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よるくも(1)
よるくも(1)
漆原ミチ/小学館
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総合評価

19件)
4.3
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6
2
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  • 人の闇。

    後半になれば、設定のすごさがわかる。 闇の側面と人間味が面白い。 ダークストーリー? って表現でいいのか? 闇の側面を見たくない人はやめた方がいい。

    2
    投稿日: 2015.04.14
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    1~5巻(完結)まで読了。 街~畑~森の格差と差別、その残骸の捨てられた子供=虫。 痛みを無くし感情を持たない虫の殺し屋。 自分の周りの世界だけを見て明るく生きていた少女。 2人の変化と世界との折り合いのつけ方が描かれている。 ラストまで読んで幾つか考察は出来るけど控えるとして。 最後のあとがきで先生が思った事は表現出来ていると感じた。 めし、いのち、いたみ、簡素だけど誠実な描き方。 賛否はあると思うけど、読んでから自分に問えば良い。 自分なら街~畑~森で、どの場所の住人だろう?と。 街かな?と思ったら共感はしないと思う。 暗い中の何かを見つける物語が好きなら楽しめます。 個人的に良い作品でした。

    0
    投稿日: 2014.03.30
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    まだ導入部で判断が着かないが、先を読みたいと言う衝動には駆られる。こう言う構造の話は他にも色々あるので、搾取する側・される側、命の価値を理解せずコントロールしている側・家畜の様に命を扱われる側、と言う作品は。よるくも(小辰)がキヨコと出会って「人間らしくなっていく」作りになるのか、それ以外の方向へ行くのか、とりあえず続きは読みたい。

    0
    投稿日: 2013.12.30
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    思っていたよりグロかった… 苦手なわけではありませんが、驚きました。 暗いし不気味な人がたくさん出てくるのになんとなく惹かれます。まだ1巻しか読めていないので続きが楽しみです。

    0
    投稿日: 2013.12.18
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    とてつもなく暗い本。未来の日本を描いているのではないかと思うと、真剣に生きなくちゃならんとも思う。毒のような薬。良薬、口に苦し。そんな作品だ。

    0
    投稿日: 2013.04.15
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    のどがカラカラに乾くような強烈な後味。セリフは多くないのであっという間に読み終えてしまうが、読み終えるまで心臓が緊張しているのがよくわかる。ストーリーがどう終結するのか楽しみである。

    0
    投稿日: 2012.12.09
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    「殺し屋」を生業とする男が、心優しき女性に出会ったことで何かから逃れ、あるいは何かを壊し、あるいは何かを取り戻す物語。 キヨコが可愛すぎる。。。

    0
    投稿日: 2012.11.30
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    ヴェレッジヴァンガードにて一目惚れして購入しました。 雰囲気の構成がすごくたまらないです。微グロ注意ですが 変人キャラやアングラ好きさんには是非オススメです。

    0
    投稿日: 2012.11.29
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    面白い。けど絵柄とか内容とか人を選ぶとは思います。 暗くて救いがないんだけど、みんな愛しい。 小辰の綺麗さが悲しい。 キヨコの強さが悲しい。 幸せになってほしい。 とりあえず…キヨコー!オレだー!結婚してくれー!!

    0
    投稿日: 2012.10.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

     えげつない世界に生きるえげつない人々の話。  彼らを下衆と言う事は簡単だが、「街」の価値観で「森」のシステムは語れない。森の人間は森で、森の食物連鎖の中で生きていくしかないのだ。  美しい生は森にはない。

    0
    投稿日: 2012.09.05
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    内容説明 舞台は「街」「畑」「森」の三層からなる「世界」。殺し屋の青年「よるくも」は最下層「森」生まれ育った。ある日、よるくもは「畑」の飯屋の働き者の娘キヨコと出会い、飯の面倒を見てもらうことになる…。

    0
    投稿日: 2012.06.05
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    ドロヘドロからコメディ部分を抜いたらこうなるのかなーという感じの雰囲気。独特の世界観が今後どう描かれていくのか期待。

    0
    投稿日: 2012.04.20
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    富裕層が住む「街」、貧困層が住む「畑」、その下に存在する「森」の3つの世界の物語です。かなりダークでグロい場面もちらほら。絵が嫌に安定していて綺麗なせいで、見たくないシーンもじっくり見てしまう。 冒頭の説明は3つの世界のヒエラルキーの話しか描いてありません。登場人物の説明はあまりありませんが、それでも各登場人物の人となりが分かってしまうのが不思議。雰囲気で「こいつ嫌い」「この人好き」って、読んだ全員が同じように思えると思う。 「絶望的に無垢」が本のキャッチコピーなんですが、これはよるくものこと。きっとよるくもは無垢じゃなくなっていくんでしょうねー。感情がついていくと、恋愛話になるんでしょうが、この設定では絶対幸せにはなれないでしょう…。淡々と終わってしまうのもありですが、何か起こる事を期待してます。

    0
    投稿日: 2011.11.19
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    「この世界にはこんなヒエラルキーがありますよ」という説明が手短で、実際のストーリーを読みすすめることで分かってくるのが面倒くさくなくて良い。 富裕層の住む「街」、雑多な人々の住む「畑」、人権すら希薄な底辺の人々が住む「森」。 この三つの社会に住む人々は、身分的な上下関係があり、隔たりがあるものの、互いに依存しあっている関係である。 ストーリーは、純粋で前向きな主人公の「キヨコ」と、子供のころに「街」に買われ、使い捨てられた青年「小辰」の関わりがメインだが、二人はこの先、さまざまな思惑に翻弄されるだろうことが予感される。 大きなテーマとしては、「食べるために殺す」ということの倫理であり、悲劇しか待っていないように思うが、最後まで見届けたい作品。

    0
    投稿日: 2011.11.14
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    ブクログか何かで見たのと表紙買い。 なかなかグロいシーンもあるけど、内容的に続きが楽しみです。キヨコかわいいよるくもかっこいい!

    0
    投稿日: 2011.08.13
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    この世界には上・中・下とあって、上が「街」まともな金持ちが住める場所。 中が「畑」変わり者の金持ちからまともな貧乏人まであらゆる人が居つく、でっかい市場。 下は違法建築、不法占拠、無許可開業などあらゆる犯罪の温床になっている過密集集合団地、通称「森」。「森」の住人の共通事項はひとつ”まともじゃない”。 主人公の「キヨコ」は中の世界「畑」で安くて美味いと評判の高岡飯店で働く娘。下の世界「森」で殺し屋”よるくも”として働く無垢な青年「小辰」が同じビルに住むことになり食事の面倒を見ることになり・・・。 糞ったれな世界で働く「キヨコ」が健気で可愛く、それに徐々に影響されていく善悪の判断や味覚痛覚の無い「小辰」が今後どうなっていくのか気になる。 新人とは思えない設定や世界観の造り込み、キャラクターのサイコっぷりが堪らない。フィクションな設定だが能力バトルや必殺技などが無い為リアルで生々しい。 普通のマンガに飽きた人にオススメ。

    0
    投稿日: 2011.05.01
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    オススメされたので購入。IKKIらしい作品でした。徐々によるくもに感情つけていくのかな?なんにしろハッピーエンドは望めなさそう。箱庭の世界でどれだけ悲劇を描ききるのか楽しみです。

    0
    投稿日: 2011.03.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    店頭で気になって気になって買ったら大当たりと言う幸運。 こう、小説やらでもよくあることだけれども、読み終わってから帯やカバーのあらすじを見て 「いやいやそうなんだけどそれだけじゃない話でしょう、だからってどう説明すればいいいかはわからんですが!」 ってなる漫画だった。 つくりこみすぎず簡単でもない、わかりやすいと同時にシビアで生き生きしててえげつなく、家族愛や善意や希望がしっかりあるから黒すぎる世界。 一見まともでどっかしら危うかったり、ひたすら異様で奇妙で人間くさかったり、登場人物がいちいち好みだった。 番先生と中田とかんさかんと、王様と、王子、このへんの存在感が大好きだ。 続きがとても楽しみ。

    2
    投稿日: 2011.03.04
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    無限城meets真鍋昌平「町」「畑」「森」と、エリアごとに明確にヒエラルキーが分けられた世界。上流階級のみが住むことを許された「町」、市民が溢れ雑多で活気にあふれる「畑」、そして違法増改築を繰り返して途方も無い大きさに膨れ上がった巨大建造物の中に広がる無法地帯「森」。「畑」で、安くてうまい定食屋をいとなむ少女・キヨコ。彼女の住むアパートに、無垢な殺し屋の少年“よるくも”が「森」からやってくる。彼が殺した人間は、豚のエサとなり、「森」を牛耳る荒磯精肉店に流れていた。IKKIだから、という理由で敬遠していたが、創刊当時のIKKIを思い出すような快作かもしれない。「森」をみて、「BLAME!」の巨大建造物や、「Get Backers」の無限城を思い出さない人はいないだろう。画面の質感としては「ドロヘドロ」と「スマグラー」の中間といったところか。キャラ設定は割とありがちだし、設定も既視感があるが、組み合わせが良い。プラス、キャラ同士のかけあいに気がきいていて飽きない。これは才能なんじゃないか。

    0
    投稿日: 2011.02.28