
総合評価
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powered by ブクログ普段買っていない雑誌を、多分グラビア目的かなんかで買った時パラパラめくっていて発見。 後日、単行本が出ていたのを見かけ購入して、今日まで積んでいた一冊。 199×であり、1990年代を舞台にした青春譚。 ヲタ文化の濃縮版であり、このタイトルであるが、「19XX」は関係ない。 著者の自伝的側面を持つらしい作品。 1994年ごろをスタートに、当時のヲタ大学生の一面を描きつつ、ヲタ趣味を隠したいが故に孤立する主人公の様子が描かれる。 会話の端々に、当時を生きたヲタ系男子ならば避けては通れない辺りの実在系エロ漫画の話題を散りばめて、懐かしさを誘う。 ただ、この辺りのタイトル出しておけば当時のヲタクたちは大喜びでしょ?ってだけの演出がわたしは一番嫌いなので、残念。 多いんだけどね、そういう扱いの作品。 もう数歩踏み込んだ、当時のヲタサーあるある的な部分を掘り下げられていたら喜んじゃったんだけどな。 エロ漫画がテーマなので、ほんのりとしたエロ漫画的描写はあるが、成年マークは無し。 話の合間に、数ページずつ、当時(から)輝いていたエロ漫画・お色気系マンガ・同人作家辺りのインタヴューが掲載されていて、懐かしいんだろ?で釣られる層は、その辺り目当てでもよさそうな感じでもある。 表紙にゲームのレバーやゲーメストなんかが描かれているけれど、ゲームが登場するとは思えない展開なんだよなぁ。 続巻を探すかは未定。
0投稿日: 2019.11.16おたくな主人公ときれいなヒロインがエロマンガを絆に通じ合う
SMを通じた恋愛者を描いてた作者さん。 時代設定はちょい古めのマンガサークルの話。 引っ込み思案でなかなか溶け込めなかったり、一人で落ち込んだり、処々の心理描写がリアルなのは作者の半自叙伝的な作品だからなのか。ちょっと主張するのが苦手な性格の人には「あー、あるある」ととても共感できることと思う。 今作での主人公とヒロインのつながりはエロマンガ。それが話の小道具としてうまく生きているのはさすが経験のある作者だなと思う。えっちなシーンもちょこちょこ出てくるけど、大体が妄想というなんとも大学生っぽいのがまたリアル。 絵柄に関しては万人に受けそうだけど多少好みが分かれるかな?ネクラ男が実にうまく描かれすぎてそういうのが苦手な人はちょっとイラッと出来るかも。個人的にはとても好き。 誰かとわかり合いたいけど、中々自分を出すのが怖いと思っている人に是非。
2投稿日: 2015.06.26
powered by ブクログ自分は丁度2段階世代が下なもんで、あまり共感と言った感じではないのだけど それでも当時どんなことしてたか、世間はどんなだったかと言うのを ストーリーや各話間のインタビュー記事を通じて思い出させてくれた。 しかし何よりこの本を読んで思うのは、何故俺は大学でサークルに所属どころか検討もしなかったのかと言うこと。 (いや、大体はっきりしてて本キャンとの移動が面倒だったのと家の事情なんだが、それでも) 大久保キャンパスにもサークルあったのだから検討ぐらいしてみれば良かったんだ。馬鹿、俺の馬鹿。
0投稿日: 2015.04.30
