
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短編で読みやすい。 組織の命に従うのは怖い、ボスの指示は信頼できる。こんな上司が増えれば良いなと思った。
2投稿日: 2020.06.21
powered by ブクログ未知の解剖の世界。 現実もあって日本と世界の対比もある。死体に対する考え方。 自分は死んだら解剖してもらおうかどうしようか考えてしまった本。
0投稿日: 2020.05.31
powered by ブクログタイトル買い。まあ一応医療に片足突っ込んでる仕事なので、タイトルで読んどかんといかんだろうと。ハズレでもネタになるしね。 ある日、女児から法医学教室に電話がかかってきた。「パパを助けて欲しい」。交通事故で女性を死なせたとして起訴されかかった男性は、いつもは慎重すぎるほどの安全運転であった。死んだ女性の方になにか秘密が有ったのか…。 法医学教室に出向になった研修医の真琴の視点で、法医学教室の二癖以上ある2人と、担当で出入りしている刑事の4人で、死体に残った残存証拠を見つけるという、よくある死体系ミステリである。 話としては、エンターテインメント作品として、それぞれありだと思う。さらに特筆すべきは、それなりに取材をしたと見られて、専門的な部分は、変に砕かずに専門的に残すことで、ちゃんと辻褄の合った話に仕立てているところ。少なくとも医療関係に強い作家とは思えない。逆に言うと、法医学教室で聞いてきたエピソードを、割とそのまま書いているんじゃないかと思われる節がある。 で、問題は、全体のストーリー進行なんだよね(展開ではない)。テンポが悪く、死体エピソード以外が、ほぼ「邪魔」なのだ。必要以上にキャラ立てしすぎた、あるいは便利に使いすぎな登場人物というところが一つの難点。また、重要な局面の会話の途中に、必要と思えないエピソードを挟むことで、誰の発現か解らなくしていること。まあ、そこは読まんでいいということかもしれないが、飛ばすと誰が誰に発している言葉か分からんのだ。 5つの短編のうち、2つで知り合いをストーリー中で死なせてしまうというのも、必要以上に感情に訴えているように見えて、あまり印象はよろしくない。 あと、出たな「代理ミュンヒハウゼン症候群」。事件に利用するには便利すぎやろ。代理ミュンヒハウゼン作家でタグ作ろうかしらん。これがでてきた瞬間「夢オチ」と同様の評価しかできなくなるので(一種の叙情トリックだな)。 まあ、暇つぶしにはいけなくもないか。流行り物に乗っかるのはいいけど、乗っかりすぎ。
0投稿日: 2020.05.19
powered by ブクログ上野正彦さんの著書大好きだったので、これを読んだ瞬間「絶対インスパイアーされてる!!」と、確信しながら読んでました(笑)解剖って未だにそんな扱いなの!?って少し疑問ですが、良い問題提起になりますよね
0投稿日: 2020.05.17
powered by ブクログ最近中山七里さん作品を読むこと多いな。。 法医学ものの連作短編。エンターテインメント作品として満足度高。構成の細部はやや唐突感もあったが、それを無視させるほどに、ガンガン読ませる筆致は相変わらず凄い。登場人物が魅力的なのが良いですね。経験を積むことで研修医の娘の心境が変化していく様子とか。 関連作の「ヒポクラテスの憂鬱」も気になってきました。。
2投稿日: 2020.03.29
powered by ブクログ法医学教室のお話。 「カエル男」シリーズに登場した、法医学者の光崎教授や、古手川巡査部長も出てきます。 めちゃめちゃ面白かったです! 「死体はうそをつかない」 司法解剖をする事で、表に出なかった本当の死因を解明できる。 どんなに細かな証拠も見逃さない、光崎教授、素晴らしいの一言です。 主人公真琴と、古手川のやり取りも微笑ましいですし、ラスト決戦がまたすごくいい。 光崎教授素敵です。 面白くてどんどん読み進めました。 「ヒポクラテスの憂鬱」早く読みたいです。
3投稿日: 2020.03.12
powered by ブクログタイトル見て買ったけど病名とか臓器とか調べながらでないと理解出来なかった。 法医学ミステリー難しいですね。
0投稿日: 2020.01.20
powered by ブクログたぶん中山七里は10人いる でなければここまでの本を手を替え品を替え 世に生み出されるものではない 天才の域を超えてる。
3投稿日: 2020.01.13
powered by ブクログやつぱり中山七里はすごい。よくもまあこんなにバラエティに富む作品群を書けるものだと驚く。この作品は一話一話で完結していくが、最後に一本の筋が通る。どんでん返しだけでなくストーリーテラーとして天才的だ。ヒポクラテスも次のシリーズ作品があるようだが、早速読みたくなる読後感がある。
1投稿日: 2019.12.28
powered by ブクログこれは面白かった❗️ 古手川刑事は大活躍、何故か渡部警部も名前だけなのに妙に存在感があった。 光崎教授って他の七里作品にしばしば登場していたみたいだけど、あんまり印象に残ってなかった。でもここで強烈にインプットされました。 法医学界の半沢直樹ってところかな(笑)強引で横柄だけど一本筋が通っていて、公正。だから読んでるほうも小気味いい。しかし現実にはこんな人、いないでしょうね。 古手川刑事と真琴先生も「科捜研の女」の沢口靖子と内藤剛志みたいになるのでしょうか? 今後が楽しみ。
4投稿日: 2019.10.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
昼ご飯食べながら読むには、些かハードルが高かった。 (解剖シーン的な意味で) 謎解き自体は面白いし、毎回の逆転劇は本当にわくわくしたのですが、光崎先生にしろキャシー先生しろキャラが濃いというか、常識的な視点から読むと眉をひそめるというか、理解に苦しむことが多くて(要は共感できない)面白いのに先を読むのが億劫という、何とも変な感覚を味わえました。 好き嫌いが割れそう。 ただ最後の、今までの事件全てを巻き込んだ大逆転話は爽快でした。 光崎先生は先を見通しすぎだろうという。 ただ、やはり個人的には好きになれない、人間的には尊敬できないあの性格……
2投稿日: 2019.09.19
powered by ブクログまあよくある法医学もの。天才解剖医のところに、研修医がやってきて徐々に感化されていくという安心感があるストーリー。中山七里さんなので、もちろんちゃんと面白い。まあ予想以上でも予想以下でもなく、読み始めたらあっという間に終わる本。 刑事もの×医者もの2つが交るからだろうかアンナチュラルくらいから法医学ものどんどん出てきたように思うけど、少々お腹いっぱいかな。
1投稿日: 2019.09.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
やっぱ法医学教室といえば女性が主人公w もうこれは中山七里ファンとしてはたまらないクロスオーバー、光崎教授や古手川くんが出てきてテンション上がるわ、短編集でありながら最終的に大筋の目的が解決するという、静おばあちゃんにおまかせ的な運びで読みやすいわで、あっという間でした。 でも名前だけで渡瀬さんは出てこないのね。 はい、このままヒポクラテスの憂鬱読みますー。
2投稿日: 2019.09.11
powered by ブクログ『死体は語る』「も」読んで。。。。 最期の最後の声を聴くことで真実を明らかにする その一点を、 強烈なキャラクターが闊歩するなか 読者に近い普通で熱い主人公?と ちょっと以上に熱い古手川刑事が その支障を、かいくぐり、飛び越し、打ち破り ”犯人"を見つけるのではなく”事実”を見つける過程が 爽快、痛快なエンターテインメント。
2投稿日: 2019.08.31
powered by ブクログ一言で乱暴にまとめると解剖医版バチスタ。 光崎教授の傍若無人なキャラクター造形は白鳥やバチスタの権威たちを思い出す。 傲岸だが生者と死者を分け隔てるのを是とせず、真実を重んじる光崎と死体が大好きな外国人助手のキャシー。そんな二人に圧倒されながら法医学の意義に目覚めていく麻琴…… キャラクターもそれぞれ魅力があるし、エンタメとしては及第点の面白さだが、登場人物の言動の矛盾や警察の対応など、素人から見ても「いくらなんでもこれはないでしょ」という展開が散見され、完全にのめりこむまでにはいかなかった。 死体の所見を重視したいから他の事はいいと一話で言った光崎が、三話では捜査資料を頼んでいたり……最大の違和感は四話。キャシーがスマホから送信した写真(それも無断で)だけで、僅か数時間後に逮捕令状がとれるのはあり得ない。 死者の声を重んじて、真実を追求する光崎の考えもわかるが、やり方が強引すぎる上に遺族をだまして解剖する話が多いので、現実で実際にやったら大問題だよな……エンタメだからこそ成立する話である。 結果良ければすべて良しでおさまるのだがうーん……。 被害者や加害者の遺族も何人か登場するのだが、さわりの描写でさらっと流され、その後どうなったかフォローが省かれてるのがやや消化不良。 二話の小学生と両親、三話の競艇選手の妻と子など、せっかく出したのなら解剖を経た後のリアクションが知りたかった。三話の遺族は特にトラウマが深そうだったので……。 独立した別々の話だと思わせた短編が、最後に収束する構成は面白かった。 他の誰かも言ってたが、連続ドラマ向きの素材。
1投稿日: 2019.08.07
powered by ブクログ専門的な知識がなくとも、法医学の小説を読み慣れていなくとも、難しくなく読み進められるお話でした。 予算がないから、解剖できず、真実が誰にも気づかれずに葬り去られる。という、何とも現実的な拘りに凝ってて、面白いんだか、面倒なんだか、読者が変なところで思考を中断される新しさがあります(笑)。 真琴が見事にはまっていくところは面白かったです。 キャシー先生がもっと活躍しているところが見たいです。
2投稿日: 2019.07.31
powered by ブクログわかりやすいストーリーで読みやすいが、主人公を含めて登場人物の設定に新しいところはなく、オチも早々に予想できる。
1投稿日: 2019.07.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
法医学荷送り混まれた研修医真琴が主人公かと思ったら主人公は光崎法医学部教授。 内容は最後に落ちがあるがどんでん返しはない。
1投稿日: 2019.07.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
研修医・真琴が、大学病院の法医学教室に移されることになったところから物語は始まる。偏屈で横柄な教授、光崎のもと、様々な解剖手術に立ち会うことに。 最後にはしっかり、どんでん返しが用意されてる。中山七里さんの大きな特徴でもある。 岬シリーズ以外で彼の本を読むのは初めて。法医学の経験があるのかと思うくらい、詳細な記述に舌をまく。ものすごい量の知識を詰め込んだんだろうな。その執着に圧倒された。ただ、死体の記述が続くので、気分は悪くなるけど。。
1投稿日: 2019.05.29
powered by ブクログ浦和医大・法医学教室に「試用期間」として入った研修医の栂野真琴。彼女を出迎えたのは偏屈者の法医学の権威、光崎藤次郎教授と死体好きの外国人准教授・キャシーだった。凍死や事故死など、一見、事件性のない遺体を強引に解剖する光崎。実は「既往症のある遺体が出たら教えろ」と指示していたが、その真意とは? 死者の声なき声を聞く、迫真の法医学ミステリー! 他の作品にも登場している光崎教授が主役。古手川刑事も活躍します。
1投稿日: 2019.05.12
powered by ブクログあの名物教授、光崎教授にスポットを当てた、医療現場の連作短編集。研修医の視点から見た教授と現場。バラバラなピースを集めて出来上がる大きな一枚絵。渡瀬警部こそ登場しないものの、古手川刑事からそのDNAを感じさせるスカッと解決物語。
1投稿日: 2019.03.27
powered by ブクログ法医学の重要性、というのは医療現場以外でも、わかりやすい形で言えばミステリやドラマの世界でも取り上げられやすいモチーフ。生きている人間相手の医療と、死体を前にしての医療は何が違うのか。 話もまずそういったところから始まりタイトルには法医学に特化した言葉はなくむしろ広い意味で医療とは、を考える「ヒポクラテスの誓い」がつけられている。ベタといえばベタなんだけど作者の考え方の方向性が見えた。 「濃い」キャラクターの造形と掛け合いで引っ張るラノベ的な部分と、リアルな医療知識解剖学知識によるバランスが、ややラノベ寄りなので会話部分はもう少し一般小説っぽくてもいいかな
1投稿日: 2019.03.17
powered by ブクログ「さよならドビュッシー」の作者だったので。 法医学教室が舞台で新人の研修医が主人公とくれば、 まさに、とも言うべき既定路線の展開だったが、 面白かった。 腕も読みも確かで、ブレない教授が面白さの根源だが、 日本語がペラペラながら、 それゆえたまに違和感があるアメリカ人の准教授も大きいかな。
4投稿日: 2019.03.10
powered by ブクログ岬シリーズ、静おばあちゃんに次いで読みました。 引き込まれる のに、ほとんど取材しない作家さんと巻末解説を読み、驚き。 順は違いますが、カエル男、手を出してみようかという気になりました。
1投稿日: 2018.12.15
powered by ブクログ法医学教室のお話なので、Lemonを聞きながら。 亡くなった方の最後の声を聞くことの大切さというのは「アンナチュラル」と同じだけど、内容は全体的にもっとミステリー寄り。 法医学の権威として描かれる光崎教授が恥と考えるのは「自分の名誉が失墜すること」ではなく「真実を明らかにしないまま人を見殺しにすること」、中里さんの書くキャラクターはいつもストイック。そこがすき。 5つの短編は全く関係ない話だと思っていたけど実はそうではなくて。でもあの人を「悪い人」だとは思えなかったんだけどそれは私だけなのか。あっちも分かるしこっちもわかる。 大好きな中山さんの安定のクオリティで楽しくさくっと読めた。
1投稿日: 2018.12.12
powered by ブクログ舞台は浦和医大法医学教室。臨床医を志す主人公の研修医が、研修の一貫で訪れた法医学教室には世界的な権威である光崎教授がいて… 面白くて一気に読めた。登場人物が魅力的で、特に光崎教授と古手川刑事が良かった。 今まで読んだ中山作品でちょっと出てた教授と、メイン刑事の相方を務めてた若手刑事の信念とゆーか、いろいろ描かれていて楽しく読めた。 日本の解剖の実状は海堂尊さんのシリーズでも色々読んだが、やっぱり必要だけど、金と人がかかるんだよなぁと切なくなった。 死んだ人の最期の声を聴く法医学の先生たち、応援してます。
4投稿日: 2018.12.10
powered by ブクログ研修医と孤高の法医学教授、アメリカ人の准教授、ペーペーの巡査部長による、医療ミステリー短編集。 現実味はないが、楽しく読めた。 シリーズ化を狙ってる?
1投稿日: 2018.11.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
表紙からの印象とは違った。 やっぱり中山七里は面白い!! まとまりの無い主要キャラが良い味を出してる。 光崎先生かっこいい・・・!!
1投稿日: 2018.10.25
powered by ブクログ法医学がテーマの短編集、5話。 浦和医大・法医学教室に、研修医として入った栂野 真琴(つがの まこと)。 彼女の上司は、偏屈な法医学の権威、光崎教授。死体好きな変わった外国人准教授 キャッシー先生。 生者は嘘をつくが、死者は決して嘘をつかない。死者の声なき声を聞く、法医学ミステリー。 続編が楽しみです。
6投稿日: 2018.07.25
powered by ブクログいつも迫真の描写を楽しませてくれる中山氏が今回舞台に選んだのは法医学教室。 唯我独尊の振る舞いを見せつつも、その能力と職務への誠実さで一部の人からは圧倒的な信頼を得ている光崎教授がなんとも魅力的です。 専門知識と事件の繋げ方が秀逸で、単なるお仕事小説に留まらない内容の濃い作品でした。 主役と脇役が入れ替わりながら個性の強いキャラクターが複数の作品に登場するところも中山ファンの気持ちを擽ります。
1投稿日: 2018.07.04
powered by ブクログ一人の作家さんを好きになると、その作家さんのあらゆるシリーズを読みたくなるのは普通のことだろう。 複数のシリーズをまたいで、一つのキャラがあちこちに 顔を出すと、それだけで興奮してしまう。 この作品でも、「連続殺人鬼 カエル男」や犬養刑事シリーズに登場する古手川刑事が活躍するし、登場はしないが渡瀬班長の名前が出てくる。 そうなると、「お、渡瀬さん、相変わらずの調子だな」と、隣のオジサンに声をかけているかのうような気になる。 さて、今回の作品では、浦和医大研修医の栂野真琴が「試用期間」として、法医学教室に送られたところから始まる。 死者の声なき声を聞く、法医学者のお話であります。 医師として、生きている患者を救うことを目指す真琴が、法医学教室の主、大変人の光崎教授のもとでもまれるうち、法医学も人を救う学問であることを知っていく。 物語は真琴目線ですすんでいくが、偏屈だがその腕は超一流の光崎、死体好きの外国人准教授、キャシー、そして古手川刑事との、まだ、仲間とは言えない繋がりが、徐々に太く強くなっていくさまが面白い。
1投稿日: 2018.03.22
powered by ブクログ法医学の話だけあって、専門用語が結構出てくるものの、とても読みやすくストーリーも面白い。どんどん先が知りたくなる展開でした。
1投稿日: 2018.02.14
powered by ブクログ法医学教室を舞台とした短編連作ミステリ。 よく「酸鼻を極める」というような表現があるが、読んでいて想像するとくらっとくるような死体描写が多い。そういう意味では下手なホラー小説より怖い。 ミステリとしてはわかりやすく読みやすい。 解説を読むと、作者さんの異常なまでの器用貧乏っぷりに驚く。ほんとに?
1投稿日: 2017.11.28
powered by ブクログ研修医の栂野真琴は単位不足のため、法医学教室に入ることに。 傲岸不遜な解剖医の光崎教授と死体好きの外国人准教授キャシーに振り回されながらも、真琴は教授の信念と一流の解剖技術を目の当たりにし、法医学にのめりこんでいく。 何の事件性もない遺体を強引に解剖しようとする光崎教授の真意は―—。 5つの連作短編集。 テンポと歯切れのいい文章と、キャラ立ちしている登場人物たちが生き生きと活躍する緩急ある構成に、夢中になって読みました。 どの登場人物も魅力的で、彼らが繰り出す明解な会話や医療に対する真摯な態度にはしびれました。 古手川刑事もキャシー教授も良いのですが、中でも光崎教授の突出したキャラの濃さが半端ない。 「生きている人間は嘘を吐くが、死体は真実しか語らない」という彼の言葉。 数多の死体と向き合ってきた、不遜な性格ながらも凄腕の技術を持つ彼だからこそ言える、短いけれど含蓄のある言葉は後々効果的に響いてきます。 また、「異状死」でもほとんどは解剖されず立件されないという日本の司法解剖の現状や、解剖を忌避する日本人独特の遺族心理など、自分の無知を思い知らされる点もたくさんありました。 人間の実態を見すえる徹底したリアリズムの眼差しは、読者をクライマックスへと力強く導いてくれます。 解剖までの手続きや医療知識が間違いだらけという感想を書いている方もいるみたいですが、エンタメとして楽しめたので気になりませんでした。
4投稿日: 2017.08.18
powered by ブクログ医学的なこと監察医のことは現状を含め詳しいことは分からないけれど、小説なので多少色濃く、うまいように書いているんだろうなあ。一つ一つ短編の集まりかと思ったら、大きな一つのものがあったのですね。個性的な登場人物、主人公の心の変化がよく描かれ楽しめました。ただ、中山さんの作品はこれが最初なので、他の作風がわからないけれど、少しばかり、四文字熟語(あったかな)、慣用句をつかって表現しなくてもいいんじゃないかと。そこだけ浮いた感じを覚えた。
1投稿日: 2017.07.02
powered by ブクログ哀しみや情にとらわれず人として成長していくプロセスとプロとして真実を追う執念を感じる作品です。古手川刑事や渡瀬警部(登場しませんけど)の変わらない爽やかなワイルドぶりにもニヤリとさせられますね。
1投稿日: 2017.06.17
powered by ブクログ法医学ミステリーとあり興味を引いたのだけれど、解剖の描写がリアル過ぎてかなり読み飛ばしました。 登場人物のキャラ設定や絡みは面白いけれど、作品としては苦手な部類でした。
1投稿日: 2017.06.05
powered by ブクログこの作家では珍しい医療小説。 ドラマ化にあたり北川景子さんが主役だつたらしく、カバーが二種類重ねてかかつてゐた(*^_^*)。 登場人物のキャラクタ造形が秀逸。
1投稿日: 2017.03.12
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 浦和医大・法医学教室に「試用期間」として入った研修医の栂野真琴。彼女を出迎えたのは偏屈者の法医学の権威、光崎藤次郎教授と死体好きの外国人准教授・キャシーだった。凍死や事故死など、一見、事件性のない遺体を強引に解剖する光崎。「既往症のある遺体が出たら教えろ」と実は刑事に指示していたがその真意とは?死者の声なき声を聞く、迫真の法医学ミステリー!
1投稿日: 2017.02.17
powered by ブクログ先に連載のヒポクラテスの憂鬱を読んでしまったものの面白かった!!!この中山七里という作家は、元々サラリーマンだったにもかかわらず、こんなにも医術用語と場の雰囲気を的確に伝えてるところに感嘆します。。。ホントに。。。 しかも、本人は医術なんて全く無知で少し文献読んだらあとは想像を膨らませるだけらしい。 ましてやものすごい勢いで執筆しているらしく、年間に何冊も何冊も書いてるっていうからすごい。。。内容も被ってきたりしそうだけども。今のとこ三冊しかこの作家の小説は読んでないけど、要所要所に主人公が被っていたりと、全体を通して物語が少しづつ繋がりをもたせているところにもびっくり!!! 今後もかなり期待の作家です! ヒポクラテスシリーズも続編期待!!!
1投稿日: 2017.02.13
powered by ブクログ法医学という興味深いジャンルなので、存分に楽しめました。司法解剖を取り巻く状況など、初めて知ることも多く、とても為になりました。
1投稿日: 2017.02.12
powered by ブクログミステリー連鎖に導く5話。ラストに発した光崎先生…"勝手にしろ"ではなく、"勝手にし給え"が鯔背な上司ぶりダネェ♪。
1投稿日: 2017.01.23
powered by ブクログ登場人物は、わりとステロタイプ。 「犯人」も途中で予想した通りで、 大きなどんでん返しはなかった。 が、読みやすい文体と、かなり特殊な世界を 「不気味なまでに精緻に描く」描写力で、 最後までぐいぐい引き込まれて読んだ。 これぞ「筆力」というものか。 解説に「筆者は全く取材に出ない」とあったが、 それでいて難解な専門知識・用語を縦横無尽に駆使し、 目の前で見ているかのようなリアルな解剖シーンは... まさに「筆力」なのでしょう(^ ^; お食事中には読まない方がいいようなテーマです...(^ ^;
4投稿日: 2017.01.10
powered by ブクログ法医学教室に研修医として入った真琴。 法医学の権威である光崎教授と死体好きというキャシー准教授と共に凍死、事故死、病死の遺体を解剖していく。 そのやり方がかなり強引である…が、そこがまた面白い。 2017.1.9
2投稿日: 2017.01.09
powered by ブクログやっぱり中山さんは普通に面白い。 いわゆる法医学ものなんですが、素人の目を通しながら以外な事件や真実を描きだしてる。 おなじみの古手川も含め中山作品の一つのピースになってますね。
1投稿日: 2017.01.09
powered by ブクログ図書館にはないので、読まなくてもいいかと思っていたけど、続編が出たのをきっかけに読んでみた。あとがきにもあるけれど、よくある監察医もの。正式には作品の舞台は法医学教室になるのだけれど、物語自体は、最近監察医がドラマに登場する機会も多く、舞台になることも多いので、ストーリーに新鮮さは感じられない。でも、法医学教室を舞台にしていることで、監察医との違いが分かりやすく描かれており、違いが分からなくても、何となるスルーしていたところが理解出来たのが良かった。読んでいる時には、気が付かなかったけど、浦和医大に協力をしている埼玉県警の刑事・小手川が御子柴シリーズに出てくる、私としては、ちょっとうざい刑事だったのには驚いた。この作品の小手川はいい人に見えるから。
6投稿日: 2016.12.05
powered by ブクログ法医学教室が舞台なので解剖がテーマですが、読んでるぶんにはグロい感じはしないです(映像だとまた違うかもですが)。解剖によって隠された事実を明らかにする。実際こうやって埋もれてる事件は多いのかも知れないですね。 解剖がメインテーマですが、比較的解剖シーンは薄い印象です。解剖医の光崎がすごすぎて、さっと開いて、さっと確認して、さっと閉じる感じになってしまうので、ちょっと物足りない感じはありますね。
1投稿日: 2016.11.21
powered by ブクログ医療系で小難しい事が書いてあった割には読みやすかった。 解剖に仕向けるやり方に多少の無理な感じは残る。 五つの短編が関連付けられていくのにも無理な感じがする。ただ登場人物のキャラクターが面白く、作品に深みを加えている。 Part 2 がありそうな予感w
1投稿日: 2016.11.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公が途中から突然、遺体に「あなたの声を聞かせて」みたいな語りかけをするようになったのでお?どうした?ドラマ用決め台詞?と思ったくらいで後は楽しく読めました。遺体になるひとと犯人とが分かりやすいので解説の水戸黄門には納得。
1投稿日: 2016.11.04
powered by ブクログ北川景子主演でドラマ化するとのことで読んでみました。 検視官系が好物なので面白く読めました。 ひとつひとつの検視結果が、大きな問題の 答えにつながっていて、最後に謎解きがありました。 続編も出ているみたいなので楽しみです。
1投稿日: 2016.10.21
powered by ブクログ一時期大きな話題になった「死体は語る」に激ハマりしてから、監査官系の小説はだいぶ読み漁ったので、馴染みのあるトピック。各短編で一つの事件を扱った連作短編形式。ただ、他殺体よりも自然死の事件が多いのが印象的。また、一見関連性が無いかと思われた全ての事件を最後に一つに結び、しっかりと締めた点が好印象だった。次回作も出そう。
1投稿日: 2016.10.06
powered by ブクログ『君は死体が好きか?』 新米研修医 栂野真琴は、准教授キャシーに質問される。 この質問が、『ニンゲンはウソをつくが、死体はウソをつかない。』 ということにつながっていく。 献体でホルマリン漬けの死体解剖と 法医学としての死体解剖は まったく違う。 法医学教室のボス 光崎藤次郎教授は、 アメリカでは 有名な教授であり、キャシーはあこがれて、 はるばる 日本にやって来たのだ。 真琴は、突然の質問に 窮して答えることができない。 それでも、解剖する死体に向き合うことで、徐々に 光崎の言うことが 理解して 感化されていくのである。 ①河原で 低温に当たり 死んだオトコ。 喉に サイネリアの花粉を見つけることに。 ②6歳の女の子が 電話して 解剖してと頼まれる。 交通事故の原因とは。 ③モーターボートのレースの最中における衝突事故死。 ④真琴の同級生 裕子は マイコプラズマ感染症だった。 それが、転倒して 死んでしまった。 ⑤病院で 腹膜炎で、死んだ10歳の少女。 その五つの死体は、共通した 原因があった。 それを 光崎が 明らかにすることで、一体何が原因なのかが 明らかにされる。 始めは 短編集だとおもったが つながりがあった。 海堂尊が AIについて かなり突っ込んでいたが、 ここでは、警察も病院も予算がないと言うところで、 さりげなく アピールしている。 この医療情報に関する知識は 並大抵ではない。
3投稿日: 2016.10.02
powered by ブクログ<ヒポクラテスの誓い>とは「患者の利益になることだけを考えて治療する」という医師の志のことなんですね。 死因に不審のある遺体を解剖して隠された真実を知るという話は何度か読んだことがありますが、以前読んだものほどのインパクトはありませんでした。 最後はあんな感じだろうなあとは想像できたし(笑)
1投稿日: 2016.09.18
powered by ブクログ法医学。 なかなか我々は生きている時分にはお世話になることがない。 最近でこそ、テレビドラマで描かれることが増えたが、それでもまだメジャーとは言えない。 そんなマイナーな仕事を、これだけ面白く、臨場感をもって描くとは! 実際にその現場に立ち会ったことがあるわけではないので、そこまで現実味があるのかはわからないが、興味を抱かせるということに焦点を絞れば成功していると言えるだろう。 著者の作品のうち、私が読んだのは凄惨な場面が多く出てくるものばかりで、しかも今回は解剖ときた。 いったいどんな話なのだろう、と半ば不安、半ば怖いもの見たさで読み始めると......。 カフェオレがあたたかいうちに、どんどん読むスピードが上がってしまう。 物語は5編の連続小説となっている。 主人公の栂野真琴は研修医。 医師ではあるがまだまだ頭に殻がついているひよっこだ。 「死んだ死体」だけで解剖した琴があります、平気でした!なんて甘いことを言ってしまう女性。 光崎教授は今回の探偵役。 彼は厳しく偏屈だが信頼に足る人物だ。 死者の声を誰よりも聞く男性。 そして准教授のキャシー。 彼女は壮絶な体験をしている。 それゆえに死者の声に耳を傾ける光崎を信頼しているし、真琴の心に言葉を届けることができる。 「怒るのは、その相手に期待しているからです。 期待していた能力を発揮してくれなかったことに怒りを感じるからです」(260頁) この言葉が真琴を変えていく。 一見事件性がないように見える遺体。 だからこれ以上彼らを傷つけないでくれ、解剖なんてしないでくれ、そんな遺族の気持ちはもっともだ。 だが、真琴や光崎、キャシーは遺体を徒らに傷つけたいわけではない。 彼らが発する言葉に従っているだけなのだ。 第5話で明かされる、光崎が探していた真相.......。 死者は嘘をつかない、光崎の言葉を我々はここで深く理解することになるだろう。
1投稿日: 2016.09.14
powered by ブクログ法医学教室と言えば「名取裕子」がすぐに思い浮かべてしまう私です(爆) この本の登場人物は他の本にもちょこちょこ登場してるみたいですが、これだけでも十分楽しめます。 一癖も二癖もある面々の中に「視野を広げる」という名目の元その中に放り込まれた研修医の真琴。 真琴がその面々に段々感化されていく所や話の流れは正に「王道」って感じがしますが面白かったです。 光﨑の行動の真意とは? 続編あれば良いな。 特に刑事の古手川が良い。 だけどドラマでは尾上松也らしい…。 違うなー。
1投稿日: 2016.08.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み終わった直後に、北川景子主演でドラマ化を知る。 法医学の話好きなのね。昔、「きらきらひかる」ってドラマが大好きで、何度も何度も見返して、もし医師になれるなら法医学の道に進みたいとまで思っていたけど、そんなに簡単じゃないか。解剖しなきゃいけないご遺体はキレイな亡くなり方をしてない場合多く。。現実は厳しい。でも目を背けてはいけない。故人が残した最期の言葉を聞くんだ。真相を導き出すんだ。 続編もあるようで、ぜひ読みたいです。
1投稿日: 2016.08.04するする読めてしまう
あの若造刑事というイメージだった古手川刑事がなかなか頼りになってて、あの渡瀬刑事は名前だけの参加で、とリンクしてるせいか、妙に読みやすかった。なんとなくそうかなあって思ってたらやっぱりそうだったんで、あまり驚きはなかったけど、法医学から謎を解明していくところはとてもおもしろかった。光崎教授がとてもいい。シリーズ化してほしいです。
2投稿日: 2016.07.29
powered by ブクログ法医学教室の偏屈教授に外国人准教授。内科から回された研修医が法医学の深さを知って行く。テレビドラマの原作はほとんど読まないのだけれど法医学に惹かれて。真実を探るこの面白さ。
3投稿日: 2016.07.16ドラマ化するんですね、見たいです。
面白かった。 よくあるドラマ、◯◯法医学教室の事件簿、のような感じでした。 中山七里さんのいつものどんでん返しはなくて、ちょっと物足りないかもしれません。 シリーズ化するのかな?充分できそうな気がします。
9投稿日: 2016.07.14
powered by ブクログ法医学に焦点を合わせる,という段階で斜に構えて臨むも,海堂尊氏が提示したAiの活用,そしてその弱点を補完する解剖の必要性まで見事に描ききる.さらに,5話それぞれが独立した内容ながらもそれぞれが有機的につながり,最後のカタルシスを迎えるというミステリィとしての一級性も色褪せておらず,読み応え満点.
1投稿日: 2016.07.11
powered by ブクログ「迫真の法医学ミステリー」の惹句通り、痛快無比のエンターテイメント。 著者の中山千里は、ピアニスト岬洋介シリーズ、あるいは弁護士御子柴礼司シリーズで、どんでん返しの帝王との異名があるが、今回は、法医学教室が舞台。 次々に出てくる専門用語、医学用語(解説によると、著者はこのような専門的な内容でも取材に出かけることは一切ないらしい!)は、理解できないながら、著者の巧まざる筆致に、連作短編の5話とも、たちまち読了。そして、1話から4話までの隠された真実が最終5話で明らかになる。著者の仕掛けにまた脱帽。 さらに、主人公は新米研修医栂野真琴だろうが、法医学の権威光崎教授、紅毛碧眼の准教授キャシー、各3人のキャラクターが、それぞれにまた何ともユニークで、この作品の魅力をいやがおうにも引き立てている。 続編も、近々刊行されるらしいので、それもまた見逃せない。
7投稿日: 2016.07.08
powered by ブクログ面白かった~。『ヒポクラテスの誓い』読んでいるうちに、冒頭で記述のあった誓いの意味がどんどん染みこむように心に響きました。医療ミステリー。次回作も有るんですね。刊行が待ち遠しい♪今回も古手川くん登場。いい味出してくれてますね♪
1投稿日: 2016.07.01
powered by ブクログこの作家は本当に面白い。 取材なしに数々の専門分野を題材にミステリを作り上げるそうだ。 研修医の成長譚としても楽しめるので、続編もあるはず?。
1投稿日: 2016.06.20
