
総合評価
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powered by ブクログ面白い。哲学対話について語られていた本にあった、「変わることを恐れず、楽しんでください」というルールを思い出した。変化を嫌う、認めない人は余裕がない人、ということになるのだろうか?
71投稿日: 2025.07.06
powered by ブクログ8月は仕事が忙しい&職場のコロナ対応に 追われて 気づいたら、もう8月も下旬に入りそう(涙) コロナにかかってないのがもはや奇跡。 そんな中で読んだこの文化人類学入門のこの本。 私たちが「普通」、「当たり前」と思っていることが 別の国や地域では当たり前じゃないことを 改めて再確認できる内容でした。 個人的には日本と海外の宗教への考え方や 日本の就活はある種の大人になるための 儀式のようなものという考え方に なるほどなぁーと思いました。 きっとこれからの日本は外国人も増えていく中で お互いの価値観や考え方を尊重していくことが 必要になっていくんじゃないかなと思うけれど 中々、自分と違う考え方や価値観を理解するって 難しいから、少しずつ受け入れていくことから 始めていきたいな。
70投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログ「あたりまえ」って、普段は全く意識することなかなく存在しているけど、その輪郭がなかったものがはっきりと浮かび上がってきた感じ。 私のあたりまえが、世界にまで目を広げると全然あたりまえじゃなかった! 本で読むよりもフィールドワークに出かけると、より体感できるんだろうな。 ネットでも情報はどんどん入ってくるけど、自分のあたりまえが覆るような体験を特に子供たちにはして欲しいと思った。
48投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログ引きのある切り口で文化人類学とは何かを知れる本でした。良い意味で抽象的な学問に思えます。何かと何かを対立させたり比較させたりすることもなく、新しい学びから変化を強要することもなく、ただ、その状態がなぜ存在しているのか本質を考えようとすることで、自分たちと意外と地続きなんだと思えることもある、そんな話のように思いました。最近の社会の流れにも合っているような気がして、興味深いところでした。 中では、日本の努力信仰の話がおもしろかったです。たしかに呪術信仰みたいなものですね(笑)。 構造好きにおすすめの本です。
41投稿日: 2025.03.30
powered by ブクログ【書名と著者】 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門 【目的】 自分のあたりまえ、みんなにとってのあたりまえではない。当然のことだけど、日々自分の主観で過ごしていると、自分のあたりまえに埋没してしまう。 なので、あたりまえ自体があたりまえじゃない、という認識を持ちたくなり、ライトに読めそうな本書へ向かった。 【読後感】 アジア社会の集団の違い、文化の違いから、自分のあたりまえって本当に硬直化してるんだなと感じた。 人間ひとりひとりが環世界を生きている、くらいに、大前提として相互理解に対する諦念を抱いて暮らしていきたい。そのほうが、ストレスフリーな気がする。 【印象に残ったポイント】 ・家とJTCは似たり 共通項をもたない集団として、価値観や考え方を共有しているかチェックされる。 JTCの飲み会行ったり、プライベートな話を出さないと、なんかよくわからん奴として扱うカルチャーはまさに家的だなと感じた。(好きではない) ・贈り手の権威化 仕事の発注をする人、認可を出す役人、金をまく政治家、ぱっと思い浮かぶだけで確かに贈り手が権威化する事象が思い浮かぶ。 この権威化する作用はうまく使うと人間関係の維持発展に生かせそう。 ・民族、家族は全く一様ではないし、境界線も異なる 昔の商家が婿をもらう、位は知っていたが生物学的な父が子育てに関与しない事例など、日本とはかけ離れた家族形態の存在、家族の範囲の違い。 個人的に、何も考えず暗黙のあたりまえだった観念が切り崩された感覚がある。 【要点】 1.あたりまえって本当にあたりまえ? 自分自身を相対化する作用が文化人類学にはある。 異なる言語空間に身を置くことで、自分の文化を再発見する。 文化とは、無意識の行動パターンや意味づけ。暗黙のルールの共有。 これを可視化するために、フィールドワークとして参与観察し、民族誌をアウトプットする。 2.集団と親族 親族とはウチ/ヨソを分ける出自による集団の形成。(父系、母系、双系と3つある)。 クランとリネージ、キンドレッドという見方がある。 クランは出自を辿った先が神話や伝説に行き着く集団、リネージは具体的ないつどこの誰と辿れる単位の集団。キンドレッドは私から見た親族の範囲(日本の場合だと、合理的に解釈可能なのは6親等くらいか?)。 たとえば、日本の天皇制は父系の集団であり、クランかつリネージ。 事例:タイとラオスの屋敷地居住集団。男が婿として妻の実家の近隣に住んで共同生活をする集団がある。 中根千枝氏によると、集団を決める基準は資格と場の共有であるそう。日本は場の共有を優先する傾向がある。とくに家(生活共同体かつ経営体)。 家という観念は場、なので共通項をもたない場合において価値観や考え方の統制が必要。だからプライベートに立ち入りあう集団。 資格と場の原理はどう集団の中の優劣がつくのか、優劣が変わるのかを説明可能なアプローチかもしれない。 3.家族と血 まず大前提として世界的にも日本の歴史を振り返っても、血縁は家族の必須要件ではない。 実際、日本の場合には商家には外からちゃんと経営できそうな婿を取ってた時代もある。 核家族を普遍的な単位として世界の家族を説明しようとした学者もいたが、ちょっと強引。 東南アジアの事例、フーヤル。父なしの母系家族形態。生物学的な父は家庭におらず、母方の叔父が子供を育てる。生殖した父≠教育する父。 生物学的な父親と、法的な父は必ずしも一致しない。 4.贈り物と負い目 トロブリアンド諸島のクラ交換。2つのアクセサリーを島間で時計回りと反時計回りで贈るもの。いつ何のために始まったかは定かでないものの、作法が細かく規定されている。 第三者から見ると、贈り物というよりは時間差の交換のようにも見える。 贈り物をもらう側には負い目が発生する。このため、贈る側を権威化しない取り組みをしている人たちも存在する。 ムブティという人たちは獲物をとったら分配するが、このとき獲物を獲得した人が権威化しないように成果をディスってから、分配する。 トゥルカナの人たちは、とにかくクレクレ攻撃する。もらう側に主導権がある。 こんな風に、与え手の権威化を回避する風習がある。当事者ではその時々の贈与だが、文化人類学者という第三者の視点からは、時間差の交換とも解釈可能。 5.穢れと禁忌 唾液。体の外に出したら汚いものと認識されるのはなぜなのか。 汚さとは場違いなもの。言い換えると、キレイにすっきり分類できないもの。分類から逸脱したもの。 境界は時間だったり(黄昏時には何か出るとか)、空間だったりとか、人生の節目だったりとか。(厄年とか?) 禁忌には神聖へのタブー、穢れへのタブーいずれもある。 たとえば、王は人と神のあいだ。生理中の女性の血は、など。タブーはあいだにあり。 6.儀礼と境界 つらい就活、儀礼。儀礼の分類は3つある。強化儀礼、通過儀礼、状況儀礼。 いずれも、状態の移行のために行うもの。(就活であれば、学生から社会人へ) 儀礼のプロセスは日常からの分離、過渡の非日常、日常への統合からなる。 葬式を例に出すと、お通夜→四十九日→忌明け。 7.宗教と宗教心 日本人は無宗教と言われるが、お守り捨てるとバチあたりなんて言ったりもする。 NHKの調査によると2018年時点で日本人の6割が無宗教を自認する。 では、宗教とは? ①教義と教団を持つ、唯一神への信仰。 ②超自然的な力への信仰。 日本の信仰形態は色々。神・仏・超自然のミックス状態。 宗教への帰属はないが、信仰心はありそうなのが日本人といえそう。 8.呪術と科学 不運なとき、どう解釈するか? 管理の努力、神の加護が足りない、妖術による、など。これらの解釈は社会によって異なる思考のバリエーション。 なぜ、この時に限ってこんなことに?という疑問に対する、神秘の因果関係。 西洋人は宗教>呪術と、呪術を馬鹿にしがちだが、信奉している科学と呪術は似たようなもの。 精度はさておき、自然への働きかけと因果関係を示すものであるため。 科学と呪術の違いは、この因果関係を解き明かす大前提となる、背後の世界観が異なる。 科学は自然の因果、呪術は神秘の因果関係に着目しているだけ。 9.民族とエスニシティ 日本人とはなにを共有する集団なのか。国籍?言語?民族?文化? ラオスの事例。ラオスという国づくりの段階で、いろんな民族を再分類した。 低地ラオス、山地ラオス、その他ラオスと、住んでる場所ごとの分類。 また、生まれではなく育ての親のカルチャーにより民族を自認するケースもある。 また、異なる民族だが文化的に酷似しているケースもある。 境界があるから民族がある。かつ、この境界は流動的で可変的。 タイのイサーン地域、たった10年の間に通用する言葉がラオ語からシャム語へ変わった。また、この地域の人はイサーン人を自認する。 こういう集団に対して、エスニシティという言葉が便利。 エスニシティとは共通の文化をある程度共有する集団、またはその文化的な特性を指す。 中国人≠台湾人、なんかもエスニシティ。また、定義は変わるけどカテゴリとしての呼称は残る。また、エスニシティは複数に属することができる。 日本人かつアイヌ人、など。 10.人間と文化 文化人類学とは、多様性を明らかにしたうえで共通性を探求する学問である。 多様の度合いがどこまであるのか(犬食OK/NG、納豆OK/NGとか)、共通性はなんなのか、これらがどう変化するのか。 例えば日本では、江戸期までは犬を食べていた。 探求に際してはフィールドワーク。ともに生活することで、よそ者の目線で暗黙の行動パターン・意味づけ・ルールを見つける。 外から見るとみんな仲良し、と見せてる村でも当然中に入るとそうでもないことがわかる。中に入らないとわからないことがある。 中に入ってすぐわかるものではなく、長い時間をかけて信頼関係を気づき、日々得られる断片的な情報を認識し分析を重ねる必要がある。 ここで得た事実からの学びより、描写を通して得られた洞察を学ぶのだそう。
25投稿日: 2026.05.26
powered by ブクログ本のタイトルが、「あたりまえを疑う」ではなく「あたりまえを切り崩す」となっているのを疑問に思っていたが、実際に本書を読んで、その意味が理解できた。 「あたりまえが切り崩されてしまう体験を大事にしよう」という本書のメッセージを忘れずに心の中に入れておきたい。
14投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログ常識とは?を考えさせられる内容だった。 他文化で暮らしたことはないが、他文化を知ることで、自分達のことも理解していきたいと思う
14投稿日: 2025.01.12
powered by ブクログ異文化の習慣と私達日本人の習慣の違いを知り、文化的な多様性を認めることができることを研究しているのが、文化人類学という学問だということがわかるような本の作りになっています。非常に面白いですが、表紙の絵のようなポップな軽い感じの文章ではなく、中身はしっかりしています。
13投稿日: 2025.12.05
powered by ブクログ本書は、世界の異文化事例を紹介し、私たちの日常にある「常識」に問いを投げかけ、文化人類学的な視点を与えてくれる一冊です。既知の事例であっても、改めてその背景にある理論的解説を読むことで、より理解を深めることができました。 特に興味深かったのは「アノマリー(境界にあるもの)」についての記述です。空間や概念の境目にあるものは、しばしば「不安で危険なもの」とみなされます。例えば「汚れ」という感覚は、物質そのものの成分による問題ではなく、それが「身体の内と外の境界をまたいでしまう」ことによって生じます。人間にとって「自分であって自分ではない」という矛盾した存在は、既存のカテゴリーに分類しきれない気持ち悪さを抱かせ、それが「汚い」という忌避感情に繋がるのだと理解できました。 こうした現象を、フィールドワークを通じた身体感覚として体験する文化人類学者たちは、安易に他者を分断することはありません。彼らはあくまで各社会の特徴を捉えた上で、 ①「人間の文化がいかに多様であるか」を問い、 ②その多様性の深層にある「人間としての共通性」を探求し、 ③「文化的な多様性がどのように変容していくのか」を記述しようとします。 一度、慣れ親しんだ自文化の世界から切り離され、異なる言語空間で生活する。そのプロセスを経て初めて、これまで当たり前だと思っていた世界が決して自明ではないことに気づかされる。文化人類学とは、知的な刺激に満ちた、実に興味深い学問であると感じました。
12投稿日: 2026.01.30
powered by ブクログ文化人類学の入門書として読みやすくわかりやすい。すでに文化人類学を学んでいる人にとっては当たり前を切り崩す、までの衝撃はないものも、項目ごとに分かりやすくまとめられていて、改めて理解が進んだ。
9投稿日: 2025.04.26
powered by ブクログ私の命を救った一冊です。 特に、「努力」についてのお話はとても「読んでよかった」と思いました。 お陰で、考え方を変えるきっかけになったのとと同時に、これまでの「生きづらさ」から救われた一冊です。
6投稿日: 2025.01.25
powered by ブクログ表紙が良かったので買った。表紙に書いてある問いに興味を持った。けど、中身はそれほどでもなかった。 当たり前なのかもしれないけど、表紙や目次にあるような問い達に対して、ずばっと答えが明示されているわけじゃない。要は、「日本では当たり前とされている感覚も、広い世界を見渡したら、当たり前のことじゃないのかもよ」と言っている。 それだけ。 タイトルにもあるからそこが一番重要なのは分かるけど、一冊使って伝えたいメッセージはそれだけなんだ……という肩透かし感があった。 あと、挙げられている例がいわゆる「未開」のイメージのある場所ばっかりで、それだと「先進国の考え方は似る」という誤解に繋がりそうな気がした。
5投稿日: 2025.10.02
powered by ブクログ見直すのではなく、 あたりまえを切り崩すという表現に こだわる作者の気持ちが分かる。 いい、悪いではなく、 文化人類学を学ぶことで 常識の崩壊に巻き込まれることを伝えたいんだね。
5投稿日: 2025.06.24
powered by ブクログ家族、宗教、民族などの複数の切り口から、文化人類学という学問と、各国の文化の多様性、そのベースとなる思想、思考について学ぶことができる本。 自分がもつ考え方は物差の一つにすぎず、言語や文化が違うだけでその物差しは大きく変わること。そして、自分の物差しが生み出す偏見なしにものを見ることが難しいことを自覚することの重要性と、見たいものしか見ていないのだからこそ、柔軟な思考をもつために、それを反省的にとらえる思考をつねに働かせることを忘れないようすることの大切さを学ぶことができた。
5投稿日: 2025.05.17
powered by ブクログあたりまえとも思えないぐらい身体に染み込んでいるあたりまえが崩された。あまりにも自分が見ているもの、感じていることは世界のほんの一部なんだなと実感。 特によかったのは「通過儀礼」についてと「宗教心」について。 文化人類学、おもろしろい!色んな文化を知ってみたい。面白い風習とか文化の地域が世界にはたくさんあることを知れた。
5投稿日: 2025.04.18
powered by ブクログ2025/06/09 ツイッターで見つけなければ、この表紙でなければ(新書的ではない)読んでなかったと思う。中身は新書というか研究書な感じがする。表紙って大事やな。 お題?にそって考えをコネコネしてるけど、答えはあまりでていない気がする。それが文化人類学? p113 私達にとって土足で室内に入るというのは、どこか汚らわしいというイメージを喚起します。私達にとって室内で履かれる靴は「場違いなもの」なのです。しかし、多くの西洋人はそのように感じないのでしょう。これは私たちと彼らの内側と外側の感覚が違うことに関係しています。 私たちは玄関を境に内側と外側を区切りますが、彼らはリビングまではまだ観念的には外側であり、寝室とリビングの間に内外の境界線を引きます。彼らにとってプライベートな空間はあくまで寝室であり、家族が集う場所であるリビングはもうプライベートな空間ではないということになります。 p153 日本のシューカツ(学生→社会人)はバンジージャンプ(子供→大人)のように通過儀礼。現代の就活がつらいのは、通過儀礼だから。通過儀礼における境界状況では、儀礼の参加者が周囲の人々から悪口や罵りを受けるといった現象が見いだせる p154 社会人という単語は英語にはない。「社会にでる」と言ったときの前提には、子どもや学生、主婦、高齢者など経済的に依存している立場の人たちが家庭という領域から外に出るという意味が含まれています。 英語圏では、このような日本語の「社会」とは異なり、すべての人はsocietyの一員だと考えられてます。 →一単語で表せない英語の単語とかあるけど、これも同じやな。その領域に興味がないと分解されない。イカとタコを同じ単語で呼ぶようなもの? p165 神社は森と村の境界線上に建てられることが多い
4投稿日: 2025.06.02
powered by ブクログおもしろかった! 贈り物のお返しをすることが客観的には交換に見えること、汚さの正体、家族と血のつながりの話が私には特に興味深かった。 文化ごとの違いと、違う文化同士でも共通点があることが非常におもしろい。 自分の当たり前が必ずしも他者や違う文化における当たり前でないことはなんとなくわかったつもりでいたけど、きっと全然わかっていなくて、この本を読んで自分の「べき」みたいなところが少し緩んだ気がして楽になった。 ☆4.0.
3投稿日: 2026.03.08
powered by ブクログ著者が大学で行った講義をもとに再構成された、文化人類学の入門書。 文化人類学。ぼんやりとイメージは沸くけれど、体系的にどんな学問か?と言われるとよく知らない。そんな素人の私にぴったりの一冊だった。 構成としては、1~8章が各論で、9章がまとめ。 身近な「当たり前」をテーマに、それって本当に当たり前?という問題提起から始まり、具体的な反証例をいくつか引き出しながら、文化人類学の古典的な理論に触れつつ、最後には「文化人類学的なものの考え方」で締めくくる。 各章この分かりやすい構成の積み重ねで非常に読みやすい。 その具体的事例を通して、文化人類学者の調査・研究方法(フィールドワーク→問いの発出→理論化)がよく理解できるつくりになっている。 そして、8章分読んで概ね読者の頭に文化人類学のイメージが出来てから、終章に「文化人類学とは」をもってくるのは実に構成が上手。 文化人類学は、人間文化の多様性を肌身でもって感じ、一度日本人としての自分が持っている常識を取り払いながら、最後には共通点を探して理論化していく、なかなか面白い取り組みだと感じた。 残念ながら個人的には、本書で取り扱われた個別のテーマにはそこまで深い関心を持てなかったものの、この大和書房×早稲田大学の「学びの杜プロジェクト」シリーズについては、他の本も読んでみようと思わせるくらい見事な構成の入門書だった。
3投稿日: 2025.07.22
powered by ブクログ文化人類学の本を読むのは初めてだったけれど、非常に楽しく読んだ。知らないことを知れて楽しい反面、あまりにも自分が今生きている日本や令和と掛け離れた部分が多く「そんな世界もあるんだ〜と」豆知識を得るような読み方になってしまった。 なんでマイナーな地域ばっかり取り上げるんだろう、と疑問を持っていたのだが、それが後半に解消されたのが良かった。すでに社会やコミュニティが形成されている地域の風習や文化を取り上げ、比較・考察するのは「社会学」らしい。文化人類学とはそもそも未開の地(のような場所)を研究するものなのだそうだ。全く知らず、なんとなく手に取ったのだがそれを知れて良かった。 細かいことを言うと、家族、贈り物、宗教、呪術、日本人の章が面白かった。
2投稿日: 2026.02.27
powered by ブクログ文化人類学とはなんぞやを説いた本。 思っていた学問と違った❗️文化とは多様で常に変化的であり、また歴史や地理や政治によっても変遷していく。そのなかで、人類の普遍的な物は何か?を見つけていく学問。 本書でも説かれているが、婚姻一つとっても多様で、しかし生殖行動、生き残りの確実性という点を見極めると、その多様性にも普遍的なものがみつかる。 日本人としての民族としての定義の難しさと、他民族との間の文化の連続性を考えると、人種差別、民族差別とはなんぞや。と思いたくなる。しっかり文化人類学を学ぶ事は差別をなくす一歩かもしれないと思うと同時に、冒頭で述べられているように、文化や生物学的生存性が連続してるため、自民族と他民族に分け切る事ができないため、他民族全てがアノマリーとなり、不快感を感じるのだろうという理解もできた。 言語的理解は単語の意味も含めて難しかったが、とても楽しく読めた。
2投稿日: 2025.12.26
powered by ブクログ実際に大学で行われた講義内容が一冊にまとめられているので、講義を受けているような感覚を楽しめた。人は見たいものしか見ないという一文にはハッとさせられるものがあった。長い年数をかけ様々な民族の文化を切り開いてきた学者たちには敬意を示さずにはいられない。
2投稿日: 2025.08.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
文化人類学というものを本書で初めて知りました。日常にある素朴な疑問を、世界各地の多様な文化と事例により紐解いていく内容でしたが、どれも興味深いものでした。学生の頃にこんな講義があったらぜひ聞いてみたかったです。 全く別なところに住んでいても、意外な部分で文化や風習における共通点があるものですね。面白いです。
2投稿日: 2025.08.07
powered by ブクログ文化人類学がフィールドワークによって得られた知見の蓄積であるということがわかりました。 異なる文化同士の共通性について知ることができ面白いと思いました。 特贈答文化のところの首飾りとかの贈り物が島々をぐるぐるまわっていくというクラの文化が特に印象に残りました。
2投稿日: 2025.07.31
powered by ブクログ今の自身の読解と意味付与には、大いに使えた。 人類二千年の埋葬と新時代への再生の参考になった。 特に、境界状況、リミナリティは、面白い。現在の過渡期にも、そのものの対象として扱える。枠組み、前提条件の再認識が、必要だね。過渡期だねぇー、平岡さん。
2投稿日: 2025.06.05
powered by ブクログ文化人類学の考え方を紹介した入門書。興味あるところをつまみ食いのように読んだ。 第0,1話は面白かった。文化とか集団とかの特徴を、さまざまな社会の事例から相対化するとともに、その共通性を見出していた。 第5話は中盤まで面白かったけど、後半の就活が儀礼というのはなんかこじつけな気がした。就活は確かに学生→社会人になるために避けては通れない活動期間ではあるだろうけど、それを文化人類学的な概念としての「儀礼」に当てはめられるかは、著者の本書での説明を踏まえると、ちょっと微妙ではないか。また就活は多くの人が参加するだろうが、その過程で、全員が楽\苦労しているとは限らないし、種々の試験などで一般的な就活を経験してない人もいるわけだから、やはり儀礼として説明するのはなんか違和感がある。 わかりやすい説明をしようとして就活を例に持ち出したけど、本章内での論述に整合性が取れなくなってしまっている気がする。
2投稿日: 2025.04.19
powered by ブクログそうそう、これこれ。 こういった本に出合うために本を読んでいるんですよ。私は。 他の文化に触れることで、自分の文化を見直したり、共通項を探したりして色々弄ったり眺めたりすることで、外から自分の文化を見る視点を獲得出来るんじゃないかと思っていて、まぁ、それって文化人類学的なのかもしれない。 本当は参与観察するのがよいんでしょうけど、そんなに期間を取るのは難しい、海外に行くのも金銭的に難しいし、そもそも外に出るのがあんまり好きじゃない。そんな私は本で自分の常識と違う常識を持った人を見るのが好きなんですよ。だから自分が体験したことがない状況にある人の目線で書かれた本が好きだったりします。 そう考えると文化人類学の本って私の求めているものなんじゃないかと思ったりするんですよね。ということで最後に書かれていたお薦めの入門書は買って読んでみようと思う。
2投稿日: 2025.04.11
powered by ブクログ身近な問いをエピソードに、わかりやすく読み応えのある内容でした!最終話の「あたりまえを切り崩す」がストンと腑に落ちてきて、文化人類学とは?とずっとモヤモヤしてきた個人的疑問もスッキリ。
2投稿日: 2025.03.01
powered by ブクログ世界の民族の文化と日本の文化の違いや似ている点が書かれていて面白かった。 印象的だったのは スーダンのアザンテ人は事故や友人の機嫌が悪い等、何かあった際に「妖術」のせいということにする。 自分達の力の及ばない所で起る、運要素の強いことを昨今「努力」のせいにしがちだが、キリスト文化では「神」だったりスーダンでは「妖術」だったりを用いているという事。 自己責任とするよりよっぽど健康的な考え方だなと思った。 日本の宗教やスピリチュアルや科学も同じで、ある事柄を別の言葉で説明しているに過ぎないんだろうな。 文化人類学が視野が広がるから好き。
1投稿日: 2026.03.01
powered by ブクログ文化人類学のものの見方を教えてくれる本。 人は境界を忌み、不安を感じるという話が興味深く、印象に残った。
1投稿日: 2026.01.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
■読んだ動機 良い評判を耳にして。 ■感想 ちょっとそういう文化もあるんだ、それがこういう構造になっているんだというのがわかった。が、ちょっと難しかった。
1投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログ初めて文化人類学に触れてみました。 私達が当たり前だと思ってたこと、ものごとの境目が他の社会では全然違うことがあるというのが面白いなと思いました。
1投稿日: 2025.09.25
powered by ブクログあたりまえをどう切り崩すか? 家族のあり方については、物凄く考えさせられました。 自分の中では確固たるものだと思っていたものが、国、地域、日本においても時代によってもここまであり方が変容しているとは思いませんでした。 少子化、AI化が進むとどんどん変わるようなきかしました。
1投稿日: 2025.09.22
powered by ブクログ「自分の物差しで問うのではなく、自分の物差しを問いなさい」 自分の癖や習慣 思考パターンに気づく→自己変容 運という考え方は 中国の陰陽五行説から 今日の努力信仰も神秘的因果関係 神秘的因果関係の比較。納得させる世界観の中を生きている⇒呪術は他人に原因を求め,神の御加護は超自然的存在に原因を求め、努力は自分に原因を求めている ↑ 原因結果の形で収束させたい脳の働きかなぁ(my opinion)
1投稿日: 2025.09.09
powered by ブクログ常識を相対化する それは多様性を受け入れ未来志向で生きていくための手段でもあり、自由に生きるための重要な鍵でもあるはず 『文化人類学は、文化の多様性を理解するだけではなく、多様性を踏まえたうえで見いだせる人間としての共通性について探求する』
1投稿日: 2025.09.03
powered by ブクログ自分が当たり前と思っていることは世界では当たり前なのかを世界の多様な人々の生活様式を通して視野を広げてくれる本。 導入は身近で疑問に思っていることを取り上げてくれるので入りやすかったが、本題の内容は少し難しく、大学で文化人類学の授業を取っていた自分も懐かしく感じる中で少し飽きてしまいそうだった。 最後のまとめでは、文化人類学者もひとつの物事を比較することしかできなくなっているが、多様な視点を持って共通点を繋ぎ合わせる視点を持つことも重要だと書かれていた。これは日常生活でもひとつの物事だけでなく広い視野を持って考えるべきだというメッセージのようにも感じた。
1投稿日: 2025.08.19
powered by ブクログ知識としてまとまっているのがわかりやすい。キャッチーな売り文句に対して新規性みたいなワクワク感はなかった。実際にこうゆう研究をすると楽しそうだけど本で読むとふーんで終わっちゃう感じ。
1投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログネットで面白いと話題になっているのを見て気になったので読んでみた。 結論からいうと、こういうのが面白いと思う人がいるのは分かるけど、今の自分にははまらなかった。大学生の時に、社会学の授業を受けて面白いと思ったことがあるけど、もし大学の時に文化人類学という授業を受けていたら面白いと思ったかもしれない。 「そりゃ、世の中そういう考えの国や民族もあるかもね」と思った。まあ、よく言われることだけど、当たり前を疑うことは大事なんだろうなと思う(この本では、「疑う」ではなく、「切り崩す」としてあるけど)。 コロナ禍の日本の実情について、磯野真穂という方が「和をもって極端となす」 と表しているのは面白いと思った。日本社会は、海外から見ると独特な文化なんだろうな。 日本の「就活」は一種の儀礼という内容は確かに一理あるなと思った。自分は新卒の就活では100社ぐらいうけて全部落ちたぐらい失敗した人間だけど、あれは確かに一種の通過儀礼だったよなと思う。売り手市場だとまた違うのかな。 ンデンブ社会における、首長に就任する際の通過儀礼は興味深かった。首長に就任するのに、歓迎ムードではなく、説教や罵倒を浴びせられるらしい。就任後はどうせ誰かしら叩く人がいるのだから、就任時にメンタルを鍛えておくという意味合いがあるのだろうか。一つのやり方ではあると思うけど、日本ではできないなと思ったら、著者が「日本でも総理大臣が選ばれたときにやったらいいのではないかと思います」と書いてあって、その理由が「そうすれば普段から虐げられている一般人の気持ちが分かる」とあり、それはなんかちょっと違う気がした。 日本語の「社会人」という言葉については、ハッとさせられた。「社会」だけでいうとすべての人の活動という意味な気もするけど、「社会人」というと働いている人を表すというのは確かに不思議だよなと思う。「会社人」なら分かるけど、なんで「社会人」で働いている人という意味合いになったのだろう。 何でも妖術のせいにする国の話については、自分は「妖怪ウォッチ」を思い出した。自分はちゃんと見たことないけど、寝坊したら妖怪のせいにするとかいう歌で、なんでも妖怪のせいにすると批判的な人もいたような。なので、日本でもそういう考えは受け入れやすいのではないかなと思う(フィクションの世界ではあるけど)。
1投稿日: 2025.08.12
powered by ブクログ文化人類学はいかなる学問なのか、その面白さ、有益性を平易な言葉と豊富な事例で紹介してくれる。 当たり前を切り崩される体験を大事にし、より豊かな思考法を身につけ、いろいろなしがらみから自由になりたいですね。 文化人類学はそれを強力に促進してくれる魅力的な学問の一つであることはよく分かりました。
1投稿日: 2025.08.11
powered by ブクログTwitterで話題になっていたから読んだけどあんま面白くなかった。割と難しいことが書かれているので人を選ぶかも。
1投稿日: 2025.08.10
powered by ブクログ新書の入門書などもかつて触れたが、基本的な文化人類学の問題設定と解説ということで向き合いやすい形式。
1投稿日: 2025.08.10
powered by ブクログあまり読まない分野の本でしたが、最後まで興味深く読ませていただきました。自分の当たり前を切り崩すことの大切さを感じます。当たり前っていうのは気にしてないってことで、切り崩すって言うのは注意して観察してみるってことなんじゃないかな。人間は進化しているんだけど変わらない部分もあり、その事を理解する。自分だけじゃない、世界の人にも同じ事が考えられそうだ。
0投稿日: 2026.07.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門』(箕曲在弘)は、まさに「文化人類学って何?」という基本的な疑問に対して、納得させてくれる一冊。 高校生の頃に読んでいたらよかった。 けれど今読んでも、十分に面白く、そして深く考えさせられる内容です。 文化人類学という学問は、異文化の儀礼や慣習を調べるものだと思う。ところがこの本は、その先にある「自分のあたりまえを疑う」という知的営みにこそ文化人類学の本質があることを教えてくれる。 例えば、「努力すれば報われる」という信念が、実は偶然性を排除したいという欲望から生まれた一つの世界観に過ぎないという指摘は趣深いものがある。 私たちは、運や偶然を「努力不足」として処理してきているという見方はまさに趣き深いよね。 また、「就活は通過儀礼である」という視点も新鮮だった。 これ、就活で長くお仕事されてきている就活ワークス 神瀬さん が出会ったころからずっとおっしゃっていて、まさしく文化人類学的にも そうなんだと感じた次第。 慧敏でしたね。 いや、そもそも「社会人」という区分が世界には存在しないのだ。 そして、日本では「社会人になる」という事が特別な意味を持ち、就活がその儀式として機能している。 これは文化的背景がいかに私たちの行動や価値観を形作っているかを如実に示している。 というより、これは社会集団を構成する要因として、二つの異なる原理が指摘できる。それが、「資格」と「場」。 集団には、「資格の共通性」によって構成されるものと、「場の共有」によって構成されるものがあるというわけ。 そして日本は「場」における社会集団が重視され海外は「資格」なのだ。 これ就活の話を繋げてみると、なぜ日本はメンバーシップ型で、海外のようにジョブ型にならないのか、という理由でもあるのではないか。 就職活動が就活ではあるものの、日本の実態は就社であるわけで。 そのため「社会人」という概念も独特といえる。「社会人」と言うのは資格ではなく、主に企業という組織に所属しているという「場」の論理が大きいからだ。 カミについてはもう少し書いて欲しかったが この本の魅力は、事例研究を通して文化人類学のエッセンスを丁寧に紐解きながら、最後に「文化人類学とは何か」を明快にまとめてくれている点といえる。入門なんだから。 読者は、ただ知識を得るだけでなく、自分自身の思考の枠組みを揺さぶられる。 そして過去に読んだ本がより鮮明になる事もある。 例えば 「贈り物」の考えというのも、「サラ金の歴史 消費者金融と日本社会」 (小島庸平)を改めて思い起こさせるものだった。 「呪術と科学には思考法の共通性がある」という視点は、私たちが見落としている日常の奥深さを教えてくれるよね。 こうした視点は、最近の日本社会が抱える課題――排外主義や多様性の欠如――に対しても、鋭い問いを投げかけてくれる。 文化人類学は、世界を広く見るための学問であると同時に、自分自身を深く見つめ直すための鏡といえるな。 お子様の夏休みの読書にどうぞ。
0投稿日: 2026.06.27
powered by ブクログ人が汚穢を感じる理由や、日本の就職活動は一種の儀礼であるなどの話が面白かった。 「人に迷惑をかけてはいけない」という当たり前の考え方は、実は日本特有のもので、決して人類一般について当てはまるものではないと気付けた。
0投稿日: 2026.05.27
powered by ブクログ当たり前は当たり前ではないことに自覚的にならないと。最近よくこう思うのと文化人類学という学問への興味から読了。 様々な事例は紹介されながら一貫して「あたりまえを切り崩す」という主題について解説してくれていた。特に面白いと感じたのは呪術信仰と科学信仰についての章。何か思い通りに行かなかった時に超自然観(運が悪かったか)、宗教観(神のご加護がなかったか)、自己責任感(努力不足か)の中で自己責任感だけが自分を苦しめている。現代の経済社会では成長を促し、礼さんされるこの価値観は時に人を追いやるというのは皮肉と感じる。 また、呪術と科学も根源的な思考体系の中では同じ領域ということは前から感じていてこの話を奥さんにしてみた。細かいことは省略するがスピ界隈などの過激派は自分の世界で救いがあった事に満足するまでは良いと思うが人に推しすすめることが良くない。もっと自覚的になるべきとの意見だった。その旨を熱く語った後、最近主観的にすごく効果あったスキンケア用品を家族の分を買い込んで推し進め出した時はどこの落語かと思った。
0投稿日: 2026.05.20
powered by ブクログこの本を読むと今まで自分が当然と思っていたことが必ずしもそうでないことがよくわかる。そしてほかの学問との接続点が多い感じがして、広がりがある一冊。「境界にあるものを穢れとする」や「宗教と宗教心の違い」あたりは特に面白い
0投稿日: 2026.05.17
powered by ブクログ▼東京外国語大学附属図書館の所蔵状況(TUFS Library OPAC)https://www-lib.tufs.ac.jp/opac/recordID/catalog.bib/BD09926622
0投稿日: 2026.04.01
powered by ブクログ読み物として面白くない。 これは作者が悪い訳ではなく私があまり文化人類学にマッチしなかったからだと思う。 事例と抽象化は納得できるけど、それで何?という感想になってしまった。 例えば、だから私たちの文化はこうなってるとかそこから何が得られたかという部分が弱く感じた。
0投稿日: 2026.03.26
powered by ブクログ文化人類学というものに対して全く知らなかったけれども、読みやすかった。(各民族の具体エピソードは斜め読みしてしまったが、、) 異文化に触れることで「人それぞれ」と流すのではなく、自分の無自覚な前提や思考のクセに気づくことが大事なんだと実感。普段の何気ない行動を一歩引いて観察する視点、意識してみたい。 理系出身の自分からしたらフィールドワークって最初に目的・目標を設定するのが難しそうな印象で、本書でも意図して当たり前を崩そうとはしていないと書かれていた。地道な探究の重要性にも気づけた。
0投稿日: 2026.03.22
powered by ブクログ配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01443878
0投稿日: 2026.03.10
powered by ブクログんーー表紙に気になって買いましたが、よくある教養書なのかなぁといった印象。 民族やアイデンティティ、メタメッセージなど私たちの中を無意識のうちに取り巻く当たり前に切り込んだ本だったけど、図を用いても理解し難い内容が多々ありました。
0投稿日: 2026.02.16
powered by ブクログ文化人類学の入門書。大学での次年度以降の専攻を決めるために読んでみた。 自分にとっての「あたりまえ」が、この広い世界においては必ずしもそうでないということを、家族・宗教・呪術・贈答などの様々な事例からまざまざと感じた。個人的には、呪術と科学の共通性や民族及びエスニシティの定義にまつわる話が興味深かった。
0投稿日: 2026.02.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
文化人類学が問う「あたりまえ」を平易に解説してくれるめちゃ良書。 いくつかポイントはあったけど、「私たちがあたりまえと思ってることって何だろう?」がやはりキーかな。 学びになった内容は多いけど、穢れ/タブーとされるのは、カテゴリーの間にあるアノマリーだというダグラスの論理は驚いたな。 境界が異例なものを作り出すのは井戸や川に代表されるけど、あれはそういう理屈だったのかと。道祖神はある意味その不安定さから人を守るために開発された神だったのだなぁ。
0投稿日: 2026.02.08
powered by ブクログ9章人間と文化には、村での長期生活から村のなかにある人間関係の層を見出す話がある。 日本の社会も含めてどこにでもある話としつつも、転勤で引越しを幾度か繰り返した私は、新しく入った会社にも通じると思った。はじめはわからないけど、人間関係の濃淡によって行き渡る情報に差があったりするよなぁと。文化人類学とは関係ない話ではあるが。
0投稿日: 2026.02.07
powered by ブクログ入門として、わかりやすく、そして興味をそそる書き方で、とても良かったです! いかに自分に固定概念があるか気付かされる!
0投稿日: 2026.02.04
powered by ブクログ目次の、身近なテーマから当たり前を切り崩し、視点が多角的になる感覚に惹かれて購入。社会人という概念が日本特有なものであること、努力という新しい宗教に僕らは生きているかもしれないこと、当たり前に考えていた常識がただの偏見だったことに気付かされた。
0投稿日: 2026.01.28
powered by ブクログこの学問における大項目で章を構成し、各章に身近な例と具体的な経験を踏まえつつ、この学問がどのような観察や考え方をしているのか、分かりやすく面白く書かれていると思う。 異文化理解だけでなく、対個人において価値観等が合わない人と出会った際の、相互理解への姿勢とい日常においても、この考え方が役立ちそうだと思った。
0投稿日: 2026.01.15
powered by ブクログ当たり前だと思っていることでも、問いかけられると、たしかになんでだろうと思うことばかり。 「つまらないものですが」ってなんでいうのか、就活ってなんでするのだろう?日本人の境界線ってどこなのか? 当たり前を切り崩すことで、自由に考えられる。大事にしたい。普段あたりまえだと思ってることでも、俯瞰してみると新しい発見がありそう。
0投稿日: 2026.01.09
powered by ブクログ著者のフィールドワークを記載されたものではなく、これまでの文献から得たものをまとめた教科書のような内容だった。
0投稿日: 2025.12.29
powered by ブクログ興味のある内容とそうでない内容に差はあったものの、自分の正解=皆んなの正解ではない。 同じ地球上に生活しているものの、国が違えば風習や考え方も全く違う。 例えば、私は犬を可愛いと家族として生活しているが、他国の文化ではイヌ食もある。これは私にとっては信じ難きことだが、それを当然と捉える人も地球上に多くいる。 国という大きな視点で文化の違う人類がいることは分かっていた。 だが、自分が関わる職場や地域のコミュニティなど対象を小さくしたとき違和感やズレと感じていた。 育った環境や経験も違うから考えや意見も違ってくるよね、と。身近になればなるほど同じ括りで決めつけてしまっていたので、根本が違うんだよと頭に擦り込んでいきたいと思いました。 自分のあたりまえがすべてではないよと。
0投稿日: 2025.12.04
powered by ブクログフィールドワーク、たしかに人生2回というのは過言ではないのかもしれない。。。 まさに入門にふさわしくこの分野に興味が湧いてきた。
0投稿日: 2025.12.03
powered by ブクログ青少年向けに文化人類学の概説として書かれた本だと思うけどどの世代が読んでも面白いと思う。汚穢れと禁忌の章が特に面白かった。はっきりとしたカテゴリー分けに収まらない境界のアノマリーが穢れと見られてしまうというのは色々なところで見られる現象だと思う。この説を唱えたメアリ・ダグラスの著作も読んでみたい。
0投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログ当たり前を切り崩すのは楽しい。特に家族の考え方は面白かった。生きていて生きづらさを感じたり不安になったりイライラするのは当たり前だと思っていることが狭いから起こりうることだと思う。多角的に物事を見てさらに歴史を振り返れば「今この場所ではこれがスタンダードなだけ」と思える。
0投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
そこまで衝撃的な内容があった訳ではないが、改めて私の生きている環境や時代の当たり前が、実はそんなに確固たるものではないのだと考えさせられた。 特に印象的だったのは、第7章と第8章だ。 国内で外国人排斥的な動きが高まっているが、果たして「日本人」とは何なのだろうか。 何か失敗した時、運が悪かったと考える人たちは、果たして信仰宗教を信じる人たちと何が違うのか。 色々考えるきっかけになった。
0投稿日: 2025.10.21
powered by ブクログ「当たり前」ってなんだろう 大学教授の著者が、文化人類学って一体どういうものかを多岐な例を使って説明した本著は、大学の講義的な分かりやすさと丁寧さ、寄り添いに満ちている。 自分の「当たり前」の理由を考えたとき。 それが「当たり前」ではない人たちのことを考えたとき。 あるいは、自分自身のルーツ・アイデンティティに想いを馳せるとき。 ここで説明された内容を頭の片隅に思い出せたら、と思います。
0投稿日: 2025.09.17
