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オロロ畑でつかまえて
オロロ畑でつかまえて
荻原浩/集英社
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総合評価

167件)
3.5
21
55
71
6
4
  • はなさちのアイコン
    はなさち
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    コメディ小説で括っていいのかな? とても面白かったです。 言葉をなぞるだけで面白いし、クスッと笑える。 ちょっと落ち込んだ時は「あずずずず」と声に出してみて 気持ちをラクにしています。

    6
    投稿日: 2025.05.12
  • immrmのアイコン
    immrm
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    いわゆるユーモア小説。 東北?の秘境の村が東京の小さな広告代理店に地域おこしを依頼し、ドタバタ騒動を巻き起こす話。 面白かったが、このジャンルは好みではないかな。

    0
    投稿日: 2025.04.16
  • lostmanliarのアイコン
    lostmanliar
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    笑いの要素が散りばめられているのは分かるのだが、なんか笑えない。つまらなくは無いのだが。 何かもっとむちゃくちゃな笑いが欲しい。 悪くは無い。

    0
    投稿日: 2025.04.06
  • 積んどく大将のアイコン
    積んどく大将
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    大手広告会社と競合のゴムのプレゼンの様子がおもしろい。これからどうやって村おこしにつながるか楽しみ。

    7
    投稿日: 2024.10.06
  • さっちゃんCANDYのアイコン
    さっちゃんCANDY
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    初挑戦のユーモア小説。 若干読みづらい方言に離脱しそうになのをこらえてなんとか冒頭部をクリアした。 読み進めていくうちにだんだん面白みがわかってきて、文中の小技にニヤニヤしてしまう。 村おこしを題材に物語は進んでいくが、終着点の意外性に何か希望のようなものを感じて読後感は良好。 牛穴村の丁寧な描写のお陰で秘境の風景に自分が入り込んだようなとてものどかな気持ちになれた。

    2
    投稿日: 2024.09.08
  • shirotantanのアイコン
    shirotantan
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    おもしろかった。すぐに映画やTVドラマにできそうなくらい、映像が浮かんだ。広告やメディアのいいところ悪いところよく表れてた。ほっこり、にっこりできる、癒し系?の小説かな~。エンタメ作品としてGOOD!

    1
    投稿日: 2024.07.14
  • ふみのアイコン
    ふみ
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    何十年前の小説だっていうのに古臭さはあまり感じられずにスイスイ読めた。人と人の繋がりが多すぎてたまに誰だこれ?って思うときはあったけど、ところどころくすっと笑えて、何も考えずに楽しめるのが良いね。喜劇というかコントというか、どこか三谷幸喜感がある気がする。この豆どんな味がするんだろ?

    0
    投稿日: 2024.06.19
  • tockeeeのアイコン
    tockeee
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    井上ひさしに評価された、ユーモア小説。笑えます! 過疎のど田舎、牛穴村の町おこしを画策する 村民たちが、東京の倒産寸前の弱小広告代理店に キャンペーンを依頼する。 ネス湖のネッシーにヒントを得た奇策が、 一時は功を奏したかに見えたが…。というお話。 泣かせる、より笑わせるって難しいんだなぁ。 笑わせるってすごいなぁと実感させられた一冊です!

    1
    投稿日: 2024.04.17
  • おおたろうのアイコン
    おおたろう
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    【きっかけ】  単に面白い、笑える小説を読みたいということでネットで調べ購入して読んだ。  結構、前のことだったが最近やっと読んだ。 【感想】  コテコテの豚骨ラーメンのような昭和感満載なユーモア小説だった。面白い小説を読みたくて笑いたくて読んだのにコテコテ過ぎて胸焼けを起こしそうになった。もう少し若いころに読むべきだった。やはり思い立った時に読むべき本だった。  架空の東北地方の極過疎地域、牛穴村が舞台だ。いわゆる村おこしをネタにして倒産寸前の広告社がまたも奮闘する第二弾目の小説だ。なんか読んだことがある作風と思ったら記録を頼りに確認すると第一作目の「なかよし小鳩組」を21年前に読んでいる。まだ、バブル景気の余韻が残っている時代を背景にした舞台背景でもあったのだ。  とにかく自分の学生時代がフラッシュバックするというか就職難の時を思い出すというか懐かしさやら苦さやらがこみ上げる読後感。 【終わりに】  ユーモアはあるのだろうが、、面白さという意味では展開も含めてかなり粗削りで入り込めなかった。なので★3つだ。やはりこのような地方色を出すのであれば井上ひさしの吉里吉里人にはかなわないかもしれない。

    1
    投稿日: 2024.03.04
  • 愛ちゃんのアイコン
    愛ちゃん
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    吉本新喜劇みたいなベタなお話。何も考えずに読めるし、みんな楽しくていい人たちだからストレスもなし! この作品が好きな方は『誘拐ラプソディー』もおすすめ。

    9
    投稿日: 2024.01.29
  • NO Book & Coffee  NO LIFEのアイコン
    NO Book & Coffee NO LIFE
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     古典的名作・サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』へのオマージュ?と思える本作タイトル。  でも「オロロ畑」って何? 興味と期待が膨らみます。荻原浩さん1997年のデビュー作(小説すばる新人賞)で、元コピーライター彷彿ものでした。  過疎化で村の存続が危ぶまれる牛穴村青年団が、起死回生の村おこしを計画してタッグを組んだのは、潰れそうな弱小広告会社で‥。  詐欺まがいの広告会社の提案に、藁にもすがる思いで同意し、一大騒動を巻き起こします。これらの面々が織り成すドタバタ・賑やかさが愉快です。  軽妙さを含めた方言の使用、田舎の名産・文化などの設定も巧みで、登場人物一人一人のキャラも立っていて魅力的です。  そして著者は、田舎の青年や弱小広告社の面々を、頻繁におちょくった描き方をしていますが、決して貶めず、嫌味のない温かさを感じます。  まさかのカップルも誕生し、最後はいろんな人が純真さ・誠実さに救い救われたんですね。  1951年出版の本家『ライ麦畑〜』では、高校を退学した青年が、世の中の欺瞞へ鬱屈した嫌悪を投げかけ、その孤独を妹に救われる内容でした。  オリジナルをリスペクトしてそのモチーフを取り入れ、その上で独自の趣向をこらしている点が敬意の表れと思いました。

    59
    投稿日: 2023.12.03
  • びんのアイコン
    びん
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    確かに電車の中じゃ読まない方がいいね。 村興しの奮闘とキャラクターの面白さに、どうしてもニヤついちゃう。 重い本を読んだ後、心を軽くするときに読むといいかも・・・。(o^^o)v

    1
    投稿日: 2023.04.29
  • 43streetのアイコン
    43street
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    単純なストーリー、軽い、浅い、ひねりなし。 この人の小説ならお勧めできる作品はいっぱいあるんだが、これは愚作。 別のを進める。 ただし、この手の映画やドラマはよくあるように思う。 見てる時間だけ笑って過ごせればイイ的な脚本にはなるかもしれない。 私は嫌いだが、よくあるんだから世間一般には好かれるのかもしれない。 私には、つまらない小説だったので、ページをめくる前に眠くなってしまい、読了するのに時間がかかってしまった。

    0
    投稿日: 2023.03.30
  • 鴨田のアイコン
    鴨田
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    このレビューはネタバレを含みます。

    荻原浩デビュー作。「神様からひと言」が面白かったので、遡って読んでみた。 人口三百人の村の青年会が、村おこし目的で、ネッシー的なものを捏造しようとして、話があれよあれよと展開していく。 田舎美化幻想を感じなくもないが、ストレスなくスイスイ読めて良いです。

    5
    投稿日: 2023.03.28
  • ますたぁのアイコン
    ますたぁ
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    超過疎地の村が、村おこしのために弱小広告代理店と組んで古代生物をでっち上げるキャンペーンのお話 牛穴村 奥羽山脈の一角、日本の最後の秘境といわれる大牛山の山麓に、サルノコシカケのようにはりついた寒村 東京の6分の1に及ぶ面積を持つが、人口はわずか300人 主な産物は、カンピョウ、オロロ豆、ヘラチョンペ 民芸品としてゴゼワラシ(現在は生産されていない) 村の青年団(とはいっても皆30代)が村おこしに立ち上がる メンバーの中で唯一の大卒の慎一が、ゼミで一緒で今は広告代理店に勤めている友人を訪ねる しかし、集めた金額と見積もりの金額との差に驚く 自ら他の広告代理店を探して出会ったのが、倒産寸前のユニバーサル広告社 限界集落と弱小広告代理店による村おこしプロジェクトが始まる しかし、その内容とはネッシーと同じような「ウシアナザウルス」のでっちあげだった 果たして、プロジェクトは成功するのか?村はどうなるのか? タイトルは「ライ麦畑でつかまえて」から取っているのだろうけど、共通の要素は一切ない 各章のタイトルが広告業界に関連する単語で、それに応じた展開になっている 単語の説明文の本来の意味と実態が合わせて描かれてあるので、ところどころでニヤリとする 広告代理店の仕事内容もなんとなく理解できるようになる ただ、如何にブームをでっちあげるかという虚業である事もよりわかってしまうなぁ 東北出身でも方言の部分が読みにくいと感じるところがいくつか まぁ、そんな悟のキャラクターがより一層のユーモアを感じるんですけどね 村おこし、広告代理店の仕事、流行、報道のありかたなど 架空の出来事だけど、程度の差こそあれ同じような事が現実でも起こっているなぁと思えるリアリティがあった 荻原浩はこれがデビュー作のようで 何作か読んだり映像化作品を見たりしたけど、中年になったからこそわかる気持ちというものがあるんだろうなぁと思う

    2
    投稿日: 2023.03.13
  • ゆりこのアイコン
    ゆりこ
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    秘境の村、素朴な村人、私が好きな世界と 広告業界という私が苦手なチャラい世界。 いい感じで混じり合っておもしろかった。

    1
    投稿日: 2023.02.25
  • たきよのアイコン
    たきよ
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    さらっと読める感じでした。ユーモアがあり面白かったですが、現実では違うだろうな〜と感じてしまうなど、完全にフィクションとして楽しむことができませんでした。

    0
    投稿日: 2022.09.22
  • sono0621のアイコン
    sono0621
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    前半のドタバタした感じが自分には合わないのかなかなか読み進めず… 過疎化の進む村の青年部と潰れそうな広告代理店がタックを組んで村おこし。村人たちが純粋に頑張ってる様子が汲み取れるからこそ「こんなのダメだよ〜 嘘はダメ!」って思ってしまう。 後半はどうなっちゃうとドキドキしながら読んでいくと「な〜るほど、こういう展開か…。まぁとりあえず良かったね。」最後までドタバタ…。

    0
    投稿日: 2022.09.03
  • mutotsu55のアイコン
    mutotsu55
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     1997年第10回小説すばる新人賞受賞作。  交通の便も悪く、特産品と言ってもコンニャク、カンピョウ、オロロ豆くらいしかない牛穴村。簡単に言うと何のとりえもない村をどう立て直すか。そんな村おこしがテーマの作品。そして村の青年会がタッグを組んだのが倒産寸前のユニバーサル広告社。このタッグに奇跡は起こせるのか。  法律すれすれ(もしかしたらアウトかも)という方法で何とか観光客を呼び込む作戦をとるが、その効果も一時的なもの。一時はマスコミの注目を浴びることになるが、別の事件が起きると世間の注目は簡単に移っていってしまう。どうなるのかなと思っていたらまさかの展開が待っている。最後まで目が離せない作品。

    0
    投稿日: 2022.07.10
  • ichigosambaのアイコン
    ichigosamba
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    このレビューはネタバレを含みます。

    *人口わずか三百人。主な産物はカンピョウ、ヘラチョンペ、オロロ豆。超過疎化にあえぐ日本の秘境・大牛郡牛穴村が、村の起死回生を賭けて立ち上がった!ところが手を組んだ相手は倒産寸前のプロダクション、ユニバーサル広告社。この最弱タッグによる、やぶれかぶれの村おこし大作戦『牛穴村 新発売キャンペーン』が、今始まる―。第十回小説すばる新人賞受賞、ユーモア小説の傑作* ずーっと読みたいと思っていた本なので期待値も高めでしたが、田舎あるあるがリアル過ぎ&荻原節も大炸裂で、のっけから笑いが止まらず。いいなあ、この空気感。 終始ドタバタ劇が繰り広げられますが、最後のオチが題名とリンクするところもスカッと爽快。とにかく面白可笑しく読める一冊。

    1
    投稿日: 2022.04.18
  • やのアイコン
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    ユニバーサル広告社シリーズの1作目。 ユニバーサル広告社、こんな会社だったのか… 神様からひと言で気になったので読んでみたが正解だった。大好きなシリーズ。

    1
    投稿日: 2022.02.02
  • マッピィのアイコン
    マッピィ
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    過疎化が深刻になる村が倒産寸前の広告社と組み、いわゆる「村おこし」をする話。 登場人物のキャラクターが面白く描かれており、失敗やドタバタが軽快な会話で展開されます。 似たような話をどこかで読んだと思ったら篠田節子の「ロズウェルなんか知らない」でした。 確か、村おこしにUFOが出没し、、という内容だったような。 荻原作品を読むのは3作目。 2作とも、いい作品だったので他にも読んでみたいと思い選びましたが、今回は、『まあまあより少し下』にしました。 同じ「村おこし」がテーマなら篠田節子の「ロズウェルなんか知らない」の方が圧倒的に面白かったです。

    1
    投稿日: 2022.02.02
  • ryoppebookのアイコン
    ryoppebook
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    このレビューはネタバレを含みます。

    過疎の牛穴村と倒産寸前のユニバーサル広告社が村おこしキャンペーンを 有名キャスターが村の男と結婚!若者が集まりました! ユーモア作家なのね! 出だし読みにくい!

    0
    投稿日: 2021.11.13
  • ポプラ並木のアイコン
    ポプラ並木
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人口300人の超ど田舎の牛穴村。オロロ豆、千貫みこし、牛穴湖、婆地蔵、この程度しかこの村には名物がない。勿論嫁も来ない。そこで青年会議所の男性陣が町おこしを考え、広告代理店に依頼する。考えたのはネス湖のネッシーではなくウッシ―。これはヤバい展開。最終的にはとあることをきっかけにこの村が徐々に女性が移り住む。ある程度楽しめたが、理由は女性登場人物のキャラ立ち。男性のド田舎+阿呆なキャラだったのでマリアン、アナウンサー・脇坂涼子、広告代理店・猪熊が特に際立っていた。ただ下ネタが多すぎだったことが少し不快感。

    22
    投稿日: 2021.08.26
  • usagi1981のアイコン
    usagi1981
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    星3.8。 登場人物達の表情が次々に頭に浮かび、とても面白かった。終始穏やかな気持ちで読める。 重い本の間に挟んで読みたい1冊。 シリーズ化してるようなので、次も読みたい。

    5
    投稿日: 2021.01.30
  • かみりこのアイコン
    かみりこ
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    マンガ(って読まないから違うかもだけど)みたいな、純粋なお人好し達のドタバタ感が楽しかった。 生まれてからずっと一緒の仲間はまるで家族のようで、村をなんとかしたいんだ!って気持ちが良かった。

    11
    投稿日: 2020.10.02
  • youyouのアイコン
    youyou
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    ありそぅで、無さそぅな話。田舎と都会の環境や人間関係について、何か忘れてたものを思い出させてくれた気がした。 自分ん家の庭で見たからないものは、どこに行ったて見つからないかぁ。庭の無い家に住んでいる私には、そこだけが当てはまらないかなぁ… しかし、著書の独特の表現は、いつ読んでも楽しい。

    1
    投稿日: 2020.09.27
  • びおびおのアイコン
    びおびお
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    このレビューはネタバレを含みます。

    終始いい意味で下らないユーモアな作品だった。 なんもこれといって名産も名所も著名人もないようなど田舎に対してどのように町おこしをしていくのか、その様はとても予想外で面白かった。 最後後味悪く終わるのかなと思えたが、脇坂涼子によってなんかうまくいったかのようになった。タイミングでマスコミの意識を全部塗り替えやがった、MVPはこの子で間違いない。

    1
    投稿日: 2020.04.19
  • kotonamiのアイコン
    kotonami
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    荻原さんを読むなら、受賞作「海の見える理髪店」なのだが、日々うかうかと暮らして読書もなんとなく選んできていると、こうしてすれ違いが生じる。 少し前に読んだ「母恋旅烏」も荻原さんだったと今頃知った。文庫本の中でひときわ変な題名で「タビドリってなに?」「タビガラスでしょう」と突っ込まれ、あぁ~…と読んでみただけですっかり忘れていた。 生活に行き詰った父親が擬似家族が要る人に、自分の家族を貸し出すというのが始まりだったような。(レビューがないとこうなる) それが、立ち読みをしてみて、コミカルな文章がすっかり気に入って買った中の一冊がこれ。 後に「仲良し小鳩組」が残っている。 さて、この本にかける期待は、三浦しをんさんの素晴らしい青春小説「神去りなあなあ日常」が源で(ただ表紙の雰囲気で)田舎のほのぼの、わくわく話しだろうと見当をつけた。 ところが主役は、東京の広告代理店で、資金繰りに切羽詰って、東北の奥の奥にある村おこしをするという話だった。 社長とは名ばかりの総勢4人の会社で、一人はアルバイト。みんな一癖あるがコピーライターの杉山だけがややまとも(過去はあるが) そこで現地を見に行くと。着くまでに一日かかり、過疎地らしく青年団も8人だけ。 「たった八人で祭りはどうすべ。」「おはよう野球が塩梅悪ぃだな、ライトさカカシでも立たせっか」 言葉には通訳が必要だ。そこに東京で4年間大学に行ってUターンした慎一がいた。気のいい人たちにほだされてと言うか、現金に目がくらんで引き受けてしまう。 何の当てもないところで、偶然見つけた湖で閃いた、恐竜見つかる!!でいこう。 カメラも入らない道を、村人だけが知っている場所から望遠レンズで写した。それでマスコミが湧いた。 村は大騒ぎ、巫女さんも、鎮守さんも、首が折れてちょっと傾いた狛犬も、崖から転げ落ちそうだった家も、旅館も、人がどよめいて押しかけ、地場野菜の筆頭「おろろ豆」も売れ出した。アンテナショップを作って野菜を売ろうか、通販はどうか。小躍りどころか祭のみこしも踊りまくった。 世間は飽きやすい。そうなっても素朴な村人は、めげない。 ささやかなハッピーーエンドもあり、それが夢の後に来た夢でも、前向きにやる気は失せない素朴さに少し涙。 風刺が効いたうえに、また作家がコピーライターだったとかで、ユーモア満開で、楽しかった。 冒頭では、ちょっと会社紹介。 ゴム会社のコピーを考え、プレゼンでは…、読んでいておなかの皮がよじれる。いい滑りだしだ。 だが「神去り~」に比べると、ここぞという盛り上がりが弱い。なんか聞いたような話で、人々が善良で心地よい分、内容にアクやクセがうすく、読みやすいがもの足りない。 でもユニーバーサル広告社の中で特異なイラストレーターの村崎が気になって、続編でも彼に会えるなら読んでみようかなと思う。ミーハー魂だけが残った。 余談 「オロロ畑でつかまえて」を検索したら「ライ麦畑でつかまえて」も出た。 さすが「ライ麦」「オロロ豆」より強し。

    1
    投稿日: 2020.01.05
  • ありんこゆういちのアイコン
    ありんこゆういち
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    あらすじ 人口わずか三百人。主な産物はカンピョウ、ヘラチョンペ、オロロ豆。超過疎化にあえぐ日本の秘境・大牛郡牛穴村が、村の起死回生を賭けて立ち上がった!ところが手を組んだ相手は倒産寸前のプロダクション、ユニバーサル広告社。この最弱タッグによる、やぶれかぶれの村おこし大作戦『牛穴村 新発売キャンペーン』が、今始まる-。第十回小説すばる新人賞受賞、ユーモア小説の傑作。

    2
    投稿日: 2019.11.05
  • dekadannaのアイコン
    dekadanna
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    最初は重い感じで入るが、気がつくとなんとなく読ませられてしまっている。荻原氏特有の軽妙感が良い。 田舎の村おこしは良いことなのかどうなのか、少し考えさせられた。

    0
    投稿日: 2018.11.12
  • ゆーりんごのアイコン
    ゆーりんご
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    よくあるストーリーで展開が読めるだけに前半は少し焦ったさを感じた。前半というより半分ほど過ぎても事態が動かないのはしんどい。 せっかくの魅力的な登場人物を掘り下げたい気持ちはわかるし、そこは面白さも感じるが、物語の見せ場的なものがワンシーンしかないのでそちらを膨らませて欲しかった。

    2
    投稿日: 2018.10.06
  • KBTのアイコン
    KBT
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    このレビューはネタバレを含みます。

    文明とはかけ離れた秘境、牛穴村の未来を背負った青年会が村おこしの為に立ち上がる!倒産寸前の弱小広告会社、ユニバーサル広告社とのタッグが波乱を巻き起こす。 ・田舎の故郷を卑下して、都会をたてる ←これ田舎者の特徴。自分も気をつけたい ・田舎者を蔑む大学時代の友人 ← 一方が友人だと思っていても、もう一方がそのように思っているとは限らない。内面ではなく外面だけ見て、友達を選ぶような、友達をファッション程度にしか考えていない人によくありがち。付き合いたくない人種。 ・地域資源を生かして伝説を捏造し、メディアの注目を集める事で村興しに繋げていく →ありそうでありそうじゃない丁度良いラインの荒技で、凄い引き込まれた ・故郷に帰ってきた青年の1人がゲイになっていて、そのままオカマバーを開く →田舎の牛穴村にLGBTの人が入ってくる事で、新しく変わっていく、村の新しい展望が開ける事を暗示しているよう。なんか物語の良いスパイス。 ・ネッシー伝説が嘘だとバレた後に、マジなドードー伝説が浮上する →嘘から出た誠、灯台下暗しというのか、最後に最高のどんでん返し、 自分と同世代の若者でも、都市部の生活を知る事なく、故郷に留まり人生を送る人がいる事に、少しカルチャーショックを受けた。生きる為に働くのではなく、生きるように働く。人との繋がりを大切にし、ムラでの役割を全うし、慎ましく暮らす。それが良い事なのか悪い事なのかはわからないけど、そんな生活は少し憧れる。まあ文明社会で暮らしてきた人間がいきなり、牛穴村のような場所で生活は困難だとも思うので、双方の暮らしを体験できる多拠点居住を将来実現させたい。

    2
    投稿日: 2018.08.25
  • なごみーるのアイコン
    なごみーる
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    なかなか読み進めることができなかったな。なんでだろ 後半からの怒涛の面白さは相変わらず 涼子さんが素敵ですよね~ 荻原浩さんの話は登場人物みんながユニークで素敵なところ! 2018.07.18

    2
    投稿日: 2018.07.18
  • milletyのアイコン
    millety
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    このレビューはネタバレを含みます。

    第十回小説すばる新人賞受賞作。井上ひさし氏が選評で「文章は軽妙にしてユーモアに満ち、話は風刺の力に溢れて爽快であり、近ごろ稀な快作である」と絶賛しただけあって、ドタバタのユーモア小説で、ほんとうに気持ちよく笑えました。 タイトルが「オロロ畑でつかまえて」なので、何を捕まえるの?ってずっと気になりながらも、別の線で話が進見続けるので、あれ?と思っていましたが、タイトルからして伏線だったんですね。 途中にも伏線はられてたのに、気がつかず。 最後に、おっきな夢と希望を見させてもらえ、やられた!うまいなぁと思いました。 萩原浩さん、いいなぁ。 ユーモア小説の二冊目「なかよし小鳩組」と軽ハードボイルド「ハード・ボイルド・エッグ」に、サイコ・ミステリ&警察小説の「噂」も読んでみたいな。 P119 思い出してください。自分以外に誰かが、この世に存在することだけで、かけがえのない喜びを感じていた日のことを。

    3
    投稿日: 2018.07.12
  • nasunonasuoのアイコン
    nasunonasuo
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    ライ麦畑でつかまえてをモチーフに題名としたのは何故だろう?辛酸な青春の一ページというわけでもなく、村おこしをテーマに巻き起こる珍道中。登場人物が多い割にはそれぞれの印象値がほぼほぼ一緒。田舎者と困った広告代理店、キャスターの三カテゴリーぐらいの印象なので、無駄に登場人物が多かったなあとは感じる。ただ、最後の最後でこのタイトルの意味がはっきりと分かるという点では、回収の仕方が上手いなあと感じた。

    2
    投稿日: 2018.07.08
  • 2006takahiroのアイコン
    2006takahiro
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    人口わずか三百人。主な産物はカンピョウ、ヘラチョンペ、オロロ豆。超過疎化にあえぐ日本の秘境・大牛郡牛穴村が、村の起死回生を賭けて立ち上がった!ところが手を組んだ相手は倒産寸前のプロダクション、ユニバーサル広告社。この最弱タッグによる、やぶれかぶれの村おこし大作戦『牛穴村 新発売キャンペーン』が、今始まるー。

    2
    投稿日: 2018.06.14
  • yuriechiroのアイコン
    yuriechiro
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    『限界集落株式会社』で地域再生の本から元気をもらい、同分野繋がりで手に取った『オロロ畑でつかまえて』。 軽い本でリハビリ期間中な私には読みにくい。 でも…最後まで読みました。 著者の原点を知ることができたことが大きな収穫でした。 『明日の記憶』と同じ著者だったことを調べて確認してしまうほどイメージが違いました。 同じ方でもこんなにイメージの異なるものが書けるのですね。

    2
    投稿日: 2018.06.01
  • yumiのアイコン
    yumi
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    この本のタイトルを見ると思い出してしまったのが 「ライ麦畑でつかまえて」だったので もしかしたらこの作品と似ているのかと思ってしまいました。 「ライ麦畑でつかまえて」は読んだことが無いですが、 青春小説に対してこちらはユーモア小説だったので 全然違うタイプでした。 荻原さんの作品が好きで何冊か読んでいますが、 この作品がデビュー作となりますが 古臭さの雰囲気は微塵も感じることがなく、 過疎化と高齢化社会を上手く混ぜて村おこしを ユーモラスに描いているストーリーでした。 村人達の個性がかなり強いと思いますが、 これにも負けず手を組んだ広告会社の社員達も 個性の強い人達が多いので、この人達の行動、会話だけを 読んでいるだけでもくすりと笑えてしまいます。 せっかくの村おこしも成功するかと思いきや、 実在しない物をPRに使ったことによって四苦八苦してしまうのは 残念なこどですが、目に見えてダメだと分かって 実行してしまったことが またユーモアがあって面白いです。 けれどこの村おこしをしたことによって、 最終的には村の良い所がより分かり、その後もそれぞれに良い道が 開けたのでサクセスストーリーとまではいかないですが 結果オーライだったように思えました。 奥羽山脈の麓にある秘境という設定で独特な方言と訛り、 そしてヘラチョンペ、オロロ豆という特産物。 舞台設定と思いつつも特異的な名前にも 荻原さんの得意とするユーモラスが散りばめられていて これが原点なのだと感じました。 少し独特な訛りなどの所は読みにくい部分がありましたが、 とにかく頭を空っぽにして楽しみたい時に読むには お勧めな作品だと思います。

    3
    投稿日: 2018.02.21
  • riccio15のアイコン
    riccio15
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    途中ちょっとこのままのペースやとしんどいかなぁと思ったけどなかなかいいしめくくりかたでした。 ドラマを見てたので(別のエピソードの方ですが出演者を頭に浮かべながら読んでました(^-^)

    2
    投稿日: 2018.02.08
  • こひろのアイコン
    こひろ
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    これが作者の処女作だというのは驚き。 いい感じにこなれているし、完成度も高い。 ウッシーはさすがに弾けすぎだろうと思うし、その二人をくっつけるのは強引だろうとか、いろいろ突っ込み所はあるが、作者からしたら織り込み済だろう。

    2
    投稿日: 2018.01.30
  • としながのアイコン
    としなが
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     超過疎化にあえぐ牛穴村のある日の青年会。そこで慎一が提案したのは、広告代理店を利用しての村おこしだった。慎一はかつて通っていた大学の友人が勤める、東京の広告代理店へ向かうのだが……。  荻原さんはデビュー作から荻原さんらしかったんだなあ、と思いました。出てくる登場人物たちそれぞれに、味や特徴があって個性的なのですが、それでいて語り口は、三人称の観察するような文体なので、まるで自分が喜劇やコントを見ているかのように思えます。  それでいて、笑わせるポイントが狙いに来てる感じがしないのもすごいと思います。普通なら文章をオーバーにして、笑わせようとするところも、あくまで登場人物たちの自然な言動で笑いを誘ってくるのが、荻原さんのユーモアの魅力ではないでしょうか。  小説の展開としては、もうちょっと書き込みがほしかったように思います。デビュー作ということで、枚数指定があったのかもしれないですが、話の展開が早く、全体的にちょっとあらすじっぽくなっているような気がしました。  あるいは、今の荻原さんがこの小説を加筆・修正したら、またものすごい作品になるかもしれないですね。  第10回小説すばる新人賞

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    投稿日: 2017.11.30
  • へいすけのアイコン
    へいすけ
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    解説を池上冬樹さんが書いていますが、まったく同感です。 そして、文中に出てくる「噂」「ハードボイルド・エッグ」(前回読み終わった)もそのとおり、おもしろかった。 この「オロロ畑でつかまえて」の続編にあたるらしい「なかよし小鳩組」も読みたくなってしまった。 一時期良くあった町おこしのごとく、何もない山奥の山村の青年団から潰れそうな広告代理店に依頼が来る。 そして、ネッシーをウッシーとして作り出してさぁ大変!! 最後の最後には、「不思議の国のアリス」のドードー鳥まで出てくる。 いつもいつも、くすくすと笑わせてくれる「荻原浩」さんです。

    2
    投稿日: 2017.11.24
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    hpm4616
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    10代の頃読んだ。荻原浩さんの小説は主人公が大体青年か中年男性なのでまったく共感はできないけれど、温かい人が多く仕事小説なんだけど難しくなく読みやすくとても好き。

    2
    投稿日: 2017.10.03
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    orinori
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    途中ちょいちょい登場するユーモアにププッと吹き出す。最初のプレゼンのキャッチコピーも吹き出してしまう。 よくぞであった!という超田舎の青年団代表と、倒産しそうな広告会社。 笑いながら、少しドキドキして読み終えました。 広告会社の続きが描かれているらしい「なかよし小鳩組」も読んでみたい。

    2
    投稿日: 2017.09.17
  • takosukeのアイコン
    takosuke
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    全体的な雰囲気としては嫌いじゃないです。完全コメディのライトなお話。ただ個人的には荻原作品といえば「噂」「コールドゲーム」「ひまわり事件」あたりが好きなので、始終バカ騒ぎで終わっちゃったのが物足りなかったです。タイトルのオロロ豆がもっと町おこしに活躍するかと思ってたんですが、当てが外れました。ウッシーってね……初期の荻原作品なのでネタが古いのは仕方ないのかもしれませんが。先に「花のさくら通り」を読みましたが、ストーリーを覚えてないのでそのうち再読しようかなと思います。 ユニバーサル広告社冒頭の下ネタ、これもわりと嫌いじゃない。普通に「二人の間の、0.03ミリ」「君の中に行くよ」あたりはキャッチコピーとして通りそうです。個人的には「LOVE」より好きです。ラストページめくってマイドームのイラストがばーんと目に飛び込んできたときは笑いました。ここまで引っ張ってたか。もういっそ水沢が愛用してるとかいう設定でもよかったんじゃないの。イマイチなキャッチコピーをつけられたマイドームを使うゲス男みたいなね。

    0
    投稿日: 2017.07.26
  • seroring25のアイコン
    seroring25
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    山奥の村の村起こし物語。息抜きにサラッと読める一冊。 何がどう転ぶかわからないもんだな。 気軽な感じで楽しめました。 牛穴村って実在するのかしら?

    2
    投稿日: 2017.07.03
  • さらのアイコン
    さら
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    いろいろと忙しく、そんなに厚くない本なのに読了まで何日もかかってしまいました。“村おこし”にはウッシーではなく、他のものが良かったなぁ。じゃあ、何がいいんだとなると答えられないけれど・・(苦笑)。

    2
    投稿日: 2017.04.10
  • たかだみのアイコン
    たかだみ
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    小説すばる新人賞受賞作品ということで、期待して読んだがストーリーとしては微妙な作品であった。超田舎の牛穴村に、ウッシーと言う恐竜が出現したテイで村おこしを試みるお話。TV局などに取り上げられるが、最終的にはいかさまということが判明する平凡なストーリーであった。一方で、田舎の方の描写はなかなか面白く、変かつ愛らしい村人には思わず噴き出してしまう箇所が複数あった。たとえばP87の、村民リラクゼーションセンターを紹介するあたりは、なかなか笑えた。最後、どういうオチに帰着するのかドキドキしていたのだが、意外な終わり方。同じ展開を繰り返すことになるのか、それとも今度こそ村おこしにつながるのか、どうなるのか分からない状態で読者に預ける形で終わるあたりはなかなか趣き深かった。

    0
    投稿日: 2017.04.02
  • へいこのアイコン
    へいこ
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    ようやく読みました、ユニバーサル広告社の第1話^^; 牛穴村の風景と表紙がかけ離れすぎてて笑った。処女作ということも考えると軽いコメディとしてはよくできてると思う。ただ、物語の舞台が20年前とはいえ、ここまでの”秘境”が日本に存在するだろうかと…まぁコメディだからいいけどね。美人キャスターの結婚がちょっと唐突な感じがしたかな。村崎入魂のウシアナザウルスを見てみたいけど…しかし捏造はいかんでしょ^^;

    0
    投稿日: 2017.03.21
  • uyaのアイコン
    uya
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    このレビューはネタバレを含みます。

    荻原さんの処女作。 処女作ながら世界観の一部は出来上がっている。 人生の悲しみと、おかしさ、そしてちょっとした奇跡。 そういうのを描くのが、もうこの頃から上手な作家さんだなあと思う。 最後はいろいろなところにガス抜きもして、すとんと落とす。 安心して読める作家さんです。

    0
    投稿日: 2017.03.21
  • 日々反省のアイコン
    日々反省
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    終始ニヤニヤし通しの作品。ある広告社が奥羽山脈の麓にある超過疎地の村起こしを請け負う。 荻原浩さんのユーモア小説としての魅力が詰まった作品でした。

    0
    投稿日: 2017.02.24
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    yinacchi
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    ユニバーサル広告社シリーズ第一弾、日本最後の秘境牛山地区の青年団が村おこしを依頼する。ユニバーサル会社のコピーライター杉山が思案の末辿り着いた広告は『謎の生物ウッシー』の出現。 テレビ局はこぞって取材に来る中で村の特産物も知れ渡るようになるが....。 いたるところに笑いが敷き詰められイッキ読みの一冊でした。

    0
    投稿日: 2016.11.18
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    イチ✎‎
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    過疎化の村の湖にネッシーならぬウッシーを捏造し町おこしを計画する話 テレビ番組に出演する評論家の怪しい面々 村の人々の右往左往 かなりのドタバタ感です。 実際の広告代理店の流れの説明もあり内容は分かりやすかった しかし、最後は本物のウッシーがチラッと出て終わるのかと思いきやそっちで町を再び有名にするとは思ってもみなかった。 引き続き 「なかよし小鳩組」 「花のさくら通り」 読みます。

    0
    投稿日: 2016.10.13
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    catbackscoffee
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    日本の最果てのような田舎の村の町おこしを依頼された 倒産しかけの弱小広告代理店、ユニバーサル広告社 どんな手を使ってでもこの町おこしを成功させて報酬を得たい 彼らがとった行動は、湖に幻の恐竜を出現させることだった・・ まぁとにかくつまらないの一言。 直木賞作家の、過去作品が平積みされてた中の1冊とは言え、 どこの本棚で埃かぶってたのを持ってきたの?ぐらいの古めかしさ 題材が田舎なのと、おじさん向けのくだらない下ネタが 多かったからかもしれないので、一応続編までは読むけども・・・

    0
    投稿日: 2016.09.23
  • HIGASHIのアイコン
    HIGASHI
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    北野武監督の映画アウトレイジのキャッチコピーが「全員悪人」だった。これにキャッチコピーをつけるとするなら「全員馬鹿」かなと(笑)

    0
    投稿日: 2016.06.26
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    gori-la
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    嫌いじゃない。過疎化した村を回生させる話だが、想像していたシリアスなものと全く違った。 全体がとても軽くコメディーで、特に倫理上どうかと思えるウッシーの捏造や、アル中なのに深酒を何回かしてしまうこと、離婚した相手の再婚により子供と会えなくなるところなど、どんなに深刻なことでもしんみりさせない。 逆に、お世辞にも格好良いとはいえない田舎っぺと美人キャスターの結婚、絶滅したと思っていたドードー鳥の発見など、通常はあり得ないことがどんどん起こり、最初から最後までてんこ盛りである。 が、盛り上がりに欠ける。 この本は、地方の過疎化を新しい形で復興するために、ユニークな発想での町おこしといった、今が旬のテーマ。しかし、同著の「メリーゴーランド」の時と同様、発想力と現実力に欠けていると思った。村おこしにウッシーの捏造(違法手段)を使ったり、人気局アナによる村への嫁入に至るデテイルやドラマが欠けていて、最後まで感情移入できなかった。

    0
    投稿日: 2016.03.18
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    a0061878
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    山奥の牛穴村が、村おこしを倒産寸前の広告社に依頼する。村おこしのため登場したのはネッシーではなく牛穴湖のウッシー!はちゃめちゃすぎる!標準語が話せる人のことをバイリンガルと言っちゃう牛穴村。方言が面白い。

    0
    投稿日: 2015.12.29
  • masashikawazoeのアイコン
    masashikawazoe
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    荻原浩『オロロ畑でつかまえて』読了。 地域活性化というよりは、純粋な小説。 発表した時期も97年だし、今の感覚とはまったく状況が違う。 東京の広告代理店に村起こしの相談・・・ってのが、97年っぽいといか、今っぽくない。 ちょろっと書いてたけど、オロロ豆はもともと虫にやられにくく、有機栽培して東京の自然食品で販売・・・ってくだりの前半部、有機栽培しやすい品種・しにくい品種ってのはあって、白菜・キャベツなどのアブラナ科作物の有機栽培は本当に難しいので、見つけたらつい買ってしまう笑

    0
    投稿日: 2015.12.28
  • あやこのアイコン
    あやこ
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    このレビューはネタバレを含みます。

     萩原浩、3作目。  世間からは冷笑を浴びるような主人公やその組織が、奮闘するドタバタ劇・・っていうのがこの人のお家芸なのかな?  面白いけど、飽きたかもw  本作は、人口三百人・日本の秘境大牛郡牛穴村が、倒産寸前のユニバーサル広告社と手を組み村おこしに挑む、というストーリー。  荒削りだし突っ込みどころだらけ。  だけど、所々「うまいことゆうなあ」とクスリとさせられたり、各章のタイトルの業界用語と中身のギャップは見事だとおもう。さすがコピーライター。  でももう読まないかな・・・

    0
    投稿日: 2015.08.07
  • jumpinjackboyのアイコン
    jumpinjackboy
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ひさしぶりに荻原浩が読みたくなったので、デビュー作である本作をチョイス。村おこしに奔走する広告代理店を描いた物語で、分類としてはユーモア小説にあたる。さすがにまだ粗削りだが、基本的にはおもしろく読めた。ただ、後半部の展開には疑問。「ウッシー」の真相が発覚する過程がまず巧くないし、その後ももうひと悶着あってよさそうなものなのに、あっさりとべつの騒動が勃発して霧消してしまう。その騒動の張本人たる脇坂涼子も、どういう意思で行動しているのか、いまいち本音を摑みづらい。牛穴村の村人たちの人物造形はみごとで、この点が本作をたんなるユーモア小説よりも優れた作品に演出しているが、だからこそ脇坂涼子のディテイルにももっとこだわって、作品のなかに自然と溶け込めるように描いてほしかった。現状ではあまりにも意味不明すぎる。

    0
    投稿日: 2015.06.30
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    maipopo
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    広告代理店出身だけにその広告代理店業界のネタを織り交ぜながら、田舎のムラ、牛穴村の町おこしをユーモアに描く。正直、冒頭部分で田舎の独特の方言での会話が続くあたりを読むと、「面倒やなあ」と読む気が失せた。外国文学を読むような感覚か(^-^*) それでもユーモア溢れる展開で軽く読める内容、まさに吉本新喜劇。 中小広告代理店のユニバーサル広告社が考え出した町おこしは当然まともなものではなかった。そんなんあかんやろ!って突っ込みをいれようが話は続く。最後は、めでたし、めでたし。 「自分ん家の庭で見つからねものは、どこ行ったって見つからね。」という作中の人物の言葉。「青い鳥」のように幸福は目の前にあったのに気がつかなかったというオチか。 読み終えて「隣の芝生は青い」、「捨てる神あれば拾う神あり」といろんなことわざが思い浮かぶ。なんか勇気づけられた気分になった、とは考えすぎか。

    0
    投稿日: 2015.05.22
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    炙りさーもん
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    ユニバーサル広告社の癖のある面々が、これまた癖のある山奥の田舎の村の人間たちに、ひょんなことから村おこしを依頼される。 金なし、仕事なしのユニバーサル広告社は依頼を快く受けるのだが。。。 次作のなかよし小鳩組につながる本作なので 順番に読んだ方が楽しめます。

    0
    投稿日: 2015.02.19
  • aida0723のアイコン
    aida0723
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    サリンジャーを思い出して選んだら、内容は全く違ってた。子供みたいなオッさんたちのドタバタ劇。『そんな訳ないじゃん』の連続だけど、『まぁ、いいか』って気になってしまった。本のタイトルって大切だ。

    0
    投稿日: 2014.12.14
  • kenjidasのアイコン
    kenjidas
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    20140928 荻原浩の小説すばる新人賞を受賞した出世作。 コピーライターらしく、広告制作会社が繰り広げるドタバタ活劇。 素直に面白く、1日で読んでしまった。 今も変わらず、深刻さを増している過疎化に悩む村の活性化をテーマにしているから、今読んでも新鮮味は失われていない。 結局は、捏造した恐竜よりも、その土地ならではの特産品、自然、そしてそこで生きる人々が最も魅力的な観光資産である事に気づかされる。 ユーモアの最後に、しっかりとした核心がある傑作だった。

    0
    投稿日: 2014.09.29
  • baxのアイコン
    bax
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    【本の内容】 人口わずか三百人。 主な産物はカンピョウ、ヘラチョンペ、オロロ豆。 超過疎化にあえぐ日本の秘境・大牛郡牛穴村が、村の起死回生を賭けて立ち上がった!ところが手を組んだ相手は倒産寸前のプロダクション、ユニバーサル広告社。 この最弱タッグによる、やぶれかぶれの村おこし大作戦『牛穴村 新発売キャンペーン』が、今始まる―。 第十回小説すばる新人賞受賞、ユーモア小説の傑作。 [ 目次 ] [ POP ] 読み終わった瞬間「あー面白かった」と言うのは、なかなかに久しぶり。 もう、単純に読んで楽しめる作品だ。 日本の秘境・牛穴村の村おこしの一大顛末記、というだけで、なにやらわくわくする。 アクのある作品や、毒のある小説ばかり読んでいるあなた。 たまには、こういうスカっと爽やか、痛快ユーモア作品を手に取ってみてはいかが? [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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    投稿日: 2014.08.25
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    fattycatlover
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    「ビブリオ・バトル」で紹介されていたチャンプ本。 ここのところ、シリーズものにはまってしまい (心を奪われるではなくて、足を取られるの意味)、 読書心がすさんでいたところに、来ましたよ。 どうってことないといえば、どうってことない。 ありきたりといえば、ありきたり。 アホくさいといえば、アホくさい話なのに、 笑って、笑って、ちょっぴり涙ぐみました。 こんなに短い話なのに、 登場人物の個性が生き生きとして、 その心の動きとストーリーがワインディングロードを飛ばしていく、 ほんとに面白い作品でした。

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    投稿日: 2014.06.23
  • びのアイコン
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    ちょっと嫌な奴が出てくるけど、 登場人物は気づいてない。 知らない方が幸せなことなら、 知らないでいるべき。 嫌いなものも好きだって、 思い込みも役に立つ。 考え次第では誰だっていい人。

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    投稿日: 2014.05.15
  • まき子のアイコン
    まき子
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    村興しって難しい。 その村に人を引き寄せる何かがなければ基本的には無理なんじゃないか。 河原があればバーベキューを手ぶらでできるとかのサービスを提供するのもできたりするだろうけど。 んー、手付かずの自然があれば絶滅危惧種とか新種とか見つかるかもしれないけど、それは人を引き寄せる何かになり得るのかなあ?動物園とかで保護とかになって、その動物園の方に人が集まりそう。 やっぱり、村興しって難しい。

    0
    投稿日: 2013.11.24
  • たにちゅーのアイコン
    たにちゅー
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    新書ビブリオバトルの開催レポートで取り上げたものの僕自身は読めていなかった。 改めて読んで見ましたが、脚本みたいですねー。 なんつうか、からっとしたエンターテイメント。 なぜか久しぶりに小劇場に芝居を見に行きたくなってしまいました。

    0
    投稿日: 2013.10.20
  • 網鍛冶のアイコン
    網鍛冶
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    ドタバタ町おこしコメディ小説でしたw ここで紹介して頂いたので読んで見ましたけど、なかなか面白かったです。 町おこしをテーマにした小説は有川さんが最初じゃないんだな~って思いながら読みました(嘘ついてるけど)。 読みたい本を一通り予約し終わったら続編にも手を出したいです☆

    0
    投稿日: 2013.10.14
  • アムリタのアイコン
    アムリタ
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    頭のいい人っているんだよなー。 いとしの座敷わらしよりソリッドな感じ。 あっちのほうがハートウォーミングだけど、 この人の持ち味(真似できない部分)は、 このデビュー作により凝縮されている。 井上ひさし氏評も納得の楽しさ。 言葉の選び方、テンポ取りのセンスは コピーライターという職業柄か。

    0
    投稿日: 2013.09.20
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    はらぺこ
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    オモロかった気はするけど何か自分には合わなかった。物足りないというか何というか・・・。主人公と周辺の人達のキャラクターは把握したので次の『なかよし小鳩組』は楽しめるとは思う。

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    投稿日: 2013.09.09
  • つくるのアイコン
    つくる
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    ・とある田舎で広告代理店を雇って村おこしをしよう、というお話 ・村人や広告代理店の面々がコメディー調に描かれていて、読んでいて楽しくなる ・粗削りだが、著者のいいところが詰まった作品だった

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    投稿日: 2013.05.16
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    norihon
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    秘境・牛穴村の青年会会長の慎一は、村おこしを考え東京へ。もと学友の勤める広告店に依頼しようとするが断られる。たまたま目にしたユニバーサル広告社に頼むことに。倒産寸前の社長と社員2人が考えたのは、牛穴村近くの龍神湖に棲むネッシーならぬウッシー。マスコミも巻き込んだウッシー作戦は、どう展開するのか。物語の細部に盛り込まれたユーモアに思わず噴出してしまう、楽しい本です。スバル新人賞を受賞した荻原浩のデビュー作。

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    投稿日: 2013.03.27
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    もち
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    デビュー作ということもあり結構荒削りだけど、エンターテイメント性があり何も考えずに楽しめる。 この人が明日の記憶などの作品も書いていくのかあと思うと、面白い。 キャラクターが濃いから、それをもっと生かしてほしい。 続編も読んでみたい。

    0
    投稿日: 2013.03.09
  • miki0915のアイコン
    miki0915
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    暖かく、真剣で、ファニー内容の本です。 色々な人の思いが錯綜し、誰もが真剣。 人々の間にギャップがありそれがまた面白いです。 楽しい気分になりたいときには、是非呼んでみてください。

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    投稿日: 2013.02.12
  • よしたけのアイコン
    よしたけ
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    超過疎化にあえぐ日本の秘境・牛穴村が、村おこしのため、倒産寸前の広告代理店と手を組んだ。彼らが計画した「作戦」とは!? 痛快ユーモア小説。第10回小説すばる新人賞受賞作。(Amazon 内容紹介) 『メリーゴーランド』や『神様からひと言』系のユーモア小説。意外な展開!ってのはないけどこう進んでほしいなぁと思う通り物語が進んでいく。ページも少なめなのでサラッと気分転換に読める一冊

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    投稿日: 2013.01.17
  • chapopoのアイコン
    chapopo
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    ユーモア小説、というジャンルがあるというのを、この本で初めて知った。その名の通り軽妙で、それでいて現実社会を皮肉ったようなところもあり、読後は爽快。 最後の絶滅種の件は素直に笑えた。

    0
    投稿日: 2013.01.05
  • mozukumekabuのアイコン
    mozukumekabu
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    このシリーズが好きです。 みんな真面目にやっているから余計に面白い! 登場人物に愛着が湧きます(^^)

    0
    投稿日: 2012.11.25
  • uroncha2102のアイコン
    uroncha2102
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    数冊目の荻原さんの本。 毎回思うけど、本当に後味がいい話。 読み終えてすっごく、心が暖かくなる。 この話も、ちょっと強引かなーって思った展開もあったけど面白かった。 最後のイラストに、思わずいい意味のため息出た(笑)

    0
    投稿日: 2012.11.23
  • helo3のアイコン
    helo3
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    枚数的にも読み易い。いやぁ、最近他の作者の本ばかり読んでたから、楽しめました。まさか、あの絶滅種が生存し、喰われてるとは・・・。

    0
    投稿日: 2012.10.27
  • yun-chanのアイコン
    yun-chan
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    超過疎化にあえぐ日本の秘境・牛穴村が、村おこしのため、倒産寸前の広告代理店と手を組んだ。彼らが計画した「作戦」とは!? 痛快ユーモア小説。紹介文   牛穴村の人たちの純粋さにホッ。

    0
    投稿日: 2012.09.18
  • ぷりこのアイコン
    ぷりこ
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    おもしろかったです。 そこにしかない食べ物とか、植物とか、秘境とかいいなー! この村に行ってみたいなー。 田舎は田舎の大変さがいっぱいあると思うけども、 田舎に住みたーい!

    0
    投稿日: 2012.09.06
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    kengobooklog
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    面白い小説と聞いて読んでみたが腹を抱えて笑う、というのではなく、くすっと笑えるほのぼのしたお話。 ミステリーやサスペンスばかり読んでいたので何だか懐かしい感じがした。

    0
    投稿日: 2012.08.30
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    優希
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    とにかく笑えるらしい…ということだけで購入したのですが、それほど笑えなかったです。無駄に方言を乱発したり…私の中での荻原像とは別物でした。好きな作家さんだけに非常に残念です。

    0
    投稿日: 2012.08.25
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    puccin
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    とんでもない田舎(笑)での町おこしを企むストーリー。真摯に純粋に考えられた妙案は、その舞台、牛穴村を全国区へと知らしめて行く。結果的には失敗したプロジェクトではあったが、さびれた田舎町を活性化させた。 荻原浩さんの作品はユーモア溢れ、ほっこりする。本書はデビュー作で小説すばる新人賞受賞とのこと。何作かまとめ買いしたので、次は何を読もうかとワクワクが止まらない(*^^*)

    0
    投稿日: 2012.07.16
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    akikobb
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    コメディ映画的な楽しさはあったが 、だから何?って思ってしまった。今読みたいものではなかったのかも。

    0
    投稿日: 2012.07.06
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    midori
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    おもしろかったぁ ありそうな ド田舎 ザ・田舎 そこに村おこしの話と インチキ広告代理店 広告業界!!ちょっと知ってるだけあって 吹き出してしまいそうになった 最後の方のTVキャスターの恋愛話は、いらないかも・・・ ゴンベ鳥は、見に行きたいな 小鳩組 読むぞぉ~!!

    0
    投稿日: 2012.04.03
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    chipsdeliver
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    僕にとって、久々の荻原浩さん。といっても二作しか読んでおりません。そして初めて読んだのは「コールドゲーム」。作風のギャップにビビりました。 “ユーモア小説の傑作”と謳われる通り、独特のユーモアで癒されました。なんでもあり感も含めて、楽しませていただきました。 それにしても、「自分ん家の庭で見つからねものは、どこ行ったって見つからね。」など、そういった何気なく素敵な言葉で、物語も雰囲気もきゅっとしまるような。 良いと思います。

    0
    投稿日: 2012.01.31
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    toshi_koike
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    単純に、ひとこと。 おもしろい! デビュー作でこれですもんね、おもしろいですね。 ただ、他のに比べるとちょっと浅いかなー。

    0
    投稿日: 2012.01.14
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    プッチ
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    荻原浩が小説すばる新人賞を獲得したユーモア小説。秘境の村での村おこしと弱小広告代理店の活躍を題材にしながら笑いの小説にはなっているが、結構後半のオチはそれはそれでしみじみとさせるところがある。

    0
    投稿日: 2012.01.04
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    shushu
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    超過疎化にあえぐ村が、起死回生の村興し・ タッグを組んだ相手は、倒産寸前の弱小広告プロダクション 彼らが打った破れかぶれの手とは・・・?! 「ひよこ組」を先に読んじゃったので 改めてこちらを(笑) 軽いユーモアタッチですいすい読めちゃいます 映画化したら面白そう

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    投稿日: 2011.12.20
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    hamukatsu
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    石井の個性が面白い。 作品の紹介 人口わずか三百人。主な産物はカンピョウ、ヘラチョンペ、オロロ豆。超過疎化にあえぐ日本の秘境・大牛郡牛穴村が、村の起死回生を賭けて立ち上がった!ところが手を組んだ相手は倒産寸前のプロダクション、ユニバーサル広告社。この最弱タッグによる、やぶれかぶれの村おこし大作戦『牛穴村 新発売キャンペーン』が、今始まる―。第十回小説すばる新人賞受賞、ユーモア小説の傑作。

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    投稿日: 2011.12.10
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    todo23
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    前回も我ながら良い感想を書いてますね(笑)。 「しかしデビュー作だからでしょうか・・(中略)・・あと一歩、哄笑に行き着けない感じがしました。」 今回も同じです。あと一歩。 とはいえ、スラップスティックについての荻原さんの能力は他に得難いものがあります。もっともっと書いて欲しいものです。 ===================== 06-075 2006/08/19 ☆☆☆☆ 「神様からのひと言」から読み始めた荻原浩。最近ミステリー色を強めているらしいのを嫌い、どんどん遡るうちに、ついにデビュー作に行き着いてしまいました。 ユーモア作家・荻原浩の誕生を告げる作品です。しかしデビュー作だからでしょうか流石に少々硬いかなぁ。それとも、私がこれまで何作も読んで来たせいでフレッシュさを感じなくなってきたか。ともかくも、あと一歩、哄笑に行き着けない感じがしました。

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    投稿日: 2011.11.22
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    sio
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    へらちょんぺ!面白かった!!軽く読めます。 広告代理店出身の荻原さんだからこそ。って感じ。世の中マスコミに踊らされて成り立っているんだなぁ。と実感しました。 ユニバーサル広告メンバーのキャラが面白い。 小鳩組をさっそく購入。

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    投稿日: 2011.09.17
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    か、
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    おもしろかったです。 「人口わずか三百人。主な産物はカンピョウ、ヘラチョンペ、オロロ豆。超過疎化にあえぐ日本の秘境・大牛郡牛穴村が、村の起死回生を賭けて立ち上がった!・・・」

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    投稿日: 2011.08.21
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    gndokukinoko
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    「押し入れのちよ」をジャケ買いして以来の荻原浩作品です。 かなりの零細広告代理店のメンバーが繰り広げるコメディー。 メインのストーリーにからむサブプロットが気が利いてるんでしょうね、 代理店のメンバーはもちろん、村民もそれぞれ癖のあるキャラクター達で、非常に魅力的。 架空の山村「牛穴村」の設定も面白い。 作者は広告代理店に勤務した経験があるそうで、 アイデア出すシーンやプレゼンシーンなど実に秀逸。 いいですね、荻原氏のコメディー。

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    投稿日: 2011.07.20
  • yoppakaiのアイコン
    yoppakai
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    このレビューはネタバレを含みます。

    オロロ畑って何やねん?っという突っ込みをいれたくなるようなタイトルwライ麦畑でつかまえてのパロディの題名からもわかるように、コメディタッチの小説。荻原浩のデビューはこの作品で、そもそもは、コメディ小説として有名になったらしい。 内容は、ど田舎の村を有名にしたい青年部と倒産寸前の広告代理店がつくりだす、メルヘンも少しはいった笑える小説。オロロ畑というのは、村の名産品である「オロロ芋」の畑のこと。そんなもの実在しないんだけど、実在したら食べてみたいかも~w

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    投稿日: 2011.07.01
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    ようこ
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    コスタメのブコフ、最高ですね。 行く度に、ブルータス、お前もかっ!状態で、意外な本が$1で売っております。 今回のブルータス君はこれ、最近のフェイバリット、荻原浩のデビュー作でした。 (そもそも森見の「太陽の塔」もブルータスで買ったからな・・・すごいよな、あそこ。「太陽~」なんて日本でも入手困難なのに・・・) 現在の荻原作品に通じる、鼻で笑わせてくれるユーモア満載ですがやはりデビュー作、今ほど強烈ではありません。 日本のアーミッシュ、牛穴村の青年会が村おこしのため代理店を雇い、貧乏企画のため「ウッシー」なる恐竜を湖に出現させパブリシティを狙い、一度は成功するも二度目のトライで工作がばれウッシー企画は失敗。ただその副産物もろもろで、村は潤い、青年たちは妻を迎え、代理店も何とか生き残り、みんなハッピーって言ういつものニコニコパターンです。 田舎者をバカにする件が幾度となく出てきますが、バカにしている都会人のほうが最後には損を見たり、卑屈っぽく書かれているのでムッときません。 純粋な田舎者たちがとても魅力的で、今流行の「スローライフ」が何故流行ってるか、一発で説明してくれます。 しかも「スローライフ」としてもてはやしてるマスコミを揶揄ったり、文内皮肉も文外皮肉も上手いですね、彼は。 ただ話の設定そのものがかなり突飛なものなので、彼得意の皮肉やユーモアも、「というかそもそも何でもありじゃん?」という設定下ではあまり生かされてません。 やっぱり鋭い突込みって言うのは、限定された情況で敢て、「そこに着目したかっ!」という突込みをして始めて評価が上がるんでしょう。 そういった意味では残念でしたが、全体的にはよくまとまった、笑顔を運んでくれる作品です。

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    投稿日: 2011.05.16