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日本エッセイ小史 人はなぜエッセイを書くのか
日本エッセイ小史 人はなぜエッセイを書くのか
酒井順子/講談社
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    #ヨンデルホン #日本エッセイ小史 #人はなぜエッセイを書くのか (#講談社文庫) / #酒井順子(#講談社) 読めて良かった。 紀貫之『土佐日記』からはじまる。平安から現在に至るまでの随筆・エッセイの変遷が、著者の考察も交えながらまとめられていた。変遷の表層だけにとどまらず、(やはり、随筆・エッセイというものは、それが書かれた時代は無視できず、)社会の流行や風俗も丹念に調べられたことがわかり、読み応え十分。取り上げる本の帯の文言にまで言及されている。すごい。特に80年代の記述は個人的に懐かしくもあり、あらためて特異な時代だったのだと思った。 巻尾には取り上げた本の一覧も五十音順に完備されている。解説は、本文で言及した帯の文言を考えた当時編集者であった作家が書かれていた。 つくづくエッセイはおもしろく、ますますエッセイを好きになった、そんなエッセイであった。 こういったものを書いてみたい。

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    投稿日: 2025.11.08