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わたしの本の空白は
わたしの本の空白は
近藤史恵/角川春樹事務所
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総合評価

23件)
3.5
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9
6
4
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    いやいや、そう言うことですか。 気がつくのが遅い読み手でごめんなさいって、感じです。 近藤さんのミステリーっぽくない、この感じ好き。 連休前日、出掛けるときに持っていく本を積ん読の中から引きずり出して、ちょい読み出したらはまった(笑)明日がお出掛けでよかったです(笑) 心だけが愛する相手を知っていた。 真実は。。そうきたのね。って、兄弟がミソでした。姉妹の関わりかたや、兄弟の姉の関わりかたか、無茶苦茶よかった。 最後は皆に穏やかに過ごして欲しいと思った。 とくに、慎也さん。 あ、明日、移動中になに読もうかな(笑)

    16
    投稿日: 2025.11.22
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    記憶を無くした女と過去の恋愛事情がややこしい。誰を信じていいのか?自分でさえも信じられない。しかし、段々と記憶を取り戻して、そういうことか!とわかってきたら一気に読めてしまった。

    0
    投稿日: 2025.11.11
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    やはり、この作品もミステリー小説と分類されるんだろうか? 主人公の記憶喪失から始まる、記憶を取り戻す過程の恐怖感と謎、記憶の断片が繋がりはじめないと関係性が解らない渚の存在、問題の根本が何なのか、やっぱり、ミステリーなんだろうなぁ………

    0
    投稿日: 2025.07.24
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    ここんとこ、暑さでだらけているので、一息つける近藤さんに張り付いている。 8年前の作品、近藤さんがぐんぐん文筆力上げつつある進行形の時期・・えらそーな言い方だけど。 全体的にミステリーサスペンスとはいえ、コミック的なそれ。 記憶喪失という設定の南がこけしの様に映る。一人称でkの所の語りで場面が展開していくのだが、中盤での渚の登場で、その場面も一人称、渚が語る。 ちょっとなぁという手法だが。。 今どき夫の家で姑、小姑も同居っていう設定は臭い。 その小姑の立ち位置はぐらぐらしていて、南からしたら不安を助長している以外のナニモンでもないしね。 作品中、幾度も南の夢の世界?妄想?断片の記憶が漫画の吹き出しの様に現れ、構成的にますますコミック的な感じになって行く。 カエルの王子様の人形、美し過ぎる青年とくれば、・・(笑) 真面目に筋を置く読者からしたら目隠しをされて音声だけ聞かされている感覚になるんでは? ラスト、真相のからくりが解かれ、義母に突然「ハルさん」との名があることが分かり・・ こんな感覚が気楽作品と言えるのかも(いい意味で)

    1
    投稿日: 2025.07.23
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    目が覚めると記憶を失っていた 家に戻り、夫と義母と義姉の3人と同居を始めるが、なんとなくぎくしゃく 夢には美しい男性が出てくるけど、誰だか思い出せない… 前半と後半で印象がガラッと変わるお話 おもしろかった

    0
    投稿日: 2025.07.12
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    わかりやすすぎるしこうはならんよな、と思っていたオチに転がっていく失速。 途中までは面白いのになーって毎度思う。

    0
    投稿日: 2025.02.27
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    甘美な夢には裏があり、愛おしいと思う相手は信じるに値するのか?と悩む。ミステリー要素のある恋愛の話?!途中で止める事はできず一気読み。

    0
    投稿日: 2024.10.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

     三笠南26歳は階段から転落して意識喪失、自分のことがわからなくなる。そんなモヤモヤっとした状態から物語はスタート。結婚しているが、誰を愛しているのか、誰に騙されているのか・・・。記憶が段々元に戻ってきても、別の意味で、モヤモヤッとした終末に。う~~~む。義姉の祐未だけが「まとも」か! 近藤史恵「わたしの本の空白は」、2018.5刊行、2021.7文庫。

    0
    投稿日: 2023.11.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こわいよ。もし自分に起きたらと思うと、不安感つよつよ。 なんとなく相手に感じてることだけは信じられるけど、誰が正しくて何を信じて良いのか分からないまま。気になってページが進む。 思い出したら悲しい予感がしてるのもあって余計気になる。 晴哉…つよ。これから自覚を持ってつよつよ無双するの見たい気もする。 プロローグ、誰の視点なんだろうね。普通に考えたらシンヤだと思うんだけど。ね。 果たして、自分が記憶をなくした時に、夫が現れて再び愛せるのだろうか。顔がタイプ!とかじゃないし、過ごした時間とか乗り越えてきたものとか、そういうの引っくるめて今の関係だから、と思うとこわいこわい。犬嫌いになってたらどうしよ。笑

    0
    投稿日: 2023.10.29
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    ビストロシリーズとは全く違う作風に驚きましたが、誰かが死んだりしないミステリーなので、夜でも読み進められる作品です。

    0
    投稿日: 2022.10.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    記憶喪失から始まる、極上の恋愛ミステリー。 2番目に好きな人と結婚するといいという話をふと思い出した。晴哉が慎也で、慎也は慎也で。 ゆみさんがいるから、悲観的にならずに、現実感を保ったまま話を読みすめられた。 渚さん、これからどうなるのかな…。

    3
    投稿日: 2022.09.16
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    男性を外見の良さで選ぶと、目の曇った人間のように扱われることが多いが、見た目はわたしを決して裏切らない。 なにも全財産を管理する人や、自分の弁護士を選ぶわけではない。 その場合は、いくら美しい人が好きだといっても、無能な人を選ぶわけにはいかない。 だが、つかの間楽しく過ごす人を選ぶのなら、外見で選んでなにが悪いのだろう。 話がおもしろい人と一緒にいるのは楽しいと思うけれど、見かけが悪いことがそのまま話題が豊富なことや優しいことと同じではない。 世の中には、自慢話しかできない上に、見てくれもよくない男だってたくさんいる。 少なくとも、美しい人を選べば、一緒にいる間、その美しさを楽しむことができる。 その姿を見ていることに飽きるまでは間が持つし、美しい人というのは芸術品と同じだから、なかなか飽きないものだ。

    0
    投稿日: 2022.08.20
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    記憶をなくした主人公の疑心を抱きながら少しずつ行動している感じが、何も知らない読者として共感を持って体験できた。

    1
    投稿日: 2022.07.03
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    目覚めたら病院、記憶喪失になっている主人公。何も思い出せないところに夫が現れるけれど、ピンと来ない。日々を過ごしても、上手く記憶が戻らない。でも何かが強く心に残っていて、時に蘇る。 あのひとは誰なのか。このひとは本当に味方なのか。すべてが不確かで、何もかも疑わしく思えてしまう。 わからないことだらけの中、少しずつ真実の切れっ端のようなものが見えてくるので、読む手が止まらなかった。 思いもかけないからくりもあって、楽しめた。最初から最後まで面白かったな。 読み終えてから冒頭の序文のようなページを読み返したんだけど、最後の一文だけ何のことを言っているかわからなくて今も気になってる。

    1
    投稿日: 2022.01.22
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    1日目;第2章まで読み終わって 冒頭から引き込まれてしまった。記憶喪失の経験はないけれど…。 『人間は相手によって違う顔を見せるのだから』には共感。 グループ内で、いない人の陰口を常に言う奴。こいつは俺の悪口も俺のいないところで言っているんだろうな。それが廻って聞こえてくる時もある。 第1章の後半辺りから、頭の中に曲がリフレインしています。 ♬嫉妬の権利 このまま主題歌にしてもいいんじゃないかと。 2日目;読破しました。 まったく予想できない展開。若干、時系列が理解できない部分を消化できずにいます。まあ、そこは許容範囲ですが…。 わたしの頭の中のエンドロールには、♬きっかけ が流れはじめました。 何だろう?この乃木坂つながりは。 もし映像化される際には乃木坂(OB含んでもいいし)ありじゃん。 ※注)私はファンではありませんので、キャスティングできるほどメンバーを知りません。

    0
    投稿日: 2021.12.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これはまじでおもしろかった!結末がどうとかじゃなくてほんとに気になって気になって仕方なくてめっちゃすぐ読んだし、読む手が止まらんかったし、続きが気になった。

    1
    投稿日: 2021.11.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。記憶喪失になってしまった主人公の不安に巻き込まれるように一気に読み終えた。ミステリーと恋愛が話の核なのだろうが、記憶喪失になって周囲の誰も自分自身さえも信じられなくなる心理描写が面白かった。

    1
    投稿日: 2021.10.28
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    感情の起伏がないわけではないが、終始 時間が静かに流れているように感じた。 第二章が時間軸に逆らっているので混乱してしまい、読み返すことに。

    0
    投稿日: 2021.10.02
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    目覚めると病室で、なぜか記憶がない。 夫である見知らぬ男性のことを、おそらく自分は愛していない。 だけど記憶が戻らないうちは、今までどおり義母と義姉と同居するしかない。 想像しただけで怖すぎる。 断片的に甦る記憶がさらに不安を煽る。 何度も夢に出てくる男性は誰なのか。 この記憶は思い出して良いのか、忘れたままが良いのか。 どちらが幸せなんだろう。

    1
    投稿日: 2021.09.24
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    目覚めたら、そこは病院のベッド。そして気付く、私はだれ?? あなたは本当に私の夫?? 自分さえも信じられないそんな状況に気が狂いそうになる。

    0
    投稿日: 2021.08.13
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    騙されても、良いときの思い出だけを残しておきたいと思うぐらいのハンサムってすごいな。どんな良い男なんだろ。(書いてて思ったけど、ハンサムって言葉、この頃聞かないな…。) まぁでも実際問題、どうせなら自分好みの容姿の異性と恋に落ちたいって願望はわからないでもないかも。とはいえ、ちょっとヒロインの思考はわからないですが。 ハンサムくんも彼女が過去を忘れたらもう一度…と思う辺りも分からないし、お兄さんが彼女に固執する理由も今一つよくわからなかったです。でも新しいパートナーとハンサムくんの暗躍は知りたいような知りたくないような感じではあります。

    1
    投稿日: 2021.07.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    目覚めたら、そこは病院だった。 自分が何者か? なんで病院へいるのか? 夫と呼ばれる人物に好意を抱くことができないのは何故なのか? そこから始まるミステリ。 中々に重たい内容でした。

    17
    投稿日: 2021.07.20
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    主人公の一人称の視点で語られる物語です。 とても面白かったですが、私は初読み作家さんなので、他の作品も全部こういう感じなのかどうかはよくわかりません。 三笠南は病院のベッドで目覚めますが何も思い出せません。 看護師さんに呼ばれて初めて自分の名前を知り、26歳で夫の慎也と今年の四月に結婚したばかりであり、夫の家に夫と義母と義姉の祐未と同居していたことを知ります。 だけど、南は妹の小雪のことは思い出せますが、夫ではない他の男性のことを思い出してばかりで、本当に夫とは愛し合って結婚していたのか疑問を持ちます。 何とか妹の小雪と二人で過ごす時間を作り、昔自分が他に好きだった男性はいなかったのか聞き出そうとしますが、小雪は「そんな人はいない」と言い張ります。 そして義姉の祐未は、南は慎也によって階段から突き落されて記憶を失ったのだと真実を言い出します。 何か自分は騙されていると南は思います。 自分で真実を突き止めようとしますが…。 サイコサスペンスかスリラーのような感じで一気に大変面白く読めました。 真実は知らなかった方がよかったと思うもので、途中までのロマンティックな雰囲気はラストで見事に壊されました。

    62
    投稿日: 2021.07.16