時は戦国時代、『かぶき者』と言われる武者たちがいた。 『傾奇者』とは、異風の姿形を好み、異様な振る舞いや突飛な行動を愛する者達。 真のかぶき者は、己の掟の為に、その命を賭したという…そんな天下一のかぶき者その名を前田慶次 滝川一益の従兄弟の滝川益氏の実子にして、前田利家の兄前田利久の養子。 まさに織田軍団の中核の出でありながら、不遇な境遇に身を置かれる。 しかしそんな小さな枠組みに囚われることなく、慶次はいくさ人として死と隣り合わせの自由を愉しむ奔放無頼な日々をおくる。 第4巻では、一の家来・捨丸と共に京都に入った前田慶次の傾奇ぶりを描く。 千利休の息子・道安や京都所司代に喧嘩を売り、千利休の忍び侘助を救うなど、ただ危険を楽しむだけでなく人としての義を貫く前田慶次の傾奇者ぶりは、千利休や徳川家康を魅了していく。

決して己を曲げず、死と背中合わせに意地を貫き通す前田慶次を通して戦国の世に生きた真の「漢」の姿を描いている。生きざまに惹かれます

捨丸をお供とし、京へ上った慶次。 見事なデビューだな。 「摩利支天」の話はわかり難かった･･･ このマンガで千利休と秀吉との確執を始めて知ったものだ。