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3月のライオン 8巻
3月のライオン 8巻
羽海野チカ/白泉社
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総合評価

201件)
4.6
106
50
13
0
0
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    宗谷名人と零の対局の後、宗谷の秘密を知る零。 そして二階堂の復帰。 柳原棋匠と島田兄者の対局。 とにかく将棋三昧の巻。 みんな命がけなんだね。

    1
    投稿日: 2026.03.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    将棋の真剣勝負の描写が美しくもひりひりする。 敗着の駒から手を離す時指の表面を引きはがすような感覚があった のような表現が本当に秀逸だ。 感想戦で手を見る零ちゃんに、そういうものだよ、と言う宗谷名人。 何も言わないのにわかりあえている2人。 静かで明るくて何もこわくない所にいた というのが 真剣勝負で敵同士だけれどこれ以上無い理解者同士でもあることがよく分かる。 台風という日常から少しはみ出した最中の出来事でもあり 対戦した相手、しかも自分より格上の人と行動をともにするまるで夢を見ているようなエピソードがとても好きだ。 僕のあとを静かに神様がついて来る 現実感が無かった。でも不思議な高揚感があった という表現が素晴らしい。 宗谷名人が零ちゃんの分まで会計を済ませてもう先にチェックアウトしていて ホテルを探す時もそうだけれど、そういうところはちゃんと大人な振る舞いで。 そうしたことと相まって 青い空が嘘みたいで昨日までの嵐が夢の中のように遠く 現実感がなくなっていく感覚がある。 島田さんが零ちゃんに、 「楽しかったろ?宗谷との対局。また会いたくなるだろ?盤の前で」 と言ってくれるのが良かった。 自分も棋士だからこそ言える言葉だと思う。 読者としてはもちろん島田さんを応援しているけれど 柳原さんに降り積もる襷の数々 の描写で柳原さんの背負うものを知り、単純に島田さんに買って欲しいと 思えなくなってしまう。 頑張っている人に降格したら引退するのかとか いつまでA級にいられると思いますかとか 質問を投げかけることがもう無礼だと思うのだが メディアというのはどの業界でもこんなものだろうし 悪気もないのだろう。 柳原さんがふと負けるかもしれないと思った時に わからんがこれは俺が絶対に手離しちゃいけねぇもんだ オレが担いで届けるものだ 精一杯頑張った人間が最後に辿り着く場所が 焼野ヶ原なんかであってたまるものか と必死の形相でくらいつくところの迫力に圧倒される。 棋士としての力だけでなく、人生の重みなのだと思う。 時が経てば焼け野原も一面の緑になる、それを一緒に見るんだ。 一緒に、というのが簡単なようで難しく しかし重要なところだ。 そしてそうまでして進んでいく人の姿は、見ている人にとって自分も頑張ろうという力になる。 タスキは期待であり重いからこそ、 恐怖から逃げ出せないようにもしてくれていたというのは きついけれど力にもなる、不思議なものだなと思う。 来年はもう無理だろうな、というの去年も言ってた というのもまた面白い。 喉元過ぎればというが、こんなに辛い思いをして もう駄目だろうと思っても、その場になったら踏ん張って 必死で食らいついてくのだろう。 あまりにも恰好良かった。 お祭りのお話は可愛かったし、零ちゃんがきっちり借り出されているところも良かったけれど ちほちゃんがまだ辛いのが当然でありつつとても悲しいエピソードでもあった。 こんなにも人の心をめちゃくちゃにしてしまうことなのい ちほちゃんはしなくてもいい辛い思いをしている。 でもだからこそこうならなければできなかっただろう 梅シロップを作るとかそんな経験もしつつ いつかひなちゃんとお祭りを回ったり、一緒に甘味を売ったりできるようになったら良いなと思う。

    1
    投稿日: 2023.09.17
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    「戦い続けることの重みを読者に投げかける」というような文言が8巻の背表紙の解説に書かれてありましたが、やっぱりベテラン柳原棋匠の戦いっぷりが印象的で、カバーイラストになっている、無数のタスキに絡め取られながら振り向く柳原棋匠のあのシーンが本巻のハイライトでしょう。何年もその道を歩み続けてなおアグレッシブな攻めをみせる姿は、背負うものが大きいからでもあるんだろうなとしみじみ思いました。

    4
    投稿日: 2023.06.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    将棋回。宗谷名人と桐山君の戦いも異質で、戦い終わった後の桐山の様子がちょっと不穏で、何だ?と思ったけど、二階堂の復活に嬉し涙。そしてなんといっても棋匠戦。ポスターはさらにひどくなったがそんなのはどうでもいい。アニメでも凄い迫力だったが、もうとにかく凄かった。くうぅーーーかっけー!

    0
    投稿日: 2023.01.13
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    今巻は久し振り?にみっちり将棋 (;^ω^) そしてまた必然か偶然か、宗谷名人と柳原棋匠の何とも対照的な勝負が収録されている。 宗谷名人の対局は純粋というか、神宮寺会長の「意思の疎通が図れてて」という言葉どおり、選ばれし者たちが2人で創り上げる世界。かつての名プロレスラーの名言「相手がワルツを踊るならワルツを、ジルバを踊るならジルバを」を思い出した。 一方、柳原vs島田開八段は情念と情念のぶつかり合いで、まさに激突。どっちが好みかと言えば後者だけど、宗谷名人の対局ももう少し描いて欲しいなぁ…。 それから対局中の柳原棋匠の心象風景。正直、一読めはある意味怖かったけど、トップに立つ者と退いていく者が同時に立ち上っている複雑な棋匠の心象を、見事に設定・描写し切ったことにやっと気付いた (^^;)

    1
    投稿日: 2022.09.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公も面白いし 三姉妹の話もとても面白いのだけど、 限界を 越えて戦う二人の 対局が面白い。 勝ちたい思いがぶつかる中で 結局勝つのは どちらか 最後までどちらが勝つかわからない中で 結果がでる。 もう来年はダメだろうと思いながらも まだ続く 挑み続ける。 去年も言ったことを 忘れて 今年も言って 多分それも忘れて 来年も言っている

    0
    投稿日: 2021.12.26
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    駒音だけがどうしても鳴り止まなくて… 安定した半熟卵 ニュー圧力鍋の威力たるや 焼け野っ原 欅の木 永世棋匠 襷 白玉粉

    0
    投稿日: 2021.01.30
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    宗谷との新人戦ワクワクした! 宗谷と桐山の関係が不思議だけど心地よい。 棋匠戦のポスターは四角に切り抜いていたら運転免許証かな笑 柳原棋匠の66歳のリアルが生々しかった。、

    0
    投稿日: 2020.09.17
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    柳原棋匠の 『精一杯頑張った人間が最後に辿り着く場所が焼野ヶ原なんかであってたまるものか!!』 というセリフが印象的です。 羽海野チカさん自身も漫画家として活動する中でさまざまな理由で途中で辞めていく人を見てきたのではないでしょうか。 そしてそのたびに「期待」をかけられてきたのではないだろうか。 自身の経験から描いてらっしゃるのだとするとこの『3月のライオン』という漫画は羽海野チカさんの人生を生写しになるんじゃないか、なんてことを考えちゃいました。

    0
    投稿日: 2020.06.28
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    零と宗谷の対局、二人には大きな実力差が有る。だから結果そのものはほぼ決まっている ここで求められているのはどれだけの将棋が指せるか。 明確に悪手を指してしまった零はその時点で敗着と悟りつつもそこから全てを最善手のみで指してやろうと意気込む 島田との対局の際には自分の足りなさを恥じて途中で対局を辞めたいと思ってしまった零だけど、ここでは全く逆の考えを見せている。 この対局を思う存分「味わってやろう」との気持ちだったのかもしれない そうして対局が終わった零は帰るのだけど…… ここで思わぬ展開になったね。迷子をお家に送り届けるような展開には見ているこちらまで何とも言えない気持ちに… それでも見えてくるのは宗谷の人間性。将棋に関わる部分では彼は鬼か神かといった所だったけど、迷う零に精算窓口やホテルを示すなど年長者としての振る舞いを見せる また、明かされた宗谷の事情からも判るように宗谷って将棋のために人間を辞めたわけではなくて、耳が聞こえなくなったことで将棋の世界にのめり込めるようになってしまった人間だったというわけか そうなった宗谷の振る舞いを見て周囲は勝手に天才だ、鬼才だと持て囃すけど、その実情はとても孤独で儚い人なのかもしれないと、零が朝起きたら消えていた描写含めてそんな風に思ってしまった 79話から始まるのは島田と柳原による将匠戦なんだけど…… いやはや、これがどうして予想外に深みのある重い対局を見せてくれたね 最初は完全にギャグ調で二人のポスターも投げやりだし期待されてないのかな、なんて思ってしまったが実際は二人は周囲からの想いをこれでもかと身に纏った人間だったわけだ こうしてみると柳原って島田の上位存在なのかなと思えてしまう 島田は故郷に錦を飾る為に胃の痛みと共に何十年も戦い続けた。故郷の期待は島田の重圧となりつつも一方で諦めさせない強さとなった 対して柳原も長い棋士人生の中で諦めざるを得なかった人々の想いを雁字搦めになるまで身に纏っている。それが柳原の重厚な力の源泉となっている 二人は似ているようで少し違う。島田は棋士になれなくて故郷に帰った自分を夢に見ていたけど、柳原には棋士を辞めて残るものなんて想像できない。また幾重にも絡まった想いの襷は柳原に棋士を辞めることを許さない けれど、棋士を辞められないとの想いがまるで将棋盤にしがみつかせるような、それでいて誰にも退かせられないような将棋を指させる 全てを拾い、全てを捨てないまま永世称号を獲得した柳原 それだけでなく、焼け野っ原にいるようだと漏らしていたがんちゃんに頼み集合写真を撮るシーンは感動モノ 柳原が火だるまになっても離さなかったものの価値が集約されているような気がした

    4
    投稿日: 2020.01.25
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    カバーがすでに衝撃的。戦い続けることはもがき続けること。どんなにかっこ悪くても。たすきを引き寄せるあの感覚、何かに似ているのに思い出せない。

    0
    投稿日: 2018.10.12
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    とにかくこの巻は柳原さんがカッコいい。島田さん好きだからタイトル獲ってほしい、でも柳原さんの永世棋匠も見たい…!とやきもきしました。2018年のリアル将棋の棋聖戦(羽生棋聖VS豊島八段)でこの巻がデジャヴュした将棋ファンの方も多かったんじゃないでしょうか…

    0
    投稿日: 2018.07.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・75 零と宗谷が将棋で会話 宗谷の表現が白いのは、ネーミングが観測船なんですかね ・76 宗谷の難聴設定の意味がよくわからず。会長が零あるいは宗谷を心配して電話。零の保証人とか、面倒見がいいです。 ・78 島田が零から取り上げるのは、DSじゃなくてGBなんじゃないかと ・79 柳原と若い零と二階堂は対比なのかも ・83 使い捨て容器より安上がりという発想は、人件費を考えていないからかと。

    0
    投稿日: 2018.04.18
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    【あらすじ】 新人王となった零は多くの期待を受け宗谷名人との記念対局に臨むが、宗谷の重大な秘密を知り…。一方、島田八段は棋匠戦で初タイトルをかけ柳原棋匠と死闘を演じる。お互いのすべてを出し尽くした勝負の行方は…? 「託される想い」その重さを読者の方に問いかけます。 【感想】

    0
    投稿日: 2018.01.06
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    この巻では、宗谷名人の秘密が明らかになります。 宗谷名人や零だけでなく、一人ひとりがいろんな思いを抱えながら戦っている。そしてそれは将棋の世界 ばかりではない、中身の濃いい物語です。 だからこそ、困難を乗り切った川本一家のありように 癒されます。3姉妹は変わらずかわいい。

    0
    投稿日: 2017.12.17
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    最年長の御方の葛藤に感動! 本当に中年&老年の描き方が見事です。 名人の秘密もびっくりしたなぁ。

    0
    投稿日: 2017.10.21
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    零と宗谷との記念対局。 島田八段と柳原との棋匠戦死闘。 ただただ皆背負うものが多く重い… 白玉って美味しいよな~♪

    0
    投稿日: 2017.06.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あのポスターちょっと笑えた。そして、別室に医師と看護師をまたせとこうっていうのもまた笑える。 でも、勝負師ってこういう人たちなんだよなって思いました。そして、桐山君いいね。このお世話好きというか上手すぎかも笑

    0
    投稿日: 2017.01.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

     勝負師らの深み、凄味を全面に出す本巻。  耳が聞こえない方が勝負に集中出来て良いと考えてしまうような宗谷名人。  同期・先輩から数多の想いを継承してきたが、その想いが心の糧にも重荷にもなってきた柳原棋匠。  何れ劣らぬ勝負師の有り様が、心にのしかかるよう。

    0
    投稿日: 2017.01.02
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    感想戦すごい。なんか笑ったって素敵だ。常に安定したとろみの半熟たまごを食卓へのせる為の研究。月下の棋士じゃん!!!かっこよすぎ66歳。

    0
    投稿日: 2016.10.16
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    2016.4.23市立図書館 予約待ちでしばらくぶりになってしまったが、宗谷名人にはなんとびっくり!しかし腑に落ちた(7巻の細かい描写をもっと覚えているとよかったんだけど…)。 新人王の零と宗谷名人の記念対局に続いては、島田八段と柳原棋匠とのタイトル戦。若いものには若いなりの、歳を重ねたものには年齢なりの、強いものには孤高の、挑戦者には挑戦者の、それぞれのプレッシャーや苦しみがあって、手に汗握る。 ああ、それもたまらないけど、一方でひなの友だちで転校していったちほちゃんの戦いもまだ続いていて、そちらには胸がギュッと締め付けられる。難しいテーマだけど、逃げずにていねいに描いてくれることがありがたい。 2018.1.10購入

    0
    投稿日: 2016.04.24
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    新人王となった零は様々な人々の期待を受け宗谷名人との記念対局に臨む。この対局をきっかけに零は宗谷の重大な秘密を知ることになる。一方、島田八段は棋匠戦で初タイトルをかけ柳原棋匠と死闘を繰り広げていた… お互いのすべてを出し尽くした勝負の行方は…?「戦い続ける事」その重さを読者の方に問いかけます。様々な人間が、何かを取り戻していく優しい物語です。(裏表紙より) 「託された者」柳原棋匠の死闘、本当にアツかったです。えいやっと力を出すのって、年を取れば取るほど大変だから、それを出せる人っていうのは何かしら背負って生きているんだろうなと思いました。

    0
    投稿日: 2015.12.23
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    精一杯頑張った人間が最後に辿り着く場所 一面の緑になる それを一緒に見るんだよ 俺は覚えている 好きなヤツも 嫌いなヤツも 山程いたが 間違いねえ 今の俺はその全部のカケラでできている

    0
    投稿日: 2015.09.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今回も、笑って、泣いて、うなる。 特に、後半の「焼野が原」は、読み応えあり。 老いてなお、闘うことの意味、 闘いつづけるということ、について 深く考えさせられた。

    0
    投稿日: 2015.09.10
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    第8巻。 零と宗谷名人との対局、決着。 宗谷名人、捉えどころのない、ミステリアスな人だなあ。この巻ではそんな彼の秘密も明らかになるのだけど、彼と通じ合った瞬間の零の「こんな世界があるのかと思った 静かで 明るくて 何も こわくない所にいた」って少し味わってみたかった。 この巻のもう一つのメインは、島田八段と柳原棋士匠の棋匠戦。66歳現役A級。自分の老いと衰え、たくさんの期待というタスキに絡みとられながら、柳原は島田八段に勝利します。これも渋くてかっこいいなあ。

    0
    投稿日: 2015.06.20
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    空気というか世界の描き方がすごい。宗谷名人の音のない世界。たすきを預かる老齢・朔ちゃん。白玉売り。どれもたった一冊のコミックの場面とは思えない。

    0
    投稿日: 2014.10.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    買った初日に2度再読。それくらい読まないと自分の中で消化しきれないくらい濃い内容。最後に夏祭りで零くんとひなちゃんが並んで微笑んでいるところで8巻が終了し、9巻へ続く展開なんて、うますぎますよー。

    0
    投稿日: 2014.10.02
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    将棋の話中心で、三姉妹との関わりがあまり出て来なかったのが残念。宗谷さんの秘密は驚いたけどナルホドって感じ。一人一人にきちんとバックグラウンドがあって、それがその人の現在をつくっている、と分かる羽海野先生の書き方が好きです。

    0
    投稿日: 2014.07.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    3月のライオンを読む前、友人から題名だけを聞いていた時の頃、本屋で平積みされていたこの巻の表紙は印象的だった。 この白い帯は何だろう、表紙に描かれたおじいさんの表情は何の表情だろうと気になって、読み終わった今ようやく解明された。 たすき! どれだけの人のたすきを受け取って来たか。確かに重みではあるけれど、それがあったからこそここまで来れた。『精一杯頑張った人間が最後に辿り着く場所が焼け野原なんかであってたまるか!』とたすきを握り込むシーンにじんとした。かっこいい。 自分もそうでありたい。今はどうしても苦しいけれど、諦めず、最後まで突き抜けていきたい。

    0
    投稿日: 2014.06.30
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    以前、子供たちが借りてきたマンガ。脇から手を出して読んでみると、面白い。続編が気になり、購入。 気力の衰えを覚える中でタイトル死守しようとする老棋士。 …今日もまた火だるまになって存分に苦しんでやろうじゃないか。… 気持ちが鷲掴みにされて、眼から汗が出てきた。本筋じゃないのに。 三日月堂の家族たちの日常は、ほっとする一遍。

    0
    投稿日: 2014.06.01
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    いつも通り、一気に読み終わってしまった。息が止まりそうな静寂の中での熱い戦いと、とにかく騒がしいにぎやかさに生まれるほっと一息つく安らぎ。この2x2の対比、組み合わせが、バランス良く、心地よく読ませてくれるのかな。 とにかく、誰一人として負けて欲しくないと思わせる、棋士たちの描き方が素敵。まさに人生を懸けて戦ってきた棋士たちと、若い主人公たちがどう戦っていくのか。楽しみ。

    1
    投稿日: 2014.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    宗谷名人が、音の無い世界に暮らす人であったことが、 自然に描かれています。 恐らく勝負のプレッシャーや繊細さからくる 難聴なのかもしれませんが…。 名人と桐山くんの、静かな心の繋がりが美しかったですね。 しかしむしろこの巻の読ませどころは棋匠戦。 柳原棋匠と島田八段の熱戦が素晴らしかったです。 なにも背負ってこない人生は、気が楽ですが薄い。 たくさんの事を背負いつくして来た人生は、 重く、本人には焦土しか見えなくとも、 その後には緑が芽吹きます。 まだ柳原棋匠のところに追いつくまでには、人生の年数は まだまだですが、重いばかりでなにも残っていない自分の 人生を思うと、惨めで涙がこぼれそうでした。 そうして、涙などでどうにかなった気になる、自分もイヤで。 壊れかけた身体にもこころは瑞々しいまま宿るかもしれないし 老いていても燃える火は誰もが自分なりに持っている。 どんな、惨めなひとも、素晴らしい業績を持った人も 人生を生き抜いていくっていうことは、熱く、苦しく。 誰かに軽んじられるなどということは許されない。 そんなことを思いました。 ああ、それからもうひとつ。 川本家のほんわりした風景が挟まれているのは一種の 清涼剤のようなものですが、二海堂くんと桐山くんの 「名前のつく技」の場面など、ふと優しい風が吹く場面が あるのがよかったです。

    2
    投稿日: 2014.03.26
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    宗谷名人の秘密が明らかに。これにはびっくりしたなあ。なるほどちょっと納得、て感じでしょうか。 川本姉妹と零くんの絡みが後半だけで少なめだったので、次に期待。

    0
    投稿日: 2014.03.03
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    人の傷みが分かる人でありたい。 そう願ってはいるけれど、まだ程遠い。 このマンガを読むとそんな私でも 人の傷みが分かるような気になってしまう。 今回はおじさんたちがメインだったけれど 読み応えたっぷりだった。 年をとればベテランとは呼ばれるものの、 ゴールはまだ途方もなく先だったり、 折り合いをつけなければならなかったり。 敵も見方もそれぞれの人生を背負っている。 『精一杯頑張った人間が最後にたどり着く場所が 焼野ヶ原なんかであってたまるものか』 これは勝負の世界だけの話じゃない。 やっぱりすごい。人間讃歌だ。 道行くおじさんたちに 『がんばれ〜』ってつぶやいた。 私もまだまだ、がむしゃらでありたい。

    5
    投稿日: 2014.03.02
  • マンガという表現のすごさ

    もうマンガを買うのもなぁ。たまにちょっと読めればいいや...と思っていたのですが、この作品と出会って、改めてマンガはいいなぁと思いました。 特にこの表紙になっているシーンが、映像でも、小説でもない表現で伝えられる「すごさ」を感じました。 マンガをちょっと離れていた方に特におすすめです。

    7
    投稿日: 2013.12.28
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    桐山と宗谷さんの対局が、とても静かで美しかった。 誰もそこに入れない特別な世界。 そんな世界にいるからこその宗谷さんの孤独。 宗谷さんはほんといろいろとすごい人なんだなぁ。 2013.10.31読了

    0
    投稿日: 2013.11.07
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    丁度ヒカルの碁のアニメも同時期に見ていて。勝負の世界は厳しいけどその中に癒しもあるのね。真剣な人の姿はどの世界でも美しい。

    0
    投稿日: 2013.10.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    10/13-14 1~8巻読了。 この話はまだまだ続きそうですね。とりあえず借りたとこまで。 中学生でプロ棋士になった高校生、桐山零と、あかり、ひなた、モモ三姉妹のあったかい間柄が心地良い。おじいちゃんも良い味。 ハチクロとはまた違った雰囲気だけど安心感がある。ここどちらも共通なのは、本当の家族じゃないのに家族っぽいところ。零の元の家族とはまるで違う。 だが個人的に好きなのは、自称ライバルとか親友とかの二海堂くんだったり。 島田さんも良いなぁ。山崎順慶さんも。あと高校の林田先生。部活の野口さんもなぁ。 対局部分は流してるつもりだけど気がつくとじっくり見てて、一冊読むのにすごく時間がかかる。 宗谷さんはこの先どうなるのだろうか。続きが楽しみです。

    0
    投稿日: 2013.10.14
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    突出した才能は多くの犠牲伴って成り立つもの。 勝ち続けるが故の重圧。他の追随を許さない孤独。 更なる深淵を望む、満ち足りることのない飢餓感。 その道を進み続けることを諦めないのではなく、諦めることが許されないのです。 でも、そうであるからこそ、その孤高の姿は気高く、皆の感動を呼ぶのだと思います。 宗谷名人も柳原棋匠も凄く素敵です!!

    0
    投稿日: 2013.10.09
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    二つの対局が印象的。 宗谷名人と零の、静かで以心伝心な対局と。 柳原棋匠と島田八段の命を削るような対局。 将棋自体は詳しくないので盤面を見ても緊迫具合はわからないのだけれど。 今回、あんまり川本家出てこないのですが、豚の角煮がものすごくおいしそう。 あと、冷やし白玉も。白玉って夏のおやつとしてもいいんですね。 食べたくなった。 毎回、出てくるごはんがおいしそうでいいな。 食べるって、たいせつなことです。

    0
    投稿日: 2013.07.22
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    ああ、何で面白いんでしょうか? やっぱりジワジワ来るんだよね。 目立って、派手に過激に、ガシガシ来るのが好きなんですが、「3月のライオン」止められなくなった。 良く本を読んでる人たちが、あえて薦めてくれたマンガは、やっぱり普通じゃ無かったな。 川本家、ファイッー! それで、次巻の発売はいつ頃?

    2
    投稿日: 2013.07.12
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    あぁ、このマンガは将棋漫画なんだなぁというのが前面に押し出されて、棋士達の生き様がいろいろ出てくるけど、これは後々の主人公の闘いの伏線なんだろうなぁと、ちょっと中休みのような気もする巻。そして、安定した半熟玉子ライフに和む。

    0
    投稿日: 2013.07.02
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    宗谷名人との記念対局から棋匠戦まで 大人って渋くてかっこいい 表紙にも納得納得(._.)! アウェーの地での島田さんの応援の3人の人は最高だった 負けちゃったけど島田さんこれからも頑張ってー( ´ ▽ ` )ノ!

    2
    投稿日: 2013.06.26
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    零と宗谷の対局はおもしろい。弟子を試す師匠のごとくそして最善の一手への足がかりを示唆している感じ。一方、零の師匠島田の初タイトル戦での柳原棋匠との対決は圧巻。棋匠の人生の礎になっているしがらみの描写は老獪と呼ぶには哀しすぎる。

    0
    投稿日: 2013.06.19
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    桐山と宗谷名人との対局。とても静かな対局だった。対局が終わったあと電車で一緒になる。しかし、電車は台風の影響で動かない。で、宗谷名人と一緒に行動していくことになる。宗谷名人について気になっていた事が分かった。なるほどと思った。それから、退院した二海堂。また対局する。結構元気でよかった。柳原棋匠と島田八段の対局。桐山二海堂と一緒に解説。とても長く過酷な戦いで柳原棋匠は危機的状況に。貴重な対局だった。川本家は新しい商品を考案。売れ行きに喜ぶ。使っているシロップは、ちほちゃんの作ったもの。

    0
    投稿日: 2013.06.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    還暦越え爺様方大活躍の会。勝ち残って来た人たちも戦ってるんだなあ。宋谷さんもストレスが半端ないってことか。勝負の世界は厳しい。

    0
    投稿日: 2013.06.01
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    この巻、地味に渋く凄みもあって圧倒されました。宗谷名人の謎にも少し触れていて、これにもしみじみしたものがありました。みんなが温泉玉子を工夫しているのが、これもまた役に立つほっこり具合で絶妙です。

    0
    投稿日: 2013.05.24
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    大好きな島田さんに勝ってほしかったけど…!!今回もじわっときて燃えました。宗谷名人恐るべし…この存在感トリハダ。

    0
    投稿日: 2013.05.10
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    焼け野が原で火だるまになっても立っていられるのは襷に縛りつけられているから。真剣勝負とはそういうことだ

    0
    投稿日: 2013.05.06
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    表紙が柳原棋匠って、ダレとく? でも、内容にものすごくあってるし、読み終わると、これしかない表紙だと想えるんですけどね。 羽海野 チカ、ハチクロ以上にどの世代にも物語を届けようとしているのが感じられます。

    0
    投稿日: 2013.04.22
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    戦い続けることの重みがテーマとなった巻。 読み終わった後に、改めて表紙イラストを眺めると、このイラストの重さを実感させられる。天才型ではない人間が人一倍努力を続けて、その場に居続けて戦い続けること、それはどんなにすごいことなんだろうと思い知らされた。

    2
    投稿日: 2013.04.17
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    読むの遅くなりましたが 今回もじわりと泣ける。 表現力がすごいよね。 表情も力があるし。 3姉妹が今回は控えめだけど、角煮たまごはやってみたい。 宗谷名人の謎がようやくわかった。 どこまでも綺麗。

    1
    投稿日: 2013.04.17
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    老いてもなお現役で居続けることの厳しさ、強さ、折れそうな気持ちを奮い立たせて、満身創痍で戦うひたむきさに、心打たれました。電車の中でつい、泣いてしまうところでした。 若者の頑張りも応援したいけど、師匠も頑張ってほしい。 年を取っても人は必死に生きてる、そんなことを考えさせられました。

    1
    投稿日: 2013.04.11
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    将棋に関しては分からなくても大丈夫! そんなん抜きにして(作者には失礼かもしれないけど…)!?それぐらい登場人物が魅力的。 不器用だけど、温かく優しく、ほっこりするライオンの人々に癒される。

    0
    投稿日: 2013.04.09
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    うう。厳しいよなぁ、生きるとか戦うとかってしんどいよなぁ。いざとなった時には自分の足で立つしかないわけだし、ほんとうに自分だけで生きていくのってつらいよなぁ。 なんて僕は思ってしまうけど、応援してくれる人がいるからっていうことを大きな力にして、それが枷のように感じられることすら使ってしまう人がいることもまた事実だ。 この世界で生きている人たちのほとんどがそうやって自分と周りとの折り合いをつけて、ちゃんと自分の足で立って生きてきたのだろう。うう。そうやって生きなきゃと思うし、そうやって生きたいと思う。

    2
    投稿日: 2013.03.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    独特の世界感がそこには広がっています。のめりこむように読みました。いい意味で読んだ後にどっと疲れがきます。

    0
    投稿日: 2013.03.27
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    購入。読み応えズッシリの一冊でした。棋匠戦は読んでいて苦しくなるくらいだったけど、柳原さんがかっこよくてもう!これからと頑張る人も、これまでかと踏ん張っている人もぜひ読んで欲しいと思う。

    1
    投稿日: 2013.03.21
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    “あの時びっくりしたんだ 考えてた事が口に出てしまったのかと思った ——言葉にしてないのに通じた こんな世界があるのかと思った 静かで 明るくて 何も こわくない所にいた”[P.38] 襷だったのか。 宗谷さんの存在感の白さ透明さ静やかさの描き方が本当凄い。 白玉美味しそう……。 Thanks to K.H. “「いい夜だねぇ… れいちゃん 私 こういうのがいいな… こういうのが大好きみたい」”

    1
    投稿日: 2013.03.20
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    ひゃあ~\(^o^)/ 読ませるなあ!とっても面白かった。 柳原棋匠との戦いとっってもドキドキしながら読みました!! 最後の零とひなちゃんの2人で並んでる姿が もはや夫婦・・・!!って感じ(笑)

    1
    投稿日: 2013.03.18
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    悪いことのあとには 絶対にいいことがあるんだって。だけどそれは 『努力したひと』に限るけどね。零くんもひなちゃんも 2人のまわりのひとたちも みんな悩みとか葛藤があるわけで。それにどう寄り添うか か大切なんだって。 みんな、見えないタスキをかけてるんだよ。

    0
    投稿日: 2013.03.13
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    落ち着いた、しかし強く訴えかけてくる…羽海野さんの良さ・らしさが際立っていた。 読みながら、自分の人生を振り返り、重ね合わせて考えてみてしまう __…自分は生きることにこんなに必死になったことがあろうかと。 人とのつながりや人の暖かさが、心の奥にじわじわとしみわたっていった。

    0
    投稿日: 2013.03.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    二つの対照的な戦いの巻。 前半の、静かな宗谷名人と零の戦いも良かったけれど、後半の激闘の棋匠戦が本当に素晴らしかった。 筆者の描く物語はいつも「ガチ」で、何か曖昧に諦めたり、斜に構えたり、そういう人がいない世界だ。今回もそう。 小さな頃から棋士として、これ以上無いほどの努力を続けて来た二人の、大人のガチンコ勝負。 悩める老齢の棋士と言えば、2巻で松永さんが出て来たけれども。それ以上に深く、14期も「棋匠」のタイトルを保持して来た「化け物」柳原棋匠の、夢破れた仲間からのたすきの重さ、そして自分から将棋を取ったら何が残るのか、という四十にして惑わずとは全く逆の苦悩が、対局を通じて描かれていて、胸に迫る。 線の細い棋匠が重い重いと言いながら、望むと望まざるに関わらず背負った夥しい数のたすきを、精一杯担いで届けようとする様に心打たれた読者は、きっと多いはず。 恐らく島田八段と同年代位(もう少し上?)位の、筆者自身の人生にも通じる「託された願い」と「積み上げてきた努力」の物語は、圧倒的な説得力を持っている。 そして二階堂が復帰して本当に良かった。 彼には、彼のモデルとなった村山さんとは、違う人生を歩んで欲しいと、切に願う。

    5
    投稿日: 2013.03.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こういう老兵が戦う姿いいなあ。正直柳原棋匠は負けると思っていました。こういうおじいちゃんはだいたい噛ませ犬というかメインキャラの踏み台にされる運命にあると思っていたので。島田さんは残念だったけど安易な展開にしなかっただけに、もはやマンガのキャラを超えた人間性を感じました。 対照的に宗谷名人はいろいろ人間離れしていましたけど(笑)

    2
    投稿日: 2013.03.06
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    レンタルコミック屋さんで、店員さんおすすめ とあったので 読んだら、ほんっと面白い!!! 毎巻、泣いてた。二階堂君がいい。あと島田さんも。 甘味屋さん行きたくなっちゃったなぁ。リス探し扉絵が かわいかった。

    1
    投稿日: 2013.03.02
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    ◎マンガ大賞2011(第4回)受賞作品。 ◎第35回(2011年)講談社漫画賞一般部門受賞作品。 2013年2月26日(火)読了。 2013-14。

    0
    投稿日: 2013.02.26
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    宗谷名人は凄い。 でも零くんもシッカリ同じ世界に入ってる気がする。 最後のおまけページをいつも楽しみにしているのですが、 今回も面白かった。むしろ今回は本編よりも好きでした。 ジューサーを買ったという作者の話が載ってるのですが、 天然な人、それこそ宗谷みたいな人なのかしらと思いました。

    1
    投稿日: 2013.02.24
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    新人王となった零は様々な人々の期待を受け 宗谷名人との記念対局に臨む。 この対局をきっかけに 零は宗谷の重大な秘密を知ることになる。 一方、島田八段は棋匠戦で初タイトルをかけ 柳原棋匠と死闘を繰り広げていた… お互いのすべてを出し尽くした勝負の行方は…? 「戦い続ける事」その重さを読者の方に問いかけます。

    0
    投稿日: 2013.02.19
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    tsutayaレンタル。 食べ物の描写がとにかく上手い、ってか美味いww いやはや、今回もジンワリと心に沁みる良い話。 そろそろ単行本買っちゃおうかな。

    0
    投稿日: 2013.02.18
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    宗谷との一戦。謎のベールに包まれた宗谷を少し理解するもやはり謎だらけ。 棋匠戦の柳原の心情描写がかっこいい!年老いて体力的にきつくても頑張る理由に感動。寄せられた期待は、託されたタスキ。島田八段にもいつかは勝ってほしいな。 坊やも復活したし、何より桐山が良く笑うようになったし、早く続きが読みたい!

    1
    投稿日: 2013.02.14
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    宗谷名人と桐山くんの記念対局。 向かい合って指している2人だけに聞こえる声に頼らない会話のようなものがあるのかな。 魅了されたかのように棋譜をみつめる桐山くんが少し心配になったけど、二海堂くんとひなちゃんと、みんなの笑顔が周りにあるからきっと大丈夫。 ずっと笑っていてほしいなと思う。 そして柳原棋匠と島田八段の棋匠戦は、もぅ、格好いい! こんなにすごい戦いなんだからポスターももっとすごいの作ってください! (「天国からいつも見守ってるよ」的なポスターもときめかしいけれど‥) 次巻は二海堂ワクチンの続報と桐山くんの部活動風景があると嬉しいなぁ。

    8
    投稿日: 2013.02.11
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    「早くぅ~、早くぅ~。次は『信長』が待ってるんだから」って、 読み終わったそばから持ってかれちゃった。 高2と高1の姪達に。 だから、『3月のライオン』のレビューはパスするかって、思っていたら、 彷徨の第八巻、感動しました。 私自身が、登場しているではありませんか。 「定年を繰り上げてくれって、内示もらってな。5月いっぱいで、退社したんだ……。ま、早い話、リストラだ」 「―――でも、朔ちゃん、俺は、アンタはまだ、戦ってるんだって思ったら……。いてもたってもいられなくて……。」 「俺から仕事とったら何が残ってんだ?」 「こえーよ、朔ちゃん」 『3月のライオン』、若い人たちだけの物語だと思って読んでいたのに。 精一杯頑張った人間が、 最後に辿り着く場所が、 焼野ヶ原なんかであってたまるものか!! そして、涙が止まりませんでした……とはいかずに、 Chpter79のポスターのエピソード。 「この楕円の枠がいけないんですかね? なんていうかこう…、卒業アルバムの欠席の人みたいで…」 「いや…取ったら取ったで、今度はなんつーか… 『天国から見守ってるよ』的な空気感が出ちゃってさ…」 久しぶりに大笑い。 いまでも、思い出し笑いをして、妻に気味悪がられています。 ここで、笑い飛ばせるうちは、“戦い続けるという事”ですよ。 私だってまだ、捨てたもんじゃねえですぞ。

    7
    投稿日: 2013.02.10
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    幼くして両親をなくした天才棋士を主人公に、将棋界を描いているこのシリーズも本巻で8巻目。 主人公や彼のご近所さん一家に降りかかった様々な陰鬱なエピソードを描いていたこれまでとは違って、本巻は主人公と当代きっての天才棋士との対局や先輩棋士と老棋士との執念の一局等、対局中心のストーリーとなっており、暗く閉塞感のある想いに囚われる主人公ではなく、まっすぐ将棋に向かい合っている主人公が描かれています。 その為、次巻以降の主人公の棋士としての成長や活躍に心躍る展開が待ち受けているのかも?と言った感じです。 次巻以降、どの様な展開が待っているかは知りませんが、いずれにしても楽しませてくれるものであるのは間違いがないといった所。 期待して待っています。

    0
    投稿日: 2013.02.05
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    母がゲオから借りて。 やっと最新刊読めた!。 そして表紙の美しさ! 柳原さんが何かに追われてるような感じがたまらなかった。 内容知らなかった時点であの表紙には引き込まれた。 最後に表紙のラフ画か販促用のラフ画が載ってたけど今回の表紙が一番いい。 余裕ある大人のその隙を見せつけられた。 そしてあの絡めとる帯の正体はたすきだったのね。 宗谷さんが耳が聴こえない設定でちょっとホッとした。じゃないと完璧に別世界の人間過ぎて現実味がなくなる。 柳原さんと島田さんという好きキャラ同士の戦いやからどっち応援しようかってなったけど、柳原さんメイン回やったからやっぱりそっち応援しちゃうよね。 土壇場で意地と強さを見せる柳原さんがカッコよすぎる。 焼け野原というより私は深海の中に見えた。表紙のイメージからかしら。 柳原さんとか島田さんとか努力してきた人に弱い。この作品はみんな努力してるけど特にこの二人が好きなんはきっと私がおじさま好きやからだわ!!←

    2
    投稿日: 2013.02.01
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    頑張るおっさん達が格好良すぎだ!生き生きしてて読んでてパワーをもらえる。年寄りが元気な話ってとても良いと思う。あと食べ物が毎回美味しそうで堪らん(笑)角煮、半熟玉子、冷やし白玉シロップ……食べたいww

    1
    投稿日: 2013.01.31
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    おっさん同士(片方はおじいちゃんだけど)の熱い戦いに涙しながら読めるのがこの漫画の最大の特徴だと思います。 夢って何時の間にか託されて、託された側は押しつぶされそうで、っていうのがタスキですごくうまく書かれてました。 自分自身も知らぬうちに託したり、託されたりしてるのかなって。 ここが悲しいかな勝負の世界。 あと、名人の秘密というか謎というかも明かされました。 「聞こえない」が最初比喩かと思ったら本当に聞こえてないんですね。 名人の孤独で、けど唯一である盤面のみの世界に、零は少しだけ足を突っ込めたんじゃないかなと思いました。

    0
    投稿日: 2013.01.30
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     宗谷さんももちろん格好いいんだけど、やっぱり棋匠戦。うおおおお。みなぎる。  そして、現代の若手から見て、老齢の方が輝いていると感じていることを、当の年代の方に知っていただきたい。  ほんとになぁ。すさまじい。

    0
    投稿日: 2013.01.29
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    周りからの期待やしがらみとかの諸々に縛られているから続けているだけ、と思うことでも、続けている自分を、他の誰かじゃなく自分自身が認められればそれでいい。

    1
    投稿日: 2013.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    宗谷名人素敵。 相変わらず、心がざわつく漫画。 ひなちゃんたちの食べ物にかける情熱パナイwww

    0
    投稿日: 2013.01.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    毎度貸してくれるNさんありがと。 体調整えて 心して読まないといけない作品なので ちびちび進めていってて 今日焼野が原②~最後まで読了。 毎巻恒例の号泣。 連勝し続ける人のメンタリティについて スポーツ選手のことは想像してみたことがあるけれど この年齢層の人に関しては 全くナシだったので ずーーんときた。 『たすき』について漠然と個人的な発想レベルでの観念しか なかったから、リアルで夢や人生を託される人の重圧感たるや・・ この作品、フィクションじゃん!と言ってしまえばそれまでだけれども 想像と取材でここまで肉薄出来ているなんて すさまじいな。 どんだけ感受性と客観性豊かなんだ?という話で。 『物語の力』の凄みってんですか?やられっぱなしの8冊目でありました。

    0
    投稿日: 2013.01.27
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     戦う二人の話。一人目は宗谷名人。もう一人は柳原棋匠。はじめ8巻の表紙を見た時、それの意味することが分からなかった。しかし、読んで柳原棋匠を取り巻く白いものの重さを知った。島田八段ファンの私にとっては個人的に彼の勝利を望んでしまうが、双方の立場を知ると柳原棋匠も応援してしまう。登場人物全員を応援したくなるが、勝負はそう甘くない。

    0
    投稿日: 2013.01.25
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    本編もさながら、巻末ページにふき出して笑ってしまいました 出店のシーンが、すごくおいしそうで、羨ましくなりました

    0
    投稿日: 2013.01.21
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    読み終わってから、数日経っているんですが、まだ胸の奥の方が少しざわざわしているみたいです。この著者の漫画にはいつも何かを持っていかれる気がします。

    0
    投稿日: 2013.01.18
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    ただ一度の躓きに、身勝手な終わりを宣告される世にあって、「未練」とは、その人のどこに棲み、どう作用するものなのだろう。その「未練」に繋がるのは、戻りたい場所なのか、現在の居場所なのか、辿り着きたい場所なのか。祈りや願いを抱く人間にとって、肉体は、その出力を担う部分でもある。生きることが闘いであるならば、つまりそれは、形而下に落とし込んだ想いを、死に物狂いで伝えることにほかならないのだと、今巻は語っているように思えた。

    1
    投稿日: 2013.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    柳原さんの言葉「精一杯がんばった人間が~」が胸に響いてたまらない。そうだよ。がんばって何ものこらないなんて、そんなことがあってたまるかって…せめて漫画の中だけでもね、努力が何かのためだと思いたいじゃん。島田さんにも勝ってほしかったけどな…。

    0
    投稿日: 2013.01.18
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    相変わらず安定してるな〜と思って読んでたら…すごい萌え爆弾きたー!宗谷名人!あの人なんなの、天使?妖精?

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    投稿日: 2013.01.16
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    あかりさん一家の話が好き。 将棋はやっぱり難しくてよく分からない。 登場人物それぞれが自分の中の正義を大切にしているところが好き。

    0
    投稿日: 2013.01.14
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    あの表紙は「たすき」の重みを表現していたんですね。 読んで納得。 柳原さんにはまだまだ頑張ってもらいたいものです。

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    投稿日: 2013.01.11
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    かわいらしいカラーの表紙(今回は渋い)と、筆太なタッチのモノクロページとでギャップがある様に、内容もギャップ・多面性がある。 メルヘンちっくな面、人情もありつつ、人間の汚い面、情念。 重く辛い展開になるのかと思えば、耐えた後の救いの光。 ベルセルクの作者から「アニマル一男らしいマンガ」と評されるだけある。 煮卵のベストタイムに納得。 室温か冷蔵庫から出してすぐかは、大違いだ!

    0
    投稿日: 2013.01.09
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    羽海野さん独特の小ネタの散りばめ具合がとても好きなのですが、今回もう少し抑えたものがみたかったなあ、ともちょっとだけ思いました。フォントがうるさすぎるのかなあ。青年誌のフォントだから仕方ないか。 でも、それもこのお話の良い部分なんだよなあ。 すごく、広い話をぎゅっと凝縮してきらきらと差し出してくれているなあ。 柳原棋匠が素敵でした。はい。

    0
    投稿日: 2013.01.08
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    作者が老いをテーマにしたのは珍しいのではないかと思った。 まだ現役バリバリ、いや第一人者という立場だと思うけれど、 それでもこんなに深い視点を持ち、更にそれを表現できるとは、すごいの一言。

    0
    投稿日: 2013.01.08
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    彷徨の第8巻 零vs宗谷 孤独と孤高。 天才と神。 でもすごく優しい。 柔らかい。 2人を感じられた。 誰にでも悩みはあって、 周りの環境があって、 人の良し悪しは他人の評価によって勝手に決められるのだと。 そんなことをじわじわ感じた。 あと、 柳原vs島田 タイトル戦。 将棋の内容はさっぱりだけれど、 気迫は十分伝わった。 命を削るような戦い。 棋士たち一人ひとり、 丁寧に描くもんだから、 ほんとに全然好きになってしまって、 応援したくなってしまって、 感情移入に困るほど。 ひなちゃんの戦いも良かった。 ほんとにほんとに好き。 私も何かを頑張りたい。 頑張った記憶がほしい。 私の人生まで変えられそうな、 そんな影響力の強い、 パワフルな8巻。

    0
    投稿日: 2013.01.07
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    一つの道に人生を掛けることが、どれだけのことか、力強く語られています。毎回、自分もこれ位頑張れているのかな?とか思いながら見てます。

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    投稿日: 2013.01.06
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    宗谷名人の話が切ない。そしてジイさん達がカッコいい。表紙はそういう意味なのね、と。半熟たまごと白玉団子作らねば。羽海野チカ、やっぱりいいなぁ。

    0
    投稿日: 2013.01.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    新人王になった桐山零と宗谷名人の記念対局。静けさの中での対局で、零は宗谷と言葉を交わすことなく対局を通して意志疎通ができることを感じていた。▲7四歩を指した瞬間、指先がピリッとしたことを、宗谷はわかっていたのだ。 対局後、東北新幹線で盛岡から東京に戻るが、台風2号の影響で阿武隈川で架線事故が発生し、零と宗谷は仙台駅で下車する。そこで零は、宗谷の耳が聴こえていないことに気付く。会長からの話によれば、「聴こえる」と「聴こえない」状態を行ったり来たりしているのだそうだ。 孤高の名人宗谷の、知られざる真実だった。 一方、棋匠戦第5局では、島田八段と柳原棋匠の熱戦が繰り広げられる。退院した二海堂と零は、大盤解説会を担当することになり、現地に同行する。 66歳でA級の柳原は、将棋に携わりながら去って行った者たちの「想いのタスキ」を背負っていた。対局は島田八段の優勢で進むが、柳原棋匠の脅威の粘りで混戦に入る。去りゆく者たちの前に広がる焼野原で、未だに焼き尽くされずに焼かれ続ける柳原の姿は、将棋という勝負の世界に長らく立ってきた棋士の誇りに見える。 対局の結果、柳原棋匠が勝ち、通算十期獲得により永世棋匠となる(66歳なので自動的に呼称も永世棋匠となるはずだ)。 ちなみに、通算十期で永世位の資格を得るのは、将棋界では名誉王座のみ(王座は日本経済新聞主催のタイトル戦で、囲碁と同名タイトルということもあり、囲碁と同じ条件となっている)。他のタイトルは通算五期(棋王のみ連続五期)で永世称号を名乗ることができる。 奇しくも、12月18日に米長邦雄永世棋聖が亡くなられた。少し柳原棋匠と重なる部分もあり、とりわけ心に来るものがあった。米長永世棋聖のご冥福をお祈りしたい。

    1
    投稿日: 2013.01.06
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    「僕の後を静かに…神様がついて来る」…宗谷さんの秘密がががが! 棋匠戦の病弱二人~ていうか柳原さん(´;ω;`)たすきの重み(´;ω;`)

    0
    投稿日: 2013.01.06
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    今までの既刊含めて一番好きな巻となりました。 普通ならば名人との対決となればその勝敗の行方を緊迫感煽る演出で追いかけてしまうであろう局面。 しかし試合はあっさり終わり、読者は試合後のふたりの不思議な空気感に強く印象付けられてしまいます。 また、後半の島田八段と柳原棋匠との勝負は、死闘と呼ぶに相応しい熱い対戦でした。 どんどん深みを増す3月のライオン、今後にも期待です。

    0
    投稿日: 2013.01.06
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    高校生プロ棋士、桐山零の物語。 この巻では新人王として、宗谷名人に挑戦する零。 その戦いの中で見出した新たな世界、そして知ることになった宗谷の秘密。 ――といいながら実は、メインはもう一つの戦い、棋匠戦の方だったりする。 それは何よりも表紙が物語っている。 久々に将棋を前面に打ち出した読み応えのある巻。 ガンバレ、桐山君。

    0
    投稿日: 2013.01.05
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    息詰まる緊張の描写と、心暖まる描写、その緩急がなんとも気持ち良い。 オッサンの寝起きシーンの多い漫画ですよね。

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    投稿日: 2013.01.04
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    宗谷の静けさがそうつながるかと。言葉を交わさずに将棋で会話するレイが改めてすごいや。じっちゃま戦は渋すぎるが、重い中に心に響くものがあった。

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    投稿日: 2013.01.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この人の世界も、広がっていくなあ すききらいはあるかもしれない 意外と主人公の掘り下げが少ないのよね そこが気になるところ。 このひとは、ある種の社会を描くのがうまいなあと思う。

    0
    投稿日: 2013.01.02