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総合評価

121件)
4.0
38
44
28
2
1
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これさあ、今年No.1の小説だよ。ていうかさ、今まで読んできた小説の中で、五本の指に入れてもいい物語だ。 最後は一気に読んでしまった。 さすがにマヤ文明とか出てきて、新政府樹立とか、理想論だと思うけどさ、物語としては最高だよね。 それにしても、レンとチカ、これでもか、これでもかってくらい、逆境に陥るね。 その度になんとか這い上がる。 その過程が素晴らしい。美しいとかそういうんじゃない。泥くさいというか、泥縄?満身創痍でこれまでか?ってタイミングで道が拓ける。 すごい本読んじゃったな。 「要するに、人間は何にでも慣れるのだ。どんなひどいことにも。その時は最悪だと思っても、見方さえ変えれば最悪に底はない」 ↑この小説を一言で表すとこの一文に行き着く。 BOOK・OFFって古い本は全て100円にしちゃうんだな。 これ定価で買ってもいいよ。喜んで買うよ。 星5つです!

    2
    投稿日: 2025.08.29
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    上巻の最後で、ファンタジックかSFか…と思ったら、そうでもなくて、後半は、ミッションインポッシブルかインディージョーンズになっていった。練のおじいちゃんは、偉大だとよくわかった。情景を思い浮かべながら、面白く読めました。

    7
    投稿日: 2025.08.15
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    ジャングルをさまよう練と千華子。そしてある人物と出会い練は千華子を人質に取られ、マヤ族の儀式に強制参加させられる。 それは生死をかけた過酷な儀式だった。 閉じ込められた千華子は地下に繋がる入り口を見つけ、一人で地下迷宮を彷徨うことになってしまう。 結構どきどきはらはら。 途中で読むのが止められない。 二人が無事に両親と出会えるのかどうか。 これはなかなかおすすめ! 詳しい感想はこちらへ↓ https://ameblo.jp/harayou1223/entry-12911143073.html

    0
    投稿日: 2025.08.11
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    下巻、ハラハラドキドキしました。 このまま悪い結果になって終わるはずは無いと思いつつ、読みながら冒険ゲームに 迷い込んだような錯覚に陥ったりして ネタバレになるからこれ以上か書けませんが大変感動しました。

    23
    投稿日: 2025.07.09
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    南米ジャングルの奥地、怪しい儀式が行われる古代遺跡、異国に伝わる猛獣信仰、、、そんなエスニックな雰囲気がとことん味わえる長編冒険小説

    0
    投稿日: 2025.02.25
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    ひと夏の大冒険がここに終わる。 練と千華子は様々な経験を経て無事日常に戻れたのだった。 すっかり夢中で読むことが出来ました。面白かったです。

    0
    投稿日: 2025.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昨晩上巻を読んで、今日あっという間に下巻駆け抜けました。面白い! 『成人式』が終わった朝の無邪気な少年たちの描写を見て、緊迫感がある中で生き抜いた彼らがまだ子どもということを改めて実感しました。 マヤ文明のこと全然知らなかったけれど、すごく興味が湧いたので調べてみようと思います。 あともんじゃ焼き食べたい!

    0
    投稿日: 2025.01.22
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    成人式、重要な要素なんだろうけど、その意味最後までよくわからなかった。次から次へと起こるトラブルに最初はワクワクするも、似たような場面ばかりで緊迫感薄れ、だらけてしまった。もっとマヤ文明深掘りしてほしかったが、現地に取材に行かないで、資料読んだだけでここまで想像の翼広げて書き上げるとは⁈恐るべき創造力。ただ確かにジャングルや遺跡、写真見て模倣した絵画のようでもあるか…。

    0
    投稿日: 2025.01.05
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    最後まで凄く楽しい時間でした。ページが少なくなってしまうのが淋しなぁ、もう少しで終わってしまうなぁと思いながら読んでいました。 家族愛と周りの人達の愛と合わせて、とても良い読後感でした。 上と外に出会えて感謝です!

    85
    投稿日: 2024.06.15
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    重苦しい内容のようであって非常に読みやすく、引き込まれてしまう。次の展開が気になり、物語の運び方も関係性の描き方も面白い。飽きない。 裸の勇者という曲とあまりにもぴったり合うと思う

    0
    投稿日: 2024.02.14
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    下巻はマヤ遺跡の地下でのレンとチカの動きが中心。この物語の主題がここにありそうだ。成人式で王(ジャガー)と闘うレン。地下水路で迷子のチカ。父母の兄妹救出劇。時々ネットの地図サイトを参照したが、シティとティカルは相当距離が離れていたり、ティカル周辺には火山がなかったり、と著者が架空のG国と表記した理由が分かった。作中ではレンもチカも心の中で自問自答するくだりがあるが、自分的にはリアリティを感じなかった。終盤の大団円という結末は、やはり青春小説だったのだな~

    1
    投稿日: 2024.01.16
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    数年後の連とニコのやりとりをもっとみたい気もした。壮大でハラハラドキドキの展開に読むスピードが上がったし、遭難したら役立ちそうなことも書かれていて、そこも実用的で読んでいて楽しかった。

    1
    投稿日: 2023.09.07
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    上巻に書いてあったのに、兄妹が、中学生と小学生だったことにびっくり。もう少し年長かと。 後半から疾走感出てきた。 超ハードモードな夏休みの冒険。

    0
    投稿日: 2023.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後はいきなりアッサリ終わったけど、そこに至るまではハラハラして楽しめたので、疾走感味わいたいなら良い気がする。中身を求めたら山もオチも意味もないかも?

    0
    投稿日: 2023.07.10
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    中米に集合した家族がクーデターに巻き込まれ子供2人が密林に投げ出される話。子供達の判断力行動力が凄すぎる、私なら即死だったなと思うしかない。不安や恐怖がダイレクトに伝わりこちらまでドキドキハラハラする。儀式怖すぎやん?描写に引き込まれいまだに怖いもん。

    0
    投稿日: 2023.07.04
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    楽しく読ませてもらいました。 ただ、他の方も感想に書いているように、どう考えても主人公たちが小中学生とは思えない。スーパー小中学生です(笑)。

    1
    投稿日: 2023.05.11
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    上巻ではこの先どうなるのだろうと謎めいた期待感があった。 下巻で一気に展開していくが、割と現実的に収束していった。 小中学生とは思えない利口な判断力と行動力に関心し、その根源は子供達のお爺さんの影響が強いようだ。 作中に出てくるお爺さんの教えが割と金言だなあと思った。

    2
    投稿日: 2023.05.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    父親の勤務先であるG国での休暇中にクーデターに巻き込まれた日本人家族の4人。密林を彷徨い『成人の儀式』に巻き込まれる子供たちと、密林へと消えた子供たちを探すべく奔走する大人たち。 ・・・ 下巻では『成人の儀式』の描写が中心。 マヤ文化の再興や伝統行事へ、なぜか日本人が巻き込まれてしまうのはやや唐突に過ぎる感もあります。が、地下に構築された遺跡で繰り広げられる『儀式』を生き延びようとする主人公錬(れん)の心理描写は手に汗を握ってしまうほどで、自然と感情移入してしまいます。 そのほか、本冊では遺跡や古代文明というモチーフが強く感じられますが、恩田氏は本作以外でも『ネクロポリス』や『MAZE』で古代遺跡を描いており、こういうの好きなのかなあ、とちょっと思いを馳せました。まあ、確かに古代遺跡って私もロマンを感じてしまいますが。 そのほか、『儀式』のリーダーであるニコと東京で再会するのはまあちょっと陳腐なドラマな雰囲気になりますが、それはそれで予定調和的なハッピーエンドはほのぼのとしてよいものだと思います。 ・・・ ということで全編通してスリルとサスペンスを感じられるエンターテイメント小説であると思います。瞠目するほどの感激や驚きは私にはありませんでしたが、恩田氏らしい味のある楽しい小説であったと思います。

    0
    投稿日: 2023.01.10
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    あっという間に読み終わりました。面白かった!ずっと辛いし、本当にぎりぎりまで過酷でハラハラしっぱなし。登場人物のぶつける感情で涙したのは久しぶりでした。過酷な環境の中で、若さならではの純粋さと、か弱さがなんとも読んでいて胸が苦しくなる。14歳にしては、賢いし運動能力も凄いのだけど、そこはフィクションとして楽しむ!また、シリーズで練とチカに冒険してほしい。(過酷な冒険になると思うけど)少し登場する家族のみんなも魅力的キャラクターでした。このような設定で読ませる恩田さんますます好きになりました。

    4
    投稿日: 2022.12.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おー、アドベンチャラス、面白い! このお話は、結構のっけから面白かったです。 なんか宮部みゆきを思い出すような青少年ファンタジー。でもって少し(あくまで現代なんだけど)タイムスリップ感あるファンタジー。 とても面白かったと思いますー。 途中からニコと練に友情が芽生えたのもちょっと面白かったね。 しかし、この思考力・発言と行動力で、小・中学生設定というのはかなり無理があると思われました。。作者の大人感もろ出てる?(笑)

    0
    投稿日: 2022.06.20
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    久々に震えたわ。 一気に読んだ。ラストあたりなんか朝5時から読んで、声を押し殺して泣いたよね。笑笑 朝からなにやってんだ。ってくらい夢中になって、ひたすらに唇を噛んで泣き我慢したよ。溢れ出す感情を抑えきれない朝イチでした。笑 あんまりにも夢中になりすぎて、一瞬わたしジャングルにいるかと思ったし。 まじで、通り過ぎないで。お願い、早く!早く!助け出して!、子どもたちを!!!!!!!! って、声を枯らすくらい叫びたかったよ。 笑笑 夢中になりすぎ。 ホント、はまった。久々にのめり込んだ。グアテマラ

    0
    投稿日: 2022.05.29
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    まさに「成人式」をくぐり抜けた二人。 日常にもどってしまえば、どこか遠い世界での出来事のような。それでも確実に 「成人式」の前と後では、がらりと変わっていることだろうと思う。

    1
    投稿日: 2022.04.21
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    ずっとドキドキハラハラできる、「冒険小説」ってこういうのなんだ、というような本でした。 とにかく一秒でもはやくページを捲りたくなるような、面白い本です

    3
    投稿日: 2022.04.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上巻ではヘリコプターから放り出されてジャングルに落ちた練と千華子が一緒にサバイブする様をすごいと思ったが、下巻では、さらに二人がバラバラになり、それぞれ過酷な状況で生き延びる。 練はマヤの成人の儀式と称する、ジャガーのいる巨大遺跡の中での命懸けのミッションクリアゲームに参加させられるが、途中からは、地震と噴火でその地下に張り巡らされた廊下が崩れる前に脱出を迫られる。 一方の千華子は1人で遺跡内の廊下を進み、最後は両親が探しに来て、目印として落としていった風船を頼りにジャングルを1人で進む。そして、炎が迫り来るなか、ギリギリのところで母に助けられる。 練を成人の儀式に巻き込んだ、理知的でありながら驚異の運動能力をもつニコが、実はG国のクーデター首謀者の孫だったという結論もすごい。 小中学生の兄妹に与える試練としては過酷すぎる設定だが、とにかく、展開が早くてどんどん読み進んでしまった。面白かった~。 マヤ遺跡、見に行きたい!

    12
    投稿日: 2021.11.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ニコが憎々しいのだけどキーパーソンであることは確かで。ラストまで楽しませてくれる。 紆余曲折のなかでハラハラドキドキのたたみかけるようなラストでは千華子のくだりに涙が溢れた。親子の情の深さに胸を打たれた。練とじいちゃんとの再会もしかり。散々くさしながらもラストまで読んでとても心打たれている自分にびっくり。

    0
    投稿日: 2021.10.22
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    猛スピードで上下巻読了しました。どきどきしながら、早く先を読みたくなる本です。練にとってのおじいちゃんの存在の大きさ、憎めないニコ、なんだかんだ人間味のある登場人物が好きです。

    0
    投稿日: 2021.09.01
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    ちょっとコジツケ感の強い下巻。 安っぽい邦画のような、色々と詰め込んだ、それでいて登場人物は善人か超人ばかりといったストーリーに軽く辟易。 もっと絶望的な不条理とか無念があってもいいと思うのは読み方として間違っているだろうか?という不安を感じるハッピーエンド。ご都合主義の大団円。

    0
    投稿日: 2021.08.24
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    下巻も楽しい。 成人式に参加する子達はみんな恐れがないのかと思っていたけど、ニコが異常すぎるだけだな…ジャガー怖すぎ。 登場人物それぞれのシーンごとにハラハラさせられるものがあるけど、それだけに日本の楢崎一族が出てくると妙にほっとしてしまう。 王が死ぬシーンが結構あっさりしていて拍子抜けした。最後まで引っ張るものだと思っていたので… ニコは未来を担う人物だから練のようにはできないのよね。練が怒って一人で千華子を探しに行って、後からなんで自分がそんな行動してしまったんだ、と悶々とする練の気持ちの描写すごく丁寧で良かった。 最後に壊れたピラミッドを登っていくときの高揚した練の描写も素晴らしい。少年たちと一緒に歓声あげたくなった。 それだけに最後なんであんな終わり方なの…家族との再会もそうだけどニコともっと関わらせてくれや。こんなところで恩田節炸裂するのやめてくれや…

    0
    投稿日: 2021.01.27
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    南米密林サバイバル・考古学ミステリー・家族もの・歴史政治もの…と、1つの作品にここまでジャンルを盛り込んでるはずなのに、ここまでラスト整然とストレートに収束させるなんて こんな恩田陸あったんだという心地 恩田陸といえば、風呂敷を拡げまくってそのまま終わることが多いけど、それがネックだったという人にはこの分量に怯えずぜひ手を出してほしい1冊です ファンとしては風呂敷放り投げな終わりすら持ち味、くらいには愛していたのですが、今回は最後まで美しくストレートな終わり方だったのにも余計にびっくりしたし、やっぱこうやってちゃんと終わると物語としての面白さってここまで違うんだ…とか謎の感動も得てしまった(それでも恩田陸作品がこれからも好き)

    0
    投稿日: 2020.12.28
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    恩田さんの作品は、以前に「ライオンハート」を読んでいた。 その時は、特に残るものはなく、特別面白いと感じたわけではなかった。 むしろ、つまんね・・・に類するぐらいだった。 がしかし、この「上と外」は非常に面白かった。 特に、終盤のストーリー展開は息をもつかせぬ勢いで、最後のシーンでは涙が出てしまった。 いつも、新幹線の中なので恥ずかしいんだよね。本読みながら涙するのって。 なんだぁ、恩田陸って面白いじゃん・・・と思って次(現在)も「夜のピクニック」を読んでいる。 ん~、ちと期待はずれ。 それにしても、これも映画になってるんだね。 主演の多部未華子 はい、ど真ん中のストライクです。 山田太郎ものがたりで、眉間にしわを寄せながら 「えっ!」 っていう顔が抜群でした。 ん?何の話だっけ。。。。 「上と外」 これも中学生が主人公みたいなものなので、中高生が読んだら良いのになと思う本でした。お勧めです。

    0
    投稿日: 2020.04.16
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    この本を読んでいる途中、恩田陸のエッセイ「小説以外」を読んだ。そこで恩田さんは、つまらない本には本当に腹がたつ、いつもわくわくするような本を読んでいたいし、そんな本を読みたいという気持ちが、本を書く原動力なのだと。 まさにこの小説が、「わくわくする本」。始めは、亀裂のはいった家族の問題から話ははじまるのだけど、ジャングルや地底へ場面が移ると、描写や心理の変化がリアルで、ずっとわくわくできた。ニコや祖父との練の関係もあたたかく、最後まで裏切らない展開だった。 分厚いけれど、読み応えがあり。

    0
    投稿日: 2020.01.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上巻を読み終えた時点ではね、題名の意味、全然わかりませんでしたけど、、、下巻を読み終えた今、なんとなく、なんとなくですが!分かった気がします。気がしますぞ。勘違いかもしれませんけれどもね。 「上と外」とは、それすなわち。ミスチルの曲「光の射す方へ」ってな事ですよね?ジャングルの木々が、太陽の光を求めて上へ上へと成長していくように。人が、自分の周りの小さな世界に満足できずに、外へ外へと行動範囲を広げていくように。 上へ上へと突き進むトライセラトップスのゴーイングトゥーザムーン。人は成長するべきなのだよ。未知なる世界へ漕ぎ出していこうぜブラザー&シスター。それはきっと素晴らしい事なんだぜ!ってこと?でしょう?違う?どうなんだろうなあ。わたくし、そう理解しました、この題名の意味を。それって、素敵やん?って思いましたね、読み終わって。 まあ、大冒険活劇ですね。抜群にハリウッドで映画化して欲しい。超大作になること、間違いなし!ですね。まあ、映像化するには、ちょっと途轍もない予算がかかることは、間違いない。 でも、そんな、映像化は激烈に予算天文学的な作品でも、小説ならば、あらなんと。文字だけで表せちゃう。文字を追うだけで、読者は、大冒険活劇を想像できちゃう。恩田陸さんの想像力たるや、そらもう凄いんです。 いやあ、小説家って、ホンマに凄いよね。どんな途轍もない超大作でも、文字で表現できちゃうんだもの。大尊敬です。文字って、偉大だ。いや、そらね、映像も、映画も、素晴らしいですけれどもね。 映画化しようとするならば、膨大な人数と、膨大な予算がかかるであろう作品を、たった一人で、文字で、表現しちゃう。そう考えると、小説って、マジで凄いな、って思いますです。うん。 ちなみに、超大作冒険活劇もの、という括りで考えますと、高野和明の「ジェノサイド」と似ている感じがしました。でも、凄く本音を言いますと、「ジェノサイド」の方が、圧倒的に好きです。恩田さん、ゴメン、、、でも、こっちも好きよ。ホンマよ。でも、ジェノサイドは、群を抜いている大傑作だと思うの。恩田さん、ゴメンね。と、謎の陳謝。 しっかし、上巻下巻通して、練と千華子を襲う、トコトンまでの危機、危機、危機また危機。ちょっと、あまりにも一難去ってまた十難、くらいな展開、可哀想でした。中学生と小学生(ですよね、確か)の二人には、あまりにもキッツイやんか。いやもう、ホンマ、お疲れ様でした!!!!という言葉しか、かけられへんなあ。練、千華子、あんたらは、凄い。偉い。大したもんです。凄い!と、大敬礼ですね。 ちなみに、練のお祖父ちゃんも凄いし、ニコのお祖父ちゃんも凄いし、この物語って、つまるところ、祖父は偉大なり!繋がりの二人の話なの?という気もした。お祖父ちゃんっ子は、凄い人物になるぞ、ってこと?いや、違うと思うけど。 あと、南米のG国は、モデルは「グアテマラ」だったようです。後書きで、恩田さん自身が、言っておられました。ブラジルでは、なかったのね。で、そのグアテマラで、クーデターを起こした人々の狙いが、「全ての国境と人種を超えた、ネット上での電子政府を設立することだった!」というのは、ちょっと度肝を抜かれました。これってほぼほぼ、究極の理想みたいなもんやんか。くおお、恩田陸、凄い投げかけをしたなあ。ジョン・レノンでいうならば、イマジンですよねえ。 ここ、ちょっと別の作品でも良いので、更に追求してほしいテーマですね。これからの人類にとって、ある程度、進むべき道なのではなかろうか、という気もしますし。凄く大事なテーマだと思う次第です。

    0
    投稿日: 2020.01.17
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    土日の二日間、家にこもって上下巻を一気に読み切りました。これでズッコケな内容だったら耐えきれない気分で月曜日を迎える羽目になっていたでしょうが、スッキリとした読後感。文庫本で1,000ページを超える文章量を制覇した達成感に乾杯!といった気分です。「そこに本があるから」と言った諦観の感慨がここにあります。 あとがきで恩田さんが書名を「上と下」と勘違いする人が後を絶たないと嘆いていらっしゃいますが、恐らく読んでらっしゃらない方だからだと思います。練と千華子のこの大冒険を共にした(と言っても自分は快適な環境で読書していただけでしたが)身としては、どう考えても「上と外」だと思いました。間違っても「下」じゃない。「下」なんて冗談じゃない。 下巻も上巻同様にスピード感が最後まで衰えることもなく物語は一気に進みましたが、上巻が緑一色だった世界が下巻では黒一色に変わり、同じ冒険・探検でも随分と感じられるものが違いました。その分、最後の最後まで飽きることなく楽しめたのだと思います。まあもちろん長かったということには違いなく、最後の方になって大団円が予感される雰囲気に舞台が展開しだすと、助かれ、助けてやってくれ、と必死に応援している自分がいました。ストレートな冒険もの作品として楽しませていただきました。 ところで、この長い作品中で一番恩田さんを感じられたのは下巻の最初の方、〈成人式〉を前にしての練の心の葛藤を描いた部分だと思いました。迫りくる時間の中、自らの居室で、ただただ、ああだこうだと、くどくどといつまでもいつまでも自問自答を続けます。こんな長編でこんなグダグダしたシーン、普通だったら単に読者に拷問を強いるだけだと思いますが、これぞ恩田さんの作品を読んでる感を半端なく感じさせてくれた名シーンだったと思いました。 また、長い作品が故に印象的な言葉も多々ありました。下巻では「人間は何にでも慣れるのだ。どんなひどいことにも。その時は最悪だと思っても、見方さえ変えれば最悪に底はない。」人が生きていく中で、場面によっては救いにもなる言葉だと思いました。 上巻に続いてちょっと出来過ぎかなと思えるシーンも多々ありましたが、逆に恩田さんの作品とは思えないくらいにモヤモヤ感が一切残らない読後感、実にスッキリ充実した気分を味わえた作品でした。こんな恩田さんの世界もいいものですね。

    20
    投稿日: 2019.12.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    マヤの言い伝えや自然災害に絡めた壮大なストーリー展開に引き込まれた。 そして練と千華子に襲いかかる数々の危機に気が気じゃない。これまでが幸運すぎたというのもある。 極限状態にあると人間はどんな行動に出るのだろう。自分ならどうするだろうと何度も考えた。 この作品が映画化されていないか確認したくらい、終始映像が目に浮かんでいた。

    2
    投稿日: 2019.11.11
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    下巻を読み終わるまでかなり時間がかかった。正直私にはよくわからない。知恵を絞ってジャングルを切り抜けるのはいいが、その後の成人式とか。マヤ文明なら遺跡だけじゃなく他にもだし。G国の手合いも薄い。ほぼラストのニコが大使として来日辺りのみが「かっけーじゃん」と。ニコのキャラは好みだけに好感度大。どーもしっくりこない、感動が中途半端、なんだったんだろう。結果あまり面白くなかったということなんだろう

    0
    投稿日: 2019.04.20
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    主人公たちが助かるのだと信じてはいても、ずっとハラハラさせられながら読了。 そう、大変な経験をしたからといって、それ以外の現実的な問題が劇的に変わるわけではないし、日常が明らかに私たちを形作っている。それでも一つひとつの経験が私たちのどこかを少しずつ変えていくのだと、冒険小説としては妙に現実的な読後感。 夏に読んだらきっと何倍か暑苦しかったことだろうなぁ。

    0
    投稿日: 2019.03.11
  • とてもワクワクさせてくれた!

    グアテマラがモデルで、という話だったので、グアテマラという国に対する興味が俄然湧いてしまった。それにしても、ものすごいスーパーキッズだった。実際、子供の可能性ってこのくらいすごいもんなのかもしれない、て思わされちゃうからすごい。

    0
    投稿日: 2018.06.14
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    次から次へと訪れる試練にページをめくる手が止まらなかった。 何でこんなにも過酷な目に合わせられるのか。神様なんていないんじゃないのか?いや、神様がいたから様々な試練を乗り越えられたのか? 自分だったら、ぜったいに乗り越えられないよ〜。

    0
    投稿日: 2018.05.15
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    上巻の後半から下巻の後半まではすごく面白くて、でもこれって単純に練と千華ちゃんが助かるかどうかが気になってるだけだけど・・・助からないわけないけど・・・と思いつつでも面白かったんだけど、なんだか最後尻つぼみというか・・・。 クーデターで新しい国境をも超えた電子的な政治集合体とかなんとかはちょっとやりすぎかな?? そんな進んだ社会なのに王はジャガーなの?とか。 練と千華ちゃんも中学生と小学生にはとても読んでて思えなかった。せめて高校生と中学生じゃない? ちょっと恩田さんにしては詰め込みすぎ?という気もする。 面白かったけども。

    0
    投稿日: 2018.01.18
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    圧倒的なスケールと発想。 南米のとある国での紛争と地球とういうか人類というか、はるか昔から脈々と続くとある種族。 展開の早さも良いし、意表をつく展開でもあり、読み応えがあった。

    0
    投稿日: 2017.12.28
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    少し時間が空いてからの下巻。 冒険小説として、かなり面白い作品。 最後の最後までハラハラさせられました。 高いところが余り得意でない私は、読んでいて本当に足がすくんでしまう様な感覚に。 しかしこの作家さんは幅が広い。 作品を読む度に違う印象が残る。

    2
    投稿日: 2017.03.31
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    中米 密林の国で妹が人質にとられる 現地の少年からマヤの危険な儀式へ参加を強制される 命をかけて争う制限時間のある過酷なレース 兄妹は再会できるのか プレッシャーのかかる緊迫感、感動ありで あっという間に読める

    0
    投稿日: 2016.08.27
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    正確に星をつけると、3・5、というのが正直な感想だ。面白かった部分と、「うーん」という部分とが混ざった結果、落ち着いた重さがそのくらいである。 中南米を舞台にした冒険小説。そこに、家族の問題や政治の要素、マヤ文明の影が見え隠れする。基本的な構成としては面白いし、光景を想像しながら読み進めると本当にワクワクする。 イマイチなところは、大きく分けて3点。 まず、遺跡やジャングルの様子含め、マヤ関係の描写が想像していたより少ないこと。私の場合はそもそもマヤ文明に対して興味があったこともあり、今回の内容はちょっと物足りなかった。「成人式」という伝統的な儀式が描かれてもいるが、ジャガーが関連するところが多少マヤを意識しているくらいで、あんまり、この独特の文化圏を生かせてないように感じた。神話や遺跡について、どうせ出すならもう少し深く絡めてほしかった。 次に、物語が全体的に冗長な点。サクッと進めばいいところを、無駄にページを食う。どうでも良すぎる会話まで書いてあったり、たいして伏線にもならないなんてことない描写が続いたりする。比喩や例え話もやたらしょっちゅう出てきて、ハイハイ分かりましたよ、もう充分ですよ先行ってくださいよ、的気分になる。これは、上巻の最後に書いてあった説明を読んで納得した。もともと、全6巻で刊行されたシリーズものの書き下ろし小説だったらしい。それを、上下巻にまとめたのが今回私が手にしたバージョンのようだ。なるほどね、連載みたいな感じだったのね、それならまぁ、納得。細かいところまで書きたくなっちゃうわな、ページ数も稼がなきゃいけないし、一気に最後まで書いたわけじゃないから、伏線とその収集ができていない部分があるのも分からなくはない。 最後に、上記の冗長さとも関連するけど、なんというか、厨二病臭さが全体的に漂っていてやや辟易する。血の繋がりがないなもしれない兄妹、ものすごくイケメンの謎の少年(しかも後から王族だとわかる)、それぞれが一癖あるけど天才肌の家族たち、ピンチの時に超人的な力を発揮する主人公、クサ過ぎるくらいの決め台詞の数々…。もともと、恩田さんの作品にはそういう要素があって、そこがまた彼女の魅力にもなっていると思うのだけど、今回はなぁ〜…やり過ぎだなぁ〜。少年マンガでこの展開だったら程良かったかもしれない。 じゃあ良かった点はどこなのか、というと、やっぱり、ジャングルやら地下の町やらトンネルやら、非日常の空間を縦横無尽に動き回って物語が進んでいくところ。日本で生活していたら見聞きできない世界観だから、ちょっとした映画を観た気分で楽しむことができる。火山噴火のシーンもなかなか緊張感があって良い。 これ、6冊をまとめる時に、もう一回手を入れて、無駄を省いて完成版にしたらきっともっと分かりやすくエンターテイメントになっただろうな。内容を削ったぶん、カラー写真とか著者の現地滞在記とかをちょこっと追加してさ。そういう意味では、シリーズとして出していたものをただ合冊にしただけ、というのは、なんだか勿体無い気がする。

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    投稿日: 2015.08.15
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    再読。 やっぱり『成人式』の王との対決シーンが一番盛り上がりますね~~~。終わり方はなんだかとっても爽やかめなので、ライト恩田陸です。

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    投稿日: 2015.07.14
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    恩田さんの本には当たりはずれがありますが、この本は当たりでした。 話の展開が面白く、一気に読んでしまいました。話の後味もよかったです。 ただ話の舞台の国が「G国」という名前なのは、架空の国感がすごかったです。

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    投稿日: 2015.04.25
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    うっひゃぁぁぁぁ、おもしろかったぁぁぁっ!どきどきしたっ。ハラハラしたっ。はらはらしすぎて高速斜め読み発動した。一気読みだった…。あぁほんと、ご都合主義な冒険小説大歓迎!!爽快で嬉し泣きしそうな読後。ふはー、堪能した〜っ

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    投稿日: 2014.10.01
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    一度読んだはずなのに、最後の方は気持ちがせいてしまって大変だった(^^;; 時間はゆったりとよみたいな。 王を倒すところとか、カッコいい。 最後のおじいちゃんに再会するところは、もう涙腺が大変だった。。

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    投稿日: 2014.09.29
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    一番盛り上がる真ん中後半あたりで、 練の場面、チカの場面、両親の場面と、 順番にコロコロ話がかわっていったので、 あ~、もっとこのまま この場面を続けて読ませてよー! と思うこともあったけど、 総評としては、まぁまぁ・・かな。 おじいちゃんの教え 「練習は本番のように、本番は練習のように」 という言葉が すごくいいなぁ、と心に残った。 あ、そうだ! ラストの場面、 練がピラミッドに登る場面は、 高いとこが好きな私でも 読みながらお尻がゾワゾワして怖かったよ((( ;゚Д゚)))

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    投稿日: 2014.09.02
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    上巻を読み終えた時点で、すごいおもしろい!続きが気になる!早く下巻が読みたい!と思ってすぐに下巻を読み始めました。 下巻は期待通り、上巻以上におもしろくてどんどん読み進めちゃいました。 両親と離れ離れになって、危機的状況の練とチカでしたが、さらなるピンチからのピンチからのピンチ…って感じでした。 兄妹の2人だったのが唯一の救い的な感じだったのに。 ハラハラドキドキしながら読みました。 練にしてもチカにしても、やっぱりすごいなー。 そして終わり方が好きです。 あり得ないようなすごい体験をしても、あっという間に日常に戻っちゃうっていうのは、その通りだなと思いました。 最後の2行はお気に入りです。

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    投稿日: 2014.05.30
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    なるほど。今回は完全に現実世界の内側で完結する話だったのか。 勝手に期待した分だけ肩すかしにあった気分になるものの、それを補う展開の魅力で最後まで一気読みでした。 本当に恩田氏は何を書いてもレベルが高いですね。

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    投稿日: 2014.05.05
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    南米某国に赴任している父親に会いに(離婚している家庭なので年に1回しか会えない)いつも通りの旅行に出た母千鶴子、娘千華子、息子練。突如発生したクーデーターの巻き添えを食い、子供らはヘリコプターからジャングルに投げ出され、親は兵士により教会に閉じ込められる。ジャングル側からとシティ側からのお互いの脱出劇救出劇が進む。この本筋はとても面白い。 けれどその前段階としてこの家族はかなりヒドイ事態に見舞われていて、馬鹿母が本当は娘はあなたの子じゃないかもしれないとか再々婚相手がもう会うなと要求してるから娘には今後会わせないとか勝手なことばっかり言いだしてたんですよ。母千鶴子は40過ぎて子供が二人いるけど恋多き女()的な勘違い女で、このスリルあふれる脱出劇にこういう要素は必要だったんだろうかと疑問。離婚した家庭でももうちょっとまともっていうかストーリーの邪魔にならないような人物にしてほしかった。しかもこの大事件に見舞われて結局その辺の都合は大人にとって都合よい解決の仕方になっているし。 この余計なフリルみたいなエピソードはないほうがよかったなー。

    0
    投稿日: 2014.04.06
  • 説明文の、息をつかせぬ面白さはホントだった

    読んだのはもう数年前。本当はもう一度読み返した上でレビューを書きたいところですが、未だレビューがついておらずこの本の面白さが伝わらないのはもったいないと思ったので、思い出しながらレビューします。まず、「面白い」本であることは間違いないです。一気に読みました。特に、伝奇、謎解きが好きな人は心底楽しめると思います。南米の遺跡を舞台にした兄妹のサバイブを描いた作品ですが、遺跡の描き方が上手くて巨大で複雑な遺跡の暗さや黴の匂いまで感じられそうなリアルさがあります。兄妹のサバイブの仕方も単なる冒険劇でなく、伝奇好きをうならせる謎に満ちた設定で、恩田陸さんらしい不思議な別世界に連れてってくれます。この一冊で伝奇、ミステリ、アクション、歴史、サバイバル等盛りだくさんの要素が楽しめる傑作エンタテインメントです。

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    投稿日: 2014.03.17
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    なんでもありな展開が面白かったです。 でも、その展開になんの細かい設定もなかったことが残念。 勢いで読むと面白い。 でも、いろいろ考えるとダメ。

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    投稿日: 2013.08.18
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    先が読めずハラハラして読めました。 ミステリィじゃない分、犯人どうこうじゃないからね。 終わりも清々しかったです。

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    投稿日: 2013.07.24
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    マヤ文明、古代遺跡、民俗学、考古学… そして新しい国のありかた。 こんなスーパー小中学生 実際おったらすごいわと思ったけど、 冒険小説みたいで普通に楽しめた。 ニコがかっこいい。

    0
    投稿日: 2013.06.20
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    結構長かったな…。 読みながら自分の考古学への興味のもてなさ加減に気付いた。 マヤとかインカとかであんまりときめけない。 馴染みがなさすぎて文章から登場人物のいる環境や状況を想像しがたかったのもちょっと大変でした。 そして途中途中で噴出していた家族の問題が、 解決するどころか終盤ほとんど触れられないというのは どうなんだろうと思ったり。

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    投稿日: 2013.03.26
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    設定に比べてずいぶんと大人びた兄妹だ。 最初はなんでタイトルが上と外なのか わかんなかったんだけど そういうことかと思ううちに引き込まれる世界。

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    投稿日: 2013.02.26
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    児童文学は、未来に希望を与えるものでなければならない、と言ったのは誰だったか。主人公は中学生だか、これは児童文学ではない。しかし、あり得ないような展開を読者を飽きさせない筆力とスピードで、一気にラストまで持っていく、そして、読後に残るのは 、登場人物たちの鮮烈な印象と明るい力に満ちた未来。ところで、タイトルの意味は何かな、筆者あとがきまで読んでも分からない。

    2
    投稿日: 2013.02.15
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    家族で中米のG国へと来た練と千華子は、クーデターに巻き込まれ移動中のヘリコプターからジャングルに落ちてしまう。樹々と暑さと湿気に囲まれた中でのサバイバル。ようやく辿り着いた遺跡で生死を賭けた成人の儀式に参加させられるのだった。 次から次へと災難が降り掛かってくる中を、兄妹が協力し知恵を出し勇気を振り絞って乗り越えていきます。何度も挫けそうになりながらも、踏ん張る姿に応援したくなります。 ノリとしては少年まんがですね。引きの強さもそういう感じです。しかし恩田陸は懐が深いですね。色々な作風で攻めてくるので、読むたびに新たな魅力に気付かされます。今作ではキャラクターの持つ魅力に惹かれました。練と千華子の兄妹はもちろん、謎の少年ニコも素敵なんですよね。多少強引なところもあるけれども、それも含めて楽しみました。

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    投稿日: 2013.01.25
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    両親の離婚で離ればなれの家族が年に一度集まる夏休みをG国ですごす練。そこでクーデターが起こり、とんでもない冒険に巻き込まれるお話。 『ミステリフェア』の帯がついてたので読み始めてみたものの、ファンタジーです。ファンタジー。 ヘリから落ちて怪我一つないとこから全て。 このサバイバルっぷり、読んでるうちにこの兄妹が何歳なのかわからなくなるくらい。 現実味の無い話で、これはこれでおもしろかったです。 でも、どう考えても中学生と小学生でこのサバイバルはできないだろうな。笑

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    投稿日: 2013.01.08
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    2012年、マヤ暦終わりぐらいのタイミングで読んだ僕はいいタイミングでした。 いろいろ強引さが引っかかったので微妙な☆2。

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    投稿日: 2013.01.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    恩田陸氏の小説は久しぶり。集中的に彼女の作品を読んでいたのは三年前。 「六番目の小夜子」や「ネバーランド」とも全く作風が違い、今回は彼女の新しい分野の作品と出会えた気がする。 後輩に借りて上下巻、一気に読んだ。 物語は、離婚によって離れて暮らす家族が、夏休みに考古学者の父親の住む中米のG国に集まる。そして家族たちは突然のクーデターに巻き込まれ、練、千華子の二人の子供たちは避難中のヘリから落下して、密林に彷徨うこととなる。 練、千華子は、恐怖と不安、疲労と戦いながらも知恵を絞り、何とか生きる術を見つけながら行動していく。 その途中での地下都市、マヤで初めて人間に出会う。ニコという少年なのだが、彼は練に無理難題を言い渡す。ここからのストーリー展開が個人的にスリリングで好き。 初めは練の目線だけで物語は進行して行くのだが、途中で父親、母親、千華子、そして日本で彼らの行方を捜索する従兄弟たちや彼らの親族。目線が変わることにより、物語に厚みが生まれる。自分の好みの小説スタイルだ。 作者は中米の情勢や文化人類学を沢山勉強したのだろう。設定にリアリティがあった。地下都市や密林もイメージしやすかったしね。 冒険モノ、とは一言で括れない。人間の心の裏側をついたドラマのようにも思える。千華子が父親との会話を回想するシーンがある。「物事はいつも幾通りもの見方があるってことを覚えておいて欲しい」と父親から諭されるのだ。 何だか私は、この言葉こそこの物語を象徴している気がする。 人や物事は一辺だけでない。寧ろ善悪で割り切れない部分の方が多い。 深く心にしみて、更にわくわくするような中身の濃い作品だった。 続編出ないかな。

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    投稿日: 2012.10.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

     序盤は話の方向性が掴めず、若干退屈気味に感じられたけど、中盤から一気に面白くなり話に引き込まれてしまった。  振り返れば小学生と中学生のジャングルでのサバイバルだったり、突然『成人式』という命がけのゲームに巻き込まれたりと、やや無理のある展開にも思えるけれど、それを吹き飛ばすくらいの話の面白さだった。  千華子が救出された時、両親よりも先にミゲルが泣き出した、というのが個人的によかった。

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    投稿日: 2012.10.03
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    アドベンチャーものにあるようなワクワクドキドキが私は感じられなかったです。設定も展開もどこかで見た事があるような気がしてならなくて。

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    投稿日: 2012.05.31
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    【図書館】 面白かった。 作品の紹介 千華子を人質にとられ練は、ニコと名乗る少年から危険なマヤの儀式への参加を強制された。それは生死をかけて争う苛酷なレース。刻一刻と過ぎる時間。制限時間まで残りわずか―。しかし、そのとき国全体をさらに揺るがすとんでもないことが起こった。神は二人を見捨てるのか。兄妹は再会できるのか。そして家族は?緊迫と感動の新装版下巻。

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    投稿日: 2012.04.18
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     南米の小国が突然のクーデターを起こし、その事件に巻き込まれるように幼い兄妹がジャングルの奥地に消息をたつ。裏表紙をよんで理解はしていたが、この時点でよすべきだった。表紙を見る限りにおいては、もう少し突っ込んだ濃い内容を期待していた。これならば軽めなタッチのイラストを表示にすべきなのではないだろうか、わたしのように勘違いして手にする者もいる。

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    投稿日: 2012.04.04
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    恩田陸には意外な冒険ものだったが、スピード感あるエンターテイメント小説だった。レンが上っていく壁、チカが駆け抜けていくトンネル、ヘリコプターは間に合うのか。スリルあふれる展開ながら主人公たちの葛藤や心の繋がりの書きっぷりはやはり楽しい。細かいことをいちいち言う必要のない純粋な冒険もの。

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    投稿日: 2012.03.17
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    おおおー… ついに、この壮大な冒険が幕を閉じた… なんか、魔法とか出てくる系だと最初からファンタジーだと割りきって読むけど、これにはそうゆうのがなくて、フィクションだとわかっていながら、あまりの壮大さに圧倒されました。 さすがに無茶だと思うとこもまぁあったけど。 それでも、やっぱすごかったー! おもしろかった!

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    投稿日: 2012.02.21
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    千華子を人質にとられ練は、ニコと名乗る少年から危険なマヤの儀式への参加を強制された。それは生死をかけて争う苛酷なレース。刻一刻と過ぎる時間。制限時間まで残りわずか―。しかし、そのとき国全体をさらに揺るがすとんでもないことが起こった。神は二人を見捨てるのか。兄妹は再会できるのか。そして家族は?緊迫と感動の新装版下巻。

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    投稿日: 2011.11.17
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    最後の再会あっさりすぎです。。それなりに楽しめたけど冒険活劇としてはハラハラドキドキが少なかったかな。

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    投稿日: 2011.11.06
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    恩田さんはお気に入りの作家の一人ですが、その中でも久々に大興奮の上下2冊一気読みでした。スケールの大きさと緊迫感に満ちた場面の展開だけでなく、登場人物の複雑な家族関係に絡んだ心理描写の展開は、妙にリアルで引き込まれました。そして最後にスッキリした読後感で終わったところが素晴らしい。恩田ワールドが堪能できました。 長編ですが、場面が映像のようにうかんで楽しめ、お勧めです!!

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    投稿日: 2011.10.16
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    後半が急にノリがファンタジーのような。そこも恩田さんっぽいといってしまえばそれまでなのだが。 ニコがかっこ良かった。

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    投稿日: 2011.10.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初の方は中々面白く読んでいたのだけれど、 段々とそんな展開~? みたいになってきて、ちょっとうーん、って感じ。 ところどころにこれから何か起こるんだ、 という文面が出てきて、期待を煽っているのだけれど、 期待を裏切られるというか(笑) なんとなくハッピーエンドで終わらないのかしら? と思いながら読み続けましたが、意外や意外に、 ハッピーエンドで感動的だったのはビックリ。 いまひとつ、、な作品だったかなぁ。

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    投稿日: 2011.08.28
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    面白かった。 ここからちょっとネタバレになりますが、 電子政府って昔実際にあったっけか? 成功はしてないと思うけど。 マヤの文明って詳しくは知らないけど良くできてるんだろうなあ。 一回見てみたい。

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    投稿日: 2011.07.26
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    面白い!ドキドキわくわくした。お兄ちゃんが閉じ込められた?建物の構造を頭の中でイメージするのに苦労した。一応できたけど合ってるかわからない。

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    投稿日: 2011.06.19
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    下巻は一気に読んでしまった。ニコかっこいい。ご都合主義な気もするけど、そこは小説だから仕方ない。すがすがしい感じで読了。

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    投稿日: 2011.05.22
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    久しぶりに没頭した作品 読んでると、なぜかレンが高校生で、チカが中学生~高校生に思えてしまう・・・

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    投稿日: 2011.04.12
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    冒険小説~ファンタジーへ。恐ろしくしっかりした小中学生兄妹だなぁ~。 毎朝玄関掃除をし、社員と一緒になって働く会社の社長に対する評価が、日本と海外とでは異なる(日本では謙虚ですばらしい社長。海外では、他の仕事をして、社長としての仕事をしない社長)ことを引用し、チカに賢パパが言ったことば。 「要するに、「よい」「わるい」というのは一つじゃないてことさ。チカは常識のある正義感の強い子だけど、物事はいつも幾通りもの見方があるって覚えててほしいな。腹がたったりムッとした時は目の前に起きていることに他の見方がないかちょっと考えてごらんよ。」

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    投稿日: 2011.04.03
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    マヤ文明を囲むジャングルを舞台に、「家族旅行」の最中に クーデターに巻き込まれて離れ離れになった親子の過酷な運命を描く物語。 離婚してすでに父と息子、母と娘に別れて暮らしている家族。 考古学者の父親の元にみんなで集まったという、まさにその時に 家族の絆が完全に失われかねない出来事が起きてしまう。 そんな中、滞在最終日にヘリで遺跡に向かう途中に 息子(練)と娘(千華子)がヘリから落ちて密林の中へ… そこから奇跡の生還を果たすまでのサバイバル物語かと思いきや、 「クーデター」もただのきっかけで終わらず、物語の展開に 重要な意味を持つことになっていく。 練と千華子が巻き込まれた本当の事象とはいったい何なのか。 そして、彼らは無事に親たちに再会できるのか。 再会できたとして、「家族」に戻れるのか。 物足りない部分、理由に納得がいかない部分などがいくつか あったものの、全体的にはとても面白い冒険小説でした。 タイトルの『上と外』にも納得。(上と下ではない。)

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    投稿日: 2011.01.01
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    上巻読了後、すぐに下巻にチャレンジ。 面白かった。4,5時間一気に読んでしまった。 予想外の展開に最後まで振り回され、「結局どんなテーマを扱っていたと言えるんだろう?」と若干疑問に感じつつも、「小説は面白いか、面白くないかが一番大事!」と自己完結。 上巻から引き続き、不思議な舞台設定、ストーリー展開に少し戸惑ったが、読むことが全く苦にならない。その理由一つに、恩田陸さんが登場人物の関係と彼らのその時々の心理を丁寧に繊細に書いていることにあると思う。今回で言えば、錬と千佳子。家族の関係に微妙な違和感を抱く描写は、両親の関係や態度を敏感に感じる姿が鮮明だったし、地下都市で儀式に参加している時の恐怖と勇気が入り混じった感情もすごい伝わった。真夜中のピクニックでもそうだったが、そうやって彼らが苦しい場面に直面し、葛藤しながらそれを乗り越えていくのを見て、彼らに感情移入して、好感を抱くようになるんだろうなと思った。 読んで悔いなし。恩田さんの本は定期的に読みたい。 常野シリーズの新刊出ないかな…

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    投稿日: 2010.12.04
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    ブログにレビューを書きました。 http://yo-shi.cocolog-nifty.com/honyomi/2010/11/post-492c.html

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    投稿日: 2010.11.15
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    後日譚がちゃんと描かれていて、にんまりしました(笑)すっきり。 ニコもすきだなー(笑) じいちゃんもすき!レンとじいちゃんの再会シーンでは、また、目頭が熱く…。 賢の立場は…とも思っちゃいますが。まあ身から出たサビか。 それを言えば、千鶴子の、レンに対する配慮のなさが、もう。ひどいと思う。そこ、救いはないの?(笑) ひとりの人間って、やっぱり、そんなものなのかな。言ってもみんな、フィクションのなかの、存在しないキャラクターなんだけど。 ニコがなんでレンを知っていたのかが大変気になります。

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    投稿日: 2010.09.11
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    ザ・冒険小説。 熱帯雨林に文字通り放り出された兄妹が 古代遺跡に囲まれてサバイバル生活を送っていく。 それだけでも面白いけれどさらに親子の確執とか クーデターとか厚いバックグラウンドが効いています。是非。

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    投稿日: 2010.08.26
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    「世界はやっぱり俺たちのものに違いない」 上巻とは打って変わって次々と変化する状況に ハラハラどきどきしながら一気に読めます 恩田陸の小説はぶっつり終わったり あいまいに終わったり…とかいろいろあるのですが (もちろんそこも魅力のひとつなのですが) この本はきちんとすとんと終わるのでさわやかです 可能性はたくさんあると信じることできるラストです でも結局何が「上」で「外」だったのか分かりませんでした…

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    投稿日: 2010.08.23
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    2010.05.21 なかなか面白かった。 それぞれの場面が、短いスパンで切り替わるのが、なんとももどかしいような、上手くやられた感があった。 一つ疑問が残ったのが、ニコが東京へ行ったら、どうして練を知っていたか教える、と言っていたのに、その答えがなかったように思うのだけど・・・。 工場がかなり有名でそこで知っていた、っていうことだったのかなあ。 しかし、思考とか会話とかを読んでると、本当に中学生と小学生?って思う場面が何度もあった。今だからこそそう思うのかな。それぐらいの考えは自分も持ってたのかなあ。

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    投稿日: 2010.05.21
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    最後ちょっとハッピーすぎる気もしたけど、ファンタジーだと思えば納得できる。小学校高学年くらいなら楽しめるかな。 それにしても、母があまりに自分勝手すぎる。でも最終的に良い母になるのかと思ってたら、変わってないしー!!

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    投稿日: 2010.04.23
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    話の内容としてはこんな状況起こらないだろうけど、実際に自分がこのような状況に置かれたらどうするだろうと…。作者が現地に行かずに書いた作品で、ちょっとリアリティに欠けるところが随所にみられるけど、読み物としては面白かった。

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    投稿日: 2010.04.10
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    面白いんだけど…。 面白いなって思うまでが長い。 主人公の何でもできる感が最初はうそっぽいし妹がパニックにならないことの言い訳が 母親の性格による…みたいな 非現実的な感じが 最初は読み進めにくく思った。 中盤は こう何だからこうなの!!と説明したからね!!みたいな書き方に読みながらあきらめたようなところが… 冒険に放り出されてからの兄妹は面白かった。 この長さでもさすがの文章 2時間での読破。非日常へ飛び出すには 今の日本 少しは非現実的な設定しかないかぁと思った。

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    投稿日: 2010.04.05
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    初めての作家だったので新鮮に読ませてもらいました。現地取材無しでこの本を書かれたとのことですが、なかなか臨場感がありました。マヤ文明を覗いて見たいような気に・・・

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    投稿日: 2010.04.01
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    「そうだ、やっぱり世界は俺たちのものに違いない」 恩田作品にしてはめずらしくハッピー・エンドでしたが、まあこんな色々うまいこといかないだろっていうのが正直なところ。 あと↑の台詞が男の子のものだってことも、別の恩田作品で男性社会に生きる女性の「世界は私たちのものではないんだ」みたいな台詞と合わせて考えると何だか皮肉。というか憎たらしい。

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    投稿日: 2010.03.30
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    恩田作品と分かっていながら・・なかなか進まない感があった。が、人間追い込まれたときの状況、誰を思い出すのか、読み進めていくうちに深いな~と引き込まれる。 あとがきに、「上と下」と間違われると書いてあったが・・・・ココを読むまで自分自身もそう勘違いしていて、『思い込みって怖い』と、物語・現実をひっくるめてしみじみ。

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    投稿日: 2010.03.29
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    上巻に続き下巻も一気読み。 ありえないだろー!という展開ながらも、読むのを止められない感じ。 恩田さんの作品の中ではきれいにまとまってると思った。

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    投稿日: 2010.03.20
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    相変わらず立派な中学生と小学生。 でも、さすがにウマイな~と思いながら読了。 ウマイ人が書く冒険モノは迫力もあって面白い。 他の作品と比べると意外な内容で、良かったです。

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    投稿日: 2010.01.25
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    子どもってこんなにしっかりしてるかなー?と思いつつ読みました。 最後の展開が速すぎてちょっと拍子抜けした部分もありましたが、最近の恩田作品で多い、最後でアレっ?っていう感じはなかったかなぁ。 上下あわせて思い返すと、面白かったです。

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    投稿日: 2009.12.29
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    密林にヘリから落下した練と千華子兄妹。 マヤの遺跡を目指してサバイバルが始まる。 異様な轟音と巨大な人工の建築にぶつかり、どこからともなく現れた少年ニコに助けられるが… ジャガーのいる地下洞窟での成人儀式への参加を強要される。 一方、火山の噴火も始まり… どう広げるのだろうかと思っていたら、描ききりましたね〜映画のような大冒険活劇! 新生G国の登場と、家族それぞれの特技を生かした健闘、子どもが大人になっていく〜なかなか夢のある展開。

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    投稿日: 2009.09.24
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    いやあ、次々とありえない展開が。。 トラ(豹だっけ)との死闘はなかなかスリルがありました。 山火事の中での妹救出場面など、もはやありえなすぎ

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    投稿日: 2009.07.28
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    ついに完結。といってもぐいぐい話が進んでいくので上下巻なんてあっという間でした。 この二人の思考が小中学生ではなーなど上巻から思ったものですが、千華子の部屋から出るか出ないか疲れた動けないなどと時折子供らしさが見れたように思います。 千鶴子がおいしいところ持っていきましたね。千鶴子すがすがしい性格なのだとは思いますけど、あんま好きになれなかったです。

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    投稿日: 2009.05.21
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    熱帯雨林で日本語を話す少年、ニコが登場したあたりから物語が怪しい方向へ行っているかな〜と思ったけど最後で納得。最後の終わり方が良かった。

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    投稿日: 2009.04.19
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    スゲー!!!超面白い!! なんかガダラの前半〜中盤部分を 思わせる大冒険小説。兄妹が何度も 過酷な目に会い、何度も挫折と絶望を 味わう辺りはもう止めてあげて!! と切に思うくらいのめり込んだ。 全ての人物設定(特に祖父!)も完璧で、 ボリュームを気にせず、グイグイ系。 やっぱりこの人のものは読んでみないと、 当たり外れが分からん!

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    投稿日: 2009.03.30
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    中学生と小学生の兄妹が密林の中に落ちてしまうだなんて、発想からして意外なストーリー。 でも、家族の間の問題もしっかりと書いてあるし! 少ししか登場していないけど、主人公の祖父が印象に残ります。 物事の根底をきちんと見極めているなぁって 最後の展開がまた以外で、下巻にはどんな状況がまっているのか楽しみです!!

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    投稿日: 2009.03.22