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総合評価

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  • tikuoのアイコン
    tikuo
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    複数巻を平行に読破+夏の角川ホラー。怖くないんだよ。 「見たことのない土偶を見せてやる」「行方不明に鳴った父親の居場所を知っている」と呼び出された葦原であったが、約束の発掘現場には、黒焦げになった遺体が。1200℃以上という高温で焼かれたと思われるその遺体が、呼び出した助教授であると確信し、研究室を探したところ、父らしき写真とガラス製の青い土偶の写真を発見する…。 角川ホラーで長編は、なかなかチャレンジングやのうと思いつつ手に取ってみたのだが、いやいや面白いじゃないですか。青い土偶に謎の女、次の手がかりの甲府でも別の謎の女に付きまとわれ、「旧辞」を奪われてしまう。 半村良と眉村卓を合わせたような、冒険志向のストーリー展開に、縄文時代に存在した謎の高温や邪馬台国の謎、天皇家が胡散臭いと切って捨てた邪教の家柄など、適度な歴史とうんちくが絡んでくるあたりは、内田康夫などが好きな人にも響くかもしれない。 ちょっと謎の女に引っかかりすぎなのは気になるが、話のボリュームで言えば、それくらい謎の人物に、常に付きまとわれていたほうがわかりやすいであろう。 上巻の最後は、大変身でも起こりそうな話になってるんだけど、ちゃんと下巻でも人間として捜索するんだよね?ちょっと不安。

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    投稿日: 2018.07.06
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    charlie-iruka
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    邪馬台国とか三種の神器とか日本神話が出てくるのでテーマはとても面白かった。でもこの著者の表現方法が好きではない。惜しい。

    0
    投稿日: 2018.01.30
  • サイファイ小説第三弾

    サイファイ作家、梅原克文の第三長篇小説。第一作目は人間の遺伝子、第二作目は深海の謎の生物と来て本作の題材は邪馬台国。考えられない程の高熱で焼かれた死体。そして当時の技術では作成することが出来ないブルーガラスの遮光土器。このオーパーツの謎を追って主人公は、考古学者だった父親の失踪やカムナビ現象の渦中に飛び込んで行く。 今回は歴史を扱うのでそのウンチクたるや半端ない。そこに気象観測や宇宙の知識も加わるので今迄の長編でも最大ボリューム。ただし話の面白さも手伝ってサクサク読める相変わらずのリーダービリティ、和製クーンツの異名を持つだけのだけの事はあります。ただ事が始まるのがちょっと遅いので結構焦らされますが、後半はそれを差し引いてもかなりのトンデモ展開になるので覚悟しておいてください(笑)。 今作以降の作品は数も少なく内容もイマイチなのが残念。初期作品のようなスーパーノンジャンルなジェットコースター小説をまた書いて欲しい。 ぜひ「二重螺旋の悪魔」、「ソリトンの悪魔」も電子化お願いします。

    2
    投稿日: 2014.07.26
  • 壮大なスケール…

    この作者さんの本はいつも 物凄いスケールですね。 国内の話しなのに、内容は 地球規模。 多分、徹底的に資料を集めたり 文献を探したり、と… 大変な労力だったのでは? なかろうか、と、いつも思います。 個人的に大好きな作者さんです。 読んでみればわかりますが、 きっと物語に引き込まれますよ。

    3
    投稿日: 2014.07.08
  • tsuyoshimatのアイコン
    tsuyoshimat
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    日本神話にひっかけたSF。最後のB級ホラー的な展開はちょっとどうかな、と思うが、そこに至るまでは神話と科学を織り交ぜたストーリーがよくできていて、かなり面白く読める。とくに宇宙の暗黒物質の部分はすごい発想。

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    投稿日: 2012.06.02
  • ヨシのアイコン
    ヨシ
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    古代ロマンに興奮しますた。古事記・日本書紀にまでつっこみますよ。んでもやっぱSF色強くなっちゃって、ラストちょいスゴすぎるけど。

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    投稿日: 2006.11.12