
総合評価
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powered by ブクログ三島由紀夫『金閣寺』が紹介されているので読む。既読作品の解釈だけ読んで、長らく積ん読していた。今回、これまで避けてきた未読作品についても読んでしまう。 巻末「王道ミステリーの楽しみ」では慎重にトリックに触れないようにしているが、小説は全て広義のミステリーである。『魔の山』のアレは知りたくなかった。 西原理恵子のマンガは不羈奔放で面白いけれど、361頁『ジェダイの復讐』の扱いにあきれた。「スターウォーズは結局ただの親子ゲンカで、最後に親父を手で投げた」。……ホントに観たのだろうか?
0投稿日: 2021.06.02
powered by ブクログ清水西原ペアの今回は文学ネタ。 清水の文章にあるちょっとした毒も楽しいけれど、西原のぶっちゃけた感想の方がより役に立ちそうな感じですね。(^^; これだけ、名作を取り上げているのに、自分が読んだことがあるのがポーの「黒猫」だけってのは、やはりちょっと問題を感じないわけではありません。(^^; ま、特別講座でまとめられている中には、読んだことがある本がたくさんあったので良かったということにしましょう。(^^; 古典作品世界の時代背景って、なかなか専門家が「常識だから」と言って取り上げてくれないので、こういった本で時代背景などを加味した読み方の解説があるといいですね。 こういうサービスをつければ、古典もまだまだ売れると思うんだけどなぁ。
0投稿日: 2018.11.12
powered by ブクログ清水氏の西原氏に対する評価、「この人は大した小説読みだ」は、清水氏に悪気はないのだけど、教師が生徒に対してよくやる評価(褒めているようだが、こう評価するのは自分より下と見なす人に対してのみ)である。この評価に喜ばず、それに敏感に反応した西原氏の反射神経はさすがである。
0投稿日: 2017.01.12今の感覚で読んでも面白い過去の名作たち
私はほとんど国語の教科書で名作とされていた小説を読んでいない。 夏休みの課題図書に指定されるような本は文章が古かったり、なんかいやな気分になるやつが出てきたり、何がいいたいのかよくわからず、のめりこめなかった。 夏目漱石、川端康成、三島由紀夫、谷崎潤一郎、志賀直哉、ドストエフスキー・・・ どれもこれも中学生、高校生の時もダメで、本棚に置いたままにされてしまうことばかり。 そんな人間だからか、 「文学史に燦然(さんぜん)と輝く20作品を、シミズ博士のウンチクとサイバラ画伯の過激なマンガで大胆に解釈」 という紹介文に惹かれ、ざざっと名作の説明がされているのなら読んでみるか(サイバラ結構好きだし)、ということで本書を手にした。 ポイントは2つある。 1つはシミズ博士の歯に着せない正直な書評と、現代の私たちから見たときにおける名作の価値の発見 2つはサイバラの時にはレビューすべき本を読まないで作家のイメージだけで文句をいったりする型破りのマンガ シミズ博士の博識でありながら平易な文章で、本をそれほど読まない人でも名作と呼ばれる所以がしっかりわかる解説はすばらしく、敬遠していた本もむしろ敬遠するがゆえに楽しめるのだと感じさせる。中学生のころに感じていた違和感や生理的な気持ち悪さそのものが文学の味なのだと説く。 大人になったからかもしれないが、紹介されていた泉鏡花「高野聖」を読んでみると(青空文庫でリーダーストアで無料で読める!)、なるほど不気味さが類を見ない文体で表現されており、のめりこみ過ぎて電車を乗り過ごしてしまった。これには驚いた(汗)久々に読書にのめりこむ体験を味わった。 サイバラのマンガは面白いと感じられるところ(泉鏡花の名前が気持ち悪いから読みたくない、とか)と、お前さすがにもうちょっと仕事しろ、と思う乱暴すぎるところがあったが、よいスパイスになっているかな? 新しい本に手を出したいけど何を読んでよいかわからない人、普段マンガばかりで本をあまり読まないけど名作を読んでみたい人にはとてもよい本です。 紹介されている本が気になったら、検索すると青空文庫でたいていでてくるので、無料ですぐダウンロードして、解説と本編を行ったり来たりしながら読めるのは電子書籍のうまい使い方だと思いました。
3投稿日: 2014.06.09
powered by ブクログ著名な図書について粗筋をつかむことができたのだが、やはり頭に残らない。世界文学などは、清水さんらしく簡潔に紹介してくださっているに関わらず、読みたいという意欲を掻き立てられなかった。
0投稿日: 2014.05.17
powered by ブクログ古い名作が結構多かったので、実は読んでませんでした・・・というのがかなりありました。面白い読み方もあったけど、え~、そんな筋やったんかという内容のもあり、読みたいと思わせない作品も。ええんか、それで?西原さんの鋭いつっこみは良かった。
0投稿日: 2013.06.15
powered by ブクログ独自視点?の略解が楽しかった。そして西原氏のシモネタ全開の粗い漫画もナイス。ちょっと電車内で読むのがはばかられるくらいの勢い。紹介された本のうち、数冊を所有していることが判明、読みたいと思う。
0投稿日: 2012.08.28
powered by ブクログ清水義範氏が古今東西の名作を語ります。 取り上げてゐるのは、誰もが少なくともタイトルくらゐは耳にしたことがある作品ばかりのではないでせうか。読んでゐるかどうかは別にして。私の場合、読んだことがあるのはざつと見て3分の1くらゐです。 名作といへども、必ずしも手放しで絶賛する訳ではありません。突つ込みどころは満載で、それが却つて読書欲を書き立ててゐるのが面白い。そんなに変な小説なら読んでみようか、といふ感じ。 絵を担当する西原理恵子さんは、基本的に本文に沿つた、あるいは関連する内容のカットを描きます。当然ではないか、と普通なら思ふのですが、彼女の場合さうとも言へないところが面白い。本書でも『ハムレット』ではとことんシモネタだし、『嵐が丘』ではiPodを買つたとかの近況報告に徹してゐました。 『ロビンソン・クルーソー』では「私は子供のころからこのロビンソン・クルーソーと十五少年漂流記が大っきらい」と切捨て、『細雪』では「今回は読まずにかく」「清水このケンカ買うたる」とぷんぷんし、言ひたい放題であります。やはりこの二人は噛合つてゐないやうで、実は名コンビなのでせう。 第1巻から第19巻までは基本的に1作づつ紹介してゐますが、最後の第20巻-第22巻は特別講座で、それぞれ「読書の秋におすすめの十編」「泣ける話に四苦八苦」「王道ミステリーの楽しみ」といふテエマになつてゐます。私としては、本編よりもこちらの方が興味深く、清水氏も伸び伸び書いてゐるやうに思はれます。室生犀星『蜜のあわれ』なんて、すぐに注文したくなりました。まだしてないけど。 やはり本書は清水氏のエッセイと、西原さんの突つ込みを楽しむ本で、自分の読む本はやはり自分で見つけたい、と再認識したのでした。『蜜のあわれ』は読みたいけど... http://genjigawakusin.blog10.fc2.com/blog-entry-167.html
1投稿日: 2011.12.05
powered by ブクログ『坊っちゃん』『ロビンソン・クルーソー』『伊豆の踊子』『ハムレット』『罪と罰』―。文学史に燦然と輝く20作品を、シミズ博士のウンチクとサイバラ画伯の過激なマンガで大胆に解釈する。名作を読まなくても楽しめる、新機軸のブックガイド。清水義範が選ぶ泣ける物語ベスト10、王道ミステリーベスト10も収録。
1投稿日: 2011.03.06
powered by ブクログ古今東西の、有名どころ本の感想…というか 突っ込みどころ? になるんでしょうか?? あれの意味が分からない、これの意味が分からない。 けれど分かれば面白いのもあるよ~でも理解できない。 みたいな内容は、感想、でいいのでしょうか?w 途中にある漫画は、内容に沿っているものもあれば まったく沿ってなくて、我が道を走っている事も。 続きものになっている部分もあって、別々に読んだ方が お楽しみはあるかも知れません。 聞いた事はあるけれど、あらすじ程度しか知らないものから それすら知らないものから、題名から知りません、まで。 ちょっとした興味はわきましたが、最後まで読むと 読まなくてもいいかなw という気分にさせてくれます。
0投稿日: 2010.09.13
powered by ブクログ清水義範・サイバラコンビはどっちも好きなのですが、買ったらいつもサイバラさんのマンガを先に読んじゃいます(爆) で、マンガだけ読むと、ここに載ってる「名作」が全部「駄作」に突き落とされてますけど、出版業界的に大丈夫でしょうか(汗)
0投稿日: 2010.05.29
powered by ブクログ本文を読まなくても サイバラさんのまんがだけ読んでいるだけでオモロくなってきます 祝 手塚治虫文化賞受賞記念まんが オモロすぎっす!!
0投稿日: 2009.07.22
powered by ブクログいわゆる「世界の名作」を大真面目に紹介する清水義範のパートだけでも、それはそれで面白い。やっぱ古典は読んどくかなあ(…時間があれば)と思った。それにしても、りえぞうさんはやっぱし結構本を読んでいる人なんですね。
0投稿日: 2009.07.07
powered by ブクログ定番のサイバラさんとのコンビエッセイなのですが、「魔の山」解説のときのサイバラさんの漫画には笑った。 「しかしインターネットなぞであっという間にあらすじのわかる今、わざわざこの本を買って名作を読んだ気になる人なぞいるのだろうか?(企画的にまず失敗でないかと)」 「清水さんのファンが喜んで買うんじゃないですか」 言い当てすぎである。さすがサイバラさんです……。 でもこの本は、五分で読む名作(だっけ?)みたいなあらすじ読んで名作知ろう本的なものじゃなくて、どっちかっていうとアルファブロガーに「この本おもしろいよ、こんな感じ。あとは読んでみてね」って紹介されるのに似てると思います。好きな人が好きな本だと思うと、読まなくちゃ!って気分になる、そんな感じです。 だから清水さんのファンじゃない人が読むとおもしろいのかどうかは、正直わかりません('A`)どっぷり捕まえられてるから…… ファンなら買いです。あいかわらず清水さんかわいい。だいすき。 しかし清水さんって、なんかいつまでも40代オッサンのイメージがあるのですが、もう還暦迎えてるんですね。おっしゃることが凝り固まってないから、全然おじいちゃんっぽい印象を受けない。このままいつまでも柔らかい方でいてほしいです。かわいいおじいちゃんになあれ。
0投稿日: 2009.07.04
powered by ブクログハカセのちょっとずれたキ真面目さは相変わらず。少なくとも、このガイドを読んで面白そうだから読んでみようとはぜったいならない(笑)むしろ読んだことがある本を一緒に笑い飛ばしましょうぜ的読み方をする方が楽しいと思う。しかし、このラインナップを今どき全部読んでる人がいるとは思えましぇんvv この私でさえ「魔の山」など高校生以来何度挫折したかわからない。サイバラはムシロ鋭い、が今回下ネタ過ぎ;; 清水ファンの息子に先に読ませてしまったじゃないか!どうしてくれる!
1投稿日: 2009.06.07
powered by ブクログ坊ちゃん、ロビンソン・クルーソー、伊豆の踊子、ガリヴァー旅行記、細雪、ハムレット、陰獣、嵐が丘、高野聖、罪と罰、河童、 谷間の百合、濹東綺譚、黒猫、暗夜行路、ボヴァリー夫人、金閣寺、若い芸術家の肖像、万延元年のフットボール、魔の山、他・・・
0投稿日: 2009.05.26
