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花よりも花の如く 11巻
花よりも花の如く 11巻
成田美名子/白泉社
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総合評価

22件)
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    TVドラマの放送が反響を呼び、能に興味を持つ人も出てくる。憲人に弟子入りしたいという人たちも。憲人は全員を受け入れることにする。TVの威力はなかなかすごい。 憲人が10巻で「高砂」を謡ったときの花嫁も、弟子入りを申し出る。 憲人も「道成寺」の大きな舞台を控えるが、憲人の師匠筋でも大きな舞台がある。 祖父である左右十郎が、息子(憲人の叔父)に名を譲り、(おそらく)隠居名となる襲名記念公演だ。 その場で演じられるのが「安宅」(cf:『安宅(対訳でたのしむ)』)。義経・弁慶伝説の「安宅の関」の物語である。歌舞伎では「勧進帳」として演じられる。歌舞伎の「勧進帳」は、関所を守る富樫は、通ろうとしているのが義経一行であると気づいているが、能ではあまり判然としない。弁慶は面をつけない素顔、直面(ひためん)で演じられる。とはいえ、やはりこれも「面」の一種で、あまり喜怒哀楽の表情を表すものではないとされている。 新・左右十郎が踏むこの舞台には、彼の息子も子役として加わっている。 憲人は、母が能の家に生まれ、弓道の家に嫁いでいるため、家族内で舞台についての会話が日常的にあるわけではない。そのことのハンデも思う憲人。 憲人は「弱法師」の舞台を控える(cf:8巻)。 眼を見えない人の心情をどう捉えるか。思い悩む憲人はふとしたことから盲目のマッサージ師でバイオリンも弾く望と知り合う。さて、憲人は何かを掴めるだろうか。

    5
    投稿日: 2024.10.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    隆生先生が写真やレコードを探してくれたり 憲ちゃんに見せる為にももう一度舞おうとされたり というところが感じ入るし 伝統芸能の生々しさであるとも感じる。 そうやって目の前で見せることでしか 伝わらないこともある。 葉月さんが「一番したかったことを忘れるために ピアノを始めたのかも」というのはぐっときた。 『かげきしょうじょ!!』でも主人公がそうだったが そういう家に生まれて舞台に憧れて でも伝統芸能で男性だけのものだから自分は立てない というのは辛いところだ。 だからと言って女性も立たせろ、という問題ではないし。 葉月のピアノが好きと言ってくれる憲ちゃんや先生たちがありがたいし 『楽しい時間と同じように傷は隣の人を近くする』 という表現が美しい。 安宅の関を越える、というのが本当に文字通り 一同で越えるというのに感じ入った。 確かに興味がないと舞台に立つと言っても 趣味だと思うかもしれないし、 能と狂言と歌舞伎の区別がつかないという人もいそうだ。 だから彩紀の言う通り、ドラマの功績は本当に大きいとは思う。 ただ当の本人は「私には杖すらない」と思い悩む真っ最中。 自覚した途端今まで気にならなかったことも 気になってしまう気持ちはよく分かる。 望さんとの出会い、丁寧に描かれているからこそ ご都合主義に感じず、憲人が”持っている”なと思える。 マッサージ師だからこそ自然に「また来ます」が成り立つし。 家族ではなく能関係の人でもなく、でも同じ役者である琳さんは 悩みを話すのに丁度よい距離感の友人だったのだろうなと思う。 憲ちゃんの蝉丸を力強く思えたという葉月さんの感想がとても良い。 演じる人や考え方(演出)で変わるから芝居は面白いのだ。 その意味でテレビドラマだって同じなのに、 同僚から「TV組」なんて揶揄されるのは悔しいものがある。 漫画だからと言ってしまえばそれまでだが 憲ちゃんといい周りの人といい行動力があって展開が早い。 HPに載せたら?とか紹介して?とか、実際にちゃんと現実にしていくところが良い。 現実だとなかなか周りが気乗りしてこなくて 空回りすることが多い気がする。 忙しくて後回しにしたいことでも 焦りつつもきちんと投げ出さないところが素敵だし それをきちんと身にできるところが素晴らしい。

    0
    投稿日: 2023.01.02
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    ドラマきっかけで伝統芸能に興味を持つひとは多いと思う。野村萬斎、海老蔵など。このマンガきっかけでお能に入るのだってアリ。

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    投稿日: 2018.10.12
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    「年をとるというのはマトリョーシカみたいなもんでねぇ。20歳の自分も5歳の自分も中にいるんだよ。どんな大人も20歳でも5歳でもあるんだ。」ゴッホ先生。憲人はすぐにコンプレックスを感じていじけてしまう。悩んで、折り合いをつけて大人になっていくんだけど。ちともどかしい。

    0
    投稿日: 2015.01.08
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    相変わらずしっかりしたお話で安心して読める。 しかし、いいタイミングでいい人と巡り会える引きのよさは凄いなー、憲人。

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    投稿日: 2014.06.17
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    逢坂までは、さすがに来ないか。残念(笑)近所なので。 昔の成田 美名子は、ものすごく起承転結をしっかりつくる人だったのですが、「花よりも花の如く」は、それが見えない。見えないのに、しっかりとお話がつながっていて、おもしろいところが凄いです。

    0
    投稿日: 2013.10.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    憲人が「榊の会」の立ち上げで忙しくしてたり、能の家の弟子でなかったことに苦悩してます。テレビを見て能を習う人が増えてるみたいですけど、現実的にそういうことを考えたことはないなぁって。興味を持つのはいいことなんでしょうけどね。 あと、高尾山での話は、一瞬夢話かと思ったら、現実話だったんでちょっと驚き。そこで新たに出会った盲目の望が「弱法師」の参考になっているみたいですが、音楽つながりで今度は望と葉月の関係が気になる憲人になりそうな予感です。

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    投稿日: 2013.04.18
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    憲人の恋愛もなかなか進まんね~^^;『弱法師』から芸の悩みも出てきて、煮詰まってきたところにまたもや?迷子になる憲人、そして新キャラ登場。彼の存在が『弱法師』にどう影響を与えてくるのでしょうか。

    0
    投稿日: 2013.02.14
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    正直、これほどドラマの影響が続くと思っていなかったので、たまに時間軸が混乱(笑) そして憲人さんの藤哉さん化が進んでいる気が(笑) いや、シリアスな場面と云うか、新しいお弟子さんとのシーンとかが多かったりするから仕方ないんですが、ムードメーカー的なおちゃらけた憲人さんも好きなので、ちょっち寂しい…。 でもしっかりもののようでいて、全力体当たりなところと、同じようなループに嵌っているのは変わりないので、らしいなぁ、と。 彼を見ていると強くではないけれど、じわじわと頑張れる力が湧いてくる。 そんな意味で私にとってこの本はマイロングセラーです。 再読ベスト10には確実に入る。

    0
    投稿日: 2013.01.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「能って結構、恋の曲が多いんです」 というあおり帯。 古典系って恋を題材としてものが多いですよね。 作中で、憲人の個人の会が本格始動して新しい生徒さんが増えました。 みなさんきっかけはドラマが多くて、能をほとんど見たことがない。 まぁ、それが今の日本の現状だとは思います。 私も能と狂言、人形浄瑠璃なんかは授業で見に行きましたけど、歌舞伎はない。なかなか個人で見に行くには、環境が整ってないと難しい。 最近では小学校などで古典芸能の授業があったりするらしいです。あと、お茶とかお花とか。 能が「人類の口承及び無形遺産に関する傑作の宣言」されたことに、憲人家族が感想を述べていますが、一概に「よかったねぇ」とならないところがかかわっている人たちの乾燥かと。 さて、恋の歌が多いという煽り文句のわりには、本編の恋愛は全く進展なし? な感じです。葉月さんとは仲良くしてますけれど。 ひょんなことからマッサージ師兼バイオリンにストの望さんと出会う。 盲目である望さんが「弱法師」をする憲人に影響を与えていく~というところで、以下続刊。次が楽しみです。

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    投稿日: 2013.01.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    生真面目に努める能漫画 11冊め。 前回までがドラマ編で、今回から、そのドラマによって変わった能生活の再開のような感じ。 新しい物の見方が加わったことで、迷いも増えたりで、それがまた新たに人に会うことで道がひらけていく。 元通り、能の道に戻ったようなのだけど、進みかけた葉月さんとの関係は、それどころではなくなったような感じ。 まあ、こちらもゆっくり楽しみながら付き合うべきだろう。

    0
    投稿日: 2013.01.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この巻の最初の話までは本誌買っていたか、立ち読みしていたようだ。 望さんにマッサージして貰っている話も 立ち読みしまして、 また良いキャラ出して来ましたな(ワクワク) と思いましたけれども。 能の「安宅」、たくさんの山伏達、高尾山… RDGと何気にリンクしている内容で ちょっと興奮しました。安宅だし。 「マトリョーシカみたいなもので、20歳の自分も5歳の自分も中にいるんだよ」 て台詞に安心したりとか。 楽しい時間と同じように、傷は 隣の人を近くする ていうのも思わず頷いてしまったり。 整体師でヴァイオリンも超上手い望さんの 台詞も言ってみたいな〜。 「とにかく私弾いていれば楽しいし、幸せなんです。」 憲ちゃんが高尾山で、酒に酔って迷子に なった話は完全に読んでなかったので 意外性も手伝い楽しんで読めました(笑) そしてここで終わり…⁈ 良い所で以下続刊で… のああああってなったので ★4つで><

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    投稿日: 2013.01.13
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    ここで終わるのか…!!!って思った。 そう思うほど、心の底から続きを楽しみにできる。 けんちゃんがんばれ。

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    投稿日: 2013.01.12
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    本当に一話一話、どっしりきっちり丁寧だよなあ…… 登場人物が仮想にとどまらない。 なにより、お能知らないのでよくわからないけど、花花でお能に興味持たせてもらった。 成田さんじゃなきゃこんな気持ちにならないと思う。 さて、憲ちゃんスケジュールいっぱい過ぎないか……とても心配です。

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    投稿日: 2013.01.08
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    マトリョーシカの話おもしろい! そうだよね、なくなったのではなくて 積み重なっているだけなんだよね。

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    投稿日: 2013.01.08
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    能を演じるものとして役者の家の出ではないこと、内弟子でないことに悶々とする描写が好みだった 12巻楽しみ

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    投稿日: 2013.01.07
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    けんちゃん始動っ!! 安宅のお話 いろんなとりかたがあるんだな〜 望さん登場で次巻が楽しみ~

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    投稿日: 2013.01.06
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    人生はマトリョーシカのようだというのにしみじみ納得。 単行本派なので本誌ではもう終わってるかもだけど、その時の時代の背景や立場やいろんなもので解釈は変わってくると思うので、けんちゃんがどう演じるのか楽しみ 演者の人は演じる対象の心情を考えたりしながら演じてたりするんだろうけど、見る人がその役に何を期待してどう感じて見たいのかも考えた上でどう見えるかも考えて演じないといけないとしたら、全くもって大変なことだなぁと思う

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    投稿日: 2013.01.06
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     なんとなくだけど、今回の主人公の言動が私には不可解で……不思議な感じ。うーん。次巻への伏線なのか、私の読み込みが浅いのか。はてさて。

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    投稿日: 2013.01.05
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    憲ちゃんはいつも悩んでいる。 出逢いによって救われて成長していく。 いつも通りと言えばいつも通りだけれど、めまぐるしく環境が変わっていく真っ最中なんだなぁ。 お能パートはとても魅力的なんだけど、プライベートパートのこのむずがゆさはいったいなんなんだろうか。 弱法師も鷺も見てみたいなぁ。やらないかなぁ。

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    投稿日: 2013.01.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物の心情の変化を描くのが本当に上手いなぁ。 憲ちゃんが、一回り成長した気がした。 伝統芸能の世界に生きる者にとって、「家」とか「弟子」の世界は確かに重要で、けれど、そこに囚われることなくもっと大きな視野を持てた点だけじゃなくて。 所作や言葉、物事に対する姿勢が、大きく見えた。 今、いくつなんだっけ、憲ちゃん。 スケジュールぎっしりで、新しいことにどんどんチャレンジして。 いろんな人に出会って。 あああー、大変そう! でも楽しそう!

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    投稿日: 2013.01.05
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    うーん、トレンディなんだよなあ、トレンディ。なんというか、全体的に90年代的というかトレンディなんだよなあ。能をやってる範囲ではらそうでもないのだけど、それ以外がトレンディなんだなあ。

    1
    投稿日: 2013.01.05