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さいはての彼女
さいはての彼女
原田マハ/KADOKAWA
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総合評価

616件)
4.1
178
267
120
11
0
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    ナギのキラキラした性格が伝わる第1篇も良かったけど、ナギの母目線で描かれる第4篇が個人的には好みだった。

    0
    投稿日: 2025.10.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    〜1周目〜 2021.11.04 短編集だが、どこか繋がっていて、一貫して一つのことを伝えてくれる本。目まぐるしい日々の中でさいはてに行きたくなるような気持ちになった。

    1
    投稿日: 2025.10.18
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    人や土地との出会いを大切にしようと感じさせられる本でした。仕事、育児、家庭などの日常から離れた旅先で、自分で見つめ直す機会を大切にしていきたいです。

    0
    投稿日: 2025.10.15
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    このままでいい。自分を貫いていい。風を切って、前に進む。 勝手に線を引いてるのは、間違いなく、自分自身。 同じ名前の人物が出てくる本に出会うのは初めてで、いろいろな巡り合わせがあってこの本に出会えて、本当に幸せだなと思うと共に、恥じないように生きようと思う。 バイク免許取るぞー!

    0
    投稿日: 2025.10.11
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    ナギちゃんとともに風になると、きっと虜になる。 日常に疲れて、迷ってる人もきっと風になることで、明日が見えてくる。 帰る場所があるって素敵なこと。 「一分一生」のハーレー仲間。そんなハーレーを通じたカッコいい人たちのつながりがうらやましくなった。 原田マハさんならではの風景の描写がステキで、タンチョウヅルの姿が日本画のように浮かんで、それもまたよかった。

    15
    投稿日: 2025.10.09
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    なんなんだ!この読後の爽快感は,乗ったことはありませんが,ハーレーに乗るとこんな風を味わえるのでしょうね。

    0
    投稿日: 2025.09.23
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    「さいはての彼女」 短編集の中の一篇。 文中に出てくるハーレーのように疾走感があって、一気に読み進んでしまうような物語でした。爽やかな読了感。 導入部分では旅に出た理由について長めの説明から始まるのかなと思っていました。ですが、そうではなかったので個人的にすっきりしていて読みやすくて好きでした。

    0
    投稿日: 2025.09.20
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    北海道の海沿いの涼しい風を思い出しながら読みました。 働きすぎて誰かとは気まずくなってしまっても旅に出て人や土地のあたたかさにふれれば速攻で前向きになるこの気持ちいい雰囲気。

    2
    投稿日: 2025.09.11
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    仕事で落ち込んでいた時に、元気が出る本として探してましたら、原田マハさんのこちらが。 大手企業という肩書きに知らずのうちに調子に乗っていた自分、後ろの看板が凄いのであって自分が凄いのではない、と時々落ち込む場面があるのですが、この本を読めば、それは恥じる事でなく、当然の事だと分かる。 それでも一個人として自分を大事にしながら、時には目的もない旅に出ながら、また起き上がる、そんな人生にしたいと思いました。 そして、主人公凪に、ハーレーにとても元気付けられました。凪から止めるを抜く話、お父さん、お母さんの愛、どれも胸に刺さるものでした。

    11
    投稿日: 2025.09.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    4編の中でもタイトルになってる「さいはての彼女」に出てくる、凪が魅力的(〃 〃) 無音の世界で生きている凪の内面は豊かで朗々としててすぐ好きになった 凪のお父さんの「線」の話も得心がいく、、 私も線を自ら引いてるのかもしれない、と考え方を改めると、線は越えていけるものだって思える、対人関係でのtipsになった( o ) 凪の、バイク乗りだから風を止めたくないから、「凪」から「止」めるをとっちゃった!って“几”をバイクに書いてるのも、なんとなく印象的だった。凪ちゃんかわいい。タンデムお願いしたい。

    1
    投稿日: 2025.09.11
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     北海道とバイクとツーリング、これだけで十分興味をくるすぐる。ゴツいハーレーと華奢な凪さんのギャップに更に掴まれた。美女と野獣が出会いと癒しの舞台で舞うマッチングは面白いを約束された設定だ。  一緒に行くはずの旅路が突然の一人旅。  空に向かってビルを伸ばして行くクレーンが鶴に見えるようになった。離れた場所からは、首の根本から頭を上下させる姿はビルの屋上を突っついているように見える。行き詰まって、足掻いて、もがいて苦悩しても抜け出せない時は逃げたい。逃げ場のない人たちをツル達が狙っているのか逃がそうとしているのか定かではないが人はそこから四方八方へ散り散りと去っていく。  去った先は北の大地を選ぶ方は多いかもしれません。そこで再開したら楽を共有してまた苦痛にも立ち向かえる耐力をチャージできる。凪さんが何度も旅に出るのはそんな訳かな。

    27
    投稿日: 2025.09.02
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    文章が読みやすく、あっという間に読み終えてしまった。 いずれも女性が主人公の四つの短編からなる本。 順位をつけるとすれば「風を止めないで」が一番好きかな。現れた男にお母さんが簡単に心が動きすぎのようにも思ったけれど、そういうこともあるだろう。人間だもの。 全体として悪くない話なのだが、このレベルの小説は正直たくさん読んできたとも感じた。 悪くはないけれど、特別よくもない、ということで星3つ。

    17
    投稿日: 2025.08.31
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    凄く好きだった。女の人のお話が好きで、旅好きな私にはぴったりの本。 原田マハさん初めての作品。 もっといろんな本を読んでみたいと思った。 北海道に行ってみたくなった。

    1
    投稿日: 2025.08.24
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    蓼科親湯温泉のラウンジの雰囲気を堪能したく、近くの本棚から取った一冊。 北海道での話はこの暑い夏にクールダウンをするのにぴったりだった。 がむしゃらに働くのも悪くないけど、時々立ち止まることも大事なのかなと感じた。完全にライフスタイルを変えるのではなく、自然や風を感じながら、本当の自分の心に耳を傾ける、そしてまた前に進んで行く登場人物たちに共感すると同時に励まされた。 ゆっくり休んだので、また仕事頑張るぞ!

    0
    投稿日: 2025.08.15
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    どこにも行けないと思ってたそんな気持ちがスッと抜けていく風が吹くようなお話。 4人のヒロインは私よりも少し歳上だったけど、最近仕事で気が張っていた自分には今出会えて良かったと思えた。

    6
    投稿日: 2025.08.11
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    『さいはての彼女』 『旅をあきらめた友と、その母への手紙』 『冬空のクレーン』 『風を止めないで』 短編集なのに、軸となる部分は変わらない。 「生きてきて、よかった。」「人生を、もっと足掻こう。」 この短編に出てくる女性4人は仕事を逃げ出したり、家族のことを想ったりと振り返りしている。嫌悪感に近い部分もある。例えば、自分にとって不都合なことがあると脳内消去をしてしまうなど、逃げることがあるかと思うじゃないですか。それを引きずって行く人生なんてもったいないなと。 新たな一歩を踏むことはその壁を超えなければいけないし体力だっている。でも周りの人達との支えや言葉、行動がきっかけとなって進められる。 それが軽やかで爽快、心に溶け込んで自然と涙が溢れた。 喧騒から離れ、雄大な大地にいる中での自然との対話。東京にいながらも日本を知らなかったことに気付かされる。旅に出たくなる衝動にからむ贅沢な物語。 とても心地良い体験ができました。

    17
    投稿日: 2025.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とっても良かった いろいろな問題を抱えた人たちが最果ての地で、新しい事を経験して人生が変わっていく物語 テンポよく話が進んでいくし、文章での表現が見事で、まるで映像を見ているかのように情景が浮かんできた 特に一つ目の話が好き バイクの話なのだが、バイクが好きな自分からしたら共感できる事ばかりで、すぐにでもバイクに乗りたくなった 登場人物も全員魅力的で、この作品の世界をいつまでも見ていたいと思える 心に残る作品でした

    0
    投稿日: 2025.08.06
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    すごく気持ちが良くて、読み終わったあと気持ちがスッキリするようなそんな1冊でした。 それぞれの登場人物の女性が、旅を通じて人との出会いやそこから得るもの、自然のすばらしさを感じる作品で、スマホや現代社会では得られない素敵なものを旅は与えてくれると気づいた。 今すぐにでも自然豊かな北海道に行きたいです! ハーレーが繋ぐ人との繋がりも感じることが出来た!

    7
    投稿日: 2025.08.03
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    4つの短編が詰まった本だった。 風景が事細かに書かれており、四季を感じさせてくれて、旅行がしたくなる本だった。 1つ目と4つ目が繋がっていた。 ハーレーで全国を回るナギさんの姿がよく浮かんだ。趣味で繋がる仲間がいいなと感じた。 自分も趣味は、ひとりで楽しむのではなく、行き当たりばったりの、初対面の人ともどんどん繋がりを増やしいいきたいと感じた。

    0
    投稿日: 2025.07.30
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     気持ちの良い短編集。凪ちゃんのバイクに乗ってツーリングしているような爽やかな風を感じる短編集だった。ハーレーを颯爽と乗りこなす凪が登場するのは最初と最後のみだが、どれも爽やかでゆったりできる旅のお話。正直さほど期待していなかったので、全編素敵な話で嬉しい誤算。  中でも「冬空のクレーン」が好みで、とても印象に残っている。タンチョウヅルの聖地行ってみたい。旅をすることで視点が変わり、自身を俯瞰できるというメリットを改めて思い出す。ひとり旅は現状難しいが、子育てが落ち着いたら行ってみたい。

    3
    投稿日: 2025.07.27
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    旅する女性たち。旅先で出会う人、経験、清々しくて、読んでいて気持ちの良い短編集でした。 原田マハさんが書く、女性は強くて素直で素敵。 普段は重い鎧を着て、盾と剣を持ち、社会を生きている。強い女性のようでも、完璧じゃない。 鎧を無理やりに剥がそうとするのではなくて、人との出会いが旅先の空気が自然と、彼女たち自身が鎧を脱いでいく姿がよかった。 私自身はせっかくの休みを無駄にしたくない!ってつい詰め詰めのスケジュールの旅行してしまうので、自分を解放させる、一期一会を大切にする旅をしたいなと思えた。SNSやマーケティングに振り回されたくないなぁ。

    3
    投稿日: 2025.07.27
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    読了後のさわやか感! 原田さんの描くハイキャリアな女性像がわかるし、実際上司なら全然ムカつく笑。 第2篇のお話も好き。 私もっと人生を足掻こうと思えた、背中を押してくれる作品でした。

    2
    投稿日: 2025.07.24
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    知らないうちに自分で勝手に引いた「線」。 凪ちゃんと同じように、私にもあるかもしれない。 別に引くのはいいけど、その「線」を理由に選択肢を狭めてしまったり、悲観的になるのはもったいない。 その「線」に気づいて、それを超えていけたら、可能性も広がるし、少し強くなるんじゃないかと思う。 自然が放つ光、空の色、温度。 そういう描写がリアルで、彼女たちが見ている景色が目の前に浮かんできた気がします。 海に突き出す防波堤 峠いっぱいのもみじ 青空と新雪に舞う鶴 モヤモヤとかストレスが、目の前に浮かぶ景色に溶けて消えていく感じ。 読みやすく、気持ちも軽くなるような読了感を味わえます。

    3
    投稿日: 2025.07.21
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    こんな爽やかな小説があるのか! 原田マハさんというのは有名だったので一度読んでみようと思って最初に手にした本 空色のソーダみたいに爽快でキラキラで透明感があって びっくりするほど さわやかとっても読みやすかったの と 心温まり そして ユーモア もあります 文章と構成がうまいなあと思いました そして、たぶん書いてる人の心がキレイなことに読み手がが癒される この他にも原田さんの作品はいくつか読んだんですけど、出てくる人がみな良い人過ぎて不安になるわ とか、ちょっといい話すぎない?みたいなところがあるんですよね(多分にこちら側のモンダイ)。この本はちょっと短めなので そういう意味でも、そういうもやもや に入る前に終わるというのもいいですね すごく ややこしい 本ばかり読んでいたので、久々にこんな本に出会って嬉しかった という意味で、おまけの星5つです

    2
    投稿日: 2025.07.19
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    いろいろ行き詰まっている女性の話。 爽やかな短編集。今の私にはキラキラしすぎていたかも。くさっている自分の考えに少しでも変化があるといいな。 もう少し心が落ち着いたらまた読みたい。

    0
    投稿日: 2025.07.18
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    4つのお話の入った短編集。 爽やかでさらっと読めて、読後感が良いです。少し出来過ぎ感はありますが、許容範囲と思います。 著者の美術関係の作品も良いですが、軽やかに読めるこちらの作風も良いですね。

    0
    投稿日: 2025.07.16
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    「さわやかな風が吹いた」みたいな短編小説4篇。 頑張る女性、都会で傷ついた女性達の再生の物語。 「辛いこともあるけど明日からガンバって見ようか」と思わせる。肩の力抜いて明日もガンバって見ようと思う。

    0
    投稿日: 2025.07.16
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    悩みを抱えた女性たちが旅を通して前向きになるお話。情景描写が美しく、景色が想像できる。 こういう風に旅で誰かと出会って関係を築くって面白そう。私もナギちゃんに会いたいな〜

    0
    投稿日: 2025.07.14
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    夏に読むにはぴったりのさわやかな一冊だった ナギちゃんを取り囲む人たち素敵だなぁ 素敵な人の周りには素敵な人たちが集まる

    0
    投稿日: 2025.07.14
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    著者、原田マハさん(1962~)の作品、ブクログ登録は4冊目。 本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 25歳で起業した敏腕若手女性社長の鈴木涼香。猛烈に頑張ったおかげで会社は順調に成長したものの結婚とは縁遠く、絶大な信頼を寄せていた秘書の高見沢さえも会社を去るという。失意のまま出かけた一人旅のチケットは行き先違いで、沖縄で優雅なヴァカンスと決め込んだつもりが、なぜか女満別!?だが、予想外の出逢いが、こわばった涼香の心をほぐしていく。人は何度でも立ち上がれる。再生をテーマにした、珠玉の短篇集。 ---引用終了

    66
    投稿日: 2025.07.14
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    さいはてに行った彼女たちは、棘がとれて、 人生を見つめ直していきます。 流れが分かっていても、読み進めちゃうし、 読了感も良い

    3
    投稿日: 2025.07.13
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    女性たちが旅先での出会いをきっかけに立ち直っていく物語 日常の何かに縛られている自分を解き放ち、旅に出たくなりました 過去・現在・未来の自分を見つめることができる、素晴らしい一冊 ナギにわたしも会いたいな

    13
    投稿日: 2025.07.03
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    女性たちの頑張ろうと立ち上がる短編集。 ナギちゃんで始まり、ナギちゃんで終わる… 私もナギちゃんに会いたいと思いました。 すごく前向きになれそう! 心が疲れた時に、是非読んで欲しい本です。

    28
    投稿日: 2025.06.28
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    ナギちゃんわたしも会いたい。 旅して自分と向き合ったらもっと人生楽しく豊かになるんだろうなって思った。

    0
    投稿日: 2025.06.27
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    4編からなる短編集。 どの物語も再生をテーマにしている。 4編の主人公はいずれも女性。しかももうそんなに若くない女性たちである。 彼女たちが新しい場所で、新しい一歩を踏み出すまでのストーリー。 個人的には聴覚障害のナギの存在が一番グッときたかな。

    33
    投稿日: 2025.06.25
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    旅に出たくなる一冊。今時期の北海道はいいよね!過ごしやすいし。 バリキャリのお姉さん達はちょっと好きになれないタイプだけど、凪ちゃんが素敵でオールオッケー。

    0
    投稿日: 2025.06.25
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    久しぶりに原田マハさん作品でした。 短編集でしたがどれも良い内容でした。 特にタイトルのさいはての彼女は特に良かった。 涼香の旅行が秘書が手配した航空券、沖縄の予定が 北海道の女満別! そこで出会ったハレーに乗る女性、凪。 凪は聴覚障害でありながら凄い前向き。 そして彼女に出会った人は皆んな彼女と ハレーが好きになる。 読んでいてとても気持ちが良くなる作品です。 最後の章は凪のお母さんが主人公。 凪をいつも心配している姿は共感します。 『凪のメールは今日と明日しか書いてこない。昨日は書いてこない。』これを読んでますます凪が好きになります。

    53
    投稿日: 2025.06.24
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    4つの短編集からなる作品で最初の3つは女性が旅をしながら自分と向き合い、癒し、癒されてもう一踏ん張り頑張ってみようかな?と前向きに生きていく。 個人的には最初のナギちゃんのお話しと最後のナギちゃんのお母さんのお話が好きです。 『ナギ。そんな「線」は、どこにもない。もしあるとしたら、それは耳が聞こえる人たちが引いた「線」じゃない。お前が勝手に引いた「線」なんだ。』 私も今まで勝手に線を引いて、あの人たちとは分かり合えない、とか、私にはできない、とか。いろいろ理由をつけていたけれど、『あっち側には行けない』と他者との違いをどうしても越えられない物だと勝手に決め込んでいたのは私自身なんですよね。弱気で臆病な私にはいつでも自分に言い聞かせたい一文でした。

    0
    投稿日: 2025.06.22
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    どの話も肩書きを失って、素の自分に戻って人生をやり直していく様子が描かれている。自分自身もありがたいことに旅をする何も気を遣わなくていい友人がいて、ひとりで旅をすることもできて、幸せだなと思う。 爽やかに、風を止めずに歩いていく。もう少しだけ笑顔が増えるような小説。

    0
    投稿日: 2025.06.21
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    何か上手くいかないことがあったり立ち止まってしまっている女性達が、新しい場所で新しい一歩を踏み出すような物語集。 ある程度年齢も重ねて社会的な地位やプライドもある中、回想して反省してまた新たに頑張ろうとするところが素敵。みんな強い女性で好き。 周囲との目に見えない「線」は周りの人が引いたものじゃなく、自分で勝手に引いた線。 すごく響いた。

    0
    投稿日: 2025.06.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    バリバリ働くキャリアウーマンたちが旅先での出会いなどを通して、何かに気付いていく短編集。表題作でもある「さいはての彼女」のエピソードでは、沖縄にサマーバカンスへ行くはずだった女社長が、チケットの手違いで北海道の女満別に降り立つ。 そこで耳が聴こえないバイク乗り凪に出会い、成り行きでタンデムしながら網走、そして知床へと至る。 東京で出会っても話すこともなかったであろう二人が、最果ての地で出会ったからこそ築くことができた絆が美しい。「冬空のクレーン」のエピソードでは同じく北海道の鶴居村での話が描かれるが、社会人としての肩書が意味をなさない場所っていうのは自分を見つめ直すためにも必要なんだなあと思う。 そして凪という女性の魅力がすごい。「風を止めないで」ではほとんど登場していないのに、母親や職場の店長が語るエピソードからどんどん魅力が深堀されていく。凪のメールからはいい風を感じると母親が言っている。ずっと止まないで欲しいというのを止めないでと言い直す。凪が苦境にもくじけることなく生き続けていくことを確信しているよう。「最悪の事態に直面したとき、一時間後に立ち直っている自分を想像できる人は必ず成功する。」出会ったばかりのスズカでさえ感じた凪の強さを見習いたい。

    1
    投稿日: 2025.06.21
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    自分もバイクに乗って旅に出たくなった。 旅に出てリフレッシュしたい。 他人と自分を比較する必要がないことを学んだ。 他人と自分との間に線はないという言葉が響いた。

    0
    投稿日: 2025.06.18
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    めちゃくちゃよかった。 凪が素敵過ぎた。 きらきら輝いている凪の姿が想像できた。 出会う人で自分の心や考え方が変わったり、素敵な影響のお陰で、心に余裕ができたりする。 全ては自分の捉え方次第。 素敵な話だった。

    1
    投稿日: 2025.06.16
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    刺さるものがあった。 短編4つで構成されており、 気の強い30代前後の女性の話が多い(最終話除く) 読んでて腹立つわ〜(笑) 常日頃、仕事ばかりしていると、やっぱり視野は狭くなってしまうし、余裕も無くなってしまう。それまで作り上げた人間関係もなんだかぎこちないものになってしまったり…。 そんな状況を打開するのに旅はいいかもですね。見えるものが変わると、思考も変わってくると思います。 結局、ぎこちなく感じてきてしまった人間関係も、自分でぎこちなくしてるに過ぎないのです。自分で線引きしてしまってるのです。自分の考えに賛同してくれる人と賛同してくれない人に。それでもいいならそれでもいいですが、自分で引いた線で苦しめられて、その線が嫌なら、自分で超えていくしかないのですよ。 と思った30代です。

    10
    投稿日: 2025.06.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    原田マハさんの短編は初めて読んだ。 短編は4つだが、1と4はつながっている。 短編と思わずに読み始めたので、物語の展開の強引さが気になり、最初の話はあまり好きになれなかった。 3つ目の「冬空のクレーン」が一番良かった。

    0
    投稿日: 2025.06.15
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    2025.6.9 Kindle unlimited読み放題タイトルのラインナップに入っていたので、フィーリングで選択。4つの短編集からなる1冊で、それぞれにそこそこの年齢になった女性が主人公のお話。 悲しい出来事があるわけじゃないのに、不思議と読んでいて涙が止まらなくて、10代の自分が読んだらいまいちピンと来なかったかもしれないけれど、今の年齢になったからこそ感じられるものがそこにある気がしました。 特に2作目の「旅をあきらめた友と、その母への手紙」でボロボロに泣いてしまいました。ちょっと人前では読めないくらい…笑 自分も友人と、家族と、周りの人と…色んな人を少し大切にしてみよう、優しい気持ちで接してみよう、そう思わせてくれる1作です。 心がしんどくなって、現実からちょっと逃避したい。そんな時に、癒しと再生の一歩になってくれる本だと思いました。 追記:再生という言葉が自分の中にずっとあったんですが、あらすじにテーマが「再生」とあって、自分がしっかりその意図を受け取れたのだと嬉しくなりました。

    0
    投稿日: 2025.06.09
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    人生がうまく回っていない女性が前向きになる短編集。表題作の「さいはての彼女」とその関連ストーリー「風よ止めないで」が良かった。 信頼していたのに退職する秘書の最後の仕事で、傷心バカンスのはずが女満別に飛ばされ、ハーレー乗りの凪に出会い、真っ直ぐに生きている彼女の姿に自身も立ち直っていく… 爽やかな風が吹き抜けていくような読後でした。明日もがんばろう。

    0
    投稿日: 2025.06.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再生をテーマにした短編集 旅に出たくなるお話 さいはての彼女、風よ止めないでの話に出てくるナギが素敵な人だった。 それぞれの話で主人公がこれまでの自分を振り返り、立ち戻る姿が印象的だった。 バイクは持っていたけどあまりハーレーに興味はなかった。しかし、この小説を通じてカスタムビルダーというものを知り、ハーレーに興味が湧いた。お金ないけど… さいはての彼女でナギの話が終わらず、最後に母親目線の話が出てきたのがよかった。

    1
    投稿日: 2025.06.03
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    進む路が山でも谷でも風のように駆け抜ける。 風が吹き溜まっていた心の澱を吹き飛ばし、ついてこいとサムズアップ。 さあ旅立ちだ。さいはてに。

    0
    投稿日: 2025.06.01
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    直前に2作品連続で、ちょっと合わない、今は暗いの読む気分じゃない、の挫折が続いた為、困った時用に取っておいた原田マハさんの短編集。 …なのに。 捨てる神あれば拾う神あり、な展開にイマイチ乗れない。…あれ? そんな都合よく事が運ぶかなぁ、と いやいや、小説なんだから夢物語でいいやん、 が頭をぐるぐるする。 時間をかけてゆっくり読み進めたら、3話くらいからグングンと染み渡って来ましたが。 高評価の作品に挫折してたから、読み始めはちょっとひねくれてたのかな。 ラストなんて凄く良くて感動したのに、自分でケチをつけてしまった。…反省。

    23
    投稿日: 2025.05.23
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    「最悪の事態に直面したとき、一時間後に立ち直っている自分を想像できるか。それができる人は、一年後、十年後、必ず成功する人です。ナギは、まさしくそういう人だった。」

    10
    投稿日: 2025.05.22
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     タイトルの「さいはての彼女」の他に、「旅をあきらめた友と、その母への手紙」「冬空のクレーン」「風を止めないで」の計4編で構成されています。  個人的には前回読んだ「リボルバー」よりもこっちの方が好きです。特にハーレーが好きな女子ライダーが登場する「さいはての彼女」と、その続編となる「風を止めないで」がいいかな。  話の中にオートバイで疾走するシーンが出てくると、なぜか自分も風を受けて走っているかのような気分に浸れるのがいいですね。  自分も若い頃は原付バイクでは走ったことがありますが、中型免許を取ってバイクで夏の北海道をツーリングしたいという願望はずっとありました。でも冬はどうしても雪で走れない時期があることもあり、結局現実を選んでしまいました。もし、中型免許を取っていたら今とは違う人生だったかも...。  計画性のある「旅行」もいいですが、行きあたりばったりの「旅」に憧れます。日常を忘れて旅先で見た風景や人との出会いが心を豊かにさせてくれるような気がします。

    11
    投稿日: 2025.05.17
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    どこか遠くへ旅をしたくなりました。 赤の他人ではなく、再開した時に両者が喜べるような人との結びつきを広げたい、と。 しかし、だからこそ、元の居場所も大切だと思える一冊でした。

    11
    投稿日: 2025.05.17
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    ナギちゃんの強さに感動。 「旅をあきらめた友と、その母への手紙」が好きだった。何年かぶりに会っても昨日まで会ってたみたいに話せる友達、大人になっても高校生みたいにはしゃげる友達ってすごいなあ。 温泉行きたい!

    1
    投稿日: 2025.05.14
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    バイクが好きなので惹かれるという点を差し引いてというか、あえて謎の減点してみた どの話も強く弱い女性の物語だが、仕事や部下に向き合う姿勢とか共感するとともに考えさせられた また一緒に走らない?はいつか使ってみたいフレーズ(笑)

    1
    投稿日: 2025.05.06
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    バリキャリな女性たちが旅を通じて再生に向かっていく短編集。 バイクで風を感じながら旅したくなるようなお話でした。

    1
    投稿日: 2025.04.23
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    エリート道まっしぐらで仕事熱心な女性が、もがき挫折し、そんな中で出会った人との触れ合いを通して再び立ち上がる。原田マハさんといえばなヒューマンドラマでした。原田マハさんの作品はどれも、登場人物やストーリーから漂う温かさが桁違い。 第一章の主人公には少し共感。過去の自分がしてしまった他人への接し方や当時持っていた顔を覆いたくなるような価値観って、どんな物や他人よりも克服しづらいんだよなあ。 第二章はハグとナガラにも収録されていたお話でした。

    0
    投稿日: 2025.04.18
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    著者の旅ものは「旅屋おかえり」以来。解説の方も書いていたけど、旅に出たくなるというギフトをもらった気がしました。最後もほっこりできてよかった。

    0
    投稿日: 2025.04.13
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    星4かなと思ってたけど、最後の章で5にした。 さすが原田マハといった感じ。 バイク乗りの少女「凪」が生み出す不思議な空気に魅了され、関わる人たちが幸せに豊かになる。 人との些細な出会いから価値観が変わり生活が好転する。青山美智子の作品と系統が似てるかなとも思ったけど、青山さんとは違う切り口で刺激的で読みやすい。 ショートストーリーという構成から、浅いストーリーにはなるが、乗り物という導入から女性という主人公にフォーカスし、日々の生活を明るくするきっかけをもたらす素敵な作品。 私もハーレー乗り同士が生み出す空気というものを感じてみたい。

    3
    投稿日: 2025.04.11
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    〈メモ〉 短編集。毎日を必死に行きてた人がふと立ち止まって何かを見つけるお話。1話めと最終話がリンクしてて泣きそうだった

    1
    投稿日: 2025.04.10
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    キャリアウーマンが日常に疲れて逃避行という感じの物語。いまひとつ共感できるものがないまま読みすすめてなんとか完読。序章の表題だけではあまりにも薄っぺらいが巻末とストーリーがつながっていてなんとか形になったと思う。

    1
    投稿日: 2025.04.07
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    体調崩して入院中、たまたまその前に購入していたこの本を読んだ。 普段は仕事ばかりで本を読む時間もなかったから久しぶりに時間を気にせずゆっくり読むことができて、しかもそれがこの本で、すごく良かった。 本に出てくる女性たちも日々仕事に没頭していて、それぞれのきっかけで一人旅に出る。 そこで素敵な出会いがあり、自分の考えや生き方を見つめ直す。私も旅に出たい!!!と思った。(病室だったから余計に…) ナギのように、好きなことを突き詰めていて、気持ちの良い女性に憧れるなー! 自分にとって幸せってなんだろう?とか、大切なものがなにか、自分と向き合える本

    4
    投稿日: 2025.04.06
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    苦手だと思い込んでいた短編集だったのになんかこれはずっと温かい気持ちが途切れることなく読み進められました。凪はお父さんの教えを守って、どこまでも、走り続けるのです!

    3
    投稿日: 2025.03.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    色んな方の感想を読ませてもらいましたが、多くの方が言うように、【清々しい】この言葉がピッタリでした! 旅の始まりの情景や、ハーレーに乗った時の風の感じ方、移り行く景色、表現が秀逸で、なんだか自分も同じ景色を見ている感覚になりました。 何より凪のキャラクターがとても魅力的。 強制する訳でもなく、(ゆるっと何か1歩踏み出したい)そんな風に思える1冊でした。

    1
    投稿日: 2025.03.23
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    幸せって何だろうと思いました。 他の人の生き方と比較して優越感に浸るのではなく、自分のやりたいこと、自分らしく好きなことができているかは大切なことだと感じました。 真っすぐやりたいことに向き合う行動力が自分にはないと思ったけれど、これも自分で勝手に線を引いてしまっているだけかもしれない、そんなふうにも思いました。 自分と向き合う時間は大切だと改めて思います。 ハーレーに乗ってみたい。きっと奥が深くて、虜になってしまうんだろうな。

    51
    投稿日: 2025.03.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    4つの短編が入った小説。最初の3編は仕事に一生懸命なるあまり人間関係が拗れてしまった女性が主人公。いずれもひとり旅での出会いや出来事で自分を見つめ直し、人生を仕切り直すストーリー。 ふと日常に疲れたとき、1人で遠くに行きたいと思うのは自分としっかり向き合う時間が欲しいからなのかもと思った。 短編なのでそれぞれの話を単体で独立した話としても読めるが、登場人物の設定を見ていくと「もしかしたらこの人とこの話のこの人、書いてはないけど繋がってたりする?!」という考察もでき楽しい。 最初の「さいはての彼女」のナギの母が最後の「風を止めないで」主人公として登場するからこそできる読み方かも。

    2
    投稿日: 2025.03.16
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    免許は持っていないけれど、「私もハーレー乗りたい!?」と免許を取るか血迷いました(笑) 旅先での一期一会って素敵だな、と 思わず一人旅に出たくなるような一冊です。 読み終わった頃には、なんだか清々しい 気持ちになれました。

    2
    投稿日: 2025.03.11
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    大学受験で合格し 舞い上がっていた自分にものすごく突き刺さるというか ふと冷静にさせられた作品でした。 いわゆる社会的に成功を重ねていった主人公と 北海道で "サイハテ"(という愛称のバイク) に乗って 決して贅沢や裕福というような生活ではないが 間違いなく人生を謳歌する 訳ありの少女 という対照的な人物を中心に物語は進む。 ネタバレとなるため深く内容には触れませんが 人生にとっての成功とは? 人生にとって幸せなことは? あなたのその行動や言動に嫌味が纏っているのでは? などなど... まだ18歳の私にとっては なかなか感じられることに限界はありますが、 これからの人生どういった価値観で 人と出会っていくべきか そういったことを見詰め返す 良い機会を与えてくれた 作品だと感じました!!

    11
    投稿日: 2025.03.08
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    転職前の休暇のタイミングで北海道に一人旅に出た記憶が新しく、 人はなぜ不意に生じた休暇に北海道に行きたくなるのだろう、、と思った。 初めて北海道に行った時に、仕事で同行していた人は「北海道には"帰る"気持ちでいつも行く」と話していたのも思い出す。 きっと都会ではあり得ない規模の自然に魅せられて、自分と見つめ合うための場所、故郷のような場所になってるってことなんだろうな。 そしてこの本は、そんな、自分と見つめ合う場面を描いた短編集で、自分を見つめるきっかけをくれている。 旅に出たい、もしくは行ったことのない場所に訪ねたい気持ちになった。

    1
    投稿日: 2025.03.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全体的に元気をもらえるお話 だし、人と関わる楽しさを感じられるお話 ナギのメールには今日と明日しかない こんな風に人生を生きたいね

    1
    投稿日: 2025.03.01
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    タイトルに目が留まり、裏のあらすじを読んだら「女満別空港」の文字 来月網走知床へ行くのに女満別空港を利用するわたしにはタイムリーすぎる、これは今読む本だと思い購入 生活に疲れた人達が旅先で活力をもらい次の一歩を踏み出す 道東の雄大な自然が描かれており行くのがますます楽しみになった

    1
    投稿日: 2025.02.26
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    少し疲れた女性が旅に出る。そして、旅先での出逢いに新しい自分を見つける。 4話からなる短編集それぞれの旅に、ほろりとする。 印象的な場面や言葉がたくさんある。 1話目(さいはての彼女) 秘書の手違いか故意かで、沖縄に行くはずが真逆の北海道に行くことになる。 そこから、おもしろい旅になる。強気な女性経営者とハーレー乗りの女性との出逢いがとても良い。 2話目(旅をあきらめた友と、その母への手紙) 1人の旅だけど、1人じゃない。 3話目(冬空のクレーン) どんな大それたことでも、誰かがそう考えるところから始まるんじゃないかな。 4話目(風を止めないで) ナギ、自分で引いた「線」を超えていけ。 この風、止めないでね、これからも、ずっと。 全編通して、肩書を外して、ひとりの人間として、いかに良い生き方をしていくかを投げかけている。 こんな良い小説を読んだら、旅に出たくなるね!

    3
    投稿日: 2025.02.25
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    4編からなる短編集。 主人公はいずれも何かしらを抱えている、そう若くない女性たち。 友人や旅先で出会った人との関わりで少しずつ心境や状況が変化していく。 共感できるところが多く、読み終わった後、私もどこかへ旅に出たいなと思ったそんな作品。

    2
    投稿日: 2025.02.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    女性が主人公の再生を描いた短編集。 とても読みやすく、ハーレーダビッドソンに乗った女の子「凪」の明るさが心地よい。すごい旅に出たくなる。 ヒトは何度でもやり直せると教えてくれる物語。

    2
    投稿日: 2025.02.01
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    読んでいる間中ずっと綺麗で気持ちのいい景色で頭の中を満たされている感覚だった 読んでいてとても気持ちがいい、心が晴れ晴れする大好きな小説の一つになりました!

    1
    投稿日: 2025.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本当に原田マハさん大好き。解説にも書いてあったけど、本当に僕たち読者に沢山のギフトを与えてくれて、素敵な言葉をくれて、勇気をくれて、本当に読む度胸が熱くなって、涙してしまうような、素敵な物語が沢山詰め込まれていた。本当に良かった。これを読んだ人達は、きっと旅行に出掛けたくなるだろうなと思いました。僕もまた、旅行の計画を立てちゃいました(笑)凪ちゃんに会えるかな。

    1
    投稿日: 2025.01.31
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    大好きなマハさんの本、以前読んだが感想を書いてなかったので再読。ほとんど忘れていた。 マハさんの本を読んでいると心が癒される。 印象に残った言葉 そんな線はどこにもない。もしあるとしたら、 それは耳が聞こえる人たちが引いた線じゃない。 お前が勝手に引いた線だ。そんなもん、越えていけ。 人生をもっと足掻こう!

    21
    投稿日: 2025.01.24
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    北海道に行きたくなった。 個人的に北海道の特別さを感じていて、 気候もあるし気候に伴う環境の違いも。 普段 都会にいるからか 音のない世界に行きたくなる。

    1
    投稿日: 2025.01.19
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    仕事デキのキャリアウーマンが旅に出て、旅先で出会う人たちと関わりを深めることで、抱えていた悩みがいつの間にか小さくなり、考えを前向きに変えられているのが印象的だった さらっと読めてよかったし心が温かくなる場面があった

    1
    投稿日: 2025.01.18
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    心洗われる旅物語。(女満別/伊豆) 「最果ての彼女」「風を止めないで」 ハーレー乗り凪が魅力的(聴覚障害)。 旅を諦めた友:ハグとナガラ 冬空クレーン:丹頂鶴観察者

    15
    投稿日: 2025.01.07
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    「本日はお日柄もよく」で原田マハさんの言葉の魔術に魅了され、本書を購入し読みました。 4編からなる短編小説です。 普段読書をしないような人でもサラッと読めて1編1編に素敵な主人公、言葉が散りばめられています。 「人生をもっと足掻こう」 少し疲れたときに立ち止まって読みたくなる小説かもしれません。

    2
    投稿日: 2025.01.07
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    久しぶりに読んだ原田マハさんの著書。本書は4つの短編から成る。 やっぱり良かった~。とても読みやすくて、安心して読める。 今回は心がささくれたキャリアウーマンが主人公だったりしたので、いろいろ共感できた。仕事一筋で生きてきた女性が、ふとしたきっかけで旅に出て、そこで出会った全く違う生き方をしている人に影響を受ける。 原田さんの描く風景、特に自然はシンプルに心を清める。ほのぼのと温かい気持ちになった。

    2
    投稿日: 2025.01.06
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    短編集による物語で、一人旅をしたくなるような内容でした。 旅をする女性というテーマで、各々が旅を通して気持ちが切り替わるような、移り変わりの物語のように感じました。

    1
    投稿日: 2024.12.31
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    日常に疲れた時に読むと心が楽になるのだろうが、比較的エネルギーのある今の私にとっては親近感が沸きづらい内容で、主人公の感情に引っ張られて気分が下がりさえしそうだと感じた。 エネルギーが80から20に落ちて60になった感じ。

    1
    投稿日: 2024.12.30
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    絵画物もいいけど絵画作品以外の原田マハの方が好きかも。バイク乗りだとさらに共感してしまう部分も多く、人生の紆余曲折が上手く描かれている( ˘-˘ )ジーン

    61
    投稿日: 2024.12.24
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    原田マハの有名作ということですごく楽しみにしてたけど全然刺さらず寂しい気持ちに… 4つの短編で構成された本で全部女性が主人公 働く女性の応援系小説であり、疲れを感じた人向けの逃避行本であると同時に孤独を感じる人に向けたメッセージ本であるとも思う この本の最大の見せ場は線の話 全盲の少女にその父が投げかけた、 「ナギ。そんな『線』は、どこにもない。 もしあるとしたら、それは耳が聞こえる人たちが引いた『線』じゃない。 お前が勝手に引いた『線』なんだ」 これきっと、私が周りに馴染めない…寂しい…みたいな気持ちを持っていたら刺さっていたんでしょうけど、こちとら我が道まっしぐらですから。 他人なんてどうでもいい〜うちはうちのやりたいようにやらせて頂くスタイルなので全然かすりもしなかったな →話は変わるけど 2つ目の短編、バリキャリしてた主人公が仕事を辞めて給付金頼りになって世間からの風当たりにもつらく思うところ、無職時代があったからこそ共感できた 普通につらかった時期だったけど、人生でひとつ共感できることが増えたと思うからなんでも経験だな

    3
    投稿日: 2024.12.14
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    原田マハさんの作品で初めて読んだ本でした わたしが住んでいる北海道が舞台の話で 親近感が湧きとても面白かったです。 わたし自身も知らぬ土地で旅をする事に憧れていた時期があり、読んでいてとてもわくわくしました 独身キャリアウーマンの主人公と現在のわたし、 旅をしたかった過去の自分を重ねながら読んでしまいました。たくさんの人に読んで欲しくなる本でした。 そしていつか鶴居村に行きたくなりました^_^

    1
    投稿日: 2024.12.03
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    かなり前の作品だけど、それを感じさせない原田マハさんの凄さ!!何年経ってもいいものはイイ!!マハさんの作品!絶対制覇するぞ!

    1
    投稿日: 2024.12.03
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    どの話も素敵で良かった。 バイクは乗らないけど、気持ちいい風を感じることができた。 "旅をあきらめた友と、その母への手紙"が1番好き

    50
    投稿日: 2024.11.30
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    少女とハーレーと北の大地。 美しい寒さのなかで育つ美しい光に包まれた大地で、一人の人生の灯が新たな風に吹かれて揺らぎだす。

    5
    投稿日: 2024.11.27
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    読後感がとても爽やか。 勇気を貰えます。 細かな描写まで丁寧に書かれており、満足度が高い読み物と感じます。

    4
    投稿日: 2024.11.15
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    爽やかな短編集です。 バリキャリ女性が旅に出たら良い出会い、新しい気づきがあってまた頑張ろうと思えたといった感じ。 内容は良いんですが、ちょっとハーレーの話が多くてあまり刺さりませんでした。バイクに興味がないせいかもしれませんが…。 ナギの父がナギに話した言葉はいいなと思いました。

    1
    投稿日: 2024.11.13
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    短編が4本。 なんというのか、デトックス効果。 落ち込むこともあるし、調子に乗ることもあるし、逃げることもある人生だけど、底のときにだけ出会える人や景色や言葉がある。 あー、人生って素敵っすね!こんな気持ちになれるなら人生の底も悪くないなと思わせてくれる本でした。

    16
    投稿日: 2024.11.06
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    原田マハさんのお涙ちょうだいの短編集。でもまんまとじんわり涙が出てくる。短い中にどんでん返しを入れたり、第一話と連動させたり、うまく乗せられてしまう。何度も「もうたまらない」と思った時間を経て、たどり着いた今を輝くように言葉をことほぐ、その構成が圧巻な一冊でした。

    1
    投稿日: 2024.11.04
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    30代後半だろうか、様々な経験を経て、葛藤の狭間で踠く女性が旅や出会いを通して一歩踏み出す物語。 まだ主人公等の年齢に達していない私でも、自分なりの悩み事と重ね、ふっとまた頑張ろうと思えた。 ノープランの一人旅、私も憧れるな。 短編集なので別々のストーリーだが、どこか繋がっている部分があるって現実でもあるのかなあ。と思うと、何だか素敵。

    1
    投稿日: 2024.10.27
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    傷を抱えた女性が旅をすることで進んでいく短編集。どの話もめちゃくちゃ良かった〜。どの人にも親近感が湧き、一緒に旅に出た気持ちになる。旅の情景がほんと素敵で一緒に旅に連れてってもらえる。腐った時に読み返したい。凪ちゃんの颯爽とした姿がかっこいい!

    2
    投稿日: 2024.10.15
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    「へこんだ時、壁にぶつかった時、心をリセットできる1冊です」 この謳い文句に惹かれ読みました。 んー、とても爽やかで前向きになれる一作でした! とにかく魅力的だったのが、「さいはて」という愛車のハーレーにのるライダーの凪ちゃん。 彼女は聴覚障害をもっていて音が聞こえませんが、その分読唇術を身につけていたり、人の感情を慮ることに長けています。 ハーレーで旅をする最中で彼女と会う人たちは、前向きで明るい彼女の魅力に惹かれ、みんな彼女と”友達”になっていきます。 そんな彼女が前向きである理由、そしてハーレーを愛してやまない理由は、彼女の父であるタオによるものが大きいのです。 小学生の時に凪は耳が聞こえないことでの他人との関わり合いの難しさに苦しみ、「線」を感じてしまいます。 しかし、タオは「そんな線は存在しないんだ。その線は他人ではなく自分で作り上げてしまっているものなんだ、超えて超えてどこまでも行こう」というアドバイスをします。 そしてそれ以降凪はツーリングで父とタンデムするのです。 ツーリングでタンデム中に父は凪が中学生の時に亡くなってしまいますが、凪は父からの言葉を胸に抱きすくすくと成長したのです。 何かにコンプレックスを感じた時に、この父タオの言葉をこれからは思い出していこうと思いました。 また、夕陽に照らされる景色や、紅葉の彩り豊かな温泉に入る描写等々、旅に出たくなること間違いなし!

    19
    投稿日: 2024.10.14
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    働く女性を自分に重ねて読んでおり、日々の生活からふと離れ、ナギという存在に私も出会いたいと心から思わせられました。人物設定もそうですが、風を気持ちよく感じる情景描写がリアルでよりそうさせてくれたような気がします。

    1
    投稿日: 2024.10.10
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    2個目の話の「人生を足掻こう」みたいなフレーズが好きだった。私も今生活が色々変わって苦しい時だから、足掻いてみようと思います。 どの話もテンポが良くて読みやすかった。 最後幽霊オチ?!そんな安っぽいことする?!と思いましたが、そんなことはなくて安心しました。 ナギちゃんはいい子なんだろうけど、いい子すぎて好きになれず(捻くれ者)

    1
    投稿日: 2024.10.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    4作の主人公の女性の人間らしい心の弱さが、優しく綺麗に書かれている。旅をして吸収できるものは、新鮮で心のエネルギーになる。お寿司屋さん、タクシーの運転手、バイク屋の社長、主人公を応援しているような会話が和やかで爽やかな気持ちになった。

    13
    投稿日: 2024.10.10