
総合評価
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powered by ブクログ“冤罪と人類/道徳感情はなぜ人を謝らせるのか”を読んだ人が、「道徳感情ってよくわからないんですよね、分かったら教えて下さい」と言われて、手に取った。 読書人生で五本の指に入るくらい難解、挫折しかけるも、ようやく読了。振り返ると、半分も理解している自信はない… 人間社会を正常に構成するためには、“共感”というものが必要で、それと共に、“思いやり”とか“慮る”とか、いわゆる忖度のようなものがあって成り立っている。それらがその社会に合っているか否かで、しだいにルール化されて行く。 人の思いが社会を作り、そしてその社会が人に影響を与えている歴史的循環が起こっているもよう ʅ(◞‿◟)ʃ
3投稿日: 2024.03.31
powered by ブクログ(原本への感想)一文が長くて脳が滑る。解説と7章のみ読んで道徳の原理を追求したいわけではないことは分かった。人間の挙動の観察から離れない。 そうした手法と鶏卵前後の関係なのではと想像するが、スミスが考える道徳の形はある原理から出発した静的な体系ではなく、間主観的な相互評価で決まるように読める。つまり人間個人の道徳より先立って社会ないしコミュニティがあるのだということで、これは父権主義に見えて結構モダンな割り切りなのかもしれない。 (訳文への感想)訳文というのはどうしても原文を想定しながら読まないといけないわけで、この訳はその負荷を下げてくれて助かる。
0投稿日: 2022.05.21
powered by ブクログアダムススミスの主著であり、以前から読みたかった本。難解で、正直意味が分からないながらも、どうにか最後まで読み通すことが出来た。
0投稿日: 2020.10.03
powered by ブクログ私たちの道徳感情はどこから来ているのか?について、徹底的に論考したもの。本書を思い切り要約すると、 1) 各人が自然と持つ、ある行為に対して共感できるかという適合性の感覚がまず存在し、 2) 適合性感覚に照らして、ある行為についてどんな評価をするべきかという感覚があり、 3) それらを考慮して、自分の行為をどのように律するかという判断基準があり、 4) 社会の大多数の価値観である慣習や流行の影響を受けながら、現在の道徳感情がある という流れである。その後、世の中の多くの道徳理論に対する批判のおまけがくっついて、膨大なボリュームとなっている。現代の正義論と比べると、著者アダム・スミスの主観が強すぎ、論旨展開も整理されていない印象を受けるが、まだ構造主義も生まれていない時代では、こういう書き方が格調ある文章なのだろう。そのような文章だけに、忍耐強く読むことによって、読了時の達成感はかなり高いものがある。
0投稿日: 2017.05.22
powered by ブクログ『国富論』の著者で、資本主義の元祖とも言えるアダム・スミスの著。『国富論』の内容から無秩序な自由競争を推進したように批判されることもあるスミスだが、そんな見方が間違っていることを教えてくれる一冊。驚異的とも言える人間社会の洞察力が見て取れる。 スミスや資本主義について勉強するなら『国富論』はもちろん、合わせて『道徳感情論』を読んで欲しい。 何十年後か分からないが、必ず再評価される本だ。
0投稿日: 2016.12.12
powered by ブクログ岩波以外になかなかでなかった訳がこのほかにまもなくもう1冊出るようだ。有り難い限りだが、そこまで需要があるのかな。ちょっと不思議。まあ、老後の楽しみのつもりが少しはやくよめるようになった。
0投稿日: 2014.03.17
powered by ブクログ「共感」という切り口から、人間の感情を深く考察したもの。著述そのものはとても意味深いが、訳が悪いのかとにかく読みづらい。
0投稿日: 2013.08.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
風邪薬で仕事が進まなかったので『国富論』で名高いアダム・スミスの処女作、高哲男訳『道徳感情論』講談社学術文庫、読んだ。の著者の処女作が本書。「人間がまず隣人の、次に自分自身の行為や特徴を、自然に判断する際の原動力を分析するための論考」。http://bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2921766 アダム・スミス『道徳感情論』講談社。スミスは人間の行為や特徴を検討することで、人間は利己的動物ながら他人に共感することができる。スミスは人間の行為とその特徴を検討することで、社会を形成する人間の「適合性」のメカニズムを具体的に本書で明らかにする。まさに英国道徳哲学の面目躍如。 アダム・スミス『道徳感情論』講談社。(狭義の経済学には門外漢ながら)分析が対象を扼殺するのは学の常。人間の全体よりも部分に注目するが、(スミスは『国富論』での議論も含め)全体性をとらえようと努力している感がある。五百頁を超える訳書ながら非常に読みやすく示唆に富む一冊だった。 アダム・スミス『道徳感情論』講談社。先験的な規範よりも、相互検討的な適合性によって導かれる行為規範を尊重し、それを絶えず検討することで徳のある社会が実現可能となる。英国流の経験主義と言ってしまえばそれまでだが、このアプローチは必要不可欠と思う。古典中の古典ながらおすすめの一冊。
0投稿日: 2013.08.03
