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だれもが知ってる小さな国
だれもが知ってる小さな国
有川浩、村上勉/講談社
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総合評価

192件)
4.1
62
71
37
3
0
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    子供のころから慣れ親しんでいたコロボックルの世界。 作者さんが変わってしまったけれど、これはこれで楽しくなれました。 佐藤さんのほうも読み直したくなりました。 ああまた読みたい本が増えていく。 あんまり時間がないのに。

    0
    投稿日: 2016.08.14
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    ヒコは「はち屋」の子供。みつ蜂を養ってはちみつをとり、そのはちみつを売って暮らしている。お父さん、お母さん、そしてみつばちたちと一緒に、全国を転々とする小学生だ。あるとき採蜜を終えたヒコは、巣箱の置いてある草地から、車をとめた道へと向かっていた。「トマレ!」鋭い声がヒコの耳を打ち、反射的に足をとめたヒコの前に、大きなマムシが現れた――村上勉の書き下ろし挿画がふんだんに入った、豪華2色印刷。(Amazon紹介より) 子どものころから幾度となく夢中になって読んだ、佐藤さとるさんの『コロボックル物語』シリーズの続編(?)が、有川浩さんの手によって描かれました。原作の舞台である「矢印の先っぽの国」とはまた別のコロボックルの国と人間のつながりを、優しく描いた物語です。

    0
    投稿日: 2016.08.07
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    子どものころに確かに読んでいる「コロボックル」。 小人で「コロボックル」という心地よい語感が記憶に残っている、くらいしか憶えていないなあと読みながら、出てきたトシオにイラっとしつつ大人になった自分に重ねてどれだけトシオと変わるのだろう、いつから忘れてしまったんだろう…と。 大人になったのだから「しょうがない」という言葉を使うのは卑怯かもしれないけど大人になるということはそういうことでもある、まっすぐだけで世界はできていない、正しいことだけでも生きていけない、けれどもそことコロボックルを見ていた自分とを行き来しながら忘れないように生きていたいと思うのです、コロボックルに「マア、ゴウカクダ」と言ってもらえるように。 本を読むっていうのはそういうことでもあるのだなあ。 有川浩さん素敵ですわ。

    0
    投稿日: 2016.08.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分にとってバイブルのような童話の続編を他人が書くというので、無用に傷つけられることを恐れて、まっっったく期待しないように身構えてから読んだ。 そのためかどうか、佐藤さとる氏へのリスペクトが強く感じられるためか、好ましい物語として楽しく読むことができた。 絵に描いたような秘密のお屋敷の無垢な青年という設定に「あざとさ」を感じるのは自分が歳をとったからかもしれない。 蜂屋の子供という設定はとても良かったし、佐藤さんがコロボックルの故郷としていた北海道が舞台になっていて、私たちが親しんだ「あの小人たち」の直接的なその後ではなく、「遠い親戚」あたりにスポットを当てているのも良い。小山という聖域は手つかずのままであって、著者もファンなのだということ、ご本人から引き継いだという自負が、よく伝わってくる。 少年と少女が助け合って秘密の宝物を守ろうとする、児童文学の王道のような物語である。

    0
    投稿日: 2016.08.01
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    初めて知ったとき、「わ!」と思い、次に心配になった。自分の中では綺麗に完結しているシリーズなので、誰が何をやっても蛇足のような気がするし、作者を変えて書き継がれたシリーズを思い起こしてみると、あまり嬉しい気持ちになった記憶がないからだ。 が、有川浩さんである。作者としての才能以上に、本好きに違いない作者の、あの名作へのリスペクトを信頼して読んでみることにした。 裏切られなかった。こういう形でリスペクトが表現されるとは思わなくてちょっとびっくりしたけれど、なるほど確かにそういう形もありだなと思えるものだった。確かに、現代はちょっと面倒な時代で、こういう物語は成立させるのが難しいのかもしれないが、そこをきちんと、わずかな保留条件だけで成立させた力量はたいしたものだと思うし、この物語に対する愛情を嬉しく思った。 物語はといえば、枠組みを作るのに時間がかかりすぎて、肝心の事件があっさりを終わってしまうような気がした。しかし、読み終わってみると、その「枠組み」を組み立てることそのものに、この作品のねらいがあるのだと気がつく。特に、ページを閉じて表紙を見たときにそう思う。そこがいい。続編をあえて書くのは、それを書きたいからなのだと気がつく。嬉しくなる。 ちょっとゆったりめに進む前半の、小学生のエピソードはそれぞれにくすぐったくて、胸の奥に思い当たることがあったりして甘く切ない気持ちになる。それが、原典を読んだときの記憶とも層になって結びつき、なおさらほんわりと胸が苦しくなる。初めてこの本を手にする若い人に対して、ずっとおいしい思いをして読んだと思うし、僕自身の中に、作者の年代と響き合うものがあるのだろうなと感じる。 不思議な読書体験だった。でも、続きを読みたいとは思わないなあ。たぶん作者もこの先を各気持ちはないのだろうと思う。後日談として、未来へ開かれた作品としてまとまっているから。このシリーズに初めて接する人は、この本から読むのは避けてほしいと思うし。そういう意味では、ちょっと特殊なイベント本なのだろうと思う。

    0
    投稿日: 2016.07.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『コロボックル物語をありがとう…。』この“ありがとう”という言葉は、佐藤さとる氏が喜んでいることが嬉しくて出た言葉だ!全体的には、いい作品だと思う!ただ、私は有川浩さんの作品がちょっと苦手で、最後まで読んだのは、この本が始めてである。この本の中でも『やっぱり苦手だな…。』と思う文章はあった。大好きな佐藤さとる氏の『コロボックル物語』が受け継がれると知ってから期待していたが、やっぱり私は佐藤さとる氏のコロボックル物語が好きだ♪また、読み返したくなった!

    0
    投稿日: 2016.06.24
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    コロボックル物語を読みたくなりました。 誰も知らない小さな国シリーズを読んだら さらに楽しくなるように思いました。 はちみつが食べたくなりました(笑)

    0
    投稿日: 2016.06.22
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    コロボックルの話を読むと、心がやわらかく、やさしくなるように感じる。 ずっとずっとこれからも 人とコロボックルが付かず離れずの程よい関係で続いていくことを願う 作者の気持ちが伝わってきた。

    1
    投稿日: 2016.06.21
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    ヒコは「はち屋」の子供。みつ蜂を養ってはちみつをとり、そのはちみつを売って暮らしている。お父さん、お母さん、そしてみつばちたちと一緒に、全国を転々とする小学生だ。あるとき採蜜を終えたヒコは、巣箱の置いてある草地から、車をとめた道へと向かっていた。「トマレ!」鋭い声がヒコの耳を打ち、反射的に足をとめたヒコの前に、大きなマムシが現れた――。 ずっとコロボックルに出会うのを夢見て育った少女が大人になったが、まさかこの歳になってシリーズ最新作、しかも著者は有川さんという素晴らしいに決まってる作品を読むことができるなんて思いもよらなかった。いや~~佐藤先生、講談社さま、本当にありがとう。 肝心の中身ですが、大好きだった雰囲気やコロボックルたちの姿そのままに、でも現代により近くなった設定で、大人になるってそんなに悪いことじゃないなあと感慨深く読了しました。なるほどねえ、違う国でそれぞれ一族が暮らしてるのか。これは日本全国、希望が持てる!ハリーやサーヤみたいな友達を諦めなくてもいいのか。大人になっても出会いたいぞ。ヒコとヒメの家族、ミノルさん、誰もが温かくてコロボックルを守っていける人たちばかり。早くも続編が待ち遠しい。

    1
    投稿日: 2016.06.18
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    現代日本が舞台。ファンタジー?誰に向けて書かれている文章なんだろう。子供向き…ではない? 昔子供だった大人向き? ヤングアダルト…とも少し違うような気がするし… 児童文学として書かれた佐藤さとるさんの「だれも知らない小さな国」シリーズ、関連本として興味があり手に取った。 元シリーズの、とてもよく書かれた二次創作だと思った。 佐藤さんには「寓話」という小品があり、物語と鏡の例え話だが、自分がこの本を読んで心に浮かんだのは、自分がどれほどコロボックルシリーズが好きだったか、どういう風に好きだったかなので、そういう意味で本作から特にその部分が感じ取れたのは本当に良かったし、読んでいて嬉しかった。鏡の例えに話を戻せば本作という鏡には、裏にも表にもびっしり文様が彫り込まれていると感じる。それを良しとするか否か、また文様の好きずきは人それぞれである。 私はこの一作でもう十分です。

    0
    投稿日: 2016.06.11
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    「物語」に遺伝子が存在するとしたら、進化とはこういうことなのだろう。ミームでもなく、リスペクトでもなく、正当進化。その進化の元になる突然変異体を創りあげた佐藤さとる氏の、後書き代わりの巻末の手紙にまた、感銘を受けた。 もちろん小説(おはなし)としても面白く、相変わらずの、構成は王道、キャラ立ちがすごい有川節で、安心して世界に入り込める。その中で、確かに「だれも知らない」国が「だれもが知ってる」国になっている。このおはなしを書くのは幸せだったろうな、というのを端々から感じる。 主人公たちの年齢が近いであろうことも、個人的にはおはなしに共感できた一要素かもしれない。ワシも、恐らく小学生くらいの時、彼らと同じくらいの昔に読んだことがあるはずの、コロポックルのおはなしを、また読み返したくなった。

    0
    投稿日: 2016.06.07
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    有川浩すごい!2時間で一気読みです!読み終わって、いや読んでる最中からもう心がほんわりと温かくなってきて最後のほうは涙が出てきちゃって。挿絵が昔夢中で読んだあの本と一緒で、読書中は小学生だった自分にタイムスリップした気分でした。伏線回収も素敵で、なんて後味の良い作品かと驚くばかりです。全然違う作風のものを書き上げて、それぞれの完成度がおそろしく高い有川氏の才能・・・じつにおそるべし。

    1
    投稿日: 2016.06.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    だはー。今「コロボックル絵物語」を読んでいたこと、思い出した。つーか、中身は覚えてないけど。有川浩の新作なので借りてみた。ファンタジーは苦手なので、どうかなと思ったけど、するする読めた。さすが有川浩。つーか、児童書を思い出した。つーか、児童書的な書き方だからか。小学生でも読めるな。振り仮名もふってあるし。でも最後がちょっと説教くさいかな。しかし、出てくる人がいい人ばっかりだよな。

    0
    投稿日: 2016.05.21
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    読み始めの印象は、子どもが主人公でテーマも軽くて読みやすい(ちょっと物足りないくらい)。すいすい読み進めていくと、子ども同士、子どもと大人、人間とコロボックルの絶妙な機微に魅了され、ラストは泣けた(笑) 原作(?)の「だれも知らない小さな国/佐藤さとる」も読みたい。

    0
    投稿日: 2016.05.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    佐藤さとる作品への思い入れが極めて強い読者としてはいろいろ思うところもあったけど、物語がこんな風に継承されるなんて・・佐藤さとるさんも、有川浩さんも素晴らしいなぁ。 他の有川作品を読んでないのでこの一冊での印象でしかないけど話の転がし方は軽やかで見事。原作の世界感をとても大切にしながら、入れ子構造になった物語のレギュレーションを推進力として活用している。佐藤版「小さな国のつづきのはなし」の初読時、作中にその本や作者が入り込んでくるレギュレーションとの格闘に感じた戸惑いを考えると、むしろ佐藤さとる版よりもしっくりと話が展開していると感じる箇所もあったほど。 いいとか悪いとかではなく、有川節は佐藤さとる節とは対照的。元々コロボックルシリーズはいろんな誰かへの「恋文」でもあったりするとはいえ、佐藤さんは文体も硬質だし、実は鉱物系、少年系のファンタジーなのに対し、有川コロボックルは少年を主人公にした少女系ファンタジーなんじゃないかなと。有川さんが、コロボックルに夢中になった頃の小3の少女に戻って書いている部分もたくさんあるだろうから当たり前っていえば当たり前なのかもしれないけど、これは僕には新鮮だった。 時に不器用なくらい生真面目な構成や緻密な描写が魅力でもあり、説明くさく消化不良の原因にもなっちゃう、僕の好きな佐藤さとる節(消化不良な部分も結局好きなんですが・・)が生んだコロボックルの森を、有川さんがどんな風に育てていくのか期待したい。 ちなみに8歳になったばかりの娘も今、この本楽しそうにを読んでいる。佐藤さとるさんのコロボックルシリーズも、他の作品もすでに僕の読み聞かせで、積読状態の8歳児。お気に入りは3作目の「星からおちた小さな人」(すでに3回以上は読まされてる)。有川コロボックルも、今とても夢中。どんな感想を話してくれるのかな。

    0
    投稿日: 2016.05.10
  • ファンタジーでも良いじゃん

    まぁファンタジーです。現れてくるものがファンタジーなのはもちろん,このラストはまさにファンタジーですよ。 でも,そんな人生のつながりがあったら良いな,と思わせるラストでした。 ファンタジーが苦手という人には必ずしもお勧めできませんが,家族や子供時代を題材にしたものだと思えばきっと感じるものはあるはずだと思います。

    2
    投稿日: 2016.05.04
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    ほっこりするお話でした。 真の意味での悪人がいない読んでいて安心する話。 幼い子でも安心して読めるのでは? コロボックルがいないと信じるのも自由なら、 コロボックルがいると信じるのも自由。 それならコロボックルがいる世界を信じ、守りたい。

    1
    投稿日: 2016.04.28
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    小学生の頃に読んで大好きだったコロボックルの世界をこんな形で受け継いだ有川さんに感謝したい気持ちで一杯です。 「誰も知らない小さな国」シリーズは、自分が母になり、子供たちの本棚に必ず加えたい本ですが、子供たちが大人になったときにこの本を読んで欲しい。

    0
    投稿日: 2016.04.20
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    佐藤さとるの「だれも知らない小さな国」の継承編。 素晴しい。一気に読んだ。続きが読みたい。 始まりの佐藤さとるのも、もちろん読み直したくなった。

    0
    投稿日: 2016.04.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    佐藤さとるさんの著作『だれも知らない小さな国』 コロボックルのシリーズが4冊出て、長く子供達の愛読書と なっています。ご存知の方も多いことでしょう。 この表紙と挿絵は当時の挿絵と同じ村上勉さん。 私の夫も、この表紙を見て「あれ?」と。 この本のあとがきでも、佐藤さとるさんが書いていますが、 自分で書きたかったあの続編、でもやっぱり こんな風には書けなかったかも。と 有川さんに感謝をのべています。 有名なあの物語、あのあといったい? コロボックルたちは?どうなったの? 佐藤さんの本を読んだことがなくても楽しめる本に なっています。 まさしく、今、この時代だったら どんな物語になるんだろうと、そんな期待に答える 楽しい物語になっています。ぜひ!

    0
    投稿日: 2016.04.08
  • 『コロボックル』って知ってますよね?でも覚えていますか?是非に!

    ごめんなさい。知りませんでした!この物語を読んだのちに、 『welcome「コロボックル物語」特設ページ』を見て、心温まるプロジェクトが今もなお進行しているんだと! 作家さんの枠を飛び越え、時代をまたいで、物語がどんどん紡がれて行く。そんなステキな時にこの本に出会えてラッキーです。 ヒコくんとヒメちゃんの子供の感性がとても繊細で、キラキラと澄んだ空気が風となって流れて行くようで、私のはるか昔の、子供のころのウキウキ楽しい遠足気分を思い出しました。 挿画もいっぱいなので、ちっちゃなコロボックルさんがどんな感じなのかがよ~く分かりました。 この機会にまた①からそして今②を読んでいるところです。50年近くも前に読んだはずの物語は、 とても新鮮!でガキ大将やら田舎の風景などを懐かしく思いながら、ヒコくんとヒメちゃんの時代までお供をさせてもらいます。

    5
    投稿日: 2016.04.08
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    素敵 大好き 沢山の子どもにも大人にも読んで欲しい心がほっこり出来るお話でした さすが有川浩さん

    0
    投稿日: 2016.04.04
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    あれ? せいたかさんじゃないんだ... と読み始めに思いました(笑 私が子供の頃、『だれも知らない...』を読むきっかけは本好きの母でした。 そんな風にコロボックルの存在が継承されているストーリー。 ”だれも知らない小さな国”が時を経て”だれもが知っている小さな国”になってましたヨ(^^♪ 昔のままの挿絵もステキでした。 また、佐藤さとるさん版から読み直したくなりました。

    1
    投稿日: 2016.03.31
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    佐藤さとるさんの本は読んだことなくて恥ずかしながらコロボックルの内容は全然知らなかったんだけど、優しくて暖かくなる本でした。「一匹のミツバチが作れるはちみつは、ティースプーン一杯分。人間にとっては、ほんの1なめ。ミツバチにとっては一生。」これからは、はちみつ大事に感謝しながら食べよう。

    1
    投稿日: 2016.03.31
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    有川さんの本は大好きで星5つが多いけれど、この星5つは星がもっと欲しいと感じた。有川さんがきっかけで佐藤さとるさんのコロボックルの物語を全部読んだけれど、その世界観を引き継いでいるだけでなく、佐藤さんをリスペクトして描かれたこの本は、本当に素晴らしかった。自分が読んだ本を友人に薦めることは多々あるが、この本に限っては、コロボックル物語を読み終わっている人にしか薦めたくない。有川さん、この本を書いてくれて本当にありがとうございました。また、後継者に有川さんをご指名くださった佐藤先生も本当にありがとうございます。また、佐藤さんとコンビを組んで挿絵を描いていた村上勉先生もこの本に同じく挿絵を描いてくださってますが、おかげでコロボックル物語の世界観をそのままに読むことができました。本当にありがとうございました。

    0
    投稿日: 2016.03.29
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    いやあんもう懐かしい~! 元祖をすっごい勢いで読み返したくなった。 全部揃えてたはずだけど、実家に残ってるかな!?

    0
    投稿日: 2016.03.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    凄い!コロボックルのお話が有川浩さん風になってる(*´∇`*)「はち屋」やってたらコロボックルに出会える確率が高そうで羨ましくなった(≧∇≦)そしてコロボックルに関して、沈黙を守る皆さんを尊敬!読み終わってから、タイトルの「だれもが知ってる小さな国」に「なるほどね~(゜▽゜*)」と納得♪

    1
    投稿日: 2016.03.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ヒコは「はち屋」の子供。みつ蜂を養ってはちみつをとり、そのはちみつを売って暮らしている。お父さん、お母さん、そしてみつばちたちと一緒に、全国を転々とする小学生だ。あるとき採蜜を終えたヒコは、巣箱の置いてある草地から、車をとめた道へと向かっていた。 「トマレ!」 鋭い声がヒコの耳を打ち、反射的に足をとめたヒコの前に、大きなマムシが現れた―― 「Amazon内容紹介」より じんわりと心が温かくなる内容.ほのぼのとした内容の中にも,はっとさせられることがあって,いやな大人にはなりたくないものだと思った. 両親だけでなくおじいさんまで小さな人たちと友だちだったなんて,なんて素敵な最後だろうと思う.こうやって小さな人たちの国は守られていくんだなぁ. 心温まる話だった.

    0
    投稿日: 2016.03.01
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    佐藤さとるの本をベースに有川浩テイストで書かれたコロボックルの小説。 ハッピーエンド保証付きの幸せな物語。

    0
    投稿日: 2016.02.29
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    久しぶりに一気読みした。 佐藤さとるさんとは違う、有川さんの物語。 でもコロボックルの世界観には全く違和感が無くて、小学生の頃のように夢中になった。上村勉さんの挿絵も本当に素敵でため息が出た。久しぶりに、本を読むのでは無くてその世界に入り込むという感覚を味わった。 新しいコロボックルの物語が始まったことが嬉しくてもう次のお話が待ち遠しい。 佐藤さとるさん版を今すぐ久しぶりに全巻読み返したくなってしまった。

    1
    投稿日: 2016.02.29
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    この年になって、シリーズ新作が読めるという幸せよ・・・。 有川節をにじませつつも、佐藤さとるの世界を見事に引き継いだ、素敵な作品だと思います。 寡作でもいい、このままぜひ書き継いでいってほしいなあと思います。 この作品で佐藤さとるを知って読み、他の有川作品も読んで、本好きになる子供がたくさん増えるといいな!!! ちな私は今でもフエフキのファンです。彼と風の子に、萌えを教わった気がする・・・。

    0
    投稿日: 2016.02.21
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    元のコロボックルシリーズは読んだことないけど、また読んでみたいなぁ。 有川浩さんっぽさはあまり無く、子供からお年寄りまで読める一冊。 コロボックルって本当に居るのかも、と思わせられる心温まる物語。 相変わらず脇役にいいキャラが多くて、そこも好きだけど、有川浩さんの本としては、ちょっと物足らない感じもする。 ま、でもこれはこれでいいんだろうな。

    0
    投稿日: 2016.02.20
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    優しーい子供向けのお話。 やさしい。そして有川浩らしく定番的な、王道的な水戸黄門的な話運びで、とても優しくて温かい気持ちになる。 幸せに、なりたい。 2019.02.16

    0
    投稿日: 2016.02.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    正直言いますとコロボックル物語シリーズを一度も読んだことがなかったのと、 村上勉さんの絵が少し苦手で、今回の「だれもが知ってる小さな国」を 買ってから読むまで少し時間がかかりましたが、読んでしまったら あっという間でした。コロボックルの世界観が少しずつわかっていける 内容でコロボックルとはち屋の話かと思ってたら、しっかり有川さん ワールドとして物語は成立していて、若干年齢層は若くなりすぎたけど 独特の甘~い世界は健在でした。 ヒコとヒメとミノルのほのぼのとした場面もハラハラとしていく展開も 一気に読んでしまった要素だったかもしれません。最終的にいろいろな ことが語られますが、えっ!そうだったのか!何っ!そんなことになってたの? なんて読んでるこちらもヒコ以上にビックリする展開でした。 後かあら思えば伏線だらけなんですがね・・・・ コロボックル物語を読んだことない人でもさくっと読めて心温まる 話って感じの本なので是非!親子でも読んでもらいたい一冊です。

    0
    投稿日: 2016.02.15
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    【図書館本】有川さん色は薄く、ちゃんとコロボックルの世界観だったので安心した。所々有川さんが見える箇所があって、そこは現実に引き戻されて白けてしまったが。相変わらずイラストはクセがあって苦手だけど、この絵こそコロボックルシリーズだなと実感する。 コロボックルというより人間側の話で、まだ1冊目だからかもしれないけど、物足りなさは否めない。 コロボックルたちが大集結して種明かしする終盤が一番読み応えがあった。

    1
    投稿日: 2016.02.14
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    元祖のコロボックルシリーズは読んだことないのですが、その分変な先入観とかもなく、有川浩さんの作品として楽しむことが出来ました。 心温まるファンタジー! コロボックルはひょっとしているのかも? そう思わせてくれるし、そう思いながら読んだ方がワクワクすると思います♪ 挿絵も多く、童心に帰って絵本を読んでいる様な気持ちで読んでみて欲しいです!

    0
    投稿日: 2016.02.14
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    とても居心地のよい世界。読んでいる間幸せな気分になれた。久しぶりにコロボックル物語を読み返したくなった。有川浩さん、すごい!

    1
    投稿日: 2016.02.14
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    コロボックル物語をまた読めるなんて・・・ 昔誰も知らない小さな国を読んだ人たちが登場して、やっぱり五十を過ぎても、どこかにコロボックルの国があると思いださせてくれた作品です。

    0
    投稿日: 2016.02.14
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    コロボックル・シリーズ、読んだことはなかったかも。 読んだことのない人でも楽しめます。 物語は「有川ワールド」。安心して読むことが出来ます。 しかも、一気読み。 読後は心があったかく、世界が新鮮に見えるようになります。 子供でも、大人でもお勧めです。

    0
    投稿日: 2016.02.12
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    小学生の時に夢中で読んだ佐藤さとるさんの物語が、改めて有川版として戻ってきた、という感じでした。 何より挿絵が村上勉さんだというのもうれしいことです。 夢中で読み終えてしまい、ちょっともったいなかったと思ったくらいです。 ぜひこのコロボックルの世界を今の子どもたちに知ってほしいと思います。 まずは自分の子どもたちから、ですね。 佐藤さとる版を手に入れたいと思っています。

    1
    投稿日: 2016.02.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今風のアレンジが効いているが話としては過去の作品のトリビュート的な作品。挿絵が多く、子供にも向いているとは思うが、大人が読むには少々、辛い。

    0
    投稿日: 2016.02.06
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    読んでみたかった有川さんのコロボックル。 期待どおりの世界が広がり、この歳でもワクワクする。 コロボックル、いるかも知れないと思うだけで笑みがこぼれる。 子供の頃読んだコロボックルシリーズ再読したい。

    2
    投稿日: 2016.02.06
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    元となった本を幼少期に読んでいなかったことが悔やまれるけれど、それでもすてきな話だった。稀代のストーリーテラーの腕が光ります。

    0
    投稿日: 2016.02.03
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    はちみつを採集する「はち屋」の息子ヒコが、手伝いをしていた山で、誰かの声を聞いたところから、少しづつメルヘンの世界へ入って行く。 誕生から半世紀の時をこえ、佐藤さとるさんが生み出した、コロボックルの世界を有川浩が書き継ぐ。 素晴らしいメルヘンです。 大人を素敵なメルヘンの世界へ連れてってくれます。

    1
    投稿日: 2016.02.03
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    コロボックルシリーズに全く興味のない俺には全くピンと来ない物語でした。「コロボックル絵物語」の時も思ったんですけど、この人の絵ってやっぱりちょっと恐いです。

    0
    投稿日: 2016.02.03
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    昔読んだコロボックルの本が大好きだったことを思い出しました。 その世界観を見事に、引き継いで、 その後の世界を見せてくれました。 有川さん、すごいです。

    0
    投稿日: 2016.02.01
  • 有川さんのコロボックル

    佐藤さとるさんの世界を受け継ぎつつ有川ワールドが繰り広げられます。植物の知識が生かされた中で、ワクワクするストーリーに引き込まれて、一気に読んでしまいました。コロボックルファンが若い世代に広がってほしいです。

    2
    投稿日: 2016.01.31
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    +++ ヒコは「はち屋」の子供。みつ蜂を養ってはちみつをとり、そのはちみつを売って暮らしている。お父さん、お母さん、そしてみつばちたちと一緒に、全国を転々とする小学生だ。あるとき採蜜を終えたヒコは、巣箱の置いてある草地から、車をとめた道へと向かっていた。 「トマレ!」 鋭い声がヒコの耳を打ち、反射的に足をとめたヒコの前に、大きなマムシが現れた―― 村上勉の書き下ろし挿画がふんだんに入った、豪華2色印刷 +++ 佐藤さとる氏の『コロボックル物語』の続編・有川浩版とも言える物語である。ハチ屋として日本中を旅して歩く、ヒコの一家とヒメの一家。北海道でヒコが出会った小さなともだちと、ヒメと出会ったことによる世界の広がり。そして二人で出会った、自分の世界を持つ大きなともだちとの信頼関係、先祖から受け継がれたもの、などなど。やさしく強く、心温まる一冊である。

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    投稿日: 2016.01.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

     昔、子供の頃に読んだコロボックルシリーズの新作。 物語の紡ぎ手は、佐藤さとるさんから、有川浩さんへバトンタッチ。 シリーズ全6作中、おそらく2~3冊しか読んでいなかったと思うけど、大人になってからコロボックルの世界に再び浸れるなんて、思いもしなかった。 懐かしくて嬉しかった。  騒々しい出来事や、困った大人たちは登場するものの、根っから悪い人たちではない。騒動もまるく収まる。 優しい人たちを、実はずっとそばで見守っている小さな人たちが、この上なく愛おしい。小さな人たちの世界を守ろうとする優しい人たちの奮闘もまた、美しい。 どこまでも優しくて、清々しくて、心が洗われるようだった。

    4
    投稿日: 2016.01.24
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    小学生の頃、佐藤さとるさんの「コロボックル物語シリーズ」を夢中で読んだ記憶があります。 なので、かなりハードルを上げて本書を読んだのですが・・・さすが、有川さん。とっても素敵な物語で、コロボックルと再会できたような気持ちになれました。 読んだ後、心がほかほかします。

    0
    投稿日: 2016.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    現代版コロボックル物語。ハイスピードカメラを心配する場面などリアリティがあった。養蜂家の生活も興味深かった。

    0
    投稿日: 2016.01.12
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    コロボックル物語が作中に出てくるのが素敵。完全に悪い人なんていないことがわかっているヒコはすごく大人だと思う。

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    投稿日: 2016.01.11
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    コロポックルと養蜂家の子供達の交流の物語.子供のような純真な心のミノルさんの優しさがとても素敵だ.タイトルが少しひねってあって納得.

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    投稿日: 2016.01.10
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    至極当然のことながら、「良い物」は世代/時代を超えて読み継がれるものだ。 その辺り、読み聞かせしてもらった体験は大きいのかもしれない。自分にも(もし)子供ができたらぜひ読んで欲しい本や絵本がいくつかあるんだけど、ありがたい限りやね。

    1
    投稿日: 2016.01.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    コロボックル読んだ事があるような無いようなだけど読んでいなくても楽しめる!!! 夢があるわ~優しいお話だった 蜂屋の事も詳しく書かれていて 子供も大人も楽しんで読める内容でした 村上さんの挿絵も結構入っていてイラストと共に楽しめましたよ 最初から最後までほっこり、でも夢中になれる一冊でしたオススメ!!!

    0
    投稿日: 2016.01.07
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    コロボックルシリーズは読んだことがなかったのですが、引き込まれました。一巻から読んでみようかな。 とても優しい物語で、有川さんの、コロボックルに対する愛をひしひしと感じました。 今年の読み納め。来年は何を読もうかな。

    0
    投稿日: 2015.12.31
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    恥ずかしながらコロボックルシリーズは未読であるが、心が和む話で良かった。自然豊かな風景と温かみのある人物達が良く、ファンタジーというまた違った雰囲気の話で楽しめた。サラサラと読めるが、大切な言葉などが詰まっていて読めて良かった。人にとってはひと匙分の量が蜂にとっては一生分であることの文から蜂蜜に関する知識と感謝の気持ちを感じる。子供の時に読んだ本による優しさの種が人生を助けてくれる-主人公にとってコロボックルが本を好きになるきっかけになった様に、本に感銘を受け、好きになる入口を持つことが大切だと感じる。

    0
    投稿日: 2015.12.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    佐藤サトルさんのコロボックル物語を新しく有川さんが続きを書きました。 最後に題名の意味が解かってニヤリとします。 それなりに面白いと思いますが、有川さんにはシアターの続きとか他にも書いてほしい物があるんだけど…

    0
    投稿日: 2015.12.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    有川さんの小説は大抵よんでいるので、読んでみたのですが 佐藤さとるさんの「だれも知らない小さな国」の続編とのこと。 子ども向けの本だったかな? こっちは随分前に読んで忘れているのでまた読んでみようと思います。 しかし小説家を変えて引き継ぐ物語というのもアリなんですね。 すごいです。

    0
    投稿日: 2015.12.26
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    ★2015年12月25日読了『誰もが知っている小さな国』有川浩著 評価B~B+ 佐藤さとるさんの名作「だれも知らない小さな国」の続編と言って良い内容のようです。子どもの頃にこの本を読んでこびとのコロボックルにワクワクしたことがある方なら、懐かしいこと間違いなのではないでしょうか?何しろ挿絵が同じ見覚えのある村上勉さんです。 残念ながら、私自身は「だれも知らない小さな国」を読んだおぼえがないので、特別の思い入れはありません。とは言っても、今回の作品だけでも十分楽しめました。ただし、有川氏のいつもの現代風物語を期待すると見事に裏切られます。まさに、タイトルでもじっている通りの佐藤さとるさんの作品を引き継いだトリビュート佐藤さとる作品ですから、小学校高学年にはちょうど良い物語です。 養蜂家の長男、小学校3年生のヒコくんと同い年の他の養蜂家の長女ヒメが、花を追って南から北へ年に何回も転校して、夏の北海道で出会い、こびとを見てしまうが必死になってその秘密を守り通す。そして、時は経ち、彼らの出会いには運命的にこびとが絡んでいたことが明らかになる。

    0
    投稿日: 2015.12.25
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    さすがです コロボックルシリーズへのリスペクトが根底にあり、その世界観を守りつつも有川浩らしい魅力的で身近なキャラクターと飽きさせないストーリー展開、そして考えうる限り最も読者に夢を与える結末。 さすがだ〜

    1
    投稿日: 2015.12.21
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    まーちさんのレポを読んで読みたくなった有川さんの作品です。 有川さんの作品は、ほとんど読んでいるが、 この作品には初期の頃のような、ファンタジックな世界を感じました。 コロボックルを主人公とした、 佐藤さとるさんの名作「だれも知らない小さな国」を 引き継ぐ形で誕生した、新しいコロボックル物語でした。 ミツバチを飼う養蜂家という家に生まれ 全国を南から北へ旅してまわる主人公のヒコとヒメ。 小学生のヒコが出会った、小さな人・・・コロボックルとの約束。 見える人にだけ見えるコロボックルの人物との繋がりは、 何世代にもわたって続いていくから不思議です。 自己中心的な大人の存在も 物語に面白味を加えて、最後まで楽しく読めました。 大人になっても密かに持ち続けるファンタジーは、 かけがえのない思い出であり、大切な宝物だと思います。 有川さんの出身地高知の名産もでてきたり、 「植物図鑑」で描いたような、植物の知識も醸し出されています。 そして有川さんの独特の優しさがにじみ出るようなほっとなストーリー。 おとめチックな有川ワールドがぎっしりつまった ファンなら見逃せない1冊でした。 ※ 注意 ? 佐藤さとるさんの「だれも知らない小さな国」は 絶対に読みたくなります。 挿絵の村上勉さんは佐藤さんのイラストを手掛けた人ですから、 先に読んだ人は懐かしく思うかもしれません。 私は読みましたが・・・かなり昔ですので、再読したいと思います。

    0
    投稿日: 2015.12.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初読。図書館。タイトルや表紙からして子供向けなんだろうなあと、気乗りしないまま読み始めた。いやいや意外に楽しく読めた。大切なことを簡単に、まっすぐに、伝えてくれる作品です。挿絵もぴったりで、特に大勢のコロボックルには、主人公と一緒に息をのんだ。

    0
    投稿日: 2015.12.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かったです。はち屋の子、ヒコは小学三年生の夏に同じくはち屋の子のヒメに出会い、そして小さな友達が出来た。子どもの心のままゆっくりした時を生きるミノルさんと知り合い、ミノルさんのいとこトシオさんが引き起こす“小さな友達”をめぐる騒動に巻き込まれます。解決には大人達の手も借りたけれど、騒動がうまく収まって良かったと思いました。最後にいろいろな繋がりが明かされますが、全体的に優しい物語でほっこりしました。佐藤さとるさんの有名な物語は恥ずかしながら読んだことがありませんので、これを機に読みたいと思っています

    0
    投稿日: 2015.12.13
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    佐藤さとるさんのオリジナルを読んだことは無かったのですが、これはこれで独立の物語として楽しく読めました。有川さんは甘いのが多いので、数冊しか読んでないのですが、今回は恋愛テイストも程よく、最後は二人の繋がりに大満足して「良かった♪」と思いながら読了しました。私はこういう世界は本当にあると思うし、人が日常に見える世界だけが全てだとは絶対思わないので、どこかにあるコロボックルの世界がどうかいつまでも平和であるように祈らずにはいられません。お父さんも役者だな。汚れきった大人の心が悲しくもありました。

    0
    投稿日: 2015.12.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「旅猫リポート」で初タッグを組んだ有川浩と村上勉が、 新たに挑んだのはなんと「コロボックル物語」の続編。 言わずと知れた佐藤さとるの代表作であり、僕らの年代なら必ず 触ったことのある名作中の名作。佐藤さとる本人が有川浩に執筆 を依頼した、とのこと。 ・・・面白かった、確かに。 読中、随分昔に読んだコロボックル物語が随所でリフレインして 来た。佐藤さとるをリスペクトし、その世界観が全く崩れていな いにもかかわらず、現代の状況をきっちり踏まえた上で物語を 構成し、それをカチっとした児童小説テイストにまとめてくる あたりは、さすが有川浩!と感じざるを得ない。 子どもたちに「コロボックル物語第7巻」として読ませる価値は 充分にあると思う。 でも・・・。 今年の有川浩作品は、コレが最初で最後、というのが何か引っか かる。演劇の戯曲も、佐藤さとるリスペクト児童小説も、もちろ ん本人がやりたいことだとは思う。ただ、明らかにその所為で 新作が出ないという状況がかなり歯痒いんですけど・・・。 単なるファンのワガママだけど、そう思ってる人たちはわりと 多いんじゃないかなぁ・・・。 そんなことしてる場合じゃないでしょ、的な。 ・・・まぁ来年は出るよね、ちゃんとした新作が。

    0
    投稿日: 2015.12.10
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    ヒコとヒメ、蜂屋さんの家族たちと小さい人のおはなし。みんな優しくて気持ちがいいトシオさんも根っこの所は優しいんだねきっと。ミノルさんのようにゆっくり生きて行くのも素敵に思える。佐藤さとるさんのコロボックル物語シリーズも読まなくちゃ♪♪

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    投稿日: 2015.12.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    佐藤さとるのコロボックル物語シリーズは知らなかったが、後追いで読んでみたいと思わせてくれる素敵な「コロボックル物語」だった。ほっこりとした読後感で、有川さんに感謝。 15-251

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    投稿日: 2015.12.06
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    コロボックルの話がこんな形で、また読めたなんて、「生きてて良かった!」って感じです! 有川浩さん、ありがとうございます!

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    投稿日: 2015.12.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    養蜂家の子供たちとコロボックルとの交流を描いた物語。コロボックルの世界に危機が迫る後半が読みどころ。ラストのまとめ方が超絶上手い。移動養蜂というものを初めて知ったが、転校を繰り返す子供たちは大変そう。夏休みの宿題をやらなくていいのはうらやましいけど(笑)。頭が三角のヘビには気をつけろ!

    0
    投稿日: 2015.12.06
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    昔読んだ、コロボックルの世界を描いた本。すごく懐かしい感じがしたのと、作者によりリニューアルされた感があり、とても面白く読めました。

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    投稿日: 2015.12.06
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    これはこの物語としても十分面白いんだけど、昔コロボックルを読んでた人にとっては感動ものの一冊。あー原作(という言い方が正しいのか?)読み返したくなってきた。

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    投稿日: 2015.12.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    現代を舞台とした有川版コロボックルの物語。 佐藤さとるの「だれも知らない小さな国」は昔読んだような読んでいないような、絵本は間違いなく読んだというレベルですが、それでも十分に感動させていただけました。 大人をおもんばかる悩める小学生という重松風な視点ですが、植物図鑑とかはち屋の職業ネタとか頼れる大人とか有川テイストもありながらも甘々恋愛路線は抑え気味でした。 少なくとも童話や絵本で見たコロボックル世界は踏襲されているようでした。 元本とセットで子供に薦めたい本ですね。

    0
    投稿日: 2015.12.02
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    途中で挫折。 まず、子供目線の物語という時点で私は入っていけない。子供の世界が嫌いで、子供というものに興味がないから。(冷たい人間な事は百も承知) そしてコロボックルにも興味ないし、申し訳ないけど佐藤さとるさんのご本を読んだことがないからどうにも話についていけない。 有川浩の本で読んだことないのがあるという状況は悔しいけど(笑)、どうしても気持ちがついていかない本に時間をかけるのは勿体ないし、しょうがないか。 ↑ここまで書いたところで他の方の感想を拝読。 コロボックルに興味のない人間が読んだらダメだったな、と反省。

    0
    投稿日: 2015.11.29
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    悪人に見えた人が実は悪人ではなく、たまたま目的にアプローチする方法が違っただけだったのです。というのは有川作品によくあるパターンだけど、今回は児童向けを意識したからか、始めから悪役が「悪人」ではなく「困ったさん」として書かれていました。 だから主人公は子どもなのに、困った大人に配慮しています。子どもにそんなムリをさせるのを読むのは精神衛生によくありませんでした。 ーいやです、と言いたかったけど、さすがに用件も聞かずにそんな失礼なことは言えなかった。ーなんてことを小学校3年生言わせるのは、不自然です。

    0
    投稿日: 2015.11.29
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    佐藤さとるさんの『だれも知らない小さな国』で育った身として、違和感なく(えらそうで、ごめんなさい。)読み進めていってたら、どんどん拡がってく世界が…… ラスト近く、涙が、じんわり。 有川浩さんのコロボックルシリーズ、大切にしたいです。

    0
    投稿日: 2015.11.29
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    小さい頃に読んで大好きだった「コロボックル物語」。昨年昔と同じ村上勉さんの絵に有川さんの文を付けた「コロボックル絵物語」が出されましたが、この話への伏線だったのですね。この話は、「コロボックル物語」を下地にした現在の世界の続編。 続きが読めたってことより、「コロボックル物語」ってみんな好きだったんだってことが分かったのが、なんか嬉しい。

    0
    投稿日: 2015.11.28
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    子供の頃夢中で読んだコロボックルシリーズの最新刊。 大人になってもやっぱり夢中で読んでしまいました(笑) シリーズの雰囲気そのままに、でもどこか有川浩さんのテイストが入っていてめちゃくちゃ楽しかったです。最後に明かされる『ヒミツ』に呆気にとられながらも妙に納得してしまいました。 後味のとても良い小説でした。

    0
    投稿日: 2015.11.27
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    コロボックルの話だった。有川さんが書いたから、佐藤さとるさんとはやっぱり少し違うけど、それが悪いわけじゃなくって、ただ違う人が書いた、という。いつも通り、丁寧に下調べして書かはったんだなぁ、と。

    0
    投稿日: 2015.11.25
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    言葉を大切にしている作家だな、と思う。 幼少期に件の物語を読んでいたわけではないので、今回は少しの疎外感。

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    投稿日: 2015.11.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    佐藤さとるさんのコロボックルシリーズを 有川浩さんが受け継いでくれた本です この前に出されたコロボックル絵物語が出た時も とてもうれしかった。 そして、今回は、佐藤さとるさんのコロボックルシリーズを 大切に読んできた人たちとコロボックルのお話 昨日、本屋さんで見つけて、小躍りしました 子供も大人も関係なく、大切にしたいことが 正直に素直に受け止められるし、 気持ちがすっとまっすぐになるような気がする そして、きれいな木や花や空気の中で読んでいるようで 有川さん、コロボックルの世界を蘇らせてくれてありがとうと なんどもなんども思いました

    0
    投稿日: 2015.11.22
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    コロボックルのお話、初めて読んだ。元の話は知らないけど、それでもコロボックルの世界を楽しめた。改めて昔のコロボックルのお話を読んでから読み直したいなぁ。

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    投稿日: 2015.11.17
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    小さいとき大好きだったコロボックルの物語を思い出して、読みながらとてもワクワクした。自分が大きくなったからか、有川さんのストーリーテリングだからなのか、さらにいろいろ考えさせられるところもとても素晴らしかった。

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    投稿日: 2015.11.16
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    大好きな大好きな物語を 大好きな大好きな作家さんが引き継いで描く。 嬉しい反面不安もあったけど 50年以上前に描かれた物語と 続けて読んでもなんの違和感もなく すんなり新しい世界に導かれた。 誰もが優しく温かい。 できることならまたここから新しい物語が紡ぎ出されていくことを待ちたい。 【図書館・初読・11月12日読了】

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    投稿日: 2015.11.12
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    おとなでもわくわくするような、心温まるお話でしたねぇ。 コロボックル、ほんとにいるかもしれない、いるといいな、なんて思うと同時に、佐藤さとるさんが描いた本家の方も読んでみたいと思いました。今後、視界の端を黒いものが飛んだら、「おおっ!これはもしかして!」なんて思ってしまうかもしれない(笑)

    0
    投稿日: 2015.11.09
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    発売日当日に買った初めての本。 佐藤さとるさんの雰囲気はそのままに、ほっこりしながら読めました。 「ヒコ」と「ヒメ」って名前をつけたそれぞれの両親なんだから、最初からわかっていたようにも思うんだけど、全てがそうなってほしいなって結末だったからよかったです。 もう少し、コロボックルがたくさん登場してくれるとよかったかなぁ。

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    投稿日: 2015.11.09
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    あたたかな気持ちで 読めるだろーなぁ と期待した通りで、読み終わった。 なんだか、大人になって忘れた大事な物 また、見つけて拾った そんな気分です。 有川さんは、やっぱりスゴイな。 また、ココロがカサカサになったら 読み返そうと思うよ。

    0
    投稿日: 2015.11.09
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    子どもの頃、夢中になって読んだコロボックルが 帰って来てくれました! 作者が佐藤さとるさんから有川 浩さんへ受け継がれ、 いったいどんな世界になっているのかと 期待と不安でなかなか本が開けない程でした。 結果・・・大好きだった世界は見事にそのまま!! 最後の一ページは泣きながら読みました。 『ぼくたちに、コロボックルを、ありがとう。 ぼくたちが、コロボックルを好きななままで、大人になれるように育ててくれて、本当にどうもありがとう』 この文章は私だけでなく、きっと このシリーズを愛する人たちすべての心を代弁していると思います。 本当に、有川 浩さんありがとう。

    1
    投稿日: 2015.11.09
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    あー!有川浩さんはやはりすごい! 半世紀前読んだコロボックルとまた会えるなんて どこかに散逸してしまったコロボックルシリーズ また読みたいな 挿絵が村上勉さんなのもうれしい 本は読み終わったら即人にあげてしまう私だけれど これは手元に置いておこう やわらかくてあったかい本だから 有川浩さんの好き度がまたどーんと上がった  ≪ ありがとう コロボックルと ハイタッチ ≫

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    投稿日: 2015.10.31
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    あったかい! とにかくあったかい。 物語を読んでこんなあったかくなったのは久しぶりだ・・・ ここ最近のなんだかただ本を読むという行為になってしまっていた自分をいさめるように、 単純に本を開いて物語の中に入っていく楽しさやワクワク、心があったかくなる感じを思い出させてもらった。 現代版コロボックルハリーがすごく好き。 佐藤さんが書くコロボックルとは少し違った味が出ていてとってもいい! しかも途中に入ってる絵が沢山あって、おまけに2色刷り! 紙もなんだか優しい風合いでなんて愛しい本なんだ・・・とほんわかした。

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    投稿日: 2015.10.30
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    子どもの頃、夢中で読んだあの物語に、また出会えた。 何度も何度も読んで、いつか私のところにもコロボックルが会いに来てくれるに違いない、とその日を待ち続け、会えないままいつの間にか大人になってしまった私のところに、こんな形でコロボックルがまた現れるなんて。 ヒコとヒメの新しい物語を、コロボックルたちを待ち続けたかつての子どもたちへそっと贈りたい。 小学三年生で「だれも知らない小さな国」を読み、その日を待ち続けながら大人になってしまったあと、「だれもが知ってる小さな国」を読む。これがこの国の正しい成長の仕方なのだ。

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    投稿日: 2015.10.28
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    コロボックル物語の本家佐藤さとる氏が直々に有川浩氏を指名して書かれた続編。挿絵は変わらず村上勉氏。 小さいころにコロボックルシリーズを読んだ記憶がかすかにあるが、世界観が全くかわらない完成度が高い作品。 コロボックル小国とは別のコロボックルの話だが、彼らは人間が読んでいるコロボックルシリーズを読んだことで、アイデンティティーを確立している。ラストに人間とコロボックルの隠された関係性が明らかになり、心温まる。人間の子供のヒコとヒメの幼馴染の関係性にキュンキュンする。 有川版のコロボックルは人間とコロボックルの関係性だけでなく、人間と人間の関係性(含む恋愛要素)があるところがオリジナリティを出している。 コロボックルシリーズを読みたい、読みなおしたいという強い衝動にかられる作品。

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    投稿日: 2015.10.28