
総合評価
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- ワッキュワッキュ"powered by"
入り込んで読めた。今まで自分が見てきた風景が綺麗で切なく、美しく表現されていて良かった。 その人にはその人なりの地獄があり、皆葛藤しながら生きているんだなと改めて感じた。
12投稿日: 2025.07.04 - 2186883番目の読書家"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
前読んでて、読み切ったのに気づいてなかった笑 うーん、これいつ読み切ったんだろ 覚えてないのが悔しいかも 大学生のいたーい!!っていう感じがリアルに伝わってきて、しかも、飾らない気持ちでみんな話してくれるから、私も大学生の時こんなだったわ〜って思えた笑 痛くて浅はかな感じ、これも青春だなって思えた笑
0投稿日: 2025.07.02 - なー"powered by"
何者、正欲に引き続き! 朝井リョウさんの作品は、読んだあとにもやもやしてしまうところが癖になる。。自分の考えをまとめるのに時間が掛かって、何回も読み返してしまう。 比喩がすごく綺麗だった。 性別や性格が異なる人物たちの描写が巧妙。 他の登場人物が語る章も読んでみたいと思った 翔多が形容されていた言葉、「大学生っぽい」ってなんだろう。飲み会して、合宿して、バイトして、授業に遅刻するような? 対照的に描かれていた礼生やハルは、才能ある「特別」な存在で、大学生っぽくない。。? でもそんな「特別」に見える人も、「何者か」になりたいっていう不安があって、理想と現実を埋めれない虚しさがあって、そういう葛藤そのものも「大学生っぽい」のかもしれないと思った
1投稿日: 2025.06.30 - ゆき"powered by"
朝井リョウさんの作品は人間の決して表には出せないようなマイナスな感情を上手く表現するなぁと思った。 全5章で様々な登場人物が出てくるが、それぞれの章で描かれる人物が繋がっていくのが面白かった。 登場人物は高校生大学生の若者。 何者かになりたいと、他人と比較し、劣等感を感じる。誰もが通る壁で、あの頃を懐かしく感じたし、まさにこの本で描かれるような悩みもあったなぁ。 「自分の目で見て、初めてわかることって、あると思うよ。」 インターネット等色んな情報が飛び交う現代社会やなおいて、真実を見失いそうになることは多いけど、自分の目で見て考えることが大事なのだと大人になった今、大切にしていきたい考え方だ。
0投稿日: 2025.06.01 - つきなし"powered by"
いいもの食い、部屋へ行くのもいい 回文好き 失恋の話はなんか胸が痛くなるから読みたくないのがわかった。読んでて面白くはあるんだけどね。気分落ち込んじゃう
3投稿日: 2025.05.25 - おでんくん"powered by"
自分の大学生活が懐かしく思えた。当時は特別なことは何もしてないし平和な学生生活やな〜と思ってたけど、そんな日々も今振り返ると青春やったんかなと思う。
0投稿日: 2025.05.24 - 有紀(ユウキ)"powered by"
19歳の少年少女たちの連作短編。何気ない会話のやりとりがとてもいい。片想いしている相手はまた別の相手に片想いしていたりして。迷ったり悩んだりしながら日々を一生懸命生きているそれぞれがきらきらしていて眩しい。
0投稿日: 2025.05.17 - ナカノ"powered by"
二十歳前後特有のモラトリアムが生々しいほどに描かれていた。高校生とはまた違う、俯瞰してるけどそれでいて至らない若さ、甘さ、身勝手さ、痛さ、その幸福さ。最初の物語を読み終わった頃は「自分にはありそうでなかった話だな。」という感想を持ったが、2つ3つと読み進めるうちに共感している自分がいた。宝物のようなその感受性はたしかに自分にもあった。痛く苦しく、たしかに自分の中で暴れ回っていた。 虹色の眼鏡をかけた彼は元気にしているだろうか。
0投稿日: 2025.05.08 - amber"powered by"
大学生の自意識、悩み、青春、夢みたいなものがすごく瑞々しく描かれていた。みんながみんな、何かしらの悩んでいて葛藤してて、でも逃げずに向き合っているのが眩しかったしかっこよかった。私もこんなに直向きに生きてみたいと思った。 短編集だけどそれぞれが関連し合っていて、読み進めていくうちに、こことここが繋がってたんだ!さっきの話ででできた人、こんな一面もあったんだ!という発見があったのが面白かった。
13投稿日: 2025.04.29 - ななつのおと"powered by"
連作短編集。朝井リョウはエッセイの方が好きで小説はそんなに追ってなかったのだけれど、昨日読んだ読書人のインタビューが良かったので『もういちど生まれる』を読む。ひとつめの「ひーちゃんは線香花火」で泣いてしまった。言葉選びが本当に繊細ですき。
1投稿日: 2025.04.29 - こたつ"powered by"
様々な関係性の中でそれぞれの視点での悩み、葛藤を描いた作品。誰かのことを羨ましいと思っていても、その人も何かしらの悩みを持っている。自分にはない何かが他人にあるとそれだけで完璧に見えてしまう。
0投稿日: 2025.04.21 - シフォン"powered by"
魔法使いにみえる魔法使いなんて、本当はこの世にいない というフレーズがすごく心に残った 誰かの視点では羨望の眼差しを受けていても、別の視点ではその人も何か悩みを抱えていたり、マイナスの感情を抱かれていたり。全てのパートが少しずつ繋がっていることで、そういう視点による見え方の違いみたいなものも描かれていて好きだった。 あとはやっぱり朝井リョウさんの文章が好き
1投稿日: 2025.04.15 - 上屋敷"powered by"
20歳を迎える5人の男女を描いた短編集。 かつて夢見た大人像と今の自分とのズレに違和感を覚える時期は、誰しもが通る道だと思う。また、その後も常に抱え続ける課題だ。20歳をとっくに過ぎた今も、私はその感覚を持ち続けている。 そういう意味で本作は、若者だけの物語ではない。 それぞれの短編がゆるやかな繋がりを持ち、登場人物たちは都度別の視点で語られる。誰かにとっての憧れの人物も、大きな劣等感を抱えていること、他人が羨むような立場の者であっても一人の人間であることが的確に語られているのが見事だった。 短編集という語り口ではあるが、没入力の高い一作だ。 LINEはあるが音楽配信サービスがないという、非常に限定的な時期を扱った作でもあり、歴史的一面を切り取っていて興味深い。 また、この手の文学作品にしては珍しく、主人公たちは明らかに「一軍」。バレー部やダンスサークル出身の朝井さんの経歴が生きている。読むたびに、ああ彼は真っ当に青春を過ごしたんだなと思い、目眩を感じた。
0投稿日: 2025.04.14 - ユッディ"powered by"
20歳前後の若者たちの、どうにもならない感情や行動が詰まった全5編の連作短編。 今から十数年前ぐらいの時代の学生たちの空気感がたっぷりで、もう少し若かった頃のフレッシュさを思い出してしまう青春小説でした。 各短編ごとで視点は違いますが、それぞれ程良く登場人物のつながりがあるので、あまり時間を置かずに読み進めた方が良かったかもしれないです。
8投稿日: 2025.04.05 - かなどん"powered by"
全員自分のようで、何処にも自分は居ないなと感じた作品。好きです。読み終わった後に自己の輪郭を辿ります。 朝井さんの作品で一番好きかも。
0投稿日: 2025.04.05 - andymori"powered by"
全てが少しずつ繋がっている短編集。 若い頃に誰もが通る悩みがリアルで、とても懐かしい気持ちになった。若い時に読むのと大人になってから読むのとでは違う感じ方が出来ると思う。
1投稿日: 2025.03.09 - hibi"powered by"
登場人物の一部がつながっているのが読者にだけ分かるスタイルで、読ませる。あれ、この人実はこんな一面があるんじゃないの?人物を本人、他人、また別の他人から捉えることで、更なる想像力を掻き立てられる。衝撃のデビュー作から2年目、当時大学在学中であった著者の感性が余すところなく生かされた1冊。
1投稿日: 2025.03.03 - ユメ日記"powered by"
大学生のそれぞれの葛藤、奮闘を描いた青春もの。恋に夢にそれぞれが一生懸命に生きている!!1話ずつで完結していると思いきや関係性が微妙につながっているのがとても面白い❣️
7投稿日: 2025.03.02 - tomo"powered by"
短編集。連作で、登場人物たちの関係が少しずつ重なっているので段々と親近感が湧いてくる。 登場人物たちが浮き世離れしていないのが良かった。小説の中の人、って感じはあるものの、言っていることや思っていることがすごく実感として理解できた。 文章の表現に、好きなものが多かった。『ひらがなで表すなら「あやめ」じゃなくて「つくし」みたいに、すべて一筆でさらりと書けてしまうけれどよく見るといろんな方向に開いているような、』とか『海を分母に、空を分子にしたら、1を超えるのだろうか。』とか、大好き。 何も情報ないまま読み始めたら、青春小説か恋愛小説みたいな雰囲気。ジャンルとしてはあまり好まないので、楽しめないかもーと思っていたけれどそんなことなかった。ひとつひとつのお話がどれも記憶に残りそう。若い頃に持っていた感情や持ちたかった感情がそこにはあって、モゾモゾするようなもどかしいような羨ましいような、何とも言い表せない気持ちになった。
5投稿日: 2025.02.24 - りょか"powered by"
学生ならではの葛藤や嫉妬、焦りを書かれているけれど、でも28歳のわたしにも確りと同じ気持ちになった。就活と20代後半に起こる、周りとの人生の進捗を比較して落ち込む感じはすごく似ている気がする。わたしも、お酒を飲まずにご飯を食べる相手がほしい。 解説まで含めて、よかった。
1投稿日: 2025.02.02 - 辻村深月"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
りなちゃんが読んでたから真似! 1話完結型だから読みやすいじゃん〜 って思いながら呼んでたけど あれ、さっきこの名前の人登場したよな、 似た境遇の人さっきいたよな ってなって、読み返したら全部繋がってた。淡く強烈に繋がってる!連作短編! ♡「ひーちゃんは線香花火」 彼氏がいるのに、別の人にも好意を寄せられている汐梨→ひーちゃんという女性から好意を抱かれる ♡「燃えるスカートのあの子」 バイトを次々と変える翔多→恋愛体質の男の子(笑)後に出てくるハル(遥)とはバイト仲間。梢の姉、椿ちゃんのことが気になってる。逆さ文字たくさん登場して面白かった ♡「僕は魔法が使えない」 絵を描きながら母を想う新→父を亡くしてから母に複雑な思いを持っていた。画家は向き合いたいものを書く。そうなのかもしれない。 ♡「もういちど生まれる」 美人の姉が大嫌いな双子の妹・梢→大切な記念日誰からもお祝いされない悔しさ。美人な姉は周りからチヤホヤされて幸せオーラ全開。他人と比べて自分が惨めに見える、比較をしちゃっている自分が嫌になる。なりすまして姉になろうとする、自分を変えるためにとんでもない行動に出る。梢は2浪して通ってる塾の先生(既婚者)に片想い。この相談を風人にしている。風人はひーちゃんに片想いしているが、ひーちゃんが汐梨にキスしたことを知っている。ここが繋がったの鳥肌だった(^^) ♡「破りたかったもののすべて」 才能に限界を感じながらもダンスを続ける遥→兄は画家...そう、新が尊敬している先輩、ナツ。ナツは大学でも絵の才能で褒められているのとは対照的に、遥は自分のダンスを褒めてくれる存在が2話で出てきた翔多しかいない。翔多が好きな椿とは高校の友人だったが、ナツも椿も生まれ持った「才能」 「努力をしていない」にすがって生きていると思ってる。だからこそ『わたしは目に見えない才能なんか追いかけない。誰の目にも見える努力で、欲しいものを勝ち取る』マインド。翔多とは共通の話題が椿ちゃんしかない。そんな椿ちゃんとの関係がぷつりと切れたら、ハルと翔多の関係も終わってしまうのでは、もう自分を褒めてくれる存在がいなくなるのでは、と怖くなる遥。ナツが書いた絵を破った犯人が弟だったとは。まぁ、んね。 みんな恥ずかしいプライドやこみあげる焦りを抱えながら一歩踏み出そうとしている。若者だけが感受できる世界の輝きに満ちた、爽快な青春小説。 本人目線では、ダメな自分でも、違う短編では憧れの存在であったり、今その一面だけで生きていけないということを果敢に描いている。 20歳のうちに読めてよかった。^_^ なんというか、ひらがなで表すなら「あやめ」じゃなくて「つくし」みたいに、すべて一筆でさらりと書けてしまうけれどよく見るといろんな方向に開いているような、ナツ先輩はそういうひとだ。⬅️この表現好き
1投稿日: 2025.02.02 - 麦"powered by"
だいぶ前に買った本でしたが、読み切ってみました。 昨日あまりにも時間をもてあまして読んでいたら100ページほど読んでしまい、2日で読了。 朝井リョウさんは1度図書館で「正欲」を読んでみましたが、少し難しい表現というかなんと言うかで当時中学生だった私の薄らかな記憶ですが本を閉じてしまった記憶でした。 どこかで途中で本を閉じてしまう気がしていたのですが、読んでると瑞々しい感性、繊細な表現。朝井リョウさんの表現の仕方が好きでした。大学生の青春みたいな感じの短編集にはなるのですがちゃんと繋がっていて、登場する名前を聞く度に頭の中でああこの人だ…と思い返しながら読むのが楽しかったです。 「ミルクティーの中に落とした角砂糖のように溶けて耳の中に沈没している。」 この表現の仕方ができるのは朝井リョウさんしかできないのだろうな〜と思いました。読まなかったのがもったいなかったかも。
2投稿日: 2025.01.26 - まいける"powered by"
朝井リョウさんのエッセイを読んでから小説を読むと落差が大きくて、まるで村上春樹さんのよう。比喩もまた然り。 19歳。若さゆえの痛みや悲しみ、コンプレックスに共感しながら、青春のほろ苦さを追体験する。青春の影を描くのが上手な朝井リョウさんに魅了され、どんどんのめり込んでいく。 連作短編の中で同じ人物が違う角度で輝き出す。 影を描きながらも、爽やかな後味。 特に「ひーちゃんは線香花火」「僕は魔法が使えない」「もういちど生まれる」がよかった。 朝井リョウさんの天才の片鱗がここにある。
97投稿日: 2025.01.26 - さくちゃん"powered by"
朝井リョウさんと多分思考回路が似ている気がする。 負の感情を徹底的に言語化してくれる朝井リョウの作品が大好きだ。 いつも自分の中でもやもやしている、もしくはしていたことをいつもビシッと物語の中で表現する。 朝井さん作品は朝井さんの思考と物語と、両方楽しめるのが好きです モラトリアムの渦中にいる自分には共感が止まらない小説だった。
3投稿日: 2025.01.24 - Rockin'Blues"powered by"
4.0/5.0 普通の大学生達の心情を描いた青春小説。 みんなそれぞれコンプレックスや痛みを抱えてそれでも必死に生きてるんだなー、なんて思いました。
1投稿日: 2025.01.06 - なな"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
朝井リョウの作品改めて好きだと思った。 うらやましいから、だいきらいとか、本当の私じゃないとか歪んだ感情が自分と重なった。 僕は魔法が使えないがとても良かった。
1投稿日: 2025.01.01 - りかこ"powered by"
朝井リョウの作品の中で選んでいた時に、まだ若者である今のうちに読もうと思って手に取った! 高校を卒業したけどまだ社会人にはなっていない、大人と子供の中間地点を書いた作品。短編集だけどそれぞれ完全に独立している訳ではなくて、どこか繋がっているような構成になっていて私は好きだった。 正直私には共感できる所は少なくて内容自体はあまり刺さらなかったけど、朝井リョウの文才に唸る一文があった。 「椿は私のそばにいることで「ひとり」から脱出し、私は椿から見上げられることで「すごい自分」を手に入れていた。」 若者特有の閉鎖的な社会の中、利害関係のあるような交友関係を表現している文だと思う。本当に朝井リョウ様は人間への解像度が高くて圧巻でした。 現時点で自覚は無いしそうあってほしくはないけど、もしかしたら自分も何者かになろうと、自分の世界を持っていると周りに見せつけたいお年頃だから共感できていないのかも。もっと精神的に成熟して今の自分への理解度が上がったら読み返したい。
1投稿日: 2024.12.29 - うるうる"powered by"
大学生くらいの年齢の5人が主人公の連作短編集。少しずつ繋がっている。 読み心地がよくてすぐに読み終わった。好きなのは「僕は魔法が使えない」と「破りたかったもののすべて」 若さ特有の感情や歪みを、しっかりと感じさせてくれる。私も絵を描くので、これからこんな風になるのかなぁ、と思ったり。「すごい」と言ってくれる人、またはその言葉の価値にしがみついてしまいたくない。まだ高校生だけど、いろんな若さと青春があるな、何になっても楽しめればいいかなと思う。 やっぱり朝井リョウさんの作品だいすき。
7投稿日: 2024.12.21 - フトシ"powered by"
人の内面とか本音とか描いてるのに、綺麗なお話にまとめられてて、完成度が高いお話でした。 最後にあの話で終わるところが、ハッピーエンドでもバッドエンドでもなくて、朝井先生っぽいって思いました。
0投稿日: 2024.12.18 - shokomama"powered by"
初めての朝井リョウでしたが、「桐島、部活やめるってよ」があまりにも戦慄デビューで名前だけがもてはやされている気がして読む事が無かった。しかしブクロブの中で朝井リョウさんを読んでいる人の多い事と言ったら...もしかしたら私の先入観で読まずに終わる事で後悔するのも嫌だなぁと手にしてみると、私の息子(次男)と同じ歳なんだーと思いながら読み進める事丸一日あっという間に引き込まれてしまった。危ない危ない^_^;昔短大の頃に抱えていた焦燥感、他人の目を気にしながらも自分らしく有りたいとアルバイトに精を出した2年間、彼氏(現旦那)と一緒に居たくてついた嘘など若者特有の感受性。今考えると子供から大人になる為のステップだった様な気がするけど、あの時期があったから私は社会に出ても直ぐ働く事に納得して結婚して今があると思う。「僕は魔法が使えない」が一番好きだ。ナツ先輩と新君の会話が好き。それを作者が表現すると『自分が向き合いたいと思ったものを描くことが1番いいよ。まだ冷やし抹茶の風味が残っているくちびるで、小さくそうつぶやいてみた』とか『描く対象は、本当に向き合いたいもの。口に含んだレモンティーは、レモンの涙が集まったような味がした。』とか『魔法使いに見える魔法使いなんて、本当はこの世にいない。』作者は本当に男性なの⁇こんな表現をする男性は周りに居ない。又次何を読もうかなぁ...
5投稿日: 2024.12.06 - えりか"powered by"
どうしても生きてるが社会人の短編集に対して、こちらは学生の短編集 未来への葛藤とか悩みが大学生、専門学生らしくて大学生の時にこれ読みたかったなって思った。
0投稿日: 2024.11.21 - Tomohiro"powered by"
『何者』、『何様』に続く朝井リョウ作品の購読でしたが、とても良い内容でした。思春期から大人に至る若者の自覚と苦悩を読者の記憶に訴えかけるように表現しています。読み進める度に学生時代の情景が蘇る1冊です。
1投稿日: 2024.11.12 - 雪兎"powered by"
高校生の苦悩は『桐島部活やめるってよ』や『チア男子』で大学生の…というよりは就活…何になりたいかという苦悩は『星やどりの声』の光彦の章で描かれていましたが、ここまで大学生の悩みや劣等感に触れた作品は『もういちど生まれる』が朝井リョウさんの作品で初めてではないかなと思います。 大学生が抱く悩みというのは小中高とはまた違ったものだと思うのです。学生という身分ではありますが、大人に片足を突っ込んだような身でもある。何をしてもいいし何もしなくてもいい。だからこそ何者でもなくなったこの期間で自分の悩みや劣等感と向き合って「もういちど生まれる」のだと思います。 題名にもなっている「もういちど生まれる」の章が1番好きです。
0投稿日: 2024.10.13 - マル"powered by"
何者でもないひとを書くのが上手い 自意識に苦しめられる姿に同族嫌悪 結局、翔太みたいな人が1番好き 自分は誰かに比べて何かを分かってると勘違いしないようにしようと思うのは、その姿が他人の目に痛々しく映るのが嫌だからだし、自分の凡庸さへの理解で周りと一線を画したいという自意識の表れでもあるような気がする がんじがらめで動けないから1番イタくない生き方のマニュアルが欲しい
2投稿日: 2024.10.12 - ざき!"powered by"
青年期、自我形成期に誰もが直面するであろう葛藤をそれぞれの短編の作品の視点から描き出しているように見受けられた。 それぞれのストーリーが部分的に繋がっており、違う視点での物語も見ることが出来るという設定が斬新かと思った。 大好きな本で 時々読み返しています。 大学生に勧めたい本。
4投稿日: 2024.10.10 - 不飽和脂肪酸"powered by"
非常に良い作品でした。 10代後半の民はどれかひとつに共感すると思います。私は特に主題にもなっている「もういちど生まれる」が1番好きです。 それは誰もが一度は抱いたであろう劣等感を成仏してくるようなお話だと思います。
1投稿日: 2024.10.07 - ギータ"powered by"
結局のところ、何が言いたいのか、どういう風にもう一度生まれるのかが分からず、自分には少し難しかった。
1投稿日: 2024.09.11 - ちょこち"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
オーディブルにて。 ◎ひーちゃんは線香花火 彼氏がいるのに別の男子からキスされて好意を寄せられてる…と思いきや。 ◎燃えるスカートのあの子 ーーー俺もれおもまだ何者にもなれなくて、でも何者かになりたくて、ビジュアルをビジュアルと言ってみたりするんだ。 「何者」のオマージュかのようなフレーズが所々あったけど、何者より先に出版されてたのか。 ◎僕は魔法が使えない 美大生の主人公。本当に向き合いたい物を描くといいと言われるが、彼が本当に向き合いたいものとは。 ◎もういちど生まれる ーーーどうして私は妹なんだろう。椿はきっと、母のお腹の中に転がっていたものを全て持って外に出て行ってしまった。 ◎被りたかったものの全て 才能がある者を軽んじて、自分の努力の方を過大評価する主人公。 共通する登場人物がちらほら出てくるけど、多すぎて掴みきれないところもある。 でも全ての物語を読むことで全体を理解できる。
0投稿日: 2024.07.27 - srgkhnk"powered by"
中学生くらいに読んだからあんまり内容の深みはわからなかった。 今になってもう一回読んでみてもいいかもしれない。
0投稿日: 2024.07.22 - ちひろ"powered by"
子供と大人の狭間にいる若者の瑞々しさが光る作品。憧れのあの人も劣等感を抱いていたり、「何者」かになりたいと切望したり、周りの目に映っている自分の虚像と素の自分が乖離していたり。自分と向き合い悩みつつも生きていく姿を徹底的に書いている。
0投稿日: 2024.07.06 - さち"powered by"
こうやってひとは死ぬんだと思った。残された者の両手にありあまるほどの「そのひと」を残したまま、そのひとはもう二度とひっくり返されることのない砂時計になる。やがて記憶はどんどんこぼれていく。両手に何もなくなっても、もう、そのままだ。 俺が本当に向き合いたかったもの、向き合わなければならなかったのは、母さんだった。それはきっと、足し算よりも簡単で、ほうきで空を飛ぶよりも難しいことだった。
1投稿日: 2024.06.26 - 独諸"powered by"
やっぱ朝井リョウって読みやすい文章を書く人だなと作品を読むたび思う。 短編小説集だけど、この中でも自分はもういちど生まれると翔太が主人公の文章がすごい印象的だった。特に翔太が大学生を無責任を背負って、自由を生きているみたいに分析していたのがすごく刺さった。
2投稿日: 2024.06.11 - しーぷ"powered by"
大学生の今読むのが1番いいタイミングだったと感じる作品。一人一人の表面上の姿と裏にある感情がリアルすぎて時々苦しくなった。同時に、自分の在り方を考えさせられた。 短編の繋がりが理解しきれてないのでもう一度読み直したい。
0投稿日: 2024.06.11 - lacchanl"powered by"
各章で別々の大学生や専門学生の視点から描かれる短編集。各登場人物が絡み合って、自分は何者なのか、何者かになれるのかと葛藤する心理描写が上手。他人から見えるイメージと自己認識とのギャップも絶妙。
1投稿日: 2024.06.02 - 2015691番目の読書家"powered by"
短編集の登場人物が繋がっているからこそ、誰の視点から見るかで見え方が全然違っておもしろかった! 子供でも大人でもない20歳前後ならではの感情が、少し懐かしく感じてしまったけど、すぐ人と比べたり、見栄をはってしまったり、そういうところは年齢関係なく悩んでしまうのかもしれないな、と思った。
0投稿日: 2024.05.19 - まな"powered by"
各話読んでても話が離れ過ぎていないというか、あ!この人さっきの話で出てきた人だ!ってなって、それが読んでてすごく楽しかった。 私と似てる主人公もいれば、私と全く違う振る舞い方をする主人公もいたけど、そういう主人公たちの抱えてる痛みとか不安が、なぜだかすっと自分の中に落ちてきた。 どのお話も好きだったけど、特に表題作が心に刺さった。 ''別に椿みたいになりたいわけじゃない。ほんとうは、きっと、椿と同じ、1になりたいわけじゃない。私はずっと、ほんの少しでも、今の私から変わりたいだけだった。'' この言葉を見て、私のモヤモヤを形にしてくれてる!って嬉しくなった。誰かになりたいわけじゃないけど今の自分も好きじゃない、そんな私に方向性を見出させてくれた言葉。半歩でもいいからゆっくりゆっくり変わっていきたい。
1投稿日: 2024.04.03 - ひこ"powered by"
よかった 何者かになりたいって思いと大抵なれないっていう現実に薄々気づきながら生きていくの既視感あった 「もういちど生まれる」がよかった 誕生日のくだり共感できた 解説がいい 自らの黒い感情に苦しんだ彼らには必ずある光が待っている。自分で自分の光を見つけ出す。小さくても頼りなくても間違いなく光である
2投稿日: 2024.03.29 - 絵麗"powered by"
モラトリアムか 「海を分母に、空を分子にしたら、1を超えるのだろうか。泣きたいのを我慢しているような空を電車の窓から見上げると、イヤフォンが少し動いて、耳の中から音楽がこぼれ落ちそうになった。」 この冒頭にわたしは震えた
2投稿日: 2024.03.25 - 鈴"powered by"
物語に現れる沢山の人生が一面的ではなく様々な角度から描かれていて、その一人一人をより奥深く感じられる作品だった。何者かになりたい想いと、何者にもなれない諦めが混在する若者たちの毎日が自分とぴったりハマって共感の連続だった。
1投稿日: 2024.03.21 - コチリーヌ"powered by"
明らかに自分の大学で、ああこれはここだとかこういうひといるよなとかやたら描写がリアルに見えたし、だからこそ「無責任を背負って、自由を装っている。」って言葉が刺さって抜けなくなった。 意図的にひらがなで書かれてるんだろうなって所も苦しかった。 でも、ただ日常と絶望を突きつけるだけじゃなくて私たちの、「私たちの」大切な日々を描いてくれてた。
17投稿日: 2024.03.13 - とんかつソース"powered by"
20才の若者を描いた作品。裏表紙の「若者だけが享受できる世界...」と記載通りの内容であった。特に最後のハル(遥)目線の物語において、周りは努力をしていない、自分は努力してる特別な存在だと思っていたが、努力が報われない。若者が世の中現実を知った時の感情を作者の巧みな表現で描かれており、朝井リョウ作品の素晴らしさが凝縮されていると思った。
0投稿日: 2024.03.06 - なな"powered by"
朝井リョウさんが書いた本をまだ読んだ事がなく手に取ったこの本、「もういちど生まれる」。 一人ひとりが生きる世界の広さを、そしてその世界が少しずつ重なって、世界が息をしているのだということを改めて感じました。 もう一つ。本書の「破りたかったもののすべて」を読んで、少し前から私の心にかかり始めた霧がどうして晴れなかったのか、何故濃くなったり淡くなったりするのか、気が付きました。 私は幼い頃からピアノを習っています。当時からピアノを習っている、ピアノが弾けるということで、よく「すごいね」と言われました。今でもそういうことがあります。そう言ってもらえることは凄く嬉しかったですし、自分ってすごいのかも、なんて思ってる時期もありました。 ただ、段々とピアノに、音楽に向き合うようになり、ただ楽譜に書かれた音符を弾くことだけがピアノを弾くということではないのだと感じはじめました。そしてその頃から、これまで何度も受け取ってきた「すごい」って、一体何なのだろうかと考えるようになりました。 私の中で、ピアノを弾くというのは、単に楽譜に書かれた音符をなぞることではありません。その曲を作った人が込めた想いも含めて、その曲の中に私が見た世界を、自分以外の人にも見て、聴いて、感じてもらうことです。 私は、私の音楽を、私の見ている世界を見て聞いて感じて欲しいと強く想っているのだと気付きました。そしてその想いが私の心と、私の音楽への道を照らしているのだと気が付きました。 この世界には何十億人もの人々が生きている。だけど、自分のことを「わかって」くれる人なんてきっと何処にもいない。そんな思いを抱えながら歩んできた私の世界に、少しでも耳を傾けて、感じてくれる人がいてほしい。 時々私の世界を見てくれる人がいます。その人達は私の心の霧を少しだけ薄くしてくれます。 私が私の音楽をまっすぐに見つめてほしい、と思うのは、自分はひとりなんだという感覚を誤魔化したいからなのかもしれません。 本書を読み、心にかかっていた霧が一気に晴れた感覚がしました。今はそれこそ'瑞々しい'日々を過ごしている私ですが、この先、この瑞々しさを失った後、この本をまた読みたいなと思います。
2投稿日: 2024.02.28 - 颯馬"powered by"
◯挑戦する人をバカにする人の愚かさにスポットライトが当たった一冊。 直視したくない現実を見させられる朝井リョウさんの本は、読んでいて、考えさせられる。
1投稿日: 2024.02.25 - あやの"powered by"
子供でもない、大人でもない そんな時間を生きる若者の、きっと特別ではない日々を読んだような感じ 高校を卒業して社会人になるまでの自由を与えられた時間は、同時に一人間としての責任を負うことになるけど、実際はその反面無責任な人間の集団であって それぞれ生きる道を示された人、開拓していく人、まだ見えてない人、いろんな人がいるんだけど共通しているのが誰もが心のどこかに鮮明では無い未来に対する不安を抱えながら日々を生きていること 私は4月から社会人になる、本当にこの本を読むタイミングがよかったなって、不安とか孤独とか、自分だけじゃないんだって感じられたな 何が言いたいかと言うと、モラトリアムを客観的な視点から読めたのが良かったかなぁー
1投稿日: 2024.02.24 - Mirei"powered by"
汐梨、ひーちゃん、風人、おぜき 椿、梢、翔多 ナツ先輩 ハル(遥)、ありさ あっさりと飄々としているように見せて、 悟られないように蓋をしている気持ちを 見透かされたような作品でした。 「河口湖の夏合宿」という 誰もが経験しているようなイベントを背景に それぞれの視点でそれぞれがちょっとずつ 何かに悩んでいる様子が リアルだなと感じました。
2投稿日: 2024.02.18 - ホンヨミ隊"powered by"
やりたいことをやってるつもりだけど お前らとは違う自分でいたいから動いてしまってるとき。わかる。 でも、本能だからそう思うのは仕方ないし、 そう思う瞬間があっても、自分一人の空間で夢中になる瞬間が1秒でもあって、その瞬間が少しでも長く連なるようになった時、自分が勝手に形成されていく。こう見られたいで動いてもいい、こう見られたくないで動いてもいい。とにかく夢中になる瞬間を忘れるな。って自分に言い聞かせて過ごしてます。
5投稿日: 2024.02.07 - れふぃ"powered by"
どう生きて、どういう人生を送ったらどう他人から見てもらえるのか、でも見てもらうだけ、外側だけじゃなくて、大切な人には自分の内側本当を見てほしいでも、言えないみたいな10代なので共感しまくり。
3投稿日: 2024.02.01 - ゆきんこ"powered by"
右肩上がりに面白くなっていく。これが朝井リョウの作品が映画になることが多い理由なのかもしれない。 大学生たちの群像劇。文体も子供っぽい表現からどんどん大人びていくような変化も楽しめた。あの頃を通り過ぎた今、共感にまみれた胸をじくじくえぐってくるような痛みが新鮮だった。
3投稿日: 2024.01.11 - あら"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
・朝井リョウの美しい表現に脱帽する。 ・短編集とあなどるなかれ。すべての作品に心動かされ、涙しそうになった。 ・リアルで切なくて、誰もが味わったことがある黒い感情や目を背けたくなる感情も率直に描かれていて、読みながら少し苦しくなった。 ・比喩が巧みで日常を一般化する能力の高さを感じる。
2投稿日: 2024.01.07 - たこやき"powered by"
短編連作集でした。19歳、20歳の大学生や浪人生の日常と、ささやかな葛藤を描く作品。名前は変えられているけど、舞台になっているキャンパスが明らか早稲田なのも興味深かった。表題作にもなっている最後から二つ目のお話が、苦しいけど好きだなあ。全体がかなり薄いのでサクッと読めました。
0投稿日: 2024.01.07 - 太田"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
子供でも大人でもなく、だからといって自分が何者なのかすらわからない。だから他人と比較して自分の特別性を誇示しようとする未熟さを感じました。ただ今ある自分を認めて初めて、新しく生まれ落ちるというオチが、タイトル回収になっていたのかなと思います。 連作短編だったのでそれぞれの人物像がより多面的に描かれていて、若さで拗らせたような複雑な心をより強調していたと思います。 「破りたかったもののすべて」であった、普通になることへの勇気や体だけの努力などの描写が個人的にかなり刺さりました。
0投稿日: 2023.12.20 - 納豆菌"powered by"
若い時期に悩みがちな人との比較が今の自分と重なるため考えさせられた。結局周りからキラキラして見える人も独自の悩みがあり、自分の人生を精一杯生きているのだと感じた。 中学生の思春期ではなく、将来と向き合い始める大学生の視点で話が進んでいくのも良かった。 "自分は何者なのだろう"という自分自身との葛藤ではなく、他者との競争の中で自分を見失いがちになる大学生にあるあるな悩みを言語化しているところが自分と向き合うきっかけを作ってくれる小説だと感じた。
1投稿日: 2023.12.17 - 万ジョン次郎"powered by"
何ものにもなれない自分、あの子になれない私…とかの自分コンプレックスが詰まった本だった 短編の主人公5人それぞれのコンプレックスが細やかに描かれてて、共感できるところも多かった
0投稿日: 2023.12.09 - へらぴょん"powered by"
読んでた高校生の頃を思い出す… 朝井リョウさんの小説読みやすいので、本にゆかりがなかったり久しぶりに読む!みたいな人でもぜひ読んで欲しいなあ…
0投稿日: 2023.12.05 - ラモス"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
章ごとに主人公が変わる。主に大学生の話。 他人のことを意識してそれぞれが生きてきているけど、 思ってる人には思いは届かなかったり、 他の人から思われていたり。
0投稿日: 2023.12.05 - みなしゅん"powered by"
朝井リョウさんはなんて素晴らしいんや 短編集やが、1つ1つが繋がって、視点が変わることで、うまくいってそうな人でも劣等感抱えてて、、みたいな描写素晴らしいほんまに
0投稿日: 2023.11.27 - 拓海サンタマリア"powered by"
短編でありつつ1つ1つの物語が相互に絡み合っているのは好きなポイントだった。語り手の視点を動かすことで、ある話で写っていた人の見え方と他の話でのその人の写り方が大きく違っていた。それぞれがこれからの1歩を踏み出すというような気づきや変化を持っている点は面白かったものの、そこに至るまでの話の展開や物語の締め方が少し物足りなかったように思う。
0投稿日: 2023.11.26 - ぱられる"powered by"
青い。子供と大人の間の感じ。ゆらゆら焦ったり考えすぎたり。青いなって思える年齢になったのを実感しちゃう
0投稿日: 2023.11.03 - 1762154番目の読書家"powered by"
連続短編集、次はあの子の話だ〜とページを捲る度ワクワクが止まらなかった。“あったかいものとあったかいものが合わさると、とても愛しくなる”←気に入った一文です。
0投稿日: 2023.10.30 - xxxxxx"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
図書館で借りた 一気読みしたらもっと楽しめたはず 短編集だけど登場人物が繋がっている 大学生の一見キラキラ部分も、本当は黒い思いがあることがわかる内容になってる 後味は良くない 共感できることも多々ある みんながみんな何かしら悩みはあるんだろうな 自分もそーだったな、と思いながら読んだ
0投稿日: 2023.10.28 - はっさく"powered by"
表紙の線香花火みたいに、儚げに光り輝く一瞬を閉じ込めたような連作短編集。「たっぷりと膨らんで。ふるふる震えてこぼれおちそうに揺れて」なんや、きゅーんとしてしまいました。
8投稿日: 2023.10.18 - りりり"powered by"
あらすじに惹かれて読んでみた。 一見バラバラの短編集のようで、実は繋がっている。それぞれの短編の登場人物たちをさまざまな角度から見ることができるものだった。自分の年齢と割と近い人物たちの話だったから共感できる部分が多い作品なのかもしれないと思っていたが、読み進めると何故か客観的にしか見れなかった。残念と思う反面、自分は悩み少なく生きてきたのかもしれないと思った。ただ、キラキラ輝いている人もそうでない人もそれぞれ何かを抱えて生きていて、見えている面だけが全てじゃないんだなと思った。
1投稿日: 2023.09.30 - 1391056番目のしお"powered by"
連作短編で読み易かったし、お互いのことをよく理解できて面白かった。 1話目を読み終わった時、この作品好きかもしれないと感じて全部読み終わった後やっぱりとても良かったと思った。 「燃えるスカートのあの子」と「破りたかったもののすべて」が良かった。 リアルな感情が読み取れる上にフィクションでも厳しい現実を突きつけるような展開と表現が面白い。 好みだった2つの話は、悲しいけど本当にリアルに読者を揺さぶるような結末でとても響いた。
5投稿日: 2023.09.30 - 1902621番目の読書家"powered by"
なんで言い表したらいいかわからない心がウキウキする感じや嫉妬の感情とか言語化するのがすごい本だなと思った。私が好きなのは美大生の話。2人の関係性も好きだし、モデルと主人公の会話も好き。それぞれの話は同じ時を生きる同世代の若者で全く関係がない人同士でも何か繋がりがあるって感じられるのもいいし、それぞれみんなにはいろんな面があって自分が見てる面だけが全てじゃないっていうのをすごく感じた。ひとりひとり人生があるっていうのが改めて実感した。
2投稿日: 2023.09.12 - 西"powered by"
朝井リョウさんが10年以上前に執筆された小説ということで、興味を持って読んだ。 特に心に残ったフレーズをまとめる。 ・これは、自分のまわりにあふれる「すごい」の中に溺れて、ダンサーになる以外の夢を見ることができなかったころの、私だ。 ・他人に、自分を、こんなふうに見せていたことが、恥ずかしくて、寂しくて、悲しくて、耐えられなかった。私はこんなふうに踊れない。こんな将来を手に入れられるような努力も、本当はしていない。兄貴まで嘘をつくのはやめて。兄貴まで、本当の私を見ようとしないなんて、そんなの、やめてほしい。 ・せめて兄貴だけは、本当の私の姿を描いて。ステージの最後列、左端で必死にみんなについていく姿を、兄貴だけは逃げないで見つめて。私も逃げないで見つめる。 短編小説がまとめられた作品でありながらも、それぞれの小説の登場人物には繋がりがある。 誰かが尊敬する人が、実は本人はすごい劣等感を抱えていたりと、 私たちが見ているのは、その人の一面でしかない、ということ、そして自分自身も意図的に、自分の見せ方を作って生きているよね?と問われている気持ちになる。 どの話もすごくストレートに、人間の、若者の、黒い感情を刺激し、「あんたもそうでしょ?」と問いかける。 中でも印象に残ったのは、最後のダンサー、ハルの話。小中学生の頃持ち上げられていた自分が、高校大学社会人と世界が広がるにつれて、大した人間じゃなかったと気付かされるこの気持ち。 自分は椿寄りの生き方だが、果たしてその生き方が賢いの?正しいの?と小説を読みながら、感じてくる。身の程を知っていて、ある意味世渡り上手かも知れないが、自分に軸がない生き方のようにも感じた。 だから私は、最後の物語を読んで、ハルがかっこいいと思った。自分が嫌いになりそうでも、それでもがむしゃらにやるしかなくて、黒い感情にも目を瞑らず、ただなあなあに生きていないハルが、かっこよく見えた。 やはり朝井リョウさんの描く、がむしゃらに生きる人間の内面は、心にくる。これが本当に好きで、次から次へと彼の本を読んでしまう。 自分が見ないようにしてる感情に改めて気づかさせてくれて、それを否定するわけでもなく、その感情も自分なんだ、って受け止めようと思える。すごい作家さんだ。
11投稿日: 2023.08.26 - はなちゃん"powered by"
朝井リョウさんの若者を主人公にした5つの短編からなる青春小説 大学生の校内生活や日々の食生活に恋愛等… 親元を離れて一人暮らしを始めた自分の大学生活時代と重なって甘酸っぱい気持ちになれた。 登場人物が、時に各章で重なりあい目線を変えて同じ場面が出て来る構成が、彼等を取り巻いているまだまだ大きくない社会の象徴となっている様に感じた。 「ひーちゃんは線香花火」 子供以上大人未満の瑞々しくて純粋な恋愛観や、友の恋心が切なく響いた。まさかの三角関係… 「燃えるスカートのあの子」 何者でもない大学生たちが何者かになろうとする日常が何とも愛おしい。 最後の、椿×。つばきばつ。あ。に笑った。 「僕は魔法が使えない」 父の死を経験したばかりの美大生のお話。 20歳で片親を亡くした主人公の心情描写がとても繊細で、身近な人の死を経験した後で周りと自分とを対比している様子がリアルだった。 「もういちど生まれる」 小説のタイトルにもなっているお話。 双子の姉妹、椿と梢…「双子なのに椿と梢を分母と分子にしても1にならないわね。」母がつぶやいた言葉は、解釈なしでは時に途轍もなく残酷なものになる。 「破りたかったもののすべて」 高校を卒業してそれぞれの進路に向かった先での、夢や挫折、葛藤、妬みなど、大人になる過程での瑞々しさの一方で、その若さゆえの苦しさが迫ってくる様なお話。 こういう小説、自分が等身大で読める時期に読むと、感じ方が違って視界が開けたり、見え方が変わることがあるのかもなぁと思った。 そういう意味で、是非若者(?って何歳まで?笑)に読んでほしい一冊。
9投稿日: 2023.08.22 - ぐら"powered by"
それぞれの主人公目線で読めるので、だんだんと人物どうしのつながりが見えておもしろかった。 好きだったことば↓ 魔法使いに見える魔法使いなんて、本当はこの世にいない。 こうやってひとは死ぬんだと思った。残された者の両手にありあまるほどの「そのひと」を残したまま、そのひとはもう二度とくり返されることのない砂時計になる。 言葉の選び方がすごい、、
3投稿日: 2023.08.22 - ちょぴん"powered by"
いや最後の最後でめっちゃ良かったな!! 朝井リョウの作品はこれまで『何者』しか読んだことなかったんだけど、 彼の作品に出てくる「ちょっと自分が特別だと思ってる風の人」みたいな描写になんだかいやな気持ちを抱いてて。 大体「そういう人」を下に見るような目線で描かれるんだけど、 朝井リョウはこういう人たちのことを斜めに見てるのかな、過去になんかあったのかなって疑っちゃうくらい。 『何者』も出てきたし、この作品にも何人か出てくる。 正直、自分がどちらかというと「そっちタイプの人間」なんじゃないかと、思っているからこそ そういうふうに描写されたくないって気持ちがあるのだと思う。 過去に「すごい」と思っていたそのキラキラは、中学を卒業したら何でもなくなってた。 でも、それが全て回収される描写がラストの回に出てきたときに、救われた気がした。 どんなにかっこよく見えてる人にだって、いろんな想いがあって、裏に見えない努力があって。 自分の目で見たものしか本当にはわからない。 --- あと朝井リョウの比喩表現が、かなり好き!! 心に留めておきたい表現がいくつもあった!
0投稿日: 2023.08.21 - う"powered by"
少しずつ繋がりがあって面白かった。 わけもなく焦ったり、自分の存在意義とかやりたいことを考えても分からなかったり、そんな10代後半から20代前半のものがたり。
0投稿日: 2023.08.19 - natsumomo"powered by"
オムニバス連作短編 4連目のもういちど生まれるが一番救いがある感じだった。がんばれー、そして誕生日おめでとう、と声をかけたかった。
0投稿日: 2023.08.02 - matttttsun"powered by"
〇〇の才能があるというのは、それが評価されるコミュニティが存在しているからでもある。うぬぼれてはいけないというのも大事ではあるが、それを評価してくれるフィールドで戦うということも、1つの生存戦略でもある。足が速い、おもしろい、かっこいい、お金を持っている…。
0投稿日: 2023.07.15 - ゆば"powered by"
自分に才能があるとかないとか、何者かになれると思ってるとか思ってないとか、そういう、大学生になってからよく考えるようになったことが詰まっていて、読んでいてとても共感して苦しかった(良い意味で)。
2投稿日: 2023.07.12 - みぞれゆき"powered by"
とても良かった。 大学生の、期限切れ間近の瑞々しさ。大人と子供のあわいの19歳。「特別になりたい」「何者かになりたい」「あの子が羨ましい」そんな想いが、19歳の自分にも重なった。20歳になる前にこの本を読めてよかった。
2投稿日: 2023.06.11 - 咲"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
梢の、メールを一旦送信して、椿に見えないように削除する行為だとか、自分のスマホに送られてくるように仕向けたりだとか、そういうことを思いつくことがすごいと思ったし、お話を作る人は、ある程度性格が悪くないと面白い本を書くことは出来ないのかもしれない、とも思った。黒い感情が黒すぎて、何度も休憩を挟みながら読んだ。1回記憶をリセットして何度も読みたい。
4投稿日: 2023.06.01 - はんぺん"powered by"
短編集ですが、各話の登場人物が他の話でも登場します。意外な所で繋がっていたり、伏線になっていたり、そんな楽しめる構成です。 19歳~20歳位の大学生や専門学校生が主な登場人物でそれぞれが悩みや葛藤を抱えています。 それぞれの話が綺麗なエンディングは迎えませんが、その方がリアルだと感じました。 『瑞々しい』というよりも『生々しい』というイメージの作品でした。
5投稿日: 2023.05.30 - りなっぴ"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
同じ時間軸でそれぞれの主人公の視点で描かれている短編集。どの話も少しずつ繋がっていて「この時この子はこう思ってたのか」と読みながら理解できるのが良かった。いちばん最後の「破りたかったもののすべて」がいちばん好きだった。人と比べると惨めになってしまっり、傷つくようなことがあったり、どんな出来事もかけがえのない瞬間で、人生は自分が主人公だから精一杯生きていきたいと思った。 ・「なんかさ、楽しいことって、真っ最中よりも待ち遠しく思ってるときのほうが幸せだよなっ」 ・海を分母に、空を分子にしたら、1を超えるのだろうか
3投稿日: 2023.05.28 - 村井"powered by"
話が全部繋がってて、フィクションだけど世間は狭いなって思った。自分の非力さ、世界のデカさに改めて気づいた。すごく面白かった!大学いきたかったー
2投稿日: 2023.05.05 - なつきち"powered by"
19歳から20歳。子どもの頃に思い描いた20歳はこんな自分だったのか。と登場人物それぞれが自身の悩みに葛藤し、それでもただ毎日をひたすらに生きる姿がリアルで、切なくもあり眩しかった。登場人物に繋がりがあり、一つのお話とまた違った角度で見ることで新たな一面が見え、短編集とは思えないほどの中身がぎっしり詰まった作品です。
2投稿日: 2023.04.28 - 3izuki"powered by"
登場人物が絡み合ってるのが好き 燃えるスカートのあの子の翔太に自分は近いと思う。バカに振る舞って(バカなんだけど)浅く傷ついてたり。 もういちどうまれる 双子の椿を分母にして梢を分子にするっていう発想。しびれるぅ 破りたかったもの全て 椿はモデルになるのではなく可愛い有名な大学生であることを選んだ。あの子は頭が良い。
3投稿日: 2023.04.25 - おさげ"powered by"
一切れ77円の鮭 ぬるくなった缶ビール 涙のレモンティー 目頭の熱い失恋 十代最後のないものねだり 去年の線香花火 ぜんぶ詰まってる。 不安定な心の揺れを絶対的な信頼で書いてくれる安定感 最高濃度の青臭さと甘酸っぱさ、ほんとうに大好き。 ムラのある青って、1番純粋な色なんじゃないかな。 きっと彼らも私たちも、もういちど、 いや、何度も生まれていくのだろう。
4投稿日: 2023.04.11 - きーろく"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
大学生は思った以上に大人じゃなくて、でも大人に近くて大人を意識する場面がある。その中で焦りが生まれたり、今の自分と思い描く大人の像との解離がすごかったり、恥ずかしいプライドを持っていたりして、自分って何だろうって自問自答する。自意識が強く、もがいてる様は今の自分と重なる部分があり、強く共感した。大学生は無責任を背負って自由を装ってる…この台詞が深く心に刺さりました。
2投稿日: 2023.03.29 - ぴよ"powered by"
再読。 最初に読んだ時はどう思ったのかなぁ。 今読んでも、大学生の頃を思い出して苦しくなった。この小説みたく?ドラマチック?でもなんでもなかったけど、なんか生き急いでたし、なんが焦ってたし、常に無意識に人と比べてた。 そしてそして今読んでも苦しい…。
1投稿日: 2023.03.27 - ろこ"powered by"
えっ、これ短編集だったのか?!と驚いた一冊。前情報なく読んだらわかりませんでした。そのくらい一つ一つの話がゆるくつながっています。確かに、小説にしては登場人物や大学の関係が多くてちょっと「ん?誰がどうだったっけ?!」となりました。大学生として生きたことのある方、浪人生として生きたことのある方、すごいと言われて専門を磨こうと思ったけど・・という経験のある方には刺さると思います。 ●才能だと思っていたあの人も努力している。 「自分はあの人より才能がない」というのはとても簡単です。そして、そう思って嫉妬するのも。それで理想の自分と勝手に比べて勝手に落ち込む。大学生以降、多くの大人が感じたことのある現象ではないでしょうか。その中で、なにかのきっかけで、「それでも、がんばってみる」大切さに気がつけた人が前に進める。そんな気がします。本書は、そんな一歩を20歳の節目とかけて「もういちど生まれる」と表現していると感じました。 ●大学生の描写がハマります 朝井さんの著作には大学生がたくさん出てきますが、いつも思います。朝井さんは大学生の頃にこんな色々なタイプの人と出会っていて、その経験をもとにしているのだろうか。でも、自称ネクラの人にできるのか・・?と考えさせられます。でも、大学生として生きたことのある方は、よくある大学生の日常にワクワクを感じるのではないでしょうか。大学時代の若さと自由と今までにない経験の連続でなんでも楽しく、なんでも悩む、そんな生活がもう戻ってこないとわかっているからこそ刺さるのではと思います。 ●ちょっとザワザワしすぎなのかも 「アイツらまた、馬鹿騒ぎしてるよ」と昔から冷やかに見てしまうタイプの読者もいると思います。大学生あるあるのザワザワ感が表現されているのでそういう場面が苦手な方はいると思いました。 そんな方は、「正欲/朝井リョウ」など人物の内面の描写が多かったり大人の登場人物が出てくる作品がおすすめです。
7投稿日: 2023.03.14 - k"powered by"
何者にもなれない、大人と子供のちょうど真ん中の大学生 みんな考えすぎじゃない?こんなに葛藤してるの? 共感はできなかったけど発見はあった ギリ大学生の時に読んだ本
1投稿日: 2023.03.08 - さえ"powered by"
自分が高校生や大学生の頃に思っていた感情を思い出させてくれた。あれから何年も経ってしまうとその思いも忘れていたし、忘れたことも忘れていた。 まだ何者でもない自分に勝手に劣等感を感じ悩んでいたあの頃の感情がよみがえってきて、年齢を重ねてみれば俯瞰してみられる様々な思いも、あの頃は真剣に悩んで苦しんでいたな、と当時の自分が滑稽で、でも愛おしくもある。 「あの頃」は本当に大切な時間だったんだ、もう二度と帰ってこないんだなぁ…。
2投稿日: 2023.03.05 - 無色"powered by"
見えてる自分と中の自分って全然違う。 どんなに憧れて、あの人になりたいって思う人がいたとしても、その人も何かに悩んで苦しんでまた、誰かになりたいって思っているかもしれない。 そんな風に思えたお話だった。
1投稿日: 2023.02.09 - mangosuchi"powered by"
おれが読みたいと思ってた大学生っぽい小説だった。どの小説にもいる、椿みたいな人生の上級者みたいな人物と他の人物の違いは何だろう 「椿は知っていたのかもしれない。高校生の「すごい」は、高校生のうちに賞味期限が切れるということ。校舎を一歩出れば、私たちの物差しで測っていた「すごい」なんて、効力をなくすということ。だから椿はモデルにならなかった。モデル一本で食べていこうなんてそんな勘違いをしなかった。椿は、芸能人として名を馳せることではなく、ひとよりかわいいちょっと有名な女子大生になることを選んだ。あの子は頭がいい、と私は思った」(256) 「私は普通の女子大生になることを選べなかった。普通になることを選ぶ勇気があったなら、椿みたいになれたかもしれない。/だけど決定的に違うところがある。私はただ単に普通になることを選べなかったから、今の学校にいる。有沙は特別になることを選んだから、今の学校にいる。その違いはとても大きい。」(274)
0投稿日: 2023.01.30 - さ"powered by"
もういちど生まれる / 朝井リョウさん 大学生の日々の短編小説。 ありきたりででも特殊で何者かになりたいと願いながら 何者にもなっていない私たちの心情 私が思った19歳はこんなんじゃなかったって いろんな想いが駆け巡った。 こういう本でおちゃらけて描かれるような性質と同じだった昔の私は文学少年・文学少女たちからどんな風に見えていたのだろう、薄っぺらい人間だったのかな〜 本の世界には全く敵わないな! でも私がこんなにも本にハマるということを その文学少年たちは知る由もなかったはず って考えると面白い わたしの盛大な裏切り行為 大学生の今出会えて良かった 全部の話が繋がっていてなんとも爽快 短編はこうでなくちゃ
0投稿日: 2023.01.28 - かとし"powered by"
人間誰しもが経験があるけれど言葉に出来ない、認めたくない感情がストーリーを経て描かれていた。登場人物とストーリーがし徐々にリンクしていくのが面白い。
0投稿日: 2023.01.09 - たちばな"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
高校から大学への数年間ってほんと「瑞々しかった」と思わせられる文章だった。20代-30代で読みたい短編集な気がする。この頃を失いたての自分に響いた。 以下引用 高校生の「すごい」は、高校生のうちに賞味期限が切れるということ。校舎を一歩出れば、私たちのものさしで測っていた「すごい」なんて、効力をなくすということ。
0投稿日: 2023.01.08