当時、ドラマを見れなかったので読んでみました。 面白い〜〜〜！ ウィスキーは飲まないのですが、余市に言ってみたい！見学してみたい！ 今度はDVDを借りて見てみようかと思います。

国産初のウイスキーを作る物語ですが、実話をもとにしてる分、感情移入してしまいました。 ウイスキー作りには、設備投資に莫大な資金が必要、かつ、熟成期間が必要なため利益を上げるのに時間がかかる。しかも、当時の日本人は甘くて飲みやすいものを求めている。 そんな時代に、本場スコットランドにも負けない世界一のウイスキーを作ろうというのは、荒唐無稽と言われても仕方ないです。 でも、そんな大それた夢を実現させてしまうのですから、とてつもない情熱です。いや、それだけではなく、多くの人の協力があってのことなのですが、それもマッサンの情熱や人柄がもたらしたものだと思います。 特に、国際結婚や戦争などの苦難続きでも、明るく夫の夢を支え続けた、妻エリーは本当に素晴らしいです。 戦争の悲惨さも描かれていますが、どんな時代を生きるのか、それも運命というもので、二人のアドベンチャー精神も時代を映していると感じました。

NHKの朝の連続ドラマ小説のノベライズだが、竹鶴正孝氏と妻のリタ氏の人生が綴られている。人生は限られている中で、どれだけチャレンジできるか、そしてともに歩むパートナーがいるかどうか、が大切なんだな。と改めて思う。