本当にこの２匹には幸せになってほしい〜と思わされる。特にかなりの我慢をしてるガブ。 それにしても前作に続き、なにげに脇役もいい感じ。 まだ続きがあるようなので期待。

オオカミ　ガブが、ヤギは食べないと友だちヤギ　メイと約束したことを空腹と欲求で揺れ動く中　きちんと守っている姿が、とてもステキ！ 一方、メイも他のオオカミから襲われるのを心配しながらも、ガブのことを信じている姿は、ステキだなと思う。 きりがいつまでも、この2人を守ってくれますように

毎回おおかみのギロとバリーが出てくるので、ヤギとおおかみのひみつがバレてしまうんじゃないかとハラハラした。

前の巻よりもハラハラした。 秘密の関係というよりも、 禁断の関係かな。 いろんな障害を乗り越えてでも、 思いあい、逢瀬を重ねる？２匹がうらやましくもあり、 切なくもある。

自分は、親友のメイと同じヤギは、二度と食べないと決めたけど、オオカミ仲間は当然ヤギを食べる。 秘密の友だちを守るのは一苦労。

『くものきれまに』では、他のヤギに自分がどう見られているかを知って 落ち込んだガブだったが、 今度は、オオカミのテリトリーに近い場所にメイを呼んだことにより、 メイが、オオカミからどう見られているのかを 意識するような出来事が起こる。 きりのなか、向こうから来る相手が気になってしょうがないメイ。 ガブだったらいいけれど、他のオオカミだったら？ きりで見えないから声を出してはみたけれど、それもまた危険。 お互いは、もうすっかり信頼しあっている。 危ない場所に来たメイに、なにかあったら助けに行くと誓ったガブ。 しかも、お互いが、そのセリフを言うところを回想で思い出す。 ますます恋人達のように思い合っている。 こんな危ない場所にメイを呼んだのは、わけがあった。 ガブには見せたいものがあったのだ。 この谷から見る月をガブは愛していて、 それをメイと分かち合いたかったのだ。 二匹のオオカミに襲われそうになったメイをなんとか助け出し、 飛び込んだのは、ちいさなどうくつ。 「あらしのよる」と同じような闇が訪れる。 闇の中では取り繕わずに本当のことが言える。 ガブは不器用だが、正直な気持ちを口にするタイプで、 ここでもまた言われてみたいような言葉を口にする。 さて、本能を超えて、お互いの種族の違いを超えて、 どこまで大切に思えるのか、守れるのか。 究極の、まっすぐな問いが、ここにあった。

「あらしのよるに」の続編。 他のオオカミに襲われそうになるシーンはハラハラドキドキ。羊とオオカミの気恥ずかしくなるような友情に、こちらまでにっこりさせられてしまう。

霧の中で必死にメイを探し助けたガブが情けない感じに格好よかった(笑)お月様がすきだなんてなんて可愛い狼なんだろうv

メイがガブの仲間に狙われてしまう。仲間と友達と、どちらが大切か？という話。 なんとなく結末は読めるのに、途中何度も「次はどうなるのか!?」とはらはらどきどきさせられました。