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一からはじめる禅
一からはじめる禅
安永祖堂、星野和子/ダイヤモンド社
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総合評価

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    tomoyafujine
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    このレビューはネタバレを含みます。

    禅というものをその教えの概要と歴史、また修行の上に禅僧たちが紡ぎだした禅語、公案の話などが網羅され入門書としてとりつきやすい。 心に残ったところ ・四諦・・苦を取り除く方法「苦諦」「集諦」「滅諦」「道諦」がある。 ・八正道・・正見、正思、正語、正業、正命、正精進、正念、正定 ・聖俗、善悪、左右という相対的な考え「分別」は嫌われる。無位とは差別がない人。 ・「安心」とは心を知る、心を見ること。 ・「人は仏だからこそ仏としての修行をせねばならない」 ・嬉しい時は心から喜び、苦しい時はとことん悩み苦しみ、悲しい時は思いっきり泣く。瞬間瞬間を全身全霊で生きて、そのことに執着しなければ安心立命できる。 ・道は人が歩こうと思ったり、思わなかったりで現れたり、消えたりするものではない。 ・「求心止むところすなわち無事」 ・今、という瞬間は再び訪れないのだから、この瞬間を大切に過ごす。 ・足るを知ることは富むなり ・自由とは自らに由るという意味 ・毎日行っていることが、真理追究の道である ・逆境にいるときは「ここから何かを学べればそれもよい」と開き直る ・「無心」とは客観的対象により起きる観念が全くない状態 ・ちっとも前進しなくても、ただ黙々と今やるべきことをやる ・「四無量心」・・大慈悲・大悲心・大喜心・大捨心 ・対象から逃げず、積極的にぶつかってとことん背負いこめ ・人間である限り情動などの本能はなくならない ・人は分別が強すぎて、良し悪しを見てしまうが、それは真理ではない。 ・災難に会うときは災難に会うがよい。死ぬときは死ぬがよい。これが災難を逃れる方法である。

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    投稿日: 2019.06.22