
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
漫画は読みたいと思いつつ、なかなか読んでないのだけど、お勧めされた本作は、めちゃくちゃ好きで一気読みしてしまった。ストーリーも好きだけど、絵が好きだった…キャラクターの造形も好きだけど、表情や、表現の仕方、何気ない猫ちゃんや子供たちの話など、なんとも言えないニュアンスというかセンスで、う〜ん痺れた。手塚治虫文化賞マンガ大賞というのがどれだけ権威あるかは知らないのだけど、何か賞を取るのは納得の仕上がり。。良いものに出会った。 1巻で好きだったのは「てふてふ」と「玉の緒」だなあ まだ1巻目だと宗一郎は自分の中にいる「虫」の要求に素直に、呑気に道場破りなんてしている。実際には事件の後なのだから、こんなにのんびりしているのも不思議だけれど。 扉絵や、お勝と最初に出逢ったところ等々で描かれる、気づいたら動物になっている・動物が登場している表現も好きだった。 お勝とても好きなキャラだった。。最初4日帰ってこないの笑ってしまった
2投稿日: 2025.10.17
powered by ブクログ松本大洋作品だと、何となく手には取ってみるんだけど、よく考えると、心から好きな作品って、無いかも。そんなことを、より強く印象付けられた作品。本作は、原作がご本人ではないということもあってか、個人的には、他の諸作品以上に、どっちでも良いと思えるものでした。という訳で、これも以降はナシ。
0投稿日: 2020.12.14
powered by ブクログ5巻まで読んで成り行きがよくわかった。なるほど。 コマ一つ一つがイラストみたいでうっとり。 ホントにうまいわ。
1投稿日: 2018.10.17
powered by ブクログあぁ、松本大洋 永福一成コンビで時代劇かな。ふうん。 まぁそれだけで読むけぇどなぁ、あれお侍はおしなかな。ふうん。で南信だってな。アレまぁ。 ほいでアレかな。チートかな。ほぉほぉ。あれだら、『鉄コン筋クリート』みたいなああいふ肉体の躍動が、書けとるぢゃないかな。ふうん。あと『花男』みたいになぁ、実在する 猫と犬が喋っとったり幽霊が出たり、あるの。ほいぢゃあ買ふか。 瀬能さんが蛸に興味を持つのが何となく気になる。
0投稿日: 2018.04.08
powered by ブクログ松本大洋初の原作物、時代劇。 原作者は松本大洋のアシスタンスをしていた事もあってか、氏の作風をよく分かっている印象。 松本大洋が繰り返し描いてきたテーマがこの作品にも流れています。 闇と光、迫りくる狂気、主人公は人間でいられるのか!? 漫画表現冴え渡る時代劇、刮目せよ!
0投稿日: 2015.09.09
powered by ブクログ5年ぶりぐらいの松本大洋。これまでの作品と雰囲気は似ていると思うけど、絵が個性的で面白い。またこの絵柄だからこそ、成立する会話だったり雰囲気のような気がする。とりあえず近々2巻!
0投稿日: 2015.06.17雰囲気も話もすごいと思うけど人を選ぶ
かの有名なピンポンを描いた松本大洋さんの作品。 のらりくらりしているけど、剣を抜けばめちゃくちゃ強い、そんな竹光侍のお話。 お江戸情緒溢れる日常話が多いけど、段々と大事件に巻き込まれていく…のかな?一巻終了時点ではまだ先がわからないけど事件の臭いだけはしている。 見ての通り画風が独特なので合う人合わない人がいると思う。一度試し読みすることをおすすめします。自分はそんなにグッと来なかったです。ピンポンは面白かったけど。 綺麗なだけがうまさじゃない、そんな美学をお持ちの人に是非。
0投稿日: 2015.05.09全巻通しての感想です 追記
「ピンポン」の松本大洋さんの時代物。紙ベースで全巻持っているにもかかわらず、持ち歩きたくて、ついつい電子版も買ってしまいました。 前半はほのぼの系ですが、中盤からおや?どういうお話?という感じになり、異様な緊迫感の終幕まで突っ走ります。 細かくお教えできないのが、もどかしい・・・ ある種の様式美と、それを作者みずから破壊しているような不思議な印象があります。 いろいろな評が書かれていますが、色物とみるなかれ。基本的には、骨太な時代物です。 永福一成さん(原作者)による小説版も、電子版で出してほしい。→すみません。出てますね。小説版もおすすめ!
3投稿日: 2013.10.03マンガを構図で読むということ
松本大洋氏が時代物?! 最初は驚きました。現代の特に少年、青年期をよく描いてきた松本大洋が、侍をどう描くのか。そして読んでみると、これは松本大洋でなければ書けないものでした。真剣を持つことで現れる自分の中の“鬼”と戦い、刀を竹光にした瀬能宗一郎。付き合えばやさしく愛される人物でありながら、時折見せる鬼を孕んだ雰囲気に狂気を感じさせます。そして何より見るべきは“画”。寄り引きや風景など視点が細かく移動しながら進む会話のシーンも、圧倒的な迫力の決闘シーンも、いくらでも見ていられるほどのクオリティ。独特のカメラアイで、マンガ的であることの表現の可能性を最大限活かしています。(スタッフI)
0投稿日: 2013.09.20
powered by ブクログ8巻まで読んだ。能瀬宗一郎の気が漂い、空気が流れ静と破のある漫画だった。能瀬宗一郎のつり目の表情が、クールに見えちゃう。これって完全に、引き込まれてるよね。
0投稿日: 2013.05.02
powered by ブクログ松本大洋のマンガで塗り絵したい。 宗一郎は静脈は透けてなくて白くて所々赤い細かい血管が走ってて冷たくてこりっとした手をしている(筈)
2投稿日: 2013.02.17
powered by ブクログなんというか、松本大洋、一線越えてるな、と。 それでいて、きっちりエンターテイメントをやってるんだからもう。 傾いてるなあ
2投稿日: 2011.11.25
powered by ブクログ2011年10月15日の「森の出口を見つける時間」(http://bit.ly/ql8kPH)の先生・高橋照国さんのおすすめ本です。
0投稿日: 2011.10.20
powered by ブクログ絵はキュビズム?上手い。 話はピンポン、花男、ナンバーファイブとかと一緒で 天才が悩む話。(原作ありだけど) だからやっぱり、周りの凡才どもが、とても愛らしく とても良作。
0投稿日: 2011.08.15
powered by ブクログこれはすごいマンガだ、と驚きました。 ひとこまひとこまの絵に感じる、徹底したこだわりとセンスのよさ。筆ペンで描かれた世界には、力強さと温かさと繊細さが心地よく同居している。 なんというか、一般的なマンガの絵とはちょっと違う領域に属しているような。…うーん、見れば見るほどすごいなあ。 ある日、江戸の長屋に住みついた、キツネ顔の浪人、瀬能宗一郎。 実は凄腕の剣客なのだが、腰に差しているのは竹光。 飄々として間の抜けたような不思議な人柄と、その奥に潜む剣客としての禍々しいほどの性(さが)。 隣家の少年、勘吉との交流を描きつつ、何やら事件に巻き込まれそうな流れで1巻は終わる。 絵だけじゃなくてストーリーもいい。この絵あっての、この物語であり、この物語だからこその、この絵。 1冊900円は高いな、と思ったけど、読んでみたら納得。 それだけ払う価値はあります。(むしろ、おつりがくるくらい。) とはいえ、さすがに大人買いは厳しいのでちょっとずつ買いそろえていくことにします。
1投稿日: 2011.07.21
powered by ブクログコミック版「竹光侍」の原作者による小説版を先に読み、とても面白かったのだけど、所どころ、これは漫画で読むべきなのでは?という箇所があったり、また、小説版とコミックは全く別物になっている、というマイミクさん(ミクシィの友だちです)からの情報もあり、全8巻大人買い。(*^_^*) そして丸々全巻一気読みした今、なんとまぁ~~~!という驚きで、絶句しております。 原作がなければこの話は始まらなかったわけですし、その小説版では、コミックでは描かれていない、登場人物たちの思いが独白や会話、地の文なので追われていて、うんうん、と読んでいたのですが、コミックを今読み終わり、漫画家という存在は、まさに「選ばれた人」なのだ、という思いを強くしております。 絵が語る、コマ割りが語る、という作用は優れた漫画にしかできない技で、また、松本大洋の描く、時に墨絵のようなシュールな人物の大きな存在感には圧倒されました。 主人公の宗一郎の“狐目”も、いくら人物が好ましくても、ただ文字面だけでは異形と感じてしまいがちだったのが、折々に見せる優しかったり、思慮深かったりの数々の表情、そして、剣を持った時のあの鬼に魅入られたかのような怖ろしい空気感がそれぞれ、気持ちの中にドカンと入り込んできました。また、ゆらりと立った姿勢、子どもたちと町を歩く姿など、どれもこれも、あぁ、私は宗一郎が好きだ!と嬉しく思わせれくれるもので、うん、とてもよかったです。 そして、何より、世を拗ねた悪意の塊、人外の存在としか思えなかった刺客の木久地が!!! 彼の背景、悲しさ、そして恐ろしさが、奥行き深く提示され、読んでいて息苦しいほどだったという・・・。 旗本の厄介である御輿大三朗が奇天烈な装束で馬上、天を仰ぎながら放吟するコマも、生まれてくる時代を誤った彼の悲しさ、同時にやはり、どこか壊れているという可笑しさを存分に語ってくれていましたし、中間の源次、木久地地の繋ぎとして登場した赤目さえも、皆、その「人間」をコミックの方で、そうだったのか・・と納得した思いです。 終始、ふわふわと現れる名刀・國房の憑き霊がまた実にいいんですよ。粋な姐さんとも、武家の奥方ともつかないような成りで、自分を買い戻せと宗一郎に迫る。そして、御輿に一度だけみせた笑顔には、彼の気持ちになって涙が出そうでした。 長屋の放浪癖のある黒猫と年老いた黒犬、また、矢場の女・お勝が飼うリキなど、動物たちも、妙に染みる語りで人生を思わせたり、子どものあどけなさで笑わせてくれたり。 そうそう、木久地の友である白鼠のメシは、もう彼と一心同体で、彼が伸びをすればメシも一緒に伸びをしたり、雪の舞い散る川で身体洗う彼を見ながら、河原の石の上で葉っぱを布団代わりにして寒がっていたり。ここは少々、やりすぎかな、という気もしましたが、その可愛らしさに免じて許す!(*^_^*)なんてね。 一度目はつい先を急いでしまったので、(まぁ、漫画を読む時にはいつものことなんだけど)二度目は、ゆっくりと一コマ、一コマの絵や空間、全体のページの中の流れというか、コマ割りの力を楽しみながら読みました。これは、傑作ですね。 何度でも読みたい大事な8冊となりました。
0投稿日: 2011.06.23
powered by ブクログ松本大洋作「竹光侍」(漫画)1~4巻の紹介である 竹光とは本身の刀を売ってしまったり、重くて刀を持つのを嫌がった侍が 竹を削ったものを刀身にし、刀のように見せかけ体裁を繕ったモノである テレビで放映されている時代劇とは異なり 平和で切り合いの少なかった江戸時代には、よくある話であった 長屋に住む大工の息子「勘吉」が、その若いお侍をはじめて見たのは 正月の寒い朝のことであった。 長屋にある「かわや(トイレ)」は遠い だいたいが長屋の奥、とっつきにあるので、そこまで外を歩いて行かねばならない 意を決して外へ出た「勘吉」の目に「狐の化け物」が見えた あまりの恐怖に小便を垂らし座りこんでしもうた「勘吉」を 「狐の化け物」は親切にも「勘吉」の着物を洗ってくれ 「瀬能宗一郎(せのう・そういちろう)と申します 本日よりこちらの長屋でお世話になります」と挨拶をした よく見ると可なりな狐目であるが、若い人間のお侍であった 子供の目とは不思議なもので、大人には見えない何かが見える時がある その狐目のお侍は確かに「狐の化け物」な一面も持っておった でもな、またまた子供とは不思議なものでの~ 良い人と悪い人をちゃ~んと見分ける力も持っておる 「勘吉」は、この狐目のお侍が何故か気になり側をくっついて離れない そうして二人は仲良くなっていったのである この漫画は、ある日長屋にヒョイっと現れた不思議な浪人の話なのだが 正真正銘人間であるのに…異様なほどに人間離れし過ぎている ココに読者は「勘吉」と同じように惹かれていく 「この侍の過去には何かイワクが隠されている」 そう思ったら最後、目が離せない(笑) めっぽう剣の腕が立つ。しかし腕が立ち過ぎ禍の匂いすらする。 見事な妖刀を持っている。が…妖刀に主従逆転されそうになり竹光侍となる。 怖いけど優しい。賢いのに世間に疎い。知らなそうで知っている。 このような主人公「瀬能宗一郎」から長屋の住民達は目が離せなくなる そうして彼が少々怖いのに、好きになってしまうのである 作者は「鉄コン筋クリート」を描いている松本大洋 ウィキペディアによると、父は作家の松本東洋。 母は詩人の工藤直子。妻は漫画家の冬野さほ 従兄弟の井上三太も漫画家らしい 彼の作品を見るのはコレが始めてであるが、漫画原稿用紙の枠を超えてくる 飛び出す絵本のように感じるのだ(笑) それでいて画面下隅に描かれている小さな「モノ」もクッキリと見え 普段見逃しそうな虫ですら命を持って動いている感がある 鳥獣戯画さながら宗一郎の周りの人々の心の内を モノや動物、虫までもが代弁して語る時もある(笑) 絵柄は人によって好き嫌いがあると思うが 機会があったら読んで欲しい漫画の一つである なにせ、面白い。続きが楽しみである(笑)
0投稿日: 2011.02.18
powered by ブクログ何の期待もせずに借りて読んだらすごすぎて即全巻購入決定したシリーズ、 絵柄で引くなかれ、とまず言いたい。読んだら違和感ないから!ていうかこの絵柄だからこその迫力だから! 何が良いって敵役の木久地。このキャラ造型は類を見ねぇ。 大力無双で大兵で、分別つかない子供のように自由に振舞っているのに狂気しか感じられない。なんというか、言い方悪いかもしれないけど「鬼のように強い知恵遅れ」というどうしようもなさが良い。
0投稿日: 2010.08.19
powered by ブクログ私、松本作品の中でこの漫画の主人公である、 瀬能 宗一郎が一番好きであります。 今までの松本作品を見ていると、 親近感が湧き、 「好き」という感じがなかったのですが、 この作品の瀬能に関しては一種の「憧れ」があります。 雲のような人というか。 大人な純粋さというか。 真っ白ではないけれども、 限りなく白に近い色のような人です。 こんな人になりたいなあ、と私は思うのです。
0投稿日: 2010.07.03
powered by ブクログ松本大洋、初めて読みましたが、絵がスゴイ。漫画というよりアート。 絵だけでも見る価値ありですが、話の雰囲気もいい。先が楽しみです。
0投稿日: 2010.05.22
powered by ブクログ水墨画のような絵や従来とは違うストーリーの進め方、 松本大洋の新しい世界に胸が躍る。 のんびり一冊ずつ集めようっと。
0投稿日: 2010.03.26
powered by ブクログこの人の動きの世界観は、やっぱり天才的だと思う。 あと無言で立っている人を描いて、その絵だけで見せることができるのもすごい。
0投稿日: 2010.02.21
powered by ブクログ松本大洋作品は「ピンポン」に続き2作目なんだが、 作品にあったタッチを、自分のタッチの根っこを残しながら 表現できるなんて凄い才能だなぁ。 まるで版画の様に見える絵もあり。 何より、宗一郎と勘吉のコンビが微笑ましく… 早く全巻揃えよう!!!
0投稿日: 2010.01.13
powered by ブクログ松本 大洋の世界を始めてしりました。 怪しい雰囲気だけど軽快な展開 面白いですね この雰囲気のなかで、時々緊迫が走るのは 凄い表現力だと思う
0投稿日: 2009.02.04
powered by ブクログ設定はるろうに剣心と同じですが、話の深さが違います。 深ければいいというものではないと思いますが。 松本大洋はいつもの絵柄を封印してまた独自の絵になっています。
0投稿日: 2008.06.22
powered by ブクログキタ!これ! どことなく可愛らしい絵柄(でも凄い独特)に、ナニゲに渋めのストーリーがすごくマッチしている。 面白い。
0投稿日: 2008.05.02
powered by ブクログ松本大洋だから買う、というのは踊らされているようなので悔しくて、ずっと我慢してました。が、やっぱり買ってしまい、なんでそんなヤセ我慢してたんだろう?自分。って思った。面白かったです。絵のうまい人だなぁと改めて思った。マンガ日本昔話の怖い絵バージョンみたいだ。
0投稿日: 2007.07.17
powered by ブクログ大洋さんは天才です。この作品は今までの画風と一転、日本画調になっております。(GOGOモンスターのガンツみたいな)今までにない、ジャパニーズアートコミックスを!
1投稿日: 2007.03.05
powered by ブクログしばらく離れていたけれど、やっぱりこの人はすごい。…面白かった。すごくすごく。読んでて気持ちがいい。
0投稿日: 2007.02.11
powered by ブクログ新境地というだけあるすばらしい作品。 描線も装丁も何もかもうつくしい。 本文は全て墨に画用紙で描かれているとのお話です。天才はやっぱり天才!
0投稿日: 2007.01.12
powered by ブクログ松本大洋最新刊。原作付き。画面が「妖魅変成夜話」(岡野玲子)のようですが、わかりやすいストーリーがあって読みやすいです。内に籠るわかりにくいストーリーでなくていいな。
0投稿日: 2006.12.20
