
総合評価
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powered by ブクログ岡潔 「 一葉舟 」 著者の宗教観を論じた本。 「その人は その人の心である」 *大脳前頭葉という口から 心の糧を取り入れる *大脳前頭葉で エキス化して 心の中に貯える *心の糧が 心になっていく→その人の過去が増えていく エキス化とは *知は存在化(印象化)される=浮いたものはとれる *情は本質化される=例えば 顔からおしろいがとれる *感覚は浄化される=自他弁別本能がなくなる *意志は霊化される=盲目的な部分がなくなる 無差別智とは *人の知情意、感覚に働く力〜この力が働いていることを その人自身 意識しない *無差別智は 真我に働く→小我は それを妨げる *無差別智の道は 捨〜考え抜いて最後は捨てることが目的 社会問題の根底に 情緒の未発達がある〜日本は元々 情の国 *情=アガペー(無償の愛)、大いなる慈悲 *情緒=時のエキス→過去や永遠の世界に私たちを導く→人とは その人の過去のエキスの総和 小我と真我 *自分を小我と真我に分ける *仏教は 小我を離れて 真我に帰れ と教えている 「すぐに役立つ仏道とは自覚である」
0投稿日: 2018.09.17ガテーガテーパーラガテーバーディースバァーハ
岡潔先生が悟りの境地にたどり着かれていることを祈って。 戦前教育と明治維新を知る稀代の数学者だからこそこの強気なエッセイがかけるのでしょう。生命と仏教、神道を礼賛し、物質文明と西洋を切り捨てる過激なエッセイではありますが、現今の政治情勢を見るに、国家を運営する側がどうして論理的に歴史の軌道変更を行おうとするのかを考えるのにも役立ちます。 岡先生の矜持が述べる通り、確かに大日本帝国は列強であり、日本国は戦後の混乱を収束させ経済大国に復帰した稀有な国ではあるわけです。 ショック療法的な効果を期待されたのでしょうし、また、岡先生の人格的基礎を築いた日本社会を悪く思うわけにはいかなかったのでしょう。 エッセイは全部読むつもりですが、内容の重複が目に付きます。 稀代の数学者の作り出したエッセイ上の雛形を眺めて楽しむつもりなら買うのも悪くありません。 うーん。それにしても、東洋哲学の弱点として、結局、岡潔先生以下の哲学を趣味とする隔絶した知識人に及ばない仏教上人などを引き合いにださなければ信用されなかったところが残念ですね。そこが最近の仏教や儒教の不人気につながっているのかもしれません。 星5つ。
4投稿日: 2016.10.17
