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ぼくが医者をやめた理由 青春篇
ぼくが医者をやめた理由 青春篇
永井明/KADOKAWA
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総合評価

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    1967年、広島から一人の青年が上京、志も高く医学の道を歩みだした。個性的な面々が集う学生寮での新生活、教授に対する反発心、初めての解剖学実習のこと、学生運動への違和感、臨床実習で患者を前にしたときの不安、卒業試験…。後年医者をやめることになった著者が、医学生時代に体験した気恥ずかしくて情けない、けれど充実した出来事の数々を、軽快なタッチで綴った好評エッセイ。

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    投稿日: 2018.06.11
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    「ぼくが医者をやめた理由青春編」3 著者 永井明 出版 角川文庫 p18より引用 “しかし、あっちにふらり、こっちにふらり、一ヵ月もするとす ぐに気が変わった。ただ不思議と、医者になりたいと積極的に思 ったことはない。”  元医者である著者による、著者の医学生時代の思い出を綴った 一冊。  進学課程の頃の話から卒業試験の頃の話まで、実際に経験した 人にしか出せない現実感でもって書かれています。  上記の引用は、大学受験時代の話での一文。 こんな風に思っていても最終的に医者になれるのだから、著者は 医者の才能がしっかりあったのでしょう。もしくは大変な努力家 だったのかと思います。  結局著者が医者をやめた理由は、はっきりとは書かれていない ようです。自分にも良くわからないことというのはよくあること なのかも知れません、私も昔の物を整理していると、なぜこんな ものを買ったのだろうと思うものが、部屋の隅から出てくること があります。 ーーーーー

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    投稿日: 2012.11.13
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    題名からして、結構重い深い本かと思ったらぜんぜんそんなことはなく、結局のところ医者を辞めた理由もよくわからないままに終わる。が、医者も私たち会社員と同じように、「一職業」なんだな~となんだか納得させられた。やっていることの内容は違えど、仕事に対して違和感を感じる部分やら、あせりやら、悩みやら・・・。新人のころの失敗談なんかも、自分の新人のときと重なっておもしろく感じられた。 この本の唯一すごいと思うことは、「自分が医者を辞めた」理由を、「正義感」だとか「体制への反抗」だとか立派なことに書き換えてしまうことなく、小さい自分を小さいままに思ったことを書いていることである。新人が会社に入って覚える違和感は、大それたものではない。自分の怠惰や無能に対するいいわけですらあるかもしれない。が、そこに会社の問題の片鱗が見えることも事実である。すべて会社がおかしい、悪い!と言って自己正当化する新人はつぶれる。が、すべての新人の違和感を「未熟」と片付ける会社は傾くだろう。そんなビミョウなバランスを見事に表現しているエッセイだと感じた。 まあ、ともかく軽くて読みやすかったので、電車でのひまつぶしにはぴったりの本だと思う。

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    投稿日: 2011.07.12
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    青春編、てだけあって筆者の方の、まだ若い頃の回顧録みたいな感じです。甘めだけど、あー同じようなこと考えることもあるんだなーとか。

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    投稿日: 2009.01.03
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    高3の頃図書館で読みました。 進路で悩んでいた時に出会った本なので、葛藤など共感できる部分が多かったです。

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    投稿日: 2007.08.18