
総合評価
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powered by ブクログマリアと漣シリーズが大好きで、その作者さんの新作だし、タイトルにも惹かれたので購入。 出だしから読みづらくて何度か中断しつつなんとか読み終わった。 まず私はコロナの世界観描写がある作品が苦手。そして謎解きの段階で大きな物語設定が出てくることも後出し感を強く感じて残念に思うタチです。 この本はその両方がガッツリあったのでなかなか楽しめなかった。結末も途中までおぉっと思ったけど、最後の1ページが蛇足に感じてしまった。。 そして1番残念だったのがタイトル。なんで灰かぶり?シンデレラ?どういう意味?と、色々深読みしてたのに、違ったのかとガッカリしてしまった。 ミステリーというより、恋愛小説?と思って読んだ方が良かったかなと思います。
7投稿日: 2025.10.30
powered by ブクログ死んだはずの恋人が現れた これはファンタジーなのか… 殺人事件が起こる 実はミステリーなのか… そうこうするうち 災害のドキュメンタリーっぽくなってきた いつか起こると言われている大災害 本当にこんな事になってしまうかもしれない 怖いなと思いながら読んでいくと ラブストーリーだった
7投稿日: 2025.10.27
powered by ブクログ感想は、うーん。冒頭部分はよかったけど。 登場人物のセリフがアニメみたいなラノベみたいな。。 傍点そんなにいるかな? 後半は全然入ってこなかった。
0投稿日: 2025.10.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
装画の美しさに惹かれて手に取った一冊。 平野美穂さんによる油彩が、すでに物語の余韻となります。 魅力的なプロローグで、ミステリアスで淡くロマンティックな世界に引き込む世界観。 そこから、どうもわかりにくさを感じる——叙情性の叙述。 もしや、あのトリックなのだろうか? 今回は流されずに読もうと、慎重に。 市川さんは、きっと頭の良い方なのだと思う。 それぞれの記憶を辿るように、時間が少しずつ遡っていく。 そして、あそこまで大きな仕掛けを用意しているとは思わなかった。 灰をかぶっていたのは夕海だけではなく、 物語そのものが灰をかぶる不安と静けさの中でラストになる。 一方で、女性たちの会話には独特の作為を感じる。どこか芝居がかっていて、本心とは思えないような。 けれどそれもまた、真実を見せないための“灰”の一部なのかな。 この物語が覆い隠していたのは、悲しみでも嘘でもなく、救いを求める偽装だったのかもしれない。
89投稿日: 2025.10.08
powered by ブクログ亡くなったはずの人物が生きていてなど、謎の多い作品で面白かったです。途中話がこんがらがってしまったのと、結末がある程度予測できたのが少し残念でした
0投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こんな形の叙述トリックがあるとは…。 改めて読者に勝手に想像で補わせるのが上手いと思った。 20年後、30年後の読者には何を言ってるのかわからないかもしれない。 作中でも言及されていた通り将来あの出来事がどのように人々の記憶に残っているかで変わるのだろう。 内容的にはミステリというよりラブストーリーかな?と思ったが、色々現実離れした狂った感じは本格ミステリらしさもあり、結構気に入った。
0投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログ千真の前に亡き恋人とそっくりの女性が現れる。記憶を失ったという少女と、千真は暮らし始める。 千真は、少女と一緒に宅配の仕事を始める。仕事中、恩師の亡き妻とそっくりな女性の密室殺人に遭遇する。果たして、何が起こっているのか。
0投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログ退廃的な空気、閉塞感 読んでいるだけで伝わる、息が詰まるような時代を描いた物語 まずプロローグで、物語の断片だけが数エピソード語られます 伏線……ではないか、物語の構成として フラッシュフォワードってやつ? (よくわからないまま適当に書いてます、すみません) そこでの描写がちょっとややこしくて脳が混乱するのですが、読了後(または物語の途中)で読み返すと納得して感心しちゃうタイプのあれです 第1章後に挿まれるインタールードもそんな感じ 個人的にはここで一番ワクワクしました いい意味での困惑 えっ?えっ!?なにこれ、どんな方向に物語が進むの!!??って そして第4章冒頭から始まる一連の描写が秀逸 謎の正体とかでなく、「その状況、その後の状況」の描写が大好きです 主人公が宅配業をしているので、巻末の参考文献に関連の資料本が多数挙げられているのですが、その中の一つ『仁義なき宅配』に興味を惹かれてしまった タイトル面白過ぎる
1投稿日: 2025.09.20
powered by ブクログ本の背表紙にあったあらすじは面白そうだったが、個人的にはハマらなかった。 主人公やヒロインのキャラ設定がラノベであり魅力を感じなかったどころかキモく思ってしまったのと、オチもがっかり感があった。 なにより、「役人ども」みたいな表現やテンプレ的な権力批判が印象悪い。権力批判が良くないのではなく、十把一絡げに悪を決めつけているのが底が浅く感じられ、受け付けなかった。 唯一、物語の最初の方からコロナ禍を連想させておきながら実は、という部分だけおっと思った。面白かったのはそこの前後だけであった。
1投稿日: 2025.09.16
powered by ブクログ主人公の前に亡き恋人とそっくりな記憶喪失の少女が現れる。その少女と共に不可解な殺人事件に巻き込まれてしまう。被害者は恩師の亡き妻にそっくりな女性で…… 主人公の性格が、私が学生時代に愛読していたライトノベルの様な、いわゆるやれやれ系。ヒロインも奥ゆかしく可愛らしい女の子で、なんだかとても懐かしい気持ちに。 物語はところどころ「?」と思う場面があるが、先が気になる展開にぐいぐい引き込まれ、あっという間に読了。 この「?」と思うところもきちんと解明する。 帯の通り、2度読み必須! 途中、あまりにも見当違いの推理をしてしまった。 とても面白かった!
6投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログ話の内容は面白かったです。 終盤の種明かしのパートは、非常に臨場感のある文章と、そこまで読んでいる最中には気が付かなかった点が次々と判明していく過程は、楽しむことができました。 ただし、それらの良さを掻き消すほど、読んでいて不快な部分が多かったです。 作者は、現在の日本の政治や各種機関に対して、強い不満を抱いていて、その作者の思想を無理やり登場人物に「言わせている感」が強く、読んでいてイライラしました。 作中に、そのような思想を入れるのは構わないが、もっと自然に意味があるようにして欲しいと感じました。(ただの読者がなに偉そうなこと言ってんだって感じですが、、、)
3投稿日: 2025.09.09
powered by ブクログ面白かったです!一気読みしました。 隣にずっと謎がいる感じ。最初こそ、何が関係あるんだろ?と思うことが多かったのですが、読み進めていくうちに前半にあった何気ないことがどんどん深みを帯びて重たくのしかかってくる感じが凄かったです。 ラスト、どっちが本当かわからない感じに終わるのではなく、ひとつの確固たる答えを出してるところが私は好感持てました。
1投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログまるで地震を体現したかのような小説。 序盤から小さな違和感が何度も積み重なる。写実的なのに、時代背景や風景の描写は乏しく、どこか不安定。度々唐突に現れる粗さが前震のように揺さぶる。そして終盤、本震が訪れるかのように積み上げられた違和感が全く別の意味を帯びる瞬間は衝撃的だった。映像化は不可能なように思えた。 登場人物の内面はあまり深掘りされず、犯人の動機すら表層を掬うように描かれる。それは他者に視線を向ける余裕のない世界を映す意図的な表現のように思えた。 そこに死者さえ「数」として情報や記録に残され、現実にいつ訪れてもおかしくないディストピアを感じた。けれどそんな中でも人は誰しも誰かの記憶に残りたいと願うのだろう。どれだけ管理社会へと移行し、すべてが数値化され情報や記録のひとつとして残されるようになったとしても、人の存在を証明するものは結局、人の記憶や繋がりの中にあるのは変わらないのかもしれない。 その普遍は脆く、危うさも孕むけれど希望でもある。
1投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログ亡き恋人と瓜二つの顔と声の少女、遭遇した不可解な密室殺人事件の被害者もある人物と瓜二つという謎が謎を呼ぶ本格ミステリーで、どこか冷めた部分がある主人公が少女との邂逅で変化していく描写が印象的で、一方で読み手を翻弄するかのようなトリックに度肝を抜かれた。
2投稿日: 2025.09.03
powered by ブクログ本格ミステリ×少しの不思議×愛 この3つを感じる作品でした。 冒頭から感じる違和感が、物語が進むにつれ増えていく。「こういうものなのか…?」と思いながら読み進めて、ひとつずつ違和感が増えていく。 なんとまぁそういうことだったのか! 昨今の自分の経験が、この物語に至ってはフィルターになっていた。それはもう分厚い瓶底のメガネくらいに。
0投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログ文体がイタい。非モテが拗らせてる感。 大したことないことを大袈裟に書く癖が読むのちょっと苦痛。 内容はまぁまぁ
0投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログ何を説明してもネタバレに繋がる重要な事実を開示してしまいそうで、何を言っていいか不安になってしまう作品があります。本書もまさにそんな作品のひとつ。だからこの作品に関しては特に、これ以降の私の拙い感想などは読まずに、本書を読んで欲しい、と思っています。 倒れている少女がいた。行き先も分からないらしい少女は一年前にこの世を去った恋人と瓜二つで、名前も同じ『夕海』だった。こんな偶然が本当にあるのだろうか。 隙間に非日常が入り込んできたようなどこか不安定に進んでいく物語はやがて、その不安定さがなければ成り立たなかった物語に変わっていきます。伏せられていた事実が明らかになった時、思わず「すごい!」と唸ってしまう、強烈な感動が待っています。ラストで明らかになる『彼女』の起こした行動については賛否別れるところかもしれませんが、私は切ない余韻に目頭が熱くなってしまいました。
3投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログある日、喪った彼女と全く同じ顔の人物が現れる。 一体、目の前にいる人物は誰なのか。 死んでいるのか、生きているのか、それとも違う人物なのか。 ストーリーもオチもとても良かったが 後半の説明がちょっと口説く中弛みした。 いろんな人が書いて、繋げた様な独特な文体。
3投稿日: 2025.08.25
