Reader Store
君は山口高志を見たか 伝説の剛速球投手
君は山口高志を見たか 伝説の剛速球投手
鎮勝也/講談社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

5件)
4.2
2
2
1
0
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    太く短く、そして記録より記憶という意味では、伊藤智仁とこの山口高志が双璧と思う。特に、山口の剛球は、当時野球を知って間もなかったワタシに強烈な印象を与え、そのピッチングフォームを真似たことをよく覚えている。 それにしても、当時は先発投手が抑えに登場することがごく普通にあった。山口もしかり。投手の分業制が進み、球数制限も当たり前になった昨今、こんな使い方をした監督は即刻批判に晒されるんだろう。けれども、太く短く、記録より記憶に残って、「剛腕」という言葉が似合う山口のような選手をまた見てみたいという、なんとも勝手なファン心理の存在をどうしても消し去ることができないでいる。

    6
    投稿日: 2023.08.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    全盛期は短かったが記録より記憶に残る剛球投手にスポットをあてたノンフィクション。 阪急ブレーブス活躍した山口高志投手。その後の阪急、阪神でのコーチ時代も含め人のつながりまで良く描かれている。 身長170cm。日本人の体格が向上下今ではなかなか背の低い投手は出てこない。それだけ山口高志の存在の凄さを今更ながら感じる。

    0
    投稿日: 2021.09.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    長嶋ジャイアンツが2年続けて、同じチームに、それも阪急に敗れるなんてと、巨人の星(新の方)で観客に言わしめたチームに、山口はいた。まだ小学生の四年とか五年だったので、残念ながら速さは覚えていないけど、山田、足立、福本、加藤、マルカーノというメンバーの中にたしかにいたのは覚えてる。この本によれば、ただ「いた」のではなくて、なくてはならない存在だったんだな。 今こうしてこの話を読んだ上でタイムスリップして、あの3連敗から3連勝して迎えた第7戦の後楽園のスタンドに行ってみたいなぁ。

    0
    投稿日: 2021.03.03
  • 阪急ファン感涙の書

    「どのチームのファンですか?」「阪急です」「あ、オリックスですね?」「いや、阪急ブレーブスです」 そんな方にはたまらない一冊です。 西本監督時代のパ3連覇の頃にファンになり、高校時代に阪急最盛期を迎え、その後に阪急が消え、ブレーブスの名前もなくなり、土井監督になったとともに野球に興味がなくなった私の感想です。 この本は、山口高志投手の大学時代から始まり、中高、社会人の頃が記載されています。その頃から彼のすごさ、人格が詳細に書かれています。それは良いのですが・・・ なんと言ってもプロ入りしたあとの記載が圧巻です。選手生命は短かったけど、その中でのとてつもない輝きに感涙を覚えました。 上田監督はもとより、当時のチームメイトである、足立、山田、今井、中沢、河合、加藤英、大橋、大熊、長池そして福本などの回顧談が交えられており、「そうだそうだった!」と思い出すことひとしきりでした。もちろん、対戦した他球団の選手の談話もあります。 そう、この本は山口高志が中心ですが、その当時のチームやプロ野球全体の熱気などがとてもにじみ出ているんです。 日本シリーズでの、対広島戦、福本の大飛球背面キャッチからの併殺、対巨人戦、3勝からタイに追いつかれて完全アウェイの状況でで足立が「もっと騒げ、もっと騒げ」と冷静に投げきったこと、とても忘れられないエピソード満載です。 山口高志は本当にすごい投手でした。 一塁側内野席やバックネット裏からみて、球が本当にホップする、ホームベース側を見ずに投げている?ようなフォームが焼き付いています。 ただ繊細なコントロールはなく、3四球で満塁にしてから3三振など、ひやひやのイメージも強く残っています。 ただ、身長が169cmとは今回初めて知りました。福本と身長は変わらない、福本はそれなりに見えていたのに。それだけマウンドで大きく見えていたのですね。 そしで、現役引退後のコーチ、スカウトとしての地味ながらも誠実な仕事ぶりも丁寧に描かれています。自分は凄い人なのに、自身の理論を押しつけず、相手の才能を伸ばす。今でも凄い人なんだなと感心します。 しかし、土井監督の時の記載がほんの数行だけというのには笑ってしまいました。やっぱり皆から嫌わ(ry)・・・

    0
    投稿日: 2016.09.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    山口投手を生で見た世代ではないが、生来のパリーグファンだったため、その名前だけは知っていた。本書のいいところは、大学時代に法政大の山本功児や長崎と対戦していたり、大阪桐蔭の西谷監督が関西大の後輩で、スカウトの山口に平身低頭だったり、高校野球の解説で有名な達磨さんが市神港高時代の恩師だったり、阪神時代に投手コーチとして藤川を教えたり、などなど、人のつながりがよく分かることではないか。ただ、記録性を大事にするあまり、試合記録の引用が冗長なのと、取材に応じた関係者の言葉がことごとく山口賛歌で、バランスを欠いた印象があるのが気になった。

    0
    投稿日: 2016.09.23