
呪念魂
田中俊行、高田公太/竹書房
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総合評価
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powered by ブクログオカルトコレクター・田中俊行氏と、青森在住の怪談作家・高田公太氏の怪談集。2025年作品。 あとがきで高田氏が「共著作」と書いているけど、あとがきの内容から、「高田公太/編著、田中俊行/共著」という実態なのではと察せられます。 本の前半が田中氏の怪談で、後半が高田氏の怪談、という構成は往年の「ふたり怪談」スタイルですが、怪談文庫ではなく、単行本なのは、田中氏のメディアでの知名度からでしょうか。 田中氏は、文章の上手さに更に磨きがかかり、怪談作家として高田氏に迫るのではないかと前半思わせられましたが、後半になり高田氏の文章を読むと、怪談作家としてはまだまだ高田氏に遥かに及ばないと思わされます。 田中怪談は、オカルトコレクターらしく、曰わく付きの物に関する怪談が印象的で、特に冒頭に収録された火災現場に落ちている石に関する「黒石さん」がインパクト大。 高田怪談は、崩壊していく家族に関する怪談が印象的で、人間の強い念の恐ろしさを描いたタイトル作「呪・念・魂」が特に恐ろしい。 他にも、随所にショート怪談を織り交ぜたり、巻末には心暖まる怪談を配置したりと、後半は高田氏の作家としてのバランスの良さも感じさせられます。
0投稿日: 2025.06.29
powered by ブクログ今、東北に住んでいるから高田さんは今のうちにいつか怪談会に行きたいと思っている。確か田中さんもいらしていた春先にあった青森の怪談会(バーで開催)は、本当に行きたかった。そんな記憶も新しい。 とりあえず、どの話も気持ち悪くて良い。 田中さんのしゃべりも好きなんだけど、なぜか文章が好き。 タイトルに戻るが、【呪念魂】すべてモノに宿るなにかな気がする。 だからこその田中俊行なんだと思う。 良いタイトル、良い著者。
0投稿日: 2025.06.25
