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ぼくたちのリアル
ぼくたちのリアル
戸森しるこ、佐藤真紀子/講談社
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総合評価

35件)
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    小4男子、面白かったそうです。国語の問題に出てきて、続きが知りたかったので(親が)、借りてきました。リアルくん、なかなか素敵なやつです。「友達」の定義っていろいろ。でもここで築かれた「友情」は、一生続いて欲しいな。

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    投稿日: 2025.11.16
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    漢字 4~5年生レベル フリガナ あり(難しい字のみ) 文字 小 長さ 長い(222ページ) 出版年 2016年 内容 人気者のリアルにコンプレックスをもつ幼馴染の渡と不思議な転校生のサジ、小学五年生の三人が関わり合いながら、いろいろなことを乗り越えていく物語。 感想 小五男子が実際こんな感じなのかどうかは分からないが、思春期の心の機微がよく描かれていると思う。とくに、渡がリアルに抱く劣等感はうんざりするほど。文章は渡の一人称で書かれていて難しいところはなく読みやすい。

    0
    投稿日: 2025.03.30
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    小学5年のクラス替えで「リアル」と同じクラスになったアスカ。 リアルは学年の人気者で、アスカの隣に住む幼なじみだけど、近くにいると比べられるし巻き込まれる。それが嫌でなんとなく距離をとっていたアスカは、リアルとの接し方に悩む。 合唱祭の伴奏をきっかけに、リアルとアスカ、そして転校生のサジは良い距離感の関係になっていく。 1学期が終わり、夏休みの林間学校で、サジは2人に伝えたいことがあると呼び出す──。 ちょうど息子と同じくらいの男の子たちの話なので、感情がこんなに複雑になってくるんだなあ、と少しドキドキしながら読んだ。大人への接し方、クラスでの態度、家族との関係、友だち同士での軋轢……いろいろな繊細な葛藤を抱えながらもすこやかな姿が描かれていてよかった。 一番印象に残ったのは、プールでサジの悪口を言っていたアルトに対してのリアルの態度。誰しも一面だけでは判断できないね。悪口はもちろんいけないけど、彼にも背景があるのだろうなと思わせてくれる描き方でした。

    0
    投稿日: 2025.01.10
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    5年生のリアル、アスカ、サジ。 自分の気持ちに思い悩んだり、それ以上に友達のことを考えたり、 5年生男子の心の内って大変だな。 でも、3人とも心の澱みがなくて、素直に相手の立場を考えていて、清々しく暖かい気持ちになれたよ。

    0
    投稿日: 2024.08.31
  • また再会できるといいね

    講談社児童文学新人賞受賞作品。キラキラネームのリアル(璃在)は小5の男の子。主人公だけど一人称としては登場しない。幼馴染で家も隣のアスカの目線でリアルを描く。スポーツ万能、頭も良くて、会話も面白くイケメンで女の子の人気を独り占めにするほどのリアル。そんな何不自由なく過ごしているように見えるリアルにも、人には言えない苦しみや十字架を背負っているということがわかってくる。転校してきたサジとアスカと3人でお互いを思いやり友情を育んでいく姿が涙を誘う。エルトン・ジョンの選曲もいいね!

    0
    投稿日: 2024.05.13
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    スポーツ万能、性格良好、かっこよくて、勉強も絵も何をやらせても誰よりもできてしまう学年イチの人気者リアル。と、幼なじみで平凡なわたる。わたるにとってリアルは昔からのコンプレックス。そこにやってきた転校生。日々のいろいろを経験して三人は友情を深めていく。 それぞれ少しずつちがうからおもしろいし支え合えるんだね。

    0
    投稿日: 2024.04.03
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    小5男子。何でもできる人気者と、いつも比較してしまう幼馴染みの主人公、そして学年はじめに転校してきた、そんな3人の1学期の日々。 人と比べてしまうしまう心、人を好きになる心、死とは?、いじめをどうする?、、、この1冊に小5男子のリアルがいっぱい詰まっており、タイトルにもなるほどねと思ってしまう。笑ったり悩んだりしながら成長して行く過程が描かれていて、青春だなって思えました。 小5の息子に読ませたかったのに読まず、中1息子が読んで何かしらを感じ取っていた模様。 男子の世界もいいものですね♪

    1
    投稿日: 2023.06.14
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    何でもできる、みんなの憧れの幼なじみのリアル。 彼がいるとクラスはスムーズに回るし、彼が出てくるとトラブルもスッキリ解決。 そんなリアルだけど実は人には見せない顔がある。それは幼なじみだからこそ知っている。 児童書だからこれでいいのか、私にはわからないが、色々な問題がふわふわしている。 子ども達にとっては重大問題なのかもしれないが、私には子どもだってもう少し現実的ではないか、とも思う。 サジのことは今の社会を反映した話題だった。 リアルの反応もうなずける、良い悪いは別として。 難しい問題だ。 これからの児童書にはLGBTも題材になってくるのかもしれない。

    2
    投稿日: 2023.04.18
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    勉強も運動もできてみんなの人気者のリアル 幼なじみのアスカは5年生で同じクラスになったことにガッカリしていた。 昔はよく遊んでいたけれど,あるときから話をしなくなった 話し辛いのにリアルはガンガンやってくる そんなある日転校生サジがやってきた。 サジをいれてリアルとアスカは3人でいることが多くなった。 サジが転校してきた理由 アスカが大人であろうとする理由 LGBTのことにも触れているけれど,それよりも生きていくことが主題なのかなと よいお話しでした。

    2
    投稿日: 2022.11.28
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    最初の方は懐かしい学校生活だったけど、リアルが最後サジとの思い出としてスプーンを渡してあげたり、サジがリアルのために漫才のDVD をリアルの母に渡してあげたりしていて、感動した

    2
    投稿日: 2022.07.28
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    成長する少年たちの様子や、友情が育まれていく過程が丁寧に描かれています。どのキャラクターも真っ直ぐで気持ちのいい性格をしていて、悩みながらも互いに相手を思いやる様子に心があたたまりました。 読みやすい文書で、話もテンポ良くすすむので、本が苦手なお子さんも、最後まで飽きずに読み終えることができると思います。小学校中学年〜のお子さんにおすすめです。

    1
    投稿日: 2022.03.16
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    表紙と題名から、少年たちの暗くてリアルな現状が書かれた物語だと勝手に推測してました。 だけどその推測もある意味正解で。 本を読み終えた時には、うまい題名だなと感動さえしました。 クラスの人気者と比較してしまう主人公の気持ち。 「あるある!」と共感することが多かったです。 隣の芝生は青く見えるという言葉のように他人はよく見えてしまうけれど、色々芝生の現状が見えてくるのも大人への一歩前進。 そんなふうに少年たちが少しずつ成長していく姿に感動しました。

    2
    投稿日: 2022.01.27
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    2021年、読んだ本のNo1。 このタイトルに、様々な意味が込められていて、 凄いなー。と呟いた。 小学5年生のお話と侮ってはいけない。 ほんとうに、リアル=真実。 だから、感動する。 ぜひ、読んでほしい一冊。

    2
    投稿日: 2021.12.24
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    登録もれ。読んだのは多分4~5年前。戸森しるこさんのデビュー作だったのですね。タイトルからストーリーなんて大体わかる!と思っていたけど、よい意味で裏切られる内容だった。

    2
    投稿日: 2021.11.02
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    同級生に何人かはいた「なんでもできる人」。しかし、その人をいつまでも「なんでもできる人」存在にしてしまうまわりの目こそ、実は誤解の元だったりするわけで。誰もが悩みを抱える存在なんです。

    2
    投稿日: 2021.07.07
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    小学5年生の男の子達の物語。 目に見えてることだけが真実とは限らない。 学年一の人気者、勉強もスポーツもできて、誰からも好かれているリアルだって、悩みを抱えて生きている。 劣等感やLGBT、家族の死。 毎日毎日学校で顔を合わせるからこそ楽しいこともあり、逆にしんどいときもあるんだろうなーと、自分の小学校時代を振り返ったりもした。 小学校高学年に是非読んでもらいたい一冊。

    1
    投稿日: 2021.06.04
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    5年生の男の子たちの物語 「ぼく」飛鳥井渡 アスカ リアル サジ 2017課題図書 2020年国語の教科書(光村)巻末で紹介 誰もが認める人気者リアルと、幼馴染の「ぼく」 リアルを認めているけど、嫉妬もする 幼馴染というポジションも微妙 だから一緒のクラスになりたくなんてなかった でも... リアルは悲しい事情を背負っていて リアルが不安定になったとき 気づいてあげられたのはアスカで... リアルは救われていく アスカがいてくれてよかった

    1
    投稿日: 2021.02.11
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    2017年読書感想文課題図書、高学年向。 平凡なぼく、飛鳥井渡(あすかいわたる)と、ぼくの幼馴染で学年一の人気者の秋山璃在(あきやまりある)と、転校生で色白の川上サジの3人の物語。3人で過ごした5年のこの1学期は、3人にとって忘れられないものとなる。 リアルは何でも出来る。ぼくは、リアルが好きだけどリアルが主人公で自分は脇役だと感じていた。それもあって、手放しではリアルと同じクラスになった事を喜べない。 リアルが、担任の甲斐先生を慕っているわけ、ぼくが甲斐先生になつかしさを感じるわけ、サジが転校してきたわけ、またリアルの事となると頑張ってしまうわけ、リアルが毎年七月に入ると雰囲気が変わり7月10日に学校を休むわけ、 それらの答えが読み進めて行くと分かる。泣ける。 サジの感情は、YAや児童書でもここ5年から10年でみられるテーマだ。 小五ってこんなんだっけ?もっと幼いのではないかしらと思ったりもしたが、子どもは周りの期待に応えるし恋もするから、こういうこともあるだろうと思った。 3人はもちろん、リアルの親友野宮や芸能人の藤間やいじめっ子のアルトまでもが愛おしい。

    2
    投稿日: 2021.01.10
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    5年教科書掲載本 5年生男子児童の等身大の気持ちが生き生きと文になって、とにかくおもしろかった。 途中、いろいろ登場人物たちの背景を予想しながら読んでいったけど、最後にすべてつながり、読後感もいい。

    1
    投稿日: 2021.01.01
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    とても面白かった。前半はクスクスと笑いながら読んだ。後半は少し涙。 3人の男の子の楽しげな交わりと、それぞれが抱える悩み。読み進めるにつれて、それが解き明かされていくところが面白かった。 ぼく、飛鳥井渡は小学5年生。隣に住む秋山璃在(リアル)は幼なじみでクラスの人気者。そこに転校生のサジがやってくる。サジは色白で、水色のシャツに白いベストが似合っちゃうような、キレイな男の子。ぼくは、リアルと比べられるのが嫌で何となく距離を取っていたけど、サジが現れたことにより2人の仲はどんどん近づいていく。 「ぼく」のリアルに対するコンプレックス。リアルの死に対する考え方。母への想い。サジの想い。それぞれに共感でき、最後は前向きな終わり方だったのが良かった。この年代特有の、子供らしさが満ち溢れた作品だった。

    1
    投稿日: 2019.11.23
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    隣に住む幼なじみのリアルは、学年イチの人気者。サッカーが得意で成績もよく、見た目もカッコよく明るくお調子者で友達もたくさんいる。そんなリアルと比べられるのが嫌で避けていたのだけれど、5年のクラス替えで同じクラスになってしまった。そこに少し変わった転校生がやって来たのだった。 小学5年生の3人の男子の生活と友情と悩みを書いた物語。キャラクターの肉付けは実に今風に個性的。しかし個性的に描くあまりに、却って今風にステレオタイプになってしまった感じも否めません。あの特性はこちらのキャラクターにあった方が意外性があるのになどとも思ってしまいますが、ここではそんな効果を狙うよりも真っ直ぐに少年たちを描く方がいいのでしょうね。 幼なじみと比べられてしまう、友達のためになにかしたい、身近な人の死と別れ、いじめ、恋心、嫉妬心と自尊心、みんなと違う自分の気持ち。小学生の心の中は意外にも多くのことでいっぱいいっぱいです。 しかしそんなことをおくびに出さずに、何もかもうまく立ち回れてしまう奴がいる。そいつに任せておけば全てきれいに解決する。でもそれでいいのだろうか? 大人の顔をしているあいつは、本当は何を思ってどう感じているのだろう。 自分しかなかった世界に他者が入ってきて、他人のために悩み考えることが始まる。そんな小学5年生の春から夏が爽やかに真っ直ぐ描かれています。

    2
    投稿日: 2019.06.25
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     クラスの子が「おもしろかったから読んでみて」と持って来た本。彼女も,1年先輩から教えてもらったらしい。  3人の5年生の男子が繰り広げる世界。いろんな物を背負って生きている子どもたちが,本当の自分を見せないでつきあっている。それは,たぶん,今の教室にも普通にあるであろう世界。それが,ゆっくりと溶け合い(本人の成長もある),本当の自分を少しずつ出していく。結果,より深まる絆…。  現実の子どもたちには,この3人のような極端さはないけれど,やはり,こういうのを読んだ子どもたちは,自分を振り返って感じることはあるだろうな。  「この本を読んで,発表会の劇を考えようと思った」という彼女。できた台本は,少しちがう感じになったけど,個性というもののとらえ方を考えなおすキッカケにはなったかな。

    1
    投稿日: 2018.11.12
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    すごく前に一回読んで、すごく良かったのに、その後忘れてて、 また読みたくなった。そしてまた読んでみると、忘れてた話とかいっぱいあって、すごく楽しめた。この本は脳の奥に焼き付いてる。

    1
    投稿日: 2018.09.23
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    これは子どもだけの本じゃない‼️ 大人も読むべき本でしょう。 テーマがとても深い。 個々の持つ価値観や認識をもっと柔軟に持っていないと、人生損しそう。 歳を取ると、やっぱり人間は脳味噌硬くなるせいか、先入観を崩せなくなるし、決めつけから自分を解放する事が苦手になってくるわけよ。 世の中私が考えるほど狭くない。 私の経験値なんて、人類60億分の一でしかないんだから、何歳になったって『正しい』事なんてないのよね。 趣味趣向が違う人を受け入れる度量が、今の自分にはないけど。でも。 自分の価値観で全てを決めてつけていくなんて、例えお婆ちゃんになったってごめんだわ。 ……と、頭をかち割られた児童書でした。

    1
    投稿日: 2017.12.05
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    第56回講談社児童文学新人賞受賞作。 よかった。酷評も多いですがわたしは素直に感動してしまった。涙が止まらなかった。ストーリーとしては最近多いLGBTがテーマに組み込まれており、そのほかに身近な死、自己肯定感など。 やたらキラキラネームばかりでそこはちょっとついていけなかったし、アスカがサジの同性恋愛のことをアテンドするあの感じはちょっと好きじゃなかったかな。サジがいなくなってからリアルのサジからの恋を揶揄う感じも。 それでもトータルでいい話だったなとわたしは思いました。 出版社より そいつの名前は秋山璃在(リアル)。 スポーツ万能。性格良好。顔がかっこよくて、気もきくから女の子にももてる。勉強も絵も書き初めも、カラオケだって、何をやらせても誰よりもできてしまう学年イチの人気者。幼なじみの渡(わたる)は、平凡な自分と比べて、そんな璃在(リアル)に昔からコンプレックスを感じていた。 しかし、小学5年生の新学期、美しい転校生の来訪によって、運命の日がやってきたのだった。 人気子役との恋がこじれた合唱祭、リアルの家族の悲しい過去、サジへのいじめ……。それぞれ助けあいながら、三人は次第に友情を深めていく。 出席番号一番、秋山璃在。二番、飛鳥井渡。三番、川上サジ。三人ですごした五年生の春と夏の思い出。ぼくたちは、少しずつちがう。だから支え合える。三人の少年の忘れられない夏の友情物語。

    1
    投稿日: 2017.10.17
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    平成29年度読書感想文課題図書高学年の部 スポーツも勉強もできて、学年一の人気者'璃在'リアルと同じクラスになってしまった5年生'渡'ワタルは、目立つことが苦手で地味なタイプ。家が隣で幼稚園の頃はよく遊んだリアルと比べられると思い、一緒に居たくないが、リアルは小さい頃のあだ名で呼び、なにかとちょっかいを出してくる。転校生のサジと出席番号が並んでいて仲良くなった3人が、夏休みの林間学校までの間にそれぞれの悩みを打ち明け、向き合っていく物語。全体的に悪くはない。描こうとしている内容が良いだけに少し残念な作品。死についての恐怖を打ち明ける場面や、LGBTの解決の仕方がはっきり言って雑というか、納得感が低いように感じた。細部の設定も細かく描かれているだけに学校のルールや行事の違いが、読者に違和感を感じさせるかもしれない。例えば、渡やリアル、サジの父親たちが信頼のおける雰囲気で描かれているのは良いが、青い目のお父さんをパパと呼んだりすることが「べつにへんじゃない」とあったりする。青い目だから、どっちかというとお父さんよりもパパ。となっているが、私の周りの子どもは、パパママで呼ぶ子は多いので。キーの一つにもなっている先生の人物像も、私には今ひとつくっきりとは捉えられなかった。

    1
    投稿日: 2017.07.16
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    秋山璃在(りある)は、学年1の人気者。サッカーも得意、勉強も出来る、誰にも分け隔てなく話し、明るい。リアルがいるとクラスは楽しいものになる。・・・そんなリアルと、ぼく(飛鳥井渡・あすかいわたる)の家は隣同士。登校班も一緒だけど、性格は反対。ぼくは地味キャラ。リアルのまわりにはいつもクラスの中心になるような華やかなやつらが集まる。 五年になって、はじめて同じクラスになった、ぼくとリアル。ぼくの心は複雑だ。リアルは、そんなぼくの心とは裏腹に、普通に話しかけてくる。 ぼくら秋山・飛鳥井の出席番号の次に、転校生がやってきた。 川上サジ。大人しそうだけど、お父さんがフィンランド人で、目を引くほど綺麗な顔立ちをしている。 サジがやってきて、ぼくらは、クラスでもよくしゃべるようになった。 いつも明るいリアルだけど、悲しい過去が、リアルをずっと苦しめてきていた。リアルだから乗り越えてきたんだと思っていたぼくは、リアルと、そして親たちの本当の思いを知る・・・。

    1
    投稿日: 2017.05.29
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    なんか、いいなあ。 子供に読ませたい。小学校5年生になる、ぼくの子どもに。 道徳な感じもするし、NHKの教育テレビな感じもするし、読みやすくて、小説になってて、面白かった。 友達の良いところばかり見えちゃって、自分に自信がなくなる時ってあるよなあ。

    3
    投稿日: 2017.05.15
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    いやこういうの弱い。最後はこういう形になるだろうなと思っていたそのままになったけど、やはり感動してしまう。 で、そういった定型とはまたちょっと違った角度をつけるキャラクターもいるのがよい。

    1
    投稿日: 2017.05.07
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    身近な存在に対する゛嫌い”とは違う苦手意識や、死に対する想い、いじめやLGBT、などなど思った以上にいろいろなものが盛り込まれていました。すっかり解決した、とは言えないけれど、明るい希望が見える終わり方でした。

    2
    投稿日: 2017.05.06
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    高学年課題図書!めっちゃ良かったーーー!!クラスの人気者だけどいろいろ思うところがあったりとか、地味だと自分では思ってるけど周りからは信頼されてるとか、ぐっとくる場面がたくさんありました。子どもは子どもらしく無理に大人として振舞わなくてもいいんだよって思った。

    1
    投稿日: 2017.04.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「11月のマーブル」が良かったので、娘のリクエストで読了 子供達の今の切り取り方と心理描写が上手い…平成女版重松清って感じ⁈ 久しぶりに改めて聴いてみた♪Your Song はやっぱり名曲でした ストーリーに繋がりはないけれど、リアル→マーブルと読んだ方がオススメですσ(^_^;)

    1
    投稿日: 2017.02.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何でもできるリアル。その幼馴染みのアスカ。転校生のサジ。三人の一学期が描かれている。アスカの言葉でようやく泣けたリアルやサジの叶わぬ想いやら、なかなかハードな小学生達だった。

    1
    投稿日: 2016.12.07
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    リアルはオンリーワンでナンバーワン。サッカーも勉強もそのほかなんでも得意なうえに、顔もスタイルもいい。しかも性格もいいときているが、おさななじみのぼくはそんなリアルが苦手だった。5年生ではじめて同じクラスになった時、嬉しそうなリアルとは反対にぼくは憂鬱だった。そこへ、サジという名の転校生がやってきて、ぼくとリアルの関係に変化が訪れる。

    1
    投稿日: 2016.08.29
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    ぼくの幼なじみのリアル。かっこよくて、正義感もあって、みんなの人気者。リアルが「アスカ」って、目立たないぼくのことをよぶと「なんで?」って顔をみんなする。5年生になってリアルと同じクラスになり、複雑な気持ちになっていたアスカ。そこに、きれいな顔をした少年、転校生サジが現れその関係に微妙な変化が現れる…。リアルの過去、サジの秘密、それぞれの抱える悩みを知ったときアスカは…。少年の心の成長をえがいた物語です。

    1
    投稿日: 2016.08.17