
砂漠の国に砂を売れ ありふれたものが商品になる大量資源ビジネス
石川憲二/KADOKAWA
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総合評価
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- 肉盛り海鮮食堂"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
砂、水、空気。いずれも当たり前にありすぎて意識しないものが21世紀には商品となる、という話。よくよく考えれば、何とも恐ろしいことよ…。 タイトルは、営業テクニックの極意から転じて、資源がなくても工夫(≒技術)次第で市場で成功できるビジネス・モデルの意。確かに、石油や天然ガスなど在る場所に限りがある資源エネルギーとはちょっと違う。 著者の説明は何とも流暢(しかし、読み進むにはそれなりの疲労感)で、用語解説の脚注、合間に挟まれているコラムも読みやすい。ここしばらく気になっていた誤字・脱字もないのがイイ。 ただ、著者の論点の中で、何か見落としているようなモジモジ感があるんだよね…。
0投稿日: 2021.10.15 - ととせひ"powered by"
●帯に「ドバイで、サウジで、中国で、なぜか砂が飛ぶように売れる、その理由とは?」とあったが、読んでみると、なるほどと思った。砂漠の国という、一見砂に不自由することはないと思うが、建材の利用には不向きで、建材用の砂は輸入に頼らざるを得ないということのようだ。
0投稿日: 2019.01.08 - さめざめ"powered by"
コンクリート建材として砂や砂利は不可欠で、ビルなどは地表に無尽蔵に建てられる物ではない。 砂を輸出する国はインフラも整えられなくなる。 この辺りの話は聞いたことなかったので、面白かった。 その後は石油や水の話。
0投稿日: 2017.12.10