
総合評価
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powered by ブクログ最高に楽しいおバカエンタメ小説。とんでも科学理論満載で500ページ超えのボリュームながらダレがない良作だと思う。回りくどいセットアップ抜きにいきなり研究所に飛び込むアクセル全開の出だしといい、要を得た状況説明や適度にチージーな会話といい、サービス精神あるなあと感心してしまった。
6投稿日: 2025.10.11
powered by ブクログクトゥルー神話は「ラブクラフトの小説」の扱い。 アクションなので分厚さは気にならない。 秘密を暴いた者が秘密を守る側に回るってのは、何か元ネタがあるんでしょうか?
0投稿日: 2022.05.17
powered by ブクログイントロンの謎を解いてはならない。そこには恐るべき事実が隠されているのだから……。 クトゥルー神話を基にして繰り広げられるSFアクション、バイオ・ホラー。理系の専門用語が飛び交う本書は、人によっては少し読みにくいと感じるかもしれない。しかし、それが気にならないほど本書は面白い。次々と発生する事象にページをめくる手が止まらない。スリルを味わいたい方はぜひ、読んでみてほしい。
3投稿日: 2021.11.16
powered by ブクログ初めて読んだジャンルでした。 専門用語が多く分かりづらい点もあるが、 ストーリーが面白かったです。 サクサクよめます。
0投稿日: 2019.10.28面白いですが、ホラーではなくSFです。
ホラー好きで、たまたまホラーのジャンルにあったこの本を購入しました。 期待は裏切られました・・・。ホラーじゃなくてSFでした。(上巻はホラーと言えなくもないです。) 遺伝子を研究していたら、(遺伝子地図の無駄と思われるところに)太古に封印されていた化け物を呼び寄せてしまった、 そんな化け物との戦いを描いた話です。 普通だとありえないような話を、生化学の専門用語を駆使してさもあり得そうな風に感じさせています。 近未来にこんな事がおこるかもしれないなぁと思い、ぐいぐいひきこまれます。 話のテンポもよく、伏線がいろんなところに張られていて、深く考えられていて、とても面白いです。 これはおすすめです。 ただ、専門用語で形容されている表現がでてくると、普通の人にはわかりにくいかと思いました。 「《専門用語》をしているような気分」みたいな表現です。 私は学生時代に生化学を専攻していたのでわかりやすかったのですが、そうでない人には難しいと思います。
0投稿日: 2015.11.02サイファイ作家・梅原克文の衝撃のデビュー作。
作者が自分でいっているように70年代の日本SFを彷彿とさせるSF&スーパージャンル小説で往年のSFファンにはたまらん作品。(<朝日ソノラマ版>の表紙が生頼範義画伯の絵だったので余計にね) 遺伝子操作監視委員会の調査官:深尾直樹は、ライフテック社の実験区画P3でバイオハザードが発生したと睨み調査に乗り出す。ところがP3区画では十数人の惨殺死体が発見され、死んだ研究員の中にDNAの中にある謎のイントロン配列を研究していた者がいた事が判明し、事態は想像を超えた方向へと急展開し出す、、、。 第一部はバイオホラーとして、第二部はサイボーグSFとして、そして第三部は戦争&電脳&神との戦いというようにどんどんスケールアップしていく。しかも毎回趣向を凝らした謎が登場し、それがそのまま次の物語に繋がるという仕掛けになっており、主人公:深尾直樹には次から次へと難題がふりかかって来る。それを時には運で、時には自力で解決しながら戦いの深みにはまっていくという一度読み出したら最後まで止まらなくなる、まさにジェットコースーター小説。 そしてこの荒唐無稽な話を支えるのが数々の魅力的なガジェットや科学知識。よくもまあこれだけの内容を詰め込んだなと感心するぐらいてんこ盛りにアイデアが投入されており、骨子になるキーワードを挙げるだけでもバイオリアクター、P3施設、エクソン配列、イントロン配列、クトゥルー神話、GOO、EGOD、アッパーバイオニック、マイクロマシン、NCS機能、神経超伝導化などなど、、、とにかくSF好きにはたまらない設定が目白押し。 また主人公は「死んだ恋人を蘇らせる為に戦う」という極めて人間臭い、シンプルな理由で「GOO」と呼ばれる人類の敵と戦う。他の登場人物もステレオタイプではあるし、主人公の考え方にもいろいろ疑問を呈する部分はあるが、それをありあまる熱気と力技で押し切ってしまっているのでとっても感情移入しやすい。初期のクーンツに結構似ているかな。 とても新人(当時)が書いたとは思えないスケールのでかい話であり、SF好きなら押さえておいて損はない小説だ。 本作と次回作「ソリトンの悪魔」は超オススメ。
8投稿日: 2015.04.15
powered by ブクログバイオホラーの先駆け?ハリウッド映画にありそうなプロットでなかなか楽しめました。『パラサイトイブ』が好きな方々なら一見の価値ありです。
0投稿日: 2014.12.05
powered by ブクログ90年代に書かれた、80年代スーパーバイオレンスアクション!的な…誰かがどこかで勧めていたので古書で購入。いやー(笑)理系のちょっとスポーツマンが事件をきっかけに、いきなりアメリカ的なジョークの強面に(笑)セリフがいちいち、お前、アメリカの刑事ドラマ見過ぎだろ!な感じで爆笑。これが80年代なら許容範囲、が、私が高校時代。あり得ない…ホラーで怖い!という評価なのだが、まだ怖くならず、下巻、読むのか、私?
0投稿日: 2014.05.26
powered by ブクログきっと、研究者も小説家も、妄想する→形にする、という点では変わらない。 バイオって、やっぱりこういう危険があるよ~っていうのが、DNAに記憶されてるんじゃないだろうか。 でも、謎解きという魅力は抗いがたく。。。 映像化、できるなら見てみたい。 深尾さんの役、加瀬亮くんとか、どうかなー。
0投稿日: 2013.03.08
powered by ブクログ自分の中で最高の小説、前編。 医療ホラーかと思わせといて、 実際には全然違うw ハリウッドで3部作くらいで映画化してもらいたいわ… 完全に目の前に映像が浮かぶくらいの、 素晴らしい描写力。必読。
0投稿日: 2012.08.22
powered by ブクログ作品の少ない作家だけど、非常におもしろかった。 ファンタジーの傑作。おすすめ ------------------- 下も同様
0投稿日: 2011.10.27
powered by ブクログ生物の不思議はいつも人間には解読できないし理解もできない。人間のエゴイズムで人間が苦しむのは仕方ない。
0投稿日: 2011.09.17
powered by ブクログとにかく次から次へ読者を愉しませるアイデアを放り込み、読者にページを繰る手を休ませようとはしない。 また『幻魔大戦』や『クトゥルー神話』など、作家の趣味だと思われる物も詰め込み、上下巻1,000ページを駆け抜ける。 最新(1993年当時に構想のみされていたものも含めた)のバイオテクノロジーからダーウィンの進化論、そして恐竜の絶滅から新約聖書、サイバースペースなどなど、多種多様なジャンルを盛り込み、壮大なスケールで描いたスペクタクルホラー。一言で云おうとすると、修飾語が多く付きすぎて収拾が付かなくなるほど、盛り沢山のエンタテインメント作品。
0投稿日: 2010.05.08
powered by ブクログ地上でゴテゴテの遺伝子SF。好き嫌いは分かれるかも。 ただ壮大なスケールは読み応え有る。 でもやっぱりクライマックスはやりすぎに思えてちょっと冷めた。
0投稿日: 2007.03.02
powered by ブクログ「ゼノギアス」が好きならぜひぜひ読むべし。 DNA・イントロン環・ナノマシン… そういうのでいっぱいなSFファンタジー。 お腹いっぱいになれます。
1投稿日: 2006.11.04
powered by ブクログ人間の遺伝子の中に封じ込められてた『化け物の遺伝子配列』を解読しちゃって培養したらさぁ大変、という感じで始まる作品です。ぶっちゃけすぎか。上巻の前半は生身の人間VS化け物、という・・・普通のホラー映画モノ。第二部は超人化した主人公と、因縁を持つ化け物との血みどろ弾丸まみれの肉弾バトル。下巻の第一部は黙示録。第二部は○○との最終決戦・・・と、手を変えながらも読者をグイグイ引き込んでくれます。 物語のベースはラヴクラフトらの所謂『クトゥルー神話』で、下巻になると展開としては『指輪物語』となりますな。・・・勿論梅原さんですからそんなヌルいものじゃないんですが。上巻と下巻、どころか上巻の中でも物語の様相が180度転換するようなジェットコースター的作品であり、ニトロプラスの人々もこんなの好きだろうなぁ、と思ったり思わなかったり。まぁ下巻の展開は『ゼノギアス』にパクられたりもしたのですが、まぁそれぐらい面白い作品だ、ということで。主人公のバカさ加減や独白には時折イラっと来ますが、気軽に読める(1000ページ超えるけど気にならない)作品なのでオススメですよ。
0投稿日: 2006.06.28
powered by ブクログ遺伝子監視委員会に所属する深尾直樹はライフテック社で発生した事故調査の為に現場に急行する。実験区画P3の現場には研究員達の無残な死体が点々としていた。その中をモニターで確認する彼は、かつての恋人であった梶知美を発見する。中には間違いなくイントロンの解析で出現した“C”が居る。だが彼はその区画に単独で入り知美を救出した。“C”は何故知美を殺さなかったのか……?再び区画に入った彼は、バイオリアクターに死体となって浮かぶ知美を発見した……。では、先ほど救出した知美は一体……?! これは是非映像で見たい! テンポが良すぎてしおりを挟むタイミングがとても難しかったです。そのテンポの良さは最後まで持続されて行くので飽きが来ない。強いて言えば、下巻の電脳空間の辺りですかね。でもこの辺りはEGOD(エルダー・ゴッド)の確信に迫る部分だから興味深く読めます。 だんだんと超人化・非現実色が強くなるが、理論的に進行してゆくので、前記は全く気になりません。映像化するにはちょっとグロイとは思うが、それでも見てみたいなぁ。 個人的な極論で結末感想をバッサリと言うとすれば・・・ 【結局、昔より今かよ! 深尾!!(叫)】という感じ(笑) 嗚呼……【愛って儚くて脆い】……大人の世界だわな。
0投稿日: 2003.04.23
