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ソニーの「B面」 知られざる黒子事業(週刊ダイヤモンド 特集BOOKS(Vol.6))
ソニーの「B面」 知られざる黒子事業(週刊ダイヤモンド 特集BOOKS(Vol.6))
後藤直義、藤田章夫/ダイヤモンド社
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総合評価

6件)
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  • B面

    表に出てこない、ソニーの「B面」を知ることができる。今のソニーがあるのは、このような技術者たちの支えがあるからだと思う。

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    投稿日: 2023.11.13
  • 意外と知られていない「SONY」です。

    イメージセンサーのシェアは、世界一だし(サムソン&アップルに供給してるからね) 放送機器や、パソコンバッテリパックの中身も、SONYが多いし、意外と知らないだよね? 知られていない、日本メーカーの現状を表した一冊ですね、

    1
    投稿日: 2015.05.10
  • 日本の底力

    一般向け事業で安さを売りにする韓国や中国メーカーにシェアを奪われても、それらの国が手を出せない事業があります。 企業向けの事業です。 一般向けのような安ければ売れるではなく、精度、製品の信頼性が重視される企業向け製品は、発展途上の雑な技術力ではどうにもならない程の技術力が要求されます。 それを持つのが日本企業です。 そんな所に目を向けた記事です。

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    投稿日: 2013.11.10
  • ソニーだから

    ソニーはソニーらしさを失ったと言われることがあるが、ソニーはやっぱりソニーだ。 ただ、褒められるのが、きっと好きじゃない。 だから、Suicaとかの電子マネーカードを剥いたら、みんなソニーだったとしても、そんなことはアピールしない。 どういうわけか、最先端な製品を次々に発表しているのに、開発力を失ったといわれる。 すぐに利益になりそうもないPS4とか、無茶なレンズ型カメラとか、十分にソニーらしい。 そういえば、電子書籍もソニーは20年くらい前からやっていたど流行らなくて、一度消えて復活したんだった。 クリエなんかはスマホやタブレットの原型だろうけど、世の中に出るのが早すぎた。 ソニーは今だって挑戦してる。 やっぱりソニーだから。 と、この本の感想を書いてなかったけれど、この本からも、ソニーのらしさがうかがえる。

    2
    投稿日: 2013.10.10
  • 知ってるようで知らないSONY

    テレビ局等の業務用カメラにSONY製が多いことは以前から知っていた。以前、ロシアの議会とかでもSONY製カメラが使われているのを見たことがある。しかし、バッテリー事業を昔からやっていたとは知らなかった。デルのノートパソコンの発火事故の時のリコール騒動で、ソニーもリチウムイオンバッテリーをやっていたのかと思ったが、この本を読んで、その遙か以前、1990年代に既に日産と電気自動車の研究をしていたとは知らなかった。しかも、それを出井氏がストップさせたことも。出井氏がSONY凋落の原因と言われる一つの理由が、こういうところにもあるのだろう。 このレポートは2011年夏に書かれたものだが、著者の一人の後藤直義氏は、最近「アップル帝国の正体」という本を上梓された。それを読むと、アップルにセンサーを供給していることによるデメリットも分かる。氏は、2011年当時iPhoneにソニー製センサーが搭載されるということを肯定的に捉えていたが、2013年現在では、諸刃だと書いている。こういう点にも興味のある人は、本書とともに「アップル帝国の正体」もお勧めしたい。

    7
    投稿日: 2013.09.30
  • プロフェッショナル魂を感じます

    ソニーの技術力の高さと,サポート体制がいかに徹底されているかが伝わってきます. ビジネスユーザーから高く評価され信頼されているのも頷けます. (2014/04/26 追記) 改めて読み直すと,ソニーの持つ技術力よりも(もちろん技術力も卓越していますが), 他人(顧客,将来のソニー)を最優先し,自分のこと(自身の成功や会社の現在の利益)は 二の次にしている姿勢が強く感じられました. 特に印象に残ったのは2点です. ・故岩間和夫氏は,投資回収は21世紀になるかもしれないと言われたCCD(撮像素子)に開発投資を続行し,  将来のソニーの成長の種を撒いた(←短期的な利益や自分の手柄だけを考えていたらできない行動). ・放送局,映画撮影などプロフェッショナルが使う機器であるだけに,万一故障があればすぐに対処できるよう  全世界にサポート拠点を設けている(←利潤最大化だけを考えていたらこんなことはできない). いわゆる「黒子事業」が,ソニーという会社の中だけでなく, 顧客(放送業界,映画業界のプロフェッショナルたち)の「黒子」という 立場に徹している印象を受けました. この姿勢から,設立趣意書に井深氏が記した創業の精神  「真面目なる技術者の技能を最高度に発揮せしむべき自由闊達にして愉快なる理想工場」  「不当なる儲け主義を排し,あくまで内容の充実,実質的な活動に重点を置き,  いたずらに規模の拡大を追わず」 を思い起こしました.

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    投稿日: 2013.09.28