
総合評価
(37件)| 7 | ||
| 10 | ||
| 15 | ||
| 0 | ||
| 0 |
powered by ブクログ若年無業者にとって、コミュニティというものがどれほどに重要か。情報に対する全般的なレーダーが弱く、時間が経つごとに負のスパイラルに陥る。若年無業者には一般的に想像される怠惰な人が多いというわけではなく、真面目な人が多い。そして、メンタル面にやや不安を持つ人が当てはまる。ここで思うのが、親はどんどん我が子を甘やかしているから、真面目で打たれ弱い子というのが、さらに増えていると考えられる。となると、若年無業者も同じように増えていくと推測できる。まず一歩目は社会の若年無業者への見方というのを改めるところからだと思う。
0投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この本のここが衝撃 「たぶん、母親は離婚してからずっと一人で、誰とも話をしないで生活をしていたと思います。僕も一人でいる寂しさや恐怖に耐えられず、お金目当てでもいいから、誘ってくれる、一緒にいてくれる友達が必要でした」
0投稿日: 2024.06.08
powered by ブクログこの本に出てくるデータは、「育て上げネットが運営する支援機関にアクセスできた若者のデータが中心になっている」らしいので、たぶん若年無業者の中でもわりとマシな層のデータなんじゃないかな?と思った。 こういう場所があることを知っていて、こういう場所に繋がる意欲はある方の人たちのデータというか。 こういう支援機関にアクセスする人って、求職を希望していない人もけっこういるんだね、知らなかった。
0投稿日: 2019.12.11
powered by ブクログ働くことができない若者たちの事例がいくつか紹介されている。問題提起と事実を広く知ってもらいたいという意図で書かれた本。
0投稿日: 2019.06.27
powered by ブクログ一度無業になった場合の立ち直りが難しい日本の現状がよくわかる。 やはり、若者が健全に働ける社会にならないと明るい将来を見通せない。
0投稿日: 2019.06.12
powered by ブクログ若者が簡単に失業して、一旦失業すると、社会から排除されてしまう、ということを訴えている。簡単に失業するというところまではわかるけど、再就職の挑戦ができなくなるというところが、あまり同意できない。メンタル的に、弱い若者の例だけを拾っているのではないだろうか。
0投稿日: 2019.05.21
powered by ブクログ若年無業者をどうするか。大卒で就職するも離職、不登校で高校中退などなど、様々な理由から無業となってしまった若者を他人事だとは思えず、本書を購入。日本は「一度こぼれ落ちると圧倒的不利になるシステム」と著者は看破しているし、そのとおりだと思う。今は正社員として働いているが、もし今の職を辞したら……再就職は年齢的にもかなり厳しいに違いない。若年無業者を救済できる社会制度を早急に構築しなければ、という思いが募る。
0投稿日: 2019.01.15
powered by ブクログ少し前にSNEPを読んでいるので、それに比べると本としては少し散漫な印象があるが、解決したい、という温かい意思を感じる。著者が現場の若手であり立ち位置が違うということもあるだろう。 巻末にあるビジョン-すべての若者が、社会的所属を獲得し、「働く」と「働き続ける」を実現できる社会 がいい。
0投稿日: 2018.10.18
powered by ブクログ我が事。自分の将来が重なるようで笑えない。 こういうのを50代以上の日本人に読んでほしい。 一見、自己責任で無気力なだけだろうけど内実は、さらに複雑である。
0投稿日: 2018.06.02
powered by ブクログこの著作の冒頭の「はじめに」を読んで、すぐに購入しました。 工藤氏の育児休暇時の「働いていない時」の著述に非常に興味を持ちました。なぜなら、私も一緒の経験をしたからです。 働いていない人、もしくは、働けない人にとって、日本という場所は(私の場合、東京ですが)、相当「居心地が悪い」と思います。違う表現で言うならば、自分の存在に自信がもてなくなります。なぜなら、日本では、若年者もしくは、そうではない年齢も含めて、働いていないことは、イコール、「普通ではない」ことだからです。 この著作の中で、無業状態になった当時者7人を引き合いに出し、 「誰でも起こりうること」であることが、よく分かります。 私自身は、無業状態の経験もあり、事情はよく分かります。問題は、一度社会との所属がなくなると、元に戻るには、相当ハードルが高いということです。 なんでハードルが、高いかは、この本を読むと、理解出来ます。 これから、若年無業者が減ることはなく、増え続けるように思います。 著者の支援活動は、もちろん支持しますが、その支援を超える勢いで 無業者が増えていっているのでは、ないでしょうか? 個人が出来ることは、限られています。日本社会が急速に変わっていく中で、 誰もが無業状態になる可能性を持っている。このことを踏まえて、 これから、「働き続ける」ことを前提として、行動しないといけないかも しれません。なぜなら、この著作で語られるデータ、ケースから、 どうやら、日本社会で、自信や希望を持ち続けるには、働かないといけないからです。 なのに、働かない、働けない人が増えているのは、日本社会が、もの凄い勢い で変化し、その負の面を若者が、背負っているのではないかと感じます。 もちろん、ほとんどの方は、生活するだけで大変ですが、、、。 私は「気軽に働ける社会」を望みます。
1投稿日: 2017.06.06
powered by ブクログ若年無業者の例として7人のケースが出てくる。 どれも一口に怠け者だと言えない人ばかりで、 若者をひとくくりにして扱うことは問題把握を阻害し、解決の邪魔になることがよくわかる 求職型と非求職型と非希望型それぞれで思っていることも対応も異なってくる。 若年無業者を放置しておくと将来、最悪500兆円近くの生活保護費がかかるかもしれないというのは問題だと思った 根本的な解決策として以下を挙げている ①すでに若年無業者の人を緊急避難的に救済 ②すでに若年無業者の人に就労を促す ③若年無業になってしまっても再び労働市場に再参入できるようなシステムを社会に埋め込む 日本型雇用はとくに③が難しいのは本書で挙げているが、なるべくはやく取り組むべきだと思った
2投稿日: 2016.11.28
powered by ブクログ主旨や良し。でも、ちょっと冗長かなぁ。あと、これをよんでも、ガーガー認めない人はいるだろうけど。 個人的には、若者対策と合わせて、雇用を増やせる起業家を育てることも必要だと思った。 一度レールから外れた人を拾い上げることができるのは、レガシー企業ではないはずだから。
0投稿日: 2016.10.30
powered by ブクログ人間には承認してもらいたい欲求があるから好き好んでニートになってるわけでは無いというのは正論。 日本人の大好きな自己責任も突き詰めれば社会保障の負担として我が身に還ってくる。
0投稿日: 2016.04.16
powered by ブクログいわゆるニートやひきこもりになる人達は、 好きでやっている割合が実は少ないという点が驚きました。 病気や事故で、やむなく勤めていた会社を辞めるパターンのほうが多いようです。 このあたりしっくりこないですねなんとなく。 それはそれとして、 すべり台社会という著書の中にもあったけれど、一度社会からドロップアウトしてしまうと、中々立ち上がりにくい社会であるのは確か。 結局、どうすれば良いのか、その答えは簡単なものではない。
0投稿日: 2016.02.17
powered by ブクログ立川に拠点を置くNPO法人育て上げネット。総合戦略検討委員会でメンバーのひとりがここのメンバーだったこともあり、どんな活動をしているのか興味を持って読んでみました。若年無業者を「自己責任」と一言で済ませてしまっては、結局社会保障面の支出が増えるだけで自分に返ってくる。そこに対して何ができるんだろう、とか考えさせられました。そしてこの一冊に関していうと、この問題をわかりやすく伝えるためにいろいろな業界の参考になる表現を比喩的に用いていたり、伝える努力を感じました。応援したい活動のひとつです。
0投稿日: 2015.11.04
powered by ブクログなんか、ちょっと読みにくく感じた。こういうことについての問題意識が、これを読んで深まったというわけではありません。でもほんまに、若年層が仕事につけないというのは、長期的に見て国民みんなが困ることやのにな。いわゆる大企業にいるひととか、ちょっとキラキラしたストーリーを持っているひとたちが、こういうことに対する問題意識を持っているとは思えない。
0投稿日: 2015.10.06
powered by ブクログこれまた6月に読み終わっていた本・・・ 感想ブログにアップが遅れてます 親の貧困で子どもも貧困 それで学校に通えなくなり、就職も困難 ってことになると更に貧困の悪循環 若者の無業化だって、社会にとって重要な問題だよね 「えぇぇ、ニートなの?引きこもり?」なんて影でコソコソ言ってる場合じゃない! どうしたら働けるようになるのか? 付箋部分をご紹介します ・誰もが若年無業者になる可能性があること(p20) ・つまり、日本社会では、一度、無業状態になってしまうと、人間関係や社会関係資本 意欲も失ってしまいがちなのである(p25) ・ところが歴史的な文脈から、日本では人材育成の機会の大半を、学校と企業が 事実上独占してきた。そこから外れたところには、再び労働市場に戻っていくための ルートや学びの機会は多くない(p25) ・自分が現在、普通に生活できているのは、偶然の産物かもしれない(p31) ・どのような困難な状況でも、当事者になってみて初めて、社会的サポートがないことや あったとしても脆弱なものであることに気がつく(p34) ・「無業から抜け出したいのであれば、誰もが敬遠する業界や職場で働けばいい」という考えは安直だ(p103) ・甘やかす親がいるから無業でも生きていけるのではなく、正社員でない限りは同居以外の選択が できない社会状況に着目したい(p108) ・「日本型システム」にいったん参加しそびれたり、抜け出してしまったりすると、激烈な競争環境や 不利な立場に立たされてしまう状況と構造が、少しは見えてきたのではないだろうか(p173) ・さらに企業が、人材育成のシステムを自社や関連企業内に限定してきたため、社会のなかに 現実的なキャリア教育の機会は、そう多くはない(p175) ・①現段階で困窮している人を緊急避難的に救済すること、②すでに若者無業者になってしまっている人に 早く就労できるように促していくこと③また無業状態になってしまったとしても、再び労働市場に再参入 できるような機会と仕組みを、社会のなかに埋め込んでいくことに尽きる(p187) ・目の前の若者の課題を解決し、小さな成功事例を積み重ねる。そのなかから若年無業者に共通する課題が あれば、多くの個人、企業、行政とともに協働し、広く展開していく(p206)
1投稿日: 2015.08.13
powered by ブクログ社会はつまづいた人間に冷たいところがある。少しでも現状を変えたいと思っている若者がいたら、手を差し伸べる環境を作っていきたい。
0投稿日: 2015.07.26
powered by ブクログ若年無業者が25歳から65歳まで、生活保護を受給し続けた場合と、就労を通じて納税主体に転じた場合で、社会が負担するコストのギャップは約1億。若者無業者の問題は、社会保障費の増大を齎し、我々にも直接跳ね返ってくる問題。加えて、いまや若者世代の誰もが若年無業者になりうる時代となっている。OECDが推計した潜在若年無業者にいたっては約500万人。莫大な社会保障費が支出されることになる。問題の解決策としては、一旦は無業者になったとしても再び労働市場に参入できるような仕組みと機会を構築することが必要となるが、最も大切なのは若年労働者に対する我々自身の謬想を正すこと。第3章には働くことができない若者たちへの誤解を解くべく具体的事例を基に詳説されている。若年無業者の真の実情に思いを馳せ少しなりとも寄り添いたい。
0投稿日: 2015.07.17
powered by ブクログまず、2014年6月刊行のこの著書が未だに1刷ということに、社会的関心度の低さを痛感させられた。もう1年経っているのに。。。 この著書には、働く意思を持ちながら様々な理由で働けない若者が具体的背景とともに紹介されている。 彼らに責任の全てを負わせるのは余りにも酷であることを、たった数件のケースからでも汲み取ることができる。 弱肉強食で出来ない奴は置いていけばよい。 そういうのは簡単だし、実際にそうやって社会を進めてきたのが、これまでの日本だった。 しかしながら、人口や経済がシュリンクし、別の発展旺盛な国に産業主体を奪われる現実を踏まえると、強者であったとしても、弱者を無視してこの国で生活することは、現実的に不可能である。 労働の場所にあまりにも多くの社会的なサポートを任せてきたツケはそう簡単に払えるものではない。 だからこそ、この現実に多くの人々が気が付いて、自分なりの問題意識を持って、出来ることを一つ取り組んでいく他に、明るい日本の生活は見えてこない。 まずは、目の前に誰も救い手がない人が存在していないか、きにしてみることから始めてみたい。
1投稿日: 2015.07.03
powered by ブクログ自分用キーワード SNEP(孤立無業者) 非定型うつ病 『若年無業者白書』 日本中退予防研究所 同調圧力(みんなで笑顔でピース) 朝日訴訟(1957) メリトクラシー 佐藤俊樹『不平等社会日本』 橘木俊彰『格差社会』 プレカリアート 日本型システム(日本的経営) ベヴェリッジ報告 地域若者サポートステーション ジョブカフェ リカレント教育 SROI(社会的投資収益率)
0投稿日: 2015.03.11
powered by ブクログひきこもり、ニート、SNEP・・・、 働かない人々、特に若年者が問題になっていますが、 そういった人々に対する誤解を解くべく、 個別の例を紹介し、多角的なデータからの分析を述べ、 その原因たる社会構造にも目を向け、 社会の暗がりの部分に光を当てた、 勇気と意欲すら感じられるよい本でした。 労働環境や社内文化について、 多かれ少なかれウソをついて希望者を集めるのが常識になっている。 入社してそのことを糺してみても、 「お前も大人だろ、わかれよ」 みたいにせせら笑われてしまうものだ。 劣悪な環境もすべて露わにしてしまわないといけないようになればいいのです。 「バカか!そんなことをしたら、働かない人だらけになるだろ!」 という声が出てくるだろうけれど、 実際に経験したり感覚的にわかったりしてるから、 昨今、無業者が増えたわけで。 つまり、同じこと。 社会が変わらないと変わらないんですよ。 今の日本経済なんて、人的資源を食いつぶしている意味でだけど、 背伸びしてなんとかメンツを保っている感じでしょう。 一度怪我して転倒して、そこから真っ当に這い上がってみたらどうだろう。 なんて、ちょっとラディカルなことを考えたりもして。 この本を読むひとつ前に読んだ、 吉本隆明さんの『ひきこもれ』には、 ひきこもりを肯定する証拠となるべき論考がありました。 ほんとうは、そういった論説を前提として皆がふまえていることが 生きやすい世の中をつくることにもなるし、 よりニートだとかの人々を圧迫しないことにも繋がると思うのです。 しかし、日本人の頭の固さと冷たさっていうのがありますから、 本書のように、論拠があって理詰めで証拠を見せていかないと、 なかなか納得してもらえなかったりもするでしょう。 繰り返しますが、なにせ、日本人は赤の他人に冷たいですからね。 僕も自分の身体が弱かったり、母の介護というか、 家事をしていたりというのもあって、 ほとんど無業者なんですが (本書によると、家事をしていると無業者ではないのですが)、 身につまされる思いがしましたね。 とくに、社会に恨みがあるわけじゃありませんが、 社会をもっと自分たち寄りに変えていきたい気持ちってあります。 より生きやすい世の中にしていきたいなと常日頃考えています。 そんなだから、 12月に文芸誌に応募した小説の登場人物たちも、 ひきこもりがちで仕事をしていない若者ということになりました。 現代において、光を当てるべき境遇の人々だと思ったからというのもあります。 審査の人たちにどう読まれるかわかりませんが、 予選を通過するかどうかがわかるのが来月です。 閑話休題。 本書の著者の一人の工藤氏は、 認定NPO法人育て上げネットの代表だそうです。 興味のある方はサイトを覗いてみたらよいでしょう。 無業者のなかには、パソコンに触れたことがないだとか、 運転免許や車がないだとか、そういう人たちが大勢います。 僕は自分の境遇は大変だなって思う時もありますが、 それ以上に大変な人々もいるのかもしれないなあと気づかされました。 ほんと、変革が必要で。 そのためには政治主導よりもみんなの意識の変化の方から 始まっていけばいいのになと考えています。
1投稿日: 2015.03.08
powered by ブクログ著者のフェイスブックもあった 私の長女の関連でも気になるいい本です。民主党の新しい公共はこんなことを狙っていたのに 国民にわかってもらえる前に終了だろうか
0投稿日: 2014.12.27
powered by ブクログ「無業者」は「求職型」「非求職型」「非希望型」に類型化される。決して怠けたくて仕事に就いてないわけでなく、理由があって無業となっている人も少なからずいて、若者の無業者が実に16人に1人にのぼるという事実。そんな「若年無業者」が483万人いて、そんな彼らに対し社会が負担するコストギャップは一人当たり実に1億5000万と算出される。少子高齢化社会が進行する現代で、未来の支えとなるべき若年層の現実がこれでは未来は暗い。とはいえ、一朝一夕で解決する問題でもない・・・
0投稿日: 2014.11.22
powered by ブクログ7つの働くことができない若者の例がでてくるけど、どうもつかみどころがないような。NPOで若者の就業支援をしているのだからもっと生々しい例をあげれるのではないかという気もするのだが。 唯一納得いったのが、企業の採用担当者の「役員や社長が面接をする場合、インターンシップやアルバイトなどで働きぶりをみて推薦するのでなければ、多数の就職希望者のなかからあえて中途経験者や低学歴者を選ぶ相応の理由を見つけることができない」という意見。 もう1か所納得いった箇所は、背景編で、日本の社会システムでは労働市場からこぼれ落ちることと社会からこぼれ落ちることがほぼ同義になってしまっている。会社社会からの離脱は共同体や他者からのつながりも喪失しやすい状況に結びついている。さらに社会のなかに企業で必要とされる知識やノウハウを実践的に学ぶ機会が限られているため、一度企業社会や労働市場からこぼれ落ちてしまうと、再びそこに参入することが難しい。p174
0投稿日: 2014.11.13
powered by ブクログひとりひとり具体例つきで、データでは知れない状況を見れる本。 ただ、これもまた、一面的な見方であって、そっか実情はこうなのかと丸呑みしてしまったら、それはまた残念な読み方になる。個人に原因もあり、社会にも原因があって、また違う側面も、原因としてあるかも知れないと、感じました。 そんな簡単に悪をその人々をとりまく社会だと一つに限定しまうほど、簡単な問題ではない。
0投稿日: 2014.11.07
powered by ブクログ結局は「人を育てる」ことをしない社会になってきているだけ。面倒なこと、コストがかかることはたらい回しもしくは自己責任なんだなぁ。
0投稿日: 2014.10.16
powered by ブクログ2014年6月初版 工藤啓・西田亮介 著 == 無業期間の長期化は、もともと就職を希望していた人たちを、非求職型に、ひいては就職を希望しない非希望型に転換してしまいかねない。 解決策として、、、 ①現段階で困窮している人を緊急避難的に救済すること ②すでに若年無業者になっている人に、早く就労できるように促していくこと ③また無業状態になったとしても、再び労働市場に再参入できるような機会と仕組みを、社会のなかに埋め込んでいくこと …という一冊。 具体的な解決策はあまり示されていないニュアンスではありますが、「働く」ということの今の世における価値や意義、捉えられ方の変わり端を感じ取るには充分センセーショナルな一冊でした。
0投稿日: 2014.09.30
powered by ブクログ若年無業者白書のコンビによる、いわば白書の解説とも言えるような内容。もちろん白書がなくても十分にわかりやすいように書いてある。こういう白書を作ろうとした背景、世情を解きほぐすという意味では、新書というフォーマットで、多くの人の目に触れてほしい中身。 職がある人にとっても、たとえば子育てのシーン、たとえば親の介護のシーンで出くわすようななんかしんどいなー、ムリしてるなー、でも休めないなー、という状況に対してハッと気づきを与えるというか、もしかして僕たちはおかしかったんじゃないだろうかという疑いを提起する一冊。
0投稿日: 2014.09.25
powered by ブクログニートと呼ばれる若者達に対する社会的イメージと、実際の若者達の状態のギャップを、定量・定性両面から解説している本。 私自身は若者とよく会い、サービス設計をしている立場だったので、何故彼らがこう話すのか、何故そう行動するのかが、この本を読んで解釈できてよかった。 働いていない若者は、決して怠けているわけではなく、本当は働こうとしているのに定職に就けない。自信がない、過去の失敗体験から抜けられない、コミュニケーション能力、起業の失敗など、様々な理由がある。そして、多くの若者は、一度仕事に就いた後に辞めている。つまり、一概に社会不適合なわけではない。そして、多くが病気を理由に辞めているという。 私が会う若者は、皆、好きなことなら頑張れるから…という事を口々にとなえ、経験や知識を持たないままにチャレンジをしようとする。しかし、どうしても業界リサーチや仕事内容を理解しているわけではなく、話してみると、あくまで自分が好きな分野だから、といった事を答えるのだ。 だから、受からない、通らない、自信がなくなる、を繰り返す。 もちろん、仕事が何でもいいとは言わないが、何故彼らが、好きかどうかにそれほどこだわるのかが分からなかった。それよりは、まずは正規雇用である程度仕事して経験を積んで、それを活かしながら好きな分野にずらしたり、広げたりする考え方もあるのに…と。 ただ、本を読んで、つまり彼らは仕事で辛い経験を持ち、そのまま自信を失ってしまい、身体や心を壊してしまった。そしてその状況を乗り越えるには好きなことで…という考え方になっているのでは?と思えた。これを感覚的に理解できたのは、本当にこの本のお陰だと思う。 世の中の多くの人は、好きなことを仕事にしているわけではない。そして、嫌なことややりたくないことも沢山ある。 そういった中で、今の仕事を辞める前に、相談したり視野を広げさせてもらえるようなサービスが必要なのだ、と感じた。
3投稿日: 2014.09.23
powered by ブクログ学校卒業後、社会的所属も職業訓練も福祉支援も、職場経由で行われている日本。15-39歳の若者の16人に1人が無業であり、本人の意志によらず、誰もが無業になり得る社会である。 社会の構造が変わりつつある、それに対応していく必要があると。
0投稿日: 2014.09.18
powered by ブクログ働きたくても働けない若者に焦点を当てた本。 その通りなのだが、日本の公的機関で若者の支援を重点にしているところはない。その上怠け者扱いされてしまうせいか、なかなかこの問題がクローズアップされなかったようにも思う。 アベノミクスで人が足りない業界には女性や高齢者、外国人もいう前に、この無業状態の若者をうまく活用することも入れた方がいいのでは。その方が憲法の勤労の義務と納税の義務も果たせ、後に続く世代にも希望を持たせることができるのではないか。 と考えるのだ。
0投稿日: 2014.09.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「日本の社会システムでは、労働市場からこぼれ落ちることと、社会からこぼれ落ちることがほぼ同義になってしまっている」 湯浅誠のいう「すべり台社会」のことだ。滑り台の向こう側にはセーフティネットは存在せず、ただどこまでも落ちていく。 そんな社会である。日本は。 滑り台の向こう側の底の見えない闇という恐怖があるからこそ、正社員は正社員の権利を手にした瞬間にそれを護持し、すべり台から落ちていった者を負け組と呼び、自分とは違うと意識せざるを得ない。 自分は勝ち組である。そう信じることで正社員という既得権益を必死でつかんでいる。 正社員の既得権益とはなにか。派遣・パート・アルバイトと明確に違うのは社会保障である。 国民年金の上乗せの厚生年金(公務員は共済年金)こそが正社員が守っている既得権益である。国民年金だけでは老後に生活していけないのだ。 年金制度の崩壊が叫ばれ、制度改革が急務である。しかし、年金が破綻して困るのは厚生年金の正社員たちだろう。 国民年金しかない人たちはスズメの涙ほどの年金に期待しているとも思えない。 年金制度を維持することは正社員の既得権益を守ることと同義である。 今まで必死に働いてきた俺らは年金貰って、そこそこ悠々とした生活を送りたい。働いてこなかった奴らのことなど知ったことではない。年金制度が崩壊するのは困る。 日本の労働市場は硬直している。 既得権益である年金制度と、中途者には絶望的に狭き門の採用制度の2つが、一度正社員になった人たちの思考を硬直化させる。 会社にしがみついて働くことが最大のリスクカットだからだ。 年金制度と採用制度を変えていかないと労働市場の流動化が望めないことが明白であるが、年金制度を変えようとすると既得権益を持つ人たちが抵抗勢力になり、採用制度を変えると言ってもロールモデルは欧米式の完全実力主義しか見ていない。 誰もが無業状態、すべり台の向こう側に落ちる可能性があることを書いた。 私の就活はリーマンショックの影響を引きずる2011年卒だった。 一次採用には30社以上全て落ち、4月に周りが内定をもらう中、二次採用の6月でようやく一社から内定が出た。 だから、そこしか選択肢がなかったという消極的な理由で今の会社に就職した。 そして社会人四年目になった今、思考は硬直化していると痛感した。 この本の前半では無業状態にある7人のケースが紹介されている。それぞれ理由は違うにせよ働いていない。 このケースを私は「グダグダ言わずに働けよ」と思いながら読んでいた。 もし、5年前の就活で無い内定のままだったら、自分が滑り台の向こう側に落ちていた可能性をすっかり忘れていた。 日本は問題が山積みである。そして、山積みの問題は手をつけられることなく次代にたらい回しにされる。 正社員も、非正規も、全て同じ人なのに制度上ではまるで別種扱いだ。その二つを隔てる者が年金制度ではないか。年金制度は制度自体を変えるべき問題の一つであると思う。 このまま何も変わらないままでは、確実に日本は没落すると断言できる。
0投稿日: 2014.08.17
powered by ブクログ働くことができない若者の実態。これからの日本の未来はどうなってしまうのか?負のスパイラルに陥った若者は、本当は「働きたい」と思っている人が多い。今、そういった人たちへ支援する団体が少しずつ増えている。しかしあまりの数の多さに驚きだ。
0投稿日: 2014.08.10
powered by ブクログHonzで紹介されていたもの "働くことができない"ってなんだよと、思っていたがどうやら様々な事情で精神的に苦しんでいる人が多い模様。 納得できない部分はあるにしろ、そういった人たちがいることは事実で、生涯のコストギャップが一人あたり1億5千万にもなるというんだから国としても力をいれて解決すべき課題だ。 こういった社会的課題を解決する事業をやってる人たちって楽しいんだろうな。 すごい。
0投稿日: 2014.08.10
powered by ブクログいつ自分がそちら側に行くかは分からないと、読んでてぞっとした。彼らを支援する仕組みは作って置かないとまずい
0投稿日: 2014.07.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
NPO法人育て上げネット理事長と立命館大学大学院准教授による共著。働かない若者の現状を2013年に出版した「若年無業者白書」をエビデンスとして著している。 本著と「若年無業者白書」の画期的なところは、働かない若者を「求職型」「非求職型」「非希望型」の3つに分類していることだろう。働かない若者にも様々な事情が存在しており、病気やかつての職場の労働条件の悪さなど、ちょっとした躓きで誰しもが働けなくなる可能性があることを著者は主張している。なぜなら我が国は「日本型社会システム」と著者が呼ぶ独特の社会構造となっており、一度でもその社会から離脱すると復帰することが難しいからである。また、育て上げネットに来所する若者の4人に3人は「働く自信をつけたい」と思っており、働きたくても働けないという苦しみの中にいることが伺える。 働かない若者が増えると、それだけ税収は減少し、生活保護費などの社会保障費が増大する。このコストギャップを考えてみても、若者が働けるような取組みが早急に求められており、著者は3つの方策を提案している。それは「緊急避難的な救済」「就労支援」「労働市場に再参入しやすい機会と仕組み作り」であるが、3つ目は企業も含めた社会全体で問題意識を共有し、時間をかけて変えていく部分になるだろう。そのためにも、本著は「働かない」=「怠けている」という誤解を解く助けとなる一冊である。 なお、タイトルにもなっている「無業社会」とは、「誰もが無業になる可能性があるにもかかわらず、無業状態から抜け出しにくい社会」と定義されている。
0投稿日: 2014.06.29
