
医者の目に涙
石川恭三/集英社
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総合評価
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- honno-遊民"powered by"
18年ぶりに再読。 大学病院の教授だった著者が、患者たちとの出会いと別れを、読みやすい文体で綴った心温まるエピソードをまとめたエッセイ集。 「私たち医師が常に心がけなくてはならないことは、『病気を治すのではなく、病人を治す』ことなのである」 著者の医療に対する姿勢が如実に表れている言葉だろう。 ある患者の治療で、結果として患者の命を縮めることになった経験を語り、「どんなよい治療をしても、そのことが患者の命を縮めることになったら、それは最悪の治療である」とも。
5投稿日: 2023.07.14 - arare-teer"powered by"
一言で言えば、エッセイ1話につき人が一人亡くなっていく感じなのですが、 暗すぎず、事実をたんたんと、著者(医師)の思いも込めて、描かれていて、読みやすく感慨深いです。人の一生がこの薄い一冊にたくさん詰まっています。
0投稿日: 2014.02.23