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チェイサー(6)
チェイサー(6)
コージィ城倉/小学館
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総合評価

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    完結。手塚治虫さんの動向を見つめ、影響を受け、 実力を認めつつも何とか追いつき追いこしたいと 苦闘を続けた海徳光市の旅がついに終わります。 『ブラック・ジャック』『三つ目がとおる』など、 まさに自分がしっかり触れ始めた頃の手塚作品が メインになったエピソードだけに、感慨深かったです。 当初は「手塚チェイサー」作家のドタバタを コミカルに描いているという印象でしたが、 手塚作品を通して日本の文化史とマンガ史を俯瞰した、 「ひとつの時代」を描いた作品でもありました。 もう一度、そういう視点で読み返してみたい作品です。

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    投稿日: 2019.04.04