Reader Store
不機嫌な恋人
不機嫌な恋人
田辺聖子/KADOKAWA
作品詳細ページへ戻る

総合評価

3件)
4.0
0
2
0
0
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    めちゃくちゃ面白かった。 片思いが多すぎて切ない〜。 相手を思う気持ちよりも自分を思う気持ちの方が大きくなりがちだから、本当に好きな人とは結ばれにくい。 恋が終わったときに初めて本当に相手のことを想うことが出来るから、終わった恋を愛おしく感じるんだな〜って思う。 恋をしているときはみんな利己的で、片思いの無い恋なんて無い。 所在なさを恋で埋めることの寂しさ。 論理で片付けられない恋愛を楽しんだり振り回されてイライラする登場人物たちの姿がおかしかった。 身分の差によって、恋の報われなさにもしっかり差が出ているの苦しい。 浅芽の決断痺れた。 チャーミングな小侍従も、艶麗な七条夫人も素敵、登場人物の女性がもれなく全員魅力的だった。 湿っぽい雰囲気が良い〜。 清経と多猫が幸せなら( ᴖ ·̫ ᴖ )

    3
    投稿日: 2025.02.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    少将、小待従、大納言夫人そして知兼の王朝恋愛劇。はじめは少将、小待従の恋愛がゆるゆると描かれ、小待従の愛はおしみなく少将にそそがれる。手練手管を使って相手を惚れさせていようと試み揺るぎがないが、その奥にはいつか終わりがくることを予知しながらで、切ない。不安は現実のものとなって少将は大納言夫人に心惹かれてしまう。しかし大納言夫人にはもう心に決めた人がいて、いくら口説いてもなびかない。そこには少将の側近、知兼の存在があった。それぞれの恋はすれ違い、終わりの予感を感じながら、そこに向かってのベクトルなので、叶わぬ恋となって悲しい。

    1
    投稿日: 2007.09.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    時代は架空の王朝。主役の小侍従は帝付きの女房で宮廷きっての美女。現在の恋人は二条の少将という年下のプレイボーイ。この少将がやがてなぞめいた未亡人に真実の恋をし、と現代ドラマの恋愛物めいた展開。人間の感情が様々に入り組んだ複雑で悲しい作品ですが、田辺聖子らしい文体がさわやかな印象を残します。

    0
    投稿日: 2010.06.12