
総合評価
(2件)| 0 | ||
| 1 | ||
| 1 | ||
| 0 | ||
| 0 |
powered by ブクログなっ…なんだこれ。なんだこれ…なんだこれ? 主人公がまったく分からない。ただの馬鹿、変態…かと思いきややっぱりただの馬鹿、変態なのだろうか…。いや、主人公よりも文章が変態。不具合が発生したPCのカーソルなみにあらぬところに吹っ飛ぶ。とりあえず…次の巻読むか…。
0投稿日: 2015.03.08奇抜な小説です
ヘンな小説です。異世界を舞台にしてますが、魔法的な何かは一切登場しません。完全な学園もので青臭い青春物語です ネルリは蛮族の王女様的な存在で、舞台は異部族達が集まってくる高校です。主人公はカルチャーギャップに驚いたりしながら、クラスメート達と友情をはぐくむわけですね。 一方で、学校は強力な自治会を有しています。ところで、自分もその手の組織の会合に参加させられた事がありますが、次の会議の場所だの名称だのを真剣に1時間くらい議論してました。その他にも、ビックリするくらい意味のない事を真剣に話し合ってました。まあ、主人公もそういう経験をする訳です。政治って奴ですね 後半では、大きなトラブルが起こり、友情と自治会の立場が両方危機にさらされ、主人公が奮闘します なぜか読んだ事がある青色革命(石川達三:1953)と、ちょっと似た読後感です。その理由は、全体的に熱い、政治問答がわりとストレートに出る、未来は明るいと思わせる感じで終わるなどです。現代が舞台だと、学生の自治会をはじめとした政治組織は、カリスマ会長などのキャラクターの香り付けにしか使えないですから、架空世界にしたんだと思います。そういうわけで、内容は温故知新的な感じですが、一回りして目新しい題材で、うまく仕上がっていると思います。この人のヴァンパイア・サマータイムも個性的でしたが、本作も個性的ですね。こんなテーマでは一般小説でも出せないでしょう。ラノベという大量に弾がばらまかれるジャンルだから出せたんだと思います。オッサンがラノベ読むんならこういうのこそ読んだ方が面白いんじゃないでしょうか さて、最後に欠点も。ラノベだとありがちなんですが、文体が独りよがりです。この手の文体って多いけどほぼ失敗してて面白くないんです。ヴァンパイア・・・では普通の文章になってたんですが。内容が奇抜なのだから、文章はストレートで良いと思います。
0投稿日: 2014.06.26
