにも時間がかかるので、他人には薦め辛い。

慶応ＭＣＣのビジネスデータ分析の講座の復習として、（講座のテキストや推薦図書になっていたわけはないが）学習した。講座では、算式を理解することより使い方を知るほうが重要だと教わったが、本書も使い方中心に記載してあり、非常に実践的であった。説明もイメージ図が多く、問題も平易で理解を助ける。また、ダウンロード可能なエクセルのツールも網羅的で良い。帰無仮説はこなれるまで理解が難しいが、問題を繰り返し解くことで、考え方になじむことが出来た。

ビジネスにおいて統計学を駆使して意思決定しようとする場合に最低限押さえておくべき内容が網羅されている。統計学の本は大体工学的な内容を扱ったものが多いが、本書は例題も様々なビジネスシーンを例にとっている点が特徴的である。また。指定のサイトからテンプレートをダウンロードすればExcelで例題を解きながら自学できるように工夫されている。良書。

全米ビジネススクール定番の統計学のテキスト COMPLETE BUSINESS STATISTICS ― http://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?isbn=978-4-478-47092-3

統計に必要な確率や分布、検定などの知識をエクセルを操作しながら学ぶことができるいい本です。内容もビジネス上の問題を想定しているので、学問的過ぎず良いです。日本語に翻訳するにあたり、ベイズ統計をカットしたようで、その部分も読んでみたかったなと感じました。

統計の基礎の平均・分散から始まって、分散分析まで来た。下巻での因子分析や相関分析につなげる基礎だが、ここまで丁寧な書籍は見たことがない。ただ、例題の解答が簡素過ぎるので、やる気にならないのが残念。

統計のことに詳しくない人が網羅的に学ぶのにお勧め。統計はとっつきづらいので、本当に分かりやすい本はあまりないが、この本は相当お勧めの部類に入ると思う。文系の人でも分かりやすい。統計の基礎知識について、上巻は仮説検定くらいまでが網羅されている。

やっぱ統計学は避けて通れないジャンルであると痛感し、購入。 難しいけど、仕事で使える知識として展開されているので、読み進めやすいです。