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本多孝好/KADOKAWA
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総合評価

158件)
3.8
29
62
47
6
0
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    「at Home」の父親の行動にうるっとし、「日曜日のヤドカリ」の父娘関係にあこがれ、「リバイバル」の夫婦関係が本物になったらと淡い期待をし、「共犯者たち」の家族での(共犯)行動に熱くなった。 色々な理由、環境、人達で構成されていても家族は成立し、ちょっとしたことで壊れてしまう……強くて脆い家族の話、どれも最高。

    0
    投稿日: 2025.09.03
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    血縁があってもなくても、戸籍がどうであっても、家族としてのつながりがあれば家族。イレギュラーな家族の、愛と信頼の物語。コミカルでちょっとハッピー。幸せの形は人それぞれ。

    2
    投稿日: 2025.05.06
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    家族をテーマにした短編集。4編収録されている。1作目の雰囲気から連作短編の印象だったが独立した短編集で驚いた。それほどに表題作の1編目の内容が濃かった。これで80ページにしてしまうのかと。個人的にベストは「日曜日のヤドカリ」再婚で親子となった主人公の父と娘との交わりが絶妙なタッチで描かれている。そういえば本多さんってハートフルの中にハードボイルドを埋め込むような書き方をする人だったと再認識。文章も上手くて流石だな~と思ったのだが、作品が少ないんだよね。この人。

    2
    投稿日: 2025.03.27
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    好みはあると思うけど、人によって色々な「家」があることを読み感じることができる良い物語群でした。実は数年前に読んでいたはずなのだけど、書庫で見つけて、読んだ記憶がなく、再読した一冊でした。

    0
    投稿日: 2024.08.28
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    読んだ後、心が温かくなり幸せな気持ちになりました。 4つの家族の短編集です。 悪い奴に捕まった母親を危険をかえりみず助けに行く家族。 妹を信じ、妹の宝物を取り返しに行く家族など。 どのお話しの家族にもハラハラドキドキの出来事が起こり、そして家族を守る為、必死に立ち向かっていく。そんな様子に心が動きました。 文章も読みやすく、話しの展開も速いので、一気に読めて面白かったです。読後感最高です。

    0
    投稿日: 2024.06.07
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    4つの家族の物語 短編集 どれもどんでん返し! 結構ハードめ家族の愛の話 どれもこれも愛がそこにあるな…そしてどんでん返し面白くて一気読みでした

    8
    投稿日: 2023.12.23
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    いろんな家族の話。どの家族の話もすっごい好きで、家族の在り方なんて人それぞれなんよなぁ。4編からなる短編集なんやけど、どの話も長編小説で読みたいくらい好き。at homeが特に好きで、泥棒の父と詐欺師の母、偽造屋の兄と妹弟の話、って聞くだけで既に面白いし実際面白い。

    3
    投稿日: 2023.08.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    20230101 捨てるために読んだ。 短編4つ。 at home 万引き家族的な話。 日曜日のヤドカリ 妻の元夫との再会 リバイバル 金貸しヤクザに頼まれ妊娠した女と奇妙な同居をする林 共犯者たち 妹の子どもを虐待夫から奪還する話 読んでいてさらっとし過ぎているところと、え、どういうこと?と詰まるところが混合していてあまり読んでいて没頭していかない。 普通でない家族の描写があんまり面白くないし、説明がくどい。 初期作だからこの出来なのか、このくらいのクオリティの作品がメインなのか。

    1
    投稿日: 2023.01.01
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    表題作、at home非常に良い。 結婚詐欺、泥棒の両親と、学生の妹、今日もゲームで世界を救う弟と暮らすパスポート偽造者の俺。 こんな物騒な家族に惹かれてこの本を手にした。 結婚詐欺師の母は逆にターゲットに誘拐されてしまい、父と俺は犯人に呼び出され母を助けにいくのだが、そう簡単にはいかない。 ゲームで世界を救っていたはずの弟まで乱入し、果たして母は助けられるのか?! 家族って血の繋がりじゃなくて気持ちの繋がりだよな、と強く思った。 "母さん"のために男3人よく頑張った。 5人の過去は悲しいものだけれど、いまそれぞれが家族を想えているのだから、ハッピーってことでいいのかな、と最後にふわっとした気持ちになれる。 バラバラにならなくて良かった。 最後の 共犯者たち も個人的には好きだった。 母と妹と暮らしていた主人公の俺。数年後、子供の頃に失踪した父と、偶然再会する。今では年に一度は会う関係性。 ある日、妹が息子に虐待をしているのではないかという疑いが浮上。 妹を信じたいけれど、もし本当だったらという不安に負けそうな俺をよそに父は思いもよらない行動に出る。 両親かっこいい!ともなるし、それに加わっちゃう俺も結局家族想いなんだよな。息子なんだよな。 家族っていいなぁ。 家族を守るときは全力で!な話が多くて良かった。

    13
    投稿日: 2022.12.05
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    映画で観て面白かったので。 短編集で映画の内容は短くてちょっと残念だと思っていたけれど、読み進めたら全部が良かった。 ちょっとかっこ悪くて抜けていたりするお父さんが一生懸命にお父さんをやろうとする姿はかっこいい。失敗もするけど家族を思う気持ちが無いわけではないお父さん達に温かい気持ちになる。 素敵なお父さん達でした。

    18
    投稿日: 2022.10.16
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    家族の形に正解はない。 たとえ血がつながっていなくても、たとえ一緒に暮らしていなくても。 他人と結婚して家族になるんだもん、そりゃ様々ですよね!と実感できる。

    2
    投稿日: 2022.08.28
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    そうそう、本多さんと言えばこの感じ。好きです。 いろんな家族の形があるんだな。 目をそらしたいような部分もあるんだけれど、「どう?いい家族でしょう」「理想の家族愛ってこうなんですよ」みたいな小説よりずっといい。

    0
    投稿日: 2022.01.25
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    2013年9月4日 4つのお話がはいっています。 個人的には、本のタイトルにもなっている「at Home」が一番好きでした。

    0
    投稿日: 2021.09.27
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    色んな形の家族があっていい。そう思わせてくれるお話だった。 道ですれ違うだけの人たちも、みんなそれぞれ家族がいて、それぞれのドラマがあるのだ。 やはり、小説は様々な人生を疑似体験させてくれる。素晴らしい。

    1
    投稿日: 2021.08.19
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    短編集 さまざまな家族模様があり、いずれも最後はあたたかくなるストーリー! 心があったかくなった!

    1
    投稿日: 2021.08.02
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    at Home という題名を見て誰を真っ先に浮かべたか。 真っ先に浮かんだ人こそ家族だと思わせる小説。 自宅という意味の題名だが この本を読んでいると自宅というものは それぞれなんだとより一層感じる。 血の繋がりが無くても一緒に生活を営む場所。 安らげる場所こそが自宅なのでは無いだろうか。 血の繋がりのみが親子、家族ではない。 過ごした時間は血よりも濃いという言葉が有るように 家族というものは、思いあって縁を大切にしていかなくては血の繋がりがある人も家族では無くなっていく。 そう思わせるような小説である。 自宅に帰ると暖かく迎えてくれる人 自宅に帰るとご飯を作ってくれている人 自宅に帰ると今日の出来事を話してくれる人   自宅に帰るだけで暖かくなれる場所 家族の定義は何だって良い 本人たちが家族というのなら家族である

    1
    投稿日: 2021.03.06
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    色んな家族の形が描かれていた。 家族に起こる問題も、想像できない事件が多く、ハラハラドキドキした。 短編集で読みやすく、満足した。

    1
    投稿日: 2021.02.21
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    様々な形の家族にまつわる短編集。 少しずつ歪な家族に起こる出来事は全然先が読めなくて、ちょっとミステリーっぽくてぐるぐる考えながら楽しく読めた ひとつひとつのお話は短いのにすごく読み応えがあった 個人的には2つめと4つめのお話が好み!

    0
    投稿日: 2020.09.09
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    家族というよりも親子の話。 血の繋がりだけで親子になるわけじゃない。形はそれぞれであるけど、お互い歩み寄らなくちゃ親子にはなれないじゃないかな。 私は親に恵まれてたと思う。

    1
    投稿日: 2019.12.30
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    いろんな家庭のお話。 世間体だけではわからないことはたくさんある。 その人の内面をちゃんと知ってる人に 分かってもらえれば それでいいのかな って思わせてくれた。

    0
    投稿日: 2019.08.26
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    複雑な家庭環境でどうなるのかと思う話ばかりでしたが、どれも愛情を感じる感動作でした。中身の濃い短編集だったなって感じで得した気分です。凄く良かったです。

    0
    投稿日: 2019.06.24
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    4話からなる家族のお話短編集。 色んな家族の形がある。血の繋がりがない、離婚した相手、数年会っていない等設定は様々だけど家族って素敵と思えるお話ばかりだった。

    0
    投稿日: 2019.03.20
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    普通じゃない家族の 家族の話 表題作のat homeと最後の作品 共犯者たちは涙無くしては読めません。 因みにat homeの家族は 母が結婚詐欺師 父が泥棒 息子がパスポートの偽造屋 引き篭もりの弟と家事担当の妹! 普通じゃない家族に訪れる普通じゃない出来事 本作は良い短編かと思います。でも再構成して長編化しても面白いかと思います。

    0
    投稿日: 2018.09.16
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    表題作のatHomeは家族の愛をひしひしと感じて愛しさ溢れた。こんな家族のあり方も悪くない!どこへ行ったって離れていたって家族は家族なんだ!

    0
    投稿日: 2018.08.07
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    家族をテーマにした4編からなる短編集 さまざまな家族が描かれています 「at Home」 父は泥棒、母は結婚詐欺師、兄はパスポート偽造屋、そして、弟と妹。母が結婚詐欺のターゲットに逆に誘拐されて、身代金を要求される事態へ。 母親を救い出すことが出来るのか? この家族の行く末は? 彼らが守ろうとしているモノ といった展開ですが、違和感ある伏線が最終的には回収され、スッキリ、ほっこり終わります。 「日曜日のヤドカリ」 結婚した女の娘をさんづけで呼び合う妙な関係の父娘。 そこに父を捜してほしいと訪ねてきた男の子。 その男の子の父親とは? といった展開。娘と父の微妙な距離感と信頼関係が良い雰囲気でした。 「リバイバル」 やくざの抗争に巻き込まれた男の物語。 別れた妻、失った子供の話が哀しい。 「共犯者たち」 ちょっとあり得ない設定。妹が子供を虐待? 子供を夫側に引き取らせた一方で、そんな妹を信じる別れた父母。この父母がとてもいい味だしています。 そして、虐待していたのは妹ではなく夫側? ことの真相は? 4作の中でも良かったのはやはり「at Home」 ちょっとコメディタッチながらも、温かな展開で良かったです。 また「共犯者たち」も良かった。 とくに、このどうしようもない父親が実はとても温かく、何とも言えない人物。 そんなわけで、いろんな設定で、それぞれの家族がお互いを思いあう姿が描かれています。

    0
    投稿日: 2018.04.30
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    4つの家族の短編小説。 表題作は、父親が泥棒で母親が結婚詐欺師、偽造屋の自分と、引きこもりの弟、家事をこなし学校にも通う妹という家族構成。 表題作から驚きでしたが、家族の数だけ形があるんだなぁと。 戸籍とか血のつながりとかが家族のすべてじゃない。 家族ってなんだろうって、改めて考えました。

    0
    投稿日: 2018.04.25
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    いろんな家族の形。 読み始めで、ちょっといまいちだなと思ってやめてた本を再度読み始めたら何がいまいちだったのかよく分からなかった。

    0
    投稿日: 2017.12.08
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    「これくらいの困難は、ソースと七味と生卵と、それから楽しい会話とで乗り切れないことはない」 ー“日曜日のヤドカリ” 血がつながっていなくても家族は家族。 様々なカタチの家族の4つの短編。 “at Home”や“日曜日のヤドカリ”は長編としてじっくり読みたかった!

    0
    投稿日: 2017.04.22
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    短編集。 「共犯者たち」感想 愛されて育った子供は愛することを知っている。 ニュースで虐待事件が取りあげられると言われる決まり文句だ。 子供は親を選べないし、子供の力では自分を守ることもできない。 虐待の心理って理解できない。 圧倒的に非力なものに対して、どうしてああも残酷になれるものなのか。 親の愛。愛のカタチ。隠された真実。 人は誰も、知らないところで誰かに守られながら生きているのかもしれない。 親子愛がテーマなんだろうか。 あたたかくて切なくて、だけど最後にはやっぱり人を信じたくなる。

    0
    投稿日: 2017.02.24
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    映画アットホームの原作ということで読んだ。長編かと思いきや、家族をテーマにした4編の短編集でした。なので展開が早くて、感情移入が少しついていけなかったかな( ´△`)アットホームは心理描写をもっと入れて長編にしてほしい気分です。けれどストーリーは面白いです。自分としては物語を傍観しているように感じる小説が苦手で、どちらかというとアットホームは傍観小説に感じてしまった。これはまったくの好みなのですが、映画にし易い小説ってなんか苦手なんです。これは本当に自分のわがまま。でもストーリーは面白い(´∀`*)

    0
    投稿日: 2017.01.17
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    4作の短編集 家族とは限らない、同じ屋根の下に暮らす人の話 おもしろいかというと正直そういうわけではない話ばかりだったなぁ

    0
    投稿日: 2017.01.05
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    いろいろな人がいる様にいろいろな形の「家族」「親子」がある。 それが血の繋がりの大事さを感じる関係だったり、反対に血の繋がりなんて関係ないよね。と思う関係だったり。 1番好きだったのは表題の「at home」 短編じゃなくて長編でも良かったと思った。 ただ「日曜日のやどかり」「共犯者たち」も「父親」がとても格好良い。「共犯者たち」の父親は外で見てると格好良いが自分の親だったらどうだろう?ちょっと…。って思うな。 丁寧な言葉使いで話す父娘。 親子3人で独特なカレー(笑)を食べる最後のシーンがとても好き。 そのシーンだけ会話だけなのも印象的。 あぁ、家族だな。 「リバイバル」はその中でも少し異色な感じがした。

    1
    投稿日: 2016.12.20
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    泣けて泣けて大変だった。血のつながりが全てではないと、自分の今を肯定できた。社会的テーマが盛り込まれていて本当に興味深い。

    0
    投稿日: 2016.11.14
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    家族がテーマの中編集。 ただ、家族と言っても一般的に思い浮かべるようなものではなく、擬似家族、再婚相手の子供、偽装結婚、幼い頃に家を出た父親と、一癖も二癖もある形態。 なのに一般的な家族を遥かに上回る絆の描き方が見事でした。

    0
    投稿日: 2016.10.27
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    ぜひとも、1話目のロングバージョンが読みたいです。家族全員キャラ立ちしてて、もっとあのほっこりした雰囲気に浸りたかった。

    0
    投稿日: 2016.10.19
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    3 特殊な背景の家族模様の短編集。ユーモア溢れる犯罪一家の話や義弟の幼児虐待の話が印象的だった。なかなか面白い。

    0
    投稿日: 2016.08.28
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    at home、日曜日のやどかり、リバイバル、共犯者たち、の4作が纏まった本。どの作品もテーマは「家族」 at home: 血縁関係のない家族が、それぞれ違法な「仕事」をしながら生計を立てている中で事件が起こる物語。 日曜日のヤドカリ: この作品も血縁関係のない父娘の物語。 リバイバル: 闇金から借金をして、返済をすることに自分の生を感じる初老の男が、ブラジル人と偽装結婚させられてしまう。 共犯者たち: 妹夫婦に問題があって、息子を虐待している父親の元、主人公がその子を取り返しに行く話。

    1
    投稿日: 2016.08.07
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    後半2つの『リバイバル』と『共犯者』が良かった。 どちらも主人公がオッサンというところが共感できたのだろう。 しかしながら、『日曜日のヤドカリ』の大人びた女の子はリアリティに欠けてライトノベルを読んでいる気分になった。最初の『at HOME』も既視感がある。 後半2つだけなら星4つでした。

    0
    投稿日: 2016.06.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    [at home] [日曜日のヤドカリ] [リバイバル] [共犯者たち] の4編からなる短編集。 この作者らしからぬ作風であるが、なんとなくほのぼのする感じはやっぱりこの作者らしいと言っていいのかなと思わせてくれる。 少しブラック感が強いというか、非日常的ではあるが、ちゃんとミステリーらしい、最後にどんでん返しが待っている。 at homeはスリ、サギたちが家族として暮らす物語。 日曜日のヤドカリは結婚した女性に一人娘がいて、その娘と二人きりの日曜日にちょっとした事件が発生する。 リバイバルは金貸しのやくざからの提案で、外国人女性と結婚届けを出した男性が巻き込まれる事件。 共犯者たちは、妹の子供を巡って繰り広げられる事件に昔出て行った父親が登場する。

    0
    投稿日: 2016.05.08
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    読み始めて・・・あれ?・・・短編集とは思わなかった。家族についての4本。どれもホロリとする内容でした。

    0
    投稿日: 2016.02.07
  • 家族の形

    家族,今,自分の家族は,日本のかなり典型的な家族像なんじゃないかと思っている。 父親(自分),母親,子ども二人。 at Homeというタイトルから思いつく,一見そんな家族。でも,どこかちょっと違う。そんな家族たちが登場している。 家族は,いつも一緒に生活しているせいか,いいところだけでなく悪いところも見えてしまう。そんなとき,これを読むと,家族を見直すきっかけになるかも。

    0
    投稿日: 2016.01.23
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    「家族」をテーマにした4編の短編集。 どの家族も、どこかちぐはぐで、でも愛に満ちている。「家族」が「新しい家族」を作っていく。そんな、あたりまえのことが心に沁みた。

    0
    投稿日: 2015.12.07
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    タイトルの話は、ちょっとシビアな面もあるけど素敵な家族だし、良い話。 でも、私が素敵な話だなぁと感じたのは、「共犯者たち」かなぁ。 どの家族にもプチ事件があって、それを家族で解決しようとしていく姿が、心温まる感じだった。

    0
    投稿日: 2015.11.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    *父は泥棒、母は結婚詐欺師。ある日、詐欺を目論んだ母がターゲットに逆に誘拐され、父と僕は母を助けに向かうが―ふぞろいで歪な4つの家族を描いた傑作小説集* 家族ってなんだろう。というテーマで描かれた本なれど、何故か感情移入出来ず・・・いいお話ばかりなんだけど、感動しそうで出来ない、泣けそうなのに泣けない、とあと一歩なところが本当に残念。筆力の問題か。軽いタッチでさらっと読めるけど、心には残らない本。

    0
    投稿日: 2015.11.08
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    4つの家族の物語。 家族は、いつでも自然にそこにあるものではなくて、たくさんの悲しみが絡み合うことによってバランスを保って存在しているんじゃないのかな。なんて考えさせられた。そして大人だって甘ったれだったり、子供が泣けるほどしっかりしていたり。 すごく良かった。 表題作『at Home』は最近映画になっているけれど、こんなに短いストーリーだとは思わなかった。全く血の繋がらない、とんでもない職業で暮らしを立てている5人家族に感動。

    1
    投稿日: 2015.09.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    現在、絶賛上映中の竹野内さん主演の映画の原作。 短編集の中の一作、タイトルと同名の「at Home」だけ読むことに。映画を見てから原作を読むのは、私としては珍しい。ほとんど逆パターンが多いので。 短編だけあって、設定もかなり入り組んでいるはずなのだが、行きの通勤電車の時間のみでさらっと読めた。 物語の流れはほぼ映画と同じだったが、多少違うところも。 原作は、家族一人一人の過去の話は少し触れる程度。映像では衝撃だった、明日香の実の父親による性虐待も、原作では全く違う設定に。また、物語は全て長男の淳の視点から描かれる。 映画がとてもよかっただけに、(竹野内ファンとして多少色メガネもあるかもしれないが、、)もう少し丁寧に書かれても良いテーマだとは思うので、少し残念だった。

    0
    投稿日: 2015.09.01
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    家族 って。 血縁の繋がりだけではなく。 想いの繋がりで成り立つものかもーーー。 そっと 気持ちをすくい上げてくれるような。 どのお話も 心あったかくなる 作品✨✨✨ 最初の一編「at home」はもうすぐ映画も公開。 この短編を、どんな風に肉付けしてるのか。 配役も素敵なので、気になるところ。

    0
    投稿日: 2015.08.19
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    最初の短編小説の長編が読みたい。家族の設定が面白い。読みやすくて一気に読んだが、最近読んだ「君はいい子」と話が混ざってしまった。

    0
    投稿日: 2015.08.17
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    それぞれ別の物語の短編集はMISSING以来。 本多作品では「死」を扱うものが多いが こちらは家族という題材によりそれぞれの「生」を 描いている。 家族の在り方、愛憎によりもっと心に迫るかと思ったが いまいち印象が薄いように感じてしまった。 連作でないので最初の話の設定に違和感が出て いるのも否めない。

    0
    投稿日: 2015.08.16
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    夏休み、さて何を読もうかと各社の夏のキャンペーンの小冊子を貰って帰って考える。 今年は角川のフェアに惹かれるものが多く3冊注文、その内の2冊目。帰省の新幹線の中で読了。 お父さんは泥棒で、お母さんは結婚詐欺師、僕はパスポートの偽造屋…という設定の短編連作かと思っていたら、そのお話は最初の奴だけで、奇妙な形ばかりの“家族”のお話が4つ。 どれもがなかなかいい話はなんだけど、設定も含めて些か出来すぎの感。 最初の設定で色んな話を読んでみたかったような気がする。

    1
    投稿日: 2015.08.15
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    1507 淡々とそして暖かい物語を書かしたら一級品の筆者作品。もちろん本作品も主役は非常にニュートラルな感じ。4作の短編集でどれも良いけど、選ぶなら日曜日のヤドカリかな?

    0
    投稿日: 2015.07.01
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    読んだ後、温かい気持ちになりました。生まれた時からの家族、自分で作った家族。どちらも大切にしたいと思いました。

    0
    投稿日: 2015.07.01
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    家族のかたちはさまざま 愛のかたちもさまざま 当たり前に大事に思い思われる人がいる幸せをかみしめる本

    0
    投稿日: 2015.06.25
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    それぞれの家族の形の短篇集。 最終的にどんでん返し的な終わりばかりだけれど、正直それは読んでいる最中に気づく。けれど、それが全てではないので、どれも面白かった。 どの話も少し特殊で、でも温かく優しい。

    0
    投稿日: 2015.06.16
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    4つの短編集。個人的には表題のat homeが一番好きだったな。血縁関係なんて関係ないよね。自分の家族と一緒にいたい、兄妹愛・夫婦愛・親子愛など様々な愛を感じて、自分の日々の生活で、家族を大事にしたくなる。 日曜日のヤドカリの弥生さんは好きなキャラだったなー。

    0
    投稿日: 2015.06.15
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    『父は泥棒。母は結婚詐欺師。弟は引きこもりで、そして僕はパスポート偽造屋。貧しいながらも平和に暮らしていた僕らだったが、ある日母の詐欺がばれ、一家に危険が迫る。その時、僕らがとった行動は……。表題作を含め、4組の少しいびつで強い絆で結ばれた家族を、巧妙な伏線を交えながら描く小説集』  一つ一つの物語を読み終わるたび、ジンワリと心が熱くなるのを感じました。家族を作るものは、血のつながりとか契約書とかだけではなく、(クサいけど)心のつながりなのだと改めて実感します。  巧みなミステリー、というよりも、不思議な家族の物語、という感じですね。本当に素敵なハートウォーミングストーリーでした。  追記:軽妙なやり取りとは対照的に、クズ役の人物は本当にどうしようもなくクズでびっくりします(笑)

    0
    投稿日: 2015.05.18
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    家族になるのは、結構奇跡。 血のつながりだけで家族になるのではない。一言で片づければ愛情だけど、そう簡単でもない。大切に思うからこそ一緒にいられないこともある。表題作「at Home」ほど極端でなくても、離婚・再婚だったり、契約結婚だったり、虐待だったり、色々と問題を抱えた大人たちと子どもたち。でも、勇気を出して、手を差し出すことはできる。失敗を恐れては、何にもなれない。 読んでいて予想を裏切られる展開が多く、ああ、そっちだったのか、と何回もびっくりさせられた。すべてめでたしにはならない。痛みはまだ残る。でも、収録された四作品とも、悪くはないと思わせてくれるラストだったのがよかった。

    0
    投稿日: 2015.04.08
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    父は泥棒、母は結婚詐欺師。 僕はパスポート偽造屋で働いており、 弟はゲームの中で世界を救ってばかりいる。 一家はそれなりに平和に暮らしていたが、 ある日、母が結婚詐欺のターゲットに逆に誘拐されてしまう。 犯人に呼び出された父と僕は、偽札が詰まった紙袋を持って母を助けに向かうが。。。 巧妙な伏線が張り巡らされ、驚きと涙なくしては読めない結末を迎える表題作を始め、現代の家族のかたちを描ききった傑作小説集。 ************************************** at Home 日曜日のヤドカリ リバイバル 共犯者たち 四編からなる短編集。 いろんな家族の形があって、悩みがあって、すごく深かった。 短編やから、一つ一つは短いのに内容は濃い。 こんな短い文章の中で、この先どうなるんやろ!? なんて思わせるすごさ。 スラスラ読めるのに、最後はジーンときてる。 ちょっとの合間ができて、暇を潰したい人にオススメ。 こんな贅沢な読書ないわと思った。

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    投稿日: 2015.03.14
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    短編集だと知らずに買いました(^^;; ずっと同じ話だと思ってたw 4話すべてが家族の形や繋がりについての話です。 どの話も爽やかな終わり方になっていて、とても良かったです。

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    投稿日: 2015.02.17
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    綻びだらけの家族が、互いの絆を意識して再生していく、もしくは新たな形に変容していくというお話。 四話ともかなり重たい背景や状況であるにもかかわらず、どこか優しさに満ちていて、穏やかなお話が多かった。

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    投稿日: 2015.02.16
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    映画化との帯を見て購入。 タイトル作品は終盤で内情がわかるが、どんな形であれ本当の家族になれるんだと思った。 他の作品も家族の話。いろんな形の家族。信じる姿が家族の根源なのかな。

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    投稿日: 2015.02.08
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     家族の形は様々でとんでもない家族ばかりだけれど、家族をたいせつにおもう気持ちの大切さが伝わる話だった。

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    投稿日: 2015.01.29
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    寄せ集めの家族、血の繋がらない父娘、戸籍の売買で出来た夫婦。この本に描かれているのは、いわゆる「普通」ではない家族である。でも家族というものは、それぞれが「家族」であろうとすることによって成り立つものなのかな、と思わされた。

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    投稿日: 2015.01.28
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    家族がテーマの短編集 at HOMEより日曜日のヤドカリが良かった。 本多先生の短編は、やっぱり好き 2015/1/17

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    投稿日: 2015.01.20
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    『家族』をテーマにした四つの話が入っている短編集。 どれも、一風変わった構成の家族だったけれど、中でも「日曜日のヤドカリ」が好きだった。ヤドカリに至った台詞はほぉ......?ってなったけれど、家族の会話がすごくよかった。最後のカレーのシーンが特に好き。 あと、「at Home」は、帰ってきた家の前のシーンがうるっと来た。 全部、最後にはほっこりする話で読みやすかった。

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    投稿日: 2015.01.09
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    家族をテーマにした短編4作品。どれも普通の家族ではないけれど、お互いにきちんとそれと認めて大事にしていれば家族なんだなと。表題作がテンポよく展開してはらはらしただけにさらに掘り下げて欲しかった。 本多さんの物語、好きだな。 どの物語も父親が鍵というか軸になって描かれていて、大黒柱でいなければならないプレッシャーと人間としての甘さがうまく表現された良作だと思った。人生いろいろあるよね。

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    投稿日: 2014.12.14
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    いびつでも温かい家庭がテーマってかんじ。家庭環境はその人のモトになる大事なものだけど、でもその上でどう生きるかはその人次第なんだな~と。温かい人でいたい!

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    投稿日: 2014.12.09
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    家族とは…血が繋がってるだけじゃなくて、一緒にいるだけじゃなくて…色々な形がある。 何が本当で何が違うとかもきっとないんだろうな。 あらためて家族の大切さとか複雑さとかを感じて考えた一冊。 2015.12.6

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    投稿日: 2014.12.06
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    普通ではない家庭がほとんど。 どれもハッピーエンド?っぽく終わったのでスッキリはした。 ありえない家族設定だったけど、at Homeが一番、じんときた。

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    投稿日: 2014.11.30
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    あっさり読めた。 短編集だったがぼんやりとオチと言うか話の方向性が読めた。 家族をテーマにした本書だがここに登場する家族は世間一般で言う「家族」とは少しズレていると思った。 ただ、家族というものに決まり切った形もないよなと思える作品だった。

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    投稿日: 2014.11.25
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    「家族」がテーマの短編集。四編構成されていて、どれも読みやすい。どの家族も一筋縄ではいかない問題や、歪さ、ゆがみがある。そんな中で様々な家族観、絆が書かれている。四編ともそれぞれの答えや幸せ?を見つけていい形で終わる。家族を家族たらしめるものは何なのか、優しい気持ちになれる一冊。個人的に「共犯者たち」がグッときた。

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    投稿日: 2014.11.24
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    犯罪一家だけど、それぞれの家族に対する愛情が感じられて、こんな家族があってもいいと思える。エンディングもよかった。

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    投稿日: 2014.11.15
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    えーーーって思うような家族なんだけど 中身は普通の家族よりも 絆が強くて 家族らしい 全て 読み終わった後 ほっこり

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    投稿日: 2014.10.26
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    家族をテーマにした短編集。 どの家族も少し訳あり。 再読でしたが、『日曜日のヤドカリ』が一番好き。 主人公と弥生さんの会話が微笑ましい。 収録『at home』『日曜日のヤドカリ』『リバイバル』『共犯者たち』

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    投稿日: 2014.10.22
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    すごくあたたかいお話でした!おもしろかった! どうしようもなくいびつな家族のかたち。血でも場所でもなくておもいだけでつながってる、なんかそういうのって、ほんとにいいなあって思いました。タイトルにもなってる、at homeは、ものすごい家族構成でやってることもすごいけど、でも中身はなんてことないあたたかな家族のはなしでほんと、ほかの作品もなんですけど、ちょっとじんとくるものばかりでした。あと弥生さんがほんとにすき。かわいい。

    0
    投稿日: 2014.10.17
  • 本物のの家族の形とは…

    いろいろな形の『家族』の短編。どのお話も、少しずつ不幸なんだけど、読み終えるとちょっぴり幸せな気持ちになれる。表題作のat homeが一番好き。血のつながりはなくても、親子になれる…待っていてくれる人がいる場所が家族。素敵なお話でした。

    4
    投稿日: 2014.10.16
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    東京駅構内で購入。 新幹線内で読もうと思ってたけど、読まずに帰宅。 短編集だと思わず購入したのに、短編集だった。 4作品収録。 色んな形の家族の在り方。 「at Home」「日曜日のヤドカリ」は、なかなか良かった。 他2作品は、それなりだったな〜 '14.10.15読書完了

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    投稿日: 2014.10.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    家族、しかもかなり特殊家族のオムニバス。作家の年齢も変わっていくのだから、作風も書く年代によって変わるのは止むを得ないのだが、このテーマは共感できない。じわ〜と来る一文がないのだ。

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    投稿日: 2014.10.05
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    家族を描いた短編集。表題作は父親が泥棒、母が詐欺師、主人公が偽造やハッカーのプロとチームのような話。作者は違うが、伊坂幸太郎の重力ピエロに出てくる、俺たちは最強の家族だ、という台詞を思い出した。

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    投稿日: 2014.09.12
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    オムニバスの1話目が1番良かった。 詐欺師のやつ。感動。 静かな文体で表現されるので、油断していると思いがけない展開に驚かされる。 そこが素晴らしい。

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    投稿日: 2014.09.05
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    以前から気になっていた作品でした。ちょっと奇妙な?家族の物語。私は一番最初のストーリーが心にのこったような・・。家族のカタチってさまざまですよね。

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    投稿日: 2014.08.29
  • いびつな家族がテーマの短編集

    家族ってどうして家族なんだろう。 いわゆる普通とは違う家族、いってみればいびつなんだけど、普通の家族より家族らしい話がテーマの短編集。 それぞれの平凡な主人公の思いやりがどの話からも伝わってきます。

    0
    投稿日: 2014.08.29
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    本多孝好のat Homeを読みました。 ちょっといびつな家族の物語が4編収録された短編集でした。 気に入ったのは日曜日のヤドカリという短編でした。 語り手の「俺」と結婚相手の連れ子で小学生の弥生さんの会話が秀逸です。 親子になって1年たつというのにまだ敬語で話す俺と弥生さん。 ある日曜日に弥生さんの母親が同窓会で出かけたときの出来事が語られていきます。 子供や孫の女の子が、弥生さんのような感じだったら人生も楽しくなるだろうなあ、と思ったのでした。

    0
    投稿日: 2014.08.28
  • 家族の有りよう

    家族のきずなとはなんだったろう・・・こんな時代だからこそ,もう一度問われてもよいだろう。 決して理想的ではない「家族の有りよう」が描かれた短編集です。 最近のお気に入りの作家の一人なので,評価は少し甘めですが。作者の力量が感じられます。

    2
    投稿日: 2014.08.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    父は泥棒、母は結婚詐欺師。僕はパスポート偽造屋で働いており、弟はゲームの中で世界を救ってばかりいる。一家はそれなりに平和に暮らしていたが、ある日、母が結婚詐欺のターゲットに逆に誘拐されてしまう。犯人に呼び出された父と僕は、偽札が詰まった紙袋を持って母を助けに向かうが―。巧妙な伏線が張り巡らされ、驚きと涙なくしては読めない結末を迎える表題作を始め、現代の家族のかたちを描ききった傑作小説集。 小説のあらすじに惹かれて購入。 面白くて考えさせられる内容でした。 家族ってなんだろうって考えさせられる。血が繋がっていても上手くいかない家族もあれば小説の様に血が繋がっていなくとも絆が深い繋がりもある。 人ってどんな関係性でも相手を思いやる気持ちの様な基本的な心遣いが大切なんだなと思う。

    0
    投稿日: 2014.08.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    家族のあり方を描いた4作が収録されていて、どれも愛情に満ちたものでした。 表題作の「at Home」が一番爽快で好きでした。次に好きなのが「共犯者」。 どちらも家族を信じて戦う話。どれもラストは嫌な感じはなく、読んでよかった、と思える一冊です。

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    投稿日: 2014.08.06
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    不確かな家族のおりなす4つのストーリー。 特に表題の「at Home」と最後の「共犯者たち」がよかった。みんなかっこよすぎです。

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    投稿日: 2014.07.26
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    これは素晴らしい‼︎ 色々な家族がいるけれど、その家族の真の優しさが伝わるお話の短編集。 サクっと読めて、ほっこりします。

    0
    投稿日: 2014.07.23
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    「家族(その形にはちょっと歪なものもあるけれど)」をテーマにした 4編から成る短編集。 少しダークな部分もありつつ、やっぱりほんわかするという本多孝好さん らしさ溢れる一冊。 バツイチの女性と結婚した男と義理の娘との、とある慌ただしい一日を 描いた『日曜日のヤドカリ』。 幼い頃に家を出て行った父親がむずめのために息子とともに巻き起こす 「事件」を描いた『共犯者たち』。 この2つが特に好きだったなー。 どちらも最後にちゃんと救われるからね。そこがほんとにいい。 帯に書かれた大仰なコメントほどではないけれど、一読をオススメします。 特に、「家族とは?」ってちょっとでも思った人に、思った時に。

    0
    投稿日: 2014.05.28
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    盗みや詐欺をしながら暮らしている各々傷ついた過去を持った血の繋がらない家族。 義父と小学生の娘とのある日曜日。 借金を返しながら希望なく暮らすまじめな男。 昔出て行った父とその家族。 一緒に暮らすがちの繋がらない家族、離れていながらどこかしら繋がっている家族、どの話も心地よく終わる感じ。

    0
    投稿日: 2014.05.20
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    やっぱり本多さんの世界は好きだな、と思った。 どこかダークな部分を抱え込みつつ 本多さんの書く人たちは、笑顔がある。 壊れやすいものであり いつまでも完成しないものが、家族で 自分の家も、誰かから見れば幸せそうに見えたりするのかなって。 一番目と二番目の話が好きでした。

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    投稿日: 2014.05.07
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    家族を題材とした短編集。 家族といっても、血が繋がっていなかったり、複雑な事情があったりで、一筋縄ではいかないような家族が描かれているという印象でした。 それぞれの話に書かれてる事は、全部が全部共感できたり理解できたって訳じゃないけど、なるほどと思った部分や気付かされた部分、共感した部分があり良かった。 「at Home」の終盤で真相が一気に明らかになって、かなり驚いた。 確かに読んでて、ん?となった場面はあったんだけど。 「リバイバル」という話が泣けてしまった。

    1
    投稿日: 2014.04.20
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    短編集。色んな家族が描かれている。何かを背負ったあらゆる形の家族。全てを言わなくてもいい正義がある。分からなくても感じる何かがある。それが、家族だ。そんなことを感じた。

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    投稿日: 2014.04.14
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    面白かった。 短編集でしたが、とても満足でした。 それぞれの作品が、明るい雰囲気、 ダークな雰囲気と、余韻までとても満足でした。 本多さんらしさが出ていて一気によみおわりました。

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    投稿日: 2014.03.31
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    日曜日のヤドカリの父娘すごいいいなって感じました。お互い敬語使ってるけど、お互いのこと尊重してる。家族って一緒にいて心地いいなって思えることが大切ですね。

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    投稿日: 2014.03.10
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    家族って何?血のつながりって。。。 今いろんな事件が日々おきているときにぴったりだなと。。。思った。

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    投稿日: 2014.03.09
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    ちょっと普通じゃない、自分たちは普通でない家族だけど、相手を思いやる心は確かに存在する。 愛情のかたちがいっぱいあります。 心があたたかくなります。 大切な人と話をしたくなります。 そんな家族愛が詰まった短編集です。

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    投稿日: 2014.03.05
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    この本も母から回ってきた本。母はあまり分からないと言っていたが、すごくすごくあったかい本。 縁には悪縁と良縁があるだろけど、悪縁から良縁へと変わることもあるんだとうな。とにかく人の温かさを感じたたい時に読むことをお勧めする。(阪急電車が好きな人にはいいと思う)

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    投稿日: 2014.03.02
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    色んな家族の形を知れた。 血のつながりがなくても、離れて暮らしていても、家族のあり方はさまざま。愛を押し売りすることなく、つながりの深さを感じられる、短編集。

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    投稿日: 2014.03.01
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    家族にもいろいろある。「普通」じゃなくても、それでも自分たちは家族だと心から言い切れるなら幸せだと思う。 表題作がお気に入り。

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    投稿日: 2014.01.16