
総合評価
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powered by ブクログ失踪した妻を探し求め、真実の愛へとたどり着くある作家の話。『ザーヒル』とは、盲目的に意識が囚われてしまう存在のこと。この作家にとってのザーヒルは、彼の元を去った妻であった。しかし聖なる存在と交信できるという不思議な青年と出会うことによって、彼の心はだんだんと浄化されていく。コエーリョも経験したという宗教儀式や巡礼などがこの話の大事な骨格になっている。そのため、内容的にはすぐには受け入れがたい部分もあるが、著者独特の冒険仕立てのストーリーがこの話のスパイスとなっていると思われる。
9投稿日: 2023.01.27
powered by ブクログいつものパウロ節はきいているけれど、ちょっと長くて発散的。なので「ベロニカは死ぬ事にした」か「11分間」、「ブリーダ」のほうがおすすめ
0投稿日: 2012.03.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
パウロ・コエーリョの自伝的小説。 突然に姿を消してしまった妻を探す作家。 世間的な成功も無意味に感じる程の喪失感を丹念に描く。 妻を探すという行為を通じて、主人公は 怒りや悲しみ、虚しさの段階を越えて、 不思議な導きによって人間的な成長を遂げていき、 新たな価値観を獲得する。 「アルケミスト」以降の作品は読んでいなかったけれど、 人間が生きる目的を彼なりの方法で語ってゆく手法は 変わっていないように思う。 もやっとした読後感だが、それも彼の作品らしい。
0投稿日: 2012.01.29
powered by ブクログ死と対面しながら、生きていく事。 ちょうど読んでいる時に スティブジョブズが亡くなって、より考えさせられた。
0投稿日: 2011.10.16
powered by ブクログ愛した女性とジャンヌダルク。セックスと神。小説と小説家。世界の終わりと世界の終わりみたいなところ。アルメニアとパリ。物語とエネルギー。
0投稿日: 2011.10.16
powered by ブクログ失踪した妻を探す主人公の物語。切なさが残る感じである。夫婦の溝がちょっとずつ深くなっていることに気がつかなかった主人公。妻の心の痛みに同感した。
0投稿日: 2011.07.11
powered by ブクログ今までのパウロ・コエーリョの本の中で、読み終わるのに一番時間が掛かったし辛かった。一緒に右往左往して、悩んで考えて、どんづまりからでも突き抜ける事はできると感じられたので、読後感は良い。慰めのようなハッピーエンドではない所に安心もできた。
0投稿日: 2010.08.09
powered by ブクログ著者の自伝的小説。本人を想起させるキャラクターを設定することによって、リアリティを創出。 カザフスタンのテングルという文化は興味深いものがあり、「神はステップのどこにでもいる」という宗教観と、「来歴(ザーヒル)から解放されるために、来歴を語る」という野心的な試みは、何かしらの示唆を与えてくれる。
0投稿日: 2010.06.28
powered by ブクログ愛の形について。知らずに染み付いているあらゆる枠を、とりはずしたい。 そうしてどんどん自由になれる。 希望がわく。
0投稿日: 2009.07.27
