
総合評価
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- ふち"powered by"
京都を舞台に元盗人が推理を繰り広げるギャグ混じりのミステリーもの。十兵衛の料理は美味しそうで良い。ストーリーとお笑い要素は今一つかな。
0投稿日: 2021.11.09 - herbtea"powered by"
北森さんの香菜里屋シリーズが泣きたいほど好きです。というわけで私の期待のハードルが高すぎたのだとは思うのですが、読んでいるうちにけいちゃんもムンちゃんもどんどん好感度が下がって、住職や有馬くんの扱いも軽くなり話も変な軽さになってきて…そのうちに読んでも読んでも字面を目で追うだけで頭に入ってこなくなってしまいました。ユーモアミステリならユーモアミステリで良いですし、裏京都の素敵なところを紹介していただくのもいいのですが、どうやらこのテイストは残念ながら私には合わなかったようです。他の北森作品を楽しみます。
0投稿日: 2019.06.14 - 赤木かん子【公式】"powered by"
◆ お風呂でミステリ ◆ 第十九回 ・・・ 第十九回 「ぶぶ漬け伝説の謎―裏(マイナー)京都ミステリー 」 ・・・ もうひとつ北森鴻を……。 て、なんで「ぶぶづけ伝説の謎」なのよ? というかたもいらっしゃるかもしれなぃが、私はこれが好きなのよ。 だって怪盗ものよ? いまどき、怪盗ものなんて、凄いじゃないですか。 ある京都の山寺の寺男は、実は改心したドロボーで、どうしてもかたないときだけ、昔のうでを発揮する。 面白いのはこの寺がホントにあることである。 京都の星野リゾートのすぐ上にある、こういってなんですが、お金、ないんだろーなー、という寺だが、紅葉のときは素晴らしいそうだ。 (^^) もちろん、行って来ましたとも (笑) ミステリーのお客さん、ときどきおいでになるそうで……。 寺男はいませんがね。 京都にいく機会があったらぜひ! 近いのに秘境で、穴場でっせ? 2017年10月17日
0投稿日: 2017.10.17 - Sugar"powered by"
京都の寺男は、昔泥棒だった…… ことはどうでもよくて、今は平和に暮らしているにもかかわらず、なぜか事件に巻き込まれるアルマジロの短篇集(笑) 相変わらず笑いが多めで、でも謎解きで面白かった
0投稿日: 2016.02.13 - やまだん"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
裏京都ミステリーシリーズ第二弾。住職,有馬次郎,折原けいといったおなじみのメンバーが活躍する短篇集。全体を通じた仕掛けのようなものはなく,個々の作品のレベルもミステリとしては低調。話としても,気楽に読めるが,あまり深みがない。個人的な好みな作風ではなく,★2で。 ○ 狐狸夢 関東と関西の「たぬきうどん」の違いを利用したトリックを考えるというたわいもない作品。ムンちゃんことバカミス作家水森堅の失恋の話でもある。 ○ ぶぶ漬け伝説の謎 標題作。京都における都市伝説を「裏京都伝説」として取り上げるという話。折原けいがフリーライターの横田太殺害の容疑者にされてしまう。胃の中のものからふぐのコースを食べたとして警察は捜査するが,ラーメンとふぐのぶぶ漬けを食べていたという真相。このシリーズはバカミス的なトリックぞろいである。 ○ 悪縁断ち バカミス作家の水森堅とみやこ新聞記者の折原けいが,殺人現場に忍び込み,警察にケリを入れてしまい,有馬次郎の小銭入れを落としてきてしまうという話。巻き込まれた有馬次郎が真相を解明するが,被害者は古書マニアで娘が犯人というトリック。雨漏りをしていた家が多量の古書を売ったことで,家の傾きが直り,雨漏りしなくなるというのがトリック。トリックといっていいほどのものではないかもしれないが…。 ○ 冬の刺客 水森と折原けいが悪乗りをしてしまい,犯罪を引き起こしてしまった結果,折原けいがみやこ新聞を退社するという話。トリックらしいトリックも特になく,たわいもない話である。 ○ 興ざめた馬を見よ 裏社会の住人である朱雀という男が折原けいと付き合い,有馬次郎のことを話してしまう。朱雀は,日本画でひと儲けを狙うが,有馬次郎らの機転で難を逃れるという話。絵から馬が出て,車にひかれるという話を絡めてくるがやや空回り気味。 ○ 白味噌伝説の謎 白味噌が苦手な有馬次郎が,ひょんなことから白味噌に毒物を混入したと疑われる話。真相は,スーパーの店主の嫁が,病気の姑に白味噌を食べさせないようにするために毒を入れたというもの。しかし,本当は,ヒネクレ者の姑が意地になって白味噌を食べるように仕向けた…?北森鴻らしいブラックな味付けの作品。この中では白眉か。
0投稿日: 2015.12.12 - 水音"powered by"
「ぶぶ漬け伝説の謎」北森鴻◆元泥棒の有馬、バカミス作家のムンちゃん、地元紙の自称エース折原の凸凹な3人が京都の事件に巻き込まれる短編集。ノリが軽いので、さらさら読めます。時々登場する料理が美味しそう。それにしても本書に登場するような「ザ・京都人」みたいな人って本当にいるのかしら。
0投稿日: 2015.09.19 - 出雲一寸"powered by"
読書録「ぶぶ漬け伝説の謎」3 著者 北森鴻 出版 光文社 p133より引用 “幽玄そのものといった光景なのだが、どうも 焚き火の向こう側にいる獣が、よろしくない。 おのが欲望に溺れ、いっときの侘び寂を楽し もうとすらしない、目つきがさらによろしく ない。ときおり唾を飲み込むごくりという物 欲しげな音が、さらにさらによろしくない。” 目次より抜粋引用 “狐狸夢 ぶぶ漬け伝説の謎 悪縁断ち 冬の刺客 白味噌伝説の謎” 寺男・地元新聞の記者・ミステリー作家の 三人を主人公とした、短編小説集。 寺の境内を掃除しながら、居候とじゃれあっ ていた寺男の有馬二郎。そこにやってきたの は…。(狐狸夢) 上記の引用は、「冬の刺客」と題された話の 冒頭の一節。焼き芋をしているのかなと思った のですが、読み進めてみると…。なんとも風雅 な楽しみ方でした。 全編の会話が京言葉でかわされているよう です。はんなりとした穏やかな感じの響きが、 なんともいい塩梅です。 作中に出てくる料理や食材も、京都ならでは のものが描かれているようで、京都らしさを 全面に押し出した作品だと思います。 ーーーーー
0投稿日: 2014.09.22 - tamazusa_do"powered by"
面白そうなタイトルに惹かれて購入。 京都文化論的なものなのかと思ったら、コメディでした。 冒頭の方はちょっと馴染めなかったので、読後にもう一度読んだら、すんなり乗れた。 トリックがすとんと落ちない気がするけど、これはドタバタなノリで読む作品なんでしょうね。 ご住職が好きです。 京都、大悲閣、行きたくなりました。
0投稿日: 2014.09.19 - Bookrium"powered by"
京都に関するウンチクは受け売りっぽいありふれたものながら、全体に漂うゆるーい感じが軽く読むには適しています。
0投稿日: 2014.09.10 - komagoma1"powered by"
前作に比べ、ミステリー色よりコメディ色が強くなった。登場人物の暴走も加速。作者は楽しんで書いたのでは?おそらく、これで終わりのつもりはなかっただろう。次作がないのは残念。
0投稿日: 2014.01.12 - yudukimoon999"powered by"
何度読み返しても面白い。元広域強盗犯の寺男、直情型だがフットワーク軽い女新聞記者、基本の登場人物の中に「バカミステリー」大賞なるものを受賞した、己の化身ともいえる作家を加え、きっちりと描きこまれた人物像には、毎回、笑えて、引き込まれる。
0投稿日: 2013.06.29 - tantan"powered by"
軽快でドタバタw でも、「支那そば館~」より、深くて、面白かった! 有馬次郎の裏の顔が好き♪ このシリーズも、もっともっと読みたかったな。。。
1投稿日: 2013.03.16 - babap"powered by"
3+ 偶然にも最後の一文が、“新年が皆様にとってよい年でありますように。”となっており、年末年始に読む本としてはピッタリで、まるで大悲閣千光寺に二年参りした気分。 読んでいると相変わらずおなかが減るし、著者の他作に絡んだパロディなどのファンサービスもあり、前作に引き続き実に楽しい一作。 今から読むと切ない気持ちになる“解説”にも注目。
0投稿日: 2013.01.01 - askachi"powered by"
20120416 狐狸夢 ぶぶ漬け伝説の謎 悪縁断ち 冬の刺客 興ざめた馬を見よ 白味噌伝説の謎
0投稿日: 2012.04.16 - 琴師 命"powered by"
京都の名刹・大悲閣千光寺の寺男・有馬次郎は元泥棒。 図らずもトラブルに巻き込まれ、昔の腕を生かし、解決する事も暫し。 京都の古都の風情と、謎解きの妙味を味わえるあの、裏京都ミステリがパワーアップして帰ってきた! 京都に住むモンとして、通説(ぶぶ漬け出されたら帰れの印)を嘆いている中、明快に笑わせてくれるタイトルの作品がお気に入りです。
0投稿日: 2011.03.03 - xmayumix"powered by"
裏(マイナー)京都ミステリーの2作目。 寺男と、雑誌記者、ミステリー作家崩れたちが、入り乱れて事件を解決していく。 昔は犯罪者だった主人公が、相変わらず格好よいです。も、必殺仕置き人ぐらいだww 仕事モードにはいったときには、なんか格好よいBGMが聞こえてきそうです。 と、人物の大きさがさらに際立つ住職。主人公の今の平和があるのも、ひとえに住職のおかげ。でもって、事件解決に行動できるのも住職のおかげなんだと思うと、真の主役は住職だよなと思うのであった。 でもって、これ読むと京都にいってみたいな、という気になるので、まぁやられちゃったなと思うのである。 …と、イラストはいらないかも。 軽いタッチの文体でやってるっていうその部分が、イラストのせいで文体の妙がわかりにくくなってるように感じますよ。 うん、確かに面白い、北森鴻の作品のなかではギャグ的なものなんだろうけど、でも作品の中には北森鴻らしい虚無とか毒がちゃんとあるのにそれが届きにくくなってる。 それがちょっと残念かな。
0投稿日: 2010.06.25 - もくよう"powered by"
支那そば館の謎の続編です。 前回の登場人物の有馬、折原に続き推理作家のムンちゃんが加わってドタバタ推理になっています(笑) 小学校高学年位から読めそうな本です 登場する大悲閣は実在するんだそうです。 最後の登場する白味噌、うーーん?食べた事が無いかも?? 食事をするシーンが毎回に近く出てくるのですが、想像するだけでも美味しそう。
0投稿日: 2010.01.16 - うし"powered by"
もう少し本格推理物も書く著者が、比較的軽いタッチで描く京都なミステリー 内容が軽いのですが、京都の描写はそれなりに良くて通勤に読む程度にはピタリ 反面読んだ記憶がすぐになくなりそうな… あと料理描写が美味そうなのが個人的には+要素
0投稿日: 2009.10.22 - kiyosi"powered by"
『狐狸夢』 ムンちゃんから出された問題。カルチャースクールの秘密。 『ぶぶ漬け伝説の謎』 毒殺された男の胃の内容物の秘密。京都のぶぶ漬けに関する伝説の秘密。 『悪縁絶ち』 絵馬に書かれた「吝嗇」と「浪費」の謎。 『冬の刺客』 大非閣に供えられたみたらし団子の秘密。 『興ざめた馬を見よ』 馬をはねたと言う男。絵から馬が飛び出したという男の謎。 『白味噌伝説の謎』 白味噌に入れられた毒。 2009年8月9日購入 2009年11月2日読了
0投稿日: 2009.08.09