
総合評価
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powered by ブクログ「かつて、希望は前提だった」。 とても印象に残る出だしで、ついつい読んでしまった。 "希望とは何か" を突き詰めて希望学を生んだ著者の唱える論理は、なかなか咀嚼できない。 でも希望は「無駄」を全てなくしたら、失われてしまうという話は面白かった。 オススメ度: ★★★☆☆ ノブ(図書館職員 所蔵情報: 品川図書館 304/G34
0投稿日: 2022.09.28
powered by ブクログ「希望」という言葉に対し様々な方面からアプローチし、希望が失われていると言われる現代日本の中で、それでも希望を見出す事は出来ないのかと模索する話。 書かれたのが2010年で東日本大震災の前であり、当時は格差も現代ほど酷くなく、国際的立場も安定していた時期だったから2022年現在を著者が見たらまた違う事を考えたかもと思った。 とは言え、希望を主観的のみに捉えず客観的に捉えなおして、出てきたアウトプットは私たちの日々に活用できると思うし、素晴らしいと思う。
1投稿日: 2022.08.29
powered by ブクログ超斜め読み Hope is a wish for something to come true by action
0投稿日: 2022.03.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
希望は、良い将来を思い浮かべて試行錯誤することから生まれる。 プロビット分析 わからないものを理解不能として切り捨てず、予測できないもの、としてそのまま扱う。 壁の前でちゃんとうろうろする、すると誰かが助けてくれたり、どこか隙間が見つかったり、地震で壁が壊れたりする。
0投稿日: 2022.02.21
powered by ブクログある種、(ライトであるが)哲学を論じているような本で最初は少し取っつきづらくページの進みも遅かったが、中盤から一気に読めた。筆者は「希望」という観点について、丁寧に優しく文脈にも繋がりをもってまとめられている。かなりの時間を割かれて深く深く研究されたものを、私のようなこの種の本にあまり触れなかった平凡な人間にとってもわかりやすさを意識して執筆されたと推察。2010年に刊行された本であるが、まさにコロナ禍の今、手にしてよかったと感じた一冊。さまざまな言葉、さまざまな事例。とっておきたい一冊。そして、伝えたい一冊。どこか改めて感想を記しておきたいなあと思えた。
0投稿日: 2021.09.02
powered by ブクログ近頃感じている言葉にならないモヤモヤした気持ちを理解するための一助を求め近所の書店の棚を見ていたとき、ふと目に留まった本。 東大経済学の玄田教授が、自身が中心となって進めた「希望学」の研究で得た知見の概要を簡潔に記してくれている。 本書を読むことで、客観的には幸せな状況にあるはずの自分がなぜこんなに漠然とした不安や欠落感を感じているのか、その一端が見えてきた気がして気持ちが少し楽になった。 家族にも仕事にも経済的にも恵まれている自分が幸せだという実感はある。 それでもう十分だと思いたいし、それ以上を求めたくない。でも心は正直で何か満たされないものを感じている。 というのが今の私の状況。 本書を読んで少し見えてきたのは、自分には「幸せ」は足りているが「希望」が足りていないのかもしれないということ。 だから満たされないものを感じているのだ。(これまで人間が目指すべき到達点は「幸せ」であり、「希望」やその他の要素は「幸せ」のための一要素だと思っていたが、どうやら違ったようだ。) ではどうしたら十分な「希望」を持つことができるのだろうか。 そのヒントになったのは、本書に書いてある「幸福は持続を求める。希望は変化を求める」という言葉だ。 「希望」を感じるためには「変化」が必要で、それはある程度自ら生み出す必要があるが、その変化を起こせていない自分に苛立ちを感じているのだ。 一言でいえば「攻めよ!さすれば希望はおのずと見えてくるはずだ。」といったところか。
2投稿日: 2021.04.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
希望を学問として研究されている方が書いた本 希望を定義し、希望が失われた背景、希望を取り戻すためのヒントを紹介しています 筆者が現実的な希望は、仕事の打ち上げをすること と書かれていたことに、とても共感しました
0投稿日: 2021.01.11
powered by ブクログ無駄もいいじゃん。自分がまだ気づいていない何かに出会うためには、無駄に見えるものをすることが、積極的な行為になる。無駄がその人に豊かな魅力をもたらす。 壁にぶつかったら、壁の前でちゃんとウロウロする。ちゃんとウロウロしていれば、いつか壁の向こうにいける何かが起こる。無駄を恐れない。 絶望の反対は、ユーモア。ユーモアさえあれば、事態は好転する。遊びと無駄を大切に。
0投稿日: 2020.12.15
powered by ブクログ★本書のメッセージ 困難に直面したときに「希望」は訪れる。希望は、探しつつづけることに価値がある ★読んだきっかけ 好きな本である「働く理由」に紹介されていたため ★本の概要・感想 労働経済学者である弦田氏による「希望」の研究。希望とは何か、どのようなときに希望は訪れ、そして去っていくのか。 東日本大震災前に書かれた本。ただ、読んでいると自然と震災のことをイメージする。どんな困難にあっても、人々は希望を必要とし、そのために前向きに歩み続けたい。 ★本の面白かった点、学びになった点 *希望は「探し続けること」が大事 ・当初の希望が無くなったり、打ちのめされたりすることはあると思う ・しかし、これまで仕事上に大きなやりがいを感じてきた人たちは皆「希望を修正させてきた」という人。当初の希望を達成させたわけではない ・だから、希望は探しつづけよう、求め続けよう *大学や学部を選ぶときには、自分が得意そうだという基準で選ぶことをお勧めしない ・むしろ、よく分からないんだけど、気になって仕方がないことを専攻に選んだ方がいい →分かりたいけど、分からない、そういう仲間と出会うことができるから。そういう仲間と出会えるのはとても貴重なことだから *日本では仕事に希望を求める人が多いが、仕事に充実感を抱いている人の特徴として、仕事以外のつながりが多いと分かった ・仕事以外の「弱いつながり」こそが、普段の仕事を充実させる ・だからこそ、弱いつながりは重要。逆説的に仕事に良い影響を与える ・仕事以外に居場所があると、より心を豊かにして安心して取り組めるのだ *希望は挫折から生まれる ・岩手県釜石市ほど、希望について話を聞けるところはない ・自然災害や経済の変化によって、町の産業は何度も衰退したが、そのたびに復活を遂げてきた ・そのような、何度も挫折を経た場所こそ、希望について語る人が多い *希望は修正できる ・無駄な努力などない、すべての経験と事柄に意味があると考えている人のほうが、希望を持って生きている *大学の4年間くらいは、すべての人が幸せに生きるためにはどうすればいいのか、考えながら学生生活を送ってほしい *人生で大きな壁にぶつかったときに、大切なことは一つ。ウロウロすること ・大きな壁や問題を乗り越えようとしなくていい ・時には、逃げたりすることもいいだろう ・そんなときに、逃げるタイミング、回り道を探すために、大事なのは、ウロウロすることなんだ *今、人生に希望が持てないのだとしたら、希望を作るための4要素を思い出そう ・気持ち ・何かー自分にとって大切な何か、事柄 ・実現ー達成ビジョン ・行動 ●学んだことをどうアクションに生かすか ・大きな壁にぶつかったときに、ウロウロする ・また、苦しい時、辛くなった時に、読み返したい、希望を持ち直したい ・弱いつながり、友人や家族を大切にしたい。そして、柔軟に希望を変更し続け、生き続ける
0投稿日: 2019.07.03
powered by ブクログ希望学という新しい観点から、『希望』という実体のない考えについてわかりやすくかつ、率直な意見が書かれています。
0投稿日: 2019.06.12
powered by ブクログ希望学の「希望とは何か?」「希望はどうやったら生まれるのか」「希望の機能とは?」をわかりやすく解説した本。 学問書ではなく、あくまで語りかけるような内容になっている。大学生などをイメージして書かれているかもしれないが、今社会に出ている20代半ばの人が読んでも十分に得ることはあるだろう。 すくなくとも、待っているだけで希望が降って湧いてくることはない。また、大人の役割も重要だ。 今希望が見当たらないならば、なんとか作っていくしかないし、また作りやすい環境を整えていくことも重要。
1投稿日: 2018.10.09
powered by ブクログ継続を求める幸福に対し、希望は変化と密接な関係がある。希望は、苦しい現実の中であえて持とうとするもの。過酷なな現状から良い方向に改善したい。苦しみから少しでも楽になりたい。そんな思いが希望という言葉には宿っている。希望を考えるということは、自分自身のこれまでの体験にもう一度向き合わないではいられない。よくわからない社会を毎日生きる上で、最も大切な事は、わからないということで、簡単にあきらめない、逃げださないこと。わからないから不安だとか、つまらないと思わない。むしろ、わからないから面白いと思えるかどうか。
0投稿日: 2018.07.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
仏教の経典には「希望」という言葉は出てこない。その一方で、キリスト教では「希望」を持つことの大切さが述べられる(死は貧しい者にとっては希望であり、豊かな者にとっては恐怖だ(内村鑑三著『代表的日本人』日本能率マネジメントセンター、2019年、p.189))。表面的な違いこそあれ、両者に共通しているのは「人間は困難の中で生きざるを得ない存在であることを認めている」という点である。その困難を避けようとするのか(日本)、直視するか(西洋)の違い--これは、日本人と西洋人のメンタリティーの違い(日本人の危機管理の弱さ、「水に流す」文化、辞任で事態の収束を図ろうとする体質)に繋がっているようようだ。 "Hope is a Wish for Something to Come True by Action (with Others)" 希望はこのように4つの柱から成り立っている。つまり、希望とは、変化に必要なものである。しかし、自分たちが守るべき(誇りを感じる)アイデンティティがはっきりしていてこそ、新しいことにも挑戦する気持ちや行動が生まれるものである。「希望」の有無には、いくつかのファクターとの「関係性」、他者との「関連性」がある。しかし重要なことは、集団(職場)の内外との "Weak Ties" により、お互いの違いを持ち寄り、共有することで新たな希望のある発想や可能性が生まれてくることである。つまり、立場を超えて「話し合うこと」である。 そして、失敗や無駄を恐れず、「自らの挫折を物語として語れる人ほど、明るい希望を持つ」という。 勉強が「分からないことに慣れる練習である。しかし、簡単に諦めないための練習でもある」という筆者の考え方に、何か目から鱗が落ちる思いであった。
1投稿日: 2017.04.29
powered by ブクログhttps://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn1010/sin_k551.html
0投稿日: 2016.10.23
powered by ブクログ希望をつくる8つのヒントから、①希望は「気持ち」「何か」「実現」「行動」の4本の柱から成り立っている。希望がみつからないとき、4本の柱にうち、どれが欠けているか探す。②いつも会うわけではないけれど、ゆるやかな信頼でつながった仲間が自分の知らなかったヒントをもたらす。⑦大きな壁にぶつかったら、壁の前でちゃんとウロウロする。など。希望を見つけられない方に「希望のつくり方」を教えてくれます。
0投稿日: 2016.01.06
powered by ブクログ「ウィーク・タイズ」ゆるやかな人間関係ーー こういう考え方で生きていけるといいな。 希望学は高度成長期の価値観から脱却できない日本人がこれからの成熟した社会をよりよく生きるヒントに満ちあふれていると思います。
0投稿日: 2015.05.13
powered by ブクログ本書を読んでいるときに色々なことを思ったので、キーワードをピックアップして感想にします。 ・浄土宗や禅宗には希望という言葉がない 西洋宗教と東洋宗教の違いが希望にあるとは思いもせず、なるほどなぁと感心する一方、来世に希望を求めるという点では、希望という言葉の使われ道はあるわけで、希望の力点をどこに置くかの違いでしかないと思います。 ・ウィークタイズ ウィークタイズ(弱い繋がり)の重要性は特に感じています。近場の人たちの情報だけではどうしても偏りが出来てしまい、大事に気付かないこともあるので、この関係性は重要だし、このネットワーク構築方法を画期的なものとして作れないかと思っています。 他者を結ぶコンテンツは、既存のものとして婚活紹介所や異業種交流など様々ありますが、感覚的に『何か違う』のです。 僕はいまソフトテニスサークルを運営していて、これなんかはウィークタイズの構築に適しているなぁと感じます。 僕は基本的に『人と人は繋がり合って、(良い意味で)助け合った方がいい』と思っているので、風通しの良くて、入脱退自由の交流場所ができればなーと思います。 ・無駄が栄養 『若いうちは無駄が栄養でした』と名言を残した野茂英雄。プロ野球で成績を残した彼が『無駄が栄養』と言うからこそ、その言葉に重みが出てきます。と同時に、成功者でも無駄が必要だと言うことで、僕のような凡人に勇気を与えてくれます。まぁ僕は怠けすぎなんですが(笑) ・物語性で希望を語る これは商品販売等でよく使われている手法で、例えば車のCMでは『車を手にして彼女と素敵なドライブデートを楽しむ』、ダイエットサプリでは『これを飲んでダイエットに成功して異性にモテる姿を想像する』等、商品そのもののメリットに訴えるのではなく、『その商品を使う事でこんな素敵な未来が待ってますよ~』と希望を持たせる手法。物語性を付与で希望をつくるのは非常に魅力的です。 ・予言の自己実現 ポジティブな人ほど良い事が起こり、ネガティブな人ほど悪い事が起こる。それは視点の違いにより生じ、また後天的に変えられるので、是非実践したいものです。 ・希望とは「みえていないようでみえている」「みえているようでみえていない」両義的状況からポジティブな想像をかきたてること これは私が前職を辞めた理由の一つでびっくりしました。順調に仕事をこなしていたのですが、初秋の残業終わりの帰りに、ふと『このまま行けば、近いうちに事務局長になるのかぁ。なんかつまんないな』と思いました。実際上司からは確約されていて、本当に最終地点に辿り着ける状態でした。けれど、本書にある通り、先がみえてしまったことで、『面白くない、つまらない』と本気で感じました。 『昇進したら、あなたの好きなことができるよ』と言われましたが、何か違うんだよなぁ~。先がみえたら終わり。何が起こるか分からないから面白い。この想像力のせめぎ合いの中で、『先の知れた将来は面白くない』と思い、結局仕事を辞めました。 宝箱の中にはガラクタが入っているかもしれない。けれども、一生懸命宝探しをする。駄目かも知れないけれど、やってみる。やっぱり結果じゃなくて過程が大事なんだなぁと思います。 あと、エロチックやチラリズムも同じです(笑)。『見せられたパンツはただの布だ』という名言(?)はその通りで、見えそうで見えない、見えたとしても、そこに想像の余地がある(チラ見せ)か、余地がない(モロ見せ)では大きく違います。結果は同じ『見える』かもしれませんが、やはりここでもプロセスや想像によって興奮の度合いが変わってくるので、このあたりは人間ならではの能力ではないかと思います。 となると、機械には想像力がないので、機械自体には希望はない、と言えます。 キルケゴールの名言『人生は後ろ向きにしか理解できないが、前向きにしか生きられない!』という言葉は、まさに希望を言い当てていると思います。『死に至る病、それは絶望である』と言った実存主義の彼だからこそ言い残せた言葉だと思います。 希望に関連して、自分らしさの表現があります。ここで思い浮かぶのは、アニメ『ばらかもん』の主題歌、『らしさ』です。 SUPER BEAVERというアーティストは知らなかったのですが、胸に刺さる歌詞と盛り上げ方の上手い曲調が素晴らしいと感じました。アニメの方も、『自分らしさとは何か』をテーマにしたものですが、真剣さにもふっと息を抜くような笑いもあって、面白かったです。 いや、サクサク読めたにもかかわらず、本当に色々なことが頭の中で連鎖反応を起こしました。 実に有意義な本ですが、ブックオフに100円で売ってあったのはもったいない良書です。 僕の評価はA+にします。
0投稿日: 2015.02.20
powered by ブクログ希望がないので読んでみた。 希望がない現状に不満なこと自体が、まだましなのかもと思えたのでいかった。
0投稿日: 2014.12.17
powered by ブクログ「希望」ということばの定義が多くのページを割いてなされている。しかし、私にはどうもそのあたりしっくりいかない。「Hope is a Wish for Something to Come Ture by Action.」著者自身が最初に言っていることだが、ことばのイメージがしっくりいかない中で議論をしても話がかみ合わない。私は本書を読む中でどうしても「希望」ということばに対するイメージがつかみきれず、最後までしっくりいかないままだった。著者が何でもかんでも無理やり「希望」に結び付けてしまっているようにすら感じた。だいたい本書の中でもふれられていたと思うが、「夢」と「希望」はどう違うのか。私の仕事の中では「志望校」ということばを使うが、「志望」と「希望」はどう違うのか。そもそも分ける必要はあるのか。では、私にいま「希望」はあるか。こういう仕事がしてみたい、こういう部署ではたらいてみたいというのはある。将来的に「こだわりの本屋のオヤジ」をしてみたいという思いもある。こういうのは「希望」なのか「夢」なのかなんなのか。近いところの望みと、遠いところの望みの違いなのか。実現しそうなものと、実現しそうにないものとの違いなのか。まあ、とにかく、思っているだけでは実現しないので、それを声に出して言うようにはしている。人に言わないことは実現しないような気がしている。人に明言して、何かに書いて、自分を少しは追い込んで、日々意識して行動しなければ、なかなか「夢」は実現するものではない。そう思っている。いまわざわざ「希望」ということばを持ち出して議論しているのはなぜか。そこのところを考えることに本書の本当の意味があるのかもしれない。ところで、仕事の打ち上げで飲みに行くのが「希望」ですなんて言われると、また「希望」のイメージが変わってしまうのですが・・・
0投稿日: 2014.11.26
powered by ブクログ<目次> 第1章 希望とは何か 第2章 希望はなぜ失われたのか 第3章 希望という物語 第4章 希望を取り戻せ おわりに <内容> 学校図書館。「希望学」を提唱した玄田さんの本。大きく言うと、現在の世の中の閉塞感の中(特に経済的な面が大きいのだが)、その中で日本人は「希望」ではなく、「絶望」を言うようになった。われわれの考えている「希望」とは、適わなければならないものだが、実はそうではなく、そこまでのステップや叶わなかったけれども、そこで感じること、もすべて含めて「希望」である。 希望は、「気持ち」「何か」「実現」「行動」の4つの柱からなっており、「夢」とは違う。そこには、ゆるい信頼でつながった仲間(ウィーク・タイズ)がおり、挫折をしつつも叶わなかった「希望」をベースに、未来の「希望」を語っていくことが大事。 読んでいて、なんだか勇気を与えられる本だった。キャリア教育や家族関係など、学校でも使える内容が多かったので、再度読み直す必要もあると考えた。
0投稿日: 2014.07.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
玄田有史『希望のつくり方』岩波新書、読了。「現代は、誰にも希望が与えられているような時代ではなくなりました。そんな時代に生きる私たちは、何を考え、どんな行動に踏み出していけばよいのでしょうか」。多くの人の希望に耳を傾けた東大社研『希望学』の研究を元に、創出のヒントさぐる希望学入門。 冒頭で「希望とは何か」を整理し、個人からコミュニティに至るまで、希望創出の事例を紹介する。最も大切なことは「個と個の間で開かれた対話を積み重ねながら、人間らしく生きることの条件について一人ひとりが粘り強く思考すること」と著者はいう。 世の中なんて変えようがない、全て決められているとシニカルを決め込む高校生から、ジタバタしてもはじまらないという大人まで「希望」がない人に紐解いてもらいたい一冊。決められた希望は希望ではないし、「ジタバタ」することで案外拓けるもの。
0投稿日: 2014.05.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
<メモ> ・6 フッと笑えるような、気持ちがリラックスした状態でないと希望は持てない ・7 フリーター等で意欲・能力あっても、就職できない若者に共通して欠けているのは「大丈夫」という言葉 ・33 変化を待つのではなく変化を起こす 希望を持つためにはまず厳しい現実から目をそむけないこと、過去から現在まで続いている挫折や試練を正面から受け止めること ・38 Hope is a Wish for Something to Come True by Action. 希望は「気持ち」「何か」「実現」「行動」の四本の柱から成り立っている。 気持ち:思い、願い。勝つか負けるか。 何か:将来こうなりたいという具体的なもの。自分にとっての大切な何かを見定めることが重要。なんでもいいからなんとかなってほしいは、大体何ともならない。 実現:夢の実現のために考える道筋、段取り。学習、情報収集。 行動:勇気がいる、不安や苦しみもあるが動かないと何も変わらない。 ・42 協力してくれる人・共有できる仲間の重要性 本人がどんなに頑張っても周りからの支援がないためかなわない希望がある一方、個人としてほとんど無力でもその人を支える周囲の協力によって希望が実現することもある ・61 日本では「仕事」に希望を求める人が多い 次いで家族、健康、遊び ・70 希望の有無に影響を与えるもの 年齢:若い方がある。 収入:年収300万を超えると大差はない。 健康:若くても健康でないとだめ。 教育:知識、経験が豊かになる→人的資本の形成。就活でのシグナル効果。 人間関係:孤独な人より他社とのかかわりが多い人の方が希望を持ちやすい。4つの柱は他社との交流の中で発見されるもの。 ・84 ウィークタイズ(Weak Ties)・・・自分とちがう環境にある人とのたまに会う程度の緩やかなつながりが、自分の知らなかったヒント(適性、やりたかったこと)をもたらす転職を成功させる条件として重要 仕事に希望を持つ人は、職場外の友人・知人が多い ・101 希望の「物語性」(ストーリー)とは ・107 修正を重ねることでやりがいに出会える ex.子どもの時なりたかった職業 ・112 挫折を乗り越えた経験 過去の挫折の意味を自分の言葉で語れる人ほど、未来の希望を語ることができる ・125 無駄 若者や、年収800万以上は無駄を嫌う傾向あり 努力が無駄になることをいとわない人の方が実現見通しのある希望を持つ。卒業後の最初の仕事で挫折を乗り越えた人ほどその傾向が強い。 無駄に対して否定的になりすぎると、希望との思いがけない出会いもなくなっていく ・138 セレンディピティ 何かを探しているとき、偶然意外な出来事に出会うことでひらめきを得て、もともと探していたのとは別の価値のある大切な何かを発見できる才能 1754年イギリスの小説家ホレス・ウォルポールの作った言葉? けちな奴は良い学者になれない。目先の損得勘定に捕われて判断するな。 ・153 わからないもの、どっちつかずのものを、理解不能として安易に切り捨てたりしない。自分が理解できることだけに、こだわりすぎたりしない。それが希望という物語を、自分の手で紡いでいくための知恵。 ・161 勉強する意味は、「わからない」から逃げない練習をすること わからない中にチャンスや希望がある ・191 報われない努力でもそこから希望を作ることはできる 報われるかどうかですべてを判断するのは目先の損得勘定につながる 努力のプロセスにこそ意味がある ・198 大丈夫の使い方 「大丈夫?」ではなく「大丈夫!」。「○○すれば大丈夫」という条件付きの大丈夫。何もしなくても、考えなくても大丈夫ということはない。○○は自分が苦しい時に経験し、そこで得た知恵に基づく言葉がよい。 ・200 大きな壁にぶつかったら、壁の前でちゃんとウロウロする <チェック参考文献> ・マーク・グラノヴェター『転職』1998 …(ウィーク・タイズ) ・村上龍『希望の国のエクソダス』2000 『マクロ・日本経済からミクロ・あなた自身へ』2002…これからは組織に頼って生きる時代ではない、そのために誰もがウィークタイズを身につけるべき ・山田昌弘『希望格差社会』2004 ・鷲田清一『「待つ」ということ』2006 ・エルンスト・ブロッホ『希望の原理』1982 …ドイツの哲学者。私たちは誰なのか知るためには、私たちは何を希望するか知らなければならない。 ・リチャード・スウェッドバーグ「希望研究の系譜」 …社会思想研究者。これまでの宗教学・哲学・経済学・社会学等を希望という観点から系統立てて整理したもの。 ・広渡清吾「希望と変革」 …希望が変化を求めること、行動の大切さを訴えた。 ・宇野重規「社会科学において希望を語るとは」 …希望はあえて迂回し距離をとることによって出会えるもの。自分も気づいていない「何か」に出会うためには、無駄に見えるものにあえて挑むことが積極的な行為となる。 東大社研ほか『希望を語る―社会科学の新たな地平へ』2009所収
0投稿日: 2014.01.12
powered by ブクログ初めの本は読んでいてもわからない点が多かったけれど、終わりにつれて面白くなっていった。希望とはなんだろうと改めて考えさせられました。
0投稿日: 2013.10.10
powered by ブクログ三人に一人は希望がないかもしあっても実現できないと思っているらしい。わたしは希望がないから三人のうちの一人だな。結構みんな希望がもてているみたいでよかったね。 著者の玄田さんの生き方は希望を体現してらっしゃる。 Mahalo
0投稿日: 2013.08.22
powered by ブクログ労働経済の問題を経由した著者による 未来への種の蒔き方講座。 一定の意味はあると思われるが、 未来への打開を信じるからこそ希望があり、 希望があるゆえ、未来への打開を信じられるような そんな循環もうっすらと見える。 詰まる所、ある種の余裕が必要であり、 完全に個人の技量に任せるには限界も感じないでない。 生きている、そのことが余裕であればよいのだが。
0投稿日: 2013.07.09
powered by ブクログ何かをしよう、または、したいという気持ちだけではなく、行動することも含めることが希望の実現になる。勇気を出させてくれた本。
0投稿日: 2013.01.26
powered by ブクログいつも行く図書館の書架で目についたので手にとってみました。玄田有史氏の著作を読むのは初めてです。 タイトルをみて、先の東日本大震災を機に書かれたものかと思ったのですが、本書の発行は2010年10月、震災前です。長引く不況を背景とした「フリーター」「ニート」「格差社会」といったことばがキーワードになっていた当時、巷には自分の人生に明るい希望を見い出せない人びとが数多く見られていました。 本書は、個人を取り巻く社会のありようと“希望”との関係に注目する「希望学(希望の社会科学)」の入門書です。「希望学」とは聞きなれない学問ですが、その探究の切り口は、社会心理学であり、フィールドワークであり、哲学でありとなかなか面白いですね。
0投稿日: 2012.12.30
powered by ブクログどうして現代の社会には希望がなくなってしまったのか。 「希望学」を研究する著者が様々な面から考察する。 社会の希望がどうしてなくなってしまっただけでなく、希望を持っているのはどんな人か、希望とは何かということも書かれているので、落ち込んでいるときに励みとなります。 書き方も親しみやすく、かつ章建てのまとめ方が上手なのですっきりと読めました。 おすすめです。
0投稿日: 2012.12.25
powered by ブクログ岩波新書なのに(?)、すごくわかりやすく、心地よい講演をきいているようだ(学生の授業評価で玄田先生は「わかりやすい」と評価されてるのが納得)。 ・過去の挫折の意味を自分の言葉で語れる人ほど、未来の希望を語ることができる (p112) ・大きな壁にぶつかったら、壁の前でちゃんとウロウロする(p200) など印象的な文章にチェックしてたら、「おわりに」でまとめて整理されていた。 これからの人生、ちゃんとウロウロし、自分で希望をつくっていこう!
0投稿日: 2012.12.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
情報の正確さ、証拠不足を感じさせる。そのため、説得力に欠けていると思った。とくに宗教については、知識不足が感じられあまり深く学ばれていないように思う。希望に関することだけではなく、宗教についても深く研究し、書き直したほうがよいと思う。
1投稿日: 2012.11.11
powered by ブクログ著者は希望を次のように定義する。 「Hope is a Wish for Something to Come True by Action.」 特に、Action、つまり自分が行動を起こさない限り、希望は生まれない、自ら作り出すものである、という部分になるほどなと思った。
0投稿日: 2012.11.04
powered by ブクログ希望とは作り出すもの。希望とは、自分が語れる物語で成り立つものであり、挫折を通して修正しながらももつことができるものである。1番好きなところは、目先の損得勘定にしばられて判断しないこと、やってみたら偶然意外な出来事からひらめきが得られるかもしれなくて、そこからまた希望が生まれるかもしれないということ。ムダを邪険に扱わず、大きな壁の前でもあえてうろちょろして、人生のアソビの部分も大切にしたいと思った。
0投稿日: 2012.10.22
powered by ブクログ希望学という言葉が気になったので読みましたが ちょっと内容があっちに行ったりこっちに行ったりで読みにくかったです。 ただ一つ。2006~2008年に行われた岩手県釜石市での調査というのがとても興味深く、詳しく知りたくなったので、「希望学」の2巻、3巻(東京大学出版会)は読んでみようと思います。
1投稿日: 2012.10.10
powered by ブクログ希望学という抽象的なタイトルで講座を開いている。希望は、自分でつかんでゆくもの。何かを得ようとする強い気持ち、実行、実現があるところに希望が生まれるという。これまで宗教などですでに言われてきたことであり、新たに得られるところなし。これは学問ではないでしょ。
0投稿日: 2012.09.17
powered by ブクログこんな事書くの失礼に決まってるけど、 ダサいおじさん向けの本だなと思った。 読んでてワクワクする要素が一切ない。 読むと元気なくなる。
0投稿日: 2012.07.26
powered by ブクログ「希望」というあいまいなものを定義し、しっかりと捉えて「希望」とは何か、どんな時に希望が持てるか、どんな人が希望を持っているのか、などの統計分析結果を交えながら語る本。 統計の結果は面白く、なるほど、と思えたり、こいつは朝礼の3分スピーチのネタに使えるなと思ったり、ちょっと心が温かくなったりしたのだけれど、途中で飽きてしまったのかなかなか最後まで読み進めず、思いのほか読了に時間がかかってしまった。 まあ、希望を持って行こうぜ、ってことだな。たぶん。
0投稿日: 2012.03.15
powered by ブクログ希望学ってなんだか胡散臭い新しい学問だなぁと思いつつ。。。前半はぼんやりと、後半はじんわりと読んだ。希望は与えられるものではなく、自分でつくりだすもの。こうやって書くと当たり前みたいだけど、でもまあ読んで良かったな~。
0投稿日: 2012.02.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前半はちょっと薄っぺらいな、という感じ、幸福や希望に関しての統計データもあまり好きではないけど、途中から目に留まった言葉があったのでメモっときます。 ・ウィークタイズ=緩やかな信頼で繋がった仲間のこと。遠くにいてたまに会うくらいの関係の友人。まったく違う環境に居る彼らが何かヒントをくれることがある。 ・ケチになるな。(目先の損得勘定にとらわれない。それが無駄だとは限らない) ・大きな壁にぶつかったときに大事なことはちゃんと壁の前でウロウロしていること。 ・絶望の反対はユーモア(作者の言葉ではないが) ・まんざらではない(仏語ではC'est la vie. 英語ではThat's life) ところで政治は国民を幸福にするのではなく、不幸にしないことが大事だという作者の意見がありました。菅元総理が同じこと言ってましたね…
0投稿日: 2012.02.11
powered by ブクログぼんやりした印象。輪郭、中身ともにふわふわした感じ。ーー「挫折は、希望を持つ上で重要。人生に無駄なことはない。困難なことにも時間をかけて向き合えば、希望が見えてくるだろう。」といった内容が繰り返し語られる。合間に少し調査結果の考察あり。 タイトルは『希望のつくり方』だが、内容は”希望学試論””希望学の試み”といったもの。”つくり方”を求めて読むと、肩すかし感を持つかもしれない。”○○学”というとキャッチーだが、軽率さともうらはら。ただ、著者らはそれを承知で、現代日本における希望なるものについて何らかの論考をまとめたかったのだろうと思う。
0投稿日: 2012.01.23
powered by ブクログ(「BOOK」データベースより) 希望は与えられるものではない、自分たちの手で見つけるものだ。でも、どうやって?著者が出会った、さまざまな声のなかに、国の、地域の、会社の、そして個人の閉塞した現状をのり越えて、希望をつくり出すヒントをさがしていく。「希望学」の成果を活かし、未来へと生きるすべての人たちに放つ、しなやかなメッセージ。
0投稿日: 2012.01.18
powered by ブクログ著者の言いたいことはまぁ分かるし、希望に対する考え方も同意できる。 でも、本書を評価するには「まだはやい」かな。 でも年の瀬に読んでおきたい1冊でしたよ。
0投稿日: 2011.12.31
powered by ブクログ希望ということを学問として探求した面白い著書です。この混迷を極めた世界で生きていくヒントがちりばめられてます。ゆるやかな信頼でつながった仲間を作ることの大切さ、わからないことを容認する態度の必要性を気付かされました。
0投稿日: 2011.12.23
powered by ブクログ希望学を研究している東大教授、玄田氏の本。 希望とは何か、からスタートし、自身の体験を絡めながら、非常にやさしい文章で進んでいく。 本書で一番重要なのは、希望を絶対的に良いものとして捉えていない点だ。 希望は失望に変わることを認めている。 そして、失望も、絶対的に悪いものとして捉えていない。 この複眼的な捉え方は、インタビューなどによる調査によって生まれているし、著者の大らかさによるものだろう。
0投稿日: 2011.11.25
powered by ブクログweak ties やserendipityという最近他の本で読んだ言葉が出て来たのは意外な発見。 「ニートって言うな!」で批判されていたので読んでみたけど、読む前の印象とはちょっと違った。 若者の雇用の周辺化は構造的な問題だという認識は共通してて、その上で、制度にいくのか、人の心にいくのかというアプローチの違いにも見える。 そのあたりは、批判された言い方を変えたのかもしれないけど。 両者は、若者が「閉塞感」や苦しい状況に陥っていることを前提としてるけど、その視角じたいを問い直したい。 希望学が発展していくようなイメージはあまり持てなかったなぁ。釜石市での調査は面白い事例だとは思うんだけど、ネーミングの問題なのかな?今の枠組みで言うと「希望」の重要さが、脳科学とか科学的な分野で実証されると、また注目されるのかも。
0投稿日: 2011.11.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
希望の定義とは、 Hope is a Wish for Something to Come True by Action であり、行動によって実現させたい何かを求めることだそうだ。 本書ではこのような希望の定義から始まり、仏教やキリスト教の希望に対する考え方が解説されたり、仕事に関する希望が多いことは日本特有の現象であることがデータを基に説明されている。 また、Weak tiesやセレンディピティなど最近よく耳にする用語も頻繁に出てきて興味深く読むことができた。 後半の希望の物語性では、希望を抱き挫折することを繰り返すことによって新たな希望を抱き続けることができるという部分は、なるほどなと思いながら読めた。
0投稿日: 2011.11.06
powered by ブクログもうだいぶ前に読み終わっていた本・・・ ちょっと内容は・・・忘れかけている・・・ 一昨年、キャリコンの講座に通ってる時に先生に聞いたお勧め本 何冊かあった中、玄田先生の本もありました 正直、もっとお年を召した先生なのかとずっと思っていたら 意外に?意外?(笑)1964年生まれで想像よりもずっとお若い方でした この新書には玄田先生自らポーズをとってる写真もあってね(笑) この本の中で希望とは4つの柱からなっていると玄田先生はおしゃっています ①気持ち ②何か ③実現 ④行動 Hope is Wish for Something to Come True by Action 希望が見つからない時、この4本の柱のうちどれかが欠けていると・・・ この本を読んでいた時、ふんふんと思いながら読み進めていたけど 数週間前に起こった大災害を思うと、今もなお被災地にいる人たちの事を思うと 「希望」ってなんだろう?って思う・・・ あの場所にいる人たちに「希望」を持ってなんて言えるのだろうか・・・ 「おわりに」で 希望は与えられるものではなく、自分で(もしくは自分たちで)つくり出すもの・・・ と書かれています 私もそうだと思います、与えられるものではないと・・・ でも今、やっぱり「希望」という名の力を世界各地から集めて被災地に送りたいと思うのです それが与えられた希望であっても、少しだけ、ほんの少しだけ前向きな気持ちになれたら それだけで良いと思うのです・・・ そうやって「希望」が世界を循環していけば良いのに・・・ いつのタイミングで読むかによって感じ方も変わってくるんだな・・・ もう1回、今のタイミングで読みなおしたいな
0投稿日: 2011.10.10
powered by ブクログ『失われた20年』といわれて久しくなりました。自分たちがこのような状況の中でいかに希望を見いたして生きていくのか?この本にはそのヒントが書かれております。 さっきこの記事を書くためにもう一度この本を読み終えていたんですけれど、本来、僕が希望というものをこの本を通じてというカタチですが、そんな大それたことをかたれる身分ではないんですね。でも、途方にくれたところで誰も手を差し伸べてくれるわけではありませんし、まぁ、どうすればいいんでしょうね。結局希望を見つけるのは個人の問題に帰結しますから。 今、この本をまたパラパラとめくっていますが、当然のことながら明日からハッピーになれます、なんていうことはただの一言も書いていません。でも、最後のほうで作者が説く『まんざらではない』ということについては少しだけ心が動かされた様な気がしました。僕はこういうことをいうにはまだまだ、そうあと40年くらいは少なく見積もってもたりませんが、もしも 「まんざらじゃないって、ちゃんといえるのは、六十歳を過ぎてから」 とほかの人に言えるときが来るまでは幻想でも何でもかまわないんで『希望』にすがり付いて生きてみようかな、とそんな殊勝なことをこの本を読んで思いました。 ま、こういう本でも読まないとやっていけないけないわけでござんすよ。まぁ、明日もがんばっていきまっしょいっ。お後がよろしいようで。
0投稿日: 2011.09.19
powered by ブクログかつて希望は前提だった時代から、誰にも希望は与えられているような時代ではなくなりつつあります。そのような今の時代の声を分析しつつ、「希望学」を研究している筆者がその考えを、分かりやすくまとめた本。「希望とは何か」、「希望なはぜ失われたか」、「希望という物語」、「希望を取り戻せ」という流れで本書は進んでいきます。現状を真摯に分析しつつ多くの人が共感できるような「希望」の持ち方を提案する筆者の姿勢に共感できました。(2011.8.2)
0投稿日: 2011.08.03
powered by ブクログ今更と思うけれど、「希望」について社会学的に考察した小著。わからないことの中にこそ、チャンスがあり、希望があるのです。
0投稿日: 2011.07.27
powered by ブクログHope is a Wish for something to Come True by Action. ウィークタイズの大切さ 挫折と無駄が希望へとつながるということ 社会人一年目の自分としては、いい本のように思える。
0投稿日: 2011.07.10
powered by ブクログハンズオン!さいたまのニュースレターで紹介されていたので、手にとった。ただその後震災があり、しばらく手に取るのをためらわれた。 いわゆる自己啓発本ではなく、様々な視点やフィールドワークから希望とは何かをわかりやすく書いた本だった。著者が雇用問題など経済の専門家であるところもあり、面白く読めた。
0投稿日: 2011.06.15
powered by ブクログ仕事のためにと思った狙いとはずれたが、おもしろかった。希望は人により異なるものであり、かたちとしてつかまえることは難しいもの。それに学問として向かい合うことがまずすごい。先が見えないことに希望をもてるということの証明かもしれない。
0投稿日: 2011.06.12
powered by ブクログ私は、「夢も希望も持たなくていい」という仏教の基本思想にとても共感している。しかし、世の中には「希望をもつこと」を強要する空気が蔓延していて、息苦しいことこの上ない。そんな思いが強まっていた時期に、この本のタイトルが目に留まり、ちょっと興味をひかれて読んでみた。何でも、「希望学」という学問分野があるらしく、著者はその創設者である。 著者によると、「希望」は「行動によって何かを実現しようとする気持ち」と定義される。すなわち、希望とは「行動」「何か」「実現」「気持ち」の4要素で構成されるものである。逆に、「希望がない」とは、これらの要素のうち少なくとも1つが足りない状態を指す。著者らの調査によると、低年齢・高学歴・高収入で、かつ健康な人ほど希望を持ちやすいそうである。まあ、この結果は言われなくても自明な感じがする。意外なのは、挫折の経験がある人ほど、希望を持ちやすいという結果である。そうか、私に足りないのは挫折だったのか…。 読了後、本書のようなテクニカルな議論から離れて、私の「希望」とは何なのか改めて整理し直してみた。私は仏教思想に共感しているものの、悟りとも解脱とも今のところ無縁なので、下記のような、ある意味当たり前の「希望」は持ち合わせているのである。 1.いかなる瞬間においても、想像を絶するような肉体的または精神的苦痛を受けないこと。 2.いかなる瞬間においても、お金に苦労しないこと。 3.いかなる瞬間においても、自分が「やる」と決めていることを、自分以外の要因により妨げられないこと。 4.1秒でも長く生きること。 5.上記1~4に矛盾しない限りにおいて、他者(特に、目上の人)の自分に対する「希望」に応えること。 一般に「夢」や「希望」という場合、「達成」の時点を一意に特定できるような形で表現されるのに対して、上記の私の「希望」は、現在から死ぬまでの間における、刹那の連続として表現されている点が異色かもしれない。ということで、これらを「夢」とか「希望」として誰かにおおっぴらに宣言することは憚られるけど、多くの人は、無意識のうちに同様の思いを持っているのではないかと推測している。そして、このような「希望」(煩悩とも言う)を持ち続ける限り、人生が苦しみの連続となることを、ブッダは主張しているのである。私もさっさと解脱しなくては。。。
0投稿日: 2011.06.11
powered by ブクログ<希望の作り方-玄田有史>自分が「希望」という言葉にステレオタイプを抱いていることに気付かされた本。読者によってはこれを読んで新たな未来に向かう希望を抱くかもしれないが、自分はむしろ現状に対する安心を得た。人は課題と向き合い結果の如何に関わらずいずれ死ぬ。必ずしも希望は必要か?
0投稿日: 2011.06.09
powered by ブクログ希望をもてない時代といわれるなか「希望学」という分野を切り拓いた著者が、その成果を活かし、様々な出会いから得た「希望をつくり出すヒント」を示した本です。著者が未来に生きるすべての人たちへ贈る「しなやかなメッセージ」。(吉川薫先生)
0投稿日: 2011.05.16
powered by ブクログ東大から出ている「希望学」全4巻のダイジェスト版!、ではない。希望学の出版を経て、玄田さんがこういうこと考えてるよ、といった感じ。 希望学は学術書的な要素が強かっただけに読みやすいのは確か。手元においといて、ふとしたときに読み返したい。
0投稿日: 2011.05.10
powered by ブクログ読み助2010年5月8日(日)を参照のこと。http://yomisuke.tea-nifty.com/yomisuke/2011/05/1270-f784.html
0投稿日: 2011.05.08
powered by ブクログ希望に必要なものは何か。①強い気持ち ②かなえたいと思う「何か」③実現に向けた道筋 ④行動 「希望の多くは失望に変わる。しかし希望の修正を重ねることで、やりがいに出会える」
0投稿日: 2011.04.22
powered by ブクログ希望学を学べば希望を持てる・・・なんて、そんな甘い話はないんですが。 でも、夢や幸福と希望の違いや、希望をもつために大事なことなど多くの示唆を説いている。 「結局、希望には遊びが一番大事だと思うんです」というフレーズが好き。 遊びの感覚、ワクワク感を忘れずに。 そんな気持ちをしっかり持って、生きなくちゃ。を再確認できた一冊。
0投稿日: 2011.04.09
powered by ブクログこの本を読んでいるときに 東日本大地震が起きた。 この本には 釜石市のことがたくさん出てくる。 昔から チリ地震とか産業の衰退とかいろいろと経験している土地だったそうだ。 そのうえで今回の地震かぁと思うと なんだか・・・。 希望とは ゆとりを楽しんで 余裕のある態度と考え方なんだろうと思う。 今は 多様な考え方を認めることが大事なんだな。
0投稿日: 2011.04.03
powered by ブクログ様々なエピソードや調査結果で綴られているのは良いのですが、やや散漫な印象を受けます。ですが、著者の暖かな語り口が、希望を見いだすことが出来ない人を懸命に応援している様子が見えて、とても好感の持てる一冊です。 美味しいものを食べて「美味しい!」と誰かに語ったりすること等から、希望は少しずつ育って行くのではないかと思いました。いや、「このスラッシュメタルバンドのザクザクと刻むリフって最高lml」でもよろしいかと^^
0投稿日: 2011.02.27
powered by ブクログ「希望を持つということ」について平易な文章で書かれた本。読んでみて、正直そうそう!と同調する気持ちと悔しい気持ちの両方を感じちゃったなぁ。 なぜ悔しいか? それは自分が考えててこれからやりたいなって考えてること、そして自分が大切だと思ている考えや価値観がスラスラ書かれていたから。 もちろん、決してネガティブな意味での悔しさじゃなく、僕自身もっと考えを深めたい(深めなあかんな)と思ったと同時に、まずやってみようの精神で、自分なりに今考えていることを形にしてみようと思わせてくれた気がする。 あとがきに希望をつくる8つのヒントが書かれてあるので興味ある人は、まずその部分だけでも一読を。
0投稿日: 2011.02.27
powered by ブクログp213からの「おわりに」だけ読んでもよかったような。。あと、よい人間関係を持ってる人は、希望を持ってるのかなと思いました.。*.。.。*.。
0投稿日: 2011.02.15
powered by ブクログ第1章 希望とは何か 第2章 希望はなぜ失われたのか 第3章 希望という物語 第4章 希望を取り戻せ おわりに―希望をつくる八つのヒント 本書にも繰り返し引用される「希望の国のエクソダス」に、「この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが希望だけがない」という印象的な台詞が出てくる。この台詞ほどには同書は印象的ではないのだが、それはとにかくこの台詞に対して強烈な違和感を私は感じつつ、その違和感をどう言語化してよいのかわからなかった。 これで、言える。 あの台詞のどこが間違っているかを。 著者は希望をこう定義する。 Hope is a Wish for Something to Come True by Action. [希望]とは、「行動によって][現実化する][何か]である。 そう。行動によって現実化する何か。 だとしたら何もせずともそこに転がっている何かは、何であれ希望ではないことになる。 希望は、あったりなかったりするものじゃない。 作ったり作らなかったりするものなんだ。 なぜ日本で希望が成り立ちにくい--あるいはそう感じる--のかも、これでわかる。 他の国では希望せねば手に入らぬものが、すでにそこにあるからだ。 ものによっては「希望された国」で成就したものすら、日本の方が簡単に手に入ったりする。YouTubeもiPhoneも、希望された国よりも「希望のない」日本の方が遥かに快適に使える。まだかの国では希望せねば手に入らないことも多いブロードバンドが、すでにあるからだ。 その一方で、日本は正義の名の元に「とりあえず」「不可解な希望」を潰していることもよく見受けられる。今年を振り返っただけでもlibrahackに青少年育成条例…。この10年(decade)を振り返ればライブドア事件にWinny裁判…。 しかしこれらの事件は、希望の芽が摘まれた事件であると同時に希望の芽が芽生えた事件でもある。行動した者が次の行動に出たからだ。こういう動きは以前ならば考えられなかった。 むしろ希望とは麦のごとく、踏まれることによってより強く育つものかも知れない。中国人に言わせれば、日本人に生まれたのはイージーモード選択の結果だそうだし。
0投稿日: 2011.01.13
powered by ブクログ「希望学」の分量にやや躊躇していたところに、そのエッセンスを新書で読めるならと思って手に取った 過去の著書でも感じたが、著者のやや熱苦しいまでの思いが感じられる本である。
0投稿日: 2010.12.29
powered by ブクログ期待して読み始めたが、第3章で終了とした。希望学という学問の世界の取り組みの紹介で、学際的学問ということもあり内容的には深みがなく、領域としても意外と広がりが感じられなかった。
0投稿日: 2010.12.26
powered by ブクログ自己啓発本にはいささか食傷気味であるが、この本は違う。 社会学における希望学を平易に解説している新書だ。 学的根拠があるから、ただある種の著者の主観やプラス思考・ポジティブシンキングを説いたものとは趣が異なる。 最初は逆説的に宗教の視点から入り、仏教の理想は希望を持たずに生きれるのならそれに越したことはないという。キリスト教はその逆で未来の希望を持つことを推奨する宗教だ。 厳しい現実を受け止めることで、変化を期待する希望が生まれる。 希望とは何かということを解すと以下の英文になる。適宜( )内を除いてみると視点が変わるのがいいと思う。 (Scial) Hope is a Wish for Something to Come True by Action (Each Other(s)). something は自分にとって重要な何かでいい。 継続を求める幸福と変化を期待する希望は密接な関係がある。 ウィーク・タイズweak ties という「緩やかな関係」を他者と持てば、お互いの環境を壊さずにヒントや「希望の発見」が得られることがある。まさに今年はそれを最も実感した期間で、メンターとはまた違う助言者のおかげで今日があると感じている。共感してほしいところで共感し合える仲間は意外にも少ないものだ。 人生を物語として考えることも改めて大切だと思った。いろいろな挫折・つらかった経験により希望がなくなっても、そのときに希望を自ら修正できれば、やりがいとなり物語性が生まれると筆者は言う。嫌でつらい期間は一刻も早く終わってほしいのだが・・・。今は努力しなくても結果や評価は同じかそれ以上だったりする。すなわちそれは努力すべき対象に希望が見いだせていない状況といえる。しかしそれは我が人生の物語を紡ぐ上で、須要なことと解釈するしかない。
0投稿日: 2010.12.25
powered by ブクログ希望のヒントはいっぱいもらったが、余計にどうしていいか分からなくなった感もある。がそれでもよくて普通に考えたり、普通に行動すれば何とかなりそうだっていうことを感じさせてくれる本。 希望を取り巻く重要ポイントの一つが、可能性、関係性と並び物語性であることで、人に何か伝わる、伝えるということには物語性が大きな役割を果たすことを改めて認識した。
0投稿日: 2010.12.25
powered by ブクログ希望学の研究成果のサマリ。 メッセージは希望は自分で作る(?)もの。 無駄を無駄と考えない、挫折からの立ち直りなど 人生の物語化(物語を作る能力)をキーとして主張 そこは、私の考えとも通じるので共感した。 ただ、全般に内容が散漫な感じがした。
0投稿日: 2010.12.22
powered by ブクログどの年代の人にもタメになるはず。地域復興・学校関係・社会人など、様々な視点から「希望」を解説しているので誰にとっても身近に感じられると思う。 具体例もたくさんあって、分かりやすいし読みやすい。あとがきには主張が分かりやすくまとめられているので、評論(?)が苦手な人はあらすじから読むのも手だと思います!
0投稿日: 2010.12.14
powered by ブクログ一歩間違うとあやしい自己啓発本っぽいタイトルですが、もっと客観的で論理的で、でもあったかい。 幸福は安定から生まれる。希望は変化から生まれる。 このフレーズに涙が出そうになった。当分私の希望はこの言葉。
0投稿日: 2010.12.01
powered by ブクログ玄田有史は「仕事の中の曖昧な不安−揺れる若者の現状」という、当時、結構話題になった本を書いた人。その本は、僕も面白く読んだ記憶がある(どんな内容だったかは記憶が曖昧だけれども)。 現代は希望が持ちにくくなった時代であると言われたりするが、その理由は何で、どうやっていけば良いのか、といったことを考える「希望学」という新しい学問分野をつくることを筆者は提唱していて、実際にその研究成果を専門書にまとめて発表したりしている。この本は新書なので、その「希望学」の内容を、かいつまんで、分かりやすく解説したものである。 前提にうまく、入っていけない。「希望を持つことが難しい時代」「何となく閉塞感を感じる時代」なのかもしれないというか、ニュースや新聞等を見ていてもそういうことは前提とされているような気がするが、僕個人はそういった閉塞感を感じることが少ないからだと思う。 前提にうまく入っていけないので、書いてあることになかなか共感しにくい。分かってて読んだのだろう、と言われるとあやまるしかないのだけれども、結局のところ、あまり印象に残る本ではなかった。
0投稿日: 2010.11.12
powered by ブクログ周知のことを「学」にするのは難しいと思う。案内書として読んだけれど、もっと深く知ろうという興味は湧いてこなかった。 それだけ自分が現在に満足しているということだろうか。
0投稿日: 2010.11.10
powered by ブクログ希望は与えられるものでは、なく作るもの 絶望の中にあるユーモア ゆるやかな信頼関係で繋がる仲間 アンテナを張る必要性
0投稿日: 2010.10.24
