
総合評価
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powered by ブクログどんなにつらくて、どれほど切ない経験をしても、時がたてばそれは時の流れのなかで、いきいきと輝いてくる。その辛さがあったからこそ「今」がある。 なんで、ばななさんの作品って心に傷を負った登場人物が多いのに、読了後はすっきりと幸せな気持ちになれるんだろう? 不思議だ。
0投稿日: 2007.10.08
powered by ブクログ日常にどこにでもある でも何だか幸せ感溢れるものそんなものが題材の短編集。 特にほんのタイトルにもなっている、デッドエンドの思い出は悲痛ながらも綺麗な情景と希望が沢山詰まってる。 一見するとただのかわいそストーリーがキラキラしたものに見えるのはなぜだろう?いつでもかけがえのない祝福の瞬間に巡り合えるという希望的メッセージがあるから?なぜだろう? 傷心している人にもしていない人にも是非手にとっていただきたい。
0投稿日: 2007.09.22
powered by ブクログ「表題作が自分自身に通じるところがありまして、しこたま感情移入してしまいました。元気を貰った気がします。」
0投稿日: 2007.09.14
powered by ブクログひとつめのお話がとてもよくてとても好きで、余韻にひたってしまって、しばらく次のお話が読めませんでした。
0投稿日: 2007.08.09
powered by ブクログ「これまで書いた自分の作品の中で、一番好きです。これが書けたので、小説家になってよかったと思いました。」文庫本の帯に書かれていたよしもとばななさんのこの言葉に惹かれて、手に取りました。 五編のラブストーリーを描いた短編集。 よしもとさんの話は2冊目だけど、なんだか「すとん」とこない。きっと人にはそれぞれ作家さんとの相性があって、だから「好きな作家」なんて項目が自己紹介欄やアンケートなんかにあるのだろう。 なにがすとんとこないのか。たとえば、 「秋の空は透明な色をしていて、景色と溶け合うところまですうっと澄んでいて、どこまでもあいまいで、はっきりした感じがなくて、宙ぶらりんな私を優しくなぐさめた。」 似たような言葉を幾度も重ねた比喩。 たとえば、信じていた恋人の新しい彼女から聞かされた絶望的な事実に、主人公のミミが「ええ〜?」という間の抜けた声を上げてしまったり。 物語自体は悪くないのだけれど、ところどころ「あれ?」と思ってしまい、感情移入できない。私はひねくれ者なのでしょうか。
0投稿日: 2007.07.27
powered by ブクログ切なく苦しい恋、その暖かさ、そして、すぐそばにある永遠。 暖かく、希望が溢れてきそうな気持ちになれました。
0投稿日: 2007.07.24
powered by ブクログ同じような心暖まる短編が5つ並んでる。 正直、似すぎてて連続で5作!!となるとよほど凹んでて人生最悪みたいな時か、よしもとバナナさんがとにかくすきやね〜ん!見たいな人じゃないとちょいウザなるかも…僕は3ヶ月かけて短編ごとに読みました。
0投稿日: 2007.07.23
powered by ブクログこれが書けたので小説家になってよかった、とよしもとばななが言っているだけあって、とても素敵なおはなしでした。 5つある短編の内、特に「幽霊の家」「おかあさーん!」が好き。 幽霊の家は何かしらないけど幸せな気分になるしおかあさーん!は自分の周りを見つめ直してみようかな、って気分になる。 『私の形をくりぬいただけの世の中なのに、どうしてだかうんと淋しく見える』 自惚れじゃなくそう思える自分になりたいな。この世界にスペースをとっていてもいいんだ、って思えるようになりたい。
0投稿日: 2007.07.22
powered by ブクログどの収録作品もいいけど、特に「幽霊の家」が好き。 何気ない会話や、言葉遣いで、こんなにも残る描写ができるのってすごいなぁ。
0投稿日: 2007.07.15
powered by ブクログレポートを書くために借りたのに、読むのに夢中になってレポートはそっちのけ。幸せって何だっけ、と考えさせられた。
0投稿日: 2007.07.12
powered by ブクログ誰にでもある躓いたり先のないデッドエンド。そんなきっかけと出口の物語。守られて暮らしている今の生活がきっといとおしくなる。
0投稿日: 2007.07.01
powered by ブクログ思いがけずよかった。。!よしもとばななさんの文章て、こんなにあたたかかったんだ。。歩みを止めたくなるような辛い出来事に出合った時、それぞれの主人公たちはまっすぐに現実を見つめ、かけがえのないものを手にいれます。ささやかな希望、しあわせに溢れた短編集。表題作がダントツに好きですが「ともちゃんの幸せ」もとてもあたたかい気持ちになりました。
0投稿日: 2007.06.29
powered by ブクログだいぶ前に違う作品読んだときは微妙だったけどこれはよかった。切ないけどきゅんとするし『幽霊の家』と『デッドエンドの思い出』が特に好き。読んだ後、自分や人に対する気持ちが180°変わる感じがする。
0投稿日: 2007.06.27
powered by ブクログよしもとばななさんの本で一番好き!!!! 出てくる人はみんなつらかったり苦しい立場に居るけれど、そんな状況だからこそ、幸せや嬉しさを敏感に感じられるんだ、と思った。
0投稿日: 2007.06.01
powered by ブクログよかった。人に思い切り薦められる本な気がする。あったかい。切ないかどうかはちょっとわかんなかったんですが。幽霊の家好きだなぁ。人に会いたくなった
0投稿日: 2007.05.29
powered by ブクログばななさんが自分が書いた小説の中で一番好きなんだって。きっとこの小説に書かれていることを体験して、男の子に恋かもわからない不思議な感情を抱いて、けど何も行動は起こさなかったんだろうなぁって想像してみた。 「ともちゃんのしあわせ」が一番すき。
0投稿日: 2007.05.20
powered by ブクログ表題作「デッドエンドの思い出」と「幽霊の家」が特に好き。 悲しい、というか少ししんみりとする内容だけれど、どこか暖かさを感じました。
0投稿日: 2007.05.20
powered by ブクログ初のよしもとばなな 読んでよかったーあったかいです 最後の表題作が一番好きです 次に最初のお話
0投稿日: 2007.05.17
powered by ブクログ切ないなぁ。ホントに綺麗な物語ばっかりだ。よしもとばななさんを読むのはこれで三冊目だけれどもコレが一番好きかも。「デットエンドの思い出」はなんかすごいあたたかい。
0投稿日: 2007.05.14
powered by ブクログずっとよしもとばななの話がけっこう好きで、短編集ということで、楽しみにして読んでみたけど、、、 自分の中ではイマイチな。。。 でもよしもとばななサンはスキな話を集めたんですよね。。。う〜ん
0投稿日: 2007.05.10
powered by ブクログよしもとばななの短編小説集。私は最後の『デッドエンドの思い出』が一番好きです。 関連記事:『Oanim』2007.04.22の日記へ→http://oanim.net/diary.html
0投稿日: 2007.05.09
powered by ブクログ久しぶりのよしもとばななさんの本。内容は?編でその中でも『幽霊の家』と『デッドエンドの思い出』が特に自分の中で残った。『幽霊の家』はせっちゃんと岩倉くんのたんたんとした物語、なんだけど中で出てくる大家さん夫婦の幽霊が物寂しさを演出していた。自分が死んだことに気付かずに普通に生活している彼らはでもちゃんと成仏できたことであろう。『デッドエンドの思い出』はよしもとさんらしい、再生の話しだった。しかし全然話し自体は重くなく別れを言い渡す高梨もそこまで悪い奴でもなかったし・・ミミと西山君のゆっくりとした雰囲気で自分も癒されるような気が。
0投稿日: 2007.04.30
powered by ブクログ短編集。個人的には「幽霊の家」が一番好き。理由は、長年思っていたがうまく表現できなかったことを文字にしてくれた一文があったから。
0投稿日: 2007.04.21
powered by ブクログ今まで読んだばなな作品のなかで、『キッチン』と同じくらい好きです。短編集ですが、特に表題作が好き。 ばななさんの作品って、物哀しいけれど冷たいあたたかさがありますね。
0投稿日: 2007.04.18
powered by ブクログ先輩に借りて、再読。前読んだ時は、ある程度良い。と思ったらしいが、今回はちょっと・・・いまいち。 いまいち・・・確かに「幽霊の家」はちょっとほんわかして良かったかな。いろいろ、自分のこと考えて読みすぎだけど。
0投稿日: 2007.04.15
powered by ブクログ短編集なのですが、ばなな節が隅々まで炸裂していて、すごくすっきり軽く読める一冊。私は幽霊の家が一番お勧めかな。目線が人とは違う、そんなばななさんの分掌が大好きです。
0投稿日: 2007.04.13
powered by ブクログ出産し、ペンネームも“よしもとばなな”に改名。 その改名後の作品は初めて読みました。 かつ、ばなな自体久々に。初めて読んだ頃から10年。私が変わったのか、彼女の作風が変わったのか。どうも初期ばななに見られた“不健全さ”みたいなものをあまり感じられなくて、ちょっとがっかり。(卒論でばななを研究した友人いわく、“ばななの読者は健全ではな い”らしい) 個人的には表題作よりも「幽霊の家」が読後感がほんわかでよかったです。他の収録作も全体的にほんわかしてました。
0投稿日: 2007.03.30
powered by ブクログ表紙が気に入って買いました。短編5編収録。主人公の切ない気持ちがひしひしと伝わってきます。みんなハッピーエンドっぽい終わり方なのが個人的には良い。思いがけない不幸の後にくる本当の幸せの発見。
0投稿日: 2007.03.28
powered by ブクログ切なくてだけど綺麗な恋の物語に、やっぱり心が温かくなって洗われていく感じがした。ばななさんの作品を読むと幸せな気持ちになれる。
0投稿日: 2007.03.26
powered by ブクログ著者がこの話を書くために作家になった、というほどの傑作短編集。 個人的には恋愛モノはあまり読まないがそれでも面白いと思えた作品。短編集ではあるが、それぞれに話の終りはきちんとしていると思う。
0投稿日: 2007.03.24
powered by ブクログよしもとばななのちょっと切ない喪失感と、 あたたかさがすき。 何かを失って、何かに気がついて。
0投稿日: 2007.03.09
powered by ブクログ大好きなよしもとばななさんの短編集。幽霊の家が一番好きです。この本は人間関係のトラブルで疲れた時に読むのがいいかもしれない。
0投稿日: 2007.03.08
powered by ブクログつらくて、どれほど切なくても、幸せはふいに訪れる。かけがえのない祝福の瞬間を鮮やかに描き、心の中の宝物を蘇らせてくれる珠玉の短篇集。(「BOOK」データベースより) 読んだら、ロールケーキとオムライスが食べたくなるよ♪
0投稿日: 2007.03.05
powered by ブクログ人に裏切られた時、人が嫌いになった時に読んでください。3話目「あったかくなんかない」は「TUGUMI」と並んで僕的ばなな最高傑作かも。
0投稿日: 2007.03.05
powered by ブクログ活字中毒で、一日一冊は読んでいる。電車にのる時間が長いからなんだけど、ばなな本はつい電車で読んじゃって途中であまりに悲しくて、しまったと思う。こんなとこで読むにはもったいない、と。この短編集、どの話もよい。切ないけど主人公達の芯がしっかりしていて前向きで。自分はそんなに冷静に過去を見られないから、やっぱり強いなあとうらやましく思うのかも。
0投稿日: 2007.02.22
powered by ブクログこの小説を今読んでよかった、と思った。もっと前だったり、もっと後だったりしたら、こんなに心にこなかったかもしれない。
0投稿日: 2007.02.19
powered by ブクログ表題の「デッドエンドの思い出」が一番良かった。あんまり不思議感のある話ではない。主人公の気持ちが伝わりすぎて苦しかったけど、やはり最後は清清しいし。 全体的に全部好きなかんじでした。
0投稿日: 2007.02.02
powered by ブクログ初めて読んだとき(立ち読みだったけど)、体がびりびりした。ずっと大事に持っていたいなって思った。 今も読み返すと、そう思う。 表題と、幽霊の家が好きだな〜
0投稿日: 2007.01.22
powered by ブクログ何度でも読み返したくなる感じ。 表現の一つ一つがキラキラしているし、世界観にすごく共感できた。 今までのばななの本は受け身で読んでしまいがちだったけど、この作品は気持ちが参加出来た。 ばななに言わせるところの「大恋愛』を自分もしているからだろうか。恋することで心が豊かになることを 自身で体験出来ているからこそ、この本の良さが分かった気がする。 だから、また、読みたい。 次はどんな感想を抱くのだろう。
0投稿日: 2007.01.21
powered by ブクログ作者自身も書いていて涙が出てしまうというような、辛く決して幸せとは言えない物語の短編集だが、よしもとばななの例えの暖かさや文章に読んでいて心がほっこりした。
0投稿日: 2007.01.21
powered by ブクログもう、むーーーっちゃよかった。 ばななさん、どんどん癒しパワーがUPしてってる。なんで、読むとこんなに清らかな心になれるの?ってかんじ。
0投稿日: 2007.01.17
powered by ブクログ5つの短編小説が入っている。 作者が「これが書けたので、小説家になって良かったと思いました。」と評しているのは最後の『デッドエンドの思い出』だけど、私が一番好きなのは最初に収録されている『幽霊の家』。 これを読むことが出来て、吉本ばななファンで居続けて良かったと思った。
0投稿日: 2007.01.13
powered by ブクログほのぼのだー 幽霊になっちゃうけど、ぜんぜんこわくない幽霊なの、そんな幽霊ならいっしょにすみたい!
0投稿日: 2007.01.11
powered by ブクログ「幽霊の家」「おかあさーん!」「ともちゃんの幸せ」「デッドエンドの思い出」の4作品。どれも余りいいとも思えない過去を持つ主人公のお話。切ない中にも温かさがある。そんな小説でした。
0投稿日: 2007.01.08
powered by ブクログ切ない恋物語の短編小説集です。 どの物語もすごく切ない・・・と言うか泣きたくなるような恋の結末物語です。 でも・・・だけど、「デッドエンドの思い出」は、すごく立ち直っていく過程に心を打たれます。 ボクは、同じ情況だったらこんな風に自分や他人を見据えて立ち直る事は出来ないなぁ〜と思ったりしちゃいました。 どの話もデッドエンドではあるので、読み終えた後にテンション下がる作品ではありますが、共感出来る部分も多く何か妙な感動に包まれる部分もあります。 よしもとばななさん自身も一番と言う作品だけあって、すごく深い悲しみと思いが伝わる感じがします。
0投稿日: 2006.12.31
powered by ブクログ久しぶりのばななサンやっぱり好きなのかな?面白かったので。どんなことしても透明な気持ちっていうのがあるのかな、と思う。
0投稿日: 2006.12.27
powered by ブクログ大好き!! 今のところこの本がわたしの一番好きな本。 この本の中の話みたいなのがポジティブっていうんじゃないのかなぁ。って思う。 切ないんだけど後味がすごくいいんです。
0投稿日: 2006.12.21
powered by ブクログ短編集は本当はあまり好きではないんです。重さがないので読んだーーという気にならない。でもこれはぜんぜん違った。 主人公の台詞や思いの記述一つ一つに人生のヒントが隠されている。 落ち込んだとき、失恋のとき、逆に幸せなとき、恋をしているとき、多分そのときの状況でもその言葉たちは違う意味を持って響いてくるのかもしれない。 何度も読みたいと思いました。
0投稿日: 2006.12.15
powered by ブクログ帯に「これを書けたので作家になって良かった」と書いてあったので思わず買ってしまった1冊。暖かい気持ちになれる話たちが収められてます。ただ長編で読んでみたいと思う話がいくつかありました
0投稿日: 2006.12.11
powered by ブクログこれ5回読んで5回ともわんわん泣いた。 今思えば、私のインナーチャイルドが反応したんだと思う。 押し込めていた傷が、読むことによって開放されたのだ。 だからって訳じゃないけど、この本は万人向けとは云い難い。 でも、必要な人にとっては、感情を開放するきっかけを作ってくれる本。
0投稿日: 2006.12.07
powered by ブクログどの短編も個性があって、良かったです。よしもとばななさんは作品は風景とか眼に見えないものの描写や表現が素敵で好きです。
0投稿日: 2006.11.26
powered by ブクログ最初に載せたい本。 デッドエンドなんだけどでも読んだあとに心があったかくなる短編集です。 久々に本読んでなきました。
0投稿日: 2006.11.24
powered by ブクログ表紙の綺麗さに手にとった本。実はよしもとばななさんの本は初めて読む。文藝春秋って文字でかいねー。^^; 「幽霊の家」「おかあさーん」「ともちゃんの幸せ」がよかった。「デッドエンドの思い出」も。 男友達の存在って大きい時があるんだよなー。と読み終わって改めて思った。主人公のように一歩友情から踏み越えた事はないけれど、同性の友人よりも心打つ言葉をくれるときがある。 ー時が流れても忘れ得ぬ、かけがえのない一瞬を鮮やかに描いた・・・とあるが、表紙丸ごと、全部表してるんだ、と思った本。 今の季節に読むのにピッタリ。
0投稿日: 2006.10.25
powered by ブクログ「おかあさーん!」に本気で泣かされた。 全編を通して突き落とされた気もするし、大きな手で慰められた気もする。
0投稿日: 2006.10.19
powered by ブクログよしもとばななさん自身が「この本を書けてよかった」とあとがきに書いてある通り、素敵な話ばかりでした。せつない話ばかりですけど(笑) 最後に入ってる、表題作「デッドエンドの思い出」は今の私にとってちょっと救いになった話です。 自分みたいに家族関係とか生い立ちで、特に辛い経験もせずぬくぬくとすごしてきたような人間には、結局人の辛さとか、心から分かって上げられない薄っぺらい人間じゃないのかなってすごく考えちゃってました。 でも、小説の中に… そういうぬくぬくと育ってるってことも、ある意味「財産」だから大事にしたほうがいい。 そういう表現がありました。 なんか、ちょっと救われました。 よしもとさんの作品には、なんか深いところで自分を助けてくれるような表現があって、共感できたりして、すごく優しい気持ちになれます。大好きです。
0投稿日: 2006.10.17
powered by ブクログ帯のコメントから、グッときてしまった。 「これまで書いた自分の作品の中で、いちばん好きです。 これが書けたので、小説家になってよかったと思いました。」 ものを生み出すものにとって、 こんな風に自分自身にOKが出せる作品を 生きている間で、どのくらい生み出せるのだろうと思う。 ばななさんがそんな風に思える作品を読む事ができて とっても嬉しいし、素晴らしい作品でした。
3投稿日: 2006.10.06
powered by ブクログ「人がさ、暮らしている明かりって、なんとなくあったかいものなんじゃないのかな?」まことくんはしばらく考えこんで、こう言った。「ううん、僕、中にいる人の、そのまた中にある明るさが、外に映っているから明るくてあったかく感じるんじゃないかと思うんだ。だって、電気がついていても淋しいことって、たくさんあるもの。」 -短編 あったかくなんかない
0投稿日: 2006.09.24
powered by ブクログこれまでの「よしもとばなな」と違う印象です。作者が変わったのか?違う一面を見せたのか?よくわからないけど、優しい気持ちになれる小説でとても好きです。
0投稿日: 2006.09.22
powered by ブクログうん、筆者はこのお話がとても気に入っているようですが、私も好きです。飛行機の中で読みましたが、すぐ読んじゃったな。こういうお話って、落ち着く。特にインパクトもサプライズもないけど。カレーの話に、旅の疲れもあってか、なんか泣いちゃいました。
0投稿日: 2006.09.18
powered by ブクログ全体を通して見渡せるのは、様々な形の愛情と悲劇。どの物語も一様に辛い体験をし、それを内側にくるんでうつくしい感情で覆ったような女性が主人公、という印象を受けた。個人的な意見ではあるが、辛い経験は必ず後の幸福に変わる。それを如実に描き出していると思う。太陽の光が体に浸透していくようなやわらかい文章が、女性作家らしい。
0投稿日: 2006.09.13
powered by ブクログ今、ちょうどこのタイミングでこの本に出会えて、本当にしあわせだと感じた。 よしもとばななさんへの見方が変わった一冊だった。 短編集で5つの話が入っているのだけど、どれも秀逸だった。 深い。 家族について丁寧なまなざしで描いて、愛情をチラ見させてくれる。 わたしが、心の奥でもやもやと思っていることを、よしもとばななさんは、多くの人に伝えられるように言葉になおしてくれた。 そんな感じ。 複雑な感情を言葉に変換し、文字にできるのがとても羨ましい。 作家までは望まないから、人の気持ちを揺り動かせる文章がつづれるようになりたいなと思った。 5つの話は、どれも、切ない寂しさを漂わせながらも、人って愛しいものだなということがきっちりと書かれている。 悲惨なエピソードもあるのに、あたたかい感性でそのことが扱われていて、救われる。 読んでよかった。本当に。
0投稿日: 2006.09.11
powered by ブクログ分別のある。穏やかな短編の数々。。 男と女の間に訪れる、切なく哀しい瞬間さえも、抗わず、穏やかな運命の流れの中に委ねていくのです。
0投稿日: 2006.09.08
powered by ブクログほんとうは別のかたちでいっしょに過ごせたかもしれないのに、どうしてだかうまくいかなかった人たち。本当の父と母、昔の恋人、別れていった友達。この世の中に、あの会いかたで出会ってしまったがゆえに、私とその人たちはどうやってもうまくいかなかった。
0投稿日: 2006.09.04
powered by ブクログよしもとばななの小説は不思議な感覚を持っているのが良い。この短編集では「おかあさーん!」と「デッドエンドの思い出」が良かった。どちらも人生における辛い経験によって、主人公が自らを見つめ直す物語。“辛さ”と同じく人生で味わえる“優しさ”も感じさせてくれる。文体や雰囲気がとてもきれいで、それにより小説の暖かさが助長される。この暖かい印象、これだけは内容を忘れても確実に心に残ると思う。
3投稿日: 2006.08.28
powered by ブクログ短編集。人を好きになることの切なさが淡々と描かれています。表題作の「デッドエンドの思い出」はほんとうに心が痛くて、苦しい。
0投稿日: 2006.08.26
powered by ブクログ凪いだような、穏やかな優しい気持ちになりました(作者はつらい切ない小説だと認識されているようですが)。雪の積もった、静かな白い世界のイメージ。読んでる私は、冷たさも感じず、裸足で歩いているような。
0投稿日: 2006.08.20
powered by ブクログ過ぎていく日常の中で、どうしても取り残されていく自分の心を描かれた様な感覚。 癒されない悲しみもたくさんあることを気づかせてくれる作品
0投稿日: 2006.08.19
powered by ブクログ表題にもなっている『デッドエンドの思い出』は、何だか過去の自分を見ているようでちょっと切なくて笑えました。
0投稿日: 2006.08.11
powered by ブクログ人生いろいろ、悲しみいろいろ、幸せいろいろ。一つ一つの話が、いろんな具合にほわ〜っと光ってて、一つ一つにじんわりしました。素晴らしい出会いがあって、どうしようもなく寂しい別れもある。生きてくってそういうことの繰り返しで、私もそれを噛み締めとかないと、てな風に思いました。
0投稿日: 2006.08.11
powered by ブクログこの中の短編で、何度読んでも泣いてしまう話がある。今回文庫化されて買ったが電車の中で泣いてしまった・・。
0投稿日: 2006.08.05
powered by ブクログデビュー作「キッチン」以来この作家の長編はあまり読んでいないです。そのままでいいところはちゃんとそのまま残したまま、きちんと上手くなって行くので、無駄に年だけ取ってる自分を省みちゃうから。 この短編集はいいです。
0投稿日: 2006.07.31
powered by ブクログよしもとばななさん自身が、今まで自分が書いた作品の中でいちばん好きだという本。 私の中の幸福の象徴は、一体どんな光景なんだろう?と考えさせられました。 なんとも切ない、5つのストーリーが収められた短編集。
0投稿日: 2006.07.28
powered by ブクログ文庫本版をゲット。 友達に借りて読んだことあるけど、また読みたくて買っちゃった。「幽霊の家」と「ともちゃんの幸せ」が好き
0投稿日: 2006.07.20
powered by ブクログ好きな短編集。 読むのが辛いエピソード満載なのだけど、最後まで読めたのは、著者が思い出を昇華しようとして書いているからかもしれない、と思った。(それでも読み終わった後は蕁麻疹が出た)。 表題作の最後のほうで出てくる台詞「おねえちゃんがいないとつまんなかった。」でなぜか泣けた。 2006/07/13読了
1投稿日: 2006.07.17
powered by ブクログちょっとずつ可哀想だけど、みんな幸せに見える。本の主人公を見るように自分を見れたらもっと幸せになれるのかもしれない。
0投稿日: 2006.07.12
powered by ブクログつらくて切ない私小説的な短編集だ、そうな。有る意味ハッピーエンド的な部分も、垣間読み取れるのだが、題目の通り「デッドエンド」の流れに、乗ってしまった時の自分は作者の切なさにシンクロしてしまってるのだろう。現実の生活の中で、肯定出来ない『言動』にいらつく自分を、短編の中の登場人物に重ねながら、頁を織って行くのだ。
0投稿日: 2004.08.20
