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株式会社ネバーラ北関東支社
株式会社ネバーラ北関東支社
瀧羽麻子/幻冬舎
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総合評価

81件)
3.4
7
26
33
5
2
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    読み終わった後はほっこりと温かい気持ちになった。短くてさらっと読めるところも良い。納豆私は好き。でもしばらく置くと納豆菌が活性化するとか、音楽を聴かせると良いとかは本当なのかな、やってみようかな、、。

    0
    投稿日: 2025.06.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    東京で戦場のような職場で働いていた弥生が、恋にも破れ、田舎にある会社に転職して生活を再スタートさせるストーリー。 田舎の雰囲気にも会社の雰囲気にも慣れ、自分らしさを取り戻す場面はとても良かった。登場人物も温かく、納豆にスポットを当てる場面はすごくホッコリ。 「はるのうららの」という短編にも、歌いながら納豆をかき混ぜる場面があって、同じ土地での物語なんだなーと少しリンクしている雰囲気も良かった。 自分のペースで自分探ししようと思える内容で良かった!

    7
    投稿日: 2025.05.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    東京に対して憧れを抱いてたが、「はるのうらら」を読んでどこにいてもカッコいい人はかっこいいという表現が胸に沁みた。

    0
    投稿日: 2024.03.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    北関東支社というところに惹かれて読んだ。 田舎のほのぼのとした会社。都会の忙しい生活とは反対にのんびり働ける、誕生日をみんなで祝ってくれるとか、納豆が常備されてるとかいいなーと思った

    0
    投稿日: 2024.03.05
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    読みやすくてあっという間に読了。 田舎から都会に出たかった気持ちも、そこから田舎と呼ばれる所に自分の意思で移住したこともあるので共感ポイントが多かった。 この土地ほどいろんな方が筒抜けではなかったけど。 私は自然を美しいと思える年齢になって、今のこの地に出会えてよかったなあ。

    0
    投稿日: 2024.01.13
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    事件は起きるのだけど、起きただけでおしまい? 頑張ったのは主人公ではないし、全体的に「頑張り過ぎなくてもいいんだよ」と言っている感じ。途中でドキリとさせられる台詞もあるけれど、全体的にのんびりとしていて、落ち着いて読んでいられる。

    0
    投稿日: 2023.12.24
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    タイトル+納豆メーカーから、もう少しコミカルなテンポを期待していたが、課長のユーモア挨拶くらいのものであった。 ほっこり、さらりと読み終え、ご飯に納豆を頂きながら「はるのうららの」を口ずさみ、 「ハヴァナイスディ」。

    0
    投稿日: 2023.12.05
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    初めの弥生のダレた部分でもデキル女感が伝わってきましたが、少しずつやる気スイッチが入った辺りから物語に引き込まれました。 ネバーラの社員が人間味溢れたイイ人達で 行きつけのお店もできていたりデキル人は適応も早くて羨ましくもありました。 最後の決断にはあっと驚くものがありました。

    4
    投稿日: 2023.10.17
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    めちゃくちゃ良かった! 本編が終わった時は、意外と短かったなと思ったけど、その次の短編がまさかのあの子の物語で、ここでこれを持ってくる作者天才か!?と思った!

    1
    投稿日: 2023.04.30
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    ユニークなタイトルに惹かれて手にした一冊。⁡ ゆるゆると、淡々と進んでいく物語が、心地よかった。心がザワザワ落ち着かない時に、平坦に戻してくれるような穏やかな本。⁡ ⁡ ひたすらいい人たちばかり登場するので、落ちついて読み進められる。⁡ ネバーラのみんなや、桃子さんたちの存在が弥生を癒やし、沢森くんの鋭くい指摘が弥生を奮い立たせる。⁡ ⁡ マユミちゃんの物語である「はるのうららの」を読むと、数々のマユミちゃんの言動の背景が分かり、おもしろかった。⁡ 個人的には、マユミちゃんや沢森くんのサイドストーリーにも興味がある。⁡

    1
    投稿日: 2023.03.20
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    納豆好きなので読んでみた。登場人物が皆それぞれいい人なので(取引先のカエルを除く)読んでいて優しい気持ちになれる。 ただ、ありきたりなストーリーなので印象に残らなかった

    0
    投稿日: 2023.02.14
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    仕事で特に疲れた時など何度も読み返し、その度にほっこりする。「どんな人にも人生が手に負えなくなるときはある」は何年経ってもそんな時はあるけど、だからといってその先悪いことばかりじゃないと心に染みる。他の作品も読みたい。

    0
    投稿日: 2023.01.28
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    うさぎパンに続き瀧羽さんの本を連続で読みました。 いつもなら、同じ作者の本は続けて読むことは少ないのですが、瀧羽さんの文章が好きになってすぐ読みました。 結果、ネバーラもとても好きな文章でした。 うさぎパン同様、小説だと分かっていても、実在しているように感じるくらい、登場人物の描写が細かくてイメージしやすいです! 桃子さんの居酒屋 なにわ にも行ってみたいです

    5
    投稿日: 2022.11.06
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    東京で恋愛や仕事に疲れた弥生が納豆愛がすごい田舎町で心も身体も癒されていく。 傷ついたら逃げ出してもいいんだよ。傷が深くならないうちにね。環境を変えてのんびり時間をかけるうちに傷は自然治癒するものですよ…と、言ってるようにとらえました。

    1
    投稿日: 2022.07.23
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    「北関東支社」という題名が気になって手に取った本。 お仕事小説かな?と思ったら、疲れた心と身体に休息を…というほのぼのリフレッシュ小説だった。 東京でバリバリ働いていた弥生には、この会社もったいないと思われがちだけど、 自分の居場所は自分が1番わかっているだろう。 いつか、また力を発揮するための休憩は、長い人生必要だと思う。 納豆の会社ということは、「茨城」かな? 地名が出てこないあたり、メルヘン的な要素があったり、ノスタルジーを感じて癒される。

    0
    投稿日: 2022.02.03
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    東京の外資系の証券会社でバリバリ働いていた弥生は、田舎の健康食品の下請けメーカーに転職した。 実は納豆が苦手だったのに、採用はあっさりと決まってしまった。 バラエティー豊かで仲のいいメンバーと、何だかほのぼのとしたゆるやかな毎日が始まってゆく。 人生には休息が必要なのだと思う。本当にそう思う。 世の中にはうまくいかないことの方が多いのだから。 「ネバーラ」という一見おかしなタイトルだけれど、恋愛の要素も少し含まれていて、読んでいくうちに、身も心も癒されます。 併録されている短編「はるのうららの」は、高卒でネバーラの事務員として働いているマユミの、高校時代のことが書かれています。 東京への憧れは、熱病みたいなもの。 でも、東京にはない何かがこの土地にはある。 本編と似通ったテーマがここにも見つけられて、温かい気持ちになれます。

    30
    投稿日: 2021.11.14
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    どうしてもたまに、5人がぺろりと平らげた真っ白なホールケーキに出会いたくなって、人があまりいない田舎の青空が見たくなって、桃子さんのバーにいって甘いお酒とビールを飲みたくなって読んでしまう。

    0
    投稿日: 2021.10.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    お仕事小説かと思って読み始めたけど、仕事というより、居酒屋「なにわ」の桃子さんが中心となって織り成す地方都市の人間模様でした。ドロドロしたところはなしで。サラサラ。 東京で無理して頑張ってる人たちに、無理しないで、地方に来てみたら?と言いたくなる。地方で頑張ってみたら?結果が、良くも悪くもダイレクトに返ってくるよ。今となれば、アフターコロナの世界にふさわしい小説なのかも。

    0
    投稿日: 2021.03.05
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    優しい人しかいない、のんびりしたこんな職場で私も働きたいな。 噂話がすぐ広がるのはいただけないけど、すごく心がゆるやかになりそうな環境。 主人公は納豆嫌いとのことだけど、匂いは平気なのかな。というかよくそこを、周囲につっこまれないなと不思議に思う。無理やり食べてるってこと? あと納豆に歌を聞かせると良いというのが、ちょっと面白い。

    0
    投稿日: 2021.02.01
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    都会の会社だろうが田舎の会社だろうがそう大差ないんだろうけど、人間関係は違うかも? 田舎のほうがお節介が多そうなイメージ。相手に踏み込まれるのが苦でなければ、のびのびできそう。

    0
    投稿日: 2020.11.21
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    ネバーラの人たちも、居酒屋「なにわ」の桃子さんも、みんな温かい。 それに加えて田舎の風景と滝羽麻子の文章が合わさって、やさしさ純度100%の物語になっている。 キャリアを積んでいた証券会社を辞めるとき、友人に「今辞めたら、みじめになるだけだよ?」と言われた弥生は、こう考えを巡らせる。 「ここでがんばり続けるほうが、そしてとりかえしがつかないくらいすり減ってしまうほうが、よっぽどみじめに思えた。」 今疲れている人の支えにきっとなってくれると思う。 ただ、170ページ程度とボリュームが少ないせいで、ちょっと書き込みが足りないと感じた。 弥生の再生までの道のりはもっと詳しく書いてほしかった。 ネバーラの人たちともひと悶着あったりして、人間性を掘り下げて欲しかった。 だから、短編として奇麗にまとまっていた「はるのうららの」の方が出来は良かった。 こちらはネバーラに勤める事務員マユミの高校生時代のお話。 マユミは中学生のころから東京への憧れを抱いていたものの、いざ進路を選択する段になると、現実的に考えてしまって身動きが取れなくなってしまった。 「ネバーラ」を先に読んでいれば、マユミが地元に残ることは明らかなわけだが、どうやってその選択に至ったかが見どころとなる。 きっとマユミは真面目なんだろう。 何も考えずに東京に出てきてしまう人もいるのに、「東京へ行く理由」を探して戸惑う様子はかわいらしかった。 今のことも未来のことも大事に考えられるいい結末だったと思う。

    1
    投稿日: 2020.10.07
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    設定が良い。バス、電車共に一時間に一本。北関東の健康食品メーカーの下請け。扱う商品は納豆が八割。 東京の外資系証券会社でバリキャリの主人公、弥生。戦場のような職場で仕事と恋に疲れた彼女。転職先に選んだ地がここ、北関東。 ゆるい生活が送られる。 良い意味で抑揚がない穏やかな作品。 実にてともありふれた人生。大半の市井の人々が送るであろう生活。 読み終えた後に、すぐに内容を忘れてしまいそうな程、ありふれた風景。だが、きっと誰しもが他人から見るとこんな感じなのかもしれない。 ドラマチックで波乱万丈な人生よりも、こういう穏やかな人生が良いな。 初めて読む作者だが、中々に良い。

    0
    投稿日: 2020.03.16
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    タイトルにもなっている会社が舞台のお仕事小説ぽい心を癒すお話です。 主人公の弥生は東京の証券会社でバリバリと働いていましたが、失恋をきっかけに仕事にも疲れを感じ、とても田舎にある健康食品メーカーに転職します。その会社は売り上げのほとんどが納豆で、下請け会社のため取引先のブランドで市場に商品が出ていきます。弥生はこの田舎の街で、1時間に1本しかないバスで会社に通い、ゆるく仕事を始めます。弥生が所属する経営企画部は、ちょくちょく英語が登場する課長、28歳の沢森くん、パートの西川さん、高卒事務員のマユミちゃんの合計5名の居心地の良い職場です。身売りされるとの噂が流れ、本社から佐久間さんという研修の人が来て、お話が動き始めます。お仕事の内容については深く突っ込まずに、主人公の弥生が心の傷を治して前を向いて進めるようになるまでのほっこりお話です。 短編小説の「はるのうららの」は、マユミちゃんの高校時代のお話で、進路に恋に悩む女子高校生のほっこりお話です。

    0
    投稿日: 2020.01.30
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    仕事の話し 面白い はるのうららの も ささっと面白かった 「東京に行く」が進路などの選択肢の一つになるのは、私は、心の底からは分かってないのだろうけど。 最近納豆をランチで食べるようになったのは、影響ありかな?

    3
    投稿日: 2019.06.19
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    2019/3/12 好き! 最近心が忙しくてなかなか本を読めなかったんだけど、瀧羽さんなら読めるかなって。いまにピッタリでした。 心も体も疲れ果てて、北関東の田舎町へ転職した弥生。 帰れる場所がないなら自分で作ったら良いんだ。 マユミちゃんは本編と少しイメージが違ったかな。

    4
    投稿日: 2019.03.12
  • 予想通りに話が進みます

    精神的に壁にぶつかったキャリアウーマンが地方の(と言っても東京に近い)下請け会社で働きながら、自己再生をしていくというお話。ユニークな登場人物がもう少し活躍してくれると話が広がって面白くなったのかなと思いました。読者の想像通りに話が進んでいきます。変などんでん返しがなく安心して読めると言う点では◯

    0
    投稿日: 2018.06.02
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    2篇の小説からなる小説集。 女性だから持ち得る選択肢の多様性、というと言いすぎなんだけど、二人の女性主人公は、「上昇志向」から一歩引いて、自分の居場所を作ることを目指そうとする。 多分同年代の男性が主人公だと、リアリティが感じられにくいのではないか。 とはいえ、そんな男性達も年を重ねるなかで、いつかは前だの、上だのを目指す生き方から、外れざるを得ないことを鑑みれば、割と普遍的なテーマの小説とも思えて、楽しく読めました。

    0
    投稿日: 2017.12.10
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    この作者の別の本を読み、言葉の選び方が好きだなーと思ったので手に取った1冊。 やっぱりスッと読めて心に落ちてくる感じ。 主人公が、プライドが高いと言われてしまう場面も、私は主人公側からしか考えられなかったけど、確かにそうだ、と、考えさせられたり。。 ついつい現実と比較してしまうけど、現実と小説のいいバランスだった気がする、リアル過ぎるわけでもなく。

    0
    投稿日: 2017.10.13
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    作者・瀧羽麻子は初読み。 東京に疲れて地方の企業に再就職した若い女性が・・・というストーリーにはどこか既視感のあって、自分の書評を調べてみたけど見つかりませんでした。山本幸久さんあたりが書きそうだし、なんとなく雰囲気も似ていますけど。 なかなか楽しい物語です。ただ上のように”既視感”を感じるのは、ストーリーも人物設定も、どこかありふれたものだからでしょう(おデブ課長のカッコ良さはちょっと意外性がありましたが)。テレビドラマにでもしたら面白そうな作品です。 楽しく読めるけれどちょっと薄っぺらさを感じる、そんな作品でした。

    0
    投稿日: 2017.09.16
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    東京の証券会社を辞めて、田舎の納豆メーカーに転職した弥生。ネバネバだからネバーラかと思ったら、まさかのネバーランドに掛けての会社名。たいしてやる気も起こらず、ゆるゆるとした生活を送るつもりが、同僚の沢森くんのひと言が弥生の心に火をつけます。やがて会社が乗っ取られるとの噂を聞き、そうはさせてなるものかと弥生たちは新企画を練り始めるのですが……。 同著者の『うさぎパン』と同様、キャラが魅力的。特に大阪出身で駅前の居酒屋を一人で切り盛りする桃子さんの頼もしいこと。「恋愛はな、とにかく押しや、押しの一手や!押してだめなら、もっと押す!」。 「どんなひとにも人生が手に負えなくなるときはある。そして、そのときに休むのは正しい」。そんな言葉も優しく。数時間でサラッと読めます。

    0
    投稿日: 2017.04.24
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    いわゆる「仕事小説」としては、ゆるすぎることは確かです。都会での仕事・その他につかれた20代後半の女性が、一時しのぎの避難場所と決めていたはずの田舎の会社で、さまざまな出会いがあり・・・。 津村記久子さんなどの仕事小説--仕事を中心にして、安易な展開にしてしまわない小説--に親しみをおぼえたなら、上記の展開に少なからず不満をおぼえて然るべきでしょう。しかし、なぜか難なく読み切ってしまい、読了感もさほど悪いものでないなら、それこそが作者の技量であり、本作の魅力なのかもしれません。文庫化されるということは一定の人気があり、版を重ねているということは一定の支持があるということでしょうから。 ちなみに併録されている書き下ろし短編「はるのうららの」は、「仕事小説」云々を抜きにして読めます。こちらの路線のほうが作者の本領なのかもしれません。

    0
    投稿日: 2017.01.22
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    悩みました。結構楽しく読めたのですが、中身の薄っぺらいお仕事小説で、苦悩や再生がとってもペラペラで登場人物も結構魅力的になりそうなのにとっても薄くて書き割りに見えます。なので☆2にするか悩みました。でも楽しんだくせにそりゃないよなと自戒の意味も込め☆3つ。

    2
    投稿日: 2016.09.23
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    東京での生活に疲れて、東京から地方へ転職をしたOLの話。その会社の名前が「株式会社ネバーラ」。納豆を主力にしている会社だ。納豆が色々なシーンで描写されつつ、納豆の話ではない。地方年で暮らす人と都会から来た人との人生劇場。それがとても心地よく、気がつけば引き込まれてしまう。

    0
    投稿日: 2016.09.02
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    バリバリと東京で仕事をこなしていたが、色々なことがあり疲れはて、東京を離れた女性。 田舎の支店の納豆関連会社に辿り着く。 そこで出会う人達に、心癒されていく。 2016.3.31

    0
    投稿日: 2016.04.03
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    納豆への愛を感じる。仕事小説かと思いきや、そういう面もあるけれど、生き方みたいな話もあって、元気でるなぁ。これでいいよって言われているみたい。課長とか沢森くんとか、桃子さんのキャラも素敵。 2015/9/21

    0
    投稿日: 2015.09.21
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    納豆を扱う株式会社ネバーラ まさか由来がネバーランドとは! なんともツッコミどころ満載の登場人物たち 主人公が同世代のアラサー元キャリアウーマン 瀧羽麻子さんの作品は2作目ですが 作品の空気感がとても好み 情景がとても想像しやすく ドラマを見ているかのような。 他の作品も読んでみよう

    0
    投稿日: 2015.04.26
  • なんだかホッとします

    最初から最後までゆったりとした気持ちで読めました。 設定としてはちょっと出来過ぎな感じですが、ユルユルした展開はとても心地よいです。 読書して程よい休息感が得られる不思議な感覚でした。心身ともにのんびりしたい人におすすめです。

    2
    投稿日: 2014.12.05
  • ゆるーいお仕事小説

    前に読んだ瀧羽さんの小説は「ばりばり働くキャリアウーマン」の話だったのですが、それとは正反対な、のんびりしたお話でした。 東京で疲れた弥生さんが田舎町に転職するのですが、登場人物やそこで起きる事件、話の流れなど全体的にゆるーい感じで、作品ののんびりした雰囲気と調和しています。 個人的には「働くキャリアウーマン」の話を読みたい気分だったので物足りなかったのですが、のんびりしたい方には良いかもしれません。

    5
    投稿日: 2014.10.03
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    +++ 東京の大企業でバリバリ働いていた弥生の転職先は、北関東の納豆会社ネバーラ。働きマン、田舎でひと休み…できるのか!?“お仕事+納豆”小説。 +++ 失恋して生きる気力を失い、バリバリやっていた仕事をやめて東京を離れた弥生。新たに働きはじめたのは北関東の納豆会社、その名も「ネバーラ」。ひと握りの人間関係、繰り返される日常、何も考えないことで馴染もうとする自分。どうにもならないときは逃げたっていいじゃないか。新しく始めるのがどこだって何だっていいじゃないか、と思わせてくれるほのぼのした中にもほろ苦さのある一冊である。

    0
    投稿日: 2014.09.18
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    すごーい、ユルユル!。妖怪ウォッチのコマさんが出てきてもおかしくないくらいのユルさに笑えてしまう。弥生さん、ただ今充電中!、、のお話。…納豆をかきまぜる時に歌う唄がすごーく気になる!?。

    1
    投稿日: 2014.09.03
  • 低刺激なアラサー女子癒し小説

    証券会社で超多忙な毎日を送っていたアラサー女子が都会に絶望して田舎の会社に転職した。そこでのゆるーい毎日が描かれています。驚くほど何も起こらない癒し小説なので刺激が強い話は読みたくない、仕事に疲れたという方は読んでみては。納豆、あまり話には関係なかったよなあ。

    2
    投稿日: 2014.08.22
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    若いって良いなあ~ ひたすら爽やかです。 真摯に生きるアラサー女子、応援します・ 解説が、また良かった! 自分の育った田舎に帰るU ターン。 今話題のI ターン。 人の生きる道はいろいろ。

    0
    投稿日: 2014.06.20
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    初めてこの作家さんの作品を読みました。 とても読みやすくて、あっさり読めたのは、私が好きな幻冬舎のフォントと、主人公が同世代だったこと。 同世代と言っても、キャリアやらなんやら全然違うんだけど、納豆が嫌いなことと、疲れていることは一致(笑) 人間模様をもう少し突っ込んでいいのかな〜と思いつつ、疲れてるんだからこのくらいの割合が適宜。 良くある話の様だけど、結構現実にもありそうで、納豆さえなければ、私もネバーラ社に入社したい。

    0
    投稿日: 2014.03.06
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    楽しかった!!ネバーラの意味がわかるとスッキリします。こういう読み物はホッコリして元気出そうって思える。主人公がすぐ好きになりました。

    0
    投稿日: 2014.03.04
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    さらーっと流れるように読めて 読後は心がすっきり晴れる。 背中にやさしい追い風を感じます。 頑張れ女の子。

    0
    投稿日: 2014.02.26
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    仕事に疲れ恋人にも捨てられ、北関東(たぶん茨城)にある納豆メーカーに転職した主人公。 なんとなく距離を取っていた同僚たちとふとしたきっかけから親しくなっていくお仕事小説。 なんか高校生が社会人を想像して書いたの?という感があるおとぎ話的世界観。 主人公は外資系の証券会社に勤めていたマネジメントクラスのOLという設定だがまったくもって現実味がない。 作者はちゃんと調べているのか? まったくこの設定を活かしきれておらず必要性も謎。 別に都会に住んでいる社会人だけが疲れているわけではないと思うのだけれど。 いっそ予定調和の人情ドラマにしてくれたら、現実味はないけどいい話だよね、となるところが、心にひっかかるものが全くない、どうでもいい話だった。 Amazonの褒めちぎってるレビューの数々が謎すぎる。 こういう薄っぺらい先が読めるほっこりストーリーが受ける層というのがいるのね、と改めて感じたことが一番の収穫だった。

    0
    投稿日: 2013.11.04
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    色々問題も起きるけれども、全体的にのんびりほのぼのした会社のお話です。もう一篇のお話もふわっとしていて、読み終わって疲れないというか…優しい本です。

    0
    投稿日: 2013.11.03
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    東京でバリバリ働いていた主人公が 地方(おそらく茨城らへん)の会社に転職して働く日々を描く。 急かされもせず、独特のやんわりした雰囲気と 地方特有の情報伝播の速さに共感。 東京ってすごいとこだよね? 東京から来た人は違うね~。 こういう都会への憧れと地元への愛着心が混在する北関東の人々は、とても人間味に溢れていると思う。 主人公のその後がとても知りたい。 どうなったんだろ。

    0
    投稿日: 2013.09.26
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    クセのない読みやすい内容であったが、もう少し田舎の情景をリアルに表現してほしかった。 その土地柄や景色がいまいち想像出来ず、北関東と納豆という記号でしか頭に入って来ず、田舎の空気が感じられなかったのは残念。

    0
    投稿日: 2013.08.20
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    癖の少ない文体でさっぱり読めるお話。こんな職場で働けたら穏やかに日々を過ごせるだろうなあ。田舎特有の閉塞感やらめんどくささやらも描かれているので、都会に憧れる田舎者としてはなんというか、身を小さくしてしまうことの多い小説でした。

    0
    投稿日: 2013.07.29
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    都内で働いていたけれど、仕事と恋に疲れた時に次に選んだ会社は、田舎の納豆メーカー。自分を取り戻す足がかりを、ゆるく取り戻す生活が始まる。 全体的に個人の描写とか、周りとのかかわりとかが、もう少し有っても良かったかなぁ・・・と思った。 甘めに☆3つ

    0
    投稿日: 2013.07.25
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    田舎の下請け会社で働くことになった主人公が奮闘します。 働く中にはいろいろな苦労がありますが、地域の人も 会社の人もいい人ばかりで、自分もこんな環境で働きたいなぁと感じました。

    0
    投稿日: 2013.05.20
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    この人はお仕事小説の方が良い気がする。自分の就活と重ねて、色々思うところがあった。自分を見直し、肯定し。そんな本。

    0
    投稿日: 2013.04.25
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    バスは一時間に一本。 東京での優秀なキャリアを捨てて再就職先に選んだのは、そんな田舎にある納豆メーカーだった・・・。 主人公に一体何があったのか!? こんな設定に興味を感じ読んでみたが、登場人物達がとにかく個性的で面白い。 そして面白いだけじゃなく一人一人にみんな秘密が・・・ 都会での激しい競争に疲れ、田舎に移り住む者も少なくない。だが現実はどうなのか? この小説はコミカルでユーモラスな語り口でありながら、リアルな田舎暮らしが描写されていて、地方出身の自分も大いに共感する所があった(笑) 隣の芝生は青い。牧歌的に見える田舎暮らしと。洗練された都会生活。はたして幸せはどちらにあるのか? 案外それはどこでもない、その人自身の心の中にあるのかもしれない。 そんなことを感じさせる小説だった。

    0
    投稿日: 2013.04.24
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    まさか納豆の会社の話だとは…。 確かにネバーラで粘ってるけど(笑) 納豆は食わず嫌いです! 分かりやすい、よくある話、という印象。 都会で恋人に裏切られて、今までのキャリアを捨てて田舎でゆっくりする。 そこで自分を見つめ直す。 私はバリバリのキャリアウーマンじゃないので主人公に共感はできなかったけど、こういうゆったりしてる話は好きです。

    0
    投稿日: 2013.03.22
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    弱ってるときに強がるのは馬鹿のやることだっていうセリフに、しっくり。誰かにやさしくされたいようなときは、こういう小説を読むといいと思う。

    0
    投稿日: 2013.02.20
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    ふわりとした空気感の漂う、読んでいて心が和んでくる一冊です。 戦場のような職場での仕事と恋に疲れた弥生が、 転職先に選んだ会社は、田舎の納豆メーカー。 東京にない、ゆるい生活が始まった。 が、ある日、会社が乗っ取られるとの噂が! 凍っていた弥生の心に火をつけたのは、 同僚の沢森君の「戦うのが怖いだけ」という言葉だった。 実は納豆嫌いの弥生に、何ができる? 書き下ろし短編「はるのうららの」も収録 (「BOOK」データベースより) 物語の舞台は東京から特急で2時間離れた北関東の町。 のどかな風景の中を走るバスの中で、 東京から転職をしてこの地にやってきた弥生の日常生活から始まります。 ずんぐりとした体系に似合わず会話のところどころに英語を話す課長、 男子高校生のような幼さを持ちながらも芯の強い同僚、 東京に憧れを持ちながら仕事にかかわる若いOL、 落ち着いた雰囲気ながらさばけた性格の年上OL。 そして駅前の飲み屋「なにわ」の桃子さん。 そういった風変わりながらどこかノンビリとして人情味のあふれる人々に囲まれて、 東京の生活で疲れた弥生の日常が繰り広げられていきます。 物語の中には新商品開発の苦労や会社の乗っ取り疑惑など、 ちょっとした事件が発生するもののそれもどこかノンビリとした雰囲気の事件。 この物語に全体的に流れている空気感からは逸脱しない事件という感じでしょうか。 読んでいてググッと物語の中に引き込まれながらも、 最後まで穏やかな気持ちで読むことの出来る一冊です。 推理小説や金融小説などワクワクする物語も好きですし、 不思議な能力を持った主人公が悪と戦うというようなアクション物も好きです。 しかし、気負わずノンビリとページをめくることの出来る物語というのも、 本を読んでいく中でぜひ入れておきたいジャンルの本だと思います。 心をほっとさせたい時に読んでもらいたい一冊です。

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    投稿日: 2013.02.13
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    都会に疲れた主人公が田舎でのんびりすら話し。ほのぼのとした以外に何も得ることは無い。残念な本でした。

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    投稿日: 2013.01.25
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    解説でも書かれている通り、正に「秘湯」の様な一冊でした。 際立って温かさや爽やかさを感じたのは、 このところ個性的な本ばかり手にしていたせいも大いにあると思うのですけれど、 こういったシンプルでさりげなく、根っから心持ちの優しい本に、 もっともっと出会っていきたいな、と切に思う今日この頃なのでした。 お気に入り。

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    投稿日: 2013.01.09
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    盛り上がりに欠ける。 実際同じ様な体験をしてる人,した人がいそうなリアリティはあります。 流されているようでちゃんと芯はもっている主人公。このくらいのちょっと俯瞰した見方で働けるのが理想です。

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    投稿日: 2013.01.06
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    瀧羽さんの本はタイトルが良いなあ…。 長くて、漢字が多くて、「ネバーラ」というワードが強烈ですが、読み終わる頃にはすらすらとタイトルを暗唱できていました。 友達におすすめの本を聞かれて、この本を教えたらタイトルだけでちょっとした盛り上がりがおきました。 ストーリーも面白いですし、話題に出すのにもおすすめですよ。

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    投稿日: 2012.12.27
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    ネバーラ、ネバネバやからじゃないんや(笑)こっぴどく失恋したキャリアウーマンが今の生活を捨て田舎で暮らす。そのゆったりした感じがいい。 沢森くんや桃子さんといった周りの人が魅力的で弥生と一緒に癒され、元気をもらえます。

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    投稿日: 2012.11.06
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    失恋したキャリアウーマンが 田舎で元気を取り戻していくという、ありがちな話。 読みやすい文体であり、あっという間に読めるので、 病院の待ち合い室などにうってつけである。

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    投稿日: 2012.10.23
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    面白くないわけじゃないけど、極めてありがちな話。想像通りの展開で、オチが読める。でもほのぼのしていて、疲れてるときに読むには凄くいい。私ももっと田舎で働きたいと思った。本編より後ろにチョロって載ってた話の方が好き。

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    投稿日: 2012.10.11
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    半日で読めてしまった。 たぶん、舞台となってるのは私の地元あたりなんじゃないかと思うと、なんとも愛着が湧いてしまった。

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    投稿日: 2012.09.24
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    武器を集めるように、流行りの物や自信のつく恋人や仕事やイベント毎でお金を使って、心を擦り減らしてしまった人が北関東に転職するお話。主人公の弥生が何故その選択をしたのかだけはまだ理解しきってないが、弥生の気持ちが丁寧に描かれていた。生まれ育った場所・働く会社の理念や立場で、それぞれの常識や考え方が形成されてるんだと感じた作品。

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    投稿日: 2012.09.21
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    生きていく中で、自分の思い通りになることは少ない。でも落ち込んでグチグチ言うんじゃなくて、だからこそ面白いよねと背中を押してくれる。 瀧羽さんの本てぱっと明るいな。読むと、とにかく外に出て何かしようって気分になれる。

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    投稿日: 2012.09.20
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    盛り上がりに欠けました。読み進めていって、起承転結の転はまだかな、まだかな、と思ってたらいつの間にか話が終わってました。 この感覚、あれに似てる・・・。そうだ、ロード・オブ・ザ・リング。パイレーツ・オブ・カリビアンの感じで1話目見終わって、ああ、これって3部で1つの話か、と肩透かしを食らったような、そんな感じ。

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    投稿日: 2012.09.06
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    派手な展開はなく、ほっと肩の力を抜いて読める本。 周囲の人々がみなやさしくて、・・・うーん、仕事で疲れているとき 週末どこにもいかないで家でグタグタしてるときに さらっと読むといいかもしれない。

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    投稿日: 2012.08.30
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    都会で大手証券会社に勤めて七年。バリバリのキャリアウーマンの弥生はあることをきっかけに全てを捨てて田舎で働くことにする。納豆を主力製品として扱うネバーラ株式会社の面々や、「なにわ」の店主 桃子さんなどあたたかい人々に囲まれて弥生の閉じていたここにも変化が… 長く付き合った恋人に別れ際あんなことを言われたらそりゃヘコみますよ。二十歳の頃似たようなこと言われたけど…最初、同い年の弥生があまりにもひょうひょうとして田舎勤めをしているので違和感があったけど、なにもかも手放して知らない土地に行きたくなるときはあるよね。

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    投稿日: 2012.08.11
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    恋も仕事も失った女性が、地方の町で少しずつ新たな生き方を見いだしていく。 あっさり読めて、のんびりしたぺースがいい感じです。 弥生は、1時間に1本しかないバスに揺られて、会社に通う。いつも同じ席、同じ顔ぶれ。 一ヶ月前までは、外資系の証券会社に勤めて7年、部下もいるエリートといってもいいキャリアウーマンだったが。 恋人に他の女性が出来て、「君ならすぐにずっと良い条件の相手が見つかる」と言われて去られる。 真剣に愛しているつもりだったのに、条件で選ぶ打算的な女だと言われたようなもので、それを否定しきることも出来ない。 会社を辞めて、全く別な土地で働くことを選び、健康食品の下請けメーカーに入った。大手メーカーにいろいろな半完成品を納入するのだが、主力商品は納豆だった。 社員食堂のすべてのメニューに、納豆が付いてくる。 経営企画部は、ほとんど何でも屋のようなもの。メンバーは5人。 正社員は杉本課長と弥生、それに童顔の沢森くん。 パートの西川さんと事務員のマユミちゃん。 誕生日を幹事持ち回りで祝うというアットホームな職場だった。 弥生は、まだあまり仕事に集中することも出来ない状態で、3割程度の力で仕事をしていたが、ぬるい生活も悪くないと思う。 孤独がちで携帯も持たないほどだったが、だんだん町にも慣れていく。 「なにわ」という居酒屋の女主人・桃子には「あんたか、東京から来たっちゅうおねえちゃんは」とすぐ店に引っ張り込まれる。 東京本社から佐久間という男性が赴任してくる。 8月までの研修だという。 あたたかい仲間に囲まれて、次第に仕事に本腰を入れるようになった弥生だが。 佐久間に東京本社へ誘われ、皆が弥生を見送ろうとする。 弥生の決断は? 外資系の証券会社で部下を使う女性の実感はわからないけど。 人生が何かで大きく変わるということはありますよね。 苦しみは否定出来なくとも、冷静さも健康さも完全に失ったわけではない。 弥生さんの淡々として様子も含めて、ごく普通な人の暮らしの地道な確かさに触れられるのが、心地良い。 著者は1981年兵庫県生まれ。 2004年、京都大学卒業。2006年、小学館「きらら」携帯メール小説大賞グランプリ06受賞。 この作品は2008年2月発行。

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    投稿日: 2012.07.24
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    都内の生活に疲れてしまった女性が、思い切って田舎で就職するってお話。 住み心地が良い会社なんですが、ある日のっとりの噂が…… この粗筋で、ほぼ全ての内容の説明になります。良い意味で。 のんびり読むのにちょうど良いですね。

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    投稿日: 2012.07.24
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    良かったけど、ちょっと期待が大きかったから物足りない気もしてしまう。 瀧羽さんの作品はうさぎパンや左京区シリーズと好みにぴたりと合ったので期待が大きすぎたようだ。 とはいえ、主人公もその同僚も皆、いい人で優しくふんわりと包んでくれる。少し田舎暮らしもいいかなーと思える。

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    投稿日: 2012.07.04
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    田舎に転職したOLが都会での忙しく守るものやこだわるものが多すぎる毎日から、よろいを脱ぎ去ってのんびりとした日常を取り戻す。 忙しすぎる毎日の価値観やふと振り返って人生を見つめたときに、ここまでの自分とこれからの自分を考えさせられる話。 人が本当の意味で幸せに生きて行くには何が必要で、必要でないものはあるのか、そしてそれを捨てることができるのかを考えた。

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    投稿日: 2012.05.21
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    都会に疲れた主人公が、田舎のひとびとの暖かさに触れて自分を持ちなおしていく的な話、好きです。なにわの桃子さんとか、沢口くんとか、周りにいたらいいなぁ。 ただ、最後がちょっとあっさり終わりすぎて物足りなさがありました。全体的にはとても読みやすくて、気持ち良く読める一冊。

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    投稿日: 2012.05.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    うさぎパンで瀧羽さんにハマり手にした2冊目。 仕事や恋愛に疲れ、ちょっと休みたくなった女性の心情や、周りのさりげない優しさや愛情によって元気を取り戻していく感覚は社会人女性にはよくわかる~という1冊。笑いもあります。

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    投稿日: 2012.03.18
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    自分が社会人になってから、働く主人公の話が面白くなってきた。これは、ほわわんとしていて、読みやすい。

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    投稿日: 2012.01.25
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    東京でバリバリ働くキャリアウーマンだった主人公が、 仕事や恋愛に疲れて田舎町に再就職。 狭くもあたたかい世界の中で、自分のやるべきこと、ゆくべき道をしっかりと見極める彼女の姿に感服! 状況や感情に流されがちな私にははっとさせられる場面が多々ありました。 読み終える頃には、なぜか心がほっとしています。

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    投稿日: 2011.12.18
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    瀧羽麻子のおしごと小説は二冊目。 あっさり薄味でも、その文章が心地よくて好み。 東京の証券会社でばりばり働くことに疲れ、 北関東の田舎にやって来た主人公、弥生。 読み終わったら納豆食べたくなる。

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    投稿日: 2011.10.12
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    「どんなひとにも人生が手に負えなくなるときはある」そんなときに休むのは正しい・・・この一言が印象的で、ほっこりしたお話でした。 今風で賢くてデキる女子の雰囲気の登場人物が多いので、違うタイプの女性が出てくる作品が読んでみたいです。

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    投稿日: 2011.08.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    激務と失恋で外資系企業を辞めた弥生。 ゆっくりしたくて田舎の会社に転職。 その会社はネバーラ。納豆のメーカー。 この会社で弥生はゆっくり自分を取り戻していく。 ほっこりする話だった。

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    投稿日: 2011.07.07