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富士山噴火 ハザードマップで読み解く「Xデー」
富士山噴火 ハザードマップで読み解く「Xデー」
鎌田浩毅/講談社
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総合評価

11件)
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  • hamakokoのアイコン
    hamakoko
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    https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000057288

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    投稿日: 2022.09.05
  • ゆきりんパパのアイコン
    ゆきりんパパ
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    地球物理学者である著者による、ブルーバックスならではの学術的な著作です。火山噴火と災害につながる現象について、基本的な専門情報が紹介されています。またそれらを元に公表されているハザード情報の詳細な解説されて、その危険について記述されており、今更ながら再認識させられる一冊でした。地球、富士山が「活動」していることを忘れてはいけないと改めて思いました。

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    投稿日: 2022.01.14
  • 本の虫(since 2020/3/3〜)のアイコン
    本の虫(since 2020/3/3〜)
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    普段とは違うテイストの本を読みました。 恐らく、この本を手に取るのは地学系の学習に役立せようとする学生か、富士山からの災害リスクがある方でしょう。 私は正直に言うエリア的にも関係が無いのですが、投資をしているのであらゆる知識を参考にしようと手に取りました。 率直な感想は驚き! 噴火による経済損失についても触れてあったり、噴火がそこにも影響を与えるのか!と思う内容もあり、投資する際に役立ちそうです。 火山学者というリスクと隣合わせで研究をする上に、推測が極めて難しい分野ですがここまで進歩しているのかと感心しました。 ただ、全体的に防災観点から触れていることも多いが、実際にそう言った事が起こった時の具体的な行動や、筆者自身の噴火予測についてもう少し触れていれば更に良かったです。もちろん、火山学者と防災研究員は異なりますが、この本の内容ならもう少し触れても良いかと思います。

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    投稿日: 2020.05.15
  • shuwachoのアイコン
    shuwacho
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みながら常にソワソワしてしまい読むのに時間がかかる。 つい我が家の防災用のグッズはどうなってるんだっけ。 なんて周りを見回してみたり。 富士山噴火の最大の怖さは粉塵とのこと。 雨で固まり重くなる。 屋根に積もると家はつぶれ、細かい塵が気管に入ると胸を患う。窓や通気孔に目貼りも必要。 中学の頃、社会科の先生が「富士山が噴火したら校舎の屋上で傘を差しながら噴火を眺めよう」なんて言ってたけど、無理だってことがよーくわかった。

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    投稿日: 2015.11.11
  • gaacoのアイコン
    gaaco
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    富士山の噴火が起きたらどうなるかが述べられている。 火山灰、火山弾、火砕流、土石流など、項目事に具体的に述べられているので、非常にリアルに想像できた。 例えば、火山灰。 人体にも影響があるということは聞いていたものの、ガラス質であるため、吸い込んだら呼吸器を傷つけることや、付着している成分を取り込んでしまうことなど。 土石流の被害は数年に及ぶ可能性があることなどには、慄然とする。 ただ、怖さばかりを伝えようとした本でないことも特徴的な立場だと思った。 噴火の影響は甚大だが、その後長い間、人間はそこから恩恵も受けるといった趣旨の言葉は心に残っている。 だからこそ、火山国日本に、私たちは住み続けるのだなあ、と。 その意味で、ハザードマップにより、できるだけ被害を少なくしようとしている研究者達の活動に、敬意を払いたい。

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    投稿日: 2013.05.08
  • machiko0303のアイコン
    machiko0303
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    大好きな鎌田先生の本。火砕流や土石流など、詳しくわからなかった言葉がハッキリわかる。噴火に伴う諸現象が見やすくまとまっていて良い。「富士山は不変のものではなく、今の姿はほんの一時のもの」という言葉が印象的だった。日本人は富士=不二と思ってるきらいが多すぎるから新鮮と同時に力強かった。富士山壊れても我々生きていけるよね。

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    投稿日: 2013.02.09
  • shoji1217のアイコン
    shoji1217
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      鎌田さんの本は何冊も読んでいるのだが、そのたびに強調される点が違うので新しい発見がある。 (1)富士山が噴火した場合には、噴石、火砕流、溶岩、岩なだれ、泥流が発生する可能性があり、特に、泥流となると三島とか富士宮市を含む広い範囲の被害が想定されること。 (2)アメリカのセントヘレンズ火山のように、山自体が噴火に伴い崩壊してしまう可能性もあること。(p137)  日本の真ん中に富士山のような標高の美しい形をした火山が存在すること自体、異例のことと考えるべきらしい。 (3)実際には、噴火が伴わなくても、2900年前には富士川河口直下型の地震で富士山の山体が崩壊したらしい。(p193)  いずれにしても、3連動と富士山の噴火は、小説の世界ではなく、まじめに想定する必要があるとのこと。

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    投稿日: 2012.09.12
  • hanawaoritasiのアイコン
    hanawaoritasi
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    カリスマ教授 鎌田先生の2007年の著書。大地震と富士山噴火の関連も書かれている。火山灰はガラスの破片。なるほど、ゴーグルがいるわけだ。 必ず噴火する富士山。噴火しても大丈夫なように備えることが必要と感じた。

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    投稿日: 2012.02.10
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    polyhedron
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     火山の中でも富士山を特集。噴火の際に避難のよりどころとなるハザードマップについての解説が詳しい。富士山に関しては,ハザードマップの作成が遅れていたらしい。なんでも山頂をめざす観光客の減少を心配する声が大きかったからだとか。でも富士山が活火山であることは紛れもない。備えがなければ被害は甚大になる。  富士山は休火山と習ったおぼえがあるが,今の火山学では休火山・死火山という分類は廃止,活火山かそうでないかに分けているという。実際のところ,噴火に先立っては,地震や火山性微動,山体変形などの予兆があるから,いまから富士登山で噴火災害を恐れることもないらしい。  富士山が今のきれいな成層火山になったのは,地質学的に見てかなり最近のこと。あの美しい山容も束の間の姿にすぎないそうだ。そのうち噴火によって大きな岩なだれが起き,明治時代に崩れた磐梯山のように大きく削れてしまうかもしれない。東海大地震との連動も懸念されている。

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    投稿日: 2011.10.26
  • skytterのアイコン
    skytter
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    東京に近い富士山の地震活動が再開した。過去に起こった事実に基づき、自然現象を解説しつつ、現代社会に及ぼす被害に言及。

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    投稿日: 2008.01.27
  • Hideyasuのアイコン
    Hideyasu
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    富士山は有史以来、幾度となく噴火を繰り返している活火山である。来るべき噴火に備えて国が作成した「ハザードマップ」の読み方を解説しているのがこの本。大変参考になる。

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    投稿日: 2007.12.17