
不法救世主 1巻
篠原烏童/朝日新聞出版
作品詳細ページへ戻る
総合評価
(1件)4.0
| 0 | ||
| 1 | ||
| 0 | ||
| 0 | ||
| 0 |
オカルト時代劇のようでありながら、実はラブストーリー
篠原烏童さんの作品でも、とりわけ好きなタイトルです。 江戸時代中期、江戸吉原と長崎丸山という二つの遊郭を舞台に、親子二代にわたる戦いが描かれます。 救世主誕生を阻みたい組織の暗躍を描くのに、キリスト教が弾圧されていた江戸時代、そして唯一外交窓口が開いていた長崎を設定してくるあたりが、かなり特異な筋書きと言えます。 一方、障害が横たわる男女の恋愛がしっかり描かれてるのも特徴。 遊女たちの在り方や、異人とのままならぬ恋など、単なるオカルト戦記で終わらせない魅力があります。 全3巻で江戸時代編が終わり、転生した現代編『セフィロト』で物語が完結する流れになっていますが、この『不法救世主』だけでも十分満足できる密度の物語です。
2投稿日: 2014.05.16
