
総合評価
(192件)| 62 | ||
| 71 | ||
| 37 | ||
| 3 | ||
| 0 |
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
コロボックルの話は忘れてしまったけど、楽しく読めた。 はち屋の子供のヒコとヒメが出会い育っていく。ヒコは北海道でコロボックルのハリーと出会う。ヒコとヒメ、ヒコとハリーの話だが、ヒコが大人になり、いろいろなことがつながり、理解できるようになる。コロボックルのことを大事に守り、またコロボックルも自分たちの友達の人間を大事にしていたんだな、と最後にはほっとした。
0投稿日: 2025.04.24
powered by ブクログあの「だれも知らない小さな国」(佐藤さとる)のコロボックルの続きを待っていた人に(待っていない人にも)、おすすめしたい。 大人にも子どもにも、中学生にも読んでほしい。
0投稿日: 2025.04.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルと表紙のイラストを見て懐かしさでいっぱい!小さいころ、コロボックル物語を夢中で読んだな…。作中の主人公と私はきっと同世代で、そんなところも親近感。(ゲームボーイ!)そろそろ子どもたちの手が届く場所に、コロボックル物語を揃えておいておこう。この世界を、わくわくしながら見つめてほしい!
0投稿日: 2025.03.02
powered by ブクログまず物語の内容の前に、村上勉さんの挿絵が、とても懐かしかった。子供のころに読んだ本で、「ふしぎな ふしぎな ながぐつ」を思い出した。 コロポックルが登場するお話。作中で、「はち屋」と呼ばれる養蜂家の暮らしぶりが、おもしろかった。 蜂の引越しを「はち渡り」と言うことも、移動は蜂のために「神速」にしなければいけないことも。 読書って、奥深い。
4投稿日: 2024.11.11
powered by ブクログ有川浩さんが大好きで、読んでみました。 ヒコがコロボックルシリーズを読み進めた時と同じように、私も一気に読んでしまいました。 いい嘘、約束、純粋な心、自分からは失われてしまったことがたくさん散りばめられていて、幼いあの頃に戻りたくなりました。 佐藤さとるさんのシリーズは知らなかったので、そちらを読んでからまた読みたいと思います。
2投稿日: 2024.09.08
powered by ブクログコロボックルは昔読んだのだけど、あまり覚えてない。あれ、タイトルこんなのだっけ?と思って読み始めたら別の作品だった。子供に読んであげたい。
0投稿日: 2024.07.03
powered by ブクログ読んでいてとてもワクワクする本。その理由の一つは、難関大学を卒業して大手町の大企業で働いて出世するのが良いみたいな価値観に晒される日々からの休息になるから。私はこのまま定年までオフィスでパソコンカチカチやってていいのか?
1投稿日: 2024.03.23
powered by ブクログ心温まる作品。 感受性豊かで素直な小学生らしい主人公の描写と、情景が浮かぶ文章はさすが有川さんだと感じた。 他のコロボックルシリーズと共に、小学生の頃出会いたかった。
1投稿日: 2024.03.13
powered by ブクログはちみつって、こうやって出来るんだ。 初めて知りました。 大変というか、なんというか。 頭が下がります。
1投稿日: 2024.01.25
powered by ブクログ佐藤さとるさんから有川浩さんへ受け継がれた コロボックル物語 大切なものを守るには優しさが大切だと思った。 童心に帰るというか、懐かしい気持ちになれる。 村上勉さんの絵も癒される。 コロボックルいるのかな?近くにいると、信じる心を大切にしたい。
11投稿日: 2023.11.26
powered by ブクログシリーズものの続編を違う作家が書くのは珍しいような。子供の頃に堪能したコロボックルを思い出しつつ、新たなエピソードも前のシリーズと変わらない世界観を感じられて満足。挿絵も変わらず村上勉で、コロボックルと言えばこの絵だよな〜と嬉しくなった。
0投稿日: 2023.10.05
powered by ブクログ子供のときに確か全シリーズ読みました。 けれどもその後は読み返す事はなく。 ですが、大好きな作者有川浩さんのおかげでコロボックルの楽しかった世界、新しい物語を読めました。 今読むとなんだか大人っぽい作品です。 佐藤さとるさんの書かれたコロボックル物語ももちろんまた読みたくなりました。 久しぶりに子供時代に戻れた気分になれました。
18投稿日: 2023.08.26
powered by ブクログコロボックルの本は我が家にありました。 出掛ける度に本を買ってくれた両親が、三つ上の姉に買ってくれたものです。 当時の私にはまだ少し難しく感じ、姉にの本棚に並ぶ1冊の本のままでした。 今回、大きな大人となって初めて読んで、我が子よりずっと小さいヒメヒコの純心さに心が洗われました。 ありがとうございました。
1投稿日: 2023.07.15
powered by ブクログ子どもの頃大好きだった「誰も知らない小さな国」の表紙絵が目に飛び込んできて、何これ?となりましたが、有川浩さんがコロボックル物語の続きを書いた作品でした。有川さんはコロポックルの大ファンだったそうです。 挿絵が村上勉さんなのも嬉しい。 思い入れがある作品なので、もし面白くなかったら許さないぞという、へんなファン心理が働き、ハラハラしながら読み進めました。が、おもしろかったです。 そして改めて佐藤さとるさんのコロポックル物語を読みたくなった。
1投稿日: 2023.06.30
powered by ブクログ佐藤さとるさんの「だれも知らない小さな国」を受け継いだ形で書かれているコロボックル関連のお話。 ジュブナイル用ではあるが、大人が読んでも興味深いです。養蜂のことが丁寧に書かれていて面白いし、コロボックルのことがTVで公けになりそうでハラハラさせるところとかがよく書かれています。
8投稿日: 2023.05.21
powered by ブクログコロボックル物語シリーズは、確かに子供のころ、大好きで何度も読み返してたはずなのに、さすがに朧気にしか内容を覚えてなかったけど、そうだった!コロボックルが喋るときは『ルルルルルルルルルル!』って聞こえるんだった! いやあ、なつかしいなぁ。 早速、図書館で予約入れました。 それにしても、佐藤さとるさんのコロボックル物語の後日談みたいなお話を有川さんが引き継いで書くという、普通ではありえないようなことが実現してしまうところが、ほんと、有川さんだなぁ。
11投稿日: 2023.05.07
powered by ブクログ元のネタを知らなかったので不思議な話だった 子供でも楽しめそうな話だと思った。はちみつがすきなのでこんなに手間暇かけて作ってるんだと思うと感謝の気持ちが増しました
2投稿日: 2023.03.26
powered by ブクログ何をみて読み始めたかわからないけど、すべての人にやさしくなれそうな一冊。コロボックルのファンタジーな話かと思いきや結局はいい人達の話でほっこりさせられる。
1投稿日: 2023.02.18
powered by ブクログ佐藤さとるさんのコロボックルは読んでなくて、どうかなって思ったけど、これだけで充分楽しめました。途中、ちょっと意地悪な人も出てくるけど、最後には一件落着みんないい人に。有川さんらしく、あたたかく優しい雰囲気に包まれた作品でした。どこかにコロボックルいるかなぁ…いつか現れてくれたらいいなぁ…
1投稿日: 2023.02.12
powered by ブクログ2作目の引継ぎ用物語。ここまでは儀礼的通過。次作以降からが期待できるかも。ただオマージュとしてもかなり番宣色強くて若干いたたまれない感あり。まあ、前作が埋もれないようにしていく努力は強く賛同するので、やり過ぎぐらいがいいんだけど。私を含め前シリーズを宝物にしている人たちや、読書との出会いがこの本だったというような思い入れのある人たちでも読んで安心できるように仕上げてるのはさすが。
1投稿日: 2022.09.17
powered by ブクログ「だれも知らない小さな国」の世界観を引き継いだ、ファンタジー。 長く愛された作品を引き継いで、次世代に繋げていくというのはとんでもなく難しい事のような気がする。その中でもちゃんと自分の作風を織り交ぜて、一つの作品に仕上げているのは、流石というほかない。
1投稿日: 2022.09.11
powered by ブクログ久しぶりの有川浩 子ども向けかなと思っていたけど 複雑な心情の描き方は大人も読めるようにできてる気がする
1投稿日: 2022.09.04
powered by ブクログ「はち渡り」 決められた転校。 救いなのは毎年同じ学校に行く事だろうが、当たり前だが出来る事ならば何もない方がいいだろうな。 移動先で待っていてくれる人がいるのは、ある意味楽しみになるのかもしれないな。 「シナノキの夏」 目の前に現れた。 一緒に旅をしているわけではないということは、過去に聞いた声の主はまた別の者ってことだろうか。 初めて見たのであれば、もう少し反応がある気もするが本で読んでいたからなのか。 「新しい友だち」 木の下で眠る者。 ゆっくりと流れる時間のせいで、これまでに何度も友達が出来たと同時に別れも経験してきたのだろ。 図鑑を片手に探し回るのは楽しいだろうが、見れない時期に咲くのは寂しいかもな。 「騒がしい夏」 似たような話を。 番組を盛り上げるために仕方のないとしても、嘘に巻き込まれる人達の心情は分からないのだろうか。 勝手に自身が蒔いた種なのに、あたかも本当のように偽装させるなんて酷いだろう。 「ありがとう」 驚くべき物語は。 ようやく話せる相手が出来ると思っていたら、周りの人が皆知ってると聞くと驚きしかないだろうな。 大切な繋がりを無碍に扱わず、皆が約束を守るから共に居ることができるのだろう。
1投稿日: 2022.08.14
powered by ブクログ知人が読んだということで、有川さんファンとしては見逃せない、という意地で読みました笑 コロボックル物語、小さいときに読んだ記憶がうっすらある程度でしたが、それでも十二分に楽しめました。世界観はコロボックル物語なんだけど、文章は有川さんって感じで、安心感と毎度毎度のワクワクドキドキ感がたまりませんでした。 クセのある人間の心の中を描写するのがうまい…こんなファンタジー系のお話でも、ちゃんと現実感がある…さすがだ…
1投稿日: 2022.05.08
powered by ブクログ最後にホロリとさせられました 自分家族の話に弱いのです 家族の話でした 4つの家族の話しで最後にそのうちの3つの家族が1つになるとてもよいお話でした 『だれも知らない小さな国』のオマール海老じゃなかったオマージュ作品(駄洒落いらない)ということでいいのかな? 裏側はよくわかりませんがなにかしらの企画みたいなんがあるのかな? だとしたら有川浩さんをそこにあてた偉い人はさすがの慧眼の持ち主と言わざるを得ない きっと有川浩さんはそういうの凄いうまいと思う 従来の読者を傷つけることなく素晴らしい物語を仕立てていると思う 自分ももちろん従来の読者のひとりでコロボックルの存在を信じていた子供だったのでそれを言う権利があるはずだ そんな子供たちを勝手に代表してありがとうと言いたい それにしても『だれもが知ってる大きな国』の大統領の肩にコロボックルが現れて正しい道に導いてはくれないものか いやもしかしたらすでに「悪い」コロボックルが肩の上にいるのかも いやいや「悪い」コロボックルなんてこの世に存在しない 存在するのは悪い大統領と他の国にミサイルを打ち込むほどには悪くない大統領だけだ (プーチンは問題外だかゼレンスキーもそれほど善人とも思えないんだよね)
36投稿日: 2022.03.28
powered by ブクログ初めてこの本を見た時、小学生の頃に読んだ「誰も知らない小さな国」に似た本で驚きました。題名が似てるだけでなく表紙や挿し絵も同じだったから。佐藤さとる先生のコロボックル物語の続編だったのですね。有川先生の優しい文章と登場人物達の思いやりに癒されました。
2投稿日: 2022.02.11
powered by ブクログ子どもの頃、夢中になって読んだコロポックルシリーズにこんな形で再会するとは!昭和のあの頃の空気感を残しながら、優しい世界に入り込めました。 ヒコのお父さん素敵です。
1投稿日: 2022.01.25
powered by ブクログ一気に読んでしまいました。素敵な友情。優しい、心温まるお話でした。小学生も楽しく読めますね。コロボックル物語をよみたくなり、大人買いしました。
1投稿日: 2021.12.08
powered by ブクログ素敵です。 子どもの頃好きだった佐藤さとるさんのコロポックル物語を有川浩さんが書き継いだ新しいコロポックル物語… 有川さんも私のように子供の頃読んで、コロポックルのことに思いを巡らせていたんだなぁと感じました。 子どもの頃に出合い好きになった作家の童話を書き継ぐなんて、本当に素敵です。 佐藤さんと有川さんに感謝です。 最後の文章に涙が出ました。
2投稿日: 2021.11.05
powered by ブクログ優しい世界の話。 本人は悪気なく言っているようなこと、だけど言われた人は傷ついてしまうこと。 気にしないようにしていたら、気づかなくなっていた。 という事に気付かされた。 おそらく子供向けの本だと思うが大人になったとき、 誰かの言葉になんとなくモヤモヤする事がなくなった時に必要な本だと思いました。
3投稿日: 2021.10.31
powered by ブクログ元の作品は知りませんでしたが とても読みやすい作品ですか 子どもも大人も楽しめそう(^^) 自然に囲まれた生活、 コロボックルの様子、 はち屋の仕事などが とても丁寧に描かれていました トシオが現れたあたりからは ドキドキして読む手が止まらない…! ヒコとヒメの想いに胸が熱くなりました コロボックル、私も会ってみたいな(^^) お父さんと原田のおじいちゃんが素敵です!!
13投稿日: 2021.10.11
powered by ブクログコロポックルという不思議な存在に気づき、守ろうとする少年と少女。物語の最後に少年が知らされる内容を知ると、もう一度読み返した。結末を知ってから読み直すとまた違う目線で読むことができる。
3投稿日: 2021.10.04
powered by ブクログ『だれも知らない小さな国』を基にした小説ですが、原点を知らずとも楽しむことができました! 何よりはち屋という珍しい職業を知ることができて良かったです。
1投稿日: 2021.09.15
powered by ブクログ昭和34年に出版された佐藤さとるさんという方のコロボックルシリーズを、有川浩さんが本人から直々に受け継いだ作品。対象年齢は小学生~中学生くらいなので万人受けするかどうかは分からないですが、とりあえず僕はかなり面白かったです☆ 正直、コロボックルの話はそれほど重要な感じではなくて、どちらかと言うとメインは、ミツバチと共に家族で日本を縦断して蜜を集める養蜂家をしている小学生の男の子と女の子の物語。とりあえず、単花蜜のはちみつがめっちゃ欲しくなりました(笑)。 その小学生の男の子と女の子の関係性もすごく良いんですが、ミノルさんという新しいお友だちが出来てからのやり取りがとにかく良かった♪特に大きな事件がある訳でもなく鮮やかな伏線回収も無いですが、とにかく心があたたかくなる感じの物語でした☆
1投稿日: 2021.09.12
powered by ブクログ佐藤さとるの書いた『だれも知らない小さな国』、コロポックルのお話、メルヘン。 小学生の男の子を主人公に、見事にこのメルヘンを引き継いだ。 童話が素晴らしい小説として、こんなにも素敵な世界を作り上げるとは。素晴らしい。
1投稿日: 2021.08.17
powered by ブクログ可愛い大人向け絵本という感じ コロボックルってジャガポックルみたいー! ハリーが登場するたび嬉しくなった!わたしにも現れて欲しいなぁ〜
2投稿日: 2021.08.16
powered by ブクログ・目に見えない誰かに、思いやりを持つというのとは、一体、なんて難しいんだろう。p.226 ・嘘をつく、男の優しさ。 ・「うそには、悪いうそと、良いうそがございます。うそをついてはいけない、というのは、悪いうそのことを言います」p.255
3投稿日: 2021.08.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
p.13 「アカシアの花が盛りなんだから。巣箱、はちみつでタプタプよ」 はちみつでタプタプという表現に魅力を感じてしまいました。
0投稿日: 2021.07.17
powered by ブクログ子どものとき夢中になって読んだコロボックル。 残念ながら内容はほとんど覚えていない。 コロボックルのハリーとのやりとりの場面はおもしろかった。
1投稿日: 2021.04.16
powered by ブクログコロボックル、読んでたなあ。懐かしい。優しい世界。 目に見えない誰かに思いやりをもつのは難しい。 コロボックルを好きなままで、大人になれるように育ててくれて、ありがとう。
2投稿日: 2021.03.12
powered by ブクログ昔読んだコロボックルのお話そのものでした。 ヒコ、ヒメという懐かしい名前。コロボックル達の「ルルル」という会話。あーそうだったと思いながら一気に読みました。テレビに紹介されそうになってみんなで知恵を出し合って乗り越えた危機。 ずっと見守ってたっていうちょっと羨ましい環境。 友達のコロボックル。秘密を守り切った大人達。 とても楽しく読めました。
1投稿日: 2021.02.20
powered by ブクログ「コロボックルって本当にいるの?」 主人公ヒコは、蜂屋の息子だった。 蜂は暖かい場所で蜜を作るので、蜂の活動しやすい気候に合わせて、夏は北海道、冬は福岡に転校を繰り返していた。 北海道で出会った可愛らしい少女のヒメも同じく蜂屋の娘。 大人の嫌味にはっきり言い返す意志の強さを持ち、ミノルのような守らなくれはいけない大人には優しく接する、心の優しい少女だ。 北海道の地で2人は出会い、「コロボックル物語」を通じて仲良くなる。 コロボックルが見える秘密を、2人は大人になるまで守り抜き、コロボックル達もそんなヒコとヒメの結婚の際には集まって祝杯をあげた。 純粋な心を持つ登場人物たちと、コロボックルという組み合わせがマッチしていて、心がポカポカと暖かくなる、そんな素敵なお話だった。
25投稿日: 2020.05.14
powered by ブクログ面白くて一気読み。 ヒコのお父さんがかっこよかった! 子どもたちが信じているコロボックルを、テレビの企画で探そうとする大人たちに、冷静に穏やかに、子どもたちを傷つけないように、その企画をやめてほしいと諭す姿は、理想の大人。 そんな大人を見て育ったヒコとヒメは、きっと素敵な大人になると思う。 コロボックルとの縁と、コロボックルが繋げた縁。優しい連鎖で、子どもたちは守られている。
3投稿日: 2020.03.07
powered by ブクログ佐藤さとるさんの作品の世界観そのままで、もう一つのコロボックルの世界を見ているようだった。ヒコとヒメの成長も読んでいてとても気持ちがよかった。
3投稿日: 2020.02.24
powered by ブクログ良かった。 気持ちが暖かくなって、涙がでてきた。 コロボックルなどがピュアな子供の頃しか、見えなくなってしまうという事が多いけど、そういう気持ちを持ち続けていたならば、ずっと一緒に過ごすことが出来るなんて、幸せすぎる。 旅猫リポートでも泣かされましたが、また違った涙でした。 ずーと前に見た三十四丁目の奇跡という映画を思い出しました。
2投稿日: 2020.02.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ヒコは「はち屋」の子供。 みつ蜂を養ってはちみつをとり、そのはちみつを売って暮らしている。 お父さん、お母さん、そしてみつばちたちと一緒に、全国を転々とする小学生だ。 あるとき採蜜を終えたヒコは、巣箱の置いてある草地から、車ととめた道へと向かっていた。 「トマレ!」鋭い声がヒコの耳を打ち、反射的に足をとめたヒコの前に、大きなマムシが現れた―― (アマゾンより引用) そんな繋がってんのかーーってじーんとした。 私もコロボックルに会いたいなぁ
0投稿日: 2020.01.12
powered by ブクログ子供の頃「だれも知らない小さな国」を読んで自分の所にも来てくれるかもと思いレゴブロックで家を作り、朝来た形跡がないか探していたことを思い出しました。また、読み直したいと思います。
1投稿日: 2019.07.21
powered by ブクログ図書館で借りたもの。 「有川さん、書いてみたら?」その一言で、奇跡は起きた。佐藤さとるが生み出し、300万人に愛された日本のファンタジー「コロボックル物語」を、有川浩が書き継ぐ。 コロボックルシリーズ読んだことないのに、読み終わった後にジーンと泣きそうになったから、読んでいたら号泣だったろうな 小さい頃にコロボックルシリーズ読んでいたかったなぁ!! 『 黒一色の活字から、色あざやかな物語の世界が立ち上がり、目を通して、脳を通して、ぼくのからだのすみずみにまで、ひたひたに満たされていた。』 こんな読書体験を息子にもしててもらいたいな~。
2投稿日: 2019.05.31
powered by ブクログ北海道に住むコロボックルと ヒコとヒメの不思議な不思議なラブストーリー ヒコとハリーの出会いから あっという結末まで 楽しく ハラハラ読ませてもらえました。 有川浩さんらしい ラブストーリーでした。
1投稿日: 2019.05.26
powered by ブクログ久々に有川浩さんの作品を読む。 北海道に伝わるコロボックルと友達になったヒコの物語。 妖精は純粋な心を持つ人にだけ、姿を現すんだよね~きっと。 そんな心を失くさずに生きていたいと思う。
2投稿日: 2019.05.25
powered by ブクログコロボックルが現代にいたならこんな感じなのかな。関わる人たちも優しい人で他人を傷つけない。優しい気持ちになるお話でした。
3投稿日: 2019.05.14
powered by ブクログ佐藤さとるさんのコロボックルの世界を有川浩さんが描く。…改めて、佐藤さんのコロボックルも読むが、世界観も物語も、どちらも本当に面白い…。
1投稿日: 2019.02.25
powered by ブクログ「誰も知らない小さな国」は名作だと思うので、その続編を書くのはとても難しかったと思う。でも、さすが有川浩!うまくまとめたと思うし、おもしろかった。 ただ、「誰も知らない小さな国」を初めて読んだ時(小学高学年)ほどの爽快感はなかった。それは「誰も知らない小さな国」がすごいからなのか、自分が大人になってしまったからなのか。 有川浩の「誰も知らない小さな国」への思い入れは相当なものだったようで、この本に思い切り出ていた。出過ぎ? たくさんの人にいつまでも読んでもらいたいという気持ちが強いんだろうな。賛成。
1投稿日: 2019.01.06
powered by ブクログ少し前に読み終わってたけど変更してなかった。 二人のはちやを経営する子の子どもが ようせいに会うお話。 ファンタジーなのに 別世界と思わせないのがさすが有川さん。 素敵な作品でした。
1投稿日: 2018.11.11
powered by ブクログ佐藤さとるのコロボックルシリーズの継承本 違和感なくあの世界に入り込めます。 挿し絵も同じだからね。 またコロボックルシリーズ全部読み返したいな。 はちみつ食べたくなっちゃった。
0投稿日: 2018.09.30
powered by ブクログ最近人情話が多くなって、かなり創作に行き詰まっているなあと感じていたが、本作は久々に有川浩の本来の素晴らしさが出ていた。元々ラノベ作家なんだからこれからも片意地はらず気楽に書いてもらいたいものだ。本作は佐藤さとるの作品を借りての創作であるが、これでは本家の方も読まざるを得なくなった感じなのだが、文庫本ではあるようだがハードカバー本はもう絶版になったのだろうか、見つけられなかった、仕方ないのでネットのBOOKOFFで購入しようと思っている。
0投稿日: 2018.08.10
powered by ブクログ心のキレイな人にしか見えないもの、わからないことがある気がする。読後に優しくなれる本。すぐに子どもにも読ませた。
0投稿日: 2018.08.06
powered by ブクログ私にも子ども時代はあったはずだけど、佐藤さとるの『誰も知らない小さな国』を読んだことがなかったので、この小説を普通の小説として読み、最後に佐藤さとるのメッセージが出てきて初めて「え? あ? そうなの?」と理解した次第。もともと佐藤さとるのコロボックル物語を読んでいた人たちが読んでどう感じるのかわからないのだけど、初めての私には有村浩らしいお話で楽しいひと時でした。ちなみにコロボックルというより私は蜂屋さんの職業や生活が興味深かったです。もともとハチミツを食べる習慣のなかった(というより独特の味わいが好きではなかった)私が、たまたま数年前より食べるようになり、料理の甘味をつけるのにも使うようになっていたところで。しかもいいオトナなのでイイモノを使うことにしていて。さらには時を同じくして、「生」ハチミツなるものを入手したりして大いに興味深々になっているところなのでした。佐藤さとるのコロボックル物語も読んでみようかなあ。
0投稿日: 2018.06.17
powered by ブクログコロボックルの物語は読んだことなく、この本を読んだ。結果、今ものすごくコロボックルのシリーズを読んでみたい。 ファンタジーの中に、今も私たちの世界でくすぶっている問題点をあげて考えさせてくれたことにもぐっときた。 トシオさんは、物言いも態度も悪いけど、全てにおいて悪人はいない、長い目で良いところを見つけることも大事。最後には、全ての人間が助け合い協力しあって生活すること、多分今の世の中に大切なことを見た気がした。
0投稿日: 2018.06.16
powered by ブクログコロボックルと少年の交流。 最後のネタばらしはやり過ぎ感はあるが、まぁ見事。 佐藤さとるの本も読んでみたくなったわ。
0投稿日: 2018.06.06
powered by ブクログ素晴らしい! 「だれも知らない小さな国」を読んだのは、ずいぶん昔のことですが、面白くて夢中で読んだのを思い出されます。 細かい内容まで覚えていませんでしたが、これまでのイメージが少しも損なわれることなく、いっそう鮮やかに蘇るようで、懐かしく読むことが出来ました。 大人になって、また小さな国の人達に逢えたような、そんな気持ちになれました。 ありがとう。
0投稿日: 2018.03.19
powered by ブクログヒコは「はち屋」の子供。 みつ蜂を養ってはちみつをとり、そのはちみつを売って暮らしている。 お父さん、お母さん、そしてみつばちたちと一緒に、全国を転々とする小学生だ。 あるとき採蜜を終えたヒコは、巣箱の置いてある草地から、車をとめた道へと向かっていた。 「トマレ!」 鋭い声がヒコの耳を打ち、反射的に足をとめたヒコの前に、大きなマムシが現れた―― 佐藤さとるの「だれも知らない小さな国」から広がる物語。 コロボックルに対する愛が半端ないな。
0投稿日: 2018.03.18
powered by ブクログはち屋の子どもとコロボックルの物語。有川さんの本は毎回取り上げられてるものが好きになるけど、今回もしっかりコロボックルのことが大好きになるし、蜂蜜食べたいし、北海道に行きたくなる。 大切に思う愛情が連鎖したら素敵だし、大人になるのを支える物語は誰にも否定されずに存在していい。
0投稿日: 2018.03.11
powered by ブクログ本家コロボックルシリーズは読んだ事がありません。 でもこの本を読んで読んでみたいと思いました。 久しぶりに有川さんの書く幸せなお話が読めて嬉しかった!
0投稿日: 2018.03.06
powered by ブクログ「だれも知らない小さな国」のオマージュ 花を追って蜂と共に旅をする「はちや」 ヒコとヒメとコロボックルの優しい物語 子供のころ大好きだった、あの本たちの世界を思い出しました。 有川さんも、きっと夢中になって読んだのだろうな
5投稿日: 2018.02.15
powered by ブクログ図書館をフラフラしていて発見。 有川浩はKindle化されないから借りるしかないんだよなあ。 Kindle化さえしてくれればどんどん買うのにねえ。 いやあしかし面白かったな。 さすが有川浩である。 やはり3行以内に虜になったわ。 帰りの電車だけなのにあっという間に読み終わった。 コロボックル物語は読んだことがあるようなないような。 どうだったかな。 有名すぎて読んでないけど内容を知っているのかな? あとは有川浩らしく大人になってからのヒコとヒメの甘々ラブコメがもうちょっとあっても良かったかなあ(笑)
0投稿日: 2017.12.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おお、なんだか見覚えのある画が!!と思い手にとる。 懐かしきコロボックル!! めっちゃ好きだったのはおぼえてる! が、ストーリーは結構忘れてるなあ。 彼らの言葉の速度の速さとか、おお、そうそうそうだった!って感じ。 大元をくずさずに、ここまで新しい物語を紡ぎ、しかも世界を広げているところがまったくすごい! セイタカさんって名前は覚えてたんだけど、 大人になるまで黙ってないともう一度姿を現してくれない、とかそんなの全く忘れてたわあ~。 めっちゃ好きなのは、小さいコロボックルが一生懸命「誰も知らない小さな国」を一生懸命、よっちらよっちらページを めくりながら読んでるシーン。 わあ、なんなのそれ!コロボックルとコロボックル本の出会いとか、素敵すぎる~~~! んでもって、さりげなく、読んだところのページを開けといてくれるおじいちゃん最高!! 蜂蜜屋さんの暮らしっぷりを全く知らなかったので、 ほほう、そんな風に蜂蜜とってるんだあ、とびっくり。 私も砂糖のかわりに蜂蜜料理に使ってみようかな、と思ったり。 いやあ、よい物語を大切に想う気持ちがいっぱいいっぱい詰まってる一冊でした。 よかった。
0投稿日: 2017.12.03
powered by ブクログ2016.12月。 『だれも知らない小さな国』を読んだことがないのにこっちを先に読んでしまった。さすがの有川さん。それでも充分おもしろかった。不思議なもの、目には見えないもの、遥かな想像力。子どもが持つその世界を、そっと大事にしたい。その次は佐藤さとるさんの原作の方をしっかり読もう。
0投稿日: 2017.11.29
powered by ブクログ佐藤さとるさんの『だれも知らない小さな国』をモチーフに そのお話しとコロボックルが大好きな蜂屋の子どもたちと 子どもたちを取り巻く人たちのお話し 最後に佐藤さとるさんの御礼のことばも載っていてほっこり 有川浩さんの本は割と読んでいるのに、この本はなんで今まで読んでなかったのかしら?(笑) やっぱり有川浩さんのお話し大好き
0投稿日: 2017.11.21
powered by ブクログいつもながらに、心温まる物語。人生を生きる中で様々なわだかまりやシコリを綺麗に洗い流してくれる。また、頑張ろうという気持ちになる。
0投稿日: 2017.11.08
powered by ブクログとても嬉しい本でした。この本にであえてよかった。 物語の中に入ってしまいたい。物語の中で暮らしたい。本を読みながら、思わず自分の周りを見回してしまう。 こんな素敵な本をありがとうございます。 読書感想文で悩んでいる少年少女の皆さん、読書感想文はこんな風に書くんだね、というよいお手本にもなりそうです。 なんというか、コロボックルに関するきめ細かく壮大なミステリー……かな。 読み終わるのがもったいない、というのは佐藤さとるさんの本を読んだ時と同じ感覚です。 この本にあえてよかった。 アニミズムの国、この国に出会えてよかった。 ありがとうございます。
0投稿日: 2017.08.10
powered by ブクログ有川浩ならば間違いあるまい、と思って手に取り、元ネタがあると知ったのでそちらの方とセットで入手。 読んでみたら、同時進行で読んでいる恩田陸『蜜蜂と遠雷』の設定の補完ができたことにちょっとシンクロニシティを感じております。 で、読み終わりまして。 …うーん…残念ながらあんまりわくわくしなかった… ラストにかけてのある「事件」にはハラハラしましたし、 養蜂家の生活についてちょっとでも知識を得られた点は良かったのですが、 なんかこう、主人公2人の性格(特に女の子の方)が できすぎというかテンプレというか… (それこそ有川作品ぽいとも言えますが) そこに途中参戦する彼の設定も、 従兄弟のキャラクターで多少ともリアリティが出ますが、 ちょっと綺麗すぎるなあ…なんて。 そもそも読んでる私の心が薄汚いというのも多分にありますが。
0投稿日: 2017.07.29
powered by ブクログ出会うべくして出会った二人。 それをつなげる物語。 そんな縁、あっていいんだろうか。なんの縁もない人がすごく損しているように見えるよ。 それぞれにはそれぞれの縁があるのだろうけど、こんなにうまくできた縁があるなんて、羨ましすぎる。 しかしコロボックルは好奇心旺盛だなあ…。 私は佐藤さんのコロボックル読んでません。 それでも楽しめます。
0投稿日: 2017.06.24
powered by ブクログ子供の頃大好きだったコロボックル物語。 そのオマージュ的作品と知って読みたいと思っていた本。 一気に読んで ホッコリ。 また佐藤さとるさんの作品も読みたいと思ったし、この本も図書館で借りたのだけど、佐藤さとるさんのものとあわせて買おうと思う。 さらに…ブクログをみていたら植物図鑑の作者と同じだった。なるほど。
1投稿日: 2017.05.10
powered by ブクログトシオさんに腹が立つ。 悪気がなきゃいいってもんでもない。 北海道だしお笑いさんは路線バスのあの人たちを想像してしまったんだけど外見の感じからして多分違うな。 それにしても周りの皆、役者だなあ!
0投稿日: 2017.04.25
powered by ブクログ図書館の本 読了 内容(「BOOK」データベースより) 「有川さん、書いてみたら?」その一言で、奇跡は起きた。佐藤さとるが生み出し、300万人に愛された日本のファンタジーを、有川浩が書き継ぐ。 佐藤さとるさんが大好きだっただけに結構複雑。。。 面白くないわけではないんだけど、だめだとはいえないんだけど、でもなぁ。。。。 憧憬の部分は個人的には触られたくなかったようです。
0投稿日: 2017.04.24
powered by ブクログ子供の頃好きだった世界を少しも損なわずに、継がれていくなんて。有川さんやっぱりすごい! まだコロボックルに出会ってない子供たちに読んで欲しくて、さっそくポチってしまった。 うちの子供たちもこんな風に愛される子であって欲しいな。
0投稿日: 2017.04.23
powered by ブクログ児童書では、ない気がする このシリーズを遠い昔に読んだ人のための本かな 皆さん、昔のような印象で読み終えたのかな? 自分は大人になってしまった分、素直にわくわくできなくてしょんぼり ヒコだけの方がよかったかなー
0投稿日: 2017.04.10
powered by ブクログ佐藤さとるさんの「だれも知らない小さな国」などのコロボックルシリーズを受けて新しく書かれた物語。 比古(ヒコ)は、「ハチ屋」の息子で小学3年生。「ハチ屋」とは養蜂業のことで、日本の各地で咲く花の蜜を追いかけて、季節ごとに移動する。 いつもの夏のように、比古は家族と一緒に北海道の学校に転校してきた。毎年夏限定の生徒で、クラスメイトも知った顔だけど、その年は僕のほかにもう一人転校生がいた。その子の名前は比売(ヒメ)で、今年からお父さんが「ハチ屋」の跡を継ぐという。 ヒコとコロボックルの出会い、北海道の花々や木々の風景、ヒコやヒメの心情などが生き生きと描かれていて、有川さんの文章のすごさを改めて感じました。自然の中、特に木や草花の描写が素晴らしい。 佐藤さとるさんのコロボックルシリーズを受けて書かれていますが、有川さんらしい、幸せな気分になる一冊です。
2投稿日: 2017.03.26
powered by ブクログ「植物図鑑」を思い出させる植物会いにあふれた作品 元ネタの本を知りませんが、それなりに楽しめます。
0投稿日: 2017.03.18
powered by ブクログほんわか。 実は佐藤さとるさんの誰も知らない…は読んでなくて。 今の大人になった自分でも楽しめる自信がなかったけど、読みたいなー。 児童書を子供のときにたくさん読んでる人は本当に幸せ。 子供の心で読むことの大切さ。 読書って素晴らしい。
0投稿日: 2017.03.13
powered by ブクログ大人にならないとわからないことがあるように、 子供にしか見えない世界がきっとある。 本来なら忘れてはいけない大切な世界のような気がするけれど、 それを忘れることが大人になるということなのかな。
0投稿日: 2016.12.28
powered by ブクログ佐藤さとるさんの『だれも知らない小さな国』をベースに描かれたコロボックルのファンタジー。 コロボックルはアイヌ語で「ふきの葉の下の人」という意味、要するに小人。コロボックルと友だちになるには出会ったことを誰にも内緒にしておかなければいけないそうです。 うちの子どもたちもコロボックルにそっと見守ってもらえてたらいいのになぁ。『だれも知らない小さな国』を子どもたちにプレゼントしたくなりました。
0投稿日: 2016.12.24
powered by ブクログ子どもの頃の気持ちにかえって楽しく読めた。 心が洗われるとはまさにこのこと。 やっぱり本っていいものだ。
0投稿日: 2016.12.20
powered by ブクログ佐藤さとる氏公認「コロボックル物語」の続編。読んでいてなぜか涙が溢れる。コロボックルとともだちの物語がここにあるのが嬉しくて。
0投稿日: 2016.12.09
powered by ブクログわたしも小さい頃、佐藤さとるさんのコロボックルのお話にはまった一人。コオロギみたいに飛び跳ねる影はないかしら、と気にしていました。だから、大人になって新しいお話として出会えて、懐かしいし嬉しかったです。
0投稿日: 2016.12.04
powered by ブクログ久々の有川ワールド。とっても、かわいらしくって、夢のようなお話。みんないい人でおわるのがいいな。コロボックル。私も信じてました。
0投稿日: 2016.12.04
powered by ブクログ佐藤さとるのコロボックルシリーズと比べると駆け足感があるが、ほとんど同シリーズの外伝と言っていいほどの継承っぷりだと思った。 「だれもが知ってる」という少し大袈裟に感じるタイトルにも重要な意味が隠されており良いと思った。 一点気になるのが、本作は初代ゲームボーイが出てくるように現代ではなく、一昔前の話となっている。「承継」というテーマからすると現代の方がより良いと思うがどうだろうか。単に有川氏の子供時代の設定としただけなのか。もしくは、SF然とした現代でコロボックルを描くのはさすがに苦しいということだろうか。
0投稿日: 2016.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あたたかい物語。ふわっと幸せな気持ちになった。アイヌ民族のこと、各地の小人の言い伝えのことを知りたくなった。そして何より題名だけ知っていた『だれもしらない小さな国』を読みたくなり早速予約した。 小さな者達を愛する優しくて賢い人々の物語。蜂屋という仕事との関係もいい。八百万の神。自然からの恵みのおかげで暮らしていることをきちんとわかっている人間たちだからこそ、コロボックルと友達になることができたのだと思う。コロボックルと人間がお互いに大切に想いあい、守りあってきた輪が代々続いてきたこと、これは自然と人間との関係にも通じると思う。 「ぼくたちは大人から受けた愛情を、子どもたちへと返して、この優しい輪を、いついつまでも伝えていかなくてはならないのだ」 これが有川さんが描きたかったことだと思う。 「何かを見つけようとしている人間ほど何も見ていない」という文にどきりとした。
1投稿日: 2016.10.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
はち屋の息子ヒコは、ミツバチと共に日本中を花の咲く季節に合わせて移動している。 毎年同じ時期に学校に転校を繰り返す生活。 そんな中で、同じ境遇のはち屋の娘ヒメと会う。 コロボックルのお蔭でどんどん仲良くなっていく2人。 ゆっくりした時間を生きているミノルさんの存在も良かった。 子供の頃に「誰も知らない小さな国」が大好きだった私にはたまらない物語でした。 現代版のコロボックル物語、有川さんに書いて頂けてとっても嬉しいです。 明るい未来を感じさせてくれる、結末も有川さんらしくてとっても良かったです。
0投稿日: 2016.10.19
powered by ブクログとても面白い本なので、早く先を読みたい。 でも、早く読むと終わってしまうから、なるべく大事にゆっくり読みたい。 私にとって「だれも知らない小さな国」は、そんな物語でした。 そして本書「だれもが知ってる小さな国」は、有川浩さんが書いた、もう一つの「だれも知らない小さな国」。 おしまいに、佐藤さとるさんから有川浩さんへのお礼の手紙がついています。 佐藤さとるさんの物語は、有川浩さんに引き継がれました。 すでに「だれも知らない...」を読んでいる方は直接本書を、そして、まだ、「だれも知らない...」を読んだことがない方は、佐藤さとるさんの物語から読み始めた方が良いと思います。 お勧めします。
0投稿日: 2016.10.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「誰も知らない小さな国」から始まるコロボックルシリーズは、それこそ私が子どもの頃から愛読し、それこそ何度も何度も、自分の所に来てくれたら、と憧れた物語です。正直なところ聖域でもあって、それを有川先生が継承されるという話を聞いたとき、ちょっとジャンル違いじゃないかと思いました。 正直に言えば、やはり人選ミス、というかやはり有川先生風の物語になってしまっているなと思います。有川先生の語りは非常に、非常に面白く魅力的なのですが、コロボックルを有川先生のあまりに現実的なテーブルに載せると、違和感が大きすぎる。特にミノルさんのくだりは、子どもたちとの交流だけで良かったと切実に思います。きれいな世界だけで生きていけるわけじゃないけれど、きれいな理論で佐藤さとる先生はコロボックル小国を、おとなには無理だと分かるけれど子どもなら分かるやり方で守ったのだから、そこに大人世界の社会の理論を入れて欲しくなかったです。「ゆっくり時間が流れるミノルさん」という説明だけでは何故いけなかったのか、有川先生のスタンスは分かりますが、これでは出さないで欲しかったです。
0投稿日: 2016.10.16
powered by ブクログ期待してたんだけど、期待はずれだったな。有川さんだったのに。 子供の頃、当然のように好きだった佐藤さとる。コロポックル以外にも、あかんぼ大将も。 なんだか、事件としても大したことないし、主人公が子供たちじゃない。子供描くの苦手なのかなあ。 もう少し長くていいから、ヒコくんとヒメちゃんが、もっと主体に解決に動いてほしかったな。 リスペクトもいいが、こんなやり方もちょっと抵抗あるし。たとえ元の筆者が認めたとしても、なんか、土足感ある。
0投稿日: 2016.10.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「だれも知ってる小さな国」の続編的な物らしい。 はち屋のそれぞれの子供が北海道に転校した時に合うコロボックルとの話。小人たちの事は大人になるまで誰にも話してはいけないと約束しており、主人公の男の子は大好きな女の子にも言うことが出来なかった。 頭の弱いみのるさんと一緒にコロボックルを守る等の少年時代を経てはち屋を次ぐことを決心し、子供の頃から大好きだったひめとの結婚を決意すると姫から思いもよらない話が。。。 まぁ嫌いじゃない。
0投稿日: 2016.10.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
現代のコロボックル物語。もう一つの。「はち屋」の子どもであるヒコは蜂の群れと共に、季節に合わせて移動しながら暮らしている。そんなヒコの前に小さい人が現れる。そして、もう一人の「はち屋」の子ども、ヒメも。二人は「コロボックル」シリーズに夢中になる。新たな友だちもできて、心豊かな時間を過ごしていた二人だが、コロボックルの秘密をおもしろ可笑しく騒ぎ立てる人たちが現れ、小さい人を守るために立ち上がる。 見事な継承だと思う。語り続けることの困難と大切さを思う。
0投稿日: 2016.09.23
powered by ブクログこの本がきっかけで「だれも知らない小さな国」という本を知りました。 こどもの頃に出会いたかった…。まだ読んでないのですが、絶対読みます。すぐ読みます。 最初は、養蜂家とその家族の生活のことや、蜂と植物についてなど興味深く読んでいたけど、ハリーが登場してきてからは、もう、もう、うらやましくてしょうがなかった。 コロボックル、妖精、八百万の神…。 物語や伝説の中で色鮮やかに語られる彼らが何なのかはわからないけど、大人になったいまでもやっぱり彼らはいるのだと思っています。 こどもの頃に祖父の山で不思議な体験を一度だけ、したことがあります。 それはヒコやヒメのようなものではないけれど、あそこには何かがいたのだとやっぱり思ってしまうのです。
0投稿日: 2016.09.12
powered by ブクログ読ませる書き方をするのが有川浩だなって。 コロボックルシリーズを読んだことがなくても、サクサク読める。 子供の頃に読んでいたらまた違う感想をもったのかもしれないなぁ。私は大人になってしまったんだ、と実感した。
0投稿日: 2016.09.10
powered by ブクログ佐藤さとるさんのコロボックルのお話を、有川さんが現代へ語り継ぐように新しく紡いでくれました。 少し心配もあったのですが、なかなか良い感じにまとめてくれて、また続きが読めそうな予感。 大切なものって、こうしておじいさんからお父さんへ、そして息子や娘へと伝えていくのがいいな、と思う。
0投稿日: 2016.09.02
powered by ブクログ【優しく巡るせかい。】 佐藤さとるさんから、有川さんへ。 おじいちゃん世代から、ヒコとヒメへ。 ぐるぐる巡る、優しい連鎖。 その思いが、絶版で途絶えないように。 コロボックルを愛し続けます。
0投稿日: 2016.08.16
powered by ブクログさとうさとるさんのだれも知らない小さな国は何度も何度も読みました。続編(ちょっと違うかな)を有川さんが書くとは思ってもみませんでしたが、さとうさとるさんの世界観も有川さんの雰囲気も両方あって楽しめました。読了後、私にはちみつブームが来ています。
0投稿日: 2016.08.16
