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ロムニア帝国興亡記I ─翼ある虎─
ロムニア帝国興亡記I ─翼ある虎─
舞阪洸、エレクトさわる/KADOKAWA
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総合評価

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  • 1,2巻は面白かったけれど(ネタバレ有)

    1,2巻読んだ段階では、星5つだったんですが、5巻まで読んで評価を変えました。 ・良い点 アルスラーン戦記風の中世的な世界が舞台の架空戦記物です。主人公が智謀を駆使して戦っていく姿は、なかなかに引き込まれます(というのも途中から怪しくなりますが)。 後世の歴史家の語りとして解説やら問いかけやらネタバレやらを差し込む作風は、好き嫌いが判れると思いますが、私は悪くないと思います。 ・悪い点 一刻を争う緊迫した場面での無意味な長い会話、しかも毎度同じようなネタ。読み飛ばしたくなります。昔の「海猿」っていう映画のシーンで、一刻を争う場面なのに恋人と電話で長々と愛を語り合う間抜けなシーンがありましたが、それを許せる恋愛脳な人じゃない限り、うざいわと思うかも。 お色気ありなコメディーシーンを、あえて入れているんだと思いますが、これまた毎度コピペじゃないかと思うほどの似た様な内容が何ページにもわたっており、正直これ要らないと思います。 読んでいてイライラするぐらい。私は非常にイライラしました。 ばっかじゃねーの、と独り言いって周囲から嫌がられるぐらい。 戦闘シーンはどっちかというとたんぱくなのに、コメディーシーンは無駄に長い。 主人公の皇子様も、頭が切れるようでちょいちょい読み違えて、優秀な部下に助けられるという展開もチラホラ。 歴史家らしい語り部によると主人公の皇子が天下を獲ったようだけど、優秀な部下が揃っていたおかげだよね、という気持ちになります。 ・まとめ 文章力は、なろう系の平均レベル。あんまり作品を悪く言いたくないんだけど、よく7巻まで続いたな、という印象です。

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    投稿日: 2020.04.05